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m07 北見工業大学 様式①

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18 国立高等専門学校機構

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 級 の 給 料 月 額 最 高 号 級 の 給 料 月 額 1 級 ( 単 位 : ) 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 9 級 1 級 135,6 185,8 222,9 261,

(4) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている.

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 2 級 185,8 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものである 3 級

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波佐見町の給与・定員管理等について

( 注 )1 ラスパイレス 指 数 とは 全 地 方 公 共 団 体 の 一 般 行 政 職 の 給 料 月 額 を 一 の 基 準 で 比 較 するため の 職 員 数 ( 構 成 )を 用 いて 学 歴 や 経 験 年 数 の 差 による 影 響 を 補 正 し の 行 政 職 俸 給 表 (

16 日本学生支援機構

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 現 況 ( 平 成 22 1 号 給 の 給 料 月 額 137,9 188,9 226,7 266,4 294,3 最 高 号 給 の 給 料 月 額 247,9 314,9 362,8 399,9 415,1 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制

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2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1) 一 般 行 政 職 福 島 県 国 類 似 団 体 平 均 年 齢 平

Microsoft PowerPoint - 経営事項審査.ppt

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

別紙3

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

技 能 労 務 職 公 務 員 民 間 参 考 区 分 平 均 年 齢 職 員 数 平 均 給 与 月 額 平 均 給 与 月 額 平 均 給 料 月 額 (A) ( 国 ベース) 平 均 年 齢 平 均 給 与 月 額 対 応 する 民 間 の 類 似 職 種 東 庄 町 51.3 歳 18 77

公表表紙

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 及 び の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 ( ベース) ,9 47,78 369,884 崎 県 , , ,

象 労 働 者 を 雇 入 れした 事 業 所 を 離 職 した 雇 用 保 険 の 被 保 険 者 である 労 働 者 の 氏 名 離 職 年 月 日 離 職 理 由 が 明 らかにされた 労 働 者 名 簿 等 の 写 し 2 要 綱 第 9 条 第 2 項 第 1 号 アに 該 当 する 労

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

(2) 広 島 国 際 学 院 大 学 ( 以 下 大 学 という ) (3) 広 島 国 際 学 院 大 学 自 動 車 短 期 大 学 部 ( 以 下 短 大 という ) (4) 広 島 国 際 学 院 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 という ) ( 学 納 金 の 種 類 ) 第 3 条

(5) 給 与 改 定 の 状 況 事 委 員 会 の 設 置 なし 1 月 例 給 事 委 員 会 の 勧 告 民 間 給 与 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 A B A-B ( 改 定 率 ) 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 24 年 度 円 円 円 円 ( ) 改

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 161,7 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (5 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 区 類 団 府 分 似 体 平 均 年 齢

3 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 43.7 歳 32, , ,321

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 H H H5.4.1 ( 参 考 値 ) 97.1 H H H H5.4.1 H H5.4.1 ( 参 考

一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 3 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 級 3 級 4 級 5 級 6 級 単 位 : ( ) 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 137, 163,7 4,9 31,4 71, 33,3 359,7 最 高 号 給 の 給 料 月 額

技 能 労 務 職 平 均 年 齢 歳,7 平 均 給 料 月 額 歳 7,,8, 歳,9,57, 7,7 7,9 9,5 - (8,85) (5,) 類 似 団 体 5. 歳 9,8 9, 85, ( 注 ) 平 均 給 料 月 額 とは 平 成 5 年 月 日 現 在 における

2 特 別 給 人 事 委 員 会 の 勧 告 区 分 民 間 の 支 給 割 公 務 員 の 支 給 格 差 勧 告 年 間 支 給 数 合 A 数 B A-B ( 改 定 数 ) 年 度 ( 注 ) 民 間 の 支 給 割 合 は 民 間 事 業 所 で 支 払 われた 賞 与 等 の 特 別

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 最 高 号 給 の 給 料 月 額 243,7 37,8 35

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 135, , , , , ,600

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 135, , ,900 2

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,600 円 185,800 円 222,900 円 261,900 円

平成16年年金制度改正 ~年金の昔・今・未来を考える~

Microsoft Word - H24様式(那珂市版).doc

Microsoft Word - 様式(H22)[1].rtf

スライド 1

職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 年 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 福 岡 県 技 能 労 務 職 歳 1,19,98 9,9 歳 8,

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●幼児教育振興法案

別紙3

2 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 ( 平 成 25 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 給 与 月 額 平 均 年 齢 平 均 給 料

Microsoft Word - 公表資料(H22).doc

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 ( 単 位 : ) 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135, , , , , , ,

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 ( 単 位 : ) 6 級 7 級 8 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135,6 185,8 222,9 261,9 289,2 32,6 366,2 41

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

2 前 項 前 段 の 規 定 にかかわらず 年 俸 制 教 職 員 から 申 し 出 があった 場 合 においては 労 使 協 定 に 基 づき その 者 に 対 する 給 与 の 全 額 又 は 一 部 を 年 俸 制 教 職 員 が 希 望 する 金 融 機 関 等 の 本 人 名 義 の 口

Microsoft Word - 05_roumuhisaisoku

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 1 級 135,6 243,7 2 級 185,8 37,8 3 級 4 級 222,9 354,7 ( 注 )

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(1) 率 等 一 覧 ( 平 成 26 年 度 ) 目 課 客 体 及 び 納 義 務 者 課 標 準 及 び 率 法 内 に 住 所 を 有 する ( 均 等 割 所 得 割 ) 内 に 事 務 所 事 業 所 又 は 家 屋 敷 を 有 する で 内 に 住 所 を 有 し ないもの( 均 等

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2 職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 (26 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 静 岡 県 国 類 似 団 体 2 技 能 労 務 職 区 41.8 歳 42.6 歳 43.5

別記

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 (H20.4.1) 96.7 (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.4.1), (H25.4.1) 参 考 値 98.3 (H25.7.1) (H20.4.1) (H25.4

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●H25様式(つくば市版).xls

Microsoft Word - 奨学金相談Q&A.rtf

23年度版 総社市様式外.xls

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

Taro-H19退職金(修正版).jtd

(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 例 ) ( 例 ) 15 (H2) (H2) (H24) (H24) (H25.4.1) (H25.4.1) (H24) (H24)

(5) 給 与 改 定 の 状 況 1 月 例 給 区 分 民 間 給 与 事 委 員 会 の 勧 告 公 務 員 給 与 較 差 勧 告 給 与 改 定 率 ( 参 考 ) 国 の 改 定 率 A B AB ( 改 定 率 ) 24 年 度 412, , ( 注

 

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 概 要 国 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 総 合 的

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです 3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給

70 愛媛大学

1 総括

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(\202g22\214\366\225\\.xls)

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(4) ラスパイレス 指 数 の 状 況 ( 各 年 4 月 1 日 現 在 ) (H25.4.1) (H25.4.1) (H25.7.1) (H25.7.1) (H25.4.1) (H25.7.1)

3 職 員 の 平 均 給 与 月 額 初 任 給 等 の 状 況 (1) 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び 平 均 給 与 月 額 の 状 況 (23 年 4 月 1 日 現 在 ) 1 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 平 均 給 与 月 額

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 2 年 月 1 日 現 在 ) 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 ( 注 ) 給 料 月 額 は 給 与 抑 制 措 置 を 行 う 前 のものです ( 単 位 : ) 3 職 員 の 平 均 給 与 月

2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 22 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 7 級 1 号 給 の 給 料 月 額 最 高 号 給 の 給 料 月 額 135,6 243,7 185,8 222,9 261,9

24kohyou

職 員 の 初 任 給 等 の 状 況 () 職 員 の 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 及 び の 状 況 ( 年 4 月 日 現 在 ) 一 般 行 政 職 平 均 年 齢 平 均 給 料 月 額 ( ベース) 44. 歳 6,4, 歳,44 4,7 7,6 4. 歳 7,

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

(Microsoft Word - \220\340\226\276\217\221.doc)

企 画 課 企 画 部 満 了 2 55 総 務 部 企 画 室 設 置 認 可 学 部 佐 賀 大 学 附 属 図 書 館 医 学 分 館 設 置 申 請 書 企 画 室 企 画 調 査 係 2004/4/1 30 年 2005/4/1 2035/3/31 ファイル 事 務 室 企 画 部 企 画

