山 梨 県 森 林 リモートセンシング 活 用 衛 星 画 像 を 利 用 した 林 道 描 画 作 成 マニュアル 第 1 版 2012/3/8 1
内 容 1. はじめに... 3 2. 衛 星 画 像 利 用 の 利 点... 3 3. 衛 星 画 像 を 利 用 した 林 道 描 画 の 流 れ... 4 4. 準 備 データ... 5 5. ArcGIS について... 5 6. 作 業 詳 細... 8 1 ArcMap の 起 動... 8 3 ArcCatalog の 起 動... 12 1 背 景 画 像 の 追 加... 13 4 ピラミッドレイヤの 構 築... 14 5 画 像 の 表 示 調 整... 15 6 縮 尺 の 変 更... 16 7 新 規 林 道 の 作 成... 16 8 新 規 林 道 shapefile の 表 示... 18 9 修 正 が 必 要 な 林 道 の 検 索... 18 10 新 規 林 道 追 加 作 業 開 始... 18 11 林 道 描 画... 21 12 編 集 結 果 の 保 存... 25 13 属 性 情 報 の 追 加... 26 14 編 集 結 果 の 保 存... 29 15 編 集 林 道 の 修 正... 30 16 作 業 環 境 の 保 存 終 了... 35 文 中 の(* 番 号 )は 専 門 用 語 であるため 不 明 な 場 合 別 紙 用 語 集 の 同 番 号 を 確 認 のこと 2
1. はじめに 本 文 書 は 宇 宙 航 空 研 究 開 発 機 構 (JAXA)との 契 約 に 基 づき 一 般 財 団 法 人 リモート センシング 技 術 センター(RESTEC)が 衛 星 データを 利 用 した 林 道 描 画 についての 概 要 及 び 詳 細 手 順 を 記 したものである 衛 星 データについては ALOS データ(*1)を 使 用 し ソフトは ESRI 社 の Arc GIS を 使 用 する 事 を 前 提 としている 本 書 では ArcGIS9.3 を 使 用 しているが ArcGIS9.X シリ ーズであれば 同 様 の 操 作 で 対 応 可 である 2. 衛 星 画 像 利 用 の 利 点 今 回 従 来 の 林 道 編 集 の 方 法 と 合 わせて 衛 星 画 像 を 利 用 した 林 道 描 画 作 業 を 行 うこと により より 広 域 を 同 時 に 修 正 描 画 できることが 見 込 まれる また 従 来 の 方 法 と 組 み 合 わせることにより より 頻 度 の 高 い 修 正 が 可 能 となる 衛 星 データ 航 空 データ 工 事 関 連 データ リモートセンシング 技 術 GPS 情 報 反 映 林 道 shapefile 図 1 衛 星 リモートセンシング 活 用 の 概 念 図 3
3. 衛 星 画 像 を 利 用 した 林 道 描 画 の 流 れ 衛 星 画 像 を 利 用 した 林 道 描 画 について 作 業 のフローチャートを 図 2に 示 す オルソパンシャープン 画 像 林 道 shapefile GIS 背 景 画 像 の 色 調 補 正 林 道 作 業 道 台 帳 より 修 正 個 所 を 絞 りこみ 新 規 追 加 が 必 要 な 林 道 があるか? YES 新 規 林 道 描 画 NO 情 報 追 記 修 正 が 必 要 な 林 道 があるか? NO 林 道 編 集 YES 作 業 保 存 作 業 終 了 図 2 林 道 描 画 作 業 フローチャート 4
4. 準 備 データ 作 業 を 行 うに 当 たって 以 下 のデータを 準 備 する a. 画 像 (オルソパンシャープンプロダクト)(*19,*36) b. 県 林 道 shapefile (*14) また データの 入 手 時 に 指 定 する 項 目 の 参 考 例 を 表 1 に 示 す ここでは 県 GIS で 使 用 している 座 標 系 楕 円 体 モデルと 同 様 に 設 定 している 表 1 画 像 条 件 例 データ 形 式 Geotiff (*4) 座 標 系 (*24) JGD2000 (*7) 楕 円 体 モデル(*28) GRS_1980 (*6) 5. ArcGIS について 本 項 では ArcGIS について 説 明 する ArcGIS とは ESRI 社 が 販 売 している 商 用 GIS ソフト(*5)である GIS とは 正 式 名 称 を Geographic Information System( 地 理 情 報 システム)であり 従 来 紙 地 図 ( 森 林 計 画 図 小 班 図 等 )と 帳 簿 ( 森 林 簿 伐 採 履 歴 等 )の 両 方 で 管 理 していたものを GIS 上 で 一 元 に 管 理 できるシステムである 一 例 を 挙 げると GIS 上 に 掲 載 した 森 林 計 画 図 の 小 班 をクリック(*22)することで 小 班 の 情 報 を 読 み 取 ること ができる 図 3に GIS の 概 念 図 を 紹 介 する 5
