CLUSTERPRO/システム構築ガイド



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Transcription:

StarOffice クラスタ 構 築 ガイド CLUSTERPRO 編 NEC フロントオフィスシステム 事 業 部

改 版 履 歴 版 数 改 版 年 月 日 改 版 ページ 内 容 初 版 1999/5/18 新 規 作 成 1 版 1999/7/15 CLUSTERPRO からのコメント 反 映 StarOffice サーバにハ ックアッフ 関 連 の 記 述 追 加 (2.5 節 2 版 1999/11/15 8 章 StarOffice フォーラムサーバを 追 加 3 版 2000/02/10 概 説 へ 以 下 の 2 点 を 追 記 StarOffice の Windows2000 への 対 応 バージョン フローティング IP への 対 応 4 版 2000/03/29 CLUSTERPRO ドキュメント 体 系 を 更 新 5 版 2000/06/12 4 章 ワークフローのスクリプト(Stop.bat) DB に Oracle を 利 用 する 時 のサーヒ ス 停 止 順 序 の 誤 りを 訂 正 各 PP のサンプルスクリプト(Stop.bat)に ERROR_DISK ラベル 部 の 記 述 もれを 追 記 6 版 2000/11/07 概 説 へ WEBINTERFACE(ワークフロ/フォーラム)の 対 応 バージョンを 記 述 7 章 へ 上 記 PP のスクリプトサンプルを 追 記 CLUSTERPRO ドキュメント 体 系 を 削 除 7 版 2001/10/30 1 章 の 概 説 を 削 除 8 版 2002/12/12 全 参 照 情 報 に 変 更 Microsoft, Windows, Windows NT は 米 国 Microsoft 社 の 登 録 商 標 です 2

目 次 はじめに...5 1. STAROFFICE サーバ...6 1.1. 機 能 概 要... 6 1.1.1. 概 要... 6 1.1.2. 機 能 範 囲 および 制 限 事 項... 9 1.1.3. 動 作 環 境... 9 1.2. インストール 手 順... 10 1.2.1. シングルスタンバイ 型... 10 1.2.2. マルチスタンバイ 型... 13 1.2.3. サーバ 関 連 PP の 追 加... 16 1.3. アンインストール 手 順... 18 1.4. スクリプトサンプル... 19 1.4.1. シングルスタンバイ 型... 19 1.4.2. マルチスタンバイ 型... 23 1.5. バックアップ リストア 作 業... 28 1.5.1. バックアップ 作 業... 28 1.5.2. リストア 作 業... 29 1.6. 保 守 作 業... 30 1.6.1. 拡 張 ファイルシステムの 追 加... 30 1.7. 注 意 事 項... 30 2. MAILGATEWAY-SMTP...32 2.1. 動 作 環 境... 32 2.1.1. 構 成... 32 2.1.2. MailGateway-SMTP の 構 成... 32 2.2. インストール 手 順... 33 2.2.1. CLUSTERPRO の 設 定... 33 2.2.2. MailGateway-SMTP の 設 定 における 注 意 点... 33 2.2.3. MailGateway-SMTP のインストール... 34 2.2.4. フェイルオーバグループ 属 性 の 更 新... 34 3. STAROFFICE/ワークフロー...36 3.1. はじめに... 36 3.1.1. 機 能 概 要... 36 3.2. インストール 手 順... 37 3.3. アンインストール 手 順... 45 3.4. 付 録... 45 3.4.1. マルチスタンバイ 型 について... 45 4. STAROFFICE/フォームサーバ...54 4.1. 機 能 概 要... 54 4.1.1. 概 要... 54 4.1.2. 機 能 範 囲... 57 4.1.3. 動 作 環 境... 57 3

4.2. インストール 手 順... 58 4.2.1. シングルスタンバイ 型... 58 4.2.2. マルチスタンバイ 型... 59 4.2.3. データベースの 環 境 設 定... 60 4.3. スクリプトサンプル... 63 4.3.1. シングルスタンバイ 型... 64 4.3.2. マルチスタンバイ 型... 71 4.4. 注 意 事 項... 79 5. STAROFFICE/サプライズサーバ...81 5.1. シングルスタンバイ 型 環 境 構 築... 82 5.1.1. インストール 手 順... 82 5.1.2. SQL Server 環 境 構 築... 85 5.1.3. Oracle 環 境 構 築... 90 5.2. マルチスタンバイ 型 環 境 構 築... 95 5.2.1. インストール 手 順... 95 5.2.2. SQL Server 環 境 構 築... 98 5.2.3. Oracle 環 境 構 築... 108 6. STAROFFICE/WEBINTERFACE...117 6.1. インストール 手 順...117 6.2. スクリプトサンプル...117 6.2.1. WEBINTERFACE( 基 本 )...117 6.2.2. WEBINTERFACE(ワークフロー)... 126 6.2.3. WEBINTERFACE(フォーラム)... 136 7. STAROFFICE/フォーラムサーバ...145 7.1. 動 作 環 境... 145 7.1.1. StarOffice/サーバとの 関 係... 145 7.1.2. 構 成... 145 7.2. 機 能 概 要... 146 7.3. インストール 手 順... 148 7.3.1. インストールする 前 に... 148 7.3.2. 待 機 系 サーバへのインストール... 148 7.3.3. 現 用 系 サーバへのインストール... 149 7.3.4. フェイルオーバグループの 更 新... 149 7.4. アンインストール 手 順... 151 7.5. 注 意 事 項... 151 8. 補 足...152 9. FAQ 集...153 4

はじめに StarOffice クラスタ 構 築 ガイド は StarOffice をクラスタシステム 上 に 構 築 する 管 理 者 及 びユーザサポートを 行 うシステムエンジニアを 対 象 に StarOffice 関 連 PP のインストール 方 法 を 説 明 しています StarOffice 各 製 品 の CLUSTERPRO への 対 応 状 況 は StarOffice 製 品 通 知 の クラスタ 構 成 について の 項 をご 覧 ください また StarOffice21 製 品 をご 利 用 いただく 場 合 本 資 料 で 示 している PP 名 を 適 宜 読 み 替 えていただく 必 要 があります 例 ) StarOffice サーバ StarOffice21/ベースサーバ WEBINTERFACE( 基 本 ) WEBACCESS for ベース 等 本 書 では CLUSTERPRO 環 境 下 での 動 作 確 認 が 取 れたソフトウェアをご 紹 介 していま す ここでご 紹 介 するソフトウェアや 設 定 例 は あくまで 参 考 情 報 としてご 提 供 するも のであり 各 ソフトウェアの 動 作 保 証 をするものではありません 5

1. StarOffice サーバ 1.1. 機 能 概 要 1.1.1. 概 要 StarOffice( 以 下 SO と 略 す)サーバを 切 替 パーティションへインストールする ことによって フェイルオーバ 発 生 時 に 待 機 系 のマシンでサービス 提 供 が 可 能 とな ります SO サーバの 運 用 形 態 はシングルスタンバイ 型 とマルチスタンバイ 型 があります シングルスタンバイ 型 は クラスタ 内 の2ノードのみに1つのフェイルオーバポ リシを 設 定 し1 台 のサーバでサービスを 提 供 し 障 害 が 発 生 すると 現 用 系 で 使 用 し ていたフェイルオーバグループのリソース( 仮 想 IP アドレス 切 替 パーティション レジストリなど)が 待 機 系 に 引 き 継 がれ 待 機 系 でサービスが 提 供 されます マルチスタンバイ 型 は クラスタ 内 の2ノードのみに2つのフェイルオーバポリ シを 設 定 し 各 ノードでサービスを 提 供 しながら それぞれが もう 一 方 の 待 機 系 となります どちらかのノードで 障 害 が 発 生 すると もう 一 方 のノードでフェイル オーバグループリソースを 引 き 継 ぎ 従 来 のサービスと 引 き 継 いだサービスを 継 続 して 提 供 できます なお 本 ガイドの 末 尾 に FAQ(よく 聞 かれる 質 問 ) 集 があります 参 考 にして 下 さい 6

シングルスタンバイ 型 図 1は4ノード 中 SV1,SV2の2ノードに1つのフェイルオーバポリシ( 順 位 SV1,SV2)を 設 定 し SV1を 最 高 プライオリティノード SV2を 待 機 系 ノードとして 動 作 させるときの 構 成 図 です SV3,SV4は 使 用 しません ARMマネージャ IP:xx.xx.xx.1に 接 続 クライアント SV1 SV2 SV3 SV4 現 用 系 待 機 系 SOサーヒ ス 図 1 通 常 運 用 状 態 (シングルスタンバイ 型 ) SV1に 障 害 が 発 生 すると 図 2のように 仮 想 IPアドレスが 遷 移 します フェイルオーバが 完 了 すると スクリプトに 従 ってSV2でSOサービスが 立 ち 上 がり 仮 想 IPアド レス 切 替 パーティションの 資 源 がSV2に 移 行 する 為 クライアントはサーバが 切 り 替 わったこと を 意 識 せずに 同 一 の 仮 想 IPアドレスで 接 続 することが 可 能 です ARMマネージャ IP:xx.xx.xx.1に 接 続 クライアント SV1 SV2 SV3 SV4 新 現 用 系 SOサーヒ ス 図 2 フェイルオーバ 後 (SV1ダウン) マルチスタンバイ 型 図 3は4ノード 中 SV1,SV2の2ノードに2つのフェイルオーバグループ(グループ1,グルー プ2)を 作 成 し SV1はグループ1の 現 用 系 グループ2の 待 機 系 として 動 作 SV2がグループ2の 現 用 系 グループ1の 待 機 系 として 動 作 しているときの 構 成 図 です SV1,SV2 各 々でSOサービスが 提 供 されており クライアントは 仮 想 IPアドレスで 切 り 分 けること 7

により それぞれのサーバを 使 用 出 来 ます ARMマネージャ IP:xx.xx.xx.1に 接 続 クライアント IP:xx.xx.xx.2に 接 続 SV1 SV2 SV3 SV4 SOサービス SOサービス ク ルーフ 1 ク ルーフ 2 図 3 通 常 運 用 状 態 (マルチスタンバイ 型 ) SV1で 障 害 が 発 生 し フェイルオーバが 完 了 すると 図 4のようにSV1が 持 っていたグループ1 の 仮 想 IPアドレスと 切 替 パーティションがSV2に 移 行 します SV2は2つの 仮 想 IPアドレスと 2つの 切 替 パーティションを 持 つことになります また SV2がダウンした 場 合 も 同 様 に SV1で2つのSOサービスを 提 供 します クライアントは 通 常 運 用 時 と 変 わりなくそれぞれSOサーバを 使 用 することが 可 能 です ARMマネージャ IP:xx.xx.xx.1に 接 続 クライアント IP:xx.xx.xx.2に 接 続 SV1 SV2 SV3 SV4 SOサービス SOサービス ク ルーフ 1 ク ルーフ 2 図 4 フェイルオーバ 後 (SV1ダウン) 8

1.1.2. 機 能 範 囲 および 制 限 事 項 SOサーバは 以 下 の 機 能 を 除 いて クラスタ 環 境 においても 非 クラスタ 環 境 と 同 様 に 動 作 します 動 作 環 境 設 定 ツールでのサーバ 選 択 の 機 能 1.1.3. 動 作 環 境 SOサーバ V4.6のクラスタシステムは Windows NT 4.0 及 び Windows NT 4.0 Enterprise Edition 及 び CLUSTERPRO V4.1 以 降 の 環 境 で 動 作 します フェイルオーバグループに 切 替 パーティションを 追 加 することにより SOの 拡 張 ファイルシス テムを 使 用 することができます 2.6.1 拡 張 ファイルシステムの 追 加 を 参 照 して 下 さい 9

