操 作 説 明 資 料 目 次 1. 機 能 概 要 2. 導 入 方 法 3. 画 面 説 明 3.1 作 図 画 面 3.2 レイヤー 3.3 用 紙 設 定 3.4 その 他 4. 作 図 例 5.フリーフォームの 例 6. 留 意 事 項
1. 機 能 概 要 CADデータ(DXF 形 式 )を 変 換 し EXCELに 図 形 として 表 示 します CADでのレイヤー 毎 に 表 示 / 非 表 示 や 線 分 の 属 性 ( 色 太 さ 等 )を 指 定 でき さらに 作 成 する 図 面 の 範 囲 大 きさを 指 定 できます EXCELの 図 形 として 作 成 するためWordやPowerPointなどの Officeソフトにそのまま 貼 り 付 けることができ 様 々な 使 用 方 法 があります 主 要 機 能 1DXFデータ 読 込 CADファイル(DXF 形 式 )を 読 み 込 みます 変 換 対 象 となるDXF 形 式 ファイル 内 の 要 素 は LINE( 直 線 ) CIRCLE( 円 ) ARC( 円 弧 ) TEXT( 文 字 )とLWPOLYLINE( 連 続 線 ) ELLIPES( 楕 円 ) POLYLINE( 連 続 線 ) SPLINE( 連 続 線 )の8 種 類 のみです その 他 の 要 素 は 無 視 されます 変 換 可 能 なデータ 件 数 ( 直 線 円 円 弧 連 続 線 )は 10,000 件 以 下 です TEXT( 文 字 列 ) 要 素 数 は2000 件 以 下 です レイヤー 数 の 制 限 は50です 2 作 図 2.1 用 紙 設 定 作 図 する 用 紙 のサイズと 方 向 を 設 定 します 2.2 全 体 作 図 レイヤー で 指 定 されたレイヤーの 図 面 を 作 図 します 2.3 部 分 作 図 全 体 作 図 後 部 分 作 図 の 範 囲 を 指 定 し 指 定 された 範 囲 を 用 紙 のサイズ に 合 わせて 作 図 します このとき 作 図 するレイヤーは レイヤー 画 面 で 指 定 します 3 レイヤー 全 体 作 図 及 び 部 分 作 図 で 作 図 対 象 となるレイヤーを 指 定 します 4 用 紙 設 定 作 図 する 用 紙 のサイズと 方 向 を 指 定 します DXFファイルのEntityタイプとEXCEL 図 形 のタイプの 関 係 DXFの 定 義 LINE ARC CIRCLE ELLIPES LWPOLYLINE POLYLINE SPLINE TEXT EXCEL 図 形 のタイプ 全 体 作 図 部 分 作 図 直 線 直 線 Freeform 直 線 Freeform 直 線 Freeform 直 線 直 線 Freeform *1 直 線 直 線 Freeform *1 直 線 直 線 Freeform *1 直 線 WordArt WordArt *1 V1.1までは 直 線 で 描 画 V1.2よりFreeformで 描 画 可 能
2. 導 入 方 法 < 目 次 に 戻 る> 1)ダウンロードしたファイル(Draw01.EXE)を 任 意 の 場 所 に 保 存 してください 2)Draw01.EXEをダブルクリックすると 新 しいフォルダー( 直 接 作 図 )が 作 成 されます 直 接 作 図 <------ フォルダー 名 は 何 でもよい Sample01.dxf Sample02.dxf Readme.txt 直 接 作 図.xls 操 作 説 明.pdf サンプルCADデータ サンプルCADデータ 直 接 作 図.xlsは EXCELのBOOKです 本 BOOK 内 の[SHEET1] 以 外 の 各 シートは 削 除 しても 処 理 に 影 響 はありません 3). 直 接 作 図.xlsをダブルクリックすると 実 行 されます 起 動 時 にエラーが 表 示 されることがあります 次 頁 のEXCELのセキュリティを 参 照 してください
EXCELのセキュリティ < 目 次 に 戻 る> EXCELを 起 動 するときに マクロが 使 用 できない 等 のメッセージがでるときは EXCELのメニューよりセキュリティーの 設 定 を 変 更 する ツール マクロ マクロ セキュリティ でセキュリティー 設 定 画 面 を 表 示 し セキュリティーレベルを 中 (M)にする