現 実 世 界 GIS 小 班 情 報 データ ( 樹 種 樹 高 等 々) GIS 林 道 データ 航 空 写 真 衛 星 画 像 衛 星 画 像 林 道 データ 小 班 データ 小 班 情 報 図 3 GIS の 概 念 本 書 においてメインで 使 用 するソフトウェアは ArcGIS Desktop であり 以 下 のうちの いずれかがインストールされていることが 必 要 である Arc View ( 基 本 セット) Arc Editor (Arc View に 加 え 高 度 な 機 能 追 加 ) Arc Info (Arc Editor に 加 えさらに 高 度 な 機 能 追 加 ) また 上 記 のソフトウェアは 以 下 の3つのモジュールで 構 成 されている ArcMap( 表 示 ツール) 地 図 の 表 示 や 編 集 簡 単 な 解 析 を 行 うことができる また GIS の 大 きな 特 徴 とされる 地 図 データと 情 報 を 同 時 に 把 握 することがで き 様 々な 画 像 現 地 の 情 報 を ArcMap 上 で 管 理 することができる ArcCatalog(データ 管 理 ツール) 6
ArcCatalog は ArcGIS で 使 用 するデータの 作 成 構 築 及 び 管 理 を 行 うためのツ ールである Arctool Box( 解 析 ツール) ArcGIS を 用 いて 解 析 等 を 行 うためのツール 集 である 7
6. 作 業 詳 細 以 下 に 作 業 詳 細 を 示 す 1 ArcMap の 起 動 本 項 目 では ArcMap の 起 動 方 法 について 説 明 する スタートメニュー( 図 4 赤 丸 部 分 )をクリックし 赤 矩 形 部 分 に ArcMap と 入 力 す ることによって プログラムの 項 目 の 中 に ArcMap の 起 動 が 表 示 される プログラム(1) の 下 にある る をクリックすることにより ArcMap を 起 動 す ここに 表 示 される ArcMap と 入 力 図 4 ArcMap 起 動 ArcMap を 起 動 することで 図 5のような 画 像 が 表 示 される 新 しいマップを 作 成 (N) にチェックが 入 っていることを 確 認 し OK をクリックす る 既 存 のマップを 開 きたいとき テンプレートを 利 用 したときは 各 チェックボッ クスにチェックを 入 れる 8
図 5 新 しいマップを 作 成 また 今 回 の 解 析 で 使 用 するメニューをあらかじめ 表 示 させておく ArcMap の 表 示 から ツールバー ( 次 ページ 図 6)を 選 択 し 以 下 の 項 目 についてチ ェックを 入 れる エディタ ツール 標 準 上 記 ツールをメニューさせることにより ArcMap の 上 部 分 に 次 々 図 7のようなバーが 表 示 される また ArcMap の 基 本 的 な 構 成 を 次 々ページ 図 8に 示 す 9
デフォルトで チェックが 入 っ ている 図 6 表 示 ツールバーを 選 択 10
標 準 バー ツールバー エディタツールバー 図 7 各 ツールバーの 説 明 データ 追 加 縮 尺 変 更 Arc Catalog 起 動 Arc toolbox 起 動 画 像 表 示 ウ ィンドウ テーブルオブ コンテンツ 図 8 ArcMap 画 面 説 明 11
2 ArcCatalog の 起 動 本 項 では ArcCatalog の 起 動 について 説 明 する ArcMap 上 にある ArcCatalog 起 動 ボタン( 図 9 赤 丸 ボタン)をクリックすることで ArcCatalog が 起 動 する Arc Catalog 起 動 図 9 ArcCatalog 起 動 ボタン ArcCatalog の 左 側 にあるカタログツリーで 使 用 するデータが 置 いてあるフォルダまで 移 動 する( 図 10) 12
