私 の 意 見 政 治 家 への 期 待 碇 本 岩 男 1 まえがき 福 島 第 一 原 子 力 発 電 所 の 事 故 から 約 3 年 が 経 過 し 多 くの 科 学 的 客 観 的 事 実 が 明 らか になっているにも 関 わらず 相 変 わらず 恣 意 的 ( 間 違 った) 情 報 を 鵜 呑 みにし 脱 原 発 を 安 易 に 口 にする 政 治 家 がいる エネルギ 政 策 原 子 力 政 策 は 無 資 源 国 家 である 日 本 の 存 亡 に 直 接 係 わる 重 要 政 策 であるだけに 将 来 に 向 けた 国 の 方 向 性 を 決 める 立 場 にいる 政 治 家 には 与 党 野 党 を 問 わず 感 情 論 やメディアが 作 る 空 気 に 影 響 された 不 毛 な 議 論 では なく 科 学 的 データ 多 くの 客 観 的 情 報 に 基 づいて 事 実 を 見 極 め 意 義 のある 議 論 をして 政 策 を 決 定 してもらいたい そこで 3.11 の 原 発 事 故 を 経 験 した 今 の 日 本 の 状 況 を 踏 まえ 既 に 現 実 的 なエネルギ 政 策 を 掲 げている 与 党 だけではなく 野 党 の 代 表 として 前 政 権 を 担 当 し 大 飯 原 発 の 再 稼 働 を 果 たした 民 主 党 にもエネルギ 政 策 について 正 しい 判 断 をすることを 期 待 し 政 治 家 に 対 する 筆 者 の 思 いを 述 べてみたい 2 アンケート 及 び 都 知 事 選 結 果 1 月 末 に 朝 日 新 聞 日 経 新 聞 共 同 通 信 が 電 話 アンケートを 実 施 し いずれの 調 査 でも 原 発 の 再 稼 働 反 対 が 約 60% 賛 成 が 約 30%との 結 果 となった 例 によって 新 聞 の 見 出 し メディアの 取 り 上 げ 方 はこの 数 値 しか 使 われていないが アンケート 結 果 を 良 く 見 てみる と 違 う 解 釈 も 見 えてくる 3.11 以 降 多 くのメディアが 原 発 のリスクだけを 過 剰 に 強 調 する 恣 意 的 な 報 道 を 続 けて いる 中 電 話 アンケートの 反 対 賛 成 という 単 純 な 設 問 にも 係 わらず 約 30%の 人 が 再 稼 働 賛 成 というアンケート 結 果 は 注 目 に 値 する アンケートは 設 問 の 仕 方 により 30% 程 度 は 結 果 が 変 わるので 設 問 を 資 源 のない 日 本 で 代 替 エネルギの 具 体 策 のない 現 状 で は 原 発 の 再 稼 働 は 止 むを 得 ないと 思 いますか? としたら 60% 以 上 が 再 稼 働 を 容 認 す るというアンケート 結 果 になるということを 示 したとも 思 える 事 実 今 後 の 原 子 力 政 策 についての 質 問 では 直 ちに0にするという 割 合 は 15% 以 下 であった (このアンケート 結 果 からは 実 質 的 には 85%の 人 が 再 稼 働 に 賛 成 しているとも 受 け 取 れる) 2 月 9 日 の 都 知 事 選 挙 でも 細 川 元 総 理 が 小 泉 元 総 理 の 支 援 を 受 け 実 現 のための 具 体 策 も 示 さず 脱 原 発 というスローガンだけを 掲 げて 立 候 補 し 事 前 のメディアの 予 想 通 り 落 選 した 都 知 事 選 では 1080 万 人 の 有 権 者 の 内 投 票 したのは 約 500 万 人 脱 原 発 を 主 張 した 宇 都 宮 細 川 候 補 が 約 190 万 票 ( 投 票 者 の 約 38% 有 権 者 の 約 18%)を 集 めたもの の 舛 添 田 母 神 候 補 の 約 270 万 票 を 上 回 れなかった 朝 日 新 聞 の 調 査 では 20 代 30 代 の 人 の 投 票 先 が 脱 原 発 を 主 張 した 細 川 候 補 より 推 進 を 表 明 した 田 母 神 候 補 の 方 が 多 かっ 1
