目 次 地 域 産 業 の 活 性 化 ( 農 水 産 品 の 流 通 支 援 ) 高 速 バスによる 利 便 性 の 向 上 東 九 州 自 動 車 道 ( 北 九 州 JCT~ 佐 伯 ) 1 中 国 地 方 における 高 速 道 路 ネットワーク 12 四 国 地 方 における 高 速 道 路

高 速 道 路 整 備 によるストック 効 果 集 ~ 民 営 化 1 年 をふまえ 高 速 道 路 による 地 域 貢 献 事 例 を 紹 介 します ~ 高 速 道 路 は 地 域 間 の 移 動 時 間 短 縮 など 交 通 機 能 の 向 上 を 通 じて 沿 線 地 域 の 工 業 農 水 産 業 観 光 など 諸 産 業 の 活 性 化 や 行 動 圏 の 拡 大 による 日 常 活 動 の 活 発 化 をもたらし その 結 果 地 域 の 活 性 化 に 大 きく 寄 与 しています NEXCO 西 日 本 は 高 速 道 路 をより 多 くの 方 々に 活 用 していただけるよう ネットワークの 整 備 と 安 全 安 心 の 追 求 更 なるお 客 様 満 足 度 の 向 上 など たゆまぬ 努 力 を 続 けています 民 営 化 1 年 を 迎 え 新 規 開 通 区 間 を 中 心 に 高 速 道 路 整 備 によるストック 効 果 集 としてとり まとめました

目 次 地 域 産 業 の 活 性 化 ( 農 水 産 品 の 流 通 支 援 ) 高 速 バスによる 利 便 性 の 向 上 東 九 州 自 動 車 道 ( 北 九 州 JCT~ 佐 伯 ) 1 中 国 地 方 における 高 速 道 路 ネットワーク 12 四 国 地 方 における 高 速 道 路 ネットワーク 2 救 急 医 療 への 貢 献 地 域 産 業 の 活 性 化 ( 企 業 立 地 雇 用 拡 大 ) 東 九 州 自 動 車 道 ( 高 鍋 ~ 清 武 ) 13 第 二 京 阪 道 路 ( 巨 椋 池 ~ 門 真 JCT) 3 中 国 地 方 における 高 速 道 路 ネットワーク 14 山 陰 自 動 車 道 ( 宍 道 JCT~ 出 雲 IC) 4 新 名 神 高 速 道 路 ( 草 津 JCT~ 亀 山 JCT) 15 四 国 地 方 における 高 速 道 路 ネットワーク 5 山 陰 自 動 車 道 ( 宍 道 JCT~ 出 雲 IC) 16 九 州 地 方 における 高 速 道 路 ネットワーク 6 災 害 復 旧 活 動 への 貢 献 信 頼 性 の 向 上 舞 鶴 若 狭 自 動 車 道 ( 小 浜 西 ~ 敦 賀 JCT) 7 山 陽 自 動 車 道 広 島 自 動 車 道 17 地 域 経 済 の 活 性 化 ( 観 光 地 へのアクセス 向 上 ) 徳 島 自 動 車 道 ( 鳴 門 JCT~ 徳 島 IC) 18 第 二 京 阪 道 路 阪 和 自 動 車 道 8 新 名 神 高 速 道 路 ( 草 津 JCT~ 亀 山 JCT) 9 舞 鶴 若 狭 自 動 車 道 ( 小 浜 西 ~ 敦 賀 JCT) 1 山 陰 自 動 車 道 ( 宍 道 JCT~ 出 雲 IC) 11

位 置 図 山 陰 自 動 車 道 41116 ( 宍 道 JCT~ 出 雲 IC) 舞 鶴 若 狭 自 動 車 道 71 ( 小 浜 西 ~ 敦 賀 JCT) 山 陽 自 動 車 道 17 広 島 自 動 車 道 東 九 州 自 動 車 道 1 ( 北 九 州 JCT~ 佐 伯 IC) 新 名 神 高 速 道 路 915 ( 草 津 JCT~ 亀 山 JCT) 第 二 京 阪 道 路 3 ( 巨 椋 池 ~ 門 真 JCT) 徳 島 自 動 車 道 18 ( 鳴 門 JCT~ 徳 島 IC) 東 九 州 自 動 車 道 13 ( 高 鍋 IC~ 清 武 IC) 広 域 的 なネットワーク 整 備 による 効 果 第 二 京 阪 道 路 阪 和 自 動 車 道 8 四 国 地 方 における 高 速 道 路 ネットワーク 25 中 国 地 方 における 高 速 道 路 ネットワーク 1214 九 州 地 方 における 高 速 道 路 ネットワーク 6

1 東 九 州 自 動 車 道 の 整 備 による 地 域 産 業 の 活 性 化 ( 水 産 業 の 流 通 支 援 ) 養 殖 ぶりの 主 要 生 産 地 である 佐 伯 市 において 東 九 州 自 動 車 道 の 整 備 により 大 阪 府 中 央 卸 売 市 場 への 出 荷 時 間 が 短 縮 し 市 場 シェアの 拡 大 に 貢 献 大 阪 府 中 央 卸 売 市 場 への 輸 送 の 変 化 水 産 会 社 の 声 市 場 の 開 始 前 に 届 かないと 価 格 が 下 がるため 出 荷 においては 時 間 短 縮 と 定 時 性 確 保 が 重 要 東 九 州 道 開 通 により 所 要 時 間 が 短 縮 されたほか 一 般 道 の 渋 滞 を 回 避 でき 定 時 性 が 向 上 した 鮮 度 の 高 い 魚 を 市 場 開 始 前 に 確 実 に 届 けられるようになったことは 商 売 上 のメリットが 大 きい ヒアリング 調 査 より 北 九 州 本 州 方 面 大 分 県 産 養 殖 ぶりの 取 扱 量 とシェア( 大 阪 府 中 央 卸 売 市 場 ) 開 通 後 ルート 拡 大 佐 伯 市 大 阪 府 中 央 卸 売 市 場 大 阪 市 場 での 養 殖 ぶりシェアが 拡 大 単 位 t/ 年 5 大 分 県 産 養 殖 ぶりの 取 扱 量 H26.3_ 東 九 州 道 ( 苅 田 北 九 州 空 港 ~ 行 橋 ) 開 通 H26.12_ 東 九 州 道 ( 行 橋 ~みやこ 豊 津 ) 開 通 H2.6 東 九 州 道 ( 津 久 見 ~ 佐 伯 ) 開 通 大 分 県 産 養 殖 ぶりのシェア 市 場 シェア 25.% 大 分 県 産 養 殖 ぶりの 約 8 割 が 佐 伯 市 産 臼 杵 市 4% 津 久 見 市 15% 4 2.% 開 通 前 ルート 東 九 州 道 津 久 見 IC~ 佐 伯 IC (H2.6.28 開 通 ) 3 2 1 15.% 1.% 5.% 佐 伯 市 81% 出 典 : 水 産 統 計 < 開 通 前 後 の 輸 送 経 路 比 較 > ヒアリング 調 査 より 養 殖 ぶり H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 H26.% 出 典 : 大 阪 府 統 計

