JAMP-ITの 概 要 と 事 業 の 動 向 平 成 24 年 2 月 20 日 JAMP 情 報 センター 情 報 流 通 基 盤 企 画 実 行 委 員 会 1
1.JAMPのミッションとしくみ 2.JAMP-ITの 概 要 と 事 業 の 状 況 3.JAMP-ITの 機 能 紹 介 4.JAMP-ITユーザ 連 絡 会 と 成 果 2
1.JAMPのミッションとしくみ 3
JAMPのミッション アーティクルが 含 有 する 化 学 物 質 等 の 情 報 を 適 切 に 管 理 し サプライチェーンのなかで 円 滑 に 開 示 伝 達 するための 具 体 的 な 仕 組 みを 作 り 普 及 させることを 目 指 します (JAMP HPより) JAMPの 仕 組 みづくり 3つの 柱 (ガイドライン 様 式 情 報 基 盤 )の 開 発 完 了 JAMPの 普 及 普 及 教 育 期 (2009~)スタート 4
JAMP 活 動 ( 仕 組 みつくり)の 成 果 管 理 ガイドライン 管 理 対 象 物 質 管 理 ガイドラインの 作 成 と 自 己 適 合 宣 言 管 理 対 象 物 質 の 設 定 伝 達 ツール 伝 達 書 式 AIS,MSDSplusの 開 発 入 力 支 援 ツールの 開 発 情 報 流 通 基 盤 JAMP-ITの 構 築 運 用 管 理 ガイド 管 理 対 象 物 質 道 路 交 通 法 JAMP AIS/MSDSplus 車 両 情 報 流 通 基 盤 高 速 道 路 5 5
2.JAMP-ITの 概 要 と 事 業 の 状 況 6
JAMP-IT 構 築 の 目 的 目 的 RoHS 調 査 で 行 われてきた 川 下 からの 個 社 要 求 個 別 対 応 から 脱 却 し 入 手 提 供 双 方 負 担 軽 減 を 目 指 す (=JAMPの 目 的 の 実 現 ) 川 上 メーカー 発 信 元 JAMPが 目 指 す 姿 川 中 メーカー 川 下 メーカー 川 上 が 作 成 した MSDSplus/AISを 川 下 が 利 用 することが 基 本 発 信 元 発 信 元 発 信 元 川 上 から 川 下 へ 同 じものを 一 方 向 に 伝 える 7
サプライチェーンでの 情 報 伝 達 受 け 取 った 最 新 の 化 学 物 質 情 報 をもとに 常 に 自 身 の 情 報 を 最 新 にしてお く 必 要 がある 素 材 A 中 素 材 B 中 素 材 C 中 素 材 D 中 素 材 中 の 含 有 情 報 数 万 種 類 子 部 品 中 ガラス 中 子 部 品 中 接 着 材 中 子 部 品 中 数 千 種 類 部 品 A 中 部 品 B 中 部 品 C 中 部 品 D 中 量 積 上 げ ( 部 品 メーカー) 途 中 で 情 報 に 変 更 が 生 じた 場 合 再 度 積 上 げ 直 す 必 要 がある ( 最 新 の 状 態 にする) 物 質 追 加 設 計 変 更 (BOM 変 更 ) 取 引 先 変 更 生 産 拠 点 変 更 生 産 条 件 変 更 等 々 数 十 種 類 モシ ュールA 中 モシ ュールB 中 機 器 中 量 積 上 げ (モジュールメーカー) 量 積 上 げ ( 機 器 メーカー) 8
情 報 流 通 面 での 問 題 1 -データ 調 査 提 供 機 会 が 増 大 - < 例 えば:REACHの 施 行 によって> は 毎 年 増 加 し その 都 度 追 加 物 質 の 含 有 確 認 が 求 められるようになった 提 供 側 ( 部 品 メーカー) 入 手 側 (セット メーカー)の 双 方 にとって 管 理 の 負 担 が 増 えている 6 月 施 行 15 29 30 38 46 53 73 106 ~~ 1500 ~~ 2007 2008 2009 2010 2011 2012 9
情 報 流 通 面 での 問 題 2 -お 客 様 ごとの 個 別 な 要 求 への 対 応 - お 客 様 ごとの Web 操 作 画 面 お 客 様 ごとのシス テムの 熟 知 が 必 要 A 社 購 買 システム B 社 グリーン 調 達 システム お 客 様 ごとの 要 求 内 容 ( 物 質 書 き 方 自 社 番 号 など) C 社 部 品 情 報 シス テム 営 業 がメールを 処 理 しきれない 頻 繁 な 煽 り D 社 環 境 システム 操 作 ミスや 送 付 漏 れなど ケアレスミスを 誘 発 10
