ホワイトペーパーシリーズ: Sync with Business Edition を 利 用 した ファイルサーバ 移 行 シナリオガイド Windows Server 2003 から Windows Storage Server 2012 R2 へのファイル サーバの 移 行 2014 年 9 月 1
内 容 1 概 要... 3 1.1 このガイドについて... 3 1.2 Windows Server 2003 の 製 品 サポート 終 了 について... 3 1.3 運 用 別 ファイルサーバの 移 行 シナリオ... 3 1.4 Sync with Business Edition について... 4 1.5 Sync with BE で 提 供 されるプログラム... 5 1.6 Sync with BE を 利 用 した 移 行 時 の 注 意 事 項... 5 1.7 ファイルサーバの 移 行 手 段 について... 6 1.8 このガイドの 適 用 範 囲... 6 1.9 利 用 ツールについて... 6 2 最 新 ファイル サーバへの 移 行 手 順... 7 2.1 想 定 移 行 シーン... 7 2.2 移 行 環 境... 8 2.3 移 行 元 環 境... 8 3 最 後 に... 14 本 文 書 は 株 式 会 社 アイ オー データ 機 器 ( 以 下 アイ オー データ とします )が アイ オー データの 特 定 の 商 品 に 関 する 機 能 性 能 や 技 術 についての 説 明 を 記 述 した 参 考 資 料 となります 当 該 商 品 の 利 用 という 目 的 の 範 囲 内 で 自 由 に 使 用 複 製 をしていただけますが アイ オー データの 事 前 の 書 面 による 承 諾 なしに 改 変 掲 示 転 載 等 の 行 為 は 禁 止 されます また あくまで 参 考 資 料 として 提 供 いたしますので 内 容 については 一 切 保 証 を 致 しかねます 以 下 の 内 容 をご 了 承 いただ いた 場 合 のみご 利 用 ください (1) アイ オー データは 本 文 書 によりいかなる 権 利 の 移 転 もしくはライセンスの 許 諾 またはいかなる 保 証 を 与 えるもの ではありません (2) アイ オー データは 本 文 書 について 有 用 性 正 確 性 特 定 目 的 への 適 合 性 等 のいかなる 保 証 をするものでは ありません (3) アイ オー データは 本 文 書 を 利 用 したこと または 利 用 しなかったことにより 生 じるいかなる 損 害 についても 責 任 を 負 うものではありません (4) アイ オー データは 本 文 書 の 内 容 を 随 時 断 りなく 更 新 修 正 変 更 削 除 することがあります 最 新 の 商 品 情 報 については http://www.iodata.jp/ をご 覧 ください 2
1 概 要 1.1 このガイドについて このガイドは 現 在 稼 働 中 の Windows Server 2003 Windows Server 2003 R2 のファイルサーバ 機 能 を I-O DATA が 提 供 する Sync with Business Edition を 利 用 して 最 新 の NAS 専 用 OS である Windows Storage Server 2012 R2 が 搭 載 された LAN DISK Z シリーズ( 以 下 LAN DISK Z)に 移 行 するため の 実 行 手 順 を 示 します 1.2 Windows Server 2003 の 製 品 サポート 終 了 について 多 くの 企 業 で 利 用 されている Windows Server 2003 および Windows Server 2003 R2 のすべての 製 品 サポートが 2015 年 7 月 15 日 ( 日 本 時 間 ) に 終 了 します サポート 終 了 後 は 重 大 なセキュリティ 問 題 が 発 見 されても セキュリティ 更 新 プログラムが 提 供 されず セキュリティリスクは 日 に 日 に 増 大 していきます しかしながらアプリケーションの 互 換 性 確 認 等 全 ての 機 能 をすぐに 移 行 することは 困 難 です まずは 日 々の 業 務 で 利 用 されているファイルサーバ 機 能 の 移 行 から 実 施 されてはいかがでしょうか? 