1.2. インストール 手 順 現 用 系 / 待 機 系 それぞれから 切 替 パーティションに 対 しインストールします イン ストール 方 法 は 通 常 の 方 法 とは 一 部 異 なりますので 下 記 インストール 手 順 にそっ て 行 なって 下 さい 簡 単 のために 仮 想 IP に 解 決 されるホスト 名 を 仮 想 ホスト 名 と 呼 びます 仮 想 ホス ト 名 は CLUSTERPRO の 仮 想 コンピュータ 名 とは 異 なります また この 仮 想 ホス ト 名 には 既 存 のコンピュータ 名 や CLUSTERPRO で 設 定 している 仮 想 コンピュータ 名 で 使 用 していない 名 称 を 割 当 てて 下 さい 仮 想 ホスト 名 の 解 決 には HOSTS ファイ ルなどを 使 用 して 下 さい なお ここでサーバ 関 連 PP も 同 時 にインストールできます サーバ 関 連 PP とは サーバリンク 分 散 運 用 ツール テキスト 抽 出 オプション JTOPIC オプション 暗 号 化 オプション ウィルスバスターサーバスキャン GroupShild サーバスキャンを 指 します 1.2.1. シングルスタンバイ 型 (1)フェイルオーバグループの 作 成 SO サーバ 用 に 以 下 のフェイルオーバグループを 予 め 作 成 します(これをフェールオー バグループ1とします) 資 源 仮 想 IP 切 替 パーティション (SO のセットアップ, ユーザデータの 格 納 に 十 分 な 容 量 をもった もの) SO の 拡 張 ファイルシステムを 使 用 する 場 合 は 切 替 パーティションを 複 数 個 指 定 しま す (2) 待 機 系 サーバでのセットアップ 1. フェールオーバグループをインストールするノードで 起 動 します 2. StarOfficeサーバのセットアッププログラムを 実 行 します この 時 セットアップ 先 は 切 替 パーティションを 指 定 します セットアップ 作 業 は SOサーバのリリース メモ 等 を 参 照 して 行 ってください 最 後 にセットアップの 終 了 (E) を 選 択 しセットアップを 終 了 します コマンドプロン プトを 閉 じます 3. レジストリエディタを 使 用 して 以 下 のレジストリを 変 更 します サーバのコンフィグレーションの 追 加 10

キー 名 : HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Version OPCNTRL 上 記 キーに 下 記 の 設 定 で 値 を 追 加 します 値 CLUSTER 設 定 YES 値 SELFHOST 設 定 仮 想 ホスト 名 値 SELFADDR 設 定 仮 想 IP アドレス Server Current サーバのコンフィグレーションの 変 更 (2 個 所 ) キー 名 : HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Version OPCNTRL 値 URLPREFIX 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します 変 更 前 :http:// 実 IP アドレス 変 更 後 :http:// 仮 想 IP アドレス Server Current キー 名 : HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Version OPCNTRL 値 MASTERHOST 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します 変 更 前 : 実 ホスト 名 変 更 後 : 仮 想 ホスト 名 Server Current 4. コントロールパネル サービス で StarOffice Server のサービスが 開 始 終 了 できることを 確 認 します 5. サーバ 関 連 PP をインストールする 場 合 は ここでインストールします サーバリ ンクをインストールする 場 合 には ホスト 名 として 仮 想 ホスト 名 を 入 力 します 6. 手 順 2 で 指 定 したセットアップ 先 のディレクトリの 名 前 を 別 の 名 前 に 変 更 します (3) 現 用 系 サーバでのセットアップ 1. 待 機 系 サーバでのセットアップ1の 手 順 1~5 を 行 います この 時 以 下 のことに 注 意 します インストール 先 のパスは 待 機 系 サーバと 同 じものを 指 定 します SO 管 理 者 自 OPID は 待 機 系 サーバと 同 じものを 指 定 します 2. 待 機 系 サーバでのセットアップの 手 順 6 で 変 更 したディレクトリを 削 除 します (4)フェイルオーバグループの 更 新 (1)で 作 成 したフェイルオーバグループのプロパティを 更 新 します レジストリ 同 期 HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Server 11

を 設 定 します これにより SO サーバのコンフィグレーションはフェイルオーバ 時 に 待 機 系 のノードに 引 き 継 がれます スクリプト 本 ガイドのサンプルスクリプトを 設 定 します サンプルスクリプトはSOサーバの サービスを 監 視 します サービスが 停 止 した 場 合 には フェールオーバを 発 生 さ せます 12

1.2.2. マルチスタンバイ 型 説 明 のため マルチスタンバイ 型 で 使 われるサービスをサーバ1 サーバ2としま す サーバ1のセットアップは シングルスタンバイ 型 と 同 じです シングルスタンバイ 型 の 手 順 に 従 ってセットアップしてください サーバ1のインストールディレクトリ 以 外 の 場 所 に 以 下 のバッチファイル alenv1.bat を 作 成 しておいて 下 さい なお 以 下 の 例 は インストールディレクトリ が D: SO1 の 場 合 の 例 です SET ALROOT=D: SO1 SET ALSERVICE=StarOffice Server SET ALPROC=al2 SET ALSOCKET=al2 SET PATH=%PATH%;%ALROOT% BIN サーバ2のセットアップは サーバ1のセットアップの 後 以 下 の 手 順 で 行 います (1) フェイルオーバグループの 作 成 フェイルオーバグループを 以 下 のリソースで 作 成 します(これをフェールオーバグルー プ2とします) 資 源 仮 想 IP 切 替 パーティション (SO のセットアップ, ユーザデータの 格 納 に 十 分 な 容 量 をもった もの) SO の 拡 張 ファイルシステムを 使 用 する 場 合 は 切 替 パーティションを 複 数 個 指 定 しま す (2) 待 機 系 サーバでのセットアップ 1. フェールオーバグループ 2 をインストールするノードで 起 動 します 2. コマンドプロンプトを 開 き 以 下 のバッチファイル alenv2.bat をインストールディ レクトリ 以 外 の 場 所 に 作 成 し 実 行 します なお 以 下 の 例 は インストールディレクトリが E:\SO2 の 場 合 の 例 です SET ALROOT=E: SO2 SET ALSERVICE=StarOffice Server2 SET ALPROC=alw2 SET ALSOCKET=al2 SET PATH=%PATH%;%ALROOT% BIN < 重 要 >alenv1.bat と alenv2.bat の 役 割 は 重 要 です SO の 運 用 コマンドを 実 行 する 前 に 13

は alenv1.bat(サーバ1の 場 合 )または alenv2.bat(サーバ2の 場 合 )を 実 行 し 適 切 な 環 境 変 数 を 与 えて 下 さい これを 怠 ると メンテナンスを 意 図 する 対 象 のサーバとは 別 のサ ーバの 環 境 を 破 壊 してしまう 可 能 性 があります 3. 上 記 バッチファイルを 実 行 したコマンドプロンプト 内 でSOサーバのセットアップ プログラムを 実 行 します この 時 セットアップ 先 は 切 替 パーティションを 指 定 し ます (セットアップ 作 業 は SOサーバのリリーズメモ 等 を 参 照 して 行 ってくださ い) 最 後 にセットアップの 終 了 (E) を 選 択 しセットアップを 終 了 します コマンドプロン プトを 閉 じます 4. レジストリエディタを 使 用 して 以 下 のレジストリを 変 更 追 加 します 起 動 時 コマンドラインの 変 更 キー 名 : HKEY_LOCAL_MACHINE SYSTEM CurrentControSet services StarOffice Server2 値 ImagePath 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します 変 更 前 :ALROOT bin al2start.exe 変 更 後 :ALROOT bin al2start.exe /RALROOT /C StarOffice Server2 /Palw2 /Sal2 ALROOT はサーバ2をインストールしたディレクトリです サーバのコンフィグレーションの 追 加 キー 名 : HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Version OPCNTRL 上 記 キーに 下 記 の 設 定 で 値 を 追 加 します 値 CLUSTER 設 定 YES 値 SELFHOST 設 定 仮 想 ホスト 名 値 SELFADDR 設 定 仮 想 IP アドレス Server2 Current サーバのコンフィグレーションの 変 更 (2 個 所 ) キー 名 : HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Version OPCNTRL 値 URLPREFIX 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します 変 更 前 :http:// 実 IP アドレス 変 更 後 :http:// 仮 想 IP アドレス Server2 Current キー 名 : HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Version OPCNTRL 値 MASTERHOST 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します 変 更 前 : 実 ホスト 名 Server2 Current 14

変 更 後 : 仮 想 ホスト 名 5. コントロールパネル サービス で StarOffice Server2 のサービスが 開 始 終 了 できることを 確 認 します 6. サーバ 関 連 PP をインストールする 場 合 は ここでインストールします Setup.exe の 実 行 は alenv2.bat を 実 行 したコマンドプロンプトで 行 います サーバリンクをインストールする 場 合 は ホスト 名 として 仮 想 ホスト 名 を 入 力 します 7. StarOffice Server2 の GUI アイコンに 対 して 実 行 コマンドラインを 変 更 します ALROOT は サーバ2をインストールしたディレクトリです ( 例 1) ( 例 2) 変 更 前 :ALROOT\bin\al2gcopy.exe 変 更 後 :ALROOT\bin\al2gcopy.exe /RALROOT /C StarOffice Server2 /Palw2 /Sal2 変 更 前 :ALROOT\bin\al2gchg.exe /b 変 更 後 :ALROOT\bin\al2gchg.exe /b /RALROOT /C StarOffice Server2 /Palw2 /Sal2 8. コントロールパネルから システム を 起 動 し システム 環 境 変 数 ALROOT をサー バ1のインストールディレクトリに 変 更 します 9. 手 順 3 で 指 定 したセットアップ 先 のディレクトリの 名 前 を 変 更 します (3) 現 用 系 サーバでのセットアップ 1. 待 機 系 サーバでのセットアップの 手 順 1~8 を 行 います この 時 以 下 のことに 注 意 します インストール 先 のパスは 待 機 系 サーバと 同 じものを 指 定 します StarOffice 管 理 者 自 OPID は 待 機 系 サーバと 同 じものを 指 定 します 2. 待 機 系 サーバでのセットアップ 1 の 手 順 9 で 変 更 したディレクトリを 削 除 します (4)フェイルオーバグループの 更 新 (1)で 作 成 したフェイルオーバグループを 以 下 のように 更 新 します レジストリ 同 期 HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Server2 スクリプト 本 ガイドのマルチスタンバイ 用 サンプルスクリプトを 設 定 します (5)サーバ1のサービスの 起 動 コマンドラインと GUI の 実 行 コマンドラインの 変 更 サーバ1の 現 用 系 と 待 避 系 の 両 方 に 対 して 以 下 の 設 定 を 変 更 します 1. レジストリエディタを 使 用 して 以 下 のレジストリを 変 更 追 加 します 起 動 時 コマンドラインの 変 更 15