JAMP-ITのしくみ AIS MSDSplus ファイルを 効 率 よく 授 受 するしくみです ユーザー 企 業 はAS(アプリケーションサービス)を 介 して 企 業 間 でのデータ 授 受 を 行 ないます ユーザー 企 業 ユーザー 企 業 商 用 AS( 富 士 通 ) JAMP-IT プロバイダの 役 割 (ユーザサービス 機 能 ) 商 用 AS(NEC) ユーザー 企 業 ユーザー 企 業 ユーザー 企 業 商 用 AS( 日 立 ) 交 換 機 の 役 割 ユーザー 企 業 ユーザー 企 業 GP( 産 環 協 JAMP 情 報 センター) ユーザー 企 業 AS( 三 菱 電 機 ) ユーザー 企 業 AS(パナソニック) AS( 東 芝 ) 11
JAMPーITの 狙 い 要 求 受 付 登 録 されたデータの 速 やかな 取 得 ( 無 い 場 合 には 依 頼 ) 更 新 データの 自 動 取 得 情 報 提 供 企 業 JAMP-IT AIS 情 報 入 手 企 業 A 登 録 更 新 ユーザ 管 理 配 信 履 歴 セキュリティ チェック AIS AIS 情 報 入 手 企 業 B 情 報 入 手 企 業 C MSDSplus 情 報 入 手 企 業 D 1つの 画 面 で お 客 様 からの 要 求 受 付 や 提 供 が 可 能 データ 更 新 時 の 配 布 が 一 回 の 操 作 で 済 む 12
JAMP-IT 会 員 数 および 登 録 データ 数 推 移 JAMP-IT 会 員 数 登 録 データ 数 101 社 シート 数 :40871 件 製 品 数 :25735 件 (2012 年 2 月 10 日 現 在 ) 13
3.JAMP-ITの 機 能 紹 介 14
JAMP-IT 利 用 の 基 本 的 な 流 れ 一 連 の 作 業 は ASが 提 供 する 画 面 上 で 行 います 提 供 側 入 手 側 1データ 作 成 登 録 データの 検 索 あらかじめ 登 録 データ 作 成 準 備 未 登 録 なら 要 求 3JAMP-ITで 要 求 登 録 済 なら 自 動 入 手 要 求 受 付 後 登 録 2JAMP-ITへの 登 録 自 動 入 手 5 更 新 データの 作 成 登 録 (2と 同 じ 作 業 ) 自 動 配 布 4 入 手 15
提 供 者 1JAMPツールでAISデータを 作 成 する 企 業 情 報 成 型 品 情 報 の 入 力 XML ファイ ル 出 力 組 成 成 分 情 報 の 入 力 16 16 All Rights Reserved, Copyright FUJITSU LIMITED 2009
提 供 者 2AISのデータを 登 録 ( 提 供 )する 登 録 するAISシート を 選 択 JAMP-ITに 登 録 17 17 All Rights Reserved, Copyright FUJITSU LIMITED 2009
③要求する 入手者 提供企業の選択 発行者型番 の記入 JAMP-ITに要求 18
④AISの入手 入手者 提供者のAISが登録されると 調査依頼に対する 回答メール着信 AIS入手確認 19
⑤AISの更新データ提供 入手 入手者 提供者のAISが更新されると 発行者が変更を実施すると自動的に更新内容を取得 自動的に更新 更新された部品を含む製品の担当者にメールが送付 更新受付メール 着信 内容確認し 必要に応じ 自社製品中のSVHC含有量 含有率再集計 20
H23年度リリースした主な新機能 1 入手者からの要求情報の項目追加 提供者に依頼元の詳細を伝達できる項目を追加 2011年7月 リリース済み 入手者事業所コード 会社名 事業所名 担当者名 電話番号 問合せ先E-MAIL 製品 名 製造メーカー名 メーカー型番 回答希望日 その他 2 AIS/MSDSplus Ver4対応 2012年2月 順次リリース 3 MSDSファイル添付機能 XMLファイル登録時に MSDSの関連ファイルを同時に 添付できる機能を追加 英語 日本語 各国語など 同一製品の複数のMSDS PDF形式ファイルも添付可能 2012年2月 順次リリース 21
