Microsoft Word - mtdevguide1_for_sample.doc



Similar documents
以 下 に 手 順 の 流 れを 記 載 します 3ページ 以 降 で 各 項 目 の 手 順 を 説 明 します ( をクリックすると 該 当 ページにジャンプします ) また 4ページに 汎 用 データ 受 入 に 関 するよくあるお 問 い 合 わせをご 紹 介 しています Step (3ペー

MetaMoJi ClassRoom/ゼミナール 授業実施ガイド

<4D F736F F D C82CC8AEE91625F87542D F9182AB8AB782A68CE32E646F63>

1

スライド 1

Ver 改 訂 日 付 改 訂 内 容 1

目 次 1. 大 学 情 報 データベースシステムの 使 用 方 法 について EXCEL 一 括 登 録 EXCEL ダウンロード 検 索 条 件 の 指 定 プレビュー EXCEL ダウンロード(データ 抽 出 あ

目 次 遺 失 物 管 理 プログラム 利 用 者 マニュアル 1. 動 作 条 件 遺 失 物 管 理 プログラムのインストール 運 用 の 流 れ 起 動 方 法 操 作 方 法 について 基 本 的 な 操

以 下 に 手 順 の 流 れを 記 載 します 3ページ 以 降 で 各 項 目 の 手 順 を 説 明 します ( をクリックすると 該 当 ページにジャンプします ) また 15ページに 汎 用 データ 受 入 に 関 する よくあるお 問 い 合 わせをご 紹 介 しています Step1 (

4.5. < 参 加 表 明 書 を 提 出 する> 調 達 案 件 一 覧 の 表 示 対 象 となる 案 件 を 検 索 し 調 達 案 件 一 覧 に 表 示 させます 参 加 したい 案 件 の 調 達 案 件 名 称 行 - 入 札 参 加 資 格 確 認 申 請 / 技 術 資 料 /

01_07_01 データのインポート_エクスポート_1

目 次 1.はじめに 書 式 の 説 明 表 紙 スケジュール 組 入 れ 基 準 併 用 禁 止 薬 併 用 注 意 薬 同 種 同 効 薬 医 師 モニタリング..

WEBメールシステム 操作手順書

目 次 1.はじめに 1-1. はじめに 2. 操 作 2-1. 概 要 2-2. 操 作 方 法 ( 調 査 依 頼 の 確 認 ) 2-3. 操 作 方 法 ( 回 答 登 録 ) 2-4. 操 作 方 法 (ワークシート 出 力 ) 2-5. 操 作 方 法 (ワークシート 取 込 ) 3.

研究者情報データベース

untitled

POWER EGG V2.01 ユーザーズマニュアル ファイル管理編

オプション ボタンまたはチェック ボックスを 持 つリスト ボックス (ListBox) コントロールを 作 成 する 1. プロパティ ウィンドウで ListStyle プロパティを 選 択 します 2. 右 側 の 下 向 き 矢 印 をクリックして 選 択 可 能 なスタイルの 一 覧 を 表

(Microsoft PowerPoint - Ver12\203o\201[\203W\203\207\203\223\203A\203b\203v\216\221\227\277.ppt)

< 目 次 > 8. 雇 用 保 険 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 27 ( 育 児 休 業 給 付 介 護 休 業 給 付 ) 8.1 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 画 面 のマイナンバー 設 定 高 年 齢 雇 用 継 続 給 付 の 電 子 申 請 高

1. 概 要 Webで 申 込 みした 手 続 きの 内 容 とNEXIでの 手 続 状 況 を Web 申 込 状 況 一 覧 で 確 認 することができます また 各 種 手 続 きにおいて 申 込 みを 完 了 せずに 保 存 状 態 にした 手 続 きを この 一 覧 から 再 開 すること

文科省様式3-2集計オプションマニュアル

5-2 一 般 ユーザー 用 :メール 2 送 信 者 のリンクをクリックすると 受 信 メールの 内 容 を 見 ることができます 受 信 メール 内 容 画 面 項 目 送 信 者 宛 先 CC 本 文 (テキスト) 本 文 (HTML) メールアドレスのリンクをクリックするとアドレス 帳 へ