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2 一 般 行 政 職 給 料 表 の 状 況 ( 平 成 24 年 4 月 1 日 現 在 ) ( 単 位 : 円 ) 1 級 2 級 3 級 4 級 5 級 6 級 1 号 給 の 給 料 月 額 135, , , , , ,600 最

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セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

第 8 条 本 協 議 会 における 研 修 は 以 下 のとおりとする (1) 座 学 研 修 農 業 講 座 や 先 進 農 家 視 察 など 農 業 経 営 基 礎 講 座 やその 他 担 い 手 のための 研 修 会 等 への 参 加 など 年 24 回 程 度 とする (2) 実 務 研

1 総 合 設 計 一 定 規 模 以 上 の 敷 地 面 積 及 び 一 定 割 合 以 上 の 空 地 を 有 する 建 築 計 画 について 特 定 行 政 庁 の 許 可 により 容 積 率 斜 線 制 限 などの 制 限 を 緩 和 する 制 度 である 建 築 敷 地 の 共 同 化 や

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

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流 通 科 学 大 学 論 集 流 通 経 営 編 第 26 巻 第 2 号,131-144(2014) 内 航 海 運 事 業 と 新 規 船 員 育 成 に 関 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 A Comparison Study on Coastal Shipping Industry and Seafarers Development System in Japan and Korea * 李 志 明 Jimyoung Lee 日 本 と 韓 国 において 産 業 素 材 を 輸 送 している 内 航 海 運 の 役 割 は 同 じであり 船 員 不 足 の 課 題 も 同 じである しかし 韓 国 の 船 社 は 日 本 より 零 細 であり 船 員 の 高 齢 化 もより 深 刻 である この 影 響 もあり 船 員 の 育 成 において 韓 国 では 産 官 学 の 連 携 による 支 援 が 多 いが 日 本 では 民 間 主 導 で あるため 教 育 費 の 負 担 が 大 きい 一 方 内 航 海 運 への 就 職 率 は 日 本 の 方 が 高 く 韓 国 では 高 い 効 果 を 得 られる 支 援 の 工 夫 が 必 要 である キーワード: 内 航 海 運 船 員 育 成 海 技 士 免 許 制 度 日 韓 比 較 Ⅰ.はじめに 日 本 と 韓 国 において 内 航 海 運 ( 以 下 内 航 )は 油 類 や 鉱 石 など 産 業 素 材 の 輸 送 を 担 っており 近 年 環 境 にやさしい 輸 送 手 段 として さらには 災 害 時 における 緊 急 物 資 の 輸 送 手 段 として 重 要 性 が 高 まっている 一 方 少 子 高 齢 化 が 進 む 日 本 と 韓 国 では 内 航 における 船 員 の 高 齢 化 や 新 規 船 員 の 不 足 により 船 員 確 保 が 喫 緊 の 課 題 となっているが 研 究 はあまりない 日 本 では 2007 年 に 海 洋 基 本 法 が 制 定 され 船 員 の 育 成 確 保 に 国 が 関 与 することを 示 し ている 第 20 条 にて 国 は 効 率 的 かつ 安 定 的 な 海 上 輸 送 の 確 保 を 図 るため 日 本 船 舶 の 確 保 船 員 の 育 成 及 び 確 保 国 際 海 上 輸 送 網 の 拠 点 となる 港 湾 の 整 備 その 他 の 必 要 な 措 置 を 講 ずるもの とする と 規 定 されている また 国 土 交 通 省 は 2011 年 船 員 ( 海 技 者 )の 確 保 育 成 に 関 する 検 討 会 を 設 置 した そして 当 検 討 会 の 報 告 書 (2012)に 船 員 確 保 の 基 本 的 な 考 え 方 と して 1 船 員 の 教 育 訓 練 システムの 改 革 2ステークホルダー 間 の 連 携 の 二 つを 示 した 一 方 韓 国 では 船 員 法 に 船 員 の 福 祉 と 職 業 などが 規 定 されているものの 船 員 の 育 成 に 関 する 法 律 は 存 在 しない また 韓 国 の 海 運 政 策 は 外 航 海 運 を 保 護 するためのものが 多 く 内 航 海 運 のための 政 策 はあまりない( 李 2012) しかしながら 韓 国 は 国 が 産 業 を 保 護 支 援 する 例 が 多 く 内 航 においても 例 外 ではないと 考 えられる 日 本 と 韓 国 における 内 航 船 員 の 育 成 制 度 をステークホルダー( 産 官 学 ) 間 の 連 携 の 視 点 から 明 * 流 通 科 学 大 学 商 学 部 651-2188 神 戸 市 西 区 学 園 西 町 3-1 (2013 年 9 月 4 日 受 理 ) C 2014 UMDS Research Association

132 李 志 明 らかにすることは 両 国 における 今 後 の 船 員 確 保 対 策 に 役 立 つと 考 える また 制 度 とは おか れた 状 況 によって 導 入 されるものであり 国 によって 異 なる そのため 両 国 の 内 航 船 員 の 育 成 制 度 を 比 較 するにあたり 両 国 の 内 航 事 業 の 動 向 を 比 較 する 必 要 があろう そこで 本 研 究 では 日 本 と 韓 国 における 内 航 事 業 の 動 向 を 比 較 したうえで 内 航 船 員 育 成 制 度 を 比 較 する なお 本 研 究 における 船 員 の 育 成 とは 乗 船 履 歴 のない 人 を 船 員 として 教 育 するこ とであり 既 存 船 員 の 研 修 や 教 育 は 対 象 外 とする 本 研 究 は Ⅰ 章 からⅣ 章 まで 構 成 される Ⅰ 章 で 研 究 の 目 的 を 述 べ Ⅱ 章 で 日 本 と 韓 国 におけ る 内 航 事 業 の 動 向 ( 内 航 輸 送 量 主 要 品 目 事 業 者 と 船 舶 船 員 )を 比 較 する Ⅲ 章 で 両 国 に おける 新 規 船 員 の 育 成 制 度 ( 免 許 制 度 船 員 養 成 教 育 機 関 と 支 援 制 度 短 期 養 成 制 度 )を 比 較 し Ⅳ 章 で 研 究 のまとめと 今 後 の 課 題 を 述 べる Ⅱ. 日 本 と 韓 国 における 内 航 事 業 の 動 向 1. 内 航 の 輸 送 量 と 分 担 率 (1) 日 本 の 内 航 輸 送 量 と 分 担 率 2001 年 から 2009 年 まで 日 本 の 国 内 貨 物 輸 送 量 は 減 少 してきた トンベースでは 約 60 億 トンから 約 47 億 トンまで 減 少 し トンキロベースでは 5790 億 トンキロから 5220 億 トンキロに 減 少 している 9 年 間 で トンベースで 約 22% 減 少 し トンキロベースで 約 10% 減 少 した そのうち 内 航 による 輸 送 量 は 5.2 億 トンから 3.3 億 トンへ 2444 億 トンキロから 1673 億 トンキロへ それぞれ 約 36%と 約 32% 減 少 している なお 内 航 の 平 均 輸 送 距 離 (トンキロベース 輸 送 量 トンベースの 輸 送 量 )は 491 キロである 輸 送 機 関 別 の 輸 送 分 担 率 ( 以 下 分 担 率 )は 自 動 車 が 最 も 高 く 2009 年 時 点 で トンベース で 約 92%を 占 めており トンキロベースでも 約 64%を 占 めている 内 航 の 分 担 率 を 見 ると( 図 1) トンベースでは 8.6%から 7.0%へ トンキロベースでも 42.2%から 32.1%へ 減 少 した 日 本 (トンキロベース) 韓 国 (トンキロベース) 韓 国 (トンベース) 日 本 (トンベース) 図 1. 日 本 と 韓 国 の 国 内 貨 物 輸 送 における 内 航 の 分 担 率 * 日 本 国 土 交 通 省 の 輸 送 機 関 別 の 輸 送 統 計 ( 各 年 )と 韓 国 交 通 研 究 院 の 国 家 交 通 DB ( 各 年 )のデータをもとに 作 成

