2013 年 4 月度 AIPPI JAPAN 活動報告及び今後の予定 1. 2013 年日中韓 : 知的財産交流会 の開催のご案内 今般, 中国部会から 2013 年日中韓 : 知的財産交流会 開催案内が届きましたので, お知らせいたします 交流会の概要は下記の通りですが, エクスカーションでは, 個人では計画を立てることが難しい, 雲南省の秘境の 虎跳峡, Shangri-la, ソンツェリン寺 等々が計画されているようです 多くの会員の皆様のご参加をお待ちしています 日時 : 平成 25 年 7 月 19 日 ( 金 )~23 日 ( 火 ) 場所 : 麗江大港旺宝国際飯店 中国雲南省麗江市香格里大道 日程概要 : 7 月 19 日 ( 金 ) 14:00~ 18:30~ 受付開始歓迎レセプション 7 月 20 日 ( 土 ) 08:30~09:00 09:00~10:00 10:00~10:30 開会の挨拶基調講演休憩 10:30~12:30 Topic 1 : latest information on IP system in each country 特許のグレースピリオドと意匠権の保護について各国の現状を紹介します 12:30~13:45 昼食 13:45~15:15 Topic 2 :Comparison of three countries in utility model patent system 実用新案制度について各国比較を行い議論します 15:15~15:45 休憩 15:45~17:15 Topic 3: Relevant public for determining the degree of recognition of famous marks, well known marks and marks with reputation 関連する需要者 の定義及び運用状況について各国の状況を紹介し, 議論 します 17:15~17:30 閉会の挨拶 18:30~21:00 Dinner 7 月 21 日 ( 日 )~23 日 ( 火 ) エクスカーション, ゴルフ 上記交流会の詳細及び申込方法につきましては, 事務局より配信しました 4 月 15 日付けのメー ル 日中韓 : 知財交流会の開催通知 をご覧ください 1
2. セミナー及びシンポジウム開催報告 今後の予定 < 開催報告 > AIPPI JAPAN セミナー 米国 日本の知財裁判と特許制度の現状と将来 開催日時 : 平成 25 年 4 月 17 日 ( 水 )13:00~16:30 会場 : 政策研究大学院大学, 想海樓ホール ( 港区六本木 7-22-1) 講演者 : ランドール レーダー判事 (Court of Appeals for the Federal Circuit(CAFC) 長官 ) リチャード リン判事 (Court of Appeals for the Federal Circuit(CAFC)) 飯村敏明判事 ( 知的財産高等裁判所所長 ) デビッド カポス氏 (Cravath, Swaine & Moore LLP., 前 USPTO 長官 ) ロバート ストール氏 (Drinker Biddle & Reath LLP., 前 USPTO 特許コミッショナー ) ハロルド ウェグナー氏 ( 米国弁護士,Foley & Lardner LLP) 内容 : Opening Remarks: 片山英二 AIPPI JAPAN 会長 1)Role of the Federal Circuit as the Exclusive Appellate Court for Patents: Chief Judge Randall R. Rader 2)Patent Eligibility in Japan : 飯村敏明判事 3)The United States Supreme Court and the Federal Circuit : Judge Richard Linn 4)The AIA After 18 Months of Implementation : Honorable David J. Kappos 5)U.S. Patent Board Information : Honorable Robert L. Stoll 6)Supreme Court Review of Federal Circuit Patent Law : Prof. Harold C. Wegner 7)Panel Discussion : リチャード リン判事のコーディネートにより, 米国 日本の知財裁判と特許制度の現状 ( 制度比較 ) と将来について, 夫々の立場からの意見交換が行われた このセミナーは, 米 日の知財界を代表する著名人が一堂に会し, 最新情報を中心に実務の現状と将来を具体的に知る非常に良い機会となった 本セミナーには,190 名を超える参加者にお集まり頂き, 質疑応答も活発に行われ成功裡に終了した 2