カタログツリー フォルダ 内 容 が 表 示 される 目 的 フォルダ 図 10 ArcCatalog 表 示 例 1 背 景 画 像 の 追 加 2で 表 示 した ArcCatalog 上 の 対 象 ファイルを ArcMap にドラッグ(*32)する( 図 11) ことで ArcMap 上 に 画 像 が 表 示 される ここで 過 去 画 像 最 新 画 像 を 表 示 すること とする Arc Map Arc Catalog 図 11 背 景 画 像 の 追 加 方 法 13
3 ピラミッドレイヤの 構 築 最 初 の 画 像 追 加 時 にのみ 図 12 のような 選 択 が 表 示 されるので はい(Y) をク リックする この 操 作 を 行 うことで 画 像 表 示 速 度 を 速 くすることができる 二 回 目 以 降 の 表 示 ではこの 選 択 は 表 れない また この 操 作 を 行 うことにより 画 像 保 存 フォルダに.rrd 拡 張 子 (*12)が 作 成 さ れる 処 理 終 了 後 選 択 した 画 像 が 表 示 される( 図 13) 図 12 ピラミッドレイヤ(*37) 作 成 の 可 否 画 面 図 13 画 像 表 示 例 14
4 画 像 の 表 示 調 整 図 13 の 左 部 分 (テーブルオブコンテンツ)に 表 示 されているレイヤ(*45)の 名 前 をダ ブルクリックするとレイヤプロパティ(*42)が 表 示 される( 図 14) 図 14 のように 上 のタブ(*29)をシンボルに 選 択 し 赤 :Layer_3 緑 :Layer_2 青 : Layer_1 と 割 り 当 てる また 下 段 のストレッチ 機 能 を 以 下 のように 設 定 する ストレッチタイプ 標 準 偏 差 n 2 2を 選 択 ボタンをクリ ックして 指 定 された band(*3) を 選 ぶ ボタンをクリック して 標 準 偏 差 に 設 定 図 14 レイヤプロパティ 例 統 計 情 報 がない 場 合 図 15 のようなメッセージがでるため はい(Y)を 選 択 する 図 15 統 計 情 報 の 確 認 上 記 の 作 業 を 行 うことで 人 間 の 目 でみる 風 景 と 同 じような 画 像 を 得 ることができる 15
5 縮 尺 の 変 更 目 視 で 林 道 が 確 認 できる 縮 尺 に 変 更 する 縮 尺 変 更 は 図 16 の 赤 矩 形 部 分 に 数 値 を 入 力 する( 図 は 1/6000) 図 16 縮 尺 の 変 更 6 新 規 林 道 の 作 成 林 道 修 正 のため 編 集 林 道 shapefile を 作 成 する ArcCatalog 上 で オリジナルの 林 道 shapefile がある 場 所 へ 移 動 する( 図 17) 図 17 オリジナル shapefile の 例 16
県 で 作 成 しているオリジナルの 林 道 shapefile は 多 数 のユーザが 使 用 しているため 不 特 定 多 数 の 職 員 による 頻 繁 な shapefile の 修 正 は 好 ましくない そこで 一 度 オリジナル の shapefile のコピーを 編 集 し 必 要 に 応 じてオリジナルの shapefile に 反 映 することと する まず オリジナルの shapefile の 名 前 を 右 クリックし コピーを 選 択 する( 図 18) 次 に 同 じフォルダで 右 クリックし 貼 り 付 けを 選 択 しすることで dourokukan コピ ー.shp を 作 成 する 図 18 コピー 操 作 図 19 名 前 の 変 更 17