内 航 海 運 事 業 と 新 規 船 員 育 成 に 関 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 133 (2) 韓 国 の 内 航 輸 送 量 と 分 担 率 韓 国 の 国 内 貨 物 輸 送 量 は 2001 年 以 降 増 加 傾 向 にあったが 2008 年 のリーマンショックの 影 響 で 減 少 に 転 じた トンベースでは 2001 年 (15 億 3 千 トン)から 2007 年 (18 億 トン)まで 増 加 した が 2008 年 (17 億 1 千 トン)と 2009 年 (16 億 5 千 トン)には 連 続 して 減 少 した トンキロベースで は 2009 年 の 時 点 で 1337 億 トンキロであり 2001 年 (1380 億 トンキロ) 以 降 最 も 少 ない 実 績 となった 内 航 輸 送 量 は 1.4 億 トンから 1.1 億 トンへ 364 億 トンキロから 252 億 トンキロへ それぞれ 約 15%と 約 23%の 減 少 となっている なお 内 航 海 運 の 平 均 輸 送 距 離 は 221 キロである 輸 送 機 関 別 の 分 担 率 は 自 動 車 が 最 も 高 く かつ 増 加 傾 向 にある トンベースでは 87.8%から 90.7% へ 増 加 し トンキロベースでも 65.9%から 74.1%へ 増 加 した 一 方 内 航 の 分 担 率 は( 図 1) トン ベースでは 9.2%から 6.9%まで 減 少 し トンキロベースでも 26.4%から 18.9%まで 減 少 した 1) (3) 内 航 の 輸 送 量 と 分 担 率 に 対 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 2009 年 時 点 で 日 本 の 国 内 貨 物 輸 送 量 (トンベース)は 韓 国 のそれより 約 3 倍 多 い ただ 日 本 の 輸 送 量 の 大 幅 な 減 少 により 2001 年 ( 約 4 倍 )に 比 べ 輸 送 量 の 差 が 縮 まっている トン キロベースでは 日 本 が 韓 国 より 約 4 倍 多 く 2001 年 以 降 大 きな 変 化 がない 一 方 内 航 輸 送 量 の 差 は トンベースで 日 本 が 韓 国 の 約 3 倍 であるが トンキロベースでは 約 7 倍 にものぼる また 日 本 と 韓 国 における 内 航 の 分 担 率 は トンベースでは 大 きな 差 がないも のの トンキロベースでは 日 本 が 韓 国 より 2 倍 以 上 高 くなっている これは 日 本 の 内 航 の 平 均 輸 送 距 離 が 韓 国 に 比 べ 2 倍 以 上 長 いためである 2. 内 航 の 主 要 品 目 (1) 日 本 の 主 要 品 目 2011 年 の 日 本 の 内 航 貨 物 輸 送 量 を 品 目 別 に 見 ると( 表 1) 油 類 が 最 も 多 く 全 体 の 33.1%を 占 めている その 次 を 石 灰 石 などの 鉱 石 (15.2%)と 鉄 鋼 (12.0%)が 占 めている これにセメン トと 砂 類 を 合 わせると 貨 物 の 約 75%が 産 業 素 材 であることが 分 かる その 他 には 化 学 薬 品 や 輸 送 用 機 械 をはじめとする 工 業 製 品 があり 約 25%を 占 める (2) 韓 国 の 主 要 品 目 2011 年 の 韓 国 の 内 航 貨 物 輸 送 量 を 品 目 別 に 見 ると( 表 1) 日 本 と 同 様 に 油 類 が 最 も 多 く 全 体 の 31.4%を 占 めている それを 砂 類 (22.6%) 鉄 鋼 (15.4%) 鉱 石 (13.0%) セメント(12.8%) の 順 で 次 いでいる すなわち 約 95%が 産 業 素 材 である その 他 の 品 目 は わずか 4.7%である

134 李 志 明 (3) 内 航 の 主 要 品 目 に 対 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 一 般 に 内 航 は 大 量 のバルク 貨 物 の 輸 送 に 適 合 しており 特 に 産 業 素 材 が 大 半 を 占 めている このことについては 日 本 韓 国 ともに 同 様 である しかし 工 業 製 品 の 輸 送 について 見 ると 日 本 では 約 4 分 の 1 を 占 めている 一 方 韓 国 ではわずかしかない この 結 果 を RORO 船 やコンテナ 船 を 用 いたモーダルシフトとの 関 係 で 考 えることができる モーダルシフトとは 環 境 負 荷 の 高 い 輸 送 手 段 から 環 境 負 荷 の 低 い 輸 送 手 段 への 転 換 を 意 味 す る 日 本 は グリーン 物 流 パートナーシップ 会 議 などの 支 援 もあり 従 来 の 自 動 車 による 工 業 製 品 の 長 距 離 輸 送 を 内 航 輸 送 に 転 換 する 取 り 組 みを 進 めてきており その 実 績 こそは 明 らかに なっていないものの モーダルシフトを 推 進 してきたことが 影 響 していると 考 えられる 一 方 韓 国 では 今 までモーダルシフトはあまり 行 われていない しかし 韓 国 の 国 家 物 流 基 本 計 画 (2011-2020) 2) において グリーン 物 流 の 強 化 が 基 本 戦 略 の 一 つとして 示 されており 今 後 内 航 を 利 用 したモーダルシフトの 推 進 が 期 待 される 表 1. 輸 送 品 目 別 の 輸 送 量 (2011 年 基 準 ) 日 本 韓 国 輸 送 量 ( 千 トン) 割 合 輸 送 量 ( 千 トン) 割 合 油 類 119,478 33.1% 35,434 31.4% 砂 類 18,877 5.2% 25,484 22.6% セメント 35,034 9.7% 14,398 12.8% 鉱 石 54,921 15.2% 14,692 13.0% 鉄 鋼 43,151 12.0% 17,367 15.4% その 他 89,522 24.8% 5,336 4.7% 合 計 360,983 100.0% 112,711 100.0% * 日 本 内 航 船 舶 輸 送 統 計 年 報 2012 と 韓 国 沿 岸 海 運 統 計 年 報 2012 のデータをもとに 作 成 3. 内 航 の 事 業 者 と 船 舶 (1) 日 本 の 内 航 事 業 者 数 と 船 舶 数 日 本 内 航 海 運 組 合 総 連 合 会 のデータ(2012)によると 日 本 の 内 航 事 業 者 は 1967 年 には 9 千 社 を 超 えていた しかし 1969 年 に 始 まった 許 可 制 により 減 少 傾 向 に 転 じ 2005 年 度 末 には 613 社 にまで 減 少 した そして 2005 年 の 登 録 制 への 移 行 により 2007 年 度 末 には 718 社 まで 増 加 し たものの その 後 は 再 び 減 少 に 転 じ 2010 年 度 末 の 時 点 で 677 社 となっている 登 録 船 舶 数 は 5469 隻 ( 約 340 万 総 トン)であり このうち 油 送 船 が 24.2%(28.2%)を 占 め ている そして 砂 利 セメント 自 動 車 の 専 用 船 が 合 わせて 約 11.0%(21.4%)を 占 めている ( 表 2) 日 本 の 内 航 事 業 者 には 零 細 な 企 業 が 多 く 677 社 のうち 約 38%が 1 隻 のみを 運 航 している 5 隻 以 上 を 運 航 している 事 業 者 は 全 体 の 約 29%である また 資 本 金 の 規 模 でみても 1 千 万 円 未 満 が 約 18%であり 5 千 万 円 未 満 までに 合 わせると 約 72%である( 個 人 法 人 の 21 社 を 除 く)

