V2 共 用 サーバ サブドメイン 利 用 者 用 マニュアル 第 1.0 版 2010 年 2 月 株 式 会 社 インフォジャム
更 新 履 歴 2010/02/05 1.0 版 作 成 2/17
目 次 1 はじめに... 4 2 WEB コンテンツをアップロードしよう... 5 2-1 FTP ソフトでのアップロード 方 法... 5 2-2 ディレクトリやファイルの 説 明... 6 2-3 ディレクトリインデックス... 6 3 CGI や PHP の 利 用 について... 7 3-1 CGI の 拡 張 子 について... 7 3-2 パーミッションについて... 7 3-3 各 種 パス 情 報... 7 3-4 CGI 関 連 の 各 種 プログラムへのパスとバージョン... 8 3-5 PHP について... 8 3-6 SSI (Server Side Include)について... 8 3-7 エラーログについて... 9 4 その 他... 10 4-1 共 有 SSL... 10 4-2 専 用 SSL... 10 4-3 リダイレクト... 10 4-4 カスタムエラーページ... 12 4-5 FTP over SSL/TLS... 13 4-6 生 ログ 取 得... 13 5 サブドメイン 用 コントロールパネル... 14 5-1 サブドメイン 用 コントロールパネルの 開 き 方... 14 5-2 ディレクトリにパスワード 制 限... 15 5-3 パスワード 変 更... 17 3/17
1 はじめに このドキュメントは V2 共 用 サーバをご 利 用 いただいく 方 のための 利 用 マニュアルです このマニュアルは パソコンの 基 本 的 な 操 作 方 法 ホームページの 作 り 方 やメールの 使 い 方 に 関 する 基 本 的 な 知 識 がある 方 を 前 提 とした 内 容 となっております 初 歩 的 な 操 作 方 法 や 基 本 的 な 用 語 について 詳 しい 解 説 はし ておりません もし このマニュアルを 読 んで 分 からない 一 般 用 語 についてはインターネット 等 でお 調 べいただ いたり お 近 くの 有 識 者 に 尋 ねていただきますようお 願 いいたします 4/17
2 WEB コンテンツをアップロードしよう システム 管 理 者 からサブドメインのアカウントを 発 行 されたら まずはじめに WEB コンテンツをアップして 動 作 確 認 をしてみましょう HTML 等 の WEB コンテンツをアップロードするには FTP ソフト 又 は FTP 機 能 の 付 いた WEB 編 集 ツール 等 を 用 います 2-1 FTP ソフトでのアップロード 方 法 ご 使 用 の FTP ソフトに 以 下 の 情 報 を 設 定 してアップロードしてください 項 目 説 明 例 FTP ホスト/サーバ サブドメイン 名 sub.example.com ユーザ ID サブドメイン 名 sub.example.com パスワード システム 管 理 者 から 指 定 されたパスワード iifwldj87 PASV モード アップロードできない 場 合 ON にしてくださ い 以 下 は FFFTP(FTPソフトのひとつ)での 設 定 画 面 の 例 です FTP 接 続 後 html ディレクトリに 移 動 してコンテンツをアップしてください index.html ファイルが 初 期 状 態 の 緑 色 のトップページになっていますので このファイルを 置 き 換 えてください ブラウザで http://ご 契 約 のドメイン / が 表 示 できるかどうか 確 認 してください FTP 接 続 機 能 の 付 いた 編 集 ソフトを 利 用 する 場 合 は アップロードディレクトリの 指 定 を /html/ としてください FTP ルートにはファイルはアップできません 5/17
2-2 ディレクトリやファイルの 説 明 FTP でログインすると 初 期 状 態 でさまざまなディレクトリやファイルがあります それぞれの 役 割 は 次 の 通 りで す / FTP ルート error/ 404 エラーや 401 エラーのカスタムページを 設 置 するディレクトリ HTTP_NOT_FOUND.html.var 404 エラーのページ HTTP_UNAUTHORIZED.html.var 401 エラーのページ html/ WEB のドキュメントルートです cgi-bin cgi-bin ディレクトリです index.html トップページのファイル log/ アクセスログが 保 存 されるディレクトリです access.log アクセスログ error.log エラーログ archive/ アクセスログのアーカイブです private/ WEB に 直 接 公 開 したくないファイルを 保 存 するディレクトリです CGI 等 からアクセスします ssl/ SSL 用 のディレクトリです サブディレクトリは 上 記 と 同 様 です html/ cgi bin index.html 2-3 ディレクトリインデックス ディレクトリインデックスとは http://sub.example.com/ を 表 示 しようとしたときに 実 際 に 表 示 される index.html 等 のファイルのことです V2 共 用 サーバでは 以 下 の 優 先 順 位 で 表 示 される 設 定 になっています index.cgi index.cgi.var index.shtml index.shtml.var index.html index.html.var index.htm index.htm.var index.php 6/17
