太陽誘電 新中期経営計画(ドラフト)

2013 年 3 月 期 ~2015 年 3 月 期 新 中 期 経 営 計 画 2012 年 5 月 15 日 太 陽 誘 電 株 式 会 社

2012 年 3 月 期 業 績 前 中 期 計 画 総 括 および 体 質 改 善 策 について 1

2012 年 3 月 期 通 期 業 績 サマリー ( 単 位 : 百 万 円 ) 2012 年 3 月 期 (2011.4.1~2012.3.31) 通 期 予 想 [2011.12.26 発 表 ] 2012 年 3 月 期 (2011.4.1~2012.3.31) 通 期 実 績 増 減 額 増 減 率 売 上 高 189,000 183,795 5,205 2.8% 営 業 利 益 7,000 8,010 1,010 --- 経 常 利 益 10,000 9,070 930 --- 当 期 純 利 益 19,200 21,599 2,399 --- 売 上 高 : スマートフォンは 堅 調 だったが テレビ パソコン 液 晶 パネルの 需 要 低 迷 により 減 収 当 期 純 利 益 : 215 億 円 の 損 失 の 主 な 要 因 は 次 のとおり 事 業 構 造 改 善 費 用 42 億 円 希 望 退 職 者 募 集 に 伴 う 退 職 特 別 加 算 金 など 法 人 税 等 調 整 額 58 億 円 繰 延 税 金 資 産 の 取 り 崩 しなど 2

前 中 期 経 営 計 画 の 総 括 2012 年 3 月 期 前 中 期 計 画 実 績 売 上 高 2,300 億 円 営 業 利 益 200 億 円 売 上 高 1,837 億 円 営 業 利 益 80 億 円 売 上 高 営 業 利 益 売 上 高 億 円 2,500 2,000 1,500 1,000 営 業 利 益 億 円 250 200 150 100 50 0-50 95 円 79 円 東 日 本 大 震 災 タイ 洪 水 500-100 -150 0 前 中 期 実 績 コンデンサ フェライト モジュール -200 前 中 期 為 替 差 震 災 単 価 差 改 善 記 録 通 信 テ ハ イス 実 績 記 録 メディア その 他 電 子 部 品 +その 他 マイナス 要 因 : 円 高 進 行 影 響 震 災 影 響 単 価 影 響 記 録 メディアの 減 少 プラス 要 因 : 通 信 テ ハ イス 増 加 3

営 業 利 益 黒 字 化 に 向 けた 体 質 改 善 策 と 進 捗 状 況 固 定 費 削 減 :100 億 円 / 年 体 質 改 善 策 (2011 年 11 月 10 日 発 表 ) 構 造 改 革 の 実 施 海 外 拠 点 最 大 活 用 ( 海 外 生 産 比 率 53% 70%) 不 採 算 商 品 の 撤 退 国 内 外 の 拠 点 再 編 並 びに 人 員 削 減 設 備 投 資 の 抑 制 ( 来 期 150 億 円 見 込 み) 進 捗 状 況 2013 年 3 月 期 上 期 よりコンデンサ インダクタの 海 外 生 産 移 管 本 格 化 2013 年 3 月 期 末 までに 不 採 算 商 品 ゼロ 化 ( 計 画 立 案 済 み) 太 陽 誘 電 単 体 および 国 内 外 グループ 子 会 社 で 人 員 削 減 実 施 2013 年 3 月 期 設 備 投 資 金 額 185 億 円 (2012 年 3 月 期 比 82 億 円 ) 中 期 経 営 計 画 期 間 中 の 設 備 投 資 金 額 は 減 価 償 却 費 以 内 に 抑 制 その 他 経 費 販 管 費 の 削 減 2013 年 3 月 期 に 18 億 円 見 込 (2012 年 3 月 期 比 ) 購 買 物 流 改 革 に 向 けた 組 織 改 編 実 施 為 替 感 応 度 の 低 減 (40% 低 減 ) 業 績 予 想 立 案 時 点 で27% 低 減 構 造 改 革 は 計 画 通 りに 進 捗 中 4

