第 5 編 学 校 教 育 / 第 2 章 /1 収 入 学 校 事 務 提 要 > 第 5 編 学 校 教 育 > 第 2 章 > 1 収 入 (1) 収 入 の 意 義 収 入 とは, 県 の 各 般 の 需 要 を 充 たすための 支 払 の 財 源 となるべき 現 金 ( 現 金 に 代 えて 納 付 される 証 券 を 含 む )の 収 納 をいい, 法 令 又 は 公 権 力 に 基 づくもの,あるいは 物 の 使 用 の 対 価, 反 対 給 付 の 手 段 としての 対 価 を 収 入 する 一 連 の 行 為 をいうものであるが 手 続 きとしては, 調 定 から 収 納 までを 広 く 意 味 している 地 方 公 共 団 体 の 収 入 には 下 記 のよう なものがある 収 入 を 会 計 手 続 の 面 からみると 次 のとおりである イ 徴 収 徴 収 とは, 公 法 上 の 収 入 を 取 り 立 てることをいい 典 型 的 な 権 力 行 政 の 一 つである 地 方 公 共 団 体 の 場 合 は 地 方 税, 分 担 金, 使 用 料, 手 数 料 がある 徴 収 行 為 は 収 入 行 為 の 前 段 階 であり, 一 般 に 命 令 系 統 の 行 為 といわれている 徴 収 行 為 は 調 定 の 行 為 と 納 入 義 務 者 に 対 する 納 入 通 知 の 行 為 との 二 段 階 に 分 かれている (イ) 徴 収 機 関 徴 収 機 関 とは, 歳 入 を 調 定 して 納 入 の 通 知 をする 権 限 を 有 する 機 関 をいい, 原 則 的 な 徴 収 機 関 は, 徴 収 機 関 は, 知 事 であるが, 教 育 委 員 会 等 への 事 務 の 委 任 及 び 納 入 通 知 の 事 務 が 委 任 されている (ロ) 徴 収 の 手 続 き 1. 調 定 1
調 定 とは, 地 方 公 共 団 体 の 歳 入 を 徴 収 しようとする 場 合 において, 知 事 が 歳 入 に 内 容 を 理 解 して 納 入 すべき 金 額, 会 計 年 度 所 属, 会 計 区 分, 歳 入 科 目, 納 入 義 務 者 等 を 決 定 する 行 為,すなわち 内 部 的 意 思 決 定 行 為 をいう この 調 定 に あたって 調 査 すべき 事 項 は i. 歳 入 が 法 令 又 は 契 約 に 違 反 していないかどうか ii. 歳 入 の 会 計 年 度 所 属, 会 計 区 分 を 誤 っていないかどうか iii. 歳 入 科 目 が 誤 っていないかどうか iv. 納 入 すべき 金 額 は, 法 令, 契 約 等 に 照 らしその 算 定 を 誤 っていないかどうか v. 納 入 義 務 者 は, 法 令, 契 約 等 に 照 らしその 算 定 を 誤 っていないかどうか vi. 納 入 期 限 は 法 令, 契 約 等 に 照 らし 適 正 であるかどうか vii. 納 入 場 所 も 法 令, 契 約 等 に 照 らし 適 正 であるかどうか などで, 調 査 の 結 果 誤 りがなければ 収 入 すべきものと 決 定 する この 調 査 から 決 定 までの 手 続 きが 調 定 である 調 定 の 時 期 は 法 令 又 は 契 約 に 納 期 の 定 めがあるものにあっては 当 該 納 期 の 20 日 前 までに,その 他 の 者 にあってはその 原 因 の 発 生 した 都 度 行 わなければならない 財 務 規 則 31 条 随 時 収 入 の 調 定 に 係 る 納 期 は, 調 定 の 日 から 20 日 以 内 としなければならない 財 務 規 則 31 条 3 項 調 定 は 納 入 義 務 者 ごとに 行 う 単 独 調 定 を 原 則 とするが, 歳 入 科 目 が 同 一 であり, 同 時 に 2 人 以 上 の 納 入 義 務 者 に 係 る 歳 入 の 調 定 については, 債 務 者 内 訳 書 を 添 付 して 集 合 調 定 することができる なお, 集 合 調 定 は 歳 入 すべき 原 因 の 発 生 する 時 期 が 同 じである 歳 入 について 行 うことができるものであるが,あらかじめ 出 納 局 会 計 課 長 と 協 議 したものに あっては, 一 定 期 間 (1 か 月 以 内 )の 収 入 をとりまとめて 集 合 調 定 を 行 うことができる 財 務 規 則 31 条 4 項 財 務 規 則 運 用 通 知 31 条 関 係 4 項 財 務 規 則 32 条 の 2 財 務 規 則 運 用 通 知 32 条 の 2 関 係 歳 入 すべき 原 因 の 発 生 する 時 期 が 同 じであり,かつ 納 入 義 務 者 が 多 数 ( 一 調 定 決 議 書 で 50 名 以 上 )の 歳 入 であって, 定 例 的 に 発 生 するものについて, 定 期 的 に 集 合 調 定 する 場 合 には,あらかじめ 電 子 計 算 組 織 に 登 録 することにより 調 定 日 の 到 来 した 都 度, 調 定 決 議 書 を 一 括 出 力 し, 各 執 行 機 関 に 配 布 することができる これを 定 例 調 定 という 定 例 調 定 をしようとするときは,あらかじめ 出 納 局 会 計 課 長 に 協 議 し, 定 例 調 定 登 録 表 及 び 債 務 者 登 録 表 により 登 録 依 頼 をす ることとなる 2
財 務 規 則 運 用 通 知 第 31 条 関 係 5 項 地 方 交 付 税, 地 方 譲 与 税, 補 助 金, 地 方 債, 滞 納 処 分 費, 寄 付 金 等 その 性 質 上 納 入 の 通 知 書 により 難 い 収 入 並 びに 財 務 規 則 第 37 条 の 規 定 により 現 金 領 収 した 収 入 については, 既 に 調 定 が 行 われている 場 合 を 除 き 出 納 執 行 者 又 は 現 金 取 扱 員 若 しくは 指 定 記 入 期 間 等 が 領 収 又 は 収 納 した 日 をもって 調 定 することができる 自 治 令 154 条 2 項 3 項 財 務 規 則 32 条 1. 