内 航 海 運 事 業 と 新 規 船 員 育 成 に 関 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 135 表 2. 船 種 別 にみた 日 本 の 内 航 貨 物 輸 送 船 舶 (2010 年 度 末 基 準 ) 項 目 単 位 油 送 船 砂 利 セメント 自 動 車 その 他 専 用 船 専 用 船 専 用 船 貨 物 船 合 計 船 舶 数 隻 1,321 438 141 22 3,547 5,469 (A) ( 割 合 ) 24.2% 8.0% 2.6% 0.4% 64.9% 100.0% 船 舶 トン 数 千 トン 954 261 368 104 1,699 3,387 (B) ( 割 合 ) 28.2% 7.7% 10.9% 3.1% 50.2% 100.0% 平 均 トン 数 (B/A) 722 596 2,610 4,727 479 619 * 日 本 内 航 海 運 組 合 総 連 合 会 内 航 海 運 安 全 基 金 内 航 海 運 の 活 動 2011 をもとに 作 成 表 3. 船 種 別 にみた 韓 国 の 内 航 貨 物 輸 送 船 舶 (2010 年 末 基 準 ) 項 目 単 位 油 送 船 砂 利 専 用 船 セメント 専 用 船 一 般 貨 物 船 コンテナ 船 鉄 鋼 製 品 船 廃 棄 物 運 搬 船 曳 船 バージ 船 船 舶 数 隻 242 28 28 254 6 28 22 614 842 2,064 (A) ( 割 合 ) 11.7% 1.4% 1.4% 12.3% 0.3% 1.4% 1.1% 29.7% 40.8% 100.0% 船 舶 トン 数 千 トン 330 47 147 188 23 84 40 60 873 1,792 (B) ( 割 合 ) 18.4% 2.6% 8.2% 10.5% 1.3% 4.7% 2.2% 3.3% 48.7% 100.0% 平 均 トン 数 (B/A) 1,364 1,679 5,250 740 3,833 3,000 1,818 98 1,037 868 ( 出 所 ) 韓 国 海 運 組 合 低 炭 素 グリーン 成 長 型 国 家 物 流 システムの 構 築 のための 政 策 討 論 会 資 料 2011 合 計 (2) 韓 国 の 内 航 事 業 者 数 と 船 舶 数 韓 国 海 運 組 合 のデータ(2011)によると 韓 国 の 内 航 事 業 者 数 は 1999 年 の 登 録 制 への 転 換 を 契 機 に 急 激 に 増 加 した 1998 年 の 414 社 から 2000 年 には 845 社 と 倍 増 した ただ この 増 加 のほとんどが 曳 船 や 艀 船 (バージ 船 )の 事 業 者 である その 後 も 事 業 者 数 は 増 加 し 2004 年 に は 926 社 になったものの それ 以 降 は 減 少 に 転 じ 2010 年 末 で 719 社 となった このうち 約 半 数 が 曳 船 や 艀 船 の 事 業 者 である 登 録 船 舶 数 は 2064 隻 ( 約 180 万 総 トン)であり その 約 半 数 が 艀 船 である 曳 船 は 総 トン 数 ではわずか 3.3%を 占 めているが 隻 数 では 約 30%である 砂 利 とセメントの 専 用 船 が 占 める 割 合 は 合 わせて 隻 数 の 約 3%を 占 め 総 トン 数 の 約 11%を 占 める ( 表 3) 韓 国 の 内 航 事 業 者 にも 零 細 な 企 業 が 多 く 719 社 のうち 約 34%が 1 隻 のみであり 5 隻 以 上 の 事 業 者 は 全 体 の 約 14%である また 事 業 者 の 45%が 資 本 金 1 億 ウォン 未 満 で 事 業 を 営 んでい る (3) 内 航 の 事 業 者 と 船 舶 に 対 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 内 航 海 運 事 業 者 数 は 日 本 より 韓 国 が 42 社 多 い 一 方 船 舶 数 は 日 本 が 韓 国 より 3405 隻 (160 総 トン) 多 い 事 業 者 当 たり 船 舶 数 ( 船 舶 数 事 業 者 数 )は 日 本 は 8 隻 (5 千 総 トン)であり 韓 国 は 3 隻 (2.5 総 トン)である すなわち 事 業 者 の 規 模 は 日 本 が 韓 国 より 2 倍 以 上 大 きい 船 種 別 には 分 類 基 準 が 異 なるため 正 確 な 比 較 はできないものの 油 送 船 砂 専 用 船 セメン ト 専 用 船 の 船 舶 数 ( 総 トン 数 )の 割 合 をみると 日 本 では 34.8%(46.8%)であることに 対 し

136 李 志 明 韓 国 では 14.5%(29.2%)である 一 方 専 用 船 の 平 均 総 トン 数 ( 船 舶 総 トン 数 船 舶 隻 数 )は 韓 国 が 高 く 油 送 船 砂 専 用 船 セメント 専 用 船 とも 日 本 の 約 2 倍 である 主 要 品 目 の 割 合 を 鑑 みると 韓 国 では 日 本 に 比 べ 曳 船 と 艀 船 による 輸 送 が 多 いと 推 測 できる たとえば 韓 国 では 輸 送 量 の 22.6%が 砂 であるが 砂 専 用 船 の 割 合 は 2.6%( 総 トン 数 ベース)に 過 ぎず 曳 船 と 艀 船 により 砂 が 輸 送 されていると 考 えられる 4. 内 航 の 船 員 (1) 日 本 の 内 航 船 員 数 と 年 齢 分 布 2011 年 10 月 時 点 で 内 航 船 員 は 19999 名 である そのうち 職 員 (15483 名 )が 約 77%を 占 めており 部 員 (4516 名 )が 約 23%を 占 めている 職 員 は 航 海 士 機 関 長 機 関 士 通 信 長 通 信 士 及 び 国 土 交 通 省 令 で 定 めるその 他 の 乗 組 員 であり 部 員 は 職 員 以 外 の 乗 組 員 ある( 船 員 法 第 2 条 第 3 条 ) 内 航 船 員 を 年 齢 別 にみると 50 代 が 最 も 多 く 36%である 一 方 30 代 未 満 は 11%を 占 めて いる さらに 職 級 別 に 年 齢 分 布 をみてみると( 図 2) 部 員 で 最 も 多 い 年 代 は 50 代 (32%)で あり その 次 が 30 代 未 満 (24%)である それを 40 代 (15%) 60 代 (14%) 30 代 (12%) の 順 で 次 いでいる 職 員 では 50 代 (38%)が 最 も 多 く 60 代 (22%)と 40 代 (21%)も 高 い 割 合 を 占 めている 30 代 (13%)と 30 代 未 満 (7%)は 他 の 年 代 より 少 ない 現 状 である (2) 韓 国 の 内 航 船 員 数 と 年 齢 分 布 韓 国 の 内 航 船 員 は 2011 年 末 時 点 で 8264 名 である そのうち 職 員 (6045 名 )が 約 73%であ り 部 員 (2219 名 )が 約 27%である 年 齢 別 にみると 60 代 (41%)が 最 も 多 く その 次 が 50 代 (35%)である 30 代 未 満 はわずか 4%に 過 ぎず 高 齢 化 の 深 刻 さが 指 摘 できる 職 級 別 に 年 齢 分 布 をみても( 図 2) 同 様 の 傾 向 にある 部 員 の 50%が 60 代 であり 50 代 (33%) 40 代 (10%) 30 代 (6%) 30 代 未 満 (2%)と 若 年 層 であるほど 少 なくなる 職 員 でも 60 代 (38%)が 最 も 多 く 順 に 36% 14% 7% 5%と 減 少 している 一 方 韓 国 では 部 員 の 減 少 と 深 刻 な 高 齢 化 の 状 況 から 2004 年 に 外 国 人 部 員 船 員 の 雇 用 制 度 を 導 入 している( 李 2012 b) 現 在 20 歳 から 45 歳 までの 外 国 人 部 員 545 名 が 乗 船 している (3) 内 航 の 船 員 に 対 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 内 航 船 員 数 は 日 本 が 韓 国 より 2 倍 以 上 多 いが これは 日 本 の 船 舶 数 が 韓 国 の 2 倍 以 上 多 いた めであろう 船 舶 1 隻 あたり 船 員 数 ( 船 員 数 船 舶 数 )は 日 本 が 3.8 名 であり 韓 国 が 4.3 名 ( 外 国 人 部 員 を 含 む)である そして 日 本 と 韓 国 では 船 員 の 高 齢 化 が 大 きな 課 題 となっているが 現 状 では 韓 国 のほうがより