3 画 面 説 明 3.1 作 図 画 面 < 目 次 に 戻 る> 全 体 図 および 部 分 作 図 ( 詳 細 図 )を 作 成 します 作 成 するSHEETは 一 番 左 側 のSHEETに 作 成 されます このシートに 作 成 される DXFデータ 読 込 回 転 角 を 指 定 して DXF DXFデータ 読 込 をクリック クリックします DXFファイル 選 択 画 面 が 表 示 されるので 表 示 されているDXFファイルを 選 択 し 開 く ボタンをクリックするとDXFファイルを 読 み 込 みます DXFファイルを 読 み 込 む 時 に 指 定 した 角 度 で 回 転 させます
全 体 作 図 図 面 の 全 体 図 を 作 成 します 全 体 図 とは 読 み 込 んだ 図 面 の 全 範 囲 をレイヤー 指 定 に 従 い 表 示 します レイヤー 画 面 (チェックされているとPOLYLINE 等 をフリーフォームで 作 図 します) 部 分 作 図 作 図 範 囲 指 定 部 分 図 の 作 画 範 囲 を 指 定 する 1. 作 画 範 囲 を 指 定 する 矩 形 を 描 画 2. 描 画 された 作 画 範 囲 を 移 動 拡 大 縮 小 し 作 画 範 囲 を 決 める 部 分 作 図 上 記 の 作 図 範 囲 指 定 で 指 定 された 範 囲 を 作 図 する 作 図 されるレイヤーはレイヤー 画 面 で 指 定 します レイヤー 画 面 図 面 クリア 現 在 作 図 されている 図 形 をすべて 削 除 する Sheet 交 換 一 番 左 側 のシートを 削 除 し 新 しいシートを 追 加 します これにより 図 形 削 除 を 行 う 必 要 が 無 くなり EXCEL2007でも 高 速 に 図 形 削 除 できます ( 図 形 だけでなく 全 てのセルの 内 容 も 無 くなります) 図 面 グループ 化 現 在 作 図 されている 図 形 をグループ 化 します 図 面 グループ 解 除 現 在 作 図 されている 図 形 グループを 解 除 します 作 図 される 図 形 の 大 きさ 全 体 作 図 部 分 作 図 共 に 用 紙 設 定 で 指 定 された 用 紙 と 用 紙 設 定 方 向 で 最 大 の 大 きさに 作 図 されます 円 円 弧 を 近 似 する 多 角 形 の 中 心 角 部 分 図 を 作 図 するとき 円 円 弧 は 多 角 形 で 近 似 しています その 時 の 中 心 角 を 指 定 します 初 期 値 は10 (36 角 形 ) 座 標 出 力 読 み 込 まれたDXFデータの 線 分 ( 直 線 円 円 弧 )の 座 標 データを 出 力 します 連 続 線 の 時 はそ の 種 類 が 表 示 さ れます 同 じ 番 号 が 一 つの 連 続 線 で す TEXT 出 力 読 み 込 まれたDXFデータのTEXTの 座 標 データ 及 びTEXTを 出 力 します
DXF 集 計 読 み 込 んだDXFデータのエンティティーSectionにあるコマンドの 集 計 を 出 力 します 赤 字 は 本 プログラムで 非 対 応 のコマンドです 上 記 の 例 では POINTは 点 であり 10 箇 所 に 配 置 されていますが 通 常 は 無 視 しても 問 題 はないと 思 われます INSERTはブロック 化 された 図 が1 箇 所 に 配 置 されています CADでブロック 図 の 解 除 を 行 った 後 保 存 する 必 要 があります
3.2 レイヤー < 目 次 に 戻 る> 作 図 するレイヤーを 選 択 し 線 種 線 の 太 さ 色 を 設 定 します 選 択 のチェックボックスをチェックすると 選 択 されます 選 択 線 種 太 さ 色 を 変 更 後 更 新 ボタンをクリックします テキスト 出 力 文 字 列 の 印 刷 時 に 文 字 高 あるいは 文 字 幅 ( 間 隔 )を 変 更 するときに 指 定 します 初 期 値 はいずれも1です 例 えば10% 大 きくしたいよ\ 時 は 1.1と 指 定 します 字 体 文 字 列 印 刷 時 にフォントの 変 更 を 行 うときに 指 定 します 初 期 値 は MS ゴシックの 標 準 字 体 です 太 字 斜 字 はチェックして 作 図 すると 指 定 の 字 体 で 印 刷 します DXFファイルにある 要 素 の 線 幅 をレイヤー 指 定 より 優 先 する (AC1015 以 降 のDXFは 線 幅 を 各 要 素 毎 に 保 有 しています )