1.3 運 用 別 ファイルサーバの 移 行 シナリオ Windows Server 2003 は 企 業 規 模 に 応 じて 様 々な 利 用 形 態 で 運 用 されています 以 下 に 運 用 別 の 移 行 シナリオを 示 します CASE1:ファイルサーバ 専 用 機 としてご 利 用 の 場 合 中 堅 中 小 企 業 の 多 くがこのケースに 当 てはまり ます Windows Server 2003 をファイルサー バ 専 用 機 としてご 利 用 の 場 合 LAN DISK Z へ 移 行 するメリットは 以 下 のとおりです 1. セキュリティリスク 対 策 : 最 新 の NAS 専 用 OS である Windows Storage Server 2012 R2 を 搭 載 し Windows Update を 通 じてセキュリティパッチが 提 供 されます 2. 老 朽 化 対 策 : 老 朽 化 したサーバはメンテナンス 必 要 がかかり さらに 保 守 部 品 も 高 価 で 入 手 困 難 です 3. 機 能 面 の 向 上 : 機 能 面 のメリットは Windows Storage Server 2012 R2 最 新 ファイルサーバの 移 行 ガイド を 御 覧 ください http://www.iodata.jp/product/fun/ws2003/2012migration/12dh9400001qlrje-at t/whitepaper.pdf CASE2:Windows Server 2003 に 複 数 の 役 割 を 持 たせている 場 合 アプリケーションサーバ ドメインサーバの 役 割 と 併 用 されているものがこのケースに 当 てはまりま す 移 行 の 検 討 評 価 に 時 間 が 掛 かるアプリケ ーションサーバとファイルサーバを 分 割 し ファイル サーバである LAN DISK Z を 個 別 に 立 ち 上 げ るシナリオをご 提 案 します この 場 合 のメリットは 以 下 のとおりです 3
1. 管 理 者 は アプリケーションサーバ 移 行 に 集 中 して 様 々な 移 行 方 法 が 検 討 可 能 ( 仮 想 化 クラウド 等 ) 2. アプリケーション 利 用 者 に 限 定 してアプリケーションサーバ 用 CAL 導 入 をすることにより コストダウンになる 場 合 がある 3. 経 営 者 は アプリケーションサーバとファイルサーバ 更 新 時 期 を 分 離 した 結 果 今 後 業 態 業 務 に 応 じて 最 適 なサービス 導 入 が 可 能 1.4 Sync with Business Edition について 2014 年 9 月 17 日 に I-O DATA より Sync with Business Edition( 以 下 Sync with BE)をリリース いたします Sync with BE は 2 台 の LAN DISK Z の 共 有 フォルダーを 定 期 的 に 同 期 するためのツールですが 本 製 品 はWindows Server 2003からのデータ 移 行 と 設 定 情 報 移 行 も 支 援 します 本 製 品 の 特 徴 は 以 下 の とおりです 1. スケジュールに 従 って 定 期 的 に Master 機 ( 以 下 Master)から Slave 機 ( 以 下 Slave)へデータ 同 期 および Master の 設 定 情 報 をコピーします 2. Slave の 手 動 切 り 替 え 作 業 を 行 うことにより Master への 昇 格 が 可 能 です 3. Microsoft Azure へのバックアップおよび 復 旧 が 可 能 です 4. Windows Server 2003 のファイルサーバを Master として 利 用 し データの 移 行 が 可 能 です 本 ガイドでは4の Windows Server 2003 マシンのファイルサーバ 移 行 についてご 説 明 させていただきます 4
