導 入 時 マニュアル 管 理 者 編 (2009/12/25 版 )
目 次 1. はじめに...1 1.1. 本 マニュアルの 対 象 読 者... 1 1.2. 本 マニュアルの 解 説 範 囲 と 流 れ... 1 2. ドメインの 取 得...3 2.1. 新 規 ドメインで Google Apps Premier Edition を 導 入... 3 2.2. 既 存 ドメインで Google Apps Premier Edition を 導 入... 3 3. DNS サーバーの 設 定 の 手 配...4 4. コントロールパネルへのアクセス...5 5. ドメイン 所 有 権 の 確 認...7 5.1. DNS の CNAME レコードを 追 加 して 確 認 する 方 法... 7 5.2. HTML ファイルをアップロードして 確 認 する 方 法... 9 6. 利 用 開 始 の 準 備...11 6.1. ロゴのアップロード... 11 6.2. ユーザーアカウントの 作 成... 12 6.3. メールの 有 効 化... 13 6.3.1. 概 要... 13 6.3.2. MX レコードの 設 定... 13 6.3.3. データの 移 行... 14 6.4. サブドメインでアクセスする... 15 6.5. 各 サービスの 開 始... 16 6.6. アクセス 制 限 について... 17 6.6.1. Gmail... 17 6.6.2. Chat... 18 6.6.3. Calendar... 19 6.6.4. Docs... 19 6.6.5. その 他 のアプリケーションのドメイン 制 限 について... 20
1. はじめに この 度 は Google Apps Premier Edition ( 以 下 Google Apps)を 導 入 いただき 誠 にあ りがとうございます 本 マニュアルは 導 入 いただいたお 客 さまが お 客 さま 自 身 で Google Apps の 利 用 を 開 始 するために 必 要 な 情 報 手 順 を 紹 介 解 説 します なお 本 マニュアルでは をサイオスと 略 します 1.1. 本 マニュアルの 対 象 読 者 本 マニュアルは Google Apps の 導 入 作 業 を 実 際 に 行 う 方 を 対 象 としています たとえ ば 導 入 企 業 の 情 報 システム 部 門 の 担 当 者 等 で IT システムやインターネットネットワー クについての 知 識 を 持 っている 方 が 対 象 となります また 設 定 手 順 の 中 に DNS サーバーの 設 定 がありますので インターネットでの DNS の 役 割 仕 組 みを 理 解 されていることが 望 ましいです 1.2. 本 マニュアルの 解 説 範 囲 と 流 れ 本 マニュアルの 解 説 範 囲 と 流 れは 以 下 のようになります 本 マニュアルでは この 流 れ で 設 定 手 順 を 解 説 していきます ドメインの 取 得 DNS サーバーの 設 定 の 手 配 コントロールパネルへのアクセス ドメイン 所 有 権 の 確 認 利 用 開 始 の 準 備 各 手 順 の 概 要 は 以 下 の 通 りです ドメインの 取 得 Google Apps に 必 要 となる 独 自 のドメインの 取 得 方 法 について 解 説 します 1
DNSサーバー1 設 定 の 手 配 Google Apps の 利 用 には DNS サーバーの 設 定 が 不 可 欠 です ここでは DNS サーバー に 関 する 情 報 を 解 説 します コントロールパネルへのアクセス Google Apps の 各 種 設 定 を 行 う Web ページを 管 理 者 コントロールパネルと 言 います ここではそのコントロールパネルの 紹 介 をします ドメイン 所 有 権 の 確 認 Google Apps の 利 用 を 開 始 するには 登 録 したドメイン 名 が 登 録 者 の 管 理 下 のもので あるかを Google に 確 認 してもらう 必 要 があります (ドメイン 所 有 権 の 確 認 これを アクティベーションとも 言 います ) ここではドメイン 所 有 権 の 確 認 についての 手 順 を 解 説 します 利 用 開 始 の 準 備 ドメイン 所 有 権 の 確 認 が 完 了 すると Google Apps の 各 アプリケーション(Gmail や カレンダーなど)の 利 用 が 出 来 るようになります ここでは Google Apps の 利 用 を 始 める 際 に 必 要 な 設 定 手 順 について 解 説 します 1 DNS は Domain Name System(ドメインネームシステム)の 略 で DNS サーバーとはインタ ーネット 上 のホスト 名 や 電 子 メールに 使 われる 名 前 (これをドメイン 名 といいます)と 実 際 にイン ターネット 上 につながっている 機 械 に 割 り 当 てられている 固 有 の 数 値 (これを IP アドレスといいま す)との 対 応 付 けを 管 理 するサーバーのことを 言 います 2