2 四 国 地 方 の 高 速 道 路 ネットワーク 整 備 による 地 域 産 業 の 活 性 化 ( 農 水 産 品 の 流 通 支 援 ) 高 速 道 路 ネットワークの 整 備 に 伴 い 四 国 地 方 の 農 水 産 品 の 市 場 におけるシェアが 増 加 消 費 地 へ 迅 速 かつニーズに 対 応 した 輸 送 が 可 能 となり 市 場 シェアの 拡 大 に 貢 献 大 阪 市 中 央 卸 売 市 場 への 輸 送 ルート 愛 媛 県 産 養 殖 マダイの 取 扱 量 とシェア 明 石 海 峡 大 橋 松 山 道 ( 松 山 まで 延 伸 ) 高 松 道 ( 善 通 寺 ~ 高 松 西 ) 松 山 道 ( 西 予 宇 和 まで 延 伸 ) 四 国 横 断 道 ( 西 予 宇 和 ~ 宇 和 島 北 ) 瀬 戸 大 橋 開 通 高 松 道 ( 川 之 江 JCT~ 善 通 寺 ) 大 阪 市 中 央 卸 売 市 場 シェア 14% 56% 約 4 倍 ( 資 料 ) 海 面 漁 業 生 産 統 計 高 知 県 産 ナスの 取 扱 量 とシェア 高 知 宇 和 島 漁 業 関 係 者 ( 愛 媛 県 )の 声 高 速 道 路 ネットワークの 整 備 により 配 送 時 間 短 縮 による 品 質 の 維 持 配 送 ルートの 自 由 度 向 上 バイヤー 来 訪 の 増 加 ドライバーの 疲 労 軽 減 などさまざまな 効 果 がある 消 費 地 の 要 求 に 対 応 した 出 荷 が 可 能 となり タイムリーな 品 揃 えと 出 荷 量 を 把 握 し 適 正 な 価 格 で 販 売 することがで きるようになった 取 扱 量 ( ト ン ) シェア 4% 2% 約 5 倍 ( 資 料 ) 大 阪 市 中 央 卸 売 市 場 年 報

3 第 二 京 阪 道 路 の 整 備 による 地 域 産 業 の 活 性 化 ( 企 業 立 地 の 促 進 ) 第 二 京 阪 道 路 の 開 通 に 伴 い 沿 線 に 大 規 模 商 業 施 設 工 場 物 流 拠 点 が 新 たに 立 地 全 区 画 分 譲 済 みの 工 業 団 地 も 多 数 あり 沿 線 市 の 法 人 市 民 税 収 が 増 加 するなど 地 域 経 済 の 発 展 に 貢 献 第 二 京 阪 道 路 : 平 成 15 年 3 月 3 日 開 通 区 間 : 平 成 22 年 3 月 2 日 開 通 区 間 関 西 最 大 級 のホームセンター ( 店 舗 面 積 : 37,28m 2 ) 平 成 23 年 6 月 オープン 大 規 模 商 業 施 設 ( 総 賃 貸 面 積 : 約 79,m 2 ) 平 成 27 年 秋 オープン 予 定 施 設 開 設 時 期 第 二 京 阪 道 路 沿 線 の 大 規 模 商 業 施 設 工 場 物 流 拠 点 の 立 地 状 況 (6 件 ) (12 件 ) (9 件 ) (9 件 ) (4 件 ) (3 件 ) (77 件 ) 物 流 拠 点 施 設 ( 開 発 面 積 :1,629m 2 ) 平 成 27 年 7 月 末 竣 工 予 定 門 真 市 米 国 系 の 大 型 量 販 店 ( 店 舗 面 積 :9,59m 2 ) 平 成 23 年 12 月 オープン 寝 屋 川 市 枚 方 市 交 野 市 四 條 畷 市 出 典 : 大 規 模 商 業 施 設 : 大 阪 府 HP 京 都 府 HP 物 流 拠 点 及 び 工 場 : 国 土 交 通 省 調 べ 大 規 模 商 業 施 設 : 大 規 模 小 売 店 舗 立 地 法 に 基 づく 新 設 の 届 出 施 設 物 流 拠 点 : 平 成 12 年 以 降 に 立 地 企 業 の 売 上 高 1 億 円 以 上 の 物 流 拠 点 工 場 :3,m2 以 上 の 工 場 所 管 面 積 : 保 管 室 及 び 建 物 内 の 荷 役 場 の 総 延 床 面 積 八 幡 市 京 田 辺 市 物 流 センター ( 所 管 面 積 :16,292m 2 ) 平 成 2 年 より 操 業 久 御 山 町 つ だ 工 業 団 地 ( 開 発 面 積 :49,875m 2 ) 平 成 18 年 事 業 完 了 津 田 サイエンスヒルズ(26.4ha) H14:4 津 田 区 サイエンスヒルズでは 画 分 譲 ( 約 17%) 開 通 前 に 完 売 H2:23 区 画 分 譲 (1%) 大 規 模 商 業 施 設 事 業 者 の 声 高 速 道 路 のインターチェンジが 近 く 幹 線 道 路 に 面 しており まとまった 土 地 が 確 保 できるという 条 件 で 出 店 を 考 え ていたところ 第 二 京 阪 道 路 の 整 備 を 聞 き 出 店 を 決 めました N やわた 京 都 府 八 幡 市 では 税 収 が 増 加 第 二 京 阪 道 路 沿 線 の 八 幡 市 においては 4 箇 所 の 工 業 団 地 が 立 地 し 全 て 完 売 現 在 約 12 社 が 操 業 中 上 津 屋 北 部 工 業 団 地 (H12~H16) 1 社 入 居 ( 完 売 ) 上 奈 良 工 業 団 地 (H12~H17) 14 社 入 居 ( 完 売 ) 上 津 屋 工 業 団 地 (H2~H12) 77 社 入 居 ( 完 売 ) 八 幡 市 の 法 人 市 民 税 収 が 増 加 ( 千 円 ) 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1, 法 人 市 民 税 H15.3 巨 椋 池 IC~ 枚 方 東 IC 開 通 4.8 億 円 岩 田 工 業 団 地 (H6~H15) 21 社 入 居 ( 完 売 ) 約 5 割 の2.2 億 円 増 (H14 H23) H22.3 枚 方 東 IC~ リーマンショック 門 真 JCT 開 通 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H14 : H15.3 第 二 京 阪 道 路 ( 巨 椋 池 IC~ 枚 方 東 C) 開 通 年 度 H23 : H22.3 第 二 京 阪 道 路 ( 枚 方 東 IC~ 門 真 JCT) 全 線 開 通 後 7. 億 円 出 典 : 八 幡 市 統 計 書 より