納 入 通 知 納 入 の 通 知 とは, 納 入 義 務 者 に 対 してその 内 容 を 通 知 する 対 外 的 行 為 をいう 自 治 令 154 条 3 項 納 入 の 通 知 は, 会 計 年 度 所 属, 会 計 区 分, 歳 入 科 目, 納 入 すべき 金 額, 納 期 限, 納 入 場 所 及 び 納 入 の 請 求 の 事 由 を 記 載 した 納 入 通 知 書 により 行 うものであり, 調 定 後 速 やかに 通 知 することができない 場 合 でも 郵 送 機 関 又 は 納 入 義 務 者 の 資 金 繰 り 等 を 考 慮 し, 少 なくとも 納 期 限 の 10 日 前 までに 通 知 しなければならない 財 務 規 則 34 条 財 務 規 則 運 用 通 知 34 条 関 係 納 入 通 知 の 方 法 は, 納 入 通 知 書 によることが 原 則 であるが,その 性 質 上 納 入 通 知 書 により 難 い 歳 入 については 口 頭, 掲 示 その 他 の 方 法 によって 納 入 の 通 知 を 行 うことができる 例 えば, 公 立 学 校 の や 寄 宿 舎 料 の 納 入 通 知 は, 学 校 内 に 納 入 すべき 金 額, 納 期 限, 納 入 場 所,その 他 納 入 に 関 し 必 要 な 事 項 を 掲 示 することにより 行 うこともできるとされ ている 自 治 令 154 条 3 項 財 務 規 則 運 用 通 知 34 条 関 係 ロ 収 納 収 納 とは, 調 定 及 び 納 入 の 通 知 のあった 収 入 金 を 受 け 入 れる 行 為 をいう (イ) 収 納 機 関 収 納 機 関 とは 徴 収 機 関 が 調 定 し, 納 入 の 通 知 をした 歳 入 を 現 実 に 領 収 する 機 関 をいう 出 納 長 は 地 方 公 共 団 体 の 会 計 事 務 の 執 行 については, 知 事 からの 独 立 の 権 限 を 与 えられており,その 事 務 の 執 行 に ついて 地 方 公 共 団 体 を 代 表 する 会 計 事 務 の 一 つに 現 金 ( 現 金 に 代 えて 納 付 される 証 券 及 び 基 金 に 属 する 現 金 を 含 む )の 出 納 及 び 保 管 を 行 うことと あり, 出 納 長 の 権 限 である 自 治 法 170 条 3
出 納 長 の 委 任 があればその 他 の 会 計 職 員 ( 現 金 取 扱 員 )も 収 納 機 関 となる 自 治 法 171 条 財 務 規 則 5 条 出 納 委 任 規 程 3 条 なお, 現 実 に 公 金 の 収 納 又 は 支 払 の 事 務 は, 能 率 性 と 確 実 性 を 確 保 する 見 地 から, 県 の 場 合, 金 融 機 関 を 指 定 して, これを 取 り 扱 わせなければならないこととされている この 場 合 指 定 金 融 機 関, 指 定 代 理 金 融 機 関 及 び 収 納 代 理 金 融 機 関 ( 以 下 指 定 金 融 機 関 等 という )が 県 の 歳 入 金 の 収 納 機 関 となる 自 治 法 235 条 1 項 自 治 令 168 条 1 項 (2) 収 入 の 方 法 イ 通 常 の 収 納 県 の 収 入 は 徴 収 機 関 が 調 定 し, 納 入 義 務 者 に 納 入 の 通 知 をし, 納 入 義 務 者 が 納 入 通 知 書 に 現 金 等 を 添 えて 指 定 金 融 機 関 等 の 窓 口 に 払 い 込 むのが 原 則 である ロ 現 金 領 収 出 納 執 行 者 又 は 現 金 取 扱 員 が, 納 入 義 務 者 から 直 接 現 金 等 を 領 収 することを 現 金 領 収 という 出 納 執 行 者 又 は 現 金 取 扱 員 は 納 入 義 務 者 から 直 接 現 金 等 を 領 収 したときは 現 金 領 収 書 を 作 成 し, 出 納 事 務 の 委 任 等 に 関 する 規 定 により 定 められた 領 収 印 を 押 印 して 納 入 義 務 者 に 交 付 しなければならない 領 収 した 現 金 等 は 翌 営 業 日 までに 指 定 金 融 機 関 等 に 払 い 込 まなければならない 財 務 規 則 37 条 財 務 規 則 運 用 通 知 37 条 関 係 自 治 令 168 条 の 5 ハ 現 金 によらない 収 入 の 納 付 (イ) 証 紙 による 収 入 の 方 法 証 紙 による 納 付 はあらかじめ 現 金 を 納 付 して 購 入 した 証 紙 を 納 付 するもので, 県 の 収 入 は 証 紙 の 売 りさばきによって すでに 生 じているものであるから,それの 納 付 のあったとき 再 び 収 納 済 願 として 整 理 されるものではない (ロ) 口 座 振 替 の 方 法 による 収 入 の 方 法 口 座 振 替 の 方 法 は,すべて 金 融 機 関 を 代 理 せしめて 行 われるものであるから, 県 と 特 別 の 信 頼 関 係 に 立 つ 指 定 金 融 機 関 がある 場 合 に 限 り 認 めることとされており, 納 入 義 務 者 が, 指 定 金 融 機 関 等 に 預 金 口 座 を 受 けているときに 限 り 納 入 義 務 者 の 預 金 口 座 を 設 けているときに 限 り 納 入 義 務 者 の 預 金 口 座 から 県 の 預 金 口 座 へ 振 り 替 え 収 納 を 行 うことが できる 4
自 治 法 231 条 の 2,1 項 証 紙 規 則 4 条 自 治 法 231 条 の 2,3 項 この 方 法 による 歳 入 の 納 付 は, 納 入 義 務 者 の 任 意 に 任 されているので, 納 入 義 務 者 から 当 該 金 融 機 関 に 請 求 すると いう 手 続 きが 必 要 であり, 県 が 一 方 的 に 口 座 振 替 の 方 法 により 収 納 するということはできない (ハ) 証 券 をもってする 歳 入 の 方 法 普 通 地 方 公 共 団 体 の 歳 入 は, 指 定 金 融 機 関 が 指 定 されている 場 合 には 政 令 の 定 めるところにより 証 券 をもってこれを 納 付 することができる 納 付 に 使 用 する 証 券 については, 地 方 自 治 法 施 行 令 第 156 条 に 証 券 の 種 類 に 制 限 があり,かつ, 納 付 金 額 を 超 えな いものという 制 限 がある 自 治 法 231 条 の 2,3 項 自 治 令 156 条 財 務 規 則 39 条 5