2. ドメインの 取 得 2.1. 新 規 ドメインでGoogle Apps Premier Editionを 導 入 新 規 ドメインで Google Apps を 購 入 する 際 は 登 録 対 象 となる ドメイン を 取 得 して いただく 必 要 があります サイオスから Google Apps の 新 規 購 入 と 同 時 にドメインを 取 得 することも 出 来 ます こ のときは 導 入 時 サポートとして ドメインの 設 定 等 はサイオス 側 で 実 施 いたします お 客 さまがご 自 身 で 別 途 ドメインを 取 得 する 際 は 導 入 時 のドメイン 設 定 については 原 則 お 客 さま 自 身 で 行 っていただく 形 となります 2.2. 既 存 ドメインでGoogle Apps Premier Editionを 導 入 既 存 ドメインで Google Apps を 導 入 する 場 合 ドメインの 切 替 設 定 等 の 作 業 は お 客 さ ま 自 身 で 行 っていただく 形 となります 3
3. DNSサーバーの 設 定 の 手 配 Google Apps 導 入 において 運 用 するドメイン 名 が 管 理 されている DNS サーバーへの 設 定 が 必 須 となります 具 体 的 には この 後 解 説 するドメイン 所 有 権 の 確 認 (CNAME レ コードを 追 加 する 場 合 ) および Google Apps の Gmail を 利 用 するためのメールサーバー の 設 定 (MX レコードの 設 定 )です 以 下 に お 客 さま(Google Apps 担 当 者 )の 想 定 されるケースを 挙 げています お 客 さ まの 状 況 を 鑑 みて 確 実 に DNS サーバーの 設 定 が 行 える 準 備 をしておいてください お 客 さま 自 身 で DNS サーバーを 管 理 している 場 合 以 降 に 説 明 する 内 容 に 従 い DNS サーバーの 設 定 が 必 要 なタイミングで DNS の 設 定 を 行 ってください お 客 さまの 所 属 する 会 社 内 で DNS サーバーを 管 理 している 場 合 会 社 内 の DNS サーバーを 管 理 している 部 門 人 物 に 連 絡 をして Google Apps の 利 用 開 始 には DNS サーバーの 設 定 変 更 が 必 要 なことを 伝 えてください また 手 順 につい ては 本 マニュアルを 提 出 しておくと 良 いでしょう お 客 さまの 所 属 する 会 社 ではなく 親 会 社 が DNS サーバーを 管 理 している 場 合 親 会 社 の DNS サーバーを 直 接 管 理 している 部 門 人 物 にお 願 いする 形 となります 導 入 前 に 連 絡 をつけておきましょう お 客 さまの 所 属 する 会 社 ではなく 第 3 者 のドメイン 管 理 会 社 に 委 託 している 場 合 まずは 社 内 に 担 当 者 がいると 思 いますので そちらの 部 門 人 物 と 連 絡 を 取 ってくだ さい その 後 Google Apps 利 用 開 始 には 本 マニュアルに 沿 った 手 順 が 必 要 なことを 説 明 してください なお Google 社 から 一 般 的 なドメイン 管 理 会 社 の 設 定 手 順 を 説 明 しているヘルプペ ージが 提 供 されています 以 下 の URL の 一 般 的 なドメイン ホストの 設 定 手 順 を ご 確 認 ください http://www.google.com/support/a/bin/answer.py?answer=47283 DNS サーバーの 設 定 を 行 うための 準 備 が 出 来 たら 次 項 に 進 んでください 4
4. コントロールパネルへのアクセス 以 降 の 導 入 時 作 業 は 基 本 的 に Google Apps の 各 種 設 定 を 行 うシステム 管 理 者 向 けの コ ントロールパネル にログインして 操 作 を 行 います コントロールパネルは https://www.google.com/a/your_domain.com/ からアクセス 可 能 です your_domain.com はお 客 さまのドメイン 名 に 置 き 換 えてください 下 の 画 面 はコントロールパネルログイン 直 後 のダッシュボード 画 面 の 表 示 例 です 5