商用ASが提供するサービス機能 商用ASベンダーは AISやMSDSplusの流通を行うのみでなく 化学物質情報伝達に関連する各種サービスを提供しています 例えば ① 化学物質データの積上げ集計機能 ② 依頼受付 回答などの管理機能 ③ メールによるお知らせ機能 ④ JAMP MSDSplus/ AISファイルを保管 ⑤ 自社と提供側の品番変換機能 22
4 JAMP-ITユーザ連絡会と成果 23
JAMP-ITユーザ連絡会 目的 ①ユーザー企業の化学物質情報管理 業務における課題解決に役立てる ②JAMP IT機能向上やASサポート サービス強化の要望確認 メンバー JAMP-ITの導入を検討中の企業 導入済み企業 進め方 小人数でのチーム討議で参加者同士の意見交換 毎回検討テーマ 課題 問題点 を決めて集中討議 検討テーマは参加企業から随時募集 先行ユーザー事例紹介 開催頻度 1回/2ヶ月 24
ユーザ連絡会で意見交換されたテーマ テーマ JAMP-ITの効果的活用方法 意見交換された内容 現在の課題と JAMP-ITに期待する事 カタログ型番のAIS入手に向けて 材料データ 汎用品データの登録促進 JAMP-IT の導入 ユーザ間の事前 本番利用前の試行環境整備 調整について 初期登録時の大量一括登録方法 入手者情報の使い方について 伝達すべき要求内容詳細項目 商社 代理店が介在する際の JAMP-ITでの情報流通 商社におけるJAMP-IT活用方法 商社での負担軽減に必要な機能とは 情報流通における型番管理 発行者型番と自社品番の紐付け管理方法 中小企業によるJAMP-ITの普及促 中小 零細企業への指導方法 進について 材料問屋様の化学物質管理 JAMPシート 書き方 運用 流通 上の課題について AIS記載方法の標準化 お客さまからの個別要求への対応 赤字 JAMP-IT仕様に反映されたもの 青字 しくみの具体的改善が行われたもの 25
大手川下セットメーカによる共同宣言 記載方法の標準化 しくみ改善例 情報伝達円滑化に向けた宣言 私たちは JAMP-IT利用にあたり JAMP AIS MSDSplusの記載 運用ルールをもとに 情報伝達の円滑化 提供側 受領側の双方の負担軽減に努めます 個社独自要求を無くし 上流で作成された情報の共通利用に努めます 1. 2. 3. 4. 個社独自の記載方法は要求しません 1 JAMP管理対象物質以外の報告は求めません JAMP HP掲載 できるだけ 発行者型番 を用いた調査を行っていきます プレスリリース 非含有保証書 分析データ等の同時添付は求めません 2 伝達する物質情報には 必ずCAS番号の記載をお願いします 3 任意物質についてもCAS番号の記載をお願いします 1 閾値 依頼者に関する情報 への記載 備考欄への特別な記載等 尚 提供者に要求元の詳細情報を伝えたい場合には JAMP-ITの 入手者情報機能 を活用します http://www.biz.jemai.or.jp/jamp-gp/library/common/jamp-tr-it007-2011-1.pdf 2 企業間の基本契約や取り決めによるものとします 3 CAS番号の無い物質については JAMPへの番号登録の提案をお願いします 尚 CAS番号とは CAS番号もしくはJAMP-SNのどちらかを指します JAMP-IT以外の手段で提供される場合はその限りではありません お客様対応上やむを得ず特別な対応が必要な場合には 別な手段での収集を行ないます 同意企業 五十音順 東芝グループ 日本電気グループ パナソニックグループ 日立製作所 富士通 三菱電機グループ リコーグループ 26
ユーザ連絡会案内 http://www.biz.jemai.or.jp/jamp-gp/ 過去の連絡会レポート 次回開催 2012年3月13日 申し込み案内 27
今後一層議論を深めたいテーマ 材料問屋とのコミュニケーション 素材情報の入手性向上 記載方法の統一化 標準化 川下宣言の発展 商社での活用促進としくみづくり 多くの仲間の醸成 28
JAMP-IT利用のお問い合わせ ①ホームページへアクセス http://www.biz.jemai.or.jp/jamp-gp/ JAMP-GP 検索 ②JAMP情報センターへお問合せ 社 産業環境管理協会JAMP情報センター E-mail jamp-gp@jemai.or.jp ③商用ASベンダーへお問合せ 29
ご清聴ありがとうございました 30