3 CGI や PHP の 利 用 について 3-1 CGI の 拡 張 子 について CGI は 拡 張 子 が.cgi であればどのディレクトリに 設 置 しても 動 作 します 拡 張 子 が.cgi でないスクリプトファイルやその 他 実 行 ファイルは cgi-bin ディレクトリに 設 置 してください 3-2 パーミッションについて CGI プログラムをアップロードして 利 用 する 場 合 には ファイルのパーミッションを 下 記 のように 適 切 に 設 定 してく ださい 設 定 が 間 違 っていると CGI は 動 きません CGI プログラムファイル 700 CGI 設 置 ディレクトリ 701 CGI 設 置 が 書 き 込 むファイル/ディレク 601 トリ CGI はユーザ 権 限 で 動 作 しています(suexec が 有 効 です) 3-3 各 種 パス 情 報 CGI や PHP プログラムから 見 た 実 際 のパス 情 報 は 次 のとおりです CGI の 設 定 ファイル 等 でディレクトリ 指 定 が 必 要 な 際 に 使 う 情 報 です FTP ルート /home/vhosts/ドメイン 名 /subdomains/サブドメイン 名 / ドキュメントルート /home/vhosts/ドメイン 名 /subdomains/サブドメイン 名 / html/ (SSL でない 通 常 サイト) ドキュメントルート /home/vhosts/ドメイン 名 /subdomains/サブドメイン/ssl/html/ (SSL サイト) テンポラリディレクトリ /tmp 7/17
3-4 CGI 関 連 の 各 種 プログラムへのパスとバージョン CGI 等 がよく 利 用 する 各 種 プログラムのパス 及 びバージョンは 次 のとおりです プログラム パス バージョン perl /usr/bin/perl 5.8.8 python /usr/bin/python 2.3.3 sendmail /usr/sbin/sendmail postfix 2.3.3 date /bin/date 5.97 nkf /usr/bin/nkf 2.07 uuencode /usr/bin/uuencode 4.6.1 uudecode /usr/bin/uudecode 4.6.1 3-5 PHP について PHP は PHP4.3 または PHP5.1 系 がインストールされています 拡 張 子 について 設 置 するファイルの 拡 張 子 は.php とするか.htaccess で 自 由 に 変 更 することもできます パーミッションについて PHP は CGI と 異 な り apache/apache というパーミッションで 動 作 します そのため パーミッション 設 定 は CGI と 異 なりますのでご 注 意 ください プログラム/ディレクトリ パーミッション PHP プログラムファイル 606 PHP 設 置 ディレクトリ 705 PHP が 書 き 込 むファイルやディレクト 707 リ 3-6 SSI (Server Side Include)について 拡 張 子 が.shtml のファイルで SSI を 利 用 することが 出 来 ます 但 し #exec はセキュリティ 上 の 利 用 で 利 用 することができませんのでご 了 承 ください 8/17
3-7 エラーログについて CGI や PHP のエラーは FTP ルートの log/error.log に 出 力 されます CGI や PHP の 動 作 不 具 合 の 際 の 解 析 に 利 用 していただけます 9/17
4 その 他 4-1 共 有 SSL お 客 様 ドメイン 名 での SSL 証 明 書 が 無 くても 次 の 形 式 の URL にアクセスすると SSL 暗 号 化 された 接 続 がご 利 用 いただけます https://ホストサーバ 名 /~ドメイン 名 / 例 ) https://s203.zih.net/~example.com/ 共 有 SSL で 表 示 されるコンテンツは /ssl/html/ です 共 有 SSL では アクセスログやエラーログを 参 照 することが 出 来 ません ビジネスプラン 以 上 では 独 自 ドメインの SSL 証 明 書 での SSL もご 利 用 いただけます (SSL 証 明 書 の 取 得 維 持 費 用 は 別 途 必 要 になります ) 4-2 専 用 SSL サブドメインでは 専 用 SSL はご 利 用 いただけません 4-3 リダイレクト ホームページを 運 