コントロールパネルには 下 記 のブラウザを 使 用 してログインできます Internet Explorer 6.0 以 降 (Windows) Netscape 7.1 以 降 (Windows,Mac,Linux) Firefox 1.0 以 降 (Windows,Mac,Linux) Safari 1.3 以 降 (Mac) Google Chrome (Windows) また Google Apps を 利 用 するには いずれのブラウザでも Cookie と JavaScript を 有 効 にする 必 要 があります 6
5. ドメイン 所 有 権 の 確 認 Google Apps Premier Edition を 導 入 する 際 指 定 したドメインの 所 有 権 を Google 側 に 確 認 してもらう 必 要 があります これをドメイン 所 有 権 の 確 認 もしくはアクティベーシ ョンと 呼 びます これを 行 わないと 各 サービスを 利 用 することが 出 来 ません Google による 確 認 方 法 としては 次 の2 通 りあります 一 つは お 客 さまのドメイン 名 が 管 理 されている DNS サーバーに Google 側 が 指 定 する CNAME レコードを 追 加 して 確 認 する 方 法 です もう 一 つは HTML ファイルを 作 成 し お 客 さまのドメイン 配 下 の Web サーバーにアップロードして 確 認 する 方 法 があります HTML ファイルの 方 法 は お 客 さ まのドメイン 名 で Web サイトを 公 開 している 必 要 があります また 公 開 している Web サーバーへの 管 理 権 限 が 必 要 です なお Premier Edition の 場 合 申 し 込 み 後 21 日 以 内 にドメイン 所 有 権 を 確 認 する 必 要 があります (14 日 以 内 に 通 告 メールが 送 付 されます) 5.1. DNSのCNAMEレコードを 追 加 して 確 認 する 方 法 2 まず コントロールパネルにアクセスします コントロールパネルに 入 ると トップ 画 面 (ダッシュボード 画 面 )に アクティベーシ ョンを 促 すメッセージとボタンが 表 示 されているので そのボタンをクリックします 2 詳 細 は http://www.google.com/support/a/bin/answer.py?answer=47283&hl=ja 7
次 に ドメイン 所 有 権 の 確 認 の 方 法 を 問 われるので CNAME レコード 追 加 の 方 を 選 択 し ボタンをクリックします ボタンをクリックすると 確 認 用 のホスト 名 (googlefffggghhh12345 ( 固 有 の 文 字 列 と なります))が 表 示 されますので その 内 容 を 控 えておきます お 客 さまの DNS サーバーを 設 定 して 控 えたホスト 名 を CNAME レコードとして 追 加 します このとき 参 照 先 は google.com とします 8
以 上 の 設 定 を 行 い DNS 設 定 の 変 更 がインターネット 上 に 反 映 されるのを 待 ちます (48 時 間 程 度 かかることがあります) その 後 コントロールパネルから 再 び 確 認 用 のホスト 名 を 確 認 できる 画 面 ( 上 記 画 面 ) にアクセスして 確 認 ボタンをクリックします 設 定 した CNAME 情 報 が Google 側 に 認 識 されると ドメイン 所 有 権 の 確 認 が 行 われ(ア クティベーションされて) Google Apps の 各 サービスが 利 用 可 能 になります なお ドメイン 所 有 権 の 確 認 後 は 確 認 用 の CNAME レコードは 削 除 できますが カス タム URL の CNAME レコードは 残 しておく 必 要 があります この 方 法 についてのより 詳 しい 解 説 は 脚 注 にある URL からご 確 認 ください 5.2. HTMLファイルをアップロードして 確 認 する 方 法 3 コントロールパネルに 入 り トップ 画 面 のアクティベーションを 促 すボタンをクリック するところまでは CNAME レコードによる 確 認 方 法 と 同 じです ドメイン 所 有 権 の 確 認 の 方 法 を 問 われる 画 面 で HTML ファイルをアップロードして 確 認 する 方 法 を 選 択 し ボタンをクリックします 3 詳 細 は http://www.google.com/support/a/bin/answer.py?hl=jp&answer=63026 9