たことも 今 後 のエネルギ 政 策 を 考 える 上 で 重 要 である (この 投 票 結 果 は 若 者 はインター ネットなどで メディア 以 外 の 情 報 を 比 較 的 多 く 入 手 しているからとも 考 えられる) アンケート 結 果 の 15% 以 下 という 数 値 が 3.11 前 から 反 原 発 を 主 張 している 人 それを 支 持 している 人 の 割 合 とも 考 えられ 脱 原 発 を 主 張 して 支 持 される 基 盤 はこの 程 度 である こと 逆 に 言 えば メディアが 作 り 出 す 空 気 に 盲 目 的 に 追 随 するのではなく 科 学 的 客 観 的 情 報 に 基 づいて 判 断 したいと 考 えている 日 本 人 が 85% 程 度 はいるとも 受 け 取 れること を 都 知 事 選 挙 の 結 果 も 踏 まえ 脱 原 発 を 主 張 している 政 治 家 ( 特 に 野 党 の 政 治 家 )は 知 っておかねばならない 昨 年 暮 れに 野 党 の みんなの 党 が 分 裂 し 結 いの 党 という 新 たな 少 数 政 党 がまた 誕 生 した 与 党 ( 自 民 党 )との 対 立 軸 を 明 確 にしたい 野 党 特 に 小 さい 政 党 にとって エ ネルギ 政 策 原 子 力 政 策 は 防 衛 問 題 憲 法 改 正 問 題 と 同 様 与 党 との 政 策 の 違 いを 明 確 にでき 脱 原 発 を 掲 げれば 国 民 の 支 持 を 受 け 易 い(と 思 っている)ので 現 状 の 野 党 は 全 て 脱 原 発 を 掲 げているが 国 民 は 脱 原 発 というスローガンだけで 判 断 するほど 単 純 ではな いことを 1 月 末 のアンケート 都 知 事 選 結 果 は 示 しているとも 言 える ( 先 の 衆 議 院 参 議 院 の 選 挙 結 果 も 同 様 ) 既 に 多 くの 識 者 が 細 川 候 補 の 脱 原 発 というスローガンだけを 争 点 とした 立 候 補 理 由 誰 かが 知 恵 を 出 すという 無 責 任 な 発 言 内 容 を 批 判 しており 落 選 した 今 細 川 候 補 の 個 々 の 発 言 についてここで 触 れる 必 要 はないが 細 川 候 補 の 立 候 補 理 由 の 批 判 に 対 して 何 の 具 体 的 答 えもなく ただ 脱 原 発 で 一 致 しているからという 理 由 だけで 支 援 した 民 主 党 ( 勝 手 連 として) 結 いの 党 生 活 の 党 の 政 治 家 は あまりにも 短 慮 と 言 わざるを 得 ない 政 治 家 は 政 策 を 共 にする 政 党 に 所 属 し 政 党 ( 自 分 )の 考 えた 政 策 を 掲 げて 国 民 の 信 を 問 うのが 選 挙 であるが 選 挙 に 通 らないと 政 治 家 となれないので これが 逆 になり メ ディアの 報 道 アンケート 結 果 などを 民 意 と 単 純 に 考 えてしまい これに 迎 合 した 政 策 を 掲 げている 政 党 政 治 家 も 少 なくない メディアの 報 道 内 容 は 正 しい 情 報 を 提 供 している か アンケート 結 果 の 設 問 は 妥 当 であるか などを 吟 味 し 本 当 の 民 意 とは 何 であるのか を 考 えなければ 国 民 に 迎 合 する 主 張 をすることすらできない 3 政 治 家 の 使 命 脱 原 発 を 主 張 する 論 理 的 根 拠 が 無 いことは 多 くの 科 学 的 客 観 的 事 実 が 示 しているにも 関 わらず 今 でも 脱 原 発 を 主 張 する 政 治 家 がいることが 筆 者 には 不 思 議 かつ 残 念 である 政 治 家 の 役 割 使 命 とは 多 くの 国 民 にとっての 幸 せな 生 活 安 全 な 社 会 を 実 現 し 継 続 向 上 させていくことである このために 政 治 家 として 成 し 遂 げなければならないこと は 以 下 のことと 考 える 1 国 民 の 生 命 と 財 産 を 守 るために 平 和 を 確 保 していること 2 国 民 主 権 で 自 由 と 平 等 な 社 会 を 実 現 していること であり これは 政 治 家 の 使 命 としての 最 も 基 本 的 な 使 命 である 2
この 2 項 目 の 使 命 を 果 たした 上 で 幸 せな 生 活 安 全 な 社 会 を 実 現 し 継 続 向 上 させ る 具 体 的 な 使 命 としては 3 経 済 を 成 長 させ 国 民 の 所 得 を 増 やすこと 4 弱 者 のために 福 祉 を 充 実 させること 5 健 康 でいられるように 衛 生 医 療 保 険 制 度 が 充 実 していること 6 優 れた 教 育 を 受 けられる 環 境 が 整 っていること 7 自 然 災 害 交 通 事 故 労 働 災 害 などによる 被 害 を 減 らし 国 民 の 安 全 を 守 ること 8 治 安 を 良 くし 犯 罪 を 可 能 な 限 り 無 くし 安 全 な 社 会 を 作 ること 9 文 化 芸 術 スポーツなどの 振 興 に 理 解 があること などであろう 政 治 家 の 使 命 