1.5 Sync with BE で 提 供 されるプログラム ファイル 名 対 応 OS 用 途 Windows Storage Server 2008 R2 Master 用 MasterSetup Windows Storage Server 2012 今 回 は 利 用 いたしません Windows Storage Server 2012 R2 MasterSetup2003 Windows Server 2003(R2) Windows Server 2003 用 Windows Storage Server 2003 R2 Master ソフトです SlaveSetup Windows Storage Server 2008 R2 Windows Storage Server 2012 Windows Storage Server 2012 R2 NAS に 導 入 する Slave ソフトです 1.6 Sync with BE を 利 用 した 移 行 時 の 注 意 事 項 Slave の Master 昇 格 時 に 引 き 継 げる 設 定 情 報 の 内 容 は 以 下 のとおりです Sync with のジョブ 設 定 共 有 フォルダーへの 共 有 情 報 ローカルユーザ グループ コンピュータ 名 IP アドレス 切 り 替 え 後 のユーザーパスワードについて 切 り 替 え 後 のユーザーパスワードは ユーザ 名 と 同 じものに 設 定 されますので ユーザごとにパスワードの 再 設 定 を 行 ってください また ユーザ 名 に 日 本 語 など 2 バイト 系 文 字 を 利 用 している 場 合 管 理 者 に よるパスワードリセットが 必 要 です ご 利 用 に 際 しては 以 下 の 制 限 事 項 がございます 予 めご 了 承 ください 移 行 元 対 象 ドライブは D ドライブ 上 にあるフォルダーのみとなります システムファイルの 移 行 はできません ACL の 移 行 はできません NTFS ファイルシステムにより 暗 号 化 されたフォルダ ファイルのバックアップには 対 応 していません NTFS ファイルシステムにより 圧 縮 されたフォルダ ファイルはバックアップできますが バックアップ 先 では 圧 縮 指 定 は 外 れます 5
1.7 ファイルサーバの 移 行 手 段 について Windows ベースのファイルサーバ 移 行 手 段 としてマイクロソフト 社 から 提 供 されているツールとの 違 いを 以 下 にまと めました 方 法 インターフェース 特 徴 メリット デメリット Sync with BE ( 本 ツール) GUI PC の 操 作 に 熟 練 していな くても 移 行 の 一 連 の 作 業 が GUI ベースで 容 易 に 利 用 可 能 データ 移 行 だけでなく 設 定 情 報 の 移 行 も 可 能 移 行 後 の NAS のバック アップ 環 境 も 提 供 可 能 切 り 替 えは 手 動 で 切 り 替 え 後 の 設 定 が 必 要 ACL 移 行 ができない ファイルサーバ 移 行 ツ 移 行 フォルダーを 複 数 選 択 ウイザード 形 式 で 直 感 的 ローカルユーザ ローカル ールキット GUI できるため 部 分 移 行 に 対 共 有 設 定 のコピー 可 能 グループ 移 行 ができない (FSMT) 応 しやすい ログ 出 力 可 能 ACL 移 行 ができない Windows Server 移 行 ツール PowerShell ローカルユーザ グループの 移 行 が 可 能 でシンプルな 移 行 や 一 括 移 行 に 向 く 設 定 情 報 のうち ローカ ルユーザ ローカルグルー プの 移 行 が 可 能 コマンドベースのため 操 作 に 熟 練 が 必 要 今 回 は Sync with BE を 利 用 したファイルサーバの 移 行 を 実 施 します 本 ガイド 作 成 のために 利 用 してみましたが Sync with BE はシンプルな GUI を 採 用 しており 移 行 元 移 行 先 も 迷 うことなく 10 分 程 度 で 設 定 が 完 了 しました 直 感 的 に 分 かりやすいツールですので 中 小 規 模 の 専 任 の 管 理 者 がいなくても 十 分 活 用 いただけます 1.8 このガイドの 適 用 範 囲 このガイドでは 以 下 の 内 容 が 含 まれます データの 移 行 ローカル ユーザとローカル グループの 移 行 ファイルサーバの 手 動 切 り 替 え 以 下 の 内 容 については 含 まれません ファイルサーバ 以 外 の 役 割 の 移 行 (アプリケーション ドメイン データベース プリント 共 有 等 ) 1.9 利 用 ツールについて このガイドでは I-O