4 山 陰 自 動 車 道 の 整 備 による 地 域 産 業 の 活 性 化 ( 企 業 立 地 の 促 進 ) 斐 川 ICを 中 心 に 工 場 が 集 積 し 年 間 の 新 設 増 設 件 数 は 事 業 着 手 後 約 2 倍 に 増 加 工 場 の 集 積 が 進 む 旧 斐 川 町 では 人 口 も 増 加 するなど 企 業 立 地 の 促 進 に 貢 献 工 業 団 地 の 集 積 状 況 山 陰 自 動 車 道 ( 仮 称 ) 出 雲 斐 川 中 央 工 業 団 地 出 雲 縁 結 び 空 港 工 場 の 新 設 増 設 件 数 の 変 化 ( 件 / 年 ) 4 3 2 約 2 倍 に 増 加 1.7 3.1 工 場 集 積 に 伴 う 人 口 の 増 加 状 況 県 内 の 人 口 が 減 少 する 中 旧 斐 川 町 では 工 場 の 増 加 に 伴 い 人 口 が 増 加 ( 人 口 : 人 ) 3, 25, 2, 人 口 ( 旧 斐 川 町 ) 島 根 県 (H2=1.) 松 江 市 (H2=1.) 旧 出 雲 市 (H2=1.) 旧 斐 川 町 (H2=1.) ( 伸 び 率 :%) 26,816 27,689 25,221 27,444 25,787 1.1 1.2 1.1 しんじ 宍 道 JCT 15, 1.3 ひかわ 斐 川 IC 1 1,.98 1. いずも 出 雲 IC 工 事 着 手 前 (H8~H13) 工 事 着 手 後 (H14~H25) 出 典 : 島 根 県 提 供 資 料 5,.92.9 H2 H7 H12 H17 H22 松 江 市 の 伸 び 率 : 松 江 市 + 東 出 雲 市 の 伸 び 率 出 典 : 国 勢 調 査 出 雲 市 内 には188.9haの 工 業 団 地 が 集 積 し うち 138.2ha(73.2%)がICから5km 圏 内 に 立 地 凡 例 : 工 業 団 地 : ICから5km 圏 内 出 典 : 出 雲 市 提 供 資 料 ( 仮 称 ) 出 雲 斐 川 中 央 工 業 団 地 出 雲 縁 結 び 空 港 から15 分 斐 川 ICから3 分 という 交 通 アクセスの 良 さをPRポイントに 造 成 地 元 からの 声 ( 出 雲 市 産 業 振 興 課 ) 出 雲 市 としては 山 陰 自 動 車 道 の 開 通 を 契 機 として 企 業 誘 致 を 行 っており 斐 川 ICの 近 くに 造 成 中 の ( 仮 称 ) 出 雲 斐 川 中 央 工 業 団 地 は 平 成 27 年 7 月 の 分 譲 開 始 に 向 けてPRを 行 っている 斐 川 IC 及 び 出 雲 IC 周 辺 の 工 業 団 地 は 出 雲 縁 結 び 空 港 山 陰 自 動 車 道 ( 斐 川 IC)の 双 方 に 近 いという 点 がPRポイントとなっている 立 地 企 業 周 辺 に 従 業 員 が 住 むことで 人 口 の 微 増 が 続 いている

5 四 国 地 方 の 高 速 道 路 ネットワーク 整 備 による 地 域 産 業 の 活 性 化 ( 企 業 立 地 の 促 進 ) 高 速 道 路 沿 線 に コンビニエンスストアや 大 規 模 小 売 店 舗 が 多 く 出 店 高 速 道 路 ネットワークの 整 備 により 商 品 の 配 送 が 可 能 となり 商 圏 が 拡 大 するなど 地 域 産 業 の 活 性 化 に 貢 献 コンビニエンスストアや 大 規 模 小 売 店 舗 の 出 店 状 況 コンビニエンスストアの 立 地 状 況 コンビニエンスストアの 出 店 ( 配 送 条 件 を 満 たすエリアの 拡 大 ) コンビニエンスストアや 大 規 模 小 売 店 舗 の 立 地 場 所 は 高 速 道 路 沿 線 に 多 く 高 速 道 路 ネットワークの 整 備 が 商 業 施 設 の 誘 致 に 貢 献 ( 資 料 ) 電 話 帳 における 分 類 が コンビニエンスストア であるものを 抽 出 (214 年 4 月 時 点 ) 大 規 模 小 売 店 舗 の 立 地 状 況 大 規 模 小 売 店 事 業 者 の 声 松 山 市 の 店 舗 では 宇 和 島 市 からも 来 店 していただけるように なり 商 圏 が 拡 大 していると 感 じています 店 舗 間 の 巡 回 が 効 率 的 に 行 えるようになりました コンビニエンスストア 関 連 事 業 者 の 声 店 舗 立 地 の 条 件 として 年 間 を 通 した 安 定 的 な 需 要 が 見 込 める 工 場 発 送 ~ 商 品 陳 列 までが3 時 間 以 内 を 満 たすことが 必 要 です 本 四 高 速 を 経 由 する 配 送 は 採 算 性 の 面 から 見 合 わせていましたが 一 定 の 店 舗 数 を 確 保 できることになり 四 国 内 に 工 場 を 設 置 する 目 処 が 立 ったことが 出 店 の 決 め 手 となりました 高 速 道 路 の 延 伸 により 配 送 条 件 を 満 たすエリアが 拡 大 し 店 舗 展 開 のポテンシャルが 高 まっています ( 資 料 ) 日 本 スーパー 名 鑑 (214 年 版 ) 全 国 大 型 小 売 店 総 覧 (214 年 版 )

