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目 改 正 項 目 軽 自 動 車 率 の 引 上 げ 〇 国 及 び 地 方 を 通 じた 自 動 車 関 連 制 の 見 直 しに 伴 い 軽 自 動 車 の 標 準 率 が 次 のとおり 引 き 上 げられます 車 種 区 分 引 上 げ 幅 50cc 以 下 1,000 円 2,000 円

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Ⅰ 年 金 制 度 昭 和 37 年 12 月 1 日 に 地 方 公 務 員 等 共 済 組 合 法 が 施 行 され 恩 給 から 年 金 へ 昭 和 61 年 4 月 から 20 歳 以 上 60 歳 未 満 のすべての 国 民 が 国 民 年 金 に 加 入 厚 生 年 金 基 金 職 域


目 次 1. 社 会 保 障 分 野 でできること 1 1 高 額 医 療 高 額 介 護 合 算 制 度 の 改 善 2 保 険 証 機 能 の 一 元 化 3 自 己 診 療 情 報 の 活 用 4 給 付 可 能 サービスの 行 政 側 からの 通 知 2. 年 金 分 野 でできること 5

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(2) 共 通 費 について 第 2 編 共 通 費 2 12 共 通 費 算 定 に 関 する 数 値 の 取 り 扱 い (1) 積 み 上 げによる 算 定 積 み 上 げによる 算 定 は 第 3 編 18に 準 ずる (2) 率 による 算 定 公 共 建 築 工 事 共 通 費 積 算


( 運 用 制 限 ) 第 5 条 労 働 基 準 局 は 本 システムの 維 持 補 修 の 必 要 があるとき 天 災 地 変 その 他 の 事 由 によりシステムに 障 害 又 は 遅 延 の 生 じたとき その 他 理 由 の 如 何 を 問 わず その 裁 量 により システム 利 用 者

毎 月 の 給 与 等 ( )を 一 定 の 等 級 区 分 にあてはめた 標 準 月 額 の 上 限 が 現 行 の47 等 級 から50 等 級 に 改 正 されます ( 別 紙 健 康 保 険 料 額 表 参 照 ) なお 法 改 正 に 伴 い 標 準 月 額 が 改 定 される 方 につい

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1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

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事務連絡

3 地 震 保 険 の 割 引 地 震 保 険 に 加 入 されている 場 合 耐 震 改 修 後 保 険 料 の 割 引 (10%)が 受 けられる 場 合 があ ります ご 加 入 の 保 険 会 社 にお 問 合 せになり 宅 耐 震 改 修 証 明 書 の 写 し あるいは 固 定 資 産

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(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

質 を 向 上 させることが 医 療 経 済 の 効 率 化 につながると 思 われます( 図 1) 感 染 症 の 場 合 を 考 えてみます 早 期 に 診 断 し 適 正 な 治 療 をし 合 併 症 なく 早 期 に 治 癒 させることができれば 入 院 費 治 療 費 などを 減 少 させ

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2. 会 計 規 程 の 業 務 (1) 規 程 と 実 際 の 業 務 の 調 査 規 程 や 運 用 方 針 に 規 定 されている 業 務 ( 帳 票 )が 実 際 に 行 われているか( 作 成 されている か)どうかについて 調 べてみた 以 下 の 表 は 規 程 の 条 項 とそこに

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要 な 指 示 をさせることができる ( 検 査 ) 第 8 条 甲 は 乙 の 業 務 にかかる 契 約 履 行 状 況 について 作 業 完 了 後 10 日 以 内 に 検 査 を 行 うものとする ( 発 生 した 著 作 権 等 の 帰 属 ) 第 9 条 業 務 によって 甲 が 乙 に

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った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