内 航 海 運 事 業 と 新 規 船 員 育 成 に 関 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 137 深 刻 であり 職 員 と 部 員 とも 60 代 が 最 も 多 く 若 い 年 代 であるほど 少 なくなっている このよう な 高 齢 化 は 韓 国 の 内 航 において 大 きな 課 題 である 図 2. 日 本 と 韓 国 の 内 航 船 員 の 年 齢 分 布 ( 備 考 ) 日 本 内 航 海 運 の 活 動 2012 と 韓 国 沿 岸 海 運 統 計 年 報 2012 のデータをもとに 作 成 日 本 は 旅 客 船 員 を 含 まず 予 備 員 を 含 む 韓 国 は 旅 客 船 員 (921 名 )と 予 備 員 (109 名 )を 含 む 日 本 は 2011.10.1 時 点 であり 韓 国 は 2011 年 末 時 点 である Ⅲ. 日 本 と 韓 国 における 船 員 育 成 制 度 1. 海 技 士 免 許 制 度 (1) 日 本 の 海 技 士 免 許 制 度 日 本 の 船 舶 職 員 となるためには 船 舶 職 員 及 び 小 型 船 舶 操 縦 者 法 の 規 定 により 海 技 士 の 免 許 ( 以 下 海 技 免 許 )を 取 得 しなけなければならない( 第 4 条 ) 海 技 免 許 は 航 海 (1 級 ~6 級 ) 機 関 (1 級 ~6 級 ) 通 信 (1 級 ~3 級 ) 電 子 通 信 (1 級 ~4 級 )の 19 種 類 である( 小 型 船 舶 操 縦 士 を 除 く) 海 技 免 許 を 取 得 するためには 海 技 士 試 験 ( 身 体 検 査 と 学 科 試 験 ( 筆 記 試 験 および 口 述 試 験 )) に 合 格 し さらに 国 土 交 通 大 臣 が 指 定 する 免 許 講 習 の 課 程 を 修 了 しなければならない( 第 4 条 第 13 条 ) 国 土 交 通 大 臣 の 登 録 を 受 けた 船 舶 職 員 養 成 施 設 の 課 程 を 修 了 した 場 合 は 学 科 試 験 の 全 部 又 は 一 部 を 免 除 することができる( 第 13 条 の 2) また 海 技 士 試 験 を 受 けるためには 試 験 の 種 別 かつ 船 舶 の 大 きさや 航 行 区 域 等 別 に 上 記 法 の 施 行 規 則 に 定 まれる 乗 船 履 歴 が 必 要 であるが 船 舶 職 員 養 成 施 設 の 課 程 を 修 了 した 場 合 は 乗 船 履 歴 の 特 例 が 適 用 され 必 要 な 乗 船 履 歴 を 満 たしていると 認 められる( 施 行 規 則 第 26 条 )

138 李 志 明 (2) 韓 国 の 海 技 士 免 許 制 度 韓 国 でも 船 舶 職 員 となるためには 船 舶 職 員 法 の 規 定 により 海 技 免 許 を 取 得 しなければ ならない( 第 4 条 ) 海 技 免 許 は 航 海 (1 級 ~6 級 ) 機 関 (1 級 ~6 級 ) 電 波 通 信 (1 級 ~4 級 ) 電 波 電 子 通 信 (1 級 ~4 級 ) 運 航 士 (1 級 ~4 級 )の 23 種 類 である( 水 面 飛 行 船 舶 操 縦 士 と 小 型 船 舶 操 縦 士 を 除 く) 海 技 免 許 を 取 得 するためには 海 技 士 試 験 ( 筆 記 試 験 および 口 述 試 験 )に 合 格 し 乗 船 履 歴 を 有 し 船 員 法 で 定 める 健 康 状 態 であり 免 許 講 習 の 課 程 を 修 了 しなければならない( 第 5 条 ) 海 洋 水 産 部 の 指 定 教 育 機 関 の 課 程 を 修 了 した 場 合 は 筆 記 試 験 の 免 除 と 乗 船 履 歴 の 特 例 が 認 められ る( 同 法 施 行 令 第 16 条 ) (3) 海 技 士 免 許 制 度 に 対 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 海 技 士 免 許 制 度 は 日 本 と 韓 国 で 類 似 している 従 来 韓 国 が 法 制 度 を 制 定 する 際 は 歴 史 上 の 理 由 もあり 日 本 をベンチマークした 例 が 多 く 海 技 士 免 許 制 度 も 日 本 をベンチマークしてい たと 考 えられる 導 入 後 両 国 における 法 制 度 の 改 訂 により 海 技 士 の 種 類 試 験 合 格 後 の 免 状 申 請 期 間 3) など は 両 国 で 異 なってきたが 船 員 養 成 教 育 機 関 ( 日 本 の 条 文 上 の 船 舶 職 員 養 成 施 設 と 韓 国 の 条 文 上 の 指 定 教 育 機 関 )を 修 了 した 者 に 筆 記 試 験 の 免 除 や 乗 船 履 歴 の 特 例 を 適 用 していることは 両 国 とも 同 じである 2. 船 員 養 成 教 育 機 関 と 支 援 制 度 (1) 日 本 の 船 員 養 成 教 育 機 関 と 支 援 制 度 日 本 では 小 学 校 (6 年 )と 中 学 校 (3 年 )が 義 務 教 育 であり その 後 一 般 的 に3 年 間 の 高 等 学 校 ( 以 下 高 校 )を 経 て 大 学 へ 進 学 し 4 年 後 に 卒 業 する 文 部 科 学 省 の 学 校 基 本 調 査 によ 4) ると 高 校 の 進 学 率 は 約 97%(1990 年 から 2010 年 までの 平 均 )である また 大 学 の 進 学 率 は 1990 年 の 31%から 2000 年 には 45%に 上 昇 し 2010 年 には 54%となっている 学 齢 は6 歳 で あり 基 本 的 に 18 歳 で 高 校 を 卒 業 し 22 歳 で 大 学 を 卒 業 する 船 員 養 成 教 育 機 関 には 水 産 系 を 除 いて 海 事 系 大 学 (2 校 ) 高 等 専 門 学 校 (5 校 ) 海 技 教 育 機 構 ( 海 技 大 学 校 の 1 校 海 上 技 術 短 期 大 学 校 の 3 校 海 上 技 術 学 校 の 4 校 )がある 各 機 関 で の 座 学 と 航 海 訓 練 所 の 練 習 船 による 乗 船 実 習 を 修 了 すると 海 技 試 験 における 筆 記 試 験 の 免 除 と 乗 船 履 歴 の 特 例 が 適 用 される( 詳 細 な 入 学 資 格 と 期 間 などは 表 4 を 参 照 されたい) 海 事 系 大 学 や 高 等 専 門 学 校 の 卒 業 生 は 3 級 海 技 士 になれるため 主 に 外 航 船 員 となる そのた め 内 航 船 員 の 主 たる 供 給 源 は 海 事 技 術 学 校 と 海 上 技 術 短 期 大 学 校 であり 定 員 はそれぞれ 140 名 と 240 名 である 海 技 教 育 機 構 のデータによると 海 技 大 学 校 海 上 技 術 短 期 大 学 校 海 上 技