6 九 州 地 方 の 高 速 道 路 ネットワーク 整 備 による 地 域 産 業 の 活 性 化 ( 自 動 車 産 業 の 支 援 ) 高 速 道 路 ネットワークやスマートICの 整 備 により 全 国 有 数 の 自 動 車 産 業 拠 点 である 北 部 九 州 地 域 の 自 動 車 産 業 の 発 展 に 貢 献 主 要 自 動 車 関 連 事 業 所 地 図 北 部 九 州 地 域 の 自 動 車 生 産 台 数 の 推 移 全 国 シェア 単 位 : 万 台 / 年 度 2 北 部 九 州 生 産 台 数 ( 万 台 ) 全 国 シェア( 乗 用 車 ) H23.3 宮 田 スマートIC 開 通 2.% 宮 田 スマートIC 苅 田 北 九 州 空 港 IC 15 H18.3 東 九 州 道 ( 北 九 州 ~ 苅 田 ) 開 通 15.% 1 1.% 5 5.% 北 部 九 州 H5 H6 H7 H8 H9 H1 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 出 典 : 福 岡 県 北 部 九 州 自 動 車 産 業 アジア 先 進 拠 点 プロジェクト パンフレット( 一 部 加 筆 ).% 苅 田 北 九 州 空 港 IC(H18.3 開 通 ) 日 産 自 動 車 九 州 宮 田 スマートIC(H23.3 開 通 ) 至 北 九 州 トヨタ 自 動 車 九 州 苅 田 北 九 州 空 港 IC 宮 田 スマートIC 高 速 道 路 (NEXCO 管 理 ) 民 営 化 後 の 開 通 区 間 至 北 九 州 至 福 岡 出 典 : 九 州 経 済 調 査 協 会 図 説 九 州 経 済 215

7 舞 鶴 若 狭 自 動 車 道 の 整 備 による 地 域 経 済 が 活 性 化 ( 地 域 の 雇 用 拡 大 ) 舞 鶴 若 狭 自 動 車 道 が 全 線 開 通 (H26.7)し 高 速 道 路 沿 線 地 域 の 企 業 立 地 が 増 加 新 規 学 校 卒 業 者 の 求 人 数 が 約 4 割 増 加 するなど 雇 用 が 拡 大 し 地 域 経 済 の 活 性 化 に 貢 献 期 間 中 に 同 じ 場 所 で 増 設 が 複 数 回 行 われている 場 合 は1 箇 所 として 表 示 福 井 県 嶺 南 地 域 の 企 業 立 地 ( 増 設 ) 状 況 新 規 学 校 卒 業 者 の 内 定 率 新 規 学 校 卒 業 者 の 求 人 数 新 規 学 校 卒 業 定 1 内 定 9 率 ( 8 %) 内 定 率 が3ポイント 上 昇 7 94 開 通 前 (H25) 地 元 からの 声 97 6 求 4 人 数 ( 人 ) 2 求 人 数 が 約 4 割 増 加 354 開 通 後 開 通 前 (H26) (H25) 出 典 : ハローワーク 敦 賀 ハローワーク 小 浜 54 開 通 後 (H26) 企 業 立 地 増 設 が 進 むなど 福 井 県 嶺 南 地 域 の 企 業 が 元 気 で す 嶺 南 地 域 全 体 でみて 就 職 の 選 択 肢 が 広 がっています 舞 鶴 若 狭 自 動 車 道 の 沿 線 地 域 では 企 業 立 地 が 進 展 ( 件 / 年 ) < 企 業 立 地 ( 増 設 )の 推 移 > 1 8 小 浜 西 IC~ 小 浜 IC 開 通 小 浜 IC~ 敦 賀 JCT 開 通 8 6 6 6 6 4 5 2 2 1 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 ( 予 定 ) 企 業 の 声 工 場 を 増 設 し 雇 用 が 増 加 したため 独 身 寮 の 増 設 を 行 いまし た 高 校 卒 業 者 の 内 定 率 も 高 まっているため 採 用 活 動 に 力 を 入 れています ハローワーク 小 浜 の 声 新 規 卒 業 者 の 求 人 数 が 昨 年 に 比 べて 増 加 しており 平 成 27 年 3 月 卒 業 者 の 内 定 率 も 大 きく 増 加 しています

8 第 二 京 阪 道 路 阪 和 自 動 車 の 整 備 による 地 域 経 済 の 活 性 化 ( 観 光 地 へのアクセス 向 上 ) 高 速 道 路 ネットワークの 整 備 により 観 光 地 ( 田 辺 白 浜 地 区 )へのアクセスが 向 上 し 入 込 客 数 の 増 加 な ど 地 域 の 活 性 化 に 貢 献 観 光 入 込 客 数 (H15 H26) : 約 112 万 人 / 年 ( 約 15%) 増 加 観 光 入 込 客 数 の 増 加 に 加 え 移 動 時 間 短 縮 による 観 光 地 での 滞 在 時 間 増 加 による1 人 当 たりの 観 光 消 費 額 の 増 加 により 年 間 当 たり 観 光 消 費 額 が 増 加 (H15 H26 約 3 億 円 増 ) 〇 白 浜 方 面 への 高 速 バス 路 線 も 増 発 され 利 用 者 数 も 増 加 ( 第 二 京 阪 全 通 に 伴 い 京 都 便 が 新 設 ) アクセス 性 が 向 上 観 光 入 込 客 数 が 増 加 第 二 京 阪 ( 枚 方 東 ~ 門 真 JCT) H22.3.2 開 通 万 人 1, 8 6 4 2 観 光 入 込 客 数 ( 田 辺 白 浜 地 区 ) 約 15% 増 加 +112 万 人 753 865 平 成 15 年 度 平 成 26 年 度 高 速 バス 運 行 便 数 と 利 用 者 数 の 推 移 ( 田 辺 白 浜 地 区 ) 第 二 京 阪 ( 枚 方 東 ~ 門 真 JCT) 開 通 円 / 人 回 4, 1 人 当 たり 観 光 消 費 額 日 帰 り 宿 泊 田 辺 白 浜 地 区 阪 和 道 御 坊 ~みなべ (H15.12.14 開 通 ) みなべ~ 南 紀 田 辺 (H19.11.11 開 通 ) 田 辺 白 浜 地 区 :みなべ 町 印 南 町 田 辺 市 上 富 田 町 白 浜 町 出 典 観 光 入 込 客 数 : 和 歌 山 県 観 光 動 態 調 査 1 人 当 たり 観 光 消 費 額 : 和 歌 山 県 観 光 統 計 調 査 ( :H15 年 度 は 調 査 なし 直 近 のH14 年 度 データを 採 用 ) 観 光 消 費 額 ( 試 算 値 ) 和 歌 山 県 観 光 統 計 調 査 経 済 波 及 効 果 の 推 計 手 法 を 基 に NEXCO 西 日 本 で 試 算 3, 2, 1, 4,154 26,914 平 成 15 年 度 増 加 1,819 36,664 平 成 26 年 度 年 間 当 りの 観 光 消 費 額 が 約 3 億 円 増 加 (H15: 約 57 億 円 H26: 約 87 億 円 ) 阪 和 道 ( 御 坊 ~みなべ) 開 通 阪 和 道 (みなべ~ 南 紀 田 辺 ) 開 通 高 速 バス 利 用 者 数 : 和 歌 山 県 調 べ