7 新 規 林 道 shapefile の 表 示 コピーされた shapefile を ArcMap にドラッグ&ドロップすることで ArcMap に 表 示 される( 図 20) ArcMap ArcCatalog ドラッグ&ドロップ 図 20 shapefile の 表 示 8 修 正 が 必 要 な 林 道 の 検 索 画 像 を 目 視 で 確 認 し 背 景 画 像 で 確 認 できる 林 道 と 編 集 shapefile を 比 較 する shapefile 上 で 作 成 されていない 林 道 や 明 らかに shapefile がおかしい 個 所 等 修 正 が 必 要 な 林 道 個 所 を 探 す 作 成 されていない 箇 所 を 新 規 追 加 する 場 合 は 9へ 明 らかに shapefile がおかしい 個 所 を 修 正 するには 14へ 進 む 9 新 規 林 道 追 加 作 業 開 始 新 規 追 加 が 必 要 と 思 われる 林 道 が 見 つかったら 描 画 しやすい 大 きさに 拡 大 する 次 に ツール エディタツールバー を 選 択 し( 図 21) エディタツールバーを 表 示 させる( 図 22) 18
図 21 エディタツールバーの 表 示 図 22 エディタツールバー 次 に 図 23 のエディタボタン 編 集 の 開 始 をクリックして 林 道 編 集 作 業 を 開 始 する 図 23 林 道 shapefile の 編 集 開 始 19
続 けて ターゲット をクリックし( 図 24 ) 編 集 林 道 shapefile の 名 前 ( dourokukan_hensyu )を 選 択 し タスク を 新 規 フィーチャ 作 成 とする( 図 25) 図 24 ターゲットの 選 択 図 25 タスクの 選 択 20
10 林 道 描 画 スケッチツール( 図 26)をクリックし 描 画 の 準 備 を 行 う 図 26 修 正 shapefile の 描 画 開 始 描 画 できる 状 態 で 背 景 画 像 の 林 道 と 思 われる 個 所 に 沿 ってなぞるように 曲 点 をクリック していく( 図 27) 図 27 林 道 shapefile の 編 集 21
隣 の 林 道 に 近 づいた 時 点 で 隣 の 林 道 と 新 規 作 成 林 道 がズレた 状 態 にならないように ス ナッピングツールを 使 用 する エディタ スナッピング を 選 択 する( 図 28) 図 28 スナッピング 機 能 の 起 動 図 29 のようなウィンドウ(*18) が 表 示 されるため 現 在 編 集 している dourokukan_henshu にチェックを 入 れる また スケッチの 編 集 にチェックを 入 れる 22
図 29 スナッピング 機 能 例 上 記 の 作 業 でスナッピング 機 能 が 有 効 となる スナッピング 機 能 を 有 効 にすることで 隣 接 する shapefile の 頂 点 部 分 に 水 色 の 描 画 ポイ ントが 隣 の 林 道 とピタリ 重 なるようになる( 図 30) 23
図 30 スナッピング 機 能 終 了 地 点 でダブルクリックすると 描 画 が 終 了 となる( 図 31) 図 31 描 画 の 終 了 24
図 31 においては 赤 の 線 が 県 GIS の 林 道 であり 青 の 線 が 新 しく 加 えられた 林 道 と なる 林 道 描 画 の 際 は なるべく 拡 大 し(1/3000 程 度 ) 道 路 の 中 心 部 をとるように 心 掛 ける 11 編 集 結 果 の 保 存 ひとつの shapefile の 作 成 が 完 了 したら 保 存 を 行 う 保 存 は エディタタブより 編 集 の 保 存 を 選 択 する( 図 32) 図 32 編 集 結 果 の 保 存 続 けて 新 規 作 成 が 必 要 な 林 道 を 探 し 作 成 を 行 う 25
12 属 性 情 報 の 追 加 新 しく 作 成 した 林 道 の 属 性 情 報 (*25)を 確 認 する 情 報 を 確 認 するためには インフォメーション 機 能 ( 図 33)(*16)を 選 択 した 後 情 報 を 見 たい shapefile をクリックする 図 33 属 性 情 報 の 確 認 通 常 県 林 道 shapefile には 図 34 のような 情 報 が 記 載 されているが 新 しく 作 成 した 林 道 には 属 性 情 報 が 入 っていない 図 34 県 小 班 属 性 情 報 例 通 常 の shapefile に 倣 い 新 しく 情 報 を 編 集 する 方 法 を 以 下 に 記 載 する 26