内 航 海 運 事 業 と 新 規 船 員 育 成 に 関 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 139 術 学 校 の 平 成 23 年 度 内 航 船 社 就 業 者 数 は それぞれ 17 名 168 名 71 名 である なお 卒 業 生 数 に 占 める 割 合 は 順 に 70.8% 69.1% 52.6%である 海 事 技 術 学 校 は 国 立 であるため 公 立 高 等 学 校 の 授 業 料 無 償 化 により 授 業 料 はなくなったが 教 科 書 代 被 服 代 ( 制 服 と 作 業 服 ) 寮 の 諸 経 費 などは 学 生 が 支 払 わなければならない その 費 用 は 在 学 中 の 3 年 間 で 約 135 万 円 である( 通 学 生 の 場 合 は 約 65 万 円 ) 海 上 技 術 短 期 大 学 校 の 年 間 授 業 料 は 9.6 万 円 であり これを 含 む 2 年 間 の 費 用 は 約 107 万 円 である( 通 学 生 の 場 合 は 約 67 万 円 ) 日 本 の 内 航 業 界 は 船 員 確 保 の 対 策 の 一 つとして 2012 年 9 月 海 上 技 術 学 校 や 海 上 技 術 短 期 大 学 校 の 学 生 を 対 象 とする 内 航 船 員 育 成 奨 学 金 制 度 の 創 設 を 決 定 した 2013 年 3 月 まで 寄 付 を 集 い 公 益 財 団 法 人 海 技 教 育 財 団 を 通 して 奨 学 金 を 付 与 する この 制 度 は 船 員 となる 学 生 を 内 航 に 誘 導 する 手 段 にはなれるものの 寄 付 金 が 奨 学 金 の 財 源 となることから 継 続 性 や 実 効 性 の 確 保 が 課 題 となると 考 える 表 4. 日 本 の 船 員 養 成 教 育 機 関 ( 商 船 ) 所 管 船 員 教 育 機 関 数 入 学 資 格 就 学 期 間 座 学 乗 船 実 習 卒 業 後 乗 船 実 習 筆 記 試 験 の 免 除 文 部 科 学 省 国 土 交 通 省 海 事 系 大 学 2 一 般 高 校 卒 4 年 3 年 6ヶ 月 6ヶ 月 6ヶ 月 3 級 高 等 専 門 学 校 5 一 般 中 学 卒 5 年 4 年 6ヶ 月 6ヶ 月 6ヶ 月 3 級 海 上 技 術 短 大 卒 2 年 1 年 6ヶ 月 6ヶ 月 注 海 技 大 学 校 ) 1-3 級 海 上 技 術 学 校 卒 2 年 1 年 3ヶ 月 9ヶ 月 海 上 技 術 短 期 3 一 般 高 校 卒 2 年 1 年 3ヶ 月 9ヶ 月 - 4 級 大 学 校 海 上 技 術 学 校 4 一 般 中 学 卒 3 年 2 年 9ヶ 月 3ヶ 月 6ヶ 月 4 級 注 ) 一 般 大 学 高 等 専 門 学 校 短 大 卒 が 入 学 するコースとして 2 年 ( 航 海 )または 2 年 半 ( 機 関 ) 間 の 通 信 教 育 座 学 乗 船 実 習 のコースもある *SHIPPING NOW 2012-2013 データ 編 (p.22)と 海 の 仕 事.com の 資 料 などを 参 考 に 作 成 (2) 韓 国 の 船 員 養 成 教 育 機 関 と 支 援 制 度 韓 国 の 教 育 制 度 は 日 本 と 大 きく 変 わらず 初 等 学 校 ( 日 本 の 小 学 校 )に 入 学 し 6 年 後 に 中 学 校 に 進 学 する これらの 義 務 教 育 を 経 て 3 年 間 の 高 校 に 進 学 するが 高 校 進 学 率 はほぼ 100%で ある また 韓 国 では 大 学 進 学 率 も 高 くなっており 教 育 統 計 年 報 によると 1990 年 の 大 学 進 学 率 は 33%であったが 2000 年 には 68%に 上 昇 し 2010 年 にはさらに 79%に 上 昇 した 学 齢 も

140 李 志 明 日 本 と 同 じく 6 歳 であり 基 本 的 に 18 歳 で 高 校 を 卒 業 し 22 歳 で 大 学 を 卒 業 できる ただ 韓 国 の 18 歳 以 上 の 男 性 には 2 年 ないし 2 年 4 ヶ 月 の 兵 役 の 義 務 があり 大 学 を 休 学 し 入 隊 する 例 が 多 いため 男 性 は 26 歳 前 後 に 大 学 を 卒 業 している 船 員 を 養 成 する 教 育 機 関 には 海 事 系 大 学 (2 校 )と 高 校 (2 校 )があり 座 学 3 年 ( 高 校 は 2 年 )と 乗 船 実 習 1 年 を 修 了 すると それぞれ 3 級 海 技 士 と 4 級 海 技 士 の 試 験 において 乗 船 履 歴 の 特 例 と 筆 記 試 験 の 免 除 が 適 用 される( 表 5) 乗 船 実 習 の 際 に 大 学 では 所 有 実 習 船 を 用 いる 場 合 と 船 社 に 委 託 する 場 合 があり 高 校 は 韓 国 海 洋 水 産 研 修 院 に 委 託 している この 研 修 院 は 韓 国 海 洋 水 産 研 修 院 法 によって 設 立 した 法 人 であり 海 洋 水 産 部 の 傘 下 にある 表 5. 韓 国 の 船 員 養 成 教 育 機 関 ( 商 船 ) 所 管 船 員 教 育 機 関 数 入 学 資 格 就 学 期 間 座 学 乗 船 実 習 卒 業 後 乗 船 実 習 筆 記 試 験 の 免 除 教 育 科 学 技 術 部 海 事 系 大 学 2 一 般 高 校 卒 4 年 3 年 1 年 - 3 級 海 事 高 校 2 一 般 中 学 卒 3 年 2 年 1 年 - 4 級 * 関 連 法 令 などの 資 料 を 参 考 に 作 成 韓 国 でも 一 般 に 大 学 の 卒 業 生 は 外 航 に 就 業 し 内 航 船 員 の 供 給 源 は 高 校 となる 海 事 高 校 は 国 立 であり 授 業 料 が 免 除 される それに 教 科 書 代 被 服 代 寮 の 諸 経 費 なども 国 費 で 支 給 している しかし 内 航 就 業 率 は 低 い たとえば 2007 年 の 卒 業 生 は 定 員 の 約 74%であり 乗 船 率 は 卒 業 生 の 約 78%( 定 員 の 約 58%) 内 航 就 業 率 は 卒 業 生 の 約 16%( 定 員 の 約 12%)である 5) このような 実 態 から 国 費 の 投 資 の 効 果 が 指 摘 され 海 事 高 校 の 定 員 を 縮 小 していく 一 方 で 6) 即 戦 力 のある 船 員 を 養 成 することを 目 的 として 2008 年 から 海 事 高 2+1 プログラム を 導 入 した これによって 座 学 2 年 と 乗 船 実 習 1 年 の 課 程 となった さらに 2012 年 には 海 事 高 校 が マイスター 高 として 国 の 指 定 を 受 けた マイスター 高 とは 初 中 等 教 育 法 施 行 令 の 第 90 条 に 基 づいて 産 業 需 要 に 合 わせた 高 校 である 韓 国 は 技 術 職 人 を 養 成 し 産 業 界 へ 供 給 することを 目 標 としてマイスター 高 制 度 を 導 入 している 2010 年 に 21 校 (1 次 と 2 次 )が 指 定 され 2012 年 には 釜 山 海 事 校 (3 次 )と 仁 川 海 事 校 (4 次 )が 指 定 された マイスター 高 としての 指 定 を 受 け 海 運 企 業 や 海 洋 水 産 部 との MOU( 相 互 協 力 協 約 書 )を 締 結 するなど 業 界 との 関 係 を 深 めている 内 航 業 界 としても 海 事 高 校 生 を 内 航 へ 誘 導 するために 韓 国 海 運 組 合 の 資 金 で 高 校 の 放 課 後 プログラム を 運 営 している これは 内 航 に 就 業 することを 希 望 する 学 生 ( 内 定 者 含 む)を 対 象 に 内 航 に 特 化 した 教 育 をおこなうプログラムである また 成 績 優 秀 者 への 奨 学 金 に 加 え