9 新 名 神 高 速 道 路 の 整 備 による 地 域 経 済 の 活 性 化 ( 観 光 地 へのアクセス 向 上 ) 新 名 神 高 速 道 路 の 開 通 によりアクセスが 向 上 し 沿 線 地 域 の 観 光 入 込 客 数 が 増 加 三 重 県 北 勢 地 域 の 観 光 地 では 関 西 圏 からの 観 光 客 が 開 通 前 より 約 4 割 増 加 し 兵 庫 以 西 の 宿 泊 客 も 増 加 するなど 観 光 アクセス 圏 の 拡 大 に 貢 献 また 新 名 神 高 速 道 路 の 開 通 前 (H19)とH24を 比 較 すると 観 光 消 費 額 が 約 275 億 円 / 年 増 加 観 光 アクセス 圏 拡 大 関 西 圏 からの 観 光 客 が 増 加 観 光 アクセス 圏 が 西 側 に 拡 大 関 西 圏 新 名 神 高 速 道 路 三 重 県 北 勢 地 域 の 観 光 入 込 客 数 及 び 観 光 消 費 額 新 名 神 開 通 北 勢 地 域 多 度 大 社 ナガシマリゾート 鈴 鹿 サーキット 湯 の 山 温 泉 観 光 消 費 額 約 135 億 円 / 年 増 加 大 津 市 開 通 前 開 通 後 所 要 時 間 短 縮 ( 例 ) 大 津 市 ~ナガシマリゾート 国 道 1 号 新 名 神 高 速 道 路 ( 新 名 神 以 外 ) 1 時 間 1 分 約 4 分 短 縮 ナガシマ リゾート 1 時 間 5 分 所 要 時 間 : 規 制 速 度 を 用 いて 算 出 観 光 施 設 の 声 ( 三 重 県 北 勢 地 域 ) +4 割 +3 割 新 名 神 開 通 後 は 関 西 方 面 からのアクセス 時 間 が 短 縮 し たことにより 滋 賀 京 都 ナンバーの 車 両 が3 割 ~4 割 増 加 している 兵 庫 以 西 からの 宿 泊 客 も 増 加 しており 新 名 神 の 整 備 に より 観 光 アクセス 圏 が 拡 大 していると 感 じている 出 典 : 三 重 県 観 光 客 実 態 調 査 報 告 書 三 重 県 観 光 レクリエーション 入 込 客 数 推 計 書 観 光 消 費 額 = 観 光 入 込 客 数 平 均 訪 問 地 点 数 1 人 当 たり 観 光 消 費 額

1 舞 鶴 若 狭 自 動 車 道 の 整 備 による 地 域 経 済 の 活 性 化 ( 観 光 地 へのアクセス 向 上 ) 舞 鶴 若 狭 自 動 車 道 の 全 線 開 通 により 北 陸 地 方 や 中 部 地 方 から 京 都 府 北 部 地 域 の 観 光 地 へのアクセ スが 向 上 し 観 光 アクセス 圏 の 拡 大 に 貢 献 京 都 府 北 部 地 域 の 所 要 観 光 施 設 では 全 線 開 通 後 6ヶ 月 間 で 入 込 客 数 が 約 1 万 人 ( 約 13%) 増 加 入 込 客 数 の 増 加 に 伴 い 舞 鶴 若 狭 自 動 車 道 の 全 線 開 通 前 と 比 較 し 観 光 消 費 額 が 約 2.5 億 円 増 加 京 都 府 北 部 の 主 要 観 光 施 設 天 橋 立 ビューランド( 宮 津 市 ) 五 老 スカイタワー 引 揚 記 念 館 天 橋 立 ビューランド 京 都 府 観 光 アクセス 圏 拡 大 北 陸 地 方 福 井 県 1 入 込 75 客 5 数 ( 万 25 人 中 ) 部 地 方 76 86 開 通 前 約 13% 増 加 開 通 後 京 都 府 提 供 データ( 月 別 ) 開 通 前 H25.8~H26.1 開 通 後 H26.8~H27.1 H26.7.2 開 通 入 込 客 数 が 約 1 万 人 増 加 観 光 施 設 の 声 舞 鶴 港 とれとれセンター 舞 鶴 港 とれとれセンター( 舞 鶴 市 ) 赤 れんが 博 物 館 赤 れんが 博 物 館 ( 舞 鶴 市 ) 福 井 金 沢 から 日 帰 りが 可 能 とな り 北 陸 地 方 ナンバーの 車 や 観 光 ツ アーのバスが 増 加 しています 愛 知 県 や 福 井 嶺 北 地 方 から 近 く なったとのお 客 様 の 声 を 聞 いていま す 入 場 料 食 事 お 土 産 などの 観 光 消 費 額 が6ヶ 月 間 で 約 2.5 億 円 増 加 観 光 消 費 額 = 入 込 客 数 丹 後 地 域 の 平 均 観 光 消 費 額 主 要 観 光 施 設 : 引 揚 記 念 館 赤 れんが 博 物 館 五 老 スカイタワー 舞 鶴 港 とれとれセンター 天 橋 立 ヒ ューラント 写 真 : 京 都 府 提 供