まず 編 集 ツールを 選 択 し( 図 35) 新 しく 追 加 した shapefile の 上 で 右 クリックし 属 性 を 選 択 する Shapefile の 属 性 を 確 認 し 必 要 な 属 性 情 報 が 無 い 場 合 属 性 情 報 を 追 記 する 属 性 の 情 報 は GIS の 管 理 団 体 によってことなるが 現 地 の 情 報 を 参 考 に 記 入 する 図 35 編 集 ツール 選 択 属 性 情 報 を 確 認 すると 図 36 のような 情 報 が 表 示 される このとき プロパティ 項 目 は 県 林 道 shapefile の 初 期 設 定 と 同 様 になっている FID のみ 自 動 で 指 定 されるが その 他 項 目 はブランクとなるため あらかじめ 準 備 し た 必 要 情 報 を 入 力 する 必 要 がある 入 力 するためには 各 項 目 の 値 の 欄 でクリックすることにより 入 力 が 可 能 となる( 図 37) 必 要 に 応 じて 項 目 を 入 力 していく 27
図 36 属 性 情 報 記 入 欄 図 37 情 報 記 入 例 入 力 が 完 了 したら 属 性 ウィンドウを 閉 じる 結 果 を 確 認 するため インフォメーション 機 能 を 選 択 し 先 ほど 属 性 情 報 を 追 記 した shapefile の 情 報 を 確 認 する( 図 38) 確 認 方 法 は 図 33 のとおり 28
図 38 記 入 属 性 情 報 の 確 認 13 編 集 結 果 の 保 存 ひとつの shapefile の 作 成 が 完 了 したら 保 存 を 行 う 保 存 は エディタタブより 編 集 の 保 存 を 選 択 する( 図 39) 図 39 編 集 結 果 の 保 存 29
続 けて 新 規 作 成 が 必 要 な 林 道 を 探 し 作 成 を 行 う 作 成 必 要 な 林 道 がない 場 合 エディタから 編 集 の 終 了 を 選 択 する( 図 40) 図 40 林 道 編 集 の 終 了 14 編 集 林 道 の 修 正 林 道 作 業 道 台 帳 データより 編 集 が 必 要 な 林 道 を 探 す 30
図 41 編 集 が 必 要 な 林 道 の 例 編 集 が 必 要 な 林 道 が 見 つかったら エディタから 編 集 の 開 始 を 選 択 する 図 42 編 集 の 開 始 次 にターゲットを 指 定 する 今 回 は dourokukan_hensyu を 選 択 する( 図 43) 31
図 43 ターゲットの 選 択 タスクをフィーチャの 修 正 とする 図 44 図 44 フィーチャの 修 正 を 選 択 上 記 作 業 を 行 うことで 林 道 の 修 正 が 可 能 となる 修 正 が 必 要 な 林 道 をダブルクリッ クすることで 編 集 可 能 な 状 態 にする 編 集 可 能 な 状 況 になると 図 45 のように 頂 点 が 緑 色 になる 32
図 45 編 集 開 始 明 らかに 外 れている 頂 点 ( 緑 色 の 点 )を 背 景 画 像 に 一 致 するように 動 かしていく( 図 46) 図 46 林 道 の 修 正 最 後 まで 修 正 が 完 了 したら 右 クリックの 後 スケッチ 終 了 を 選 択 する 33
図 47 スケッチ 終 了 スケッチを 終 了 することで 林 道 の 形 状 が 変 更 される ( 図 48) 図 48 編 集 後 林 道 ひとつの shapefile の 編 集 が 完 了 したら 13と 同 様 の 手 順 で 保 存 を 行 う 保 存 は エディタタブより 編 集 の 保 存 を 選 択 する( 図 39) 続 けて 編 集 が 必 要 な 林 道 を 探 し 作 成 を 行 う 編 集 必 要 な 林 道 がない 場 合 13と 同 様 の 手 順 で エディタから 編 集 の 終 了 を 選 択 する ( 図 40) 34
15 作 業 環 境 の 保 存 終 了 今 回 作 業 した 環 境 全 て( 背 景 画 像 shapefile 等 )を 保 存 する ファイル 名 前 をつけて 保 存 を 使 用 して mxd ファイル(*8)を 保 存 する( 図 49) 最 後 にファイル 終 了 で GIS を 終 了 する( 図 50) 図 49 名 前 をつけて 保 存 図 50 GIS の 終 了 以 上 35
< 別 紙 > 用 語 集