DATA から 提 供 される Sync with BE を 利 用 してデータ 移 行 を 実 施 しております Sync with BE は I-O DATA 製 LAN DISK Z シリーズご 購 入 者 が 全 て 対 象 の 無 償 ソフトです 提 供 は I-O DATA ユーザ 登 録 サイト IOPortal より 提 供 となります 詳 細 は 以 下 の 特 集 ページをご 参 照 ください Sync with Business Edition 特 集 ページ http://www.iodata.jp/solutions/syncwithbe/index.htm 6
2 最 新 ファイル サーバへの 移 行 手 順 今 回 は 老 朽 化 した Windows Server 2003 のファイルサーバ 機 能 を HDL-Z4WM4C2 へ Sync with BE を 利 用 して 移 行 します 2.1 想 定 移 行 シーン 営 業 支 店 でのファイルサーバ 利 用 従 業 員 数 :30 名 部 門 数 :3 部 門 Windows Server 2003 のファイルサーバ 利 用 方 法 : 部 門 ごとに 共 有 フォルダーを 利 用 部 門 別 アクセス 制 限 をか け 部 門 間 の 情 報 共 有 はファイル 共 有 で 実 現 マネージャ 専 用 の 共 有 フォルダーを 利 用 管 理 職 の 情 報 を 共 有 課 題 : ファイルサーバを 5 年 以 上 利 用 して 老 朽 化 している ディスクアクセスが 集 中 する 午 前 中 にファイルアクセスが 遅 い たまに 共 有 フォルダーが 見 えなくなることがあり 再 起 動 で 対 応 している 顧 客 情 報 を 扱 っており 脆 弱 性 等 のセキュリティが 不 安 であ る 7
2.2 移 行 環 境 2.3 移 行 元 環 境 共 有 フォルダーの 状 態 各 部 門 に 共 有 フォルダーが 提 供 準 備 されており それぞれ 60GB 合 計 240GB 利 用 しています 4 個 の 共 有 フォルダーがあり 各 共 有 フォルダーのファイル 数 はそれぞれ 22,200 個 合 計 88,800 個 です ローカルユーザ ローカルグループの 状 態 各 部 門 は 部 門 別 グループが 各 部 門 専 用 の 共 有 フォルダー(PPS1,PPS2,PPS3)を 共 有 設 定 しています 管 理 職 は 管 理 職 グループが 管 理 職 専 用 の 共 有 フォルダー(PPS-Manager)を 共 有 設 定 しています 8
2.4 Sync with BE を 利 用 した 実 際 の 移 行 手 順 1: 移 行 元 情 報 の 確 認 項 目 コンピュータ 名 IPアドレス 共 有 名 共 有 フォルダー パス Master32 Slave 導 入 の 前 に 移 行 元 Windows Server 2003 と 移 行 先 LAN DISK Z の 設 定 情 報 を 確 認 および 決 定 し メモしておきます 必 要 な 情 報 と 今 回 の 例 をそれぞれ 示 しま す 記 入 例 項 目 コンピュータ 名 IPアドレス 共 有 フォルダー 共 有 名 パス 共 有 フォルダー 共 有 名 パス 共 有 フォルダー 共 有 名 パス 共 有 フォルダー 共 有 名 パス Master32 Slave PPS2-S3 PPS2-FS1 192.168.100.10 192.168.100.49 pps1 D\disk\pps1 pps2 D\disk\pps2 pps3 D\disk\pps3 pps-manager D\disk\pps-manager 手 順 2: 移 行 先 LAN DISK Z の 準 備 移 行 先 である LAN DISK Z を 準 備 します 本 体 に 付 属 するマニュアルに 従 い 設 置 ください この 時 点 で I-O DATA が 提 供 する 状 態 監 視 サービス NarSuS の 登 録 をオス スメいたします 今 回 は HDL-Z4WM4C2 を 準 備 しました 手 順 3:Sync with BE のインストール 以 下 の 順 序 で Sync with BE をインストールします 1. 移 行 先 :HDL-Z4WM4C2 に Slave ソフト SlaveSetup を 実 行 し インストールする 2. 移 行 元 :Windows Server 2003 に Master2003 ソフト MasterSetup2003 を 実 行 し インストールする 先 に Slave 側 をインストールします Master/Master32 アプリケーション はデータ 転 送 時 に 専 用 のユーザを 利 用 しますので 先 にインストールしておくこと によりスムーズに 設 定 できるようになります 9