が 上 記 の1~9であることに 反 対 する 政 治 家 はいないはずであり どの 政 党 も 上 記 を 目 指 した 政 策 を 考 えているはずである 政 党 で 政 策 が 違 うのは 国 の 予 算 に 限 りがあるために 何 を 重 視 し 何 を 優 先 するのか どんな 方 法 で 実 現 するかの 優 先 度 方 法 論 が 違 うのが 理 由 であるはずである 今 の 日 本 では 中 国 の 脅 威 格 差 社 会 などの 問 題 はあるが 基 本 的 には1 2は 一 応 確 保 されていると 考 えるべき 状 況 であろう 3~8の 優 先 度 方 法 論 には 数 学 理 学 工 学 の 世 界 のように 明 確 な 正 解 がないため に 色 々な 意 見 があろうが 3~8を 達 成 し より 良 くしていくための 政 策 を 行 うという 方 向 性 はどんな 政 党 政 治 家 も 同 じであるはずである 政 府 与 党 の 政 策 に 対 して 異 議 があるのであれば 代 案 修 正 案 を 出 し 政 策 ( 法 律 )を 成 立 させる 方 向 で 議 論 すべきで ある 野 党 にとっては 議 論 することが 目 的 になってしまっているのかも 知 れないが 国 会 は 議 論 することが 目 的 ではなく 国 民 のためにどのような 政 策 を 選 択 するのが 良 いのかを 議 論 し その 政 策 を 実 現 するための 法 律 を 作 ることが 目 的 である エネルギ 政 策 は 1 3という 政 治 家 としてもっとも 大 事 な 使 命 に 係 わる 問 題 であるに も 関 わらず 原 発 に 代 わる 具 体 的 電 源 を 示 さないで 脱 原 発 を 主 張 する 政 治 家 政 党 の 姿 は 健 全 な 姿 とは 言 えない 政 府 与 党 は 都 知 事 選 挙 への 影 響 を 恐 れず 原 発 の 重 要 性 をきちんと 国 民 に 説 明 し エネルギ 基 本 計 画 を 策 定 するための 議 論 を 早 く 始 めるべきであった 選 挙 後 に 廻 したとい うことは 政 府 与 党 の 政 治 家 も 再 稼 働 反 対 のアンケート 結 果 に 惑 わされ 本 質 的 な 議 論 から 逃 げたことになる これは 多 くの 国 民 都 民 が 脱 原 発 という 空 気 に 流 されている と 政 府 与 党 が 感 じているということであり ある 意 味 では 国 民 都 民 を 信 頼 していな かったことになる 世 論 の 動 向 に 係 わらず 国 民 に 言 うべきことを 言 うのも 政 府 ( 政 治 家 )の 使 命 である 4 野 党 の 状 況 衆 議 院 参 議 院 双 方 に 議 席 を 持 っている 野 党 は 民 主 党 日 本 維 新 の 会 みんなの 党 3
結 いの 党 共 産 党 社 民 党 であり 衆 参 合 わせた 議 員 の 数 が 50 人 を 超 える 野 党 は 民 主 党 と 日 本 維 新 の 会 の 2 党 しかない 状 況 である 多 くの 少 数 野 党 が 生 まれた 要 因 の 一 つは 民 主 党 政 権 の 失 敗 にある 野 党 第 一 党 の 民 主 党 は 平 成 5 年 の 連 立 政 権 による 細 川 内 閣 以 来 の 自 民 党 政 権 から 政 権 交 代 を 果 たした 政 党 である 小 選 挙 区 制 は 政 権 交 代 を 比 較 的 容 易 になしえる 制 度 であり 自 民 党 に 代 わる 責 任 政 党 として 平 成 21 年 に 民 主 党 が 選 ばれた 民 主 党 が 選 ばれた 理 由 の 一 つは 共 産 党 社 民 党 と 異 なり 現 実 離 れした 理 想 論 だけで はなく 現 実 を 見 据 えた 政 策 を 行 える 政 党 であるとメディア 国 民 に 期 待 ( 誤 解 )された からであろう 政 権 を 取 るために 無 理 なマニフェストを 掲 げ それを 実 現 できなかったこ ともあり 解 散 後 の 衆 議 院 選 挙 その 後 の 参 議 院 選 挙 でも 大 敗 してしまった しかし 政 権 時 代 を 冷 静 に 振 り 返 ると 野 田 総 理 の 時 の 民 主 党 は ねじれ 国 会 という 難 しい 舵 取 りをしなければならない 中 決 められる 政 治 を 目 指 し 1 国 民 に 容 易 には 受 け 入 れられない 消 費 税 導 入 の 決 定 大 飯 原 子 力 発 電 所 の 再 稼 働 を 果 たしたこと 2 東 京 都 ( 石 原 知 事 : 当 時 )の 