キー 名 :HKEY_LOCAL_MACHINE SYSTEM CurrentControSet services StarOffice Server 値 ImagePath 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します 変 更 前 :ALROOT bin al2start.exe 変 更 後 :ALROOT bin al2start.exe /RALROOT /C StarOffice Server /Pal2 /Sal2 ALROOT はサーバ1をインストールしたディレクトリです 2. SO の GUI アイコンに 対 して 実 行 コマンドラインを 変 更 します ALROOT は サ ーバ1をインストールしたディレクトリです ( 例 ) 変 更 前 :ALROOT bin al2gcopy.exe 変 更 後 :ALROOT bin al2gcopy.exe /RALROOT /C StarOffice Server /Pal2 /Sal2 1.2.3. サーバ 関 連 PP の 追 加 既 にクラスタ 環 境 で 運 用 している SO サーバに 対 して サーバ 関 連 PP *1 を 追 加 する 手 順 を 説 明 します * 1:サーバリンク 分 散 運 用 ツール テキスト 抽 出 オプション JTOPIC オプション 暗 号 化 オ プション ウィルスバスターサーバスキャン GroupShield サーバスキャンを 指 します (ウィルスバスターサーバスキャン GroupShield サーバスキャンは マルチスタンバイ 型 には 対 応 しておりません ) 以 下 の 作 業 を 現 用 系 サーバ 待 機 系 サーバの 順 で 行 ないます シングルスタンバイ 型 の 場 合 (1) 次 のコマンドを 実 行 します ARMLOADC StarOffice /W PAUSE (2) コンソールで StarOffice のサービスを 停 止 します (3) サーバ 関 連 PP の setup.exe を 実 行 します (4) 待 機 系 サーバのセットアップの 場 合 で 次 のサーバ 関 連 PP をインストールした 場 合 は 次 のコマンドを 実 行 します(アイコンが 登 録 されます) サーバリンクの 場 合 : al2ricon 分 散 運 用 ツールの 場 合 :al2uniicon (5) 次 のコマンドを 実 行 します ARMLOADC StarOffice /W CONTINUE マルチスタンバイ 型 の 場 合 (1) 次 のコマンドを 実 行 します サーバ1の 場 合 :ARMLOADC StarOffice /W PAUSE サーバ2の 場 合 :ARMLOADC StarOffice2 /W PAUSE (2) コンソールで StarOffice のサービスを 停 止 します 16

(3) コマンドプロンプトを 開 き バッチファイル alenv1.bat(サーバ1の 場 合 )または alenv2.bat(サーバ2の 場 合 )を 実 行 します (4) そのコマンドプロンプトで setup.exe を 実 行 します (5) 待 機 系 サーバのセットアップの 場 合 で 次 のサーバ 関 連 PP をインストールした 場 合 は 次 のコマンドを 実 行 します(アイコンが 登 録 されます) サーバリンクの 場 合 : al2ricon 分 散 運 用 ツールの 場 合 :al2uniicon (6) StarOffice の GUI アイコンに 対 して 実 行 コマンドラインを 変 更 します ALROOT は SO サーバをインストールしたディレクトリです ( 例 ) サーバ1の 場 合 : 変 更 前 :ALROOT bin al2addr.exe 変 更 後 :ALROOT bin al2addr.exe /RALROOT /C StarOffice Server /Pal2 /Sal2 サーバ 2 の 場 合 : 変 更 前 :ALROOT bin al2addr.exe 変 更 後 :ALROOT bin al2addr.exe /RALROOT /C StarOffice Server2 /Palw2 /Sal2 (7) 次 のコマンドを 実 行 します サーバ1の 場 合 :ARMLOADC StarOffice /W CONTINUE サーバ2の 場 合 :ARMLOADC StarOffice2 /W CONTINUE 17

1.3. アンインストール 手 順 アンインストールを 行 なうと メールやキャビネット 等 のユーザ 資 産 が 削 除 されます ユーザ 資 産 が 必 要 な 場 合 は 移 行 作 業 が 必 要 です クラスタ 構 成 として 正 常 にインストールされている 状 態 からアンインストールを 行 う 時 は 通 常 の 方 法 とは 一 部 異 なりますので 下 記 アンインストール 手 順 にそって 行 って 下 さい なお UNSETUP.EXEは インストール 媒 体 のdisk1にあります UNSETUP.EXEの 使 用 法 についてはリ リースメモを 参 照 して 下 さい シングルスタンバイ 型 の 場 合 (1) フェールオーバグループのプロパティを 更 新 します レジストリ 同 期 を 削 除 (2) 現 用 系 サーバで SO サーバの 削 除 を 実 行 します (UNSETUP.EXE の 実 行 ) (3) 待 機 系 サーバで SO サーバの 削 除 を 実 行 します マルチスタンバイ 型 の 場 合 (1) フェールオーバグループ1のプロパティを 更 新 します レジストリ 同 期 を 削 除 (2) サーバ1の 現 用 系 サーバで コマンドプロンプトを 開 き alenv1.bat を 実 行 します (3) (1)のコマンドプロンプトで SO サーバの 削 除 を 実 行 します (UNSETUP.EXE の 実 行 ) (4) フェールオーバグループ2のプロパティを 更 新 します レジストリ 同 期 を 削 除 (5) サーバ2の 現 用 系 サーバで コマンドプロンプトを 開 き alenv2.bat を 実 行 します (6) (5)のコマンドプロンプトで SO サーバの 削 除 を 実 行 します (7) サーバ1の 待 機 系 サーバで コマンドプロンプトを 開 き alenv1.bat を 実 行 します (8) (3)のコマンドプロンプトで SO サーバの 削 除 を 実 行 します (9) サーバ2の 待 機 系 サーバで コマンドプロンプトを 開 き alenv2.bat を 実 行 します (10) (7)のコマンドプロンプトで SO サーバの 削 除 を 実 行 します 18

1.4. スクリプトサンプル スクリプトは 下 記 サンプルを 参 考 にしてお 使 いください 1.4.1. シングルスタンバイ 型 スタートスクリプト(START.BAT) ************************** rem * start.bat * rem * * rem * title : start script file sample * rem * version : 001.H10/12/5 * ************************** ************************** rem 起 動 要 因 チェック ************************** IF "%ARMS_EVENT%" == "START" GOTO NORMAL IF "%ARMS_EVENT%" == "FAILOVER" GOTO FAILOVER IF "%ARMS_EVENT%" == "RECOVER" GOTO RECOVER rem ActiveRecoveryManager 未 動 作 GOTO no_arm ************************** rem 通 常 起 動 対 応 処 理 ************************** :NORMAL rem ディスクチェック IF "%ARMS_DISK%" == "FAILURE" GOTO ERROR_DISK rem 業 務 通 常 処 理 rem プライオリティ チェック IF "%ARMS_SERVER%" == "OTHER" GOTO ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG " 最 高 プライオリティサーバで 起 動 中 です" /A ARMLOAD StarOffice /S /M "StarOffice Server" 19

:ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG "プライオリティサーバ 以 外 で 起 動 中 です" /A ARMLOAD StarOffice /S /M "StarOffice Server" ************************** rem リカバリ 対 応 処 理 ************************** :RECOVER rem クラスタ 復 帰 後 のリカバリ 処 理 rem ( 例 ) ARMBCAST /MSG "Serverの 復 旧 が 終 了 しました" /A ************************** rem フェイルオーバ 対 応 処 理 ************************** :FAILOVER rem ディスクチェック IF "%ARMS_DISK%" == "FAILURE" GOTO ERROR_DISK rem フェイルオーバ 後 の 業 務 起 動 ならびに 復 旧 処 理 rem プライオリティ のチェック IF "%ARMS_SERVER%" == "OTHER" GOTO ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG " 最 高 プライオリティサーバで 起 動 中 です(フェイルオーバ 後 )" /A ARMLOAD StarOffice /S /M "StarOffice Server" :ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG "プライオリティサーバ 以 外 で 起 動 中 です(フェイルオーバ 後 )" /A 20

ARMLOAD StarOffice /S /M "StarOffice Server" ************************** rem 例 外 処 理 ************************** rem ディスク 関 連 エラー 処 理 :ERROR_DISK ARMBCAST /MSG " 切 替 パーティションの 接 続 に 失 敗 しました" /A rem ARM 未 動 作 :no_arm ARMBCAST /MSG "ActiveRecoveryManagerが 動 作 状 態 にありません" /A :EXIT exit ストップスクリプト(STOP.BAT) ************************** rem * stop.bat * rem * * rem * title : stop script file sample * rem * version : 001.H10/12/4 * ************************** ************************** rem 起 動 要 因 チェック ************************** IF "%ARMS_EVENT%" == "START" GOTO NORMAL IF "%ARMS_EVENT%" == "FAILOVER" GOTO FAILOVER rem ActiveRecoveryManager 未 動 作 GOTO no_arm ************************** rem 通 常 終 了 対 応 処 理 ************************** :NORMAL rem ディスクチェック IF "%ARMS_DISK%" == "FAILURE" GOTO ERROR_DISK rem 業 務 通 常 処 理 21

rem プライオリティ チェック IF "%ARMS_SERVER%" == "OTHER" GOTO ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG " 最 高 プライオリティサーバで 終 了 中 です" /A ARMKILL StarOffice :ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG "プライオリティサーバ 以 外 で 終 了 です" /A ARMKILL StarOffice ************************** rem フェイルオーバ 対 応 処 理 ************************** :FAILOVER rem ディスクチェック IF "%ARMS_DISK%" == "FAILURE" GOTO ERROR_DISK rem フェイルオーバ 後 の 業 務 起 動 ならびに 復 旧 処 理 rem プライオリティ のチェック IF "%ARMS_SERVER%" == "OTHER" GOTO ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG " 最 高 プライオリティサーバで 終 了 中 です(フェイルオーバ 後 )" /A ARMKILL StarOffice :ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG "プライオリティサーバ 以 外 で 終 了 中 です(フェイルオーバ 後 )" /A ARMKILL StarOffice 22

************************** rem 例 外 処 理 ************************** rem ディスク 関 連 エラー 処 理 :ERROR_DISK ARMBCAST /MSG " 切 替 パーティションの 接 続 に 失 敗 しました" /A rem ARM 未 動 作 :no_arm ARMBCAST /MSG " ActiveRecoveryManagerが 動 作 状 態 にありません" /A :EXIT exit 1.4.2. マルチスタンバイ 型 サーバ1のスクリプトは シングルスタンバイ 型 のものをお 使 い 下 さい サーバ2のスクリプトは 以 下 のものをお 使 い 下 さい スタートスクリプト(START.BAT) ************************** rem * start.bat * rem * * rem * title : start script file sample * rem * version : 001.H10/12/5 * ************************** ************************** rem 起 動 要 因 チェック ************************** IF "%ARMS_EVENT%" == "START" GOTO NORMAL IF "%ARMS_EVENT%" == "FAILOVER" GOTO FAILOVER IF "%ARMS_EVENT%" == "RECOVER" GOTO RECOVER rem ActiveRecoveryManager 未 動 作 GOTO no_arm ************************** rem 通 常 起 動 対 応 処 理 ************************** :NORMAL rem ディスクチェック 23