3.3 用 紙 設 定 作 図 する 用 紙 の 大 きさを 指 定 します 1. 用 紙 を 選 ぶ(A4 横 A4 縦 A3 横 A3 縦 B4 横 B4 縦 ) 2. 余 白 を 設 定 する(EXCELの 余 白 と 同 じ) 3.オフセットを 指 定 ( 初 期 値 は0) 以 上 の 設 定 で 印 刷 領 域 が 設 定 されます 用 紙 全 体 の 大 きさ 余 白 ( 上 ) オフセット( 上 ) EXCELでの 印 刷 領 域 印 刷 プレビュー 設 定 余 白 で 設 定 される 余 白 ( 左 ) オ フ セ ッ ト ( 左 ) オ 右 フ ) セ ッ ( 余 白 ( 右 ) 作 図 領 域 の 大 きさ 本 プログラムで 印 刷 領 域 内 に 作 図 領 域 を 設 定 する オフセット( 下 ) 余 白 ( 下 )
3.3 その 他 < 目 次 に 戻 る> ライセンスキーを 登 録 します 指 定 されたライセンスキーを 入 力 し 登 録 ボタン 卯 をクリックします
ライセンスキーが 登 録 されると 下 の 画 面 になります ライセンスの 登 録 後 必 ずEXCEL EXCELを 保 存 してください
4. 作 図 例 同 梱 の Sample01.dxf を 作 図 した 例 を 示 します 1 DXFデータ 読 込 をクリックし Sample01.dxf を 選 択 し 開 く をクリックすると dxfデータが 読 み 込 まれます 2 全 体 作 図 をクリックすると 下 の 図 面 が 作 図 されます このとき レイヤーは 全 て 選 択 された 状 態 になっています 3 作 図 範 囲 指 定 をクリックすると 画 面 左 上 に 範 囲 指 定 枠 ( 水 色 )が 表 示 されます 範 囲 指 定 枠 をマウスで 移 動 拡 大 縮 小 し 作 図 したい 範 囲 を 指 定 します
4 部 分 作 図 をクリックすると 指 定 した 部 分 のみの 図 面 が 作 図 されます ( 周 りの 破 線 は 作 図 されません) 5 作 図 レイヤーの 指 定 レイヤー 毎 に 作 図 要 素 の 属 性 を 指 定 します 中 央 は 作 図 しない 色 を 付 ける 線 分 の 太 さを 変 える
6 概 要 作 図 または 部 分 作 図 をクリックすると レイヤー での 指 定 に 従 って 作 図 されます
5.フリーフォーム フリーフォームの 例 < 目 次 に 戻 る> 一 般 的 にCADで 矩 形 多 角 形 連 続 線 等 で 作 図 したときは PolyLINEという 属 性 でDXFファイルに 保 存 されます がチェックされていると 本 プログラムは 全 体 作 図 でフリーフォームという 形 式 の 図 形 (オートシェイプ)で 作 図 します フリーフォームの 図 形 は 各 図 形 毎 に オートシェイプの 書 式 設 定 で 塗 り 潰 し グラディエーション ハッチング 等 の 加 工 をすることができます オートシェイプ の 書 式 設 定 で 編 集 注 )POLYLINE 等 でDXFファイルを 保 存 できないCADもあります 部 分 図 ではフリーフォームではなく 全 て 直 線 として 作 画 しています 部 分 図 等 で 作 成 された 図 をフリーフォーム 化 するには 下 記 の 図 形 結 合 (フリーソフト)を 利 用 できます http://www.vector.co.jp/soft/winnt/business/se489248.html
留 意 事 項 < 目 次 に 戻 る> 1.DXF 形 式 ファイルからのデータ 変 換 について 変 換 の 対 象 としている 要 素 は LINE( 直 線 ) ARC( 円 弧 ) CIRCLE( 円 ) ELLIPES( 楕 円 ) TEXT( 文 字 )のみであり 他 の 要 素 は 無 視 されます 各 要 素 毎 の 変 換 データは 下 記 のとうりです LINE レイヤー 始 点 座 標 終 点 座 標 LWPOLYLINE レイヤー 始 点 座 標 終 点 座 標 POLYLINE レイヤー 始 点 座 標 終 点 座 標 SPLINE レイヤー 始 点 座 標 終 点 座 標 ARC レイヤー 中 心 座 標 始 点 角 度 終 点 角 度 半 径 CIRCLE レイヤー 中 心 座 標 半 径 ELLIPES レイヤー 中 心 座 標 主 軸 副 軸 比 角 度 開 始 角 度 終 了 角 度 Z 押 出 TEXT レイヤー 始 点 座 標 文 字 高 文 字 角 度 文 字 列 注 )LWPOLYLINE POLYLINE SPLINEはLINEに 変 換 しています 全 体 作 図 時 には フリーフォームで 作 図 することができます 数 量 制 限 TEXTを 除 く 要 素 の 合 計 値 は10,000 件 以 下 但 し LWPOLYLINE POLYLINE SPLINEは 線 分 数 TEXTの 件 数 は 2,000 件 以 下 一 つのLWPOLYLINE POLYLINE SPLINEの 頂 点 数 は2500 以 下 レイヤーの 数 50 以 下 各 要 素 の 持 っている 属 性 ( 線 の 色 形 状 ( 実 線 破 線 等 )) は 無 視 されます 2.