新 中 期 経 営 計 画 2013 年 3 月 期 ~2015 年 3 月 期 5

新 中 期 経 営 計 画 経 営 ターゲット 経 営 ターゲット 2015 年 3 月 期 売 上 2,500 億 円 営 業 利 益 200 億 円 ROE8% 2016 年 3 月 期 ネットキャッシュプラス( 財 務 指 標 改 善 のため 各 期 CFプラスの 設 計 ) 記 録 メテ ィア 東 日 本 大 震 災 売 上 高 ( 百 万 円 ) リーマン 構 造 改 革 タイ 洪 水 営 業 利 益 ( 百 万 円 ) 300,000 ショック 40,000 250,000 200,000 150,000 100,000 ITバブル 崩 壊 152,057 153,721 6,190 8,169 186,539 163,328 172,256 10,988 2,055 6,692 221,230 238,275 22,018 185,453 195,691 21,304 4,204 210,402 8,792 183,795 210,000 10,000 230,000 15,000 250,000 20,000 30,000 20,000 10,000 0 50,000 8,010 10,000 0 12,756 02 年 3 月 期 03 年 3 月 期 04 年 3 月 期 05 年 3 月 期 06 年 3 月 期 07 年 3 月 期 08 年 3 月 期 09 年 3 月 期 10 年 3 月 期 11 年 3 月 期 12 年 3 月 期 13 年 3 月 期 14 年 3 月 期 15 年 3 月 期 20,000 売 上 高 営 業 利 益 6

製 品 別 売 上 高 構 成 比 構 成 比 3,000 2,500 その 他 記 録 製 品 その 他 電 子 部 品 複 合 デバイス フェライト コンデンサ 2,500 億 円 125 150 75 2% 25% 9% 4% 45% 2,000 1,500 1,000 1,837 億 円 68 162 41 461 279 750 (+63%) 400 (+43%) 15% 2012 年 3 月 期 実 績 3% 6% 5% 40% 500 828 1,000 (+21%) 30% 16% 0 2012 年 3 月 期 実 績 2015 年 3 月 期 予 想 2015 年 3 月 期 予 想 バランスの 取 れた 事 業 構 造 へ 変 革 7

マーケット 戦 略 収 益 拡 大 に 向 け Super High End Line Up 投 入 システムソリューション 販 売 チャンネル 拡 大 高 成 長 市 場 スマートフォン タブレットPC 集 中 販 売 FAE 増 強 収 益 率 需 要 額 Super High-End 商 品 展 開 で シェアNo.1 化 従 来 の 主 販 売 市 場 High-Value 商 品 展 開 システムソリューション 産 業 機 器 自 動 車 環 境 エネルギー ヘルスケア 代 理 店 販 売 商 社 数 拡 大 (Net) アライアンス M&A 市 場 普 及 率 ( 認 知 度 )アップ 市 場 ( 機 器 ) FAE:フィールドアプリケーションエンジニア 8

機 器 別 売 上 高 構 成 比 100% 80% 60% 40% 22% 30% 20% 部 品 通 信 機 器 情 報 機 器 民 生 機 器 自 動 車 産 機 ヘルスケア 20% 0% 22% 5% 15% 2012 年 3 月 期 2015 年 3 月 期 既 存 市 場 依 存 から 脱 却 新 規 市 場 を 伸 ばす 9