第 5 編 学 校 教 育 / 第 2 章 /2 総 則 学 校 事 務 提 要 > 第 5 編 学 校 教 育 > 第 2 章 > 2 総 則 (1) の 定 義 は, 国 立 又 は 公 立 学 校 という 公 の 施 設 の 利 用 につき 徴 収 される 使 用 料 であり, 地 方 公 共 団 体 の 収 入 の 一 つで ある 学 校 教 則 第 6 条 は, 学 校 経 費 の 設 置 者 負 担 主 義 の 原 則 に 基 づき 学 校 経 費 を 負 担 する 責 任 を 負 う 設 置 者 に 学 校 の 利 用 者 から 学 校 の 経 費 の 一 部 に 充 てるため を 徴 収 することができる 法 的 根 拠 を 定 めている 憲 法 26 条 2 項 教 基 法 5 条 自 治 法 225 条 昭 和 23 年 2 月 18 日 自 治 省 行 政 実 例 ただし, 国 立 又 は 公 立 の 小 学 校 及 び 中 学 校 又 は 特 別 支 援 学 校 の 小 学 部 及 び 中 学 部 における 義 務 教 育 については, を 徴 収 することができない これは, 憲 法 第 26 条 第 2 項 で すべて 国 民 は 法 律 の 定 めるところにより,その 保 護 する 子 女 に 普 通 教 育 を 受 けさせる 義 務 を 負 う 義 務 教 育 はこれを 無 償 とする と 規 定 し,これを 受 けて 教 育 基 本 法 第 5 条 で 国 民 はその 保 護 する 子 に 別 に 法 律 で 定 めるところにより 普 通 教 育 を 受 けさせる 義 務 を 負 う 国 又 は 途 方 公 共 団 体 の 設 置 する 学 校 における 義 務 教 育 については, は,これを 徴 収 しない と 規 定 していることによる さらに 学 校 教 育 法 では, 義 務 教 育 の 範 囲 を 小 学 校 6 年 中 学 校 3 年 と 定 め,これによって 義 務 教 育 無 償 の 制 度 を 具 体 的 に 定 めてい る 学 教 法 32 条 47 条 公 立 学 校 の に 関 する 事 項 は, 条 例 で 定 めなければならず,その 条 例 案 を 作 成 する 場 合, 地 方 公 共 団 体 の 長 は, 教 育 委 員 会 の 意 見 を 聴 かなければならないとされている 自 治 法 225 条 自 治 法 228 条 1 項 地 教 行 法 29 条 (2) 等 の 額 受 講 料 は, 地 方 自 治 法 第 225 条 で 使 用 料 として 徴 収 するものとされている その 額 は, 県 立 学 校 条 例 第 6 条 において 全 日 制 課 程 定 時 制 課 程 通 信 制 課 程 ごとに 定 められている 高 校 学 則 16 条 (3) 等 の 不 徴 収 高 等 学 校 等 就 学 支 援 金 の 支 給 に 関 する 法 律 の 施 行 に 伴 い, 平 成 26 年 4 月 1 日 前 から 引 き 続 き 在 学 している 生 徒 に 係 る 及 び 受 講 料 の 徴 収 については, 公 立 高 等 学 校 に 係 る の 不 徴 収 及 び 高 等 学 校 等 就 学 支 援 金 の 支 給 に 関 する 法 律 に 基 づき 従 前 の 例 による 6
(4) 等 の 徴 収 期 限 期 別 徴 収 する 額 徴 収 期 限 第 1 期 年 額 の 1/4 に 相 当 する 額 5 月 15 日 第 2 期 年 額 の 1/4 に 相 当 する 額 8 月 15 日 第 3 期 年 額 の 1/4 に 相 当 する 額 11 月 15 日 第 4 期 年 額 の 1/4 に 相 当 する 額 2 月 15 日 受 講 料 は, 科 目 ごとに 受 講 を 許 可 した 日 から 20 日 以 内 に 徴 収 するものとする 学 校 条 例 7 条 5 項 (5) 等 の 徴 収 方 法, 受 講 料 及 び 寄 宿 舎 料 の 徴 収 は 知 事 の 発 行 する 納 入 通 知 書 によるものとする 学 校 条 例 8 条 (6) 等 の 不 返 還 既 に 徴 収 した, 受 講 料, 寄 宿 舎 料, 入 学 者 選 抜 手 数 料, 入 学 金 及 び 証 明 手 数 料 は 返 還 しないこととされてい る 学 校 条 例 9 条 (7) 等 の 減 免 および 受 講 料 は, 知 事 の 定 めるところによりその 全 部 又 は 一 部 を 免 除 することができる 学 校 条 例 10 条 イ 世 帯 の 所 得 額 による 判 定 生 徒 及 び 生 徒 と 生 計 を 一 にする 者 の 前 年 の 所 得 額 ( 生 活 費, 借 入 金 の 返 済 等 に 充 てるため 不 動 産 を 譲 渡 したときは 当 該 譲 渡 に 係 る 長 期 譲 渡 所 得 又 は 短 期 譲 渡 所 得 の 額 を 除 く 以 下 同 じ )の 合 計 が 次 表 に 定 める 額 以 下 であるときは 減 免 を 行 うものとし,その 減 免 の 率 は 年 額 の12 分 の1に 相 当 する 額 に 減 免 期 間 の 月 数 を 乗 じて 得 た 額 の 全 額 とする 世 帯 の 人 数 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 6 人 基 準 額 888 1,310 1,856 2,240 2,808 3,166 千 円 千 円 千 円 千 円 千 円 千 円 世 帯 の 人 数 が7 人 以 上 の 場 合 は, 次 の 式 により 減 免 判 定 基 準 額 を 算 定 する(N= 世 帯 の 人 数 ) 3,617+(N-7) 451 ロ 所 得 額 の 基 準 に 加 算 する 額 生 徒 の 属 する 世 帯 が 次 の 各 号 に 該 当 するときは, 第 1の 表 に 定 める 額 にそれぞれ 当 該 各 号 に 定 める 額 を 加 算 するも のとする 7
(イ) 母 子 家 庭, 父 子 家 庭 又 は 交 通 遺 児 世 帯 であるとき 次 表 に 定 める 額 人 数 1 人 2 人 3 人 4 人 以 上 年 額 260 千 円 281 千 円 291 千 円 1 人 増 すごとに11 千 円 を 加 算 (ロ) 障 害 者 世 帯 に 該 当 するとき 次 表 に 定 める 額 障 害 等 級 1 級 又 は2 級 3 級 年 額 300 千 円 200 千 円 (ハ) 医 療 費 の 支 払 があったとき 前 年 における 当 該 医 療 費 に 係 る 実 費 負 担 額 (ニ) 連 帯 保 証 による 債 務 の 支 払 があったとき 前 年 における 支 払 額 ハ 世 帯 の 推 計 所 得 額 による 判 定 生 徒 の 属 する 世 帯 の 前 年 の 所 得 額 の 合 計 が 第 1の 表 に 定 める 額 ( 第 2の 規 定 を 適 用 した 後 の 額 とする 以 下 同 じ ) を 超 える 場 合 であっても, 長 期 入 院, 失 業 等 の 事 由 