ボタンをクリックすると 確 認 用 の HTML ファイルのファイル 名 (googlehostedservice.html)と その 中 に 記 載 する 文 字 列 (googlefffggghhh12345 ( 固 有 の 文 字 列 となります))が 表 示 されますので 指 定 されたファイル 名 内 容 を 持 った HTML ファイルをテキストエディタ 等 で 作 成 します 作 成 した HTML ファイルを お 客 さまの Web サーバーにアップロードします このと き HTML ファイルはドメイン 直 下 (http://your_domain/ googlehostedservice.html)に 置 く 必 要 があります ファイルをアップロードしたら 上 記 の URL でファイルがブラウザでアクセス 可 能 と なっていることを 確 認 してください 確 認 後 コントロールパネルから 再 び 確 認 用 の HTML ファイル 名 等 を 確 認 できる 画 面 ( 上 記 画 面 )にアクセスして 確 認 ボタンをクリックします 情 報 が Google 側 に 認 識 されると ドメイン 所 有 権 の 確 認 が 行 われ(アクティベーショ ンされて) Google Apps の 各 サービスが 利 用 可 能 になります なお ドメイン 所 有 権 の 確 認 後 は 確 認 用 の HTML ファイルは 削 除 して 問 題 ありません 10
6. 利 用 開 始 の 準 備 前 段 の ドメイン 所 有 権 の 確 認 が 完 了 すると Google Apps の 各 アプリケーションの 利 用 を 始 められます ここでは 利 用 開 始 時 に 行 う 設 定 手 順 を 解 説 します 6.1. ロゴのアップロード コントロールパネルの ドメインの 設 定 デザイン から Google Apps の 各 アプ リケーションの 画 面 左 上 に 表 示 される ロゴイメージをカスタマイズできます お 客 さまのコーポレートロゴマーク 等 を 指 定 することで 標 準 の Gmail 等 との 区 別 がつ くように 出 来 ます 11
6.2. ユーザーアカウントの 作 成 次 に Google Apps 利 用 ユーザーのアカウントを 作 成 します コントロールパネルの ユーザーとグループ ユーザー を 選 択 します 新 しいユーザーを 作 成 リンクから ユーザーを 一 人 ずつ 個 別 に 追 加 することが 出 来 ます ユーザーの 姓 名 ユーザー 名 (メールアドレス)を 指 定 します パスワードは 仮 のパスワードが 自 動 生 成 されます こ れを 作 成 したユーザーに 伝 えて 初 回 ログインをしても らいます また あらかじめパスワードを 設 定 しておくことも 可 能 です 複 数 のアカウントをまとめて 作 成 更 新 することも 可 能 です 複 数 アカウントの 一 括 アップロード のリンク をクリックすると アップロードのための 方 法 を 説 明 し た 画 面 に 遷 移 します 4 4 当 マニュアルでは 詳 しい 方 法 は 割 愛 します 参 考 :http://www.google.com/support/a/bin/answer.py?answer=40057&hl=ja 12
6.3. メールの 有 効 化 6.3.1. 概 要 ドメインのメールサービスとしてGoogle AppsのGmailを 使 用 するには DNSサーバー のMXレコード 5 の 設 定 をGoogleのメールサーバーを 指 定 するように 変 更 する 必 要 があり ます ドメイン 所 有 権 の 確 認 の CNAME レコードを 利 用 した 確 認 方 法 の 時 と 同 じく お 客 さま のドメイン 名 が 管 理 されている DNS サーバーへの 変 更 作 業 が 必 要 です また 既 存 のメールサーバーから 切 り 替 える 場 合 MX レコードを 変 更 する 前 に 既 存 の メールサーバーに 登 録 されているユーザーアカウントを Google Apps 側 に 作 成 しておく 必 要 があります ユーザーアカウントを 作 成 しないと そのユーザー 宛 に 送 信 されたメール はすべて 返 送 されてしまいます 6.3.2. MXレコードの 設 定 お 客 さまの DNS サーバーに 以 下 の 設 定 を 行 います Priority( 優 先 値 ) Mail Server(メールサーバー) 1 aspmx.l.google.com. 5 alt1.aspmx.l.google.com. 5 alt2.aspmx.l.google.com. 10 aspmx2.googlemail.com. 10 aspmx3.googlemail.com. TTL 値 には1 時 間 ( 値 は 3600)を 設 