手 順 4: 移 行 元 の 設 定 今 回 は 共 有 フォルダーが 4 つあるため 共 有 フォルダー 毎 に 移 行 設 定 用 のジョブを 作 成 します これは 引 き 継 がれる 設 定 情 報 が 共 有 フォルダー 毎 に 紐 付 いているためです 全 ての 共 有 フォルダーがデータドライブ(D:) 直 下 に 作 成 されてい る 場 合 は データドライブを 移 行 元 に 設 定 するだけで 済 みます 今 回 の JOB 作 成 例 ジョブ 名 バックアップ 先 移 行 元 コンピュータ 名 共 有 名 パス pps1_migration PPS2-FS1 pps1 D\disk\pps1 pps2_migration PPS2-FS1 pps2 D\disk\pps2 pps3_migration PPS2-FS1 pps3 D\disk\pps3 pps4_migration PPS2-FS1 pps-manager D\disk\pps-manager 以 下 の 作 業 は 移 行 元 の Windows Server 2003 にインストールした Master32 の 作 業 となります 1 [Sync with BE]を 起 動 する 2 設 定 画 面 から[バックアップ]を クリックする 3 [ 追 加 ]をクリックする 1 [ジョブ 名 ]を 入 力 します 2 [バックアップ 先 コンピュータ 名 ] から PPS2-FS1 を 選 択 します リ ストに 表 示 されない 場 合 は 直 接 PPS2-FS1 を 入 力 します 3 [ 参 照 ]をクリックし 移 行 対 象 の 共 有 フォルダーを 指 定 します 4 スケジュールを 設 定 します 5 [ 保 存 ]をクリックしてジョブを 保 存 します 必 要 なジョブの 数 だけ 繰 り 返 します 今 回 の 場 合 は 合 計 4 回 の 作 業 となり ます 10 ご 注 意 [ 参 照 ]で 選 択 できる 移 行 元 対 象 ドライブは D ドライブ 上 にあるフォルダーのみとなります
Tips スケジュール 設 定 の[ 差 分 バックアップ]は 指 定 ( 毎 週 / 毎 月 )が 必 要 です これは Sync with BE の 基 本 動 作 が 差 分 バックアップ であるためです 一 回 限 りの 移 行 では 差 分 バックアップは 不 要 のため 移 行 時 間 に 掛 からない 様 に 任 意 の 時 間 に 指 定 して 下 さい 今 回 の 例 では 移 行 日 程 外 の 土 曜 日 に 設 定 して 実 施 しています 1 差 分 バックアップを 日 程 外 の[ 毎 週 ][ 土 曜 日 ] 設 定 2 フルバックアップは[ 無 効 ] 設 定 後 ほど 手 動 バックアップ 実 行 を 行 う 手 順 5: 移 行 の 実 行 今 回 は 複 数 のジョブに 対 して 初 回 バックアップを[ 今 すぐバックアップ]で 実 行 します その 後 3 時 間 毎 のフルバックアッ プのジョブ 設 定 で 検 証 しました 複 数 のジョブが 同 時 刻 に 実 行 されるような 設 定 の 場 合 他 のジョブは 待 機 状 態 となり バックアップ 完 了 後 に 順 次 実 行 されます 1 ジョブ pps1_migration の[ 今 すぐバックアップ]をクリックしま す 手 順 6: 移 行 の 結 果 の 確 認 と Windows Server 2003 のシャットダウン [ログ 表 示 ]からジョブ 結 果 を 確 認 し 移 行 先 である HDL-Z4WM4C2 に 移 行 されていることをご 確 認 ください 今 回 は 4 つのジョブが 正 常 に 完 了 した ことを 確 認 できました 11 必 ず 実 施 下 さい フルバックアップが 正 常 終 了 したことを 確 認 後 Windows Server 2003 をシャットダウンします