ID 用 語 説 明 1 ALOS Adbanced Land Observing Satellite ( 陸 域 監 視 衛 星 ) 2 AVNIR2 3 Band 4 geotiff ALOSに 搭 載 されている 光 学 センサ 10m 分 解 能 カラー 画 像 (4バンド 構 成 ) 正 式 名 称 :Advanced Visible and Near Infrared Radiometer type 2. 衛 星 に 搭 載 されているセンサは 赤 色 の 光 だけを 見 た 情 報 緑 色 の 光 だけを 見 た 情 報 青 色 の 光 だけを 見 た 情 報 といったように 色 域 で 情 報 を 分 けている その 一 つ 一 つの 色 の 情 報 をバンド(もしくはチャンネル)と 呼 ぶ 画 像 の 形 式 のひとつ TIFF(Tagged Image File Format)に 地 理 情 報 を 付 けた 画 像 ラ スターデータ 参 考 :ラスター 5 GIS Geographic Information System( 地 理 情 報 システム)の 略 称 地 図 と 管 理 簿 の 情 報 を 一 つの 画 面 で 管 理 すること 等 ができる 6 GRS_1980 楕 円 体 モデルのひとつ 正 式 名 称 をGeodetic Reference System 1980という 7 JGD2000 測 地 系 のひとつ 主 に 日 本 で 使 われている 座 標 参 照 系 正 式 名 称 をJapan Geodetic Datum 2000という 8 mxdファイル ArcGISファイルの 保 存 形 式 9 Polygon shapefileの 中 で 面 的 データを 扱 う 際 Polygonデータと 呼 ぶ ベクターデータで 作 成 される 参 考 :ベクター, shapefile 10 Polyline shapefileの 中 で 線 的 データを 扱 う 際 Polylineデータと 呼 ぶ ベクターデータで 作 成 される 参 考 :ベクター, shapefile 11 PRISM ALOSに 搭 載 されている 光 学 センサ 2.5m 分 解 能 モノクロ 画 像 正 式 名 称 :Panchromatic Remote-sensing Instrument for Stereo Mapping. 12 rrd 拡 張 子 ピラミッドレイヤ 特 有 の 拡 張 子 13 shapefile 14 shapefile GISで 使 用 する 図 形 と 情 報 を 持 ち 合 わせた 地 図 データファイル そのエリアが どの 場 所 にあり どんな 形 で どんな 性 質 特 徴 をもっているのか という 情 報 を 持 って いる ベクターデータで 作 成 される 参 考 :ベクター, polygon, polyline 図 形 情 報 と 現 地 の 情 報 を 持 った 地 図 データファイルのこと ベクターデータ 参 考 : ベクター 15 アウトプット 名 データを 出 力 するときの 名 前 16 インフォメーション 情 報 17 インポート 他 のデータを 読 み 込 んでくること 18 ウィンドウ パソコンの 操 作 画 面 内 にそれぞれ 独 立 した 小 さな 画 面 を 用 意 して その 中 に 画 像 や 文 書 を 表 示 する 機 能
19 オルソプロダクト 山 間 部 など 標 高 が 高 い 場 所 を 観 測 したデータは 位 置 情 報 が 実 際 の 地 形 と 一 致 しな いケースが 出 てくる オルソプロダクトは 前 述 の 位 置 のズレを 補 正 した 画 像 である 20 拡 張 子 ファイル 名 のうち. (ドット)で 区 切 られた 一 番 右 側 の 部 分 ファイルの 種 類 を 示 す 例 :.doc.xls 21 近 赤 外 域 植 物 の 持 つクロロフィルに 良 く 反 射 する 光 の 一 部 人 間 の 目 には 見 えない 22 クリック マウスのボタンを 素 早 く 一 回 押 して 対 象 を 選 択 すること 23 コンポジット 組 み 合 わせの 意 本 文 では 複 数 のバンドを 組 み 合 わせる 意 味 で 使 用 している 24 座 標 系 地 球 上 のある 点 の 位 置 を 定 めるシステム 世 界 で 複 数 の 座 標 系 があるため 状 況 によって 統 一 した 座 標 系 を 使 