内 航 海 運 事 業 と 新 規 船 員 育 成 に 関 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 141 内 航 船 舶 に 乗 船 することを 約 束 する 学 生 に 内 航 船 舶 乗 船 奨 学 金 を 支 給 している 日 本 とは 異 なり 受 給 者 ( 学 生 )が 返 済 する 必 要 のない 給 付 型 奨 学 金 である (3) 船 員 養 成 教 育 機 関 と 支 援 制 度 に 対 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 日 本 と 韓 国 において 教 育 制 度 には 大 きな 差 がないものの 船 員 養 成 制 度 には 差 が 見 られる 内 航 船 員 の 主 たる 供 給 源 として 日 本 では 国 土 交 通 省 所 管 の 独 立 行 政 法 人 海 技 教 育 機 構 があり 韓 国 では 教 育 科 学 技 術 部 ( 日 本 の 文 部 科 学 省 にあたる) 所 管 の 海 事 高 校 がある これらの 機 関 の 卒 業 生 の 内 航 就 業 率 は 日 本 ( 約 60%)が 韓 国 ( 約 16%)を 大 きく 上 回 る 韓 国 で 内 航 就 業 率 が 低 い 理 由 に 大 学 進 学 に 対 する 風 土 の 影 響 もあり 海 事 高 校 の 卒 業 生 の 多 くが 大 学 へ 進 学 していることが 考 えられる また 高 校 を 卒 業 して 就 職 しても 徴 兵 により 休 職 せざ るをえないため 就 職 する 前 に 入 隊 する 例 もある 一 方 教 育 機 関 と 業 界 および 国 の 産 官 学 連 携 に 関 しては 日 本 より 韓 国 が 強 いと 言 える たと えば 海 技 士 試 験 のために 日 本 では 海 技 技 術 学 校 の 卒 業 後 にも 6 ヶ 月 の 乗 船 実 習 を 要 するが 韓 国 では 海 事 高 校 の 在 学 中 の 乗 船 実 習 だけで 乗 船 履 歴 が 満 たされる 韓 国 内 航 において 即 戦 力 と いう 業 界 のニーズを 考 慮 した 国 と 教 育 機 関 の 措 置 である また MOU 締 結 の 動 向 からも 産 官 学 連 携 が 強 く 働 いていると 言 える さらに 内 航 船 員 養 成 に 対 する 国 や 業 界 の 金 銭 的 支 援 につい ても 日 本 より 韓 国 が 積 極 的 である 韓 国 内 航 における 産 官 学 の 連 携 の 強 さには 本 研 究 でも 明 らかにしたように 韓 国 の 内 航 事 業 の 現 状 が 影 響 している つまり 1 韓 国 の 内 航 事 業 者 が 極 めて 零 細 であり 事 業 者 独 自 の 船 員 確 保 対 策 が 期 待 できないこと 2 海 事 高 校 の 卒 業 生 の 内 航 就 職 率 が 極 めて 低 く 産 官 学 連 携 による 強 力 な 支 援 なしでは 内 航 船 員 の 確 保 が 期 待 できないことの 裏 腹 でもあろう 3. 内 航 船 員 の 短 期 養 成 制 度 (1) 日 本 の 短 期 養 成 制 度 日 本 には 船 員 養 成 教 育 機 関 による 養 成 制 度 の 他 に 短 期 で 6 級 海 技 士 を 養 成 する 民 間 完 結 型 の 6 級 海 技 士 ( 航 海 ) 養 成 制 度 がある これは 民 間 の 養 成 施 設 での 座 学 (2.5 ヶ 月 )と 当 該 施 設 から 委 託 を 受 けた 民 間 実 習 船 ( 社 船 )での 乗 船 実 習 (2 ヶ 月 )を 修 了 すると 甲 板 部 航 海 当 直 部 員 の 資 格 が 取 得 でき その 後 就 職 先 で 6 ヶ 月 の 乗 船 勤 務 を 行 うと 6 級 海 技 士 の 資 格 を 取 得 できる 制 度 である 募 集 対 象 は 乗 船 履 歴 のない 18 歳 以 上 の 高 卒 者 (または 同 等 の 資 格 を 有 する 者 )である 座 学 を 担 当 する 施 設 には 一 般 財 団 法 人 尾 道 海 技 学 院 の 日 本 海 洋 技 術 専 門 学 校 (2009 年 導 入 ) 一 般 社 団 法 人 広 島 海 技 学 院 (2010 年 導 入 )などがある 授 業 料 や 教 材 費 など の 経 費 は 施 設 によって 異 なるものの 約 37 万 円 である 7) その 他 に 2007 年 から 海 技 大 学 校 の 海 技 士 コース( 六 級 航 海 専 修 ) が 設 立 され 新 規 船 員

142 李 志 明 を 養 成 している ただし このコースは 内 航 海 運 事 業 者 に 雇 用 されている 人 を 対 象 としている このコースで 1.5 ヶ 月 の 座 学 を 修 了 し 航 海 訓 練 所 での 2 ヶ 月 の 乗 船 実 習 を 経 て 勤 務 先 の 社 船 で 6 ヶ 月 間 勤 務 すると 6 級 海 技 士 の 受 験 資 格 が 与 えられる このコースの 経 費 は 学 費 を 含 み 約 33 万 円 である (2) 韓 国 の 短 期 養 成 制 度 韓 国 には オーシャンポリテク という 短 期 養 成 制 度 がある これは 海 洋 水 産 部 が 韓 国 海 洋 水 産 研 修 院 に 委 託 して 短 期 で 船 員 を 養 成 する 制 度 であり 1991 年 に 導 入 された 当 初 は 主 に 外 航 船 員 を 養 成 していたが 2006 年 からは 内 航 の 5 級 海 技 士 も 養 成 している 4 ヶ 月 の 座 学 と 1 ヶ 月 の 乗 船 実 習 を 修 了 することで 5 級 海 技 士 の 受 験 資 格 が 与 えられる 8) この 制 度 は 産 官 学 の 連 携 により 機 能 している 教 育 費 は 国 費 で 支 給 しており 韓 国 海 運 組 合 は 内 航 への 誘 導 のために 奨 学 金 を 支 給 している そして 韓 国 海 洋 水 産 研 修 院 は 内 航 事 業 者 の 要 望 に 合 わせて 教 育 内 容 を 設 計 することで 求 人 と 求 職 を 支 援 している このような 支 援 もあり 内 航 5 級 海 技 士 の 養 成 コースへの 応 募 者 数 は 定 員 を 上 回 る 2012 年 8 月 に 行 った 韓 国 海 運 組 合 と 海 洋 水 産 部 9) へのインタビュー 調 査 によると たとえば 2012 年 7 月 の 募 集 定 員 の 60 名 に 対 して 応 募 者 数 は 約 4 倍 であった また 学 歴 は 問 わないが 前 述 のよ うに 韓 国 では 大 卒 が 多 く 応 募 者 の 約 6 割 が 大 卒 である そして 生 徒 は 30 代 と 40 代 が 最 も 多 い 韓 国 海 運 組 合 の 関 係 者 は 30 代 と 40 代 の 生 徒 は 他 の 業 種 からの 転 職 が 多 く 家 族 の 生 計 のために 真 剣 に 学 んでいる 船 員 としての 就 職 にも 意 欲 的 である と 述 べている (3) 内 航 船 員 の 短 期 養 成 制 度 に 対 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 内 航 船 員 の 短 期 養 成 制 度 は 日 本 も 韓 国 も 設 けているが 日 本 では 6 級 海 技 士 を 韓 国 では 5 級 海 技 士 を 養 成 している また 制 度 の 運 営 主 体 も 異 なる 日 本 では 国 や 独 立 行 政 法 人 は 介 在 せ ず 民 間 のみで 制 度 を 運 営 している 一 方 韓 国 では 国 が 主 管 しており 産 官 学 の 連 携 で 運 営 して いる そのため 日 本 では 船 員 になろうとする 個 人 の 金 銭 的 負 担 が 大 きいが 韓 国 では 奨 学 金 を もらいながら 教 育 を 受 けている 短 期 養 成 制 度 により 養 成 された 船 員 の 業 務 能 力 に 対 する 研 究 は 報 告 されていないものの 短 期 間 の 教 育 であるため 知 識 や 技 術 が 即 戦 力 となるには 課 題 があると 考 えられる しかしながら 既 存 の 海 事 系 教 育 機 関 にこだわらず 一 般 高 校 や 大 学 の 卒 業 生 など 幅 広 いところから 内 航 船 員 を 誘 導 確 保 できる 仕 組 を 助 成 していることには 大 きな 意 義 があるといえよう