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平 成 27 年 度 三 重 県 感 染 対 策 支 援 ネットワーク 発 足 説 明 会 平 成 28 年 2 月 11 日 ( 木 ) 14 時 00 分 三 重 大 学 講 堂 ( 三 翠 ホール) 小 ホール 不 適 切 な 抗 菌 薬 療 法 の 死 亡 率 に 対 する 影 響 三 重 県 抗 菌 薬 使 用 動 向 調 査 (MACS)について 600 感 500 染 症 400 罹 患 例 300 数 ( 200 ) 100 存 者 数 死 亡 者 数 17.7% の 死 亡 率 42.0% の 死 亡 率 相 対 的 危 険 度 = 2.37 (95% C.I. 1.83-3.08; p <.001) 村 木 優 一 ( 三 重 大 学 医 学 部 附 属 病 院 薬 剤 部 ) 0 不 適 切 な 治 療 適 切 な 治 療 Kollef M et al. Inadequate antimicrobial treatment of infections: a risk factor for hospital mortality among critically ill patients. Chest, 115, 462-474, 1999. 敗 症 における 抗 菌 薬 開 始 時 間 と 死 亡 率 の 関 係 敗 症 では 抗 菌 薬 投 与 が1 時 間 遅 れる ごとに 死 亡 率 が7.6% 増 加 する 抗 菌 薬 には 種 類 に 応 じて 適 した 投 与 法 が 違 います 薬 物 中 濃 度 Cmax AUC %T > MIC Time above MIC AUC / MIC : AUCとMICの 1 回 投 与 量 を 増 やす Cmax / MIC : 最 中 濃 度 とMICの %T > MIC : 24 時 間 の 中 で 中 濃 度 がMICを 超 えている 時 間 の 割 合 MIC 1 投 与 回 数 を 増 やす 0 24 h 投 与 後 時 間 Critical Care Medicine 34(6), 1589-1596, 2006 抗 菌 薬 βラクタム 系 (セフェム 系 ペニシリン 系 カルバペネム 系 など) リネゾリド エリスロマイシン クラリスロマイシン リンコサマイド アミノグリコシド 系 メトロニダゾール キノロン 系 ダプトマイシン キノロン 系 アミノグリコシド 系 アジスロマイシン テトラサイクリン 系 グリコペプチド 系 チゲサイクリン リネゾリド PD 殺 菌 特 性 時 間 依 存 濃 度 依 存 濃 度 依 存 + 時 間 依 存 適 PDパラメータ %T>MIC Cmax/MIC AUC/MIC Crit Care Med. 2009, 37 : 840より 部 改 変