11 山 陰 自 動 車 道 の 整 備 による 地 域 経 済 の 活 性 化 ( 観 光 地 へのアクセス 向 上 ) 山 陰 自 動 車 道 の 開 通 により 移 動 時 間 が 短 縮 し 観 光 地 へのアクセスが 向 上 出 雲 大 社 へ 参 拝 に 訪 れる 観 光 バス 及 び 自 家 用 車 の 多 くが 出 雲 ICを 利 用 しており 周 辺 一 般 道 の 混 雑 緩 和 に 貢 献 出 雲 大 社 のアクセス 経 路 の 変 化 出 雲 大 社 いずも 出 雲 IC ひかわ 斐 川 IC 宍 道 JCT 出 雲 大 社 の 観 光 バス 入 込 台 数 と 本 線 大 型 車 交 通 量 の 相 関 ( 台 ) 5, 4, 3, 2, 1, 出 雲 大 社 へ 参 拝 するバス 台 数 と 本 線 ( 斐 川 IC- 出 雲 IC 間 ) 大 型 車 交 通 量 の 関 連 が 高 い 9 431 9,126 9,33 7,89 1,545 1,852 1,235 431 9,141 1,144 11,581 9,694 9 合 計 :2,895 台 9 7,528 7,721 9,966 2,469 3,346 4,18 1,725 1,54 1,241 1,798 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 平 成 25 年 山 陰 自 動 車 道 出 雲 大 社 バスの 入 込 台 数 斐 川 IC 出 雲 IC トラカンデータ( 大 型 車 台 数 ) 凡 例 : 宍 評 道 価 区 JCT~ 間 開 出 通 雲 前 開 通 前 : 宍 評 道 価 区 JCT~ 間 開 出 通 雲 後 開 通 後 平 成 26 年 出 典 : 出 雲 市 NEXCO 西 日 本 ( 台 ) 12,5 1, 7,5 5, 2,5 所 要 時 間 の 変 化 出 い 開 通 前 ず 雲 も た 大 い し 開 通 後 社 ゃ 約 32 分 地 元 からの 声 ( 出 雲 市 産 業 観 光 部 観 光 交 流 推 進 課 ) H25は 出 雲 大 社 への 参 拝 者 数 が 約 8 万 人 を 超 え 出 雲 市 内 の 一 般 道 においても 渋 滞 が 発 生 した 山 陰 自 動 車 道 が 整 備 されていなければ 渋 滞 は 更 に 大 規 模 になってい たと 思 われる 出 雲 大 社 へはほとんどの 自 家 用 車 と 観 光 バスが 出 雲 ICもしく は 斐 川 ICを 利 用 して 参 拝 している 特 に 出 雲 ICから 国 道 431 号 一 本 でアクセスできるため 便 利 が 良 く 相 当 数 の 利 用 がある 出 雲 での 滞 在 時 間 が 増 え 山 陰 自 動 車 道 の 延 伸 は 好 影 響 を 与 えている ( 万 人 ) ( 万 人 ) 1, 8 6 4 2 約 49 分 H17センサス H22センサスの 平 日 混 雑 時 旅 行 速 度 で 算 出 出 雲 大 社 への 参 拝 者 数 の 推 移 宍 道 JCT~ 斐 川 IC 間 開 通 H18.11.25 斐 川 IC~ 出 雲 IC 間 開 通 H21.11.28 約 17 分 短 縮 22 26 29 29 214 228 25 231 247 248 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 出 典 : 出 雲 市 提 供 資 料 348 宍 道 J C T し ん じ 約 2 割 増 加 ( 開 通 後 :H17 H23) 84 平 成 の 大 遷 宮 本 殿 遷 座 祭 等

12 中 国 地 方 の 高 速 道 路 ネットワーク 整 備 による 広 域 交 流 の 活 性 化 ( 高 速 バスによる 利 便 性 の 向 上 ) 高 速 道 路 ネットワークの 延 伸 とともに 高 速 バスの 路 線 便 数 が 増 加 (H3:88 便 H26:627 便 約 7 倍 ) 高 速 バスにより 自 宅 からの 通 勤 や 通 学 が 可 能 になり 地 域 の 定 住 化 に 貢 献 中 国 地 方 を 発 着 する 高 速 バスネットワークの 変 化 ( 中 国 圏 内 ) 中 国 地 方 を 発 着 する 高 速 バスの 運 行 便 数 ( 中 国 圏 外 含 む) 平 成 3 年 1 月 88 便 ( 開 通 済 み 延 長 :681km) 中 国 地 方 内 々 7.1 倍 増 加 路 線 便 数 が 増 加 平 成 26 年 1 月 627 便 ( 開 通 済 み 延 長 :1,23km) 広 島 県 安 芸 太 田 町 ( 出 典 JR 時 刻 表 ) 開 通 済 み 延 長 には 国 土 交 通 省 が 整 備 する 区 間 を 含 む 地 元 からの 声 ( 安 芸 太 田 町 ) 町 内 にある 高 校 は1 校 のみで 高 速 バス(12 便 / 日 )を 利 用 して 広 島 市 内 の 高 校 に 通 学 している 高 校 生 も 多 い 高 速 バスネットワークが 整 備 されたこと により 以 前 は 下 宿 や 寮 に 入 らなけれ ば 通 えなかった 広 島 市 内 の 高 校 にも 自 宅 から 通 学 することが 可 能 になり 暮 らしの 向 上 や 町 の 定 住 促 進 施 策 にも 役 に 立 っています