内 航 海 運 事 業 と 新 規 船 員 育 成 に 関 する 日 本 と 韓 国 の 比 較 143 Ⅳ.おわりに 日 本 と 韓 国 の 内 航 は 産 業 素 材 の 輸 送 を 担 う 重 要 な 輸 送 手 段 であるが 事 業 者 の 零 細 性 や 船 員 の 高 齢 化 などの 問 題 が 深 刻 である また 事 業 者 が 零 細 であるがゆえに 事 業 者 独 自 の 船 員 確 保 対 策 は 期 待 しがたく 内 航 における 新 規 船 員 の 確 保 には 産 官 学 の 連 携 が 不 可 欠 である 本 稿 では 日 本 と 韓 国 における 内 航 事 業 の 現 状 を 明 らかにしたうえで 新 規 船 員 の 養 成 制 度 を 比 較 した 事 業 の 零 細 性 や 船 員 の 高 齢 化 は 韓 国 の 方 がより 深 刻 である そして このことが 船 員 養 成 における 韓 国 の 産 官 学 の 連 携 を 強 化 した 結 果 となったといえる つまり 韓 国 では 産 のニーズに 官 と 学 が 応 え 学 の 運 営 を 官 と 産 が 支 援 している 一 方 日 本 に おいては 船 員 ( 海 技 者 )の 確 保 育 成 に 関 する 検 討 会 が ステークホルダー 間 の 連 携 を 船 員 確 保 の 基 本 方 向 として 示 しているように 産 官 学 の 連 携 がこれからの 課 題 であろう しかし 韓 国 では 産 官 学 の 連 携 による 支 援 が 多 くあるにもかかわらず 内 航 への 就 業 率 が 低 い 内 航 船 員 への 誘 導 や 確 保 のための 支 援 でありながら その 十 分 な 効 果 を 得 ているとは 言 い 難 い 内 航 就 業 率 の 低 さには 社 会 風 土 や 徴 兵 義 務 が 影 響 しているため 短 期 間 で 改 善 することは 難 し い より 効 果 の 高 い 支 援 が 課 題 であろう 他 方 内 航 船 員 の 確 保 に 関 して 両 国 とも 新 規 船 員 が 短 期 間 で 退 職 する 例 が 多 く 内 航 に 定 着 しない 問 題 がある( 松 尾 2013) 日 本 の 海 技 教 育 財 団 (2011)によると 2008 年 から 2011 年 まで 採 用 された 30 歳 未 満 の 海 技 教 育 機 構 卒 業 生 の 約 37%が 同 期 間 内 で 退 職 している また 韓 国 の 船 員 雇 用 福 祉 センターの 調 査 によると 海 事 高 校 の 2000 年 卒 業 生 は 47%が 乗 船 したが 卒 業 後 3 年 次 の 乗 船 率 は 18%に 減 少 している 内 航 の 安 定 的 な 運 営 のために また それによる 経 済 産 業 の 維 持 発 展 のためにも 若 い 船 員 の 養 成 とともに 定 着 も 重 要 な 課 題 である 幅 広 いところから 内 航 に 誘 導 し かつ 内 航 に 定 着 させるためには 船 員 の 魅 力 化 が 先 決 されるべきであろう これ については 今 後 の 課 題 としておきたい 注 釈 1) 本 研 究 では トンベースとトンキロベースの 輸 送 量 を 日 本 と 比 較 するために 韓 国 交 通 研 究 院 の 国 家 交 通 DB データを 用 いるが データの 入 手 可 能 性 の 制 限 により 2009 年 の 実 績 値 までを 示 す この 他 に 韓 国 の 国 内 貨 物 輸 送 量 に 関 するデータには 海 洋 水 産 部 の 国 土 海 洋 統 計 年 報 があり トンベー スの 輸 送 量 を 輸 送 機 関 別 に 集 計 している これの 自 動 車 輸 送 量 は 自 動 車 運 送 事 業 者 の 営 業 輸 送 のみを 集 計 しているため 内 航 の 分 担 率 が 本 研 究 の 値 より 高 くなっている(2009 年 基 準 で 15.7%) 詳 細 は 拙 論 韓 国 の 海 運 税 制 に 関 する 研 究 ( 日 本 物 流 学 会 誌 第 20 号 )を 参 照 されたい 2) 日 本 の 総 合 物 流 政 策 大 綱 にあたるものであり 2001 年 に 制 定 して 以 来 5 年 ごとに 修 正 している 3) 日 本 は 合 格 後 1 年 までであるが 韓 国 は 兵 役 期 間 を 考 慮 し 3 年 までに 延 長 した 4) 大 学 進 学 率 は 当 該 年 度 の 卒 業 生 のうち 進 学 した 者 の 割 合 であり 過 年 度 卒 業 者 を 含 まない つまり 高 等 学 校 及 び 中 等 教 育 学 校 後 期 課 程 本 科 卒 業 者 のうち 大 学 の 学 部 通 信 教 育 部 別 科 短 期 大 学 の 本 科

144 李 志 明 通 信 教 育 部 別 科 及 び 高 等 学 校 等 の 専 攻 科 に 進 学 した 者 ( 就 職 進 学 した 者 を 含 む )の 占 める 比 率 である 5) 韓 国 海 運 組 合 沿 岸 海 運 発 展 のための 内 航 商 船 船 員 の 安 定 的 受 給 方 案 研 究 (2008) から 卒 業 生 の 比 率 を 参 照 し 韓 国 船 主 協 会 の 内 部 資 料 から 2007 年 度 卒 業 生 の 乗 船 率 を 算 出 6) 2007 年 の 定 員 は 560 名 であったが 2012 年 は 280 名 に 半 減 した 7) 各 機 関 のウェブサイト 参 照 なお このコースは 定 期 コースではない たとえば 広 島 海 技 学 院 には 2012 年 度 の 募 集 がない 8) 2005 年 に 次 のように 船 舶 職 員 法 施 行 令 第 16 条 5 項 を 新 設 した 韓 国 海 洋 水 産 研 修 院 で 海 洋 水 産 部 長 官 が 認 定 する5 級 以 下 の 海 技 士 養 成 教 育 課 程 を 履 修 したものは ( 中 略 ) 免 許 取 得 及 び 受 験 に 必 要 な 乗 務 経 歴 があるとみなす 9) 韓 国 は 2013 年 3 月 に 所 属 官 制 が 改 訂 され 国 土 海 洋 部 が 海 洋 水 産 部 と 国 土 交 通 部 に 分 離 された インタ ビュー 当 時 は 国 土 海 洋 部 であったが 本 稿 では 海 洋 水 産 部 と 称 している 参 考 文 献 (1) Dong-Guen Kim and Sang-Woo Lim(2008): A study on the System of Onboard Training Two plus One Education of The Marine High School 海 洋 環 境 安 全 学 会 春 季 学 術 発 表 会 pp.81-89 ( 韓 国 語 ) (2) 李 志 明 (2012 a): 韓 国 の 海 運 税 制 に 関 する 研 究 日 本 物 流 学 会 誌 第 20 号 pp.37-44 (3) 李 志 明 (2012 b): 韓 国 の 内 航 海 運 における 外 国 人 船 員 の 雇 用 制 度 内 航 海 運 研 究 第 1 号 pp31-40 (4) 海 技 教 育 財 団 (2011): 平 成 23 年 度 内 航 船 員 の 雇 用 動 向 及 び 船 員 教 育 内 容 に 関 するニーズ 調 査 報 告 書 (5) 韓 国 海 運 組 合 (2011 2012): 沿 岸 海 運 統 計 年 報 各 年 (6) 韓 国 海 運 組 合 (2011): 低 炭 素 グリーン 成 長 型 国 家 物 流 システムの 構 築 のための 政 策 討 論 会 の 資 料 (7) 韓 国 教 育 開 発 院 : 育 統 計 年 報 各 年 (8) 船 員 ( 海 技 者 )の 確 保 育 成 に 関 する 検 討 会 (2011): 船 員 ( 海 技 者 )の 確 保 育 成 に 関 する 検 討 会 報 告 (9) 松 尾 俊 彦 (2013): 内 航 における 若 年 船 員 の 退 職 定 着 問 題 に 関 する 一 考 察 内 航 海 運 研 究 第 2 号 13-24 (10) 日 本 海 事 広 報 協 会 : 日 本 の 海 運 SHIPPING NOW 2012-2013 データ 編 (11) 日 本 内 航 海 運 組 合 総 連 合 会 内 航 海 運 安 全 基 金 (2011 2012): 内 航 海 運 の 活 動 各 年 参 考 URL (1) 海 事 教 育 機 構 :http://www.mtea.ac.jp/boshu/shushoku/index.html http://www. 船 の 学 校.jp/shinro/keihi/index.html (2) 海 の 仕 事.com:http://www.uminoshigoto.com/