新 たな 耐 性 菌 の 出 現 と 蔓 延 は 世 界 的 な 問 題 1. 3 世 代 セファロスポリン 耐 性 腸 菌 2. フルオロキノロン 耐 性 腸 菌 3. 3 世 代 セファロスポリン 耐 性 肺 炎 桿 菌 4. カルバペネム 耐 性 肺 炎 桿 菌 5. MRSA 6. PRSP 7. チフス 性 キノロン 耐 性 サルモネラ 8. キノロン 耐 性 シゲラ 属 9. 3 世 代 セファロスポリン 耐 性 淋 菌 新 規 抗 菌 薬 の 開 発 も 停 滞 し 左 下 の9つの 耐 性 菌 が 検 出 されているか( 緑 は5 種 以 上 検 出 ) Super-Resistant Bacteria インドでは58,000 / 年 の 新 児 が 感 染 により 死 亡 EUでは 25,000 / これらの 年 の 耐 死 性 亡 菌 と250 に 対 万 もの する 選 余 分 択 な 肢 も 院 期 少 間 ない タイでは38,000 / 年 の 死 亡 と320 万 の 院 期 間 国 では23,000 / 年 の 死 亡 と200 万 以 上 が 罹 患 CDC: Antibiotic resistance: the global threatより 世 界 だけでなく 耐 性 化 は 我 が 国 でも 進 んでいる 側 もある 40% 35% 30% 25% 20% 15% 10% 5% 0% マイコプラズマ 肺 炎 に 対 する マクロライド 耐 性 率 河 合 ら 化 僚 誌 62 (1) 110-117, 2014 腸 菌 に 対 する3 世 代 セファロスポリン とキノロン 耐 性 率 CTX_ 耐 性 率 LVFX_ 耐 性 率 2009 年 2011 年 2013 年 JANISデータより 作 成 クラリスロマイシン(%) ヘリコバクターピロリに 対 する CAMとMNZの 耐 性 率 の 関 係 メトロニダゾール(%) Kim et al.: WJGPT 6(4): 183-198, 2015 その 他 にも 多 剤 耐 性 アシネトバクター 多 剤 耐 性 緑 膿 菌 多 剤 耐 性 結 核 菌 メチシリン 耐 性 ブドウ 球 菌 バンコマイシン 耐 性 腸 球 菌 カルバペネム 耐 性 腸 内 細 菌 科 細 菌 Antimicrobial resistance (AMR) 対 策 は 世 界 的 な 問 題 国 際 的 に 脅 威 となる 感 染 症 対 策 関 係 閣 僚 会 議 第 1 回 薬 剤 耐 性 に 関 する 検 討 調 整 会 議 資 料 より 抜 粋 2014 年 の 第 67 回 WHO 総 会 で 2015 年 5 の 第 68 回 総 会 に 向 けて 耐 性 菌 に 関 するグローバルアクションプラン を 案 することが 決 まりました 以 下 の 項 を 対 象 にした2 年 以 内 の 動 計 画 の 案 と 履 を 求 め 2 年 毎 に 各 国 は 達 成 状 況 をWHOに 報 告 日 本 における 抗 菌 薬 の 消 費 状 況 注 射 薬 + 内 服 薬 2009 YR 2011 YR 2013 YR J01DD セフカペンピボキシル 1.63 セフジニル 0.40 セフジトレンピボキシル 1.16 J01FA アジスロマイシン 0.76 クラリスロマイシ 3.43 J01M キノロン 2.8 抗 菌 薬 消 費 の 部 分 は 内 服 である 1000 あたり 約 16 毎 投 与 されて いる 1 億 2700 万 あ たり 毎 200 万 に 投 与 されてい る 1. 啓 発 教 育 市 全 体 への 啓 発 全 ての 分 野 の 関 係 者 へ 啓 発 教 育 訓 練 2. サーベイランス モニタリング ヒト 動 物 農 業 等 に 対 する 耐 性 微 物 抗 菌 薬 使 量 の サーベイランス モニタリング 検 査 室 の 機 能 強 化 3. 感 染 予 防 管 理 効 果 的 な 衛 状 況 の 改 善 や 感 染 防 策 の 強 化 により 罹 患 の 減 少 4. 抗 微 物 薬 適 正 使 ヒトや 動 物 への 適 正 使 質 の 担 保 管 理 ( 処 外 使 の 禁 等 ) 動 物 への 成 促 進 的 での 投 与 禁 5. 研 究 開 発 財 政 確 保 対 策 のための 持 続 的 資 の 確 保 と 維 持 新 規 抗 菌 薬 治 療 薬 予 防 薬 開 発 のための 国 際 協 注 射 薬 2009 YR 2011 YR 2013 YR 0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 0.00 0.20 0.40 0.60 0.80 1.00 1.20 1.40 テトラサイクリン(J01A) ペニシリン (J01C) スルフォンアミド トリメトプリム (J01E) アミノグリコシド 系 薬 (J01G) 他 の 抗 菌 薬 (J01X) 1000 あたり 約 1.2 毎 投 与 されて いる 1 億 2700 万 あ たり 毎 15 万 に 投 与 されてい る DDDs/1000 inhabitant/day アンフェニコール(J01B) セファロスポリン 及 び 他 のβラクタム 系 薬 (J01D) マクロライド リンコサマイド 及 びストレプトグラミン (J01F) キノロン (J01M) In preparation