IF "%ARMS_DISK%" == "FAILURE" GOTO ERROR_DISK rem 業 務 通 常 処 理 rem プライオリティ チェック IF "%ARMS_SERVER%" == "OTHER" GOTO ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG " 最 高 プライオリティサーバで 起 動 中 です" /A ARMLOAD StarOffice2 /S /M "StarOffice Server2" :ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG "プライオリティサーバ 以 外 で 起 動 中 です" /A ARMLOAD StarOffice2 /S /M "StarOffice Server2" ************************** rem リカバリ 対 応 処 理 ************************** :RECOVER rem クラスタ 復 帰 後 のリカバリ 処 理 rem ( 例 ) ARMBCAST /MSG "Serverの 復 旧 が 終 了 しました" /A ************************** rem フェイルオーバ 対 応 処 理 ************************** :FAILOVER rem ディスクチェック IF "%ARMS_DISK%" == "FAILURE" GOTO ERROR_DISK rem フェイルオーバ 後 の 業 務 起 動 ならびに 復 旧 処 理 24

rem プライオリティ のチェック IF "%ARMS_SERVER%" == "OTHER" GOTO ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG " 最 高 プライオリティサーバで 起 動 中 です(フェイルオーバ 後 )" /A ARMLOAD StarOffice2 /S /M "StarOffice Server2" :ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG "プライオリティサーバ 以 外 で 起 動 中 です(フェイルオーバ 後 )" /A ARMLOAD StarOffice2 /S /M "StarOffice Server2" ************************** rem 例 外 処 理 ************************** rem ディスク 関 連 エラー 処 理 :ERROR_DISK ARMBCAST /MSG " 切 替 パーティションの 接 続 に 失 敗 しました" /A rem ARM 未 動 作 :no_arm ARMBCAST /MSG "ActiveRecoveryManagerが 動 作 状 態 にありません" /A :EXIT exit ストップスクリプト(STOP.BAT) ************************** rem * stop.bat * rem * * rem * title : stop script file sample * rem * version : 001.H10/12/4 * ************************** ************************** rem 起 動 要 因 チェック ************************** IF "%ARMS_EVENT%" == "START" GOTO NORMAL IF "%ARMS_EVENT%" == "FAILOVER" GOTO FAILOVER 25

rem ActiveRecoveryManager 未 動 作 GOTO no_arm ************************** rem 通 常 終 了 対 応 処 理 ************************** :NORMAL rem ディスクチェック IF "%ARMS_DISK%" == "FAILURE" GOTO ERROR_DISK rem 業 務 通 常 処 理 rem プライオリティ チェック IF "%ARMS_SERVER%" == "OTHER" GOTO ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG " 最 高 プライオリティサーバで 終 了 中 です" /A ARMKILL StarOffice2 :ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG "プライオリティサーバ 以 外 で 終 了 です" /A ARMKILL StarOffice2 ************************** rem フェイルオーバ 対 応 処 理 ************************** :FAILOVER rem ディスクチェック IF "%ARMS_DISK%" == "FAILURE" GOTO ERROR_DISK rem フェイルオーバ 後 の 業 務 起 動 ならびに 復 旧 処 理 rem プライオリティ のチェック IF "%ARMS_SERVER%" == "OTHER" GOTO ON_OTHER2 26

rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG " 最 高 プライオリティサーバで 終 了 中 です(フェイルオーバ 後 )" /A ARMKILL StarOffice2 :ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG "プライオリティサーバ 以 外 で 終 了 中 です(フェイルオーバ 後 )" /A ARMKILL StarOffice2 ************************** rem 例 外 処 理 ************************** rem ディスク 関 連 エラー 処 理 :ERROR_DISK ARMBCAST /MSG " 切 替 パーティションの 接 続 に 失 敗 しました" /A rem ARM 未 動 作 :no_arm ARMBCAST /MSG " ActiveRecoveryManagerが 動 作 状 態 にありません" /A :EXIT exit 27

1.5. バックアップ リストア 作 業 1.5.1. バックアップ 作 業 日 常 のバックアップ 作 業 は 次 のように 行 ないます バックアップ 用 のバッチファイルを 用 意 し スケジューリングします バッチファイルの 流 れは 次 の 様 になります 1. StarOfficeサービス 監 視 の 休 止 2. StarOfficeサービスの 停 止 3. バックアップ 4. StarOfficeサービスの 開 始 5. StarOfficeサービス 監 視 の 再 開 バッチファイルの 記 述 は 以 下 を 参 考 にして 下 さい シングルスタンバイ 型 の 場 合 rem StarOffice サービス 監 視 の 休 止 ARMLOADC StarOffice /W PAUSE rem StarOfficeサービスの 停 止 %ALROOT%\bin\al2stop /q (バックアップ) rem StarOfficeサービスの 開 始 net start StarOffice Server rem StarOfficeサービス 監 視 の 再 開 ARMLOADC StarOffice /W CONTINUE マルチスタンバイ 型 の 場 合 サーバ1のバッチファイルは シングルスタンバイ 型 と 同 じです サーバ2のバッチファイルは 以 下 のものを 参 考 にして 下 さい ALROOTには サーバ2をインストールしたディレクトリを 指 定 します set SERVICE=StarOffice Server2 set ALPROC=alw2 set ALSOCKET=al2 set ALROOT=ALROOT rem StarOffice サービス 監 視 の 休 止 ARMLOADC StarOffice2 /W PAUSE rem StarOffice サービスの 停 止 %ALROOT%\bin\al2stop /q (バックアップ) rem StarOffice サービスの 開 始 net start StarOffice Server2 28

rem StarOffice サービス 監 視 の 再 開 ARMLOADC StarOffice2 /W CONTINUE 1.5.2. リストア 作 業 リストア 作 業 は 次 の 手 順 で 行 ないます 1. StarOffice サービス 監 視 の 停 止 2. StarOffice サービスの 停 止 3. リストア 4. StarOffice サービスの 再 開 5. StarOffice サービス 監 視 の 再 開 シングルスタンバイ 型 の 場 合 (1) StarOfficeサービス 監 視 の 休 止 ARMLOADC StarOffice /W PAUSE (2) コンソールでStarOfficeのサービスを 停 止 します (3) (リストア 作 業 ) (4) StarOfficeサービスの 開 始 (5) StarOfficeサービス 監 視 の 再 開 ARMLOADC StarOffice /W continu マルチスタンバイ 型 の 場 合 (1) サーバ1の 場 合 は ALENV1.batを 実 行 します サーバ2の 場 合 は ALENV2.batを 実 行 します (2) StarOfficeサービス 監 視 の 休 止 サーバ1の 場 合 : ARMLOADC StarOffice /W PAUSE サーバ2の 場 合 : ARMLOADC StarOffice2 /W PAUSE (3) コンソールでStarOfficeのサービスを 停 止 します (4) (リストア 作 業 ) < 注 意 >リストア 作 業 は 必 ずALENV1.batまたはALENV2.batを 実 行 したプロンプトで 行 なって 下 さい これを 怠 ると 意 図 しない 環 境 に 対 して 操 作 を 行 ない 思 わぬ 結 果 を 招 くことがあり ます (5) StarOfficeサービスの 開 始 (6) StarOfficeサービス 監 視 の 再 開 サーバ1の 場 合 : ARMLOADC StarOffice /W CONTINUE サーバ2の 場 合 : ARMLOADC StarOffice2 /W CONTINUE 29

1.6. 保 守 作 業 1.6.1. 拡 張 ファイルシステムの 追 加 拡 張 ファイルシステムを 追 加 するには 次 の 作 業 を 行 ないます 1. フェールオーバグループに 切 替 パーティションを 追 加 します 2. 現 用 系 のノードで 動 作 環 境 設 定 を 用 いて 拡 張 ファイルシステムを 追 加 します 拡 張 ファイルシステムを 追 加 時 には 現 用 系 ノードのレジストリの 設 定 が 更 新 されます フェイルオ ーバ 時 には その 設 定 が 待 機 系 のノードのレジストリにも 反 映 されます 1.7. 注 意 事 項 1. フェイルオーバ 中 にはサービスが 一 時 停 止 します フェイルオーバ 中 は 使 用 者 にとって 一 時 的 にサーバが 停 止 している 様 に 見 えます フェイルオーバした SO サーバに 対 する SO ステーションの 初 めてのアクセスは ホストと 通 信 できません というエラーが 生 じることがあります このエラーが 操 作 中 に 発 生 した 場 合 同 じ 操 作 をもう 一 度 試 みて 下 さい エンドユーザから 見 た 具 体 的 イメージについては FAQ を 参 照 して 下 さい 2. マルチスタンバイ 型 のサーバに 対 して StarOffice サービスの 停 止 を al2stop /q の 実 行 に よって at コマンドを 用 いて 行 なっている 場 合 使 用 しているバッチファイルに 適 切 な 環 境 変 数 を 与 えて 下 さい 以 下 はバッチファイルの 例 です ALROOT にはインストールディ レクトリを 指 定 します SET ALROOT=ALROOT SET ALSERVICE=StarOffice Server2 SET ALPROC=alw2 SET ALSOCKET=al2 SET PATH=%PATH%;%ALROOT% BIN al2stop /q 3. マルチスタンバイ 型 の 場 合 SO の 運 用 コマンドを 実 行 する 前 には alenv1.bat(サーバ1 の 場 合 )または alenv2.bat(サーバ2の 場 合 )を 実 行 し 適 切 な 環 境 変 数 を 与 えて 下 さい この 作 業 を 怠 ると メンテナンスを 意 図 する 対 象 の SO サーバとは 別 の SO サーバの 環 境 を 破 壊 してしまう 可 能 性 があります 4. フェールオーバグループを 廃 止 する 場 合 は 次 のレジストリを 変 更 してください ALSERVICE は サーバ1の 場 合 StarOffice Server サーバ2の 場 合 StarOffice Server2 です キ ー 名 : HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC ALSERVICE CurrentVersion OPCNTRL 30

値 CLUSTER 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します 変 更 前 :YES 変 更 後 :NO キ ー 名 : HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC ALSERVICE Current Version OPCNTRL 値 URLPREFIX 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します 変 更 前 :http:// 仮 想 IP アドレス 変 更 後 :http:// 実 IPアドレス キ ー 名 : HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC ALSERVICE Current Version OPCNTRL 値 MASTERHOST 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します * 変 更 前 : 仮 想 ホスト 名 変 更 後 : 実 ホスト 名 5. ホスト 名 を 入 力 する 場 面 では 常 に 仮 想 ホスト 名 * を 使 用 して 下 さい 仮 想 ホスト 名 はそ のノードで 仮 想 IP に 解 決 される 必 要 があります 例 )サーバリンクの OP 情 報 メンテナンスによるサーバ 間 接 続 の 設 定 で ホスト 名 を 入 力 する 項 目 には 仮 想 ホスト 名 を 入 力 します 6. システムの 環 境 を 変 更 する 作 業 の 前 には 作 業 ミス 等 に 備 え 必 ずシステム 全 体 のフルバッ クアップをとって 下 さい *: 仮 想 IP に 解 決 されるホスト 名 です 仮 想 ホスト 名 は CLUSTERPRO の 仮 想 コンピュータ 名 とは 異 なります 7. SO/ウィルスバスターサーバスキャンまたは SO/GroupShield サーバスキャン 利 用 時 の 設 定 は 両 サーバを 同 じにしてください また 一 括 ウイルスチェック 中 に 現 用 系 サーバが 何 らかの 理 由 でダウンした 場 合 には 待 機 系 のサーバにてもう 一 度 処 理 を 最 初 から 実 行 し 直 す 必 要 があります ( 但 し 一 度 チェックされてウイルス 検 出 がされなかったものについては 更 新 がかからな い 限 りウイルスチェックは 行 わない 為 2 回 目 以 降 のチェックは 高 速 化 が 図 れます ) 31