成 長 戦 略 ~ 成 長 するスマートフォン 市 場 向 け~ 1,200 1,000 800 600 生 産 台 数 ( 百 万 台 ) 弊 社 想 定 フィーチャーフォン HDD スマートフォン 成 長 するスマートフォン 市 場 向 けにスーパーハイエンド 商 品 展 開 主 要 顧 客 に 採 用 拡 大 増 産 体 制 構 築 高 周 波 積 層 チップインダクタ 0402サイズへのラインナップ 拡 充 積 層 チップビーズ 角 型 ポリアセンキャパシタ リアルタイムクロック バックアップ 用 途 を 強 化 400 200 0 パソコン (タブレット 含 む) 液 晶 -TV DSC 小 型 大 電 流 パワーインダクタ メタル 系 新 材 料 使 用 MCOIL 商 品 化 部 品 内 蔵 配 線 板 EOMIN FEMへの 展 開 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 積 層 セラミックコンデンサ スーパーハイエンド 商 品 の 拡 大 SAWフィルタ デュプレクサ FEM 需 要 拡 大 に 応 じた 生 産 能 力 拡 大 弊 社 算 出 10

成 長 戦 略 ~ 既 存 市 場 一 辺 倒 からの 脱 却 ~ 注 力 すべき 市 場 自 動 車 産 業 機 器 ヘルスケア 市 場 における 販 売 拡 大 環 境 エネルギー 市 場 への 参 入 エネルギーデバイス 分 野 の 強 化 エネルギーマネジメント 技 術 を 中 心 とした ソリューションビジネス 高 信 頼 性 商 品 ラインアップ 拡 充 化 ( 電 子 部 品 アーカイブ 用 メディア) 高 信 頼 性 メテ ィア (ISOメテ ィア) スマートメーター 蓄 電 システム 燃 料 電 池 新 事 業 創 出 に 向 けた 体 制 構 築 新 事 業 推 進 統 括 部 創 設 スマートグリッド アライアンス M&Aの 積 極 展 開 脱 自 前 主 義 による 事 業 領 域 拡 大 とスピードアップ 電 気 自 動 車 電 動 自 転 車 電 動 バイク 照 明 機 器 11

製 品 別 展 開 ~Super High-End MLCC~ スーパー ハイエンドゾーンで 高 シェアを 堅 持 高 品 質 市 場 ( 自 動 車 産 業 機 器 ヘルスケア 市 場 )へ 拡 大 海 外 拠 点 最 大 活 用 による 高 効 率 生 産 コンデンサ 営 業 利 益 率 10% 以 上 へ ~1000 Super High-End ~100 High-End Super High-End W/W 拠 点 アイテム 展 開 ~10 High-End Super High-End ~1uF High- End Super High-End 形 状 3225 3216 2012 1608 1005 0603 0402 1,100 スーパーハイエンド 売 上 高 比 率 推 移 40% 1,000 30% 900 20% 800 10% 700 2012 年 3 月 期 2013 年 3 月 期 2014 年 3 月 期 2015 年 3 月 期 コンデンサ 売 上 高 ( 億 円 ) スーパーハイエンド 比 率 0% スーパーハイエンドゾーンでシェア50% 以 上 No.1へ 12

製 品 別 展 開 ~Super High-End インダクタ~ 新 商 品 ラインナップ 強 化 による 収 益 性 強 化 ICリファレンスを 強 化 ニーズにマッチした 新 商 品 開 発 フェライト 及 び 応 用 製 品 営 業 利 益 率 10% 以 上 へ 新 世 代 を 担 う 新 材 料 のメタル 系 ハイパワー Super High-Endインダクタを 市 場 投 入 高 周 波 用 小 型 High-Q 実 現 した Super High-Endインダクタを 市 場 投 入 員 数 増 加 大 電 流 化 小 型 メタルニーズ 拡 大 大 電 流 化 2.4mm 角 当 社 フェライト 2mm 角 メタル MCOIL 1.6mm 角 コイルQ 50 40 30 20 10 当 社 従 来 比 Q 特 性 20% 以 上 Up コア 電 源 用 需 要 数 2 倍 Dual Core QuadCore 0 100 1000 10000 PMIC Core1 Core2 CPU Core1 Core2 CPU Core3 Core4 パワーインダクタ 売 上 高 2 倍 を 目 指 す12 年 3 月 期 15 年 3 月 期 ) スマートフォン 用 メタル 系 インダクタでシェア50% 超 No.1へ High-Q 高 周 波 インダクタでシェアNo.1へ 13