13 東 九 州 自 動 車 道 の 整 備 による 救 急 医 療 への 貢 献 東 九 州 自 動 車 道 ( 延 岡 市 ~ 宮 崎 市 )の 開 通 により 高 速 道 路 を 活 用 したドクター カーの 運 用 が 開 始 し 人 命 救 助 に 貢 献 高 速 道 路 ネットワークの 整 備 により 移 動 時 間 の 短 縮 や 搬 送 者 の 負 担 軽 減 など 救 急 医 療 以 外 の 通 院 にも 高 速 道 路 が 活 用 されており 医 療 活 動 に 貢 献 ドクターカーの 新 規 導 入 宮 崎 大 学 附 属 病 院 では 平 成 26 年 4 月 よりドクターカーの 運 用 を 開 始 年 間 11 件 の 出 動 実 績 のうち 約 2 件 で 東 九 州 道 を 利 用 事 故 発 生 ( 高 鍋 町 ) H27.3.16 朝 日 新 聞 ( 宮 崎 版 ) 高 鍋 町 で 夜 間 軽 自 動 車 が 電 柱 に 衝 突 する 事 故 が 発 生 し 男 性 が 意 識 不 明 となった 宮 崎 大 学 附 属 病 院 からドクターカーが 出 動 し 東 九 州 道 宮 崎 西 IC で 救 急 車 と 合 流 ( 出 動 要 請 から26 分 後 ) 医 師 が 車 内 で 処 置 を 行 いながら 宮 崎 大 学 付 属 病 院 へ 搬 送 患 者 はショック 状 態 で 危 険 であったが 従 来 より 26 分 早 く 処 置 に 入 ることができ 助 かった 救 急 車 と ドクターカー が 合 流 処 置 を 行 いながら 病 院 へ 搬 送 宮 崎 大 学 医 学 部 付 属 病 院 東 九 州 自 動 車 道 ( 日 向 IC~ 都 農 IC:H26.3)の 開 通 により 延 岡 市 ~ 宮 崎 市 が 高 速 道 路 により 繋 がった H27.3.16 朝 日 新 聞 ( 宮 崎 版 ) 抜 粋 (A15-1493) (ドクターカーとは) ドクターヘリの 出 動 できない 悪 天 候 時 や 夜 間 に 医 師 や 看 護 師 を 乗 せていち 早 く 救 急 現 場 に 派 遣 する 車 両 で 患 者 が 病 院 に 搬 送 されてくるのを 待 たずに 現 場 で 救 命 処 置 を 始 めることができるため 救 命 率 の 向 上 や 後 遺 症 の 軽 減 などの 効 果 が 期 待 される 救 急 医 療 通 院 患 者 の 支 援 < 通 院 で 東 九 州 道 を 利 用 されるお 客 さまの 声 > 宮 崎 県 の 自 宅 から 山 口 県 の 病 院 に 約 5 時 間 かけて 通 院 していました 日 帰 りで 午 前 予 約 の 通 院 では 一 般 道 がちょ うど 朝 の 通 勤 ラッシュとなるため 東 九 州 道 ( 豊 前 ~ 宇 佐 ) の 開 通 により 時 間 短 縮 が 見 込 め 予 約 時 間 に 間 に 合 いやす くなります また 体 調 不 良 の 時 など 移 動 時 間 の 短 縮 により 負 担 がか なり 軽 減 されるため 本 当 にありがたいです (NEXCO 西 日 本 お 客 様 の 声 )

14 中 国 地 方 の 高 速 道 路 ネットワーク 整 備 による 救 急 医 療 への 貢 献 ( 効 率 的 な 体 制 の 構 築 ) 高 速 道 路 ネットワークの 整 備 により 献 血 された 血 液 を 有 効 に 利 用 でき 血 液 製 剤 の 迅 速 かつ 安 定 的 な 供 給 に 貢 献 中 国 四 国 地 方 で 献 血 された 血 液 は 中 四 国 ブロック 血 液 センター( 広 島 市 )で 一 括 集 約 製 剤 し 必 要 とする 血 液 センターへ 供 給 する 体 制 に 変 更 中 四 国 ブロック 血 液 センターの 主 な 拠 点 間 の 輸 送 ルート 中 四 国 ブロック 血 液 センター 献 血 された 血 液 を 一 括 収 集 製 剤 各 地 の 血 液 センターへ 供 給 日 本 赤 十 字 社 中 四 国 ブロック 血 液 センターの 声 少 子 高 齢 化 が 進 む 地 方 部 では 輸 血 割 合 が 高 い 高 齢 者 人 口 が 増 加 する 一 方 で 献 血 可 能 人 口 が 減 少 しており 今 後 必 要 な 血 液 を 安 定 的 に 供 給 することが 困 難 になることが 想 定 さ れています そこで 安 全 で 均 一 な 血 液 製 剤 を 過 不 足 なく 供 給 するために 中 四 国 地 方 で 献 血 された 血 液 を 広 島 市 に 一 括 集 約 製 剤 し 各 血 液 セ ンターに 供 給 する 体 制 に 変 更 しました 高 速 道 路 ネットワークを 利 用 することにより 広 域 に 広 がる 各 施 設 に 対 し 迅 速 かつ 安 定 的 に 血 液 を 供 給 することが 可 能 となっていま す また 通 常 は 各 県 の 血 液 センターに 血 液 製 剤 を 供 給 していますが 広 島 からの 高 速 道 路 ア クセスが 優 れている 浜 田 供 給 出 張 所 には 島 根 血 液 センター( 松 江 )を 経 由 せずに 直 接 広 島 から 浜 田 道 を 利 用 して 血 液 を 供 給 しています

15 新 名 神 高 速 道 路 の 整 備 による 救 急 医 療 への 貢 献 新 名 神 高 速 道 路 の 開 通 に 伴 い 沿 線 地 域 から 三 次 医 療 施 設 等 への 救 急 搬 送 が 高 速 道 路 利 用 に 転 換 搬 送 時 間 の 短 縮 や 揺 れ 振 動 など 搬 送 者 の 負 担 軽 減 また 帰 署 時 間 も 大 幅 に 短 縮 され 救 急 車 不 在 とな る 時 間 が 短 くなるなど 住 民 サービスの 向 上 に 貢 献 平 成 25 年 の 台 風 18 号 では 一 般 道 が 最 大 で85 日 間 通 行 止 めとなったが 新 名 神 高 速 道 路 の 開 通 後 は 高 速 道 路 利 用 に 転 換 していたため 救 急 搬 送 に 支 障 はなく 高 速 道 路 が 救 急 医 療 活 動 に 貢 献 搬 送 時 間 の 短 縮 安 定 した 搬 送 (ストップ&ゴーの 軽 減 ) 開 通 前 開 通 後 一 般 道 高 速 道 路 台 風 18 号 災 害 状 況 大 津 赤 十 字 病 院 滋 賀 医 科 大 学 付 属 病 院 一 般 道 の 災 害 状 況 病 院 までの 搬 送 時 間 短 縮 済 生 会 滋 賀 県 病 院 名 神 高 速 帰 署 までの 時 間 短 縮 信 楽 IC 新 名 神 高 速 その 他 の 高 速 道 路 一 般 道 災 害 通 行 止 め 区 間 三 次 医 療 施 設 等 新 名 神 高 速 ( 開 一 通 前 ) 般 道 ( 高 速 道 路 ) <( 参 考 ) 搬 送 時 間 短 縮 例 > 信 楽 IC 周 辺 ~ 滋 賀 医 科 大 学 付 属 病 院 新 名 神 開 通 前 22 分 新 名 神 開 通 後 11 分 ( 11 分 ) 所 要 時 間 は 参 考 値 救 急 通 報 の 入 電 から 現 場 到 着 までの 時 間 は 含 んでいない 規 制 速 度 を 用 いて 算 出 開 通 後 安 定 した 搬 送 により 搬 送 者 の 負 担 軽 減 甲 賀 広 域 行 政 組 合 消 防 本 部 の 声 一 般 道 から 高 速 道 路 ルートへ 転 換 したことにより 一 般 道 と 比 較 して 大 幅 に 搬 送 時 間 が 短 縮 した また 安 定 した 搬 送 が 可 能 と なり 傷 病 者 及 び 隊 員 の 精 神 的 身 体 的 な 負 担 が 軽 減 している また 医 療 機 関 から 消 防 署 へ 帰 署 する 時 間 も 短 縮 したことによ り 次 の 出 動 に 備 える 待 機 までの 時 間 短 縮 が 図 れ 救 急 車 不 在 となる 時 間 が 少 なくなり 結 果 として 住 民 サービスの 向 上 へとつな がっている 平 成 25 年 の 台 風 18 号 の 際 一 般 道 が 長 期 間 災 害 通 行 止 めと なっていたが 高 速 道 路 ルートへ 転 換 していたおかげで 救 急 搬 送 に 支 障 がありませんでした