により 生 活 に 困 窮 をきたしていると 認 められるときは, 当 該 世 帯 の 当 該 年 の 所 得 額 の 合 計 を 推 計 し, 当 該 推 計 額 が 第 1の 表 に 定 める 額 以 下 であるときは, 減 免 を 行 うものとし,その 減 免 の 率 は 年 額 の12 分 の1に 相 当 する 額 に 減 免 期 間 の 月 数 を 乗 じて 得 た 額 の 全 額 とする この 場 合 において, 第 2 第 3 号 中 前 年 における 当 該 医 療 費 に 係 る 実 費 負 担 額 とあるのは 当 該 年 における 当 該 医 療 費 に 係 る 実 費 負 担 額 の 推 計 額 と 同 第 4 号 中 前 年 における 支 払 額 とあるのは 当 該 年 における 支 払 の 推 計 額 と 読 み 替 えて 適 用 する ニ 扶 養 義 務 者 の 所 得 額 による 判 定 生 徒 の 扶 養 義 務 者 の 前 年 の 所 得 額 の 合 計 が 第 1の 表 に 定 める 額 以 下 であるときは, 減 免 を 行 うものとし,その 減 免 の 率 は 年 額 の12 分 の1に 相 当 する 額 に 減 免 期 間 の 月 数 を 乗 じて 得 た 額 の 半 額 とする ホ 扶 養 義 務 者 の 推 計 所 得 額 による 判 定 (イ) 生 徒 の 扶 養 義 務 者 の 前 年 の 所 得 額 の 合 計 が 第 1の 表 に 定 める 額 を 超 える 場 合 であっても, 長 期 入 院, 失 業 等 の 事 由 により 生 活 に 困 窮 をきたしていると 認 められるときは, 当 該 扶 養 義 務 者 の 当 該 年 の 所 得 額 の 合 計 を 推 計 し, 当 該 推 計 額 が 第 1の 表 に 定 める 額 以 下 であるときは, 減 免 を 行 うものとし,その 減 免 の 率 は 年 額 の12 分 の1に 相 当 する 額 に 減 免 期 間 の 月 数 を 乗 じて 得 た 額 の 半 額 とする (ロ) 第 3 後 段 の 規 定 は, 前 項 の 場 合 に 準 用 する ヘ 児 童 養 護 施 設 入 所 者 に 係 る 判 定 生 徒 が 児 童 養 護 施 設 に 入 所 しており, 入 所 を 証 明 する 書 類 等 があるときは, 生 徒 及 び 生 徒 と 生 計 を 一 にする 者 の 所 得 額 にかかわらず 減 免 を 行 うものとし,その 減 免 の 率 は 年 額 の12 分 の1に 相 当 する 額 に 減 免 期 間 の 月 数 を 乗 じて 得 た 額 の 全 額 とする ト り 災 者 に 係 る 判 定 8
(イ) 天 災, 火 災 等 のり 災 により 生 活 に 困 窮 をきたしていると 教 育 長 が 認 めるときは, 生 徒 及 び 生 徒 と 生 計 を 一 にする 者 の 所 得 額 にかかわらず 減 免 を 行 うものとし,その 減 免 の 率 は, 当 該 り 災 による 被 害 額, 保 険 金 等 による 補 てん 額 を 勘 案 して 教 育 長 が 定 めるところにより, 年 額 の12 分 の1に 相 当 する 額 に 減 免 期 間 の 月 数 を 乗 じて 得 た 額 の 全 額 又 は 半 額 とする (ロ) 前 項 の 規 定 による 減 免 は, 一 の 年 度 に 限 り 行 うことができるものとする チ 委 任 この 基 準 に 定 めるもののほか, 規 則 第 3 条 第 2 項 の 表 第 3 号 の 規 定 により 減 免 を 行 うものの 判 定 の 基 準 及 びその 減 免 の 率 に 関 して 必 要 な 事 項 は, 高 校 教 育 課 長 が 定 める 平 成 24 年 3 月 20 日 高 号 外 9
第 5 編 学 校 教 育 / 第 2 章 /3 の 徴 収 事 務 学 校 事 務 提 要 > 第 5 編 学 校 教 育 > 第 2 章 > 3 の 徴 収 事 務 の 徴 収 事 務 は, 宮 城 県 財 務 総 合 管 理 システム( 以 下 財 務 会 計 システム という ) 及 び 高 等 学 校 システ ム( 以 下 システム とい )により 行 われる 学 校 条 例 10 条 (1) 調 定 納 期 の 20 日 前 までに, システム で 調 定 する 財 務 規 則 31 条 2 項 イ システムの 調 定 (イ) 口 座 振 替 1. 口 座 振 替 手 続 校 長 は, 入 学 時 に 口 座 振 替 による 納 入 を 希 望 する 者 ( 以 下 口 座 納 入 者 という )について,あらかじめ 集 合 調 定 情 報 登 録 及 び 生 徒 情 報 登 録 を 行 う イ 各 学 年 の 集 合 調 定 情 報 及 び 生 徒 から 提 出 された 申 込 書 で 口 座 納 入 者 の 生 徒 情 報 を 審 査 し, 端 末 機 により 下 記 の 帳 票 を 出 力 する 集 合 調 定 情 報 登 録 票 ( 帳 票 第 3 号 ) 生 徒 情 報 登 録 票 ( 新 規 一 括 登 録 ) ( 帳 票 第 4 号 ) 生 徒 情 報 登 録 票 ( 在 校 生 一 括 登 録 ) ( 帳 票 第 5 号 ) ロ イの 各 生 徒 情 報 登 録 後 に 生 徒 情 報 一 覧 表 ( 調 法 第 6 号 )を 出 力 し, 各 学 年 の 生 徒 数 等 を 確 認 し, 生 徒 情 報 に 異 動 ( 原 級 留 置, 退 学, 転 編 入 )があれば, 登 録 変 更 削 除 を 適 宜 行 う ハ 確 定 した 年 度 当 初 の 在 籍 生 徒 数 で 年 間 一 括 調 定 登 録 KJ810 を 行 ない, 下 記 の 帳 票 を 出 力 し 保 管 する 調 定 決 議 書 ( 年 間 一 括 調 定 ) ( 帳 票 第 7 号 ) 生 徒 内 訳 書 ( 帳 票 第 8 号 ) また, 生 徒 から 提 出 された 減 免 申 請 書 等 により 生 徒 情 報 を 変 更 し, 併 せて 個 別 調 定 登 録 KJ810 を 行 う そして 生 徒 情 報 一 覧 表 作 成 KJ810 で 変 更 した 生 徒 情 報 の 一 覧 表 ( 帳 票 第 9 号 )を 出 力 し 確 認 する ニ その 期 の 口 座 振 替 者, 納 入 通 知 書 ( 現 金 納 入 ) 者 の 徴 収 内 訳 件 数 を 確 認 し 定 例 徴 収 内 訳 リスト ( 帳 票 第 10 号 ) を 作 成 する 10