営 していると ディレクトリー 構 造 の 変 更 などでどうしても ファイルの 移 転 が 必 要 なケースが 出 てきます また 今 まではプロバイダの 無 料 スペースに 置 いていたのをドメインを 取 得 し レンタルサーバで 運 営 することになったとします かと 言 って 旧 URL には 検 索 エンジン 経 由 などで 多 くのアクセスがあり このまま 閉 鎖 してしまうのはもったいないというケースもあるでしょう このような 場 合 通 常 メタタグを 用 いて <META HTTP-EQUIV="refresh" content="2;url=http://www.example.com/newpage.html"> などとします この 例 で 言 えば 2 秒 後 に http://www.example.com/newpage.html にリダイレクトされることにな ります 多 くの 場 合 これで 十 分 なのですが この 方 式 だと 考 えうる 全 ての HTML ファイルに 対 して このメタタ 10/17
グを 放 り 込 んでやらなければならず ファイルが 多 いと 非 常 に 面 倒 になります このようなケースでは.htaccess を 使 ったリダイレクトで よりスマートな 解 法 があります.htaccess では ディレク トリー 構 造 そのままにリダイレクトさせることも 可 能 です /html/ ディレクトリに.htaccess を 次 の 内 容 で 設 置 してください RewriteEngine On Redirect permanent /test/ http://newserver/ これで http://xxxxxxx.com/test/info.html へのアクセスは http:// www.example.com/info.html このように.htaccess を 使 ったリダイレクトを 利 用 するとディレクトリー 単 位 で 移 転 ができますので 非 常 に 便 利 です が 最 初 の 事 例 で 紹 介 したように 画 像 ファイルだけを 移 動 させたい 場 合 は どうすればいいのでしょうか? ちゃんと パターンマッチによるリダイレクトも 可 能 になっています RedirectMatch というものを 使 います RewriteEngine On RedirectMatch (.*)\.gif$ http://www.anotherserver.jp$1.jpg などとします ここで 正 規 表 現 を 簡 単 に 説 明 しますと 括 弧 () で 囲 まれた 部 分 に 入 るものが$1 に 置 き 換 えら れます 例 えば http://www.example.com/test/abc.gif へのアクセスは http: //www.anotherserver.jp と $1 = /test/abc と.jpg を 合 体 させた http://www.anotherserver.jp/test/abc.jpg に 転 送 されるという 意 味 になりま す リダイレクトさせたいディレクトリに.htaccess を 次 の 内 容 で 設 置 してください RewriteEngine on RewriteRule ^/(.*)$ http://リダイレクト 先 /foo/bar/ [R,L] RewriteRule ^/(.*)$ http://リダイレクト 先 /$1 [R,L] example.com へのアクセスを www.example.com にする 場 合 は 次 のようにします RewriteEngine On RewriteCond %{HTTP_HOST} ^example\.com(:80)? RewriteRule ^(.*) http://www.example.com/$1 [R=301,L] 11/17
4-4 カスタムエラーページ エラーページとは 存 在 しない URL にアクセスされたときに 表 示 される 404 エラーや パスワード 認 証 のかかっ たページでパスワードを 間 違 えた 場 合 に 出 す 401 エラーなどのことです エラーページは /error/ ディレクトリにあるそれぞれ 次 のファイルを 編 集 することで 内 容 を 変 更 することが 出 来 ます HTTP_NOT_FOUND.html.var HTTP_UNAUTHORIZED.html.var 404 エラーのページ 401 エラーのページ 確 証 し.var ファイルは クライアントブラウザの 言 語 に 応 じて 表 示 内 容 を 一 括 して 記 述 するためのファイルです 形 式 は 次 の 通 りとなります Content-language: ja Content-type: text/html; charset=utf-8 Body:----------ja (ここに 表 示 する HTML を 書 く 日 本 語 用 ) ------------ja-- Content-language: en Content-type: text/html; charset=utf-8 Body:----------en (ここに 表 示 する HTML を 書 く 英 語 用 ) ------------en-- Content-language: fr Content-type: text/html; charset=utf-8 Body:----------fr (ここに 表 示 する HTML を 書 く 中 国 語 用 ) ------------fr-- 日 本 向 けのコンテンツであれば ja の 部 分 を 編 集 します 12/17