影 響 があったものの 尖 閣 諸 島 の 国 有 化 を 決 めたこと 3 民 主 党 内 では 自 爆 解 散 と 批 判 されたが 議 員 定 数 削 減 を 条 件 に 解 散 を 選 択 したこと など 責 任 政 党 と しての 能 力 がある 一 端 は 示 せたとも 言 える 民 主 党 にとって 1 回 目 の 政 権 運 営 には 失 敗 し たものの 多 くの 貴 重 な 経 験 を 得 たはずであり この 経 験 は 民 主 党 が 小 選 挙 区 制 の 理 想 と する 2 大 政 党 の 一 翼 として 2 回 目 の 政 権 を 取 るためには 必 要 な 経 験 だったはずである 解 散 直 後 の 衆 議 院 選 挙 だけではなく 7 月 に 行 われた 参 議 院 選 挙 でも 大 敗 してしまった 原 因 は 民 主 党 のマニフェスト 作 りが 自 民 党 との 対 立 軸 日 本 維 新 の 会 との 政 策 上 の 違 い を 鮮 明 にすることだけに 気 を 取 られ もう 一 度 政 権 を 取 ったら 民 主 党 として 国 民 のため にどんな 政 策 をするのかという 視 点 に 欠 けていたからだと 感 じる このため 無 党 派 層 と よばれる 選 挙 民 だけではなく 民 主 党 の 支 持 基 盤 と 言 われる 労 働 組 合 ( 連 合 ) 員 の 支 持 さ え 十 分 得 られなかった 今 の 民 主 党 執 行 部 の 発 言 を 聞 くと 経 済 問 題 外 交 問 題 憲 法 問 題 エネルギ 問 題 につ いて 与 党 の 自 民 党 と 考 え 方 が 異 なることは 良 く 分 かるが 共 産 党 社 民 党 と 何 が 違 うの かが 分 からなくなっており 特 定 秘 密 保 護 法 案 の 採 決 をめぐる 不 信 任 案 問 責 決 議 案 の 連 発 などの 時 間 を 遅 らすだけで 何 の 意 味 のない 対 応 都 知 事 選 で 細 川 候 補 を 支 援 した 姿 勢 は 日 本 社 会 党 に 戻 ったと 思 えるほどである 5 野 党 への 期 待 自 由 主 義 資 本 主 義 社 会 主 義 共 産 主 義 というイデオロギの 違 い 資 本 家 と 労 働 者 と いう 単 純 な 立 場 の 違 い 保 守 とリベラルという 観 念 の 違 い で 政 党 政 権 が 決 まる 時 代 で はなく 国 及 び 国 民 のためにどのような 政 策 を 行 うべきか そして その 政 策 を 具 体 的 に どう 成 し 得 るのかで 政 党 が 分 かれ 政 策 を 分 かり 易 く 国 民 に 説 明 し 国 民 の 理 解 を 得 られ た 政 党 が 政 権 を 取 る 時 代 である 4
野 党 でも 政 権 を 担 う 実 力 能 力 を 常 に 持 ち 続 けるためには 与 党 との 対 立 軸 を 鮮 明 に するために 反 対 という 国 会 運 営 をするのではなく 与 党 と 同 じ 政 策 になったとしても 長 期 的 国 際 ( 世 界 ) 的 視 点 から 正 しいと 思 う 政 策 を 掲 げ これをどう 成 し 遂 げるのかの 具 体 論 で これからの 国 会 運 営 を 進 めてもらいたい その 結 果 例 え 次 回 の 選 挙 に 負 けたと しても 野 党 でも 与 党 と 同 様 政 権 を 担 える 大 人 の 政 党 があることを 多 くの 国 民 に 理 解 されるはずであり 次 々 回 の 選 挙 に 繋 がる 選 挙 になる そのためには まずは 現 実 に 目 を 向 け 脱 原 発 というスローガンだけの 主 張 は 撤 回 すべきである 6 政 治 家 への 期 待 現 実 を 無 視 した 理 想 論 による 政 策 選 挙 目 当 てのメディア 受 けする 政 策 ではなく 長 期 的 国 際 的 現 実 的 論 理 的 視 野 に 立 った 責 任 の 持 てる 政 策 を 作 れる 政 治 家 であること エネルギ 原 子 力 政 策 については これまでに 明 らかになっている 科 学 的 客 観 的 事 実 を 認 識 し 原 子 力 発 電 が 3.11 後 も 無 資 源 国 家 の 日 本 においては 好 むと 好 まざるとに 係 わ らず 重 要 電 源 であるという 事 実 を 理 解 することを 期 待 する 上 記 を 理 解 した 上 で なお 脱 原 発 という 政 策 が 正 しいと 考 えるのであれば その 論 理 的 科 学 的 根 拠 をしっかりと 国 民 に 示 すことを 期 待 する 以 上 5