感染症診療のトライアングル ロジック 日本の抗菌薬使用量とEU諸国との比較 J01DB セファドキシル テトラサイクリン(J01A) セフタチジム セファロスポリン及び他のβラクタム系薬 (J01D) セフロキサジン セファレキシン (J01F) マクロライド リンコサマイド及びストレプトグラミン J01DC セファクロル 他の抗菌薬(J01X) セフォチアム ギリシャ セフロキシムアキセチル ルーマニア J01DD セフカペンピボキシル 1.63 ベルギー セフジニル 0.40 フランス キプロス セフジトレンピボキシル 1.16 ルクセンブ セフィキシム イタリア セフドロキシムプロキセチル アイルランド セフテラムピボキシル ポルトガル マルタ セフチブテン アイスランド クロアチア スペイン イギリス スロバキア ポーランド フィンランド ブルガリア チェコ共和国 ノルウェー デンマーク リトアニア ドイツ スロベニア スウェーデン オーストリア ハンガリー ラトビア エストニア オランダ 本 5 10 感染部位 Site of infection スルフォンアミド トリメトプリム (J01E) キノロン (J01M) 計(J01B, J01G and J01R) どの部位に どのような免疫状態 の患者に 患者 Host J01CA アモキシシリン アンピシリン アンピシリン クロキサシリン バカンピシリン シクラシリン レナンピシリン ピブメシリナム J01CE ベンジルペニシリンベンザチン J01CR アモキシシリン クラブラン酸 スルタミシリン 0 ペニシリン (J01C) 原因微 物 Microorganisms J01FA アジスロマイシン 0.76 クラリスロマイシ 3.43 15 20 25 30 35 Surveillance report: ecdc 2012より引用作図 MieICNet Mie Infection Control Network)が発足します どのような微 物に よる 抗菌薬 Antimicrobial agents 必要であれば どのタイミングでは どの抗菌薬を どんな 量で どのくらいの期間 地域連携を通した抗菌薬適正使用の推進

抗 菌 薬 使 用 動 向 調 査 システム サイトアドレス:https://www.jacs.asia 施 設 登 録 ID パスワードを 発 行 登 録 年 を 選 択 施 設 の 基 本 情 報 使 用 量 (AUD)の 登 録 使 用 日 数 (DOT)の 登 録 フィードバック 自 施 設 の 使 用 量 (AUD) 推 移 自 施 設 の 使 用 に 数 (DOT) 推 移 自 施 設 におけるAHI 自 施 設 の 登 録 データダウンロード 他 施 設 との 比 較 三 重 県 における 抗 菌 薬 使 用 量 調 査 を 実 施 します 対 象 期 間 :2014 年 1 月 から12 月 調 査 対 象 : 三 重 県 における 全 ての 医 療 機 関 ( 感 染 防 止 対 策 加 算 1 2の 施 設 は 必 須 でお 願 いします ) 調 査 方 法 :JACSに 登 録 し 2014 年 のAUDおよび 施 設 背 景 を 入 力 する(DOTは 任 意 ) データ 期 限 :2016 年 3 月 末 日 三 重 県 内 において 連 携 を 強 化 し 感 染 対 策 や 抗 菌 薬 の 適 正 使 用 を 推 進 することにより 一 緒 に 県 民 へ 貢 献 していきましょう システムを いた 使 量 調 査 の 実 際 1ある 範 囲 ( 病 院 全 体 あるいは 診 療 科 など) ある 定 期 間 に おける 抗 菌 薬 使 量 をレセプトデータ 等 から 抽 出 する 参 考 資 料 : 抗 菌 薬 使 用 量 の 登 録 方 法 について 2 集 計 機 能 などを 利 し 販 売 品 名 の 違 いや 複 数 規 格 採 して いる 抗 菌 薬 を 医 薬 品 般 的 名 称 に 対 して1つにまとめる

システムを いた 使 量 調 査 の 実 際 3 医 薬 品 般 的 名 称 毎 に 算 出 した 使 量 本 数 ( 左 )に 規 格 等 を 乗 じる( 右 ) 使 量 本 数 ( 左 ) 規 格 等 を 乗 じる( 右 ) システムを いた 使 量 調 査 の 実 際 4 医 薬 品 般 的 名 称 毎 にATC 分 類 されており(1 列 ) DDD が 設 定 されている(5 列 ) 先 ほどの 値 をペースト 動 算 出 医 事 課 に 依 頼 Cf8qpHPD 上 記 のひな 形 ファイルや 使 法 の 詳 細 はJACSサイトにあります 使 法 が 解 らなければ 村 (y-muraki@clin.medic.mie-u.ac.jpまでご 相 談 下 さい