2. MailGateway-SMTP 2.1. 動 作 環 境 2.1.1. 構 成 StarOffice/MailGateway-SMTPをクラスタシステムで 運 用 するためには 次 の 条 件 を 満 たして いる 必 要 があります CLUSTERPRO V4.2 以 降 シングルスタンバイ 運 用 共 有 ディスクあり StarOffice/MailGateway-SMTP (WinNT) V4.5 2.1.2. MailGateway-SMTP の 構 成 クラスタシステムで StarOffice/MailGateway-SMTPを 運 用 する 場 合 Mail*Hub 機 能 は 使 用 でき ません したがって sendmail 等 のSMTPメール 用 のMTA(Message Transfer Agents)を 用 意 する 必 要 があります 32

2.2. インストール 手 順 現 用 系 / 待 機 系 それぞれから 切 替 パーティションに 対 しインストールします インス トール 方 法 は 通 常 の 方 法 とは 一 部 異 なりますので 下 記 インストール 手 順 にそって 行 って 下 さい StarOffice/MailGateway-SMTP は StarOffice/サーバと 同 じフェイルオーバグルー プで 動 作 します StarOffice/サーバのインストールおよび 設 定 が 行 われていない 場 合 には まず StarOffice/サーバのインストールと 環 境 の 設 定 を 行 って 下 さい 2.2.1. CLUSTERPRO の 設 定 MTAが クラスタシステム 上 のStarOffice/MailGateway-SMTPと 通 信 するためには CLUSTERPRO において フローティングIPの 設 定 が 行 われていなければなりません StarOffice/MailGateway-SMTPを 使 用 する 全 てのサーバ 機 に 対 して フローティングIPの 設 定 を 行 って 下 さい 2.2.2. MailGateway-SMTP の 設 定 における 注 意 点 2.2.2.1. MailGateway-SMTP が 使 用 するディレクトリ StarOffice/MailGateway-SMTPが 使 用 する6つのディレクトリは 切 替 パーティション 上 に 作 成 して 下 さい 2.2.2.2. MTA の 設 定 クラスタシステムでの 運 用 の 場 合 Mail*Hub 機 能 は 使 用 いたしませんので somg.iniファイル の 設 定 において 別 マシン 上 のMTAを 使 用 するよう 設 定 して 下 さい また Mail*Hubのインストー ルは 必 要 ありません 2.2.2.3. MailGateway-SMTP の IP アドレス [SendSMTP]および[RecvSMTP]セクションに SelfIPAddress = のキーワードで 設 定 する StarOffice/MailGateway-SMTPをインストールしたマシンのIPアドレス には フローティング IPのアドレスを 設 定 して 下 さい 33

2.2.3. MailGateway-SMTP のインストール StarOffice/MailGateway-SMTPのインストールは 待 機 系 サーバ 現 用 系 サーバの 順 で 行 います 1. フェールオーバグループを 待 機 系 サーバで 起 動 します 2. StarOffice/MailGateway-SMTP のリリースメモの 導 入 と 環 境 設 定 に 従 って StarOffice/MailGateway-SMTP をインストールします 3. 全 ての 設 定 が 終 了 したら StarOffice/MailGateway-SMTP の 起 動 終 了 が 問 題 なく 行 えることを 確 認 します 確 認 後 は StarOffice/MailGateway-SMTP を 停 止 させて 下 さい 4. StarOffice/MailGateway-SMTP のインストール 先 ディレクトリの 名 前 を somg から 別 の 名 前 (somg.x 等 )に 変 更 します インストール 先 ディレクトリ は %ALROOT%\bin\somg(%ALROOT%は StarOffice/サーバのインストールディレクト リ)となります 5. フェイルオーバグループの 移 動 を 行 い 現 用 系 サーバに 切 替 ます 6. 現 用 系 サーバで StarOffice/MailGateway-SMTP のインストールを 行 います 現 用 系 でのインストールは MailGateway 本 体 の setup のみ 実 行 して 下 さい その 他 の 設 定 は 行 わないでください 7. setup が 終 了 したら 現 用 系 サーバでの StarOffice/MailGateway-SMTP のインスト ール 先 ディレクトリを 削 除 します 8. 4で 変 更 したディレクトリ 名 を 元 の 名 前 somg に 戻 します 2.2.4. フェイルオーバグループ 属 性 の 更 新 StarOffice 用 のフェイルオーバグループの 属 性 を 更 新 します 2.2.4.1. 同 期 対 象 レジストリ 同 期 対 象 のレジストリに 次 のキーを 追 加 します HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\NEC\StarOffice MailGateway 2.2.4.2. スクリプト 2.2.4.2.1. 開 始 スクリプト 開 始 スクリプト 内 の StarOffice/ サーバの 起 動 を 行 っている 部 分 の 直 後 に StarOffice/MailGateway-SMTPの 起 動 を 追 加 します 通 常 は4ヶ 所 に 記 述 があります 設 定 前 ARMLOAD StarOffice /S /M "StarOffice Server" 34

設 定 後 ARMLOAD StarOffice /S /M "StarOffice Server" ARMLOAD SOMailGateway /S /M "StarOffice-MailGateway-Service" 2.2.4.2.2. 終 了 スクリプト 終 了 スクリプト 内 の StarOffice/ サーバの 終 了 を 行 っている 部 分 の 直 前 に StarOffice/MailGateway-SMTPの 終 了 を 追 加 します 通 常 は4ヶ 所 に 記 述 があります 設 定 前 ARMKILL StarOffice 設 定 後 ARMKILL SOMailGateway ARMKILL StarOffice 35

3. StarOffice/ワークフロー 3.1. はじめに 本 文 書 では,StarOffice/ワークフローを CLUSTERPRO 上 で 動 作 させるための 手 順 について 説 明 します.StarOffice/サーバ,およびデータベースに 関 しては, 最 新 の 構 築 ガイド 等 をご 覧 ください. 3.1.1. 機 能 概 要 StarOffice/サーバ( 以 下 SO サーバと 呼 びます),および StarOffice/ワークフロー( 以 下 WF サーバ と 呼 びます)を CLUSTERPRO 環 境 下 で 動 作 させることによって, 現 用 系 でのフェイルオーバ 発 生 時 に 待 機 系 のサーバでサービスを 提 供 することが 可 能 となります. SO サーバの 運 用 形 態 は,シングルスタンバイ( 片 方 向 ) 型 とマルチスタンバイ( 両 方 向 ) 型 に 対 応 し ていますが,WF サーバは 現 状,シングルスタンバイ 型 にしか 対 応 していません.SO サーバのみを マルチスタンバイにした 際 の WF サーバの 設 定 方 法 については 付 録 の 章 で 説 明 します. シングルスタンバイ 型 とは,2~4 ノード 内 の 2 ノードに 対 して 1 つのフェイルオーバグループを 設 定 しておきます.1 台 のサーバ( 現 用 系 )でサービスを 提 供 中 に 障 害 が 発 生 すると, 現 用 系 で 使 用 してい たフェイルオーバグループのリソース( 仮 想 IP アドレス, 切 替 パーティション,レジストリなど)が 待 機 系 に 引 き 継 がれ, 待 機 系 でサービスが 提 供 されます. 本 文 書 では,クロスコールディスクを 用 いたシングルスタンバイ 型 の 構 築 方 法 について 説 明 しま す.なお,データミラー 方 式 については, CLUSTERPRO/システム 構 築 ガイド データミラー 編 を 参 考 にして, 適 宜 読 み 替 えるようにしてください. シングルスタンバイ 型 下 図 はシングルスタンバイ 型 を CLUSTERPRO 環 境 下 で,サーバ 1 を 現 用 系,サーバ 2 を 待 機 系 として 動 作 させるときのイメージ 図 です. ARM マネージャ フロークライアント 仮 想 IP で 接 続 サーバ 1: 現 用 系 サーバ 2: 待 機 系 ローカルディスク WF サーバ SQL Server or ORACLE クロスコールディスク フェイルオーバグループ SO サーバ ワークフロー 用 DB ローカルディスク WF サーバ SQL Server or ORACLE 通 常 運 用 状 態 36

サーバ 1 で 障 害 が 発 生 すると 以 下 の 図 のようになります. ARM マネージャ フロークライアント 仮 想 IP で 接 続 サーバ 1: 現 用 系 サーバ 2: 待 機 系 ローカルディスク WF サーバ SQL Server or ORACLE クロスコールディスク フェイルオーバグループ SO サーバ ワークフロー 用 DB フェイルオーバ 発 生 状 態 ローカルディスク WF サーバ SQL Server or ORACLE サーバ 1 で 障 害 が 発 生 すると, 以 下 の 手 順 でサーバ 2 へ 切 り 替 わります. 1. サーバ 1 で 仮 想 IP アドレスを 不 活 性 状 態 にします. 2. サーバ 1 に 接 続 されているクロスコールディスクをアンマウントします. 3. サーバ 1 で 起 動 中 のサービス(SO サーバ,WF サーバ,DBMS)を 停 止 します. 4. サーバ 2 からクロスコールディスクをマウントします. 5. サーバ 2 でサービス(SO サーバ,WF サーバ,DBMS)を 起 動 します. 6. サーバ 2 で 仮 想 IP を 活 性 化 状 態 にします. ( 注 )DBMS とは,WF サーバがサポートしている SQLServer と ORACLE を 指 します. 3.2. インストール 手 順 ここでは,クロスコールディスクを 用 いたシングルスタンバイ 型 のインストール 方 法 について 説 明 し ます. 現 用 系, 待 機 系 それぞれからクロスコールディスクに 対 してインストールを 行 います.インストー ル 方 法 は, 通 常 の 方 法 とは 異 なりますので, 下 記 インストール 手 順 にしたがって 行 ってください. 1. フェイルオーバグループの 作 成 既 に SO サーバのインストール 時 に 作 成 している 場 合 には,ここで 新 たに 作 成 する 必 要 はありま せん. サーバ 1 をプライマリとする SO サーバ,ワークフロー 用 DB のためのフェイルオーバグループ を 作 成 します.フェイルオーバグループのリソースとして, 仮 想 IP とクロスコールディスク 上 のパ ーティションを 指 定 します. 2. 待 機 系 サーバ(サーバ 2)でのセットアップ サーバ 2 に SO サーバが 既 にインストール 済 みの 場 合,2~4の 手 順 は 必 要 ありません. 1 フェイルオーバグループをサーバ 2 で 起 動 します. 2 SO サーバのセットアップを 起 動 します. インストール 先 は,クロスコールディスクを 指 定 します.セットアップ 作 業 は,SO サーバのリ 37