4-5 FTP over SSL/TLS FTP over SSL/TLS とは FTP のアクセスを 暗 号 化 して 盗 聴 によりデータが 漏 洩 することを 防 ぐ 機 能 です FTP over SSL/TLS を 利 用 するには 対 応 する FTP クライアントソフトを 利 用 する 必 要 があります 代 表 的 なソフ トをご 紹 介 します FileZilla http://sourceforge.jp/projects/filezilla/releases/ FTPES(Explicit) を 選 択 して 接 続 してください ポート 番 号 は 21 番 ポートです 接 続 モードを PASV モードにしてください Next FTP 4 http://www.toxsoft.com/nextftp/ 高 度 な 設 定 タブの SSL 暗 号 化 にて Explicit(SSL)(TLS)(TLS-C)(TLS-P) のいずれかを 選 択 します データ 接 続 を 暗 号 化 チェックボックスにチェックを 入 れます 4-6 生 ログ 取 得 /log ディレクトリ (SSL 場 合 は /ssl/log) に WEB サーバのログファイルが 蓄 積 されていきますので FTP でダウ ンロードしてご 利 用 ください また /log/archive ディレクトリに 過 去 のログファイルが 圧 縮 保 存 されています 13/17
5 サブドメイン 用 コントロールパネル サブドメイン 用 コントロールパネルは サブドメインのユーザが 利 用 するコントロールパネルです パスワードの 変 更 や ディレクトリにパスワード 制 限 等 の 設 定 ができます 5-1 サブドメイン 用 コントロールパネルの 開 き 方 メールユーザ 用 コントロールパネルへは 次 の URL にアクセスしてください ホスト 名 やメールアドレス パスワードが 不 明 な 場 合 は はシステム 管 理 者 にご 確 認 ください https://ホストサーバ:8443/ 又 は https://サブドメイン 名 :8443/ ログイン ID とパスワードは 次 の 通 りです ログイン ID: (サブドメイン 名 ) パスワード: (サブドメインの FTP パスワード) 正 常 にログインできると 次 のようなページが 表 示 されます 14/17
5-2 ディレクトリにパスワード 制 限 会 員 限 定 ページなど パスワードを 入 力 しないとアクセスできないページを 作 ることができます サイトコントロールパネルから 指 定 したディレクトリにパスワード 制 限 を 設 定 することが 簡 単 にできます また 認 証 に 必 要 なユーザ ID とパスワードは 複 数 設 定 できます 1. サブドメイン 用 コントロールパネルを 開 きます (5-1 サブドメイン 用 コントロールパネルの 開 き 方 ) 2. パスワード 変 更 アイコンをクリックします 3. 新 規 にパスワード 制 限 を 設 定 する をクリック 4. 制 限 をかけたいディレクトリを 選 択 し 認 証 名 パスワードリストを 入 力 して 更 新 をクリックします 認 証 名 は パスワード 入 力 ダイアログに 表 示 されるメッセージになります 日 本 語 は 使 えません パスワードリストは ユーザ ID とパスワードを : ( 半 角 コロン)で 区 切 って 1 行 1 ユーザで 入 力 していきます 15/17
1. 確 認 ページが 表 示 されるので 実 行 をクリック 2. パスワード 制 限 をかけたページをブラウザで 開 いて 設 定 したユーザ ID,パスワードでアクセスできるか 確 認 してください ユーザ ID とパスワードの 入 力 の 仕 方 はご 利 用 のブラウザにより 異 なりますが 例 えば Internet Explorer 8 では 以 下 のようなダイアログが 出 て 入 力 します 16/17
5-3 パスワード 変 更 サブドメインのパスワードを 変 更 します 5. サブドメイン 用 コントロールパネルを 開 きます (5-1 サブドメイン 用 コントロールパネルの 開 き 方 ) 6. パスワード 変 更 アイコンをクリックします 7. 新 しいパスワードを 入 力 して 変 更 をクリックします パスワードを 自 動 生 成 する を 選 択 すると ランダムなパスワードを 自 動 で 生 成 します 管 理 者 としてサブド メイン 利 用 者 のパスワードを 初 期 化 する 場 合 には パスワードを 考 える 必 要 がないので 便 利 です 17/17