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 第3章.doc

目 次 1. Web メールのご 利 用 について Web メール 画 面 のフロー 図 Web メールへのアクセス ログイン 画 面 ログイン 後 (メール 一 覧 画 面 ) 画 面 共 通 項 目

治 験 実 施 管 理 システム NMGCP 向 け Excel 形 式 プロトコール 作 成 手 順 書 V4.0.3 対 応 版 第 1 版 株 式 会 社 富 士 通 アドバンストエンジニアリング All Rights Reserved,Copyright 株 式 会 社 富 士 通 アドバン

(Microsoft Word - \203G\203N\203V\201[\203h.docx)

活用ガイド-編集しよう

目 次 1. 本 マニュアルについて D-Case ステンシルの 導 入 概 要 インストール D-Case 編 集 D-Case メニュー ノード リンク..

Microsoft Word - RuLIS2操作マニュアル_地図を見る m.docx

Microsoft Word - mt5book1.doc

KINGSOFT Office 2016 動 作 環 境 対 応 日 本 語 版 版 共 通 利 用 上 記 動 作 以 上 以 上 空 容 量 以 上 他 接 続 環 境 推 奨 必 要 2

<4D F736F F D20819C486F70658F6F93588ED297708AC7979D89E696CA837D836A B E A2E646F63>

1. 表 から 値 を 抽 出 する 説 明 1.1. 表 から 値 を 抽 出 するための 関 数 について 説 明 します LOOKUP VLOOKUP HLOOKUP 関 数 は 検 索 値 に 対 応 する 値 を 検 索 値 を 含 む 一 覧 表 から 抽 出 し てくれる 関 数 です

Microsoft Word - 206MSAccess2013

立ち読みページ

返還同意書作成支援 操作説明書

MovableType 更新作業マニュアル

d_cj01

計算式の取り扱い

第1回

目 次 目 次 1 ログイン ログアウト ログインする...1 ログイン 画 面 が 表 示 されないときは?... 1 初 めてログインするときのパスワードは?... 2 初 期 パスワードを 忘 れてしまったときは?... 2 変 更 したパスワードを 忘 れてしまったときは?.

GRIDY SFA カスタム 項 目 操 作 ガイド 用 本 書 はに 必 要 な 操 作 を 解 説 しております は GRIDY SFA ののことです GRIDY SFA へ 申 し 込 み 最 初 に 登 録 を 行 った 方 がそのままとなります カスタム 項 目 はの 方 のみ 操 作 可

MATRIX TRADER(インストール版) 取扱説明書

ことばを覚える

SoftBank 202F 取扱説明書

Taro-1-14A記載例.jtd

TIPS - 棚 割 りを 開 始 するまで Liteを 起 動 し 企 業 情 報 の 追 加 を 行 い 棚 割 を 行 う 企 業 の 追 加 をして 下 さい 企 業 情 報 の 追 加 時 に エラーメッセージが 表 示 された 場 合 別 途 TIPS トラブルが 発 生 した 場 合

目 次. WEB メールへのログイン.... メール 送 信 手 順.... メール 受 信 手 順 アドレス 帳 の 操 作 手 順 フォルダーの 操 作 手 順 メール 発 信 者 登 録 署 名 登 録 手 順 基 本 的 な 設 定

「1 所得税及び復興特別所得税の確定申告書データをお持ちの方」からの更正の請求書・修正申告書作成編

SXF 仕 様 実 装 規 約 版 ( 幾 何 検 定 編 ) 新 旧 対 照 表 2013/3/26 文 言 変 更 p.12(1. 基 本 事 項 ) (5)SXF 入 出 力 バージョン Ver.2 形 式 と Ver.3.0 形 式 および Ver.3.1 形 式 の 入 出 力 機 能 を

縦 計 横 計 をSUM 関 数 で 一 度 に 計 算 する 縦 横 の 合 計 を 表 示 するセルが 計 算 対 象 となる セルと 隣 接 している 場 合 は 一 度 に 合 計 を 求 め ることができます 1 計 算 対 象 となるセル 範 囲 と 合 計 を 表 示 する セル 範