リースメモ 等 をご 覧 ください. 3 レジストリを 変 更 します. HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Server Current Version OPCNTRL 上 記 キーに 以 下 の 設 定 で 値 を 追 加 します. 値 CLUSTER 設 定 YES 値 SELFHOST 設 定 仮 想 ホスト 名 値 SELFADDR 設 定 仮 想 IP アドレス HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Server Current Version OPCNTRL 値 URLPREFIX 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します. 変 更 前 :http:// 実 IP アドレス 変 更 後 :http:// 仮 想 IP アドレス 値 MASTERHOST 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します. 変 更 前 : 実 ホスト 名 変 更 後 : 仮 想 ホスト 名 4 5 コントロールパネル サービスで StarOffice Server サービスが 開 始 終 了 できるか 確 認 します. DBMS(SQLServer,Oracle)をインストールします. DBMS 本 体 はローカルディスクに,ワークフロー 用 DB のみクロスコールディスクにインスト ールします.またデータベースサービスは 手 動 にしておきます.データベースのインストー ル 方 法,および 環 境 設 定 については, CLUSTERPRO/システム 構 築 ガイド PP 編 をご 覧 ください. なお,ORACLE インストールの 場 合,ワークフロー 用 DB を 作 成 する 前 に 以 下 のスクリプト を 実 行 してシステム 用 のテーブルを 作 成 するようにしてください.イタリック+ 下 線 の 部 分 は 環 境 ごとに 異 なりますので, 各 環 境 に 合 わせて 変 更 してください. createsystbl.sql connect internal/oracle startup PFILE=w: orant initorcl.ora spool w: orant spool.log @c: orant rdbmsxx admin CATALOG.SQL @c: orant rdbmsxx admin CATPROC.SQL @c: orant rdbmsxx admin UTLCHAIN.SQL @c: orant rdbmsxx admin UTLXPLAN.SQL connect system/manager @c: orant DBS PUPBLD.SQL connect internal/oracle shutdown normal 6 WF サーバをインストールします. WF サーバをローカルディスクにインストールします.セットアップ 作 業 は,WF サーバのリリ 38

ースメモ 等 をご 覧 ください.また,メール 移 動 プロセス,データアクセスサーバを SO サーバ をセットアップしたクロスコールディスクにインストールします. 3. 現 用 系 サーバ(サーバ 1)でのセットアップ フェイルオーバグループを 待 機 系 から 現 用 系 に 移 動 させ, 現 用 系 サーバにて 待 機 系 サーバで のセットアップ 手 順 1~6を 行 います.サーバ 1 に SO サーバが 既 にインストール 済 みの 場 合, 2.の2~4の 手 順 は 必 要 ありません. 4. フェイルオーバグループの 更 新 1.で 作 成 したフェイルオーバグループのプロパティを 更 新 します.クラスタをロックしてグループ を 停 止 してから 設 定 を 行 います. レジストリ 同 期 HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Server HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC WWF Server 上 記 をレジストリ 同 期 として 設 定 します.これにより,フェイルオーバ 時 に 待 機 系 のノードにレジストリ 情 報 が 引 き 継 がれます. スクリプト 以 下 のスクリプトを 設 定 します.サンプルスクリプトでは,ARMLOAD コマンドに/S オプションを 付 けてサービスを 監 視 するようになっています.この 設 定 のときサービスを 停 止 するとフェイル オーバが 発 生 します. 現 在 データベースは,SQLServer を 起 動 するようになっています.データベースが Oracle の 場 合 には,SQLServer の 部 分 を rem 文 にして,Oracle のrem 文 の 部 分 を 外 すようにしてください. イタリック+ 下 線 の 部 分 は 環 境 ごとに 異 なりますので, 各 環 境 に 合 わせて 変 更 してください. start.bat ============================================================== ************************** rem 起 動 要 因 チェック ************************** IF %ARMS_EVENT% == START GOTO NORMAL IF %ARMS_EVENT% == FAILOVER GOTO FAILOVER IF %ARMS_EVENT% == RECOVER GOTO RECOVER rem ActiveRecoveryManager 未 動 作 GOTO no_arm ************************** rem 通 常 起 動 対 応 処 理 ************************** :NORMAL rem net start OracleServiceORCL rem net start OracleTNSListener 39

rem set ORACLE_SID=ORCL rem svrmgrxx command=@c: orant startup.sql rem ディスクチェック IF %ARMS_DISK% == FAILURE GOTO ERROR_DISK rem 業 務 通 常 処 理 rem プライオリティ チェック IF %ARMS_SERVER% == OTHER GOTO ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG 最 高 プライオリティサーバで 起 動 中 です /A net start MSSQLServer ARMLOAD StarOffice /S /M StarOffice Server ARMLOAD WorkFlow /S /M WWF Server :ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG プライオリティサーバ 以 外 で 起 動 中 です /A net start MSSQLServer c: mssql binn isql /Usa /P /I c: mssql ACT.SQL /o c: mssql ACT.LOG ARMLOAD StarOffice /S /M StarOffice Server ARMLOAD WorkFlow /S /M WWF Server ************************** rem リカバリ 対 応 処 理 ************************** :RECOVER rem クラスタ 復 帰 後 のリカバリ 処 理 rem ( 例 ) ARMBCAST /MSG Server の 復 旧 が 終 了 しました /A ************************** 40

rem フェイルオーバ 対 応 処 理 ************************** :FAILOVER rem ディスクチェック IF %ARMS_DISK% == FAILURE GOTO ERROR_DISK rem フェイルオーバ 後 の 業 務 起 動 ならびに 復 旧 処 理 rem net start OracleServiceORCL rem net start OracleTNSListener rem set ORACLE_SID=ORCL rem svrmgrxx command=@c: orant startup.sql rem プライオリティ のチェック IF %ARMS_SERVER% == OTHER GOTO ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG 最 高 プライオリティサーバで 起 動 中 です(フェイルオーバ 後 ) /A net start MSSQLServer ARMLOAD StarOffice /S /M StarOffice Server ARMLOAD WorkFlow /S /M WWF Server :ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG プライオリティサーバ 以 外 で 起 動 中 です(フェイルオーバ 後 ) /A net start MSSQLServer c: mssql binn isql /Usa /P /I c: mssql ACT.SQL /o c: mssql ACT.LOG ARMLOAD StarOffice /S /M StarOffice Server ARMLOAD WorkFlow /S /M WWF Server ************************** rem 例 外 処 理 ************************** rem ディスク 関 連 エラー 処 理 :ERROR_DISK ARMBCAST /MSG 切 替 パーティションの 接 続 に 失 敗 しました /A 41

rem ARM 未 動 作 :no_arm ARMBCAST /MSG ActiveRecoveryManager が 動 作 状 態 にありません /A :EXIT exit ============================================================== stop.bat ============================================================== ************************** rem 起 動 要 因 チェック ************************** IF %ARMS_EVENT% == START GOTO NORMAL IF %ARMS_EVENT% == FAILOVER GOTO FAILOVER rem ActiveRecoveryManager 未 動 作 GOTO no_arm ************************** rem 通 常 終 了 対 応 処 理 ************************** :NORMAL rem ディスクチェック IF %ARMS_DISK% == FAILURE GOTO ERROR_DISK rem 業 務 通 常 処 理 rem プライオリティ チェック IF %ARMS_SERVER% == OTHER GOTO ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG 最 高 プライオリティサーバで 終 了 中 です /A ARMKILL WorkFlow ARMKILL StarOffice net stop MSSQLServer ARMSLEEP 30 42

rem set ORACLE_SID=ORCL rem svrmgrxx command=@c: orant shutdown.sql rem net stop OracleTNSListener rem net stop OracleServiceORCL :ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG プライオリティサーバ 以 外 で 終 了 です /A ARMKILL WorkFlow ARMKILL StarOffice c: mssql binn isql /Usa /P /I c: mssql deact.sql /o c: mssql deact.log net stop MSSQLServer ARMSLEEP 30 rem set ORACLE_SID=ORCL rem svrmgrxx command=@c: orant shutdown.sql rem net stop OracleTNSListener rem net stop OracleServiceORCL ************************** rem フェイルオーバ 対 応 処 理 ************************** :FAILOVER rem ディスクチェック IF %ARMS_DISK% == FAILURE GOTO ERROR_DISK rem フェイルオーバ 後 の 業 務 起 動 ならびに 復 旧 処 理 rem プライオリティ のチェック IF %ARMS_SERVER% == OTHER GOTO ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG 最 高 プライオリティサーバで 終 了 中 です(フェイルオーバ 後 ) /A ARMKILL WorkFlow ARMKILL StarOffice 43

net stop MSSQLServer ARMSLEEP 30 rem set ORACLE_SID=ORCL rem svrmgrxx command=@c: orant shutdown.sql rem net stop OracleTNSListener rem net stop OracleServiceORCL :ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG プライオリティサーバ 以 外 で 終 了 中 です(フェイルオーバ 後 ) /A ARMKILL WorkFlow ARMKILL StarOffice c: mssql binn isql /Usa /P /I c: mssql deact.sql /o c: mssql deact.log net stop MSSQLServer ARMSLEEP 30 rem set ORACLE_SID=ORCL rem svrmgrxx command=@c: orant shutdown.sql rem net stop OracleTNSListener rem net stop OracleServiceORCL ************************** rem 例 外 処 理 ************************** rem ディスク 関 連 エラー 処 理 :ERROR_DISK ARMBCAST /MSG 切 替 パーティションの 接 続 に 失 敗 しました /A rem ARM 未 動 作 :no_arm ARMBCAST /MSG ActiveRecoveryManager が 動 作 状 態 にありません /A :EXIT exit ============================================================== 44

3.3. アンインストール 手 順 アンインストールとは,WF サーバが 使 用 するデータベース,WF サーバ 自 体 を 削 除 する 作 業 で す.クラスタ 構 成 としてインストールされている 状 態 からアンインストールを 行 うときは, 通 常 の 方 法 と は 異 なりますので, 下 記 アンインストール 手 順 にしたがって 行 ってください. 以 下 はシングルスタンバイ 型 の 場 合 です. 1. WF サーバのアンインストール 1 フェイルオーバグループのプロパティより WF サーバのレジストリ 同 期 を 削 除 します. 2 現 用 系 サーバで WF サーバをアンインストールします. 3 待 機 系 サーバで WF サーバをアンインストールします. データベースのアンインストール ワークフロー 用 DB を 削 除 します. 必 要 であればデータベース 本 体 も 削 除 します. SO サーバのメールやキャビネットなどのユーザ 資 産 を 削 除 したい 場 合 には, 以 下 の 手 順 3 を 実 行 してください. 削 除 しない 場 合 には, 手 順 3 をスキップして 手 順 4 へと 進 みます. なお,UNSETUP.EXE は,SO サーバインストール 媒 体 の DISK1 にあります. SO サーバのアンインストール 1 フェイルオーバグループのプロパティより SO サーバのレジストリ 同 期 を 削 除 します. 2 現 用 系 サーバで StarOffice/サーバを 削 除 します. 3 待 機 系 サーバで StarOffice/サーバを 削 除 します. フェイルオーバグループの 削 除 フェイルオーバグループを 停 止 して, 削 除 します. 3.4. 付 録 3.4.1. マルチスタンバイ 型 について マルチスタンバイ 型 とは,2~4 ノード 内 の 2 ノードに 対 して 2 つのフェイルオーバグループを 設 定 し ておきます. 各 ノードでサービスを 提 供 しながら,それぞれがもう 一 方 の 待 機 系 となります.どちらか のノードで 障 害 が 発 生 すると,もう 一 方 のノードでフェイルオーバグループのリソースを 受 け 継 いで, 従 来 のサービスと 引 き 継 いだサービスを 継 続 して 提 供 することが 可 能 です. SO サーバはこのマルチスタンバイ 型 に 対 応 していますが,WF サーバは 現 状 対 応 していません. ここでは,SO サーバをマルチスタンバイ 型,WF サーバをシングルスタンバイ 型 で 動 作 させるときの 設 定 方 法 について 説 明 します. 3.4.1.1. 機 能 概 要 マルチスタンバイ 型 45