( 高 校 教 育 課 にも 配 信 される ) (ロ) 口 座 振 替 実 施 高 校 教 育 課 は, 口 座 振 替 データを 出 力 し, 下 記 の 帳 票 を 校 長 へ 配 信 する 納 入 通 知 書 高 等 学 校 口 座 情 報 振 替 リスト ( 帳 票 第 11 号 ) 校 長 は, 配 信 された 納 入 通 知 書 を 出 力 し, 納 入 通 知 書 使 用 金 融 機 関 に 送 付 する 送 付 する 納 入 通 知 書 ( 様 式 第 8 号 )は 納 入 通 知 書 ( 納 付 ) 書 兼 領 収 書 の 部 分 を 切 り 離 し, 収 納 票 及 び 領 収 書 の 部 分 の みを 送 付 する (ハ) CT 処 理 金 融 機 関 と 納 入 通 知 書 使 用 金 融 機 関 1. CT 処 理 金 融 機 関 口 座 振 替 金 額, 収 納 状 況 等 の 情 報 を 口 座 振 替 用 磁 気 テープ(CT)により 処 理 する 金 融 機 関 七 十 七 銀 行, 仙 台 銀 行, 宮 城 県 信 用 農 業 協 同 組 合 連 合 会 ( 農 協 ), 杜 の 都 信 用 金 庫, 宮 城 第 一 信 用 金 庫, 石 巻 信 用 金 庫, 仙 南 信 用 金 庫, 気 仙 沼 信 用 金 庫, 東 北 労 働 金 庫 2. ロ 納 入 通 知 書 使 用 金 融 機 関 納 入 通 知 書 により 納 入 通 知 書 により 処 理 する 金 融 機 関 CT 処 理 金 融 機 関 以 外 の 金 融 機 関 (ニ) 現 金 による 納 入 現 金 による 納 入 を 希 望 する 者 ( 以 下 現 金 納 入 者 という )についても, 上 記 1-(1)と 同 様 の 処 理 を 行 い,1-(2)で 配 信 された 納 入 通 知 書 を 出 力 し, 現 金 納 入 者 に 送 付 する (2) 納 入 通 知 年 間 納 入 額 の 通 知 4 月 15 日 までに,すべての 納 入 義 務 者 に 対 して 等 の 年 間 納 入 額 を 納 入 通 知 書 県 案 内 書 ( 様 式 第 4 号 -1), 諸 団 体 の 会 費 の 納 入 について ( 様 式 第 4 号 -3)により 通 知 する 平 成 10 年 3 月 2 日 財 号 外 現 金 納 入 者 については, 納 期 の 10 日 前 まで 納 入 通 知 書 により 通 知 する 財 務 規 則 34 条 11
なお, 歳 入 徴 収 者 は, 納 入 義 務 者 からすでに 発 行 した 納 入 通 知 書 を 紛 失 等 の 理 由 により 再 発 行 の 申 し 出 があった 場 合 は, 再 発 行 年 月 日 とともに 再 発 行 と 朱 書 して 納 入 通 知 書 を 発 行 しなければならない この 場 合 において 既 に 発 行 した 納 入 通 知 書 の 条 件 を 変 更 することができない 財 務 規 則 44 条 (3) 収 納 処 理 1. 財 務 会 計 システム より 収 納 状 況 一 覧 表 ( 帳 票 第 12 号 )を, システム より 消 込 処 理 一 覧 表 を 出 力 し, 確 認 する 2. 必 要 に 応 じ システム の 収 納 状 況 紹 介 KJ820 及 び 収 入 未 済 状 況 照 会 KJ821 により 確 認 を 行 う 3. 口 座 納 入 者 に 対 する 領 収 書 の 発 行 はこれを 省 略 し, 預 金 通 帳 の 印 字 をもってこれに 代 えるものとし, 特 に 納 入 者 から 請 求 があったときは, 高 等 学 校 等 領 収 済 証 明 書 ( 様 式 6 号 )を 発 行 する (4) 調 定 の 変 更 収 入 の 調 定 後, 誤 りその 他 の 理 由 により,その 金 額 を 変 更 しなければならない 1. 減 額 調 定 ( 転 学, 退 学, 休 学, 留 学, 卒 業 及 び 生 活 困 窮 者 等 による 減 免 規 則 の 適 用 を 受 けた 者 ) 調 定 額 が 減 少 したときは, 減 少 額 について システム 生 徒 情 報 登 録 変 更 削 除 KJ804 及 び 個 別 調 定 登 録 削 除 KJ811 により 減 額 し, 納 入 義 務 者 に 通 知 しなければならない i. 変 更 前 の 収 入 金 がすでに 収 納 されている 場 合 減 額 した 部 分 についての 手 続 きをする ii. 変 更 前 の 収 入 金 が 収 納 されていない 場 合 納 入 義 務 者 に 減 額 調 定 後 の 正 当 金 額 による 納 入 通 知 書 を 発 行 し,すで に 発 行 した 納 入 通 知 書 を 取 り 消 した 旨 通 知 する 2. 転 入, 復 学, 減 免 取 消 等 の 事 由 が 発 生 した 場 合 は, 新 たに システム により 調 定 する 事 由 発 生 が 定 例 徴 収 内 訳 リスト 作 成 期 限 前 で, 納 入 義 務 者 が 口 座 納 入 者 である 場 合 は, 生 徒 情 報 変 更 KJ804 をし, 個 別 調 定 登 録 KJ811 を 行 う i. 事 由 発 生 が 定 例 徴 収 内 訳 リスト 作 成 期 限 後,あるいは 納 入 義 務 者 が 現 金 納 入 者 である 場 合 は, 生 徒 情 報 変 更 KJ804 後, 個 別 調 定 登 録 KJ811 を 行 い, 納 入 通 知 書 作 成 KJ832 で 納 入 通 知 書 を 作 り 転 入, 復 学, 減 免 取 消 等 の 事 由 が 発 生 した 場 合 は, 新 たに システム により 調 定 する (5) 収 入 の 過 誤 歳 入 の 誤 納 とは, 錯 誤 により 納 入 義 務 者 でないものから 収 入 したものをいい, 歳 入 の 過 納 とは, 正 当 な 納 入 義 務 者 からであるが,その 納 入 すべき 金 額 を 超 えて 収 入 したものをいう イ 過 誤 納 金 の 戻 出 12