<4D F736F F F696E74202D F C A082B882AF816082E ED2834B F91808DEC90E096BE95D C782AF A95D2816A E C5817A2E B8CDD8AB B83685D>

06.9- はじめての 本 や 論 文 の 探 し 東 京 大 学 本 部 情 報 基 盤 課 [ 学 術 情 報 リテラシー 担 当 ] TREE(UTokyo REsource Explorer)とは TREE [UTokyo REsource Explorer] は シンプルに ひとつ

Microsoft Word - word_05.docx

H28記入説明書(納付金・調整金)8

富士山チェックリスト

PowerPoint プレゼンテーション

WebMail ユーザーズガイド

(Microsoft Word - Word\211\236\227p8\217\315.docx)

■ディレクトリ

Microsoft Word - 03accessデータベース演習レジメ.doc

DN6(R04).vin

2 Wee とは Wee はホームページの 更 新 ツールです Wee は サイトの 枠 組 みをWeb 製 作 業 者 が 作 成 し 更 新 は お 客 様 に 自 由 にしていただこうというコンセプトの 製 品 です インターネットに 繋 がる 場 所 ならどこからでも ブラウザでホームページ

新 規 団 体 登 録 ボタンをクリック

k_setumeikai_siryo

1. アクセスする 2. 簡 易 検 索 画 面 (fig. 1) アクセスすると 最 初 に 出 る 画 面 です 検 索 語 入 力 ボックスにキーワードを 入 力 して 論 文 検 索 ボタンをクリックし ます 3. ボックス 下 部 のチェック 項

第 1 章 : 概 要 このウェブサイトでは ウェブブラウザに 必 要 とする 電 動 機 スペックを 入 力 する 事 により 誘 導 電 動 機 の 外 形 図 を 検 索 & 照 会 すること ができます 画 面 の 紹 介 ログインボタン 一 覧 表 形 式 で 選 定 ボタン ログイン 画

基本操作マニュアル[既存ページの編集と連載記事の作成・更新]編

第 1 章 共 通 操 作 1.1 ログイン PIN 番 号 入 力 (1) 大 阪 府 電 子 入 札 システム トップ 画 面 より 1 電 子 入 札 システム ボタンをクリックし ます 1 1-2

Word 003 スキルブック 06 - オブジェクトの 利 用 0.Word で 作 る 表 : 行 幅 を 最 小 値 より 小 さく 設 定 する 3 表 の 左 右 のサイズを 適 宜 調 整 します Word で 表 を 作 成 するとき, 列 幅, 行 幅 ともに 基 本 的 に 自 由

■デザイン

PowerPoint プレゼンテーション

1.2. ご 利 用 環 境 推 奨 ブラウザ Internet Explorer Google Chrome(バージョン 32 時 点 で 動 作 確 認 済 み) Mozilla Firefox(バージョン 26 時 点 で 動 作 確 認 済 み) Safari 7

2. 番 号 種 別 の 利 用 方 法 わが 国 の 番 号 方 式 に 照 らして INSネットでの 番 号 種 別 の 具 体 的 な 利 用 方 法 を 記 述 すると 以 下 のようにな ります (1) 番 号 種 別 (TON)= 不 定 電 話 サービスと 同 様 のダイヤル 手 順

Microsoft Word - 修正_作業手順書.docx

勤 怠 項 目 6~10の 追 加 < 概 要 > 勤 怠 項 目 6~10を 追 加 しました それに 伴 い 下 記 の 箇 所 が 変 更 になりました ページ 場 所 誤 25 給 与 奉 行 への テキスト 書 出 順 勤 怠 項 目 1~ 勤 怠 項 目 5 27 内 容 勤 怠 項 目

Microsoft PowerPoint - J_AuthorManual_JPSJ.ppt [互換モード]

設定フロー ★印は必須の設定です

目 次 1. 論 理 関 数 IF IF の 概 要 論 理 式 の 種 類 等 号 不 等 号 具 体 的 な 使 い 方 ネスト 複 数 の 条 件 を 記 述...