製 品 別 展 開 ~Super High-End 高 周 波 デバイス~ モジュールから 複 合 デバイスへ 事 業 構 造 を 変 革 高 周 波 事 業 電 源 エネルギー 事 業 等 で 事 業 ステータスを 向 上 複 合 デバイス 営 業 利 益 率 5% 以 上 へ SAW Filter FBAR Duplexer RF Module Durability (W) 1.0 0.5 FBAR vs. SAW AMPS GSM SAW W LAN PCS WiMAX WCDMA SAW or FBAR FBAR スマートフォンのLTE 化 により 多 チャンネル 高 周 波 化 が 進 む 高 周 波 数 帯 ではFBARが 必 要 になる Parts Built-in Substrates EOMIN 0.2 0.3 1.0 2.0 3.0 5.0 Center Frequency(GHz) Low Profile MLCC High-Q HF inductor 通 信 デバイスと 部 品 内 蔵 配 線 板 EOMIN との 融 合 でBlack Box 化 通 信 デバイスの 売 上 高 は 倍 増 へ(12 年 3 月 期 15 年 3 月 期 ) 14

2013 年 3 月 期 通 期 業 績 予 想 サマリー ( 単 位 : 百 万 円 ) 2012 年 3 月 期 (2011.4.1~2012.3.31) 通 期 実 績 2013 年 3 月 期 (2012.4.1~2013.3.31) 通 期 予 想 増 減 額 増 減 率 売 上 高 183,795 210,000 26,205 14.3% 営 業 利 益 8,010 10,000 18,010 --- 経 常 利 益 9,070 9,000 18,070 --- 当 期 純 利 益 21,599 5,500 27,099 --- 営 業 利 益 : 固 定 費 削 減 とスーパーハイエンド 商 品 の 需 要 拡 大 による 売 上 増 で 大 幅 な 増 益 へ 為 替 レート: 期 中 平 均 為 替 レートは1 米 ドル80 円 を 想 定 単 価 ダウン: 単 品 部 品 の 想 定 は 12% 15

株 主 還 元 方 針 基 本 方 針 年 10 円 の 安 定 配 当 (2012 年 3 月 期 は 財 務 体 質 の 急 激 な 悪 化 を 受 けて 年 5 円 へ 減 配 ) 2013 年 3 月 期 は 収 益 改 善 を 見 込 み 年 10 円 の 安 定 配 当 に 中 期 経 営 目 標 達 成 時 には 総 還 元 性 向 30%に( 配 当 + 自 社 株 買 い) 16

ご 注 意 当 資 料 に 記 載 されている 当 社 ( 太 陽 誘 電 株 式 会 社 および 当 社 グループ)に 関 する 計 画 業 績 見 通 し 戦 略 確 信 等 のうち 将 来 の 記 述 をはじめとする 歴 史 的 事 実 ではない ものは すべて 現 在 当 社 が 入 手 している 情 報 に 基 づいて 行 った 予 測 想 定 認 識 等 を 基 礎 として 記 載 しているものであり その 性 質 上 客 観 的 に 正 確 であるという 保 証 なら びに 将 来 その 通 りに 実 現 するという 保 証 はありません 実 際 の 業 績 は 数 々の 要 素 によ り 現 状 の 見 通 し 等 とは 大 きく 異 なる 結 果 となりえ かつ 当 社 が 事 業 活 動 の 中 心 とする エレクトロニクス 市 場 は 変 動 性 が 激 しいことからも 当 資 料 に 全 面 的 に 依 拠 することはお 控 えくださるようお 願 いいたします また 無 断 転 載 転 用 はお 断 りいたします 17