下 図 は SO サーバをマルチスタンバイ,WF サーバをシングルスタンバイとして CLUSTERPRO 環 境 下 で 動 作 させる 時 のイメージ 図 です. 二 つのフェイルオーバグループを 作 成 し,サーバ 1 はフェイ ルオーバグループ 1 の 現 用 系,フェイルオーバグループ 2 の 待 機 系 として 動 作 します.サーバ 2 はフ ェイルオーバグループ 2 の 現 用 系,フェイルオーバグループ 1 の 待 機 系 として 動 作 します. SO サーバは,サーバ 1,サーバ 2 の 各 々でサービスを 提 供 しています.また,WF サーバはサー バ 1 をプライマリとするようにサービスを 提 供 しています.SO サーバ 1 と SO サーバ 2 をサーバリン クで 結 びつける 事 によって,フロークライアントは 仮 想 IP2 を 用 いてサーバ 2 へログインし,サーバ 1 で 動 作 する WF サーバのサービスを 受 ける 事 が 可 能 となります. ARM マネージャ フロークライアント サーバ 1 仮 想 IP1 で 接 続 仮 想 IP2 で 接 続 サーバ 2 ローカルディスク WorkFlow SQL Server or ORACLE フェイルオーバグループ 1 ワークフロー 用 DB SO サーバ 1 サーバリンク ローカルディスク WorkFlow SQLServer or ORACLE フェイルオーバグループ 2 SO サーバ 2 通 常 運 用 状 態 サーバ 1 で 障 害 が 発 生 すると 次 の 図 のようになります.サーバ 1 が 保 持 していたフェイルオーバ グループ 1 のリソース( 仮 想 IP アドレス 1 とクロスコールディスク)がサーバ 2 へ 移 行 します. 移 行 後 は,サーバ 2 では 二 つの 仮 想 IP アドレスと 二 つのクロスコールディスクを 保 持 しています. ARM マネージャ フロークライアント サーバ 1 仮 想 IP1 で 接 続 仮 想 IP2 で 接 続 サーバ 2 ローカルディスク WorkFlow SQL Server or ORACLE フェイルオーバグループ 1 ワークフロー 用 DB SO サーバ 1 サーバリンク ローカルディスク WorkFlow SQLServer or ORACLE フェイルオーバグループ 2 SO サーバ 2 通 常 運 用 状 態 46

3.4.1.2. インストール 方 法 説 明 のため,マルチスタンバイ 型 で 使 用 されるノードをサーバ 1,サーバ 2 とします.サーバ 1 のセ ットアップは,シングルスタンバイ 型 と 同 じです.シングルスタンバイ 型 のインストール 手 順 にしたがっ てセットアップしてください. サーバ 1 のインストールディレクトリ 以 外 の 場 所 に 以 下 のバッチファイル alenv1.bat を 作 成 してお きます.なお, 以 下 の 例 はインストールディレクトリが,W: STAROFFICE の 場 合 です. SET ALROOT=W: STAROFFICE SET ALSERVICE=StarOffice Server SET ALPROC=al2 SET ALSOCKET=al2 SET PATH=%PATH%;%ALROOT% BIN サーバ 2 のセットアップは,サーバ 1 のセットアップ 後, 以 下 の 手 順 で 行 います. 1. フェイルオーバグループの 作 成 サーバ 2 をプライマリとする StarOffice/サーバ 用 のフェイルオーバグループを 作 成 します( 以 下 フェイルオーバグループ 2 と 呼 びます).フェイルオーバグループ 2 のリソースとして, 仮 想 IP,サブネットマスクとクロスコールディスク 上 のパーティションを 指 定 します.ここで 指 定 する 仮 想 IP とパーティションは,サーバ 1 をプライマリとするフェイルオーバグループとは 別 のもの になります. 2. サーバ 2 を 待 機 系 とするサーバ(サーバ 1)でのセットアップ 1 サーバ 1 でフェイルオーバグループ 2 を 起 動 します. 2 コマンドプロンプトを 開 いて, 以 下 のバッチファイル alenv2.bat をインストールディレクトリ 以 外 の 場 所 に 作 成 して 実 行 します. なお, 以 下 の 例 は,インストールディレクトリが Z: STAROFFICE2 の 場 合 です. SET ALROOT=Z: STAROFFICE2 SET ALSERVICE=StarOffice Server SET ALPROC=alw2 SET ALSOCKET=al2 SET PATH=%PATH%;%ALROOT% BIN 3 上 記 バッチファイルを 実 行 したコマンドプロンプト 内 で StarOffice/サーバのセットアップを 起 動 します. インストール 先 は,クロスコールディスク(Z: STAROFFICE2)を 指 定 します.セットアップ 作 業 は,StarOffice/サーバのリリースメモ 等 をご 覧 ください.セットアップが 終 了 したらコ マンドプロンプトを 閉 じます. 4 レジストリを 変 更 します. HKEY_LOCAL_MACHINE SYSTEM CurrentControlSet services StarOffice Server2 値 ImagePath 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します. 変 更 前 :ALROOT bin al2start.exe 47

変 更 後 :ALROOT bin al2start.exe /RALROOT /C StarOffice Server2 /Palw2 /Sal2 ALROOT はサーバ 2 で 現 用 系 をインストールしたディレクトリパスです. HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Server2 Current Version OPCNTRL 上 記 キーに 以 下 の 設 定 で 値 を 追 加 します. 値 CLUSTER 設 定 YES 値 SELFHOST 設 定 仮 想 ホスト 名 値 SELFADDR 設 定 仮 想 IP アドレス HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Server2 Current Version OPCNTRL 値 URLPREFIX 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します. 変 更 前 :http:// 実 IP アドレス 変 更 後 :http:// 仮 想 IP アドレス 値 MASTERHOST 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します. 変 更 前 : 実 ホスト 名 変 更 後 : 仮 想 ホスト 名 HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Server2 Current Version SRVCNTRL PROCINFO[num] num はメール 移 動 プロセスをインストールする 順 番 によって 変 わってきますので,PROCINFO[1]から 順 番 に 探 してください. 値 EXECLINE 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します. 変 更 前 :ALROOT bin sowfmvm.exe -smvm 変 更 前 :ALROOT bin sowfmvm.exe -smvm2 レジストリを 変 更 した 後,WindowsNT インストールディレクトリ system32 drivers etc services ファイルに 以 下 を 追 加 します. al2mvm2 5206/udp # Flow Server (MVM2) HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Server2 Current Version SRVCNTRL PROCINFO[num] 値 EXECLINE 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します. 変 更 前 :ALROOT bin wfocom.exe 変 更 前 :ALROOT bin wfocom.exe h 仮 想 ホスト 名 5 コントロールパネル サービスで StarOffice Server2 サービスが 開 始 終 了 できるか 確 認 します. 6 サーバリンクをインストールします. Setup.exe は,alenv2.bat を 実 行 したコマンドプロンプトで 行 います.なお,サーバリンク のホスト 名 には, 仮 想 ホスト 名 を 入 力 するようにしてください. 7 StarOffice Server2 の GUI アイコンの 実 行 コマンドラインを 変 更 します. 変 更 前 :ALROOT bin al2gcopy.exe 変 更 後 :ALROOT bin al2gcopy.exe /RALROOT /C StarOffice Server2 /Palw /Sal2 48

ALROOT はサーバ 2 でインストールしたディレクトリパスです. 8 2で 指 定 したインストール 先 のディレクトリ 名 (Z: STAROFFICE2)を 別 名 に 変 更 します. 3. サーバ 2 を 現 用 系 とするサーバ(サーバ 2)でのセットアップ フェイルオーバグループ 2 を 待 機 系 (サーバ 2)から 現 用 系 (サーバ 1)に 移 動 させ, 現 用 系 サー バにて 待 機 系 サーバでのセットアップ 手 順 1~7を 行 います. 4. フェイルオーバグループの 更 新 1.で 作 成 したフェイルオーバグループ 2 のプロパティを 更 新 します. レジストリ 同 期 HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice Server2 上 記 をレジストリ 同 期 として 設 定 します.これにより,フェイルオーバ 時 に 待 機 系 のノードにレジストリ 情 報 が 引 き 継 がれます. スクリプト 以 下 のスクリプトを 設 定 します.サンプルスクリプトでは,ARMLOAD コマンドに/S オプション を 付 けてサービスを 監 視 するようになっています.この 設 定 のときサービスを 停 止 するとフェイ ルオーバが 発 生 します. なお,サーバ 1 のスクリプトは,シングルスタンバイ 型 のものをお 使 いください. start2.bat ============================================================== ************************** rem 起 動 要 因 チェック ************************** IF %ARMS_EVENT% == START GOTO NORMAL IF %ARMS_EVENT% == FAILOVER GOTO FAILOVER IF %ARMS_EVENT% == RECOVER GOTO RECOVER rem ActiveRecoveryManager 未 動 作 GOTO no_arm ************************** rem 通 常 起 動 対 応 処 理 ************************** :NORMAL rem ディスクチェック IF %ARMS_DISK% == FAILURE GOTO ERROR_DISK rem 業 務 通 常 処 理 rem プライオリティ チェック IF %ARMS_SERVER% == OTHER GOTO ON_OTHER1 49

rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG 最 高 プライオリティサーバで 起 動 中 です /A ARMLOAD StarOffice2 /S /M StarOffice Server2 :ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG プライオリティサーバ 以 外 で 起 動 中 です /A ARMLOAD StarOffice2 /S /M StarOffice Server2 ************************** rem リカバリ 対 応 処 理 ************************** :RECOVER rem クラスタ 復 帰 後 のリカバリ 処 理 rem ( 例 ) ARMBCAST /MSG Server の 復 旧 が 終 了 しました /A ************************** rem フェイルオーバ 対 応 処 理 ************************** :FAILOVER rem ディスクチェック IF %ARMS_DISK% == FAILURE GOTO ERROR_DISK rem フェイルオーバ 後 の 業 務 起 動 ならびに 復 旧 処 理 rem プライオリティ のチェック IF %ARMS_SERVER% == OTHER GOTO ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG 最 高 プライオリティサーバで 起 動 中 です(フェイルオーバ 後 ) /A 50

ARMLOAD StarOffice2 /S /M StarOffice Server2 :ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG プライオリティサーバ 以 外 で 起 動 中 です(フェイルオーバ 後 ) /A ARMLOAD StarOffice2 /S /M StarOffice Server2 ************************** rem 例 外 処 理 ************************** rem ディスク 関 連 エラー 処 理 :ERROR_DISK ARMBCAST /MSG 切 替 パーティションの 接 続 に 失 敗 しました /A rem ARM 未 動 作 :no_arm ARMBCAST /MSG ActiveRecoveryManager が 動 作 状 態 にありません /A :EXIT exit ============================================================== stop2.bat ============================================================== ************************** rem 起 動 要 因 チェック ************************** IF %ARMS_EVENT% == START GOTO NORMAL IF %ARMS_EVENT% == FAILOVER GOTO FAILOVER rem ActiveRecoveryManager 未 動 作 GOTO no_arm ************************** rem 通 常 終 了 対 応 処 理 ************************** :NORMAL 51

rem ディスクチェック IF %ARMS_DISK% == FAILURE GOTO ERROR_DISK rem 業 務 通 常 処 理 rem プライオリティ チェック IF %ARMS_SERVER% == OTHER GOTO ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG 最 高 プライオリティサーバで 終 了 中 です /A ARMKILL StarOffice2 :ON_OTHER1 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG プライオリティサーバ 以 外 で 終 了 です /A ARMKILL StarOffice2 ************************** rem フェイルオーバ 対 応 処 理 ************************** :FAILOVER rem ディスクチェック IF %ARMS_DISK% == FAILURE GOTO ERROR_DISK rem フェイルオーバ 後 の 業 務 起 動 ならびに 復 旧 処 理 rem プライオリティ のチェック IF %ARMS_SERVER% == OTHER GOTO ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ での 処 理 ARMBCAST /MSG 最 高 プライオリティサーバで 終 了 中 です(フェイルオーバ 後 ) /A ARMKILL StarOffice2 52