Ⅰ 校 外 における 研 修 の 留 意 点 1 校 外 における 研 修 のコマ 数 の 考 え ア) 午 前 午 後 の 講 座 は 0.5 日 (0.5 コマ) イ) 全 日 の 講 座 は 1.0 日 (1.0 コマ) 2 校 外 における 研 修 として 選 択 できない 講 座 研 修

2016 年 度 情 報 リテラシー 三 科 目 合 計 の 算 出 関 数 を 用 いて 各 教 科 の 平 均 点 と 最 高 点 を 求 めることにする この2つの 計 算 は [ホーム]タブのコマ ンドにも 用 意 されているが 今 回 は 関 数 として 作 成 する まず 表 に 三 科

(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

PowerPoint プレゼンテーション

HDC-EDI BaseのAny変換における閏年の取り扱いに関する重要なお知らせ

<4D F736F F D A838C D836A B5F E646F63>

第1章 情報処理センターの利用

<4D F736F F D ED28FDA8DD7837D836A B2E646F6378>

スライド 1

学 校 紹 介 ページ 公 開 までの 流 れ 2 管 理 画 面 よりログイン お 知 らせいたしますID PASSにて 管 理 画 面 よりログインします さんぽう 進 学 ネットモバイル 看 護 医 療 進 学 ネット のIDにつきましては 2010 年 度 用 と2011 年 度 用 とで

目 次 1 インストール 手 順 プログラム データファイルのインストール Microsoft Access2013Runtime SP1(32bit) 版 のインストール 基 本 操 作 ログイン メニュー...

2016 年 度 情 報 リテラシー 変 更 された 状 態 同 様 に 価 格 のセルを 書 式 設 定 する 場 合 は 金 額 のセルをすべて 選 択 し [ 書 式 ]のプルダウンメニューか ら[ 会 計 ]を 選 択 する すると が 追 加 され 金 額 としての 書 式 が 設 定 さ

( 復 興 特 別 法 人 制 具 体 的 内 容 ) 復 興 特 別 法 人 制 具 体 的 な 内 容 は 次 とおりです 1 納 義 務 者 法 人 は 基 準 法 人 額 につき 復 興 特 別 法 人 を 納 める 義 務 があります( 復 興 財 源 確 保 法 42) なお 人 格 な

取扱説明書

Microsoft PowerPoint - 集計サービス手順説明

<4D F736F F D20836E E819592E88C5E B F944E82548C8E89FC90B3816A5F6A D28F57>

1-1 一覧画面からの印刷

<4D F736F F D2096F088F582CC8B8B975E814191DE90458EE B4997A B794EF82C98AD682B782E98B4B91A E352E3129>

目 次 電 子 申 請 を 使 用 した 申 請 の 流 れ 1ページ 申 請 書 ( 概 算 保 険 料 申 告 書 )の 作 成 2ページ 作 成 した 申 請 書 の 送 信 31ページ 状 況 照 会 電 子 納 付 を 行 う 62ページ 返 送 書 類 の 取 得 75ページ お 問 い

Transcription:

第 2 章 Movable Typeを 構 成 するデータを 読 み 込 む ブログ 記 事 のオブジェクト(MT::Entry)の 操 作 ブログを 構 成 するオブジェクトの 中 で ブログ 記 事 (MT::Entry)はもっともよく 操 作 するオブジェクトです この 節 では ブログ 記 事 のオブジェクトを 操 作 する 方 法 を 解 説 します ブログ 記 事 の 情 報 をオブジェクトに 読 み 込 む まず ブログ 記 事 の 情 報 をオブジェクトに 読 み 込 む 方 法 を 解 説 します ブログのオ ブジェクト(MT::Blog)と 同 様 に 読 み 込 みはMT::Entryクラスのloadメソッドで 行 い ます MT::Entryクラスを 使 うことを 宣 言 する プログラムの 中 でブログ 記 事 のオブジェクトを 操 作 する 場 合 その 前 に 以 下 の 一 文 を 入 れて MT::Entryクラスを 使 うことを 宣 言 します use MT::Entry; loadメソッドの 書 き 方 MT::Entryクラスに 限 らず Movable Typeの 各 種 の 情 報 をオブジェクトに 読 み 込 む 際 には それぞれのクラスのloadメソッドを 使 います loadメソッドの 基 本 的 な 書 き 方 は 以 下 のようになります 1 書 き 方 その1 クラス 名 ->load(オブジェクトのid) 1 書 き 方 その2 クラス 名 ->load( 検 索 条 件, パラメータ) クラス 名 には 読 み 込 みたいオブジェクトのクラス 名 を 指 定 します たとえば ブログ 記 事 をオブジェクトに 読 み 込 むなら クラス 名 は MT::Entry とします - 70 -