定 します 優 先 値 が 設 定 できない 場 合 は aspmx.l.google.com. のみを 入 力 します aspmx.l.google.com. が 最 優 先 のメールサーバーとなるように 設 定 します 以 上 の 設 定 を 行 い DNS 設 定 の 変 更 がインターネット 上 に 反 映 されるのを 待 ちます (48 時 間 程 度 かかることがあります) MX レコードのステータスの 確 認 は 下 記 の URL(Google Apps ヘルプ)の DNSstuff.com の MX レコードルックアップのフォームから 確 認 できます http://www.google.com/support/a/bin/answer.py?hl=jp&answer=33352 5 MX(Mail Exchange)レコード:メールをドメインに 配 信 するための DNS 設 定 13
6.3.3. データの 移 行 既 存 のメールサーバーから 切 り 替 えた 場 合 等 メールデータの 移 行 を 行 いたい 場 合 があ ります ここでは Google が 提 供 している 各 種 移 行 ツールの 紹 介 をしておきます 詳 細 な 利 用 方 法 は 各 ツールの 説 明 に 記 載 された URL の 情 報 を 確 認 ください (1) 個 別 のメールアカウントのメールを 移 行 する 場 合 Gmail の Mail Fetcher 各 ユーザーの Gmail の 設 定 パネルで 利 用 可 能 で ユーザーは Gmail と Gmail 以 外 のアカウントの 両 方 でメールを 取 得 できます 取 得 したメールは ユーザーの Google Apps メールアカウントに 追 加 されます 既 存 データの 移 行 は 必 要 ないが 各 ユーザーがメールを 移 行 できる 場 合 この 方 法 が 利 用 できます 参 考 URL: https://mail.google.com/support/bin/answer.py?answer=21288 Google のメールアップローダー Windows 上 で 実 行 可 能 なアップロードツールで Microsoft Outlook など 他 のメー ルプログラムから Google Apps のアカウントにメールと 連 絡 先 をアップロードで きます 送 信 日 時 や 差 出 人 宛 先 などの 情 報 の 他 メールプログラムで 使 用 してい るフォルダ 構 造 も 保 持 されます 参 考 URL: http://mail.google.com/mail/help/email_uploader.html (2) ドメイン 全 体 のメールを 移 行 する 場 合 IMAP のメール 移 行 Google Apps ドメイン 管 理 者 はユーザーの 受 信 ボックスにある 既 存 のメールを IMAP サーバーから Google Apps に 転 送 することが 出 来 ます 管 理 者 が 多 数 の 受 信 ボックスを 一 度 に 移 行 するときに 利 用 します この 移 行 方 法 を 使 用 すると 管 理 者 はユーザーが Google Apps のメールに 移 行 する 前 後 や 移 行 中 で もメールを 移 行 できます 参 考 URL: http://www.google.com/support/a/bin/answer.py?hl=jp&answer=61369 Email Migration API コントロールパネルの 高 度 なツール セクションでドメインの Email Migration API を 有 効 にすることで 利 用 できます この API を 介 して 独 自 のメール 移 行 アプリケーションを 開 発 することでメールの 移 行 を 実 施 します 参 考 URL: http://code.google.com/apis/apps/email_migration/developers_guide_protocol.html 14
6.4. サブドメインでアクセスする Google Apps の 各 アプリケーションに 独 自 ドメインのサブドメインでアクセスできる ようにする 方 法 として カスタム URL の 設 定 というものがあります 以 下 Gmail を 例 として 説 明 します 通 常 Gmail へアクセスする URL は http://mail.google.com/a/yourdomain となり ますが カスタム URL を 設 定 すると http://mail.yourdomain とすることが 出 来 ます なお この 作 業 には DNS サーバーの 設 定 変 更 が 必 要 です カスタム URL の 設 定 手 順 まず 管 理 者 コントロールパネルにアクセスし サービスの 設 定 メール を 選 択 し メール 設 定 全 般 タブ 画 面 を 表 示 します ウェブアドレス の 箇 所 に 現 在 の URL http://mail.google.com/a/yourdomain が 表 示 されているので その 下 の URL を 変 更 リンクをクリックします メールの URL を 変 更 という 画 面 に 移 動 し カスタム URL を 設 定 することができま す ここで(カスタム)の 方 を 選 択 し カスタム URL をテキストフィールドに 入 力 して 次 へ 進 む ボタンをクリックします 15