データ 変 換 で 無 視 された 各 要 素 毎 の 属 性 は レイヤ 毎 に 作 図 時 に 付 加 することが 出 来 ます 3. 作 図 時 の 留 意 点 3.1 全 体 作 図 は 変 換 対 象 となった 図 面 全 体 が 指 定 された 用 紙 に 入 るよう 縮 尺 されて 作 図 されます また このときに 作 図 対 象 となるレイヤーは 予 めレイヤー 設 定 で 指 定 できます 3.2 部 分 作 図 は 上 記 の 全 体 作 図 上 で 作 図 範 囲 を 指 定 しその 範 囲 の 作 図 を 行 います 部 分 作 図 の 時 はシザリング 処 理 を 行 っています 作 図 範 囲 にはいる 直 線 に 関 しては 指 定 範 囲 の 境 界 線 と 直 線 の 交 点 を 計 算 し 開 始 座 標 終 了 座 標 を 算 出 し 作 図 していますが TEXTはその 開 始 座 標 が 範 囲 内 に 有 れば 作 図 し 範 囲 外 であれば 作 図 しない 3.3 円 を 多 く 含 む 図 面 の 作 図 は 負 荷 が 大 きく 処 理 が 遅 くなります 3.4 フリーフォーム 作 成 時 頂 点 の 位 置 の 差 が0.2ポイント 以 下 の 時 は 間 引 きます EXCEL2000のときは2.0ポイント 以 下 の 時 間 引 きます 3.5 印 刷 時 の 留 意 点 ページサイズは 印 刷 設 定 で 算 出 していますが EXCELでは 更 に 印 刷 時 の 列 幅 を 考 慮 して 決 められます このため 作 図 後 の 印 刷 時 に2 頁 に 分 かれることがあります このときは 余 白 等 の 調 整 を 行 ってください これを 避 けるには 印 刷 設 定 でオフセットを 指 定 しておけば 改 善 されます
4. 問 題 点 文 字 位 置 文 字 サイズがCAD CADとは 一 致 しない 場 合 があります 文 字 高 倍 率 及 び 文 字 間 隔 の 値 で 調 整 する 必 要 がある (ワードアートで 作 成 しています ) ワードアート ワードアートで 作 成 しているため. や ー を1 文 字 だけの 時 は 正 しく 表 示 されません (Sample02.dxf) 自 動 縮 尺 の 計 算 には LINE LINE と TEXT TEXT の 座 標 により 計 算 しています このため 図 枠 からはみ 出 した 円 円 弧 は 作 図 が 乱 れます 作 図 の 精 度 について EXCEL2003では 図 形 の 位 置 づけが0.25ポイントになっており 正 確 な 位 置 に 図 形 を 配 置 できないが EXCEL2007からはこの 制 約 は 無 く 精 度 の 高 い 配 置 が 可 能 となっている http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;400271 作 図 時 間 と 削 除 ( 図 面 クリア)の 時 間 について (V1.3) EXCEL2007 EXCEL2003 要 素 数 作 図 グループ 化 削 除 作 図 グループ 化 削 除 6,780 16 秒 1 分 20 秒 1 分 50 秒 2 秒 3 秒 1,966 5 秒 7 秒 3 秒 8 秒 1 秒 1 秒 365 3 秒 2 秒 4 秒 1 秒 EXCEL2007:WindowsVISTAUltimate Pentium4 3GHz EXCEL2003:WindowsXP Professional Pentium4 3GHz 処 理 時 間 については 下 記 のページで 説 明 しています http://www002.upp.so-net.ne.jp/st_pim/ EXCEL VBA 開 発 MEMO AutoShapeの 処 理 速 度 について