ブログ 記 事 のオブジェクト(MT::Entry)の 操 作 1つのオブジェクトだけを 読 み 込 む 場 合 は 前 述 の1つ 目 の 書 き 方 を 使 います この 場 合 loadメソッドのパラメータとして そのオブジェクトのIDを 指 定 します 一 方 複 数 のオブジェクトを 一 度 に 読 み 込 む 場 合 は 2つ 目 の 書 き 方 を 使 います この 場 合 は 検 索 条 件 等 を 指 定 して 読 み 込 むオブジェクトを 検 索 します 検 索 条 件 では 主 に プロパティの 値 が である という 形 で 検 索 す るオブジェクトの 条 件 を 指 定 します プロパティ 名 と 検 索 する 値 の 組 を ハッシュの キーと 値 として 表 わし そのハッシュのリファレンスを 検 索 条 件 の 部 分 に 指 定 し ます ブログ 記 事 をオブジェクトに 読 み 込 む 場 合 表 2.3のようなプロパティを 指 定 す ることができます 1つのハッシュに 複 数 の 条 件 を 指 定 することもできます その 場 合 それらすべての 条 件 を 満 たすブログ 記 事 が 読 み 込 まれます また パラメータ の 部 分 には 並 べ 替 えの 方 法 や 読 み 込 むオブジェクトの 数 な ど オブジェクトを 読 み 込 む 際 のパラメータを 指 定 します パラメータの 名 前 と そ のパラメータに 渡 す 値 の 組 を ハッシュのキーと 値 の 組 として 表 わします そして そのハッシュのリファレンスを 渡 します 表 2.3 ブログ 記 事 のオブジェクトの 主 なプロパティ プロパティ id blog_id author_id status authored_on created_on modified_on title text text_more excerpt comment_count ping_count basename allow_comments allow_pings 内 容 ブログ 記 事 のID ブログ 記 事 が 属 するブログのID ブログ 記 事 を 書 いたユーザーのID ブログ 記 事 の 公 開 状 態 ( 下 書 き/ 公 開 など) ブログ 記 事 の 日 時 (ブログ 記 事 の 編 集 画 面 の 公 開 日 で 指 定 した 日 時 ) ブログ 記 事 を 始 めて 保 存 した 日 時 ブログ 記 事 を 最 後 に 更 新 した 日 時 ブログ 記 事 のタイトル ブログ 記 事 の 本 文 ブログ 記 事 の 追 記 (ブログ 記 事 の 編 集 画 面 の 続 き の 欄 に 入 力 した 内 容 ) ブログ 記 事 の 概 要 ブログ 記 事 についたコメントの 数 ブログ 記 事 についたトラックバックの 数 ブログ 記 事 のファイル 名 ブログ 記 事 にコメントをつけられるかどうか ブログ 記 事 にトラックバックをつけられるかどうか - 71 -