用 する 必 要 があ る 25 属 性 情 報 shapefile 内 で 記 録 している 情 報 ( 林 道 名 幅 員 等 ) 参 照 :shapefile 26 測 地 系 地 球 上 の 位 置 を 経 緯 度 ( 経 度 緯 度 ) 及 び 標 高 を 用 いる 座 標 によって 表 すとき 前 提 とする 条 件 27 ダイアログボックス ユーザに 何 らかの 入 力 を 促 すために 表 示 されるウィンドウのこと 参 照 :ウィンドウ 28 楕 円 体 モデル 29 タブ 地 球 上 のある 点 の 位 置 を 統 一 的 に 数 値 で 表 すため 地 球 の 形 を 楕 円 体 として 考 えた モデル 世 界 で 複 数 の 楕 円 体 モデルがあるため 状 況 によって 統 一 した 楕 円 体 モデ ルを 使 用 する 必 要 がある 複 数 のウィンドウを1つのウィンドウ 内 で 切 り 替 えて 使 用 する 方 式 画 面 ごとにルーズ リーフのインデックスのような 表 題 がついている 30 チャンネル Bandと 同 義 参 照 :band 31 トゥルーカラー カラー 画 像 は 基 本 的 に 赤 緑 青 の 強 さで 表 示 されている 衛 星 が 見 た 赤 バンドを 画 像 の 赤 の 強 さに 緑 バンドを 緑 に 強 さに 青 バンドを 青 の 強 さに 対 応 させることで 人 間 の 目 で 見 た 結 果 と 同 等 の 色 で 表 示 される この 表 示 方 法 をトゥルーカラーと 呼 ぶ 参 考 band 32 ドラッグ ファイルを 選 択 し マウスの 左 ボタンを 押 しながら 動 かすこと 33 ドロップ ドラッグの 作 業 に 続 いて 左 ボタンを 離 す 操 作 参 考 :ドラッグ 34 ナチュラルカラー カラー 画 像 は 基 本 的 に 赤 緑 青 の 強 さで 表 示 されている 衛 星 が 見 た 赤 バンドを 画 像 の 赤 の 強 さに 近 赤 外 バンドを 緑 に 強 さに 緑 バンドを 青 の 強 さに 対 応 させることで 植 生 域 を 緑 色 で 特 徴 付 ける この 表 示 方 法 をトゥルーカラーと 呼 ぶ 参 考 Band 35 パラメータ 任 意 の 設 定 値 36 パンシャープンプロダクト 荒 い 画 質 で カラー 表 示 の 画 像 ( 例 :AVNIR-2)と 細 かい 画 質 で モノクロ の 画 像 ( 例 :PRISM) を 合 成 することで 細 かい 画 質 で カラー の 画 像 を 作 成 することができる それをパンシャープンプロダクトと 呼 ぶ
37 ピラミッドレイヤ 詳 細 な 画 像 を 広 範 囲 で 見 る 際 処 理 データ 数 が 多 すぎるため 表 示 が 遅 くなるケース がある そこで あらかじめ 高 画 質 の 画 像 を 間 引 いた 画 像 を 作 成 しておき 表 示 縮 尺 に 応 じて 適 切 な 間 引 き 画 像 を 表 示 する 技 術 をピラミッドと 言 い その 画 像 のことをピラ ミッドレイヤと 呼 ぶ 38 ファイル データのまとまりを 意 味 する 39 フォルスカラー カラー 画 像 は 基 本 的 に 赤 緑 青 の 強 さで 表 示 されている 衛 星 が 見 た 近 赤 外 バンドを 画 像 の 赤 の 強 さに 赤 バンドを 緑 に 強 さに 緑 バンドを 青 の 強 さに 対 応 させることで 植 生 域 を 赤 色 で 特 徴 付 ける この 表 示 方 法 をトゥルーカラーと 呼 ぶ 参 考 Band 40 フォルダ データが 入 っている 場 所 のこと 41 プルダウンメニュー 任 意 のボタンにカーソルを 合 わせてクリックすると 下 に 選 択 肢 が 出 てくるメニュー 形 式 42 プロパティ ファイルについての 詳 細 情 報 が 掲 載 されている 43 ベクター 拡 大 しても 表 示 が 荒 くならない 画 像 ( 例 :shapefile) 参 考 :ラスター 44 ラスター 拡 大 していくと 正 方 形 (ピクセル)の 集 まりになる 画 像 ( 例 geotiff) 参 考 :ベクター 45 レイヤ 層 を 意 味 する GISでは 色 々な 画 像 や 情 報 を 重 ね 合 わせるため 一 枚 一 枚 の 画 像 shape 等 の 素 材 をレイヤと 呼 ぶ