< 参 考 > 実 際 の 移 行 にかかった 時 間 今 回 の 移 行 でかかった 時 間 は 各 ジョブで 約 2.5 時 間 でした 総 移 行 容 量 240GB 総 ファイル 数 88,800 ファイル 数 に 対 して 移 行 総 時 間 10 時 間 となりました スケ ジュールバックアップ 間 のインターバルを 除 く PPS1_migration 時 間 0.00 2.00 4.00 6.00 8.00 10.00 12.00 PPS2_migration PPS3_migration PPS4_migration 手 順 7: 移 行 先 の Master 昇 格 移 行 先 以 下 の 作 業 は 移 行 先 の HDL-Z4WM4C2 にインストールした Slave の 作 業 となります 1 [Sync with BE]を 起 動 する 2 設 定 画 面 から[ネットワーク 設 定 切 替 ]をクリックする 3 [NW 設 定 切 替 ]を 実 行 する 手 順 8:Master 昇 格 結 果 の 確 認 とユーザーパスワード 変 更 HDL-Z4WM4C2 へ 移 行 が 完 了 している 事 を 確 認 します 確 認 項 目 は 以 下 のとおりです 項 目 コンピュータ 名 IP アドレス データ 移 行 ローカルユーザ 移 行 ローカルグループ 移 行 確 認 方 法 [サーバーマネージャー] [ローカルサーバー] Sync with ジョブ 情 報 および 移 行 先 ドライブ [コンピュータの 管 理 ] [ローカルユーザとグループ] [ユーザ] [コンピュータの 管 理 ] [ローカルユーザとグループ] [グループ] 共 有 フォルダーの 共 有 情 報 [コンピュータの 管 理 ] [ 共 有 フォルダー] [ 共 有 ] 12
コンピュータ 名 IP アドレス 移 行 の 確 認 コンピュータ 名 IP アドレスが 移 行 されていることが 確 認 出 来 ました 共 有 フォルダーの 共 有 情 報 移 行 の 確 認 共 有 フォルダーの 共 有 情 報 が 移 行 されていることが 確 認 出 来 ました ローカルユーザ ローカルグループ 移 行 の 確 認 ローカルユーザ ローカルグループ 共 に 移 行 されていることが 確 認 できました 13
切 り 替 え 後 のユーザーパスワードについて 切 り 替 え 後 のユーザーパスワードは ユーザ 名 と 同 じものに 設 定 されますので ユーザごとにパスワードの 再 設 定 を 行 って ください また ユーザ 名 に 日 本 語 など 2 バイト 系 文 字 を 利 用 している 場 合 管 理 者 によるパスワードリセットが 必 要 で す Tips ユーザーパスワードの 再 設 定 は 以 下 の 手 順 で 実 施 下 さい 1 [コンピュータの 管 理 ] [ユーザ] より 変 更 したいユーザを 右 クリックし [パスワードの 設 定 ]を 選 択 する 2 注 意 喚 起 画 面 がでるが 内 容 を 確 認 し[ 続 行 ]をクリックする 3 パスワードの 設 定 画 面 で[パスワー ド]を 入 力 し [OK]をクリックする 上 記 作 業 を 移 行 したユーザ 分 繰 り 返 します 以 上 で 移 行 は 完 了 となります 3 最 後 に Sync with BE はデータ 移 行 だけでなく 設 定 情 報 を 引 き 継 ぐ 事 が 可 能 なバックアップソフトです 日 常 業 務 に 大 きな 負 担 のかかる 移 行 業 務 をスムーズに 切 り 替 えるお 手 伝 いを 通 じて お 客 様 の 業 務 継 続 に 貢 献 致 します 今 回 は Windows Server 2003 のマイグレーションでのガイドとしてご 提 案 いたしましたが Sync with BE は 移 行 完 了 した LAN DISK Z の 設 定 情 報 を 含 むバックアップ 機 能 および Microsoft Azure へのバックアップ 機 能 も 提 供 してお ります データ 移 行 とバックアップの 機 能 を 持 つ Sync with BE は 対 象 の LAN DISK Z シリーズをご 購 入 いただいたお 客 様 が どなたでもご 利 用 いただけるソフトです 本 ソフトを 通 じて お 客 様 の 大 切 なデータを 守 ることに 貢 献 できれば 幸 いです 14