16 山 陰 自 動 車 道 の 整 備 による 救 急 医 療 への 貢 献 三 次 医 療 施 設 等 への 搬 送 及 び 揺 れ 振 動 など 搬 送 者 の 負 担 軽 減 に 貢 献 山 陰 自 動 車 道 を 利 用 した 搬 送 件 数 は H18からH25にかけて 約 3 倍 に 増 加 山 陰 自 動 車 道 を 利 用 した 救 急 転 院 搬 送 件 数 の 推 移 ( 件 / 年 ) 松 江 市 消 防 本 部 雲 南 消 防 本 部 出 雲 市 消 防 本 部 2 15 1 5 宍 道 JCT~ 斐 川 IC 間 開 通 H18.11.25 45 1 44 73 2 69 2 57 9 48 斐 川 IC~ 出 雲 IC 間 開 通 H21.11.28 84 82 89 1 19 5 17 14 15 64 63 57 115 11 21 137 7 35 83 95 H18 H19 H2 H21 H22 H23 H24 H25 出 典 : 松 江 市 雲 南 出 雲 市 消 防 提 供 資 料 山 陰 自 動 車 道 を 利 用 した 救 急 搬 送 の 状 況 約 3 倍 に 増 加 出 雲 松 江 雲 南 圏 域 における 二 次 三 次 医 療 機 関 数 ( 件 ) 二 次 三 次 医 療 圏 医 療 機 関 医 療 機 関 出 雲 圏 域 3 2 松 江 圏 域 5 1 雲 南 圏 域 4 三 次 との 重 複 を 除 く 松 江 赤 十 字 病 院 雲 南 圏 域 の 三 次 医 療 機 関 は 出 典 : 島 根 県 保 健 医 療 計 画 (H25.4) 地 元 からの 声 ( 松 江 市 消 防 本 部 ) 山 陰 自 動 車 道 は 並 行 す る 国 道 9 号 に 比 べてカー ブや 段 差 が 少 ないため 傷 病 者 への 負 担 が 少 なく なる ( 出 雲 市 消 防 本 部 ) 第 三 次 医 療 機 関 の 病 床 をなるべく 確 保 しておくた め 軽 病 者 を 斐 川 ICに 近 い 徳 洲 会 病 院 に 搬 送 す ることが 多 い 山 陰 自 動 車 道 出 雲 市 消 防 本 部 島 根 大 学 医 学 部 付 属 病 院 いずも 出 雲 IC 島 根 県 立 中 央 病 院 出 雲 徳 洲 会 病 院 しんじ 宍 道 JCT ひかわ 斐 川 IC 玉 造 厚 生 年 金 病 院 雲 南 消 防 本 部 松 江 市 消 防 本 部 凡 例 : 搬 送 ルート( 松 江 市 消 防 本 部 ) : 搬 送 ルート( 雲 南 消 防 本 部 ) : 搬 送 ルート( 出 雲 市 消 防 本 部 ) : 2 次 救 急 医 療 施 設 ( 雲 南 消 防 本 部 ) 斐 川 ICを 利 用 しての 出 雲 市 内 への 搬 送 が 年 に15 ~35 件 程 度 ある 振 動 の 少 ない 搬 送 が 望 ま しい 患 者 の 場 合 路 面 状 態 の 良 い 山 陰 自 動 車 道 の 利 用 を 選 択 肢 として 考 えている : 3 次 救 急 医 療 施 設

⑰ 山陽自動車道 広島自動車道の整備による 災害復旧への貢献 平成26年8月豪雨により 広島市で大規模な土砂災害が発生 土砂等の運搬に高速道路を活用 無料通行措置 することにより被災地の早期復旧に貢献 土砂等の運搬経路 土砂災害発生状況 広島北IC 広島市 広島西風新都IC 土砂等の運搬経路 土砂災害発生箇所 緑井 八木地区 国土地理院撮影 土砂災害発生箇所の状況 土砂仮置き場所の状況 五日市IC 山陽自動車道 五日市IC 広島IC 延べ 約5,1台 広島IC 地元からの声(広島市) 主な土砂仮置き場所 被災地の早期復旧には 災害により発生した大量の土砂等を速やかに仮置き場に搬出する 必要があるが 市内の道路も混雑しており土砂等の搬出に課題があった 高速道路を土砂の運搬に活用 無料通行措置 することにより 迅速に土砂を搬出すること が可能となり 被災地の早期復旧に貢献した また 市内の道路への影響 混雑等 を最小限に抑えることができた このほか 自衛隊 消防等の救援活動や物資運搬にも高速道路が大きく寄与した

⑱ 徳島自動車道の整備による地域と連携した 防災力の強化 今後発生が予想されている南海トラフ地震による災害発生時 復旧作業や緊急輸送路とし ての機能に期待 また 沿線自治体と連携し 高速道路と一体となった津波一時避難場所を整備 徳島県東部の津波浸水予測範囲 津波一時避難場所 位置図 津波一時避難場所 自治体と連携し 鳴門ＪＣＴ 徳島ＩＣ間で７箇所の津波一時避難場所を設置 津波一時避難場所 整備状況 出典 津波浸水予測範囲 H24.1 徳島県ＨＰ イメージ図 震度６強で最大津波浸水深が３m ４mに達すると予測されています 高速道路の平均高さは８m ９mであり 予測浸水深より高いところを 通過しています 盛土タイプ 避難タワータイプ