調 定 済 の 歳 入 又 は 未 調 整 の 歳 入 について 過 誤 納 ( 重 複 納 入 をした 場 合 は 各 期 の 中 途 において 減 免 の 事 由 により 過 納 となった 場 合 )があるときは, 支 出 の 手 続 きの 例 によりこれを 収 入 した 歳 入 から 戻 出 ( 以 下 還 付 という )しなければな らない 当 該 歳 入 から 還 付 できる 期 間 は 出 納 閉 鎖 日 までであり, 出 納 閉 鎖 後 に 係 る 還 付 金 については, 現 年 度 の 歳 出 としな ければならない ロ 還 付 の 手 続 き システム 還 付 不 納 欠 損 情 報 登 録 KJ807 により 処 理 した 後 財 務 会 計 システム 歳 入 還 付 命 令 により 処 理 する 1. 還 付 の 方 法 は 極 力 口 座 振 替 払 とする 2. 還 付 となる 生 徒 について, 事 前 に 債 権 者 登 録 を 行 うこと ただし, 学 校 徴 収 金 については,この 手 続 きによることができないため, 代 表 団 体 の 口 座 に 入 金 後, 還 付 等 の 処 理 を することになる (6) 現 金 での 領 収 現 金 取 扱 員 が, 直 接 現 金 納 入 者 から 等 を 現 金 で 領 収 したときは, 収 納 票 領 収 済 通 知 書 現 金 納 付 書 現 金 領 収 書 ( 様 式 第 13 号 )を 納 入 通 知 書 等 作 成 KJ832 で 端 末 機 より 出 力 し, 現 金 領 収 印 を 押 印 の 上 現 金 納 入 者 に 交 付 する オンラインの 稼 働 時 間 外 の 現 金 領 収 する 場 合 は, 現 金 領 収 票 ( 様 式 第 73 号 の1) 及 び 現 金 領 収 票 ( 控 )( 様 式 第 73 号 の 2)を 手 書 きで 作 成 する この 場 合 において, 現 金 領 収 票 は 現 金 納 入 者 に 交 付 し, 現 金 領 収 票 ( 控 )は 収 納 票 領 収 済 通 知 書 現 金 納 付 書 現 金 領 収 書 ( 様 式 第 13 号 )を 作 成 する 資 料 とするとともに,これを 保 管 しなければならない 領 収 した 現 金 は, 収 納 票 領 収 済 通 知 書 現 金 納 付 書 を 添 付 し, 翌 営 業 日 までに 取 扱 金 融 機 関 に 振 り 込 まなければ ならない ただし, 年 間 を 通 して 現 金 の 領 収 があり,かつ, 領 収 した 現 金 の 1 日 の 合 計 額 が 少 額 (おおむね 3 万 円 未 満 ) のため, 翌 営 業 日 までの 払 込 み 処 理 が 非 効 率 にあっては, 出 納 局 会 計 課 長 と 協 議 して, 指 定 金 融 機 関 等 への 払 込 日 数 ( 領 収 した 日 の 翌 日 から 5 営 業 日 以 内 )を 決 定 することができる 現 金 領 収 書 又 は 現 金 領 収 票 を 記 入 誤 り 等 により 発 行 することができないときは, 斜 線 で 朱 書 きした 上 で, 廃 棄 と 記 載 し,そのまま 保 管 しなければならない また, 現 金 領 収 書 受 払 簿 ( 様 式 229 号 ), 現 金 領 収 票 受 払 簿 ( 様 式 230 号 )を 備 え, 受 払 のあった 日 ごとにその 事 実 を 記 載 整 理 しておかなければならない 現 金 領 収 印 及 び 現 金 領 収 書 等 は, 不 正 使 用 されることのないよう 厳 重 に 保 管 しなければならない なお, 収 納 票 領 収 済 通 知 書 現 金 納 付 書 現 金 領 収 書 ( 様 式 第 13 号 )は, 高 校 教 育 課 から 交 付 を 受 けるものとす る (7) 歳 入 未 済 額 の 繰 越 13
会 計 年 度 又 は 出 納 閉 鎖 期 までに 収 入 できないものでも,その 収 入 の 権 利 を 放 棄 喪 失 するものではなく, 時 効 の 完 成 す るまでは 県 の 収 入 金 として 収 入 し,これを 収 入 した 年 度 の 収 入 として 整 理 するものである 財 務 規 則 43 条 財 務 規 則 運 用 通 知 43 条 関 係 自 治 法 236 条 現 年 度 に 係 る 未 収 金 にあたっては, 出 納 閉 鎖 期 の 翌 日 に 収 入 未 済 額 繰 越 通 知 書 ( 様 式 第 80 号 の 1)により 繰 越 しな ければならない (8) 調 定 誤 りの 場 合 の 取 り 消 し と 訂 正 この 場 合 の 訂 正 とは, 会 計 年 度 所 属, 会 計 区 分 又 は 科 目 等 を 誤 って 収 入 したものについて, 後 日 誤 りを 発 見 した 場 合 に 正 当 な 会 計 年 度 所 属, 会 計 区 分 又 は 科 目 等 ( 予 算 主 務 課 の 変 更 もある)に 正 すことをいい, 単 に 間 違 いを 正 当 な 状 態 に 訂 正 する 手 続 きをいう 財 務 規 則 45 条 財 務 規 則 運 用 通 知 45 条 関 係 1. 収 入 未 済 の 場 合 生 徒 情 報 変 更 KJ804 で 生 徒 情 報 を 変 更 し 調 定 取 り 消 した 後, 新 たに 正 しい 内 容 で 個 別 調 定 登 録 KJ811 す る 収 入 未 済 の 場 合 の 調 定 取 り 消 し 以 外 の 手 続 きについては, 事 例 により 異 なる 場 合 があるので 事 前 に 出 納 機 関 ( 高 校 教 育 課 )に 協 議 すること 2. 1 件 でも 収 納 済 みになっている 場 合 高 校 教 育 課 に 連 絡 の 上, 下 記 の 処 理 を 行 う i. 高 校 教 育 課 に 収 納 登 録 訂 正 KJ842 の 手 続 きを 依 頼 する ii. 収 納 登 録 訂 正 後, 生 徒 情 報 KJ811 する システム 財 務 システムで 収 納 情 報 は 連 帯 していないため,それぞれのシステムで 収 納 情 報 を 訂 正 しなければ ならない (9) の 督 促 滞 納 処 分 イ 督 促 督 促 とは, 債 務 者 がその 履 行 すべき 期 限 を 過 ぎても,なおその 債 務 を 履 行 しない 場 合 に 期 限 を 指 定 してその 納 付 を 催 告 する 行 為 をいう 14