:ON_OTHER2 rem 最 高 プライオリティ 以 外 での 処 理 ARMBCAST /MSG プライオリティサーバ 以 外 で 終 了 中 です(フェイルオーバ 後 ) /A ARMKILL StarOffice2 ************************** rem 例 外 処 理 ************************** rem ディスク 関 連 エラー 処 理 :ERROR_DISK ARMBCAST /MSG 切 替 パーティションの 接 続 に 失 敗 しました /A rem ARM 未 動 作 :no_arm ARMBCAST /MSG ActiveRecoveryManager が 動 作 状 態 にありません /A :EXIT exit ============================================================== 5. サーバ 1 のサービス 起 動 コマンドラインと GUI の 実 行 コマンドラインの 変 更 サーバ 1 の 現 用 系 と 待 機 系 の 両 方 に 対 して 以 下 の 設 定 を 行 います. レジストリ HKEY_LOCAL_MACHINE SYSTEM CurrentControlSet services StarOffice Server 値 ImagePath 上 記 値 の 設 定 を 変 更 します. 変 更 前 :ALROOT bin al2start.exe 変 更 後 :ALROOT bin al2start.exe /RALROOT /C StarOffice Server /PAL2OBJ /Sal2 ALROOT はサーバ 1 で 現 用 系 をインストールしたディレクトリパスです. 実 行 コマンドライン 変 更 前 :ALROOT bin al2gcopy.exe 変 更 後 :ALROOT bin al2gcopy.exe /RALROOT /C StarOffice Server /Palw /Sal2 ALROOT はサーバ 2 でインストールしたディレクトリパスです. 3.4.1.3. アンインストール 方 法 1. WF サーバのアンインストール 1 フェイルオーバグループのプロパティよりレジストリ 同 期 を 削 除 します. 2 現 用 系 サーバで WF サーバを 削 除 します. 53

3 待 機 系 サーバで WF サーバを 削 除 します. 2. データベースのアンインストール ワークフロー 用 DB を 削 除 します. 必 要 であればデータベース 本 体 も 削 除 します. SO サーバのメールやキャビネットなどのユーザ 資 産 を 削 除 したい 場 合 には, 以 下 の 手 順 3 を 実 行 してください. 削 除 しない 場 合 には, 手 順 3 をスキップして 手 順 4 へと 進 みます. なお,UNSETUP.EXE は,SO サーバインストール 媒 体 の DISK1 にあります. 3. SO サーバのアンインストール 1 フェイルオーバグループ 1 のプロパティよりレジストリ 同 期 を 削 除 します. 2 フェイルオーバグループ 1 の 現 用 系 でコマンドプロンプトを 開 き,alenv1.bat を 実 行 します. 3 2のコマンドプロンプトで SO サーバの 削 除 を 実 行 します. 4 フェイルオーバグループ 2 のプロパティよりレジストリ 同 期 を 削 除 します. 5 フェイルオーバグループ 2 の 現 用 系 でコマンドプロンプトを 開 き,alenv2.bat を 実 行 します. 6 5のコマンドプロンプトで SO サーバの 削 除 を 実 行 します. 7 フェイルオーバグループ 1 の 待 機 系 でコマンドプロンプトを 開 き,alenv1.bat を 実 行 します. 8 7のコマンドプロンプトで SO サーバの 削 除 を 実 行 します. 9 フェイルオーバグループ 2 の 待 機 系 でコマンドプロンプトを 開 き,alenv2.bat を 実 行 します. 10 9のコマンドプロンプトで SO サーバの 削 除 を 実 行 します. 4. フェイルオーバグループの 削 除 フェイルオーバグループを 停 止 して, 削 除 します. 4. StarOffice/フォームサーバ 4.1. 機 能 概 要 4.1.1. 概 要 (1) StarOffice フォームサーバ( 以 下 SO フォームサーバと 略 す)を 切 替 パーティションへ インストールすることによって フェイルオーバ 発 生 時 に 待 機 系 のマシンでサービス 提 供 が 可 能 となります (2)SO フォームサーバの 運 用 形 態 はシングルスタンバイ 型 とマルチスタンバイ 型 がありま す シングルスタンバイ 型 は クラスタ 内 の2ノードのみに2つのフェイルオーバポリシを 設 定 し1 台 のサーバでサービスを 提 供 し 障 害 が 発 生 すると 現 用 系 で 使 用 していたサーバ 名,IP アドレスが 待 機 系 に 引 き 継 がれ 切 替 パーティションの 資 源 を 使 用 して 待 機 系 で サービスが 提 供 されます マルチスタンバイ 型 は クラスタ 内 の2ノードのみに2つのフェイルオーバポリシを 設 定 し 各 ノードでサービスを 提 供 しながら それぞれが それぞれの 待 機 系 となります 54

どちらかのノードで 障 害 が 発 生 すると もう 一 方 のノードでフェイルオーバグループリソ ースを 引 き 継 ぎ 従 来 のサービスと 引 き 継 いだサービスを 継 続 して 提 供 できます シングルスタンバイ 型 図 1は4ノード 中 SV1,SV2の2ノードに1つのフェイルオーバポリシ( 順 位 SV1,SV2)を 設 定 し SV1を 最 高 プライオリティノード SV2を 待 機 系 ノードとして 動 作 させるときの 構 成 図 です SV3,SV4は 使 用 しませ ん ARMマネージャ IP:xx.xx.xx.1に 接 続 クライアント SV1 SV2 SV3 SV4 現 用 系 待 機 系 SOフォームサーハ サーヒ ス 図 1 通 常 運 用 状 態 (シングルスタンバイ 型 ) SV1に 障 害 が 発 生 すると 図 2のように 仮 想 サーバ 名 仮 想 IPアドレスが 遷 移 します フェイルオーバが 完 了 すると スクリプトに 従 ってSV2でSOフォームサーバサービスとオン ラインシェルが 立 ち 上 がり 仮 想 サーバ 名 仮 想 IPアドレス 切 替 パーティションの 資 源 がSV 2に 移 行 する 為 クライアントはサーバが 切 り 替 わったことを 意 識 せずに 同 一 の 仮 想 IPアドレ スで 接 続 することが 可 能 です ARMマネージャ IP:xx.xx.xx.1に 接 続 クライアント SV1 SV2 SV3 SV4 新 現 用 系 SOフォームサーハ サーヒ ス 図 2 フェイルオーバ 後 (SV1ダウン) マルチスタンバイ 型 55

図 3は4ノード 中 SV1,SV2の2ノードに2つのフェイルオーバグループ(グループ1,グルー プ2)を 作 成 し SV1はグループ1の 現 用 系 グループ2の 待 機 系 として 動 作 SV2がグループ2の 現 用 系 グループ1の 待 機 系 として 動 作 しているときの 構 成 図 です SV1/SV2 各 々でSOフォームサーバサービスが 提 供 されており クライアントは 仮 想 IPアドレス で 切 り 分 けることにより それぞれのサーバを 使 用 出 来 ます ARMマネージャ IP:xx.xx.xx.1に 接 続 クライアント IP:xx.xx.xx.2に 接 続 SV1 SV2 SV3 SV4 オンラインシェル ク ルーフ 1 サーヒ ス オンラインシェル サーヒ ス ク ルーフ 2 図 3 通 常 運 用 状 態 (マルチスタンバイ 型 ) SV1で 障 害 が 発 生 し フェイルオーバが 完 了 すると 図 4のようにSV1が 持 っていたグループ1 の 仮 想 IPアドレスと 切 替 パーティションがSV2に 移 行 します SV2は2つの 仮 想 IPアドレスと 2つの 切 替 パーティションを 持 つことになります また SV2がダウンした 場 合 も 同 様 に SV1で2つのオンラインシェル 実 行 を 提 供 します クライアントは 通 常 運 用 時 と 変 わりなくそれぞれのSOフォームサーバを 使 用 することが 可 能 です ARMマネージャ IP:xx.xx.xx.1に 接 続 クライアント IP:xx.xx.xx.2に 接 続 SV1 SV2 SV3 SV4 オンラインシェル ク ルーフ 1 オンラインシェル フォームサーハ サーヒ ス ク ルーフ 2 図 4 フェイルオーバ 後 (SV1ダウン) 56

4.1.2. 機 能 範 囲 SOフォームサーバは クラスタ 環 境 においてもシングルサーバと 同 様 に 動 作 します 4.1.3. 動 作 環 境 SOフォームサーバ V4.6は Windows NT 4.0 及 び Windows NT 4.0 Enterprise Edition 及 び CLUSTERPRO V4.1 以 降 の 環 境 で 動 作 します 57

4.2. インストール 手 順 現 用 系 / 待 機 系 それぞれから 切 替 パーティションに 対 しインストールします イン ストール 方 法 は 通 常 の 方 法 とは 一 部 異 なりますので 下 記 インストール 手 順 にそっ て 行 って 下 さい 簡 単 のために 現 用 系 ホストのホスト 名 (DNS 名 )を 仮 想 ホスト 名 と 呼 びます 4.2.1. シングルスタンバイ 型 (1)フェイルオーバグループの 作 成 SO フォームサーバ 用 に 以 下 のフェイルオーバグループを 予 め 作 成 します(これをフェ ールオーバグループ1とします) 資 源 仮 想 IP 切 替 パーティション (SO フォームサーバのセットアップ, ユーザデータの 格 納 に 十 分 な 容 量 をもったもの) (2) 待 機 系 サーバでのセットアップ 1. フェールオーバグループをインストールするノードで 起 動 します 2. SOフォームサーバのセットアッププログラムを 実 行 します この 時 セット アップ 先 は 切 替 パーティションを 指 定 します (セットアップ 作 業 は SOフォーム サーバのリリーズメモ 等 を 参 照 して 行 ってください) 3. オンラインシェルの 登 録 または 変 更 を 行 います オンラインシェルがサービス 開 始 時 に 自 動 起 動 できるように 設 定 をしてください サービス 開 始 時 に 自 動 起 動 の 設 定 を 行 わない 場 合 には フェールオーバグループの 起 動 スクリプトの 中 でオンラ インシェルを 起 動 されるように 記 述 してください 4. レジストリエディタを 使 用 して 以 下 のレジストリを 変 更 します フォームサーバのコンフィグレーションの 追 加 キ ー 名 HKEY_LOCAL_MACHINE SOFTWARE NEC StarOffice FormServer OnlineShellManager オンラインシェルタイトル 上 記 キーに 下 記 の 設 定 で 値 を 追 加 します 値 HostName 設 定 仮 想 IP アト レス 5. コントロールパネル サービス で StarOffice FormServer のサービスが 開 始 終 了 できることを 確 認 します 6. コントロールパネル サービス で StarOffice FormServer のサービスを 自 動 起 58