第 2 章 Movable Typeを 構 成 するデータを 読 み 込 む 特 定 のブログのブログ 記 事 を 読 み 込 む 検 索 条 件 と パラメータ の 具 体 的 な 指 定 方 法 の 例 をいくつか 紹 介 します ま ず 特 定 のブログに 属 するブログ 記 事 を 読 み 込 む 方 法 から 解 説 します この 場 合 load メソッドの 検 索 条 件 として 以 下 のようなハッシュリファレンスを 渡 します なお loadメソッドの パラメータ の 部 分 は 指 定 しません { blog_id => ブログのID } たとえば IDが1 番 のブログから ブログ 記 事 をすべて 読 み 込 みたいとします そし て 読 み 込 まれたブログ 記 事 のオブジェクト 群 を 配 列 @entriesに 割 り 当 てたいとし ます この 場 合 loadメソッドを 以 下 のように 書 きます @entries = MT::Entry->load({ blog_id => 1 }); 公 開 されているブログ 記 事 のみ 読 み 込 む ブログ 記 事 を 読 み 込 んでその 情 報 を 一 般 向 けに 出 力 する 場 合 未 公 開 や 日 時 指 定 に なっているブログ 記 事 の 情 報 は 通 常 は 出 力 すべきではありません このようなとき には 公 開 されているブログ 記 事 だけを 読 み 込 むと 良 いです ブログ 記 事 の 公 開 状 態 は statusプロパティで 表 されます このプロパティは 表 2.4 の 定 数 のいずれかの 値 を 取 ります loadメソッドの 検 索 条 件 に status => 公 開 状 態 の 条 件 を 追 加 すると その 条 件 を 満 たすブログ 記 事 だけを 読 み 込 むことができます たとえば IDが1 番 のブログから 公 開 されているブログ 記 事 だけを 読 み 込 んで 配 列 @entriesに 割 り 当 てるには リス ト2.5のように 書 きます リスト2.5 IDが1 番 のブログから 公 開 されているブログ 記 事 を 読 み 込 む 01 @entries = MT::Entry->load({ blog_id => 1, 02 status => MT::Entry::RELEASE() }); - 72 -

ブログ 記 事 のオブジェクト(MT::Entry)の 操 作 表 2.4 ブログ 記 事 の 公 開 状 態 を 表 す 定 数 定 数 公 開 状 態 MT::Entry::HOLD() 未 公 開 ( 下 書 き) MT::Entry::RELEASE() 公 開 MT::Entry::REVIEW() レビュー MT::Entry::FUTURE() 日 時 指 定 一 定 期 間 のブログ 記 事 のみ 読 み 込 む ブログでは 記 事 を 月 別 や 年 別 などの 一 定 期 間 に 分 けて 扱 うこともあります プロ グラムでこのような 処 理 を 行 うには 一 定 の 期 間 に 公 開 されたブログ 記 事 のみ 読 み 込 むことが 必 要 になります ブログ 記 事 の 日 付 を 表 すプロパティとして authored_on/created_on/ modified_onの3つがあります ブログ 記 事 の 編 集 画 面 で 日 付 として 入 力 する 値 は authored_onプロパティに 対 応 します したがって 一 定 期 間 のブログ 記 事 のみ 読 み 込 むには 一 般 的 にはauthored_onプロパティの 値 で 期 間 を 指 定 します loadメソッドの 検 索 条 件 の 書 き 方 は 表 2.5のようになります 開 始 日 時 / 終 了 日 時 とも 14 桁 の 数 値 ( 年 は4 桁 月 日 時 分 秒 はそれぞれ2 桁 )で 表 します たとえば 2009 年 1 月 23 日 1 時 23 分 45 秒 は 20090123012345 と 表 します また 期 間 を 指 定 して 記 事 を 読 み 込 む 場 合 loadメソッドのパラメータに range => { authored_on => 1} または range_incl => { authored_on => 1} を 指 定 します rangeの 場 合 authored_onプロパティの 値 が 開 始 日 時 より 大 きく 終 了 日 時 より 小 さい 記 事 が 読 み 込 まれます 開 始 日 時 / 終 了 日 時 はぴったりの 記 事 は 読 み 込 まれませ ん 一 方 range_inclの 場 合 開 始 日 時 / 終 了 日 時 にぴったりの 記 事 も 読 み 込 まれま す 例 えば 以 下 の 条 件 をすべて 満 たすブログ 記 事 を 読 み 込 んで 配 列 @entriesに 割 り 当 てるとします 1IDが1 番 のブログに 属 する 2 公 開 されている 32009 年 1 月 中 (2009 年 1 月 1 日 0 時 0 分 0 秒 ~2009 年 1 月 31 日 23 時 59 分 59 秒 )に 書 いた この 場 合 リスト2.6のように 書 きます - 73 -