自 治 法 231 条 の 31 項 納 付 の 通 知 をしたが 納 付 義 務 者 が 納 期 限 までに 納 付 しなかった 場 合 には, 歳 入 徴 収 者 は 債 務 内 容 の 実 現 のために 措 置 を 講 じなければならない 滞 納 処 分 を 行 うために, 必 ず 督 促 しなければならず, 督 促 は 最 初 の1 回 に 限 り 時 効 中 断 効 力 を 有 する 自 治 法 236 条 4 項 地 方 自 治 法 第 231 条 の 3 第 1 項 の 規 定 により 督 促 をした 場 合 において, 条 例 で 定 めるところにより 手 数 料 及 び 延 滞 金 を 徴 収 することができるとされており, 本 県 では 県 税 外 収 入 等 延 滞 金 条 例 で 県 税 条 例 の 例 より 延 滞 金 を 徴 収 できる 旨 規 定 している ただし 手 数 料 については 条 例 に 定 めがない 地 方 自 治 法 第 231 条 の 3 第 1 項 の 規 定 により 督 促 をした 場 合 において, 当 該 督 促 を 受 けた 滞 納 者 が 指 定 期 限 まで に 督 促 に 係 る 収 入 金 を 完 納 しないときは,これらの 収 入 金 及 び 当 該 収 入 金 にかかる 手 数 料, 延 滞 金 について 地 方 税 の 例 により 延 滞 処 分 することができる 自 治 法 231 条 の 33 項 督 促 状 の 発 行 は, 歳 入 徴 収 者 が 行 うものであるが 公 法 上 の 収 入 又 は 私 法 上 の 収 入 にかかわらず 納 期 限 の 翌 日 から 起 算 して 20 日 以 内 としなければならない この 場 合 において, 督 促 状 に 指 定 する 納 期 限 は 督 促 状 の 発 行 の 日 から 10 日 以 内 の 日 としなければならない また, 宮 城 県 立 高 等 学 校 学 則 第 18 条 では 校 長 は を 条 例 の 定 める 納 期 まで 納 入 しないものに 対 しては 退 学 及 び 出 席 停 止 等 を 命 ずることができる 旨 規 定 している 財 務 規 則 42 条 ロ 督 促 状 の 作 成 収 入 未 済 状 況 照 会 KJ821 等 により, 未 納 者 の 収 納 状 況 を 十 分 確 認 した 上 で, 督 促 状 ( 様 式 第 14 号 )を 作 成 し, 口 座 納 入 者 については 納 入 通 知 書 等 作 成 KJ832 で 納 入 通 知 書 ( 様 式 第 5 号 )を 出 力 し, 合 わせて 未 納 者 に 送 付 す る ハ 延 滞 金 の 算 出 方 法 財 務 システムの 歳 入 業 務 ( 事 前 調 定 又 は 事 後 調 定 )で 処 理 する 1. 延 滞 金 の 額 及 び 徴 収 方 法 については, 宮 城 県 県 税 条 例 ( 昭 和 25 年 宮 城 県 条 例 第 42 号 ) 及 び 宮 城 県 県 税 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 ( 平 成 11 年 宮 城 県 条 例 第 33 号 )の 例 による 県 税 外 収 入 等 延 滞 金 条 例 2 条 2. 延 滞 金 の 計 算 の 基 礎 となる 納 入 金 額 に 1,000 円 未 満 の 単 数 があるとき, 又 はその 納 入 金 額 の 全 額 が 2,000 円 未 満 であるときは,その 端 数 金 額 又 はその 金 額 を 切 り 捨 てる 15
県 税 外 収 入 等 延 滞 金 条 例 2 条 3. 延 滞 金 の 額 は 納 入 金 額 に 次 の 区 分 による 率 を 乗 じて 得 た 金 額 とする 県 税 条 例 16 条 i. 納 期 限 の 翌 日 から 1 月 を 経 過 する 日 までの 期 間 については 年 2.9% ただし, 平 成 26 年 1 月 1 日 からは, 特 例 基 準 割 合 ( 前 年 の 11 月 30 日 を 経 過 するときにおける 基 準 割 引 率 および 基 準 貸 付 利 率 に, 年 1%を 加 算 した 割 合 で 年 7.3% 未 満 の 場 合 )とする 平 成 25 年 12 月 25 日 付 け 出 会 第 617 号 ii. 上 記 i の 期 間 経 過 後 から 納 入 の 日 までの 期 間 については 年 9.2% 4. 延 滞 金 等 の 確 定 金 額 に 100 円 未 満 の 端 数 があるとき 又 はその 金 額 が 1,000 円 未 満 であるときは,その 端 数 金 額 又 はその 全 額 を 切 り 捨 てる 5. 延 滞 金 の 基 礎 となる 期 間 は, 納 期 限 の 翌 日 より 納 入 の 日 までとなる なお, 頭 書 の 納 期 限 が 宮 城 県 の 休 日 に 該 当 する 場 合 は,その 翌 日 が 納 期 限 となるため, 計 算 基 礎 期 間 は 変 更 された 納 期 限 の 翌 日 からとなる 6. 徴 収 期 限 変 更 者 に 係 る 延 滞 金 は, 変 更 後 の 徴 収 期 限 を 基 準 とする 7. 年 度 を 超 えて 延 滞 金 が 生 じた 場 合, 延 滞 金 額 確 定 時 ( 納 入 時 )の 年 度 で 調 定 し, 納 入 済 後, 年 度 調 整 を 行 い, 前 年 度 歳 入 にする ( 特 例 基 準 割 合 が 年 1.9%の 場 合 の 計 算 例 ) 第 1 期 分 を 9 月 3 日 に 収 納 した 場 合 29,700 円 延 滞 金 基 礎 額 29,000 円 納 期 限.5.15 納 入 した 日.9.3 (1) 延 滞 金 計 算 日 数.5.16 ~.9.3 (111 日 ) (2) 延 滞 金 2.9% 分 29,000 2.9/100 31/365=71 円 ( 円 未 満 切 り 捨 て) 延 滞 金 9.2% 分 29,000 9.2/100 (111-31)/365=584 円 ( 円 未 満 切 り 捨 て) 合 計 額 71 円 +584 円 =655 円 16
収 納 する 延 滞 金 600 円 ( 百 円 未 満 切 り 捨 て) 平 成 25 年 12 月 25 日 出 会 617 号 県 税 外 収 入 等 延 滞 金 条 例 に 基 づく 延 滞 金 の 平 成 26 年 中 における 割 合 等 につ いて 17