ランドール レーダー判事 リチャード リン判事 飯村敏明判事 デビッド カポス氏 ロバート ストール氏 ハロルド ウェグナー氏 < 開催予定 > AIPPI JAPAN セミナー AIA による先願主義への移行に伴う先行技術の取扱及び無効手続きの時系列的対応とコスト比較に基づく具体的な応用と対策について 開催日時 : 平成 25 年 5 月 16 日 ( 木 )13:30~17:00 会場 : 全日通霞ヶ関ビルディング 8 階大会議室 ( 東京都千代田区霞ヶ関 3-3-3) 講演者 :Ken Ichirou Yoshida 氏 (Yoshida & Associates, LLC) 使用言語 : 日本語受講費 : 会員 5,000 円 ( 会員以外の方 10,000 円 ) お支払いは, 当日受付にて申し受けます 定員 :80 名セミナー開催案内 : 当協会では, 米国 Yoshida & Associates, LLC のパートナーである米国弁護士吉田健一郎氏をお迎えして下記によりセミナーを開催致します このセミナーでは, 米国において,AIA による先願主義と無効手続きに関連して, 特に以下の 3
2 点につき日本企業の知財関係者や特許事務所の実務家向けに解説致します (1) 特許出願に関して, 審査段階での先行技術の引用方法の変化について, 新法第 102 条に基 づく当該変化の詳細とその対策, (2) 米国特許商標庁における無効手続きの時系列的対応とコスト比較に基づく具体的な応用と対 策, 更に, 今回のテーマに関連して, ここが聞きたい という質問事項が有りましたら, 参加申込書の要望欄に記載してお申し出下さい 吉田弁護士よりご回答頂けるよう準備したいと考えております 今回のセミナーは, 企業知財部や特許事務所にご勤務の方で米国特許実務に携わっておられる皆様にとって非常に貴重な内容であると共に, 日本語でご講演頂きますので, 細かなニュアンスまで正確にご理解頂けるものと思います 多数の皆様にご出席を頂きたくご案内申し上げます 吉田弁護士は 1975 年 AFS 奨学金で, 高校生として米国留学した後,1981 年にブラウン大学 ( コンピュータサイエンス修士号及びニューロサイエンス修士号を取得 ) 卒業後, フィラデルフィアの Woodcock Washburn Kurts Mackiewicz & Norris LLC で勤務しながら 1991 年にペンシルバニア州で弁護士の資格を取得,1998 年から 2012 年まで Knoble, Yoshida & Dunleavy LLP に勤務し,2012 年 8 月より Yoshida & Associates LLC を開設 パートナーとしての経営手法よりは特許出願の実務, 特許鑑定書の作成及び訴訟代理等々, 実務端の経験を幅広く生かしてご活躍中です 本セミナーへの参加申し込みはこちらからお申し込みください 3. 判例研究会開催報告 今後の予定 < 平成 25 年 5 月開催予定 > 第 121 回判例研究会 1. 開催日 : 平成 25 年 5 月 30 日 ( 木 )18:30~ 2. 場所 : 尚友会館 8 階 1 号 +2 号会議室 3. レポーター : 竹中俊子氏 ( ワシントン大学ロースクール教授 ) 4. 事例 :Akamai v. Limelight( 共同侵害 間接侵害 : ネット上の方法特許の侵害に大きく影響 ) 5. 関連資料 : Akamai Techs., Inc. v. Limelight Networks, Inc., 692 F.3d 1301 (Fed. Cir. 2012) http://www.cafc.uscourts.gov/images/stories/opinions-orders/09-1372-1380-1416-141710-1291.pdf < 平成 25 年 4 月開催 > 第 120 回判例研究会 1. 開催日 : 平成 25 年 4 月 24 日 ( 水 ) 2. 場所 : 尚友会館 8 階 1 号 +2 号会議室 4
3. レポーター : 大西千尋氏 ( 弁護士, ユアサハラ法律特許事務所 ) 4. 事例 : 特許法 102 条 1 項による損害額の計算に当たり, 侵害者による侵害行為がなければ特許権者が販売することができたとする数量の算定において, 特許権侵害をしている訴外第三者による代替を考慮すべきでないとの主張を認容しなかった事例 5. 関連資料 : 知財高裁平成 23 年 12 月 22 日判決平成 22( ネ )10091 号特許権侵害差止等請求控訴事件飛灰中の重金属の固定化方法及び重金属固定化処理剤事件 http://www.ip.courts.go.jp/hanrei/pdf/20120312144603.pdf 以上 5