第 2 章 Movable Typeを 構 成 するデータを 読 み 込 む 表 2.5 期 間 を 指 定 してブログ 記 事 を 読 み 込 む 場 合 の 検 索 条 件 の 書 き 方 条 件 loadメソッドの 検 索 条 件 の 書 き 方 開 始 日 時 と 終 了 日 時 の 間 のブログ 記 事 を authored_on => [ 開 始 日 時, 終 了 日 時 ] 読 み 込 む 開 始 日 時 から 後 のブログ 記 事 を 読 み 込 む authored_on => [ 開 始 日 時 ] 終 了 日 時 より 前 のブログ 記 事 を 読 み 込 む authored_on => [ undef, 終 了 日 時 ] リスト2.6 日 付 を 指 定 してブログ 記 事 を 読 み 込 む 01 @entries = MT::Entry->load({ blog_id => 1, 02 status => MT::Entry::RELEASE(), 03 authored_on => [ 20090101000000, 04 20090131235959 ] }, 05 { range_incl => { authored_on => 1 } }); ブログ 記 事 を 並 べ 替 える ブログ 記 事 を 読 み 込 む 際 に プロパティの 値 によって 並 べ 替 えたいこともあります たとえば ブログ 記 事 を 日 付 の 新 しい 順 に 並 べ 替 えるような 場 合 が 相 当 します この 場 合 loadメソッドの パラメータ の 部 分 に sort => 'プロパティ 名 ' と direction => 'ascendまたはdescend' の2つを 追 加 します ascend/descendはそ れぞれ 昇 順 / 降 順 ( ) を 表 します たとえば IDが1 番 のブログ 記 事 で 公 開 されているものを 日 付 の 新 しい 順 ( 降 順 ) に 読 み 込 みたいとします そして 読 み 込 んだブログ 記 事 を 配 列 @entriesに 割 り 当 て るとします これは リスト2.7のように 書 くことができます リスト2.7 ブログ 記 事 を 並 べ 替 えて 読 み 込 む 01 @entries = MT::Entry->load({ blog_id => 1, 02 status => MT::Entry::RELEASE() }, 03 { sort => 'authored_on', 04 direction => 'descend' }); ( ) 昇 順 / 降 順 値 が 小 さい 順 に 並 べ 替 えることを 昇 順 と 呼 び その 逆 に 並 べ 替 えることを 降 順 と 呼 びます たと えば 1,7,4,3,6 の5つの 数 字 を 昇 順 で 並 べ 替 えると 1,3,4,6,7 になります 一 方 降 順 だと 7,6,4,3,1 になります - 74 -

ブログ 記 事 のオブジェクト(MT::Entry)の 操 作 一 部 のブログ 記 事 のみ 読 み 込 む 多 数 のブログ 記 事 がある 場 合 その 一 部 だけを 読 み 込 みたいこともあります たと えば 最 近 の10 件 のブログ 記 事 を 読 み 込 む といった 場 合 です このときは loadメ ソッドの パラメータ の 部 分 に offset => 記 事 数 や limit => 記 事 数 を 追 加 します offsetは 条 件 に 合 うブログ 記 事 のうち 先 頭 から 指 定 した 件 数 を 飛 ばして その 次 から 読 み 込 むのに 使 います またlimitは 読 み 込 むブログ 記 事 の 件 数 を 指 定 するの に 使 います たとえば 以 下 のようにブログ 記 事 を 読 み 込 んで 配 列 変 数 @entriesに 割 り 当 てた いとします これはリスト2.8のように 書 くことができます 1IDが1 番 のブログに 属 する 2 日 付 の 新 しい 順 に 並 べ 替 える 3 先 頭 の10 件 を 飛 ばし その 次 の5 件 を 読 み 込 む リスト2.8 一 部 のブログ 記 事 のみ 読 み 込 む 01 @entries = MT::Entry->load({ blog_id => 1 }, 02 { sort => 'authored_on', 03 direction => 'descend', 04 offset => 10, 05 limit => 5 }); ブログ 記 事 の 情 報 を 得 る 個 々のブログ 記 事 の 情 報 (タイトルや 本 文 など)は ブログ 記 事 のオブジェクトの プロパティから 得 ることができます 主 なプロパティは 71ページの 表 2.3にあげたと おりです たとえば 変 数 $entryにブログ 記 事 のオブジェクトを 割 り 当 てたとします この 場 合 $entry->title は そのブログ 記 事 のタイトルを 表 します また $entry->text はブログ 記 事 の 本 文 を 表 します ブログ 記 事 の 情 報 を 表 示 する 例 リスト2.9は IDが1 番 のブログから 公 開 されている 最 近 のブログ 記 事 を10 件 読 み 込 んで そのタイトルと 日 付 を 表 組 みで 出 力 する 例 です( 画 面 2.3) 主 な 行 の 内 容 は - 75 -