第 5 編 学 校 教 育 / 第 2 章 /4 の 減 免 学 校 事 務 提 要 > 第 5 編 学 校 教 育 > 第 2 章 > 4 の 減 免 及 び 受 講 料 は, 知 事 の 定 めるところによりその 全 部 又 は 一 部 を 免 除 することができる 学 校 条 例 10 条 (1) 徴 収 期 限 の 変 更 及 び 分 割 徴 収 の 徴 収 期 限 の 変 更 が 認 められ, 又 は を 分 割 して 納 付 することができる 生 徒 は, 県 立 高 等 学 校 の の 減 免 等 に 関 する 規 則 第 2 条 の 表 に 掲 げる 者 とされ,その 又 は 受 講 料 を 同 表 に 掲 げる 日 までに 納 付 し, 又 は 3 回 を 限 度 として 分 割 して 納 付 することができる 1. の 徴 収 期 限 の 変 更 又 は 分 割 納 付 しようとする 生 徒 は, 校 長 に 徴 収 期 限 変 更 申 請 書 ( 様 式 第 1 号 ) 又 は 分 割 納 付 申 請 書 ( 様 式 第 2 号 )によりその 旨 を 申 請 する ただし, 高 等 学 校 等 就 学 支 援 金 の 支 給 に 関 する 法 律 の 規 定 による 申 請 及 び 届 出 を, 指 定 する 日 までに 行 った 者 については, 上 記 申 請 書 の 提 出 は 不 要 である 2. 校 長 は, 上 記 の 申 請 を 受 理 したときは, 速 やかにその 内 容 を 審 査 し,その 承 認 の 可 否 を 決 定 し,その 旨 を 当 該 申 請 者 に 通 知 しなければならない 3. 校 長 は, 県 立 高 等 学 校 の の 減 免 等 に 関 する 規 則 第 2 条 の 表 に 掲 げる 者 から 申 請 又 は 届 出 があった 後,そ の 者 に, 速 やかに 徴 収 期 限 の 変 更 が 認 められる 又 は 受 講 料 及 びその 変 更 後 の 徴 収 期 限 を 通 知 しなければなら ない 減 免 規 則 2 条 (2) 減 免 対 象 者 及 び 減 免 の 額 等 生 徒 が 休 学 等 の 減 免 事 由 に 該 当 した 場 合,その 期 間 ( 就 学 支 援 金 等 の 支 給 を 受 けている 月 を 除 く)に 応 じ, 月 を 単 位 として 各 年 度 ごとに を 減 免 することができる 減 免 規 則 3 条 1,2 項 (3) 受 講 料 の 減 免 受 講 料 の 減 免 対 象 となる 生 徒 は, 県 立 高 等 学 校 の の 減 免 等 に 関 する 規 則 第 3 条 2 項 に 規 定 する 事 由 により 受 講 料 の 納 付 が 困 難 である 者 とし, 各 年 度 ごとに 減 免 を 受 けることができる 額 は 年 度 の 全 額 ( 就 学 支 援 金 等 の 支 給 を 受 けている 月 があるときはその 額 に 応 じる)とされている 減 免 規 則 3 条 3 項 (4) 減 免 の 申 請 及 び 承 認 1. 県 立 高 等 学 校 の の 減 免 等 に 関 する 規 則 第 3 条 第 2 項 及 び 第 3 項 により, 又 は 受 講 料 の 減 免 を 受 け ようとする 場 合 は, 減 免 申 請 書 ( 様 式 第 3 号 )に 次 の 書 類 を 添 付 し 校 長 に 申 請 する 18
i. 市 町 村 民 税 等 に 関 する 市 町 村 の 証 明 書 ii.その 他 減 免 事 由 を 証 明 する 書 類 2. 校 長 は 上 記 の 申 請 を 受 理 したときは, 速 やかにその 内 容 を 審 査 し,その 承 認 の 適 否 を 決 定 し,その 旨 を 当 該 申 請 者 に 通 知 しなければならない 3. 県 立 高 等 学 校 の の 減 免 等 に 関 する 規 則 第 3 条 第 2 項 の 表 中 第 3 号 の 事 由 のうち 教 育 長 が 別 に 定 めると ころにより 減 免 の 承 認 をする 場 合 には,あらかじめ 教 育 長 の 承 認 を 受 けなければならない 減 免 規 則 4 条 (5) 減 免 事 由 の 消 滅 の 届 け 出 経 済 的 理 由 による 減 免 の 承 認 を 受 けた 生 徒 は 等 の 減 免 事 由 が 消 滅 したときは, 速 やかに 等 減 免 事 由 消 滅 届 ( 様 式 第 5 号 )によりその 旨 を 校 長 に 届 け 出 なければならない 1. 等 減 免 申 請 書 に 虚 無 の 事 項 を 記 載 し,その 他 不 正 な 行 為 によって 承 認 を 受 けた 場 合 2. 減 免 事 由 消 滅 の 届 出 をしなかった 場 合 3. 懲 戒 のうち 退 学, 停 学 又 は 訓 告 の 処 分 を 受 けた 場 合 4. 県 立 高 等 学 校 の の 減 免 等 に 関 する 規 則 第 3 条 1 項 の 表 中 第 2 号 並 びに 同 条 第 2 項 及 び 第 3 項 の 規 定 に 該 当 し 等 を 減 免 されていた 者 が 減 免 事 由 に 該 当 しなくなった 場 合 減 免 規 則 5 条 (6) 減 免 に 関 する 報 告 校 長 は 次 に 該 当 する 場 合 は, 速 やかにその 旨 を 教 育 長 に 報 告 しなければならない 1. 県 立 高 等 学 校 の の 減 免 等 に 関 する 規 則 第 2 条 第 3 項 の 規 定 により 承 認 の 決 定 をしたとき 並 びに 第 3 条 第 1 項 及 び 第 4 条 第 2 項 の 規 定 により 等 の 減 免 をしたとき 2. 等 減 免 申 請 書 に 虚 偽 の 事 項 を 記 載 し,その 他 不 正 な 行 為 によって 減 免 の 承 認 を 受 けた 者 の 承 認 を 取 り 消 し たとき 減 免 規 則 8 条 (7) 減 免 承 認 に 伴 うオンライン 業 務 口 座 納 入 者 の の 徴 収 期 限 変 更, 分 割 納 入,あるいは 減 免 を 承 認 した 場 合 は 下 記 の 処 分 を 行 う 1 徴 収 期 限 変 更 1. 生 徒 情 報 変 更 取 消 で 生 徒 情 報 登 録 変 更 削 除 KJ804 で 徴 収 区 分 を 変 更 ( 集 合 一 般 )する 納 入 期 限 は 変 更 後 の 納 入 期 限 とする 19
2. 個 別 調 定 登 録 KJ811 で 登 録 した 生 徒 情 報 の 個 別 調 定 を 実 行 する 2 分 割 納 入 1. 生 徒 情 報 登 録 変 更 削 除 KJ804 で 徴 収 区 分 を 変 更 ( 集 合 一 般 )する 分 割 納 入 日 を 入 力 する 2. 個 別 調 定 登 録 KJ811 で 登 録 した 生 徒 情 報 の 個 別 調 定 を 実 行 する 3. 納 入 通 知 書 を 作 成 し 送 付 する 3 減 免 1. 生 徒 情 報 登 録 変 更 削 除 KJ804 の を 減 額 し 徴 収 区 別 コードを 入 力 する 2. 個 別 調 定 登 録 KJ811 で 減 額 した 生 徒 情 報 の 個 別 調 定 を 実 行 する 3. 収 納 済 みの 場 合 減 免 期 間 を 確 認 の 上, 歳 入 還 付 する 20