( 財 ) 経 済 調 査 会 経 済 調 査 研 究 レビュー Vol.4 (2009 年 3 月 ) 掲 載 世 界 金 融 危 機 とアジアのインフラ 整 備 長 瀬 要 石 ( 株 )コーエイ 総 合 研 究 所 特 別 顧 問 ( 社 ) 経 済 企 画 協 会 会 長

100 Tsunami 2004 12 20078 1 2008 9 15 9.15 100 1929 1929 33 37%GDP50% 89% 1932 32% 2 9.15 2 1 1 BNP 2 2008 2008 12 2

3 2 2 2008 2008 10 IMF 2009 1 0.6% 0.5% 4 2009 2% 2.0% 5 09 5.5% 6.7% 5.1% 8% IMF 6 IMF 2008 2009 2010 2.2 0.6 2.1 3.4 0.5 3.0 0.3 2.6 0.6 1.1 1.6 1.6 EU 1.3 1.8 0.5 0.7 2.8 0.2 0.8 1.9 0.7 1.3 2.5 0.1 7.8 5.5 6.9 9.0 6.7 8.0 7.3 5.1 6.5 ASEAN-5 5.4 2.7 4.1 IMF "World Economic Outlook Update" (2009/01/28) 3 4 IMF "World Economic Outlook Update" 2009/01/28. 5 IMF 6 IMF 3

20 7 2009 120 8 9 F1 (NINJA Loan) (No Income)(No Job)(No Asset) A 10 / 2005 07 0.2% 05 GDP1990 95 99 2.1% 2005 07 5.9% 7 2008 10 8 (2009/01/24) 9 2008 10 10 2008 9 4

2005 07 10 GDP% 768 5.9 257 9.2 183 4.1 30 15.3 24 14.9 24 6.5 23 11.9 7 1.9 9 1.0 3 1.0 IMF 2007 IMF 11 2005 3 33% 24% 9 43 5 25.5% 3 10 % GDP 1,845 48.6 982 25.5 296 34.8 266 28.7 247 30.8 175 51.4 158 32.2 125 42.2 102 33.9 1. IMF ADB 2. 2008 7 2007 2006 3. 640 11 2008 12 5

12 13 GDP GDP 14 2008 10 12 GDP12.7% 21% 17% 15 12 1 13 14 GDP 15 08 10 12 GDP 6.8 4.6 6

52 2 8000 2000 4000 5000 1000 3600.. 2009 10 2008 11 2010 52 08 GDP13% 4 11,800 3131 26 340 16 08 12 09 3 2,000 3,600 (IIFCL 1,000 09 1 IIFCL 3,000 2 2.5 GDP 2.4% 17 16 4 17 SRI NO.09-01 7

18 19 20 30 2000 37.5% 2030 54.1% 20 65% 21 22 18 2009 1 29 19 20 21 2004 8 22 2001 4 8

23 24 30 25 26 1980 97 BRICs 20 23 NIRAEAsia 2001 9 24 1995 8 25 ( ) 2000 10 26 2008 11 9

3 2008 11 2 10

3 3 20 2020 4 2007 7.8 2020 12 27 5 2020 10 () 3 ASEAN 27 2009 2 28 " " 11

世界金融危機とアジアのインフラ整備 図４ 中国西部 3 大経済回廊の発展 ンマーと 域内の格差がきわめて大きい この メコン地域が 域内格差を是正し 国境を超え て経済の統合を強化していくためには 広域的 な空間開発の構想を共有し 関係諸国や国際機 関が連携して地域全体の発展基盤を整備してい く必要がある 日本も メコン地域がアジアの 成長センターとして持続可能な発展を遂げるよ う積極的に協力していかなければならない 日本の円借款などによって まず 第 1 東 西回廊 の整備が進められた タイとラオスを 結ぶ第 2 メコン橋の建設をはじめ インドシナ 半島を横断する道路 橋梁 港湾の建設が進め られ 経済回廊の形成が促進されている 太平 洋とインド洋を結ぶ回廊が形成されれば その 出所 脚注 28 筆者作成 経済効果には大きなものがあろう 今後 第 2 7-2 メコン地域 東西回廊 成長の帯 の開発が課題である 図 メコン河は東南アジア最大の河川である ５参照 他方 中国は 南北回廊 ①昆明 ハ 長さは 4,425 で信濃川の 12 倍 流域面積は ノイ ②昆明 チェンマイ ③昆明 ロイレム 795,000 で黄河流域より広く 日本の総河 ミャンマー の建設を推進している 南北 川が海に吐き出す水量を上回っている メコン 回廊が東西回廊と連結するフィジカル インテ 河は 中国雲南省に源を発し ASEAN ５カ国 グレーションの経済効果が大きい半面 インド カンボジア ラオス ミャンマー タイ ベ シナ半島における中国のプレゼンスの増大にど 2 29 トナム を巡る国際河川でもある う対応するかは この地域の将来にかかわる課 メコン地域の総合開発は 国連メコン委員会 題ではなかろうか なお 日本には 円借款に の設立 1957 年 以来 半世紀にわたって進め よって整備を進めたシアヌービル港 カンボジ られてきた その後 アジア開発銀行が拡大メコ ア から北上してサバナケット ラオス に至る ン 地 域 Greater Mekong Sub-region: GMS 開 南北成長回廊の整備を支援する構想がある 発プログラム 1992 年 を策定し カンボジアが 将来を展望すれば メコン地域のインフラと都 ASEAN に加入 97 年 するに及んで 広域プロ 市 産業の集積は 中国東部沿海巨帯回廊のイン ジェクトが本格的な実施期にはいった メコン河 パクトを受け止め かつ太平洋に広がる海洋アジ の上流と下流が連携し メコン河の水資源開発 アやインドに連結してアジア コリドール全体の インフラ整備 経済社会開発 環境保全が一体と 浮揚を図る重要な役割を担うことになろう なった地域総合開発の推進が求められている30 メコン地域は 1 人当り GDP でみても ① 3800 ドルのタイ ②成長著しい 800 ドルのベト ナム ③ 600 ドル以下のカンボジア ラオス ミャ 国際協力機構 / コーエイ総合研究所 中華人民共和国西部開発金融制度改革調査最終報告書 政策提言編 2006 年 2 月 吉松昭夫 小泉肇 メコン河流域の開発 山海堂 1996 年 7 月 30 メコン地域開発については さまざまな枠組みが並存しており ①優先分野を明確にすること ②枠組みのあり方を明確にすること ③関係機関の協調をはかることが必要である といった指摘がなされている 野本啓介 メコン地域開発をめぐる地域協力の現状と 展望 開発金融研究所報 2002 年 9 月号 28 29 12

2004 11 13.3 11.9 19901GDP 350 20072,461978 2000 52003 07 8.8% (NHDP) 4 618,000 4 5,8464 61,000 31 2,800 1,500 (Delhi Mumbai Industrial Corridor) 32 31 2007 5 32 4,500 13

20% 20 33 34 (Physical Integration) (AH (ECAFE) 2003 AH 04 23 32 14 14 9 8 (AH-1 AH-8) AH-1 20,710 35 1 2 33 11 30 33 34 35 Wikipedia 14

1991 6 36 36 ODA 37 ODA ODA 200712 3 OOFODA OOF ODAOOF ODA 15000170 ADB 38 ODAOOF PPPPublic Private Partnership PPP PPP 39 PPP 36 1997 Vol4.No.2 37 2003 8 29 38 2009 1 31 39 PPP 2005 4 15

21 23 40 2 40 ( ) 2008 12 16