第 2 章 Movable Typeを 構 成 するデータを 読 み 込 む 以 下 の 通 りです 11 行 目 :use MT::Entry; MT::Entryクラスを 使 うことを 宣 言 します 15~9 行 目 :my @entries = MT::Entry->load( ); loadメソッドを 使 って IDが1 番 のブログから 公 開 されている 最 近 のブログ 記 事 を 10 件 読 み 込 む 処 理 を 行 っています このプログラムの 中 心 的 な 処 理 です IDが1 番 のブログ 公 開 されている という2つの 条 件 から loadメソッドの 検 索 条 件 の 部 分 は blog_id => 1 と status => MT::Entry::RELEASE() になります また 最 近 の ということから ブログ 記 事 は 日 付 の 新 しい 順 ( 降 順 )に 並 べ 替 え ます したがって loadメソッドの パラメータ の 部 分 に sort => 'authored_on' と direction => 'descend' の 記 述 が 必 要 です さらに 読 み 込 む 記 事 数 は10 件 ですので loadメソッドの パラメータ の 部 分 に limit => 10 も 追 加 します 210 行 目 :for my $entry (@entries) { 読 み 込 んだブログ 記 事 群 ( 配 列 @entries)から ブログ 記 事 を1つずつ 順 に 取 り 出 し 繰 り 返 しを 行 います 312 行 目 :print '<td>'. $entry->id. '</td>'; ブログ 記 事 ($entry)のidプロパティを tdタグで 囲 んで 出 力 します idプロパテ ィはブログ 記 事 のIDを 表 します 413~14 行 目 10 行 目 と 同 じ 要 領 で ブログ 記 事 のタイトル(titleプロパティ)と 日 付 (authored_onプロパティ)を 出 力 します なお authored_onプロパティは14 桁 の 数 値 になっていて そのままではやや 読 みづ らいです MT::Util というモジュールの 関 数 を 使 うと 2009 年 01 月 23 日 12 時 34 分 56 分 のように 書 式 づけることもできます これについては 213ページで 解 説 します なお リスト2.9を 含 むインデックステンプレートのサンプルファイルは part2 フォルダの entry1.tmpl です リスト2.9 ブログ 記 事 の 情 報 を 表 示 する 例 01 use MT::Entry; 02 03 print '<table border="1">'; 04 print '<tr><th>id</th><th>タイトル</th><th> 日 付 </th></tr>'; - 76 -

ブログ 記 事 のオブジェクト(MT::Entry)の 操 作 05 my @entries = MT::Entry->load({ blog_id => 1, 06 status => MT::Entry::RELEASE() }, 07 { sort => 'authored_on', 08 direction => 'descend', 09 limit => 10 }); 10 for my $entry (@entries) { 11 print '<tr>'; 12 print '<td>'. $entry->id. '</td>'; 13 print '<td>'. $entry->title. '</td>'; 14 print '<td>'. $entry->authored_on. '</td>'; 15 print '</tr>'; 16 } 17 print '</table>'; 画 面 2.3 リスト2.9の 実 行 結 果 の 例 前 後 のブログ 記 事 を 読 み 込 む あるブログ 記 事 を 基 準 にして 日 付 順 で 前 後 の 記 事 を 得 たい ということもありま す これは ブログ 記 事 のオブジェクトの next と previous というメソッドで 得 ることができます たとえば あるブログ 記 事 を 変 数 $entryに 割 り 当 てているとします この 場 合 以 下 のようにすると 変 数 $nextは1つ 次 のブログ 記 事 を 指 すオブジェクトになります $next = $entry->next; - 77 -