次 に 進 むと CNAME レコードの 変 更 中 という 画 面 に 移 動 します ここでは 前 の 画 面 で 設 定 したカスタム URL の CNAME レコードを DNS サーバー に 登 録 する 方 法 が 説 明 されています 画 面 の 説 明 に 従 って DNS サーバーに CNAME レコードを 追 加 します このとき カ スタム URL の 参 照 先 は ghd.google.com とします なお DNS サーバー 設 定 前 に 当 該 画 面 を 閉 じるときは 後 で 実 行 する ボタンをクリックします 以 上 の 設 定 を 行 い DNS 設 定 の 変 更 がインターネット 上 に 反 映 されるのを 待 ちます (48 時 間 程 度 かかることがあります) その 後 上 記 画 面 に 再 びアクセスして 指 定 された 手 順 を 完 了 しました をクリックし ます DNS サーバーの 設 定 内 容 がインターネット 上 に 反 映 されていれば 設 定 が 完 了 し サブ ドメインによるアクセスが 可 能 になります 6.5. 各 サービスの 開 始 ユーザーアカウントの 作 成 MX レコードの 切 替 が 完 了 したら Gmail をはじめとした 各 種 Google Apps のサービスを 利 用 開 始 することが 可 能 になります 引 き 続 き 次 項 では 各 サービスに 対 するアクセス 制 限 について 解 説 します 16
6.6. アクセス 制 限 について ネットワーク 外 部 からのアクセス 制 限 に 関 しては Google Apps 製 品 の 各 アプリケーシ ョンでドメイン 制 限 が 出 来 ます 6.6.1. Gmail コントロールパネルの メール 設 定 全 般 タブより 受 信 ゲートウェイを 設 定 す ることで メールの 配 信 元 を 制 限 することが 出 来 ます また ユーザーに POP/IMAP の 利 用 を 許 可 するか(メールをダウンロード 同 期 できる か)の 設 定 が 出 来 ます 17
6.6.2. Chat コントロールパネルの 現 在 のバージョンでは ドメイン 外 とのチャットについては 警 告 を 出 すことしかできません が コントロールパネルを 拡 張 版 (Next generation)に 変 更 すると Google Chat を 同 一 ドメイン 内 (= 社 内 )に 制 限 することが 可 能 になります ( 拡 張 版 にすると すべて 英 語 表 記 になります ) ドメイン 内 制 限 の 手 順 としては Service settings(サービスの 設 定 ) Chat(チ ャット) を 選 び Sharing options において Users can chat with other users outside this domain をチェックします 18
6.6.3. Calendar カレンダーのスケジュール 情 報 をドメイン 外 部 と 共 有 可 能 とするか 設 定 可 能 です デフ ォルトでは 空 き 時 間 情 報 のみ( 予 定 の 詳 細 を 非 表 示 ) 外 部 から 参 照 可 能 で 情 報 は 共 有 されるが 編 集 不 可 共 有 も 編 集 も 可 能 と 設 定 変 更 が 出 来 ます ドメイン 内 部 においても 共 有 しない 空 き 時 間 情 報 のみ すべての 情 報 を 共 有 と 設 定 可 能 です ただし 内 部 設 定 は 各 ユーザーが 個 別 に 変 更 可 能 です 6.6.4. Docs ドキュメントは ドメイン 外 に 対 する 共 有 レベルを 設 定 できます デフォルトはドメイ ン 外 のユーザーとはドキュメントを 共 有 できない 設 定 です 19
6.6.5. その 他 のアプリケーションのドメイン 制 限 について 上 記 に 述 べた 以 外 に Sites(サイト)( 下 図 )と Groups (user-managed)settings( 拡 張 版 のみ)に 関 しても ドメイン 制 限 の 設 定 があります 以 上 20