研 究 評 価 委 員 会 第 1 回 有 害 化 学 物 質 リスク 削 減 基 盤 技 術 研 究 開 発 ( 事 後 評 価 ) 分 科 会 議 事 要 旨 日 時 : 平 成 21 年 11 月 12 日 ( 木 ) 10:30~18:00 場 所 : 朝 日 生 命 大 手 町 ビル 27 階 大 手 町 サンスカイルーム A 会 議 室 出 席 者 ( 敬 称 略 順 不 同 ) < 分 科 会 委 員 > 分 科 会 長 岩 澤 康 裕 電 気 通 信 大 学 量 子 物 質 工 学 科 教 授 ( 東 京 大 学 名 誉 教 授 ) 分 科 会 長 代 理 川 本 克 也 国 立 環 境 研 究 所 循 環 型 社 会 廃 棄 物 研 究 センター 資 源 化 処 理 処 分 技 術 研 究 室 室 長 委 員 阿 部 正 彦 東 京 理 科 大 学 理 工 学 部 工 業 化 学 科 教 授 委 員 市 川 芳 明 株 式 会 社 日 立 製 作 所 地 球 環 境 戦 略 室 部 長 委 員 小 出 重 幸 株 式 会 社 読 売 新 聞 東 京 本 社 編 集 委 員 委 員 田 辺 陽 関 西 学 院 大 学 理 工 学 部 化 学 科 教 授 委 員 平 野 克 己 日 本 塗 装 機 械 工 業 会 専 務 理 事 < 経 済 産 業 省 > METI 推 進 者 萩 尾 正 治 産 業 技 術 環 境 局 環 境 指 導 室 課 長 補 佐 < 推 進 部 門 > NEDO 推 進 部 岡 部 忠 久 NEDO 環 境 技 術 開 発 部 部 長 同 上 江 口 弘 一 同 上 主 幹 同 上 長 山 信 一 同 上 主 幹 心 得 同 上 弘 田 吉 拡 同 上 主 査 同 上 鈴 木 毅 之 同 上 主 査 同 上 新 井 唯 同 上 主 査 同 上 吉 田 宏 同 上 主 査 < 実 施 部 門 > 実 施 者 内 田 博 昭 和 電 工 株 式 会 社 研 究 開 発 センター( 千 葉 ) コーポ レートフエロー 同 上 佐 藤 一 彦 独 立 行 政 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究 所 環 境 化 学 技 術 研 究 部 門 主 幹 研 究 員 同 上 沼 田 收 平 日 本 ペイント 株 式 会 社 R&D 本 部 技 術 企 画 部 部 長 同 上 立 花 敏 行 日 本 ペイント 株 式 会 社 R&D 本 部 技 術 管 理 室 課 長 1
同 上 川 井 義 則 日 本 金 属 株 式 会 社 マグネ 営 業 開 発 部 参 与 部 長 同 上 長 谷 川 吉 夫 シルバー 精 工 株 式 会 社 商 品 開 発 本 部 事 業 開 発 部 係 長 同 上 三 浦 偉 俊 株 式 会 社 ケミクレア 取 締 役 同 上 竹 内 和 彦 独 立 行 政 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究 所 環 境 化 学 技 術 研 究 部 門 主 任 研 究 員 同 上 早 坂 裕 加 美 電 子 工 業 株 式 会 社 代 表 取 締 役 同 上 雪 下 勝 三 加 美 電 子 工 業 株 式 会 社 技 術 部 技 術 顧 問 同 上 早 坂 宜 晃 加 美 電 子 工 業 株 式 会 社 技 術 部 室 長 同 上 鈴 木 明 独 立 行 政 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究 所 コンパクト 化 学 プロ セス 研 究 センター 研 究 チーム 長 同 上 相 澤 崇 史 独 立 行 政 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究 所 コンパクト 化 学 プロ セス 研 究 センター 主 任 研 究 員 同 上 原 田 晃 独 立 行 政 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究 所 東 北 センター 東 北 センター 所 長 東 北 産 学 官 連 携 センター センター 長 同 上 小 野 實 信 独 立 行 政 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究 所 東 北 産 学 官 連 携 セン ター 産 学 官 連 携 コーディネータ 同 上 亀 谷 桂 一 郎 ダイキン 工 業 株 式 会 社 化 学 事 業 部 エンジニアリング 部 化 工 機 専 任 部 長 (エンバイロメント テクノロジー ベンチャーズ 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 ) 同 上 烏 鷹 幸 弘 ダイキン 工 業 株 式 会 社 環 境 技 術 研 究 所 研 究 員 同 上 菊 川 伸 行 独 立 行 政 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究 所 環 境 管 理 技 術 研 究 部 門 グループリーダー 同 上 池 田 裕 二 イマジニアリング 株 式 会 社 代 表 取 締 役 同 上 高 木 誠 ( 前 ) 株 式 会 社 島 津 製 作 所 理 事 同 上 和 智 良 裕 イマジニアリング 株 式 会 社 統 括 マネージャー 同 上 本 橋 俊 明 株 式 会 社 タツノ メカトロニクス 横 浜 工 場 担 当 取 締 役 常 務 取 締 役 同 上 関 谷 勝 彦 株 式 会 社 タツノ メカトロニクス 研 究 開 発 部 課 長 同 上 原 谷 賢 治 独 立 行 政 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究 所 環 境 化 学 技 術 研 究 部 門 副 研 究 部 門 長 同 上 吉 宗 美 紀 独 立 行 政 法 人 産 業 技 術 総 合 研 究 所 環 境 化 学 技 術 研 究 部 門 研 究 員 同 上 久 松 喜 彦 JFE エンジニアリング 株 式 会 社 顧 問 同 上 秋 鹿 研 一 放 送 大 学 教 授 ( 東 京 工 業 大 学 名 誉 教 授 ) 同 上 橋 本 芳 樹 JFE エンジニアリング 株 式 会 社 プラントエンジニアリ ング 部 室 長 同 上 俵 谷 亮 三 JFE エンジニアリング 株 式 会 社 プラントエンジニアリ ング 部 部 長 代 理 2
同 上 髙 田 昌 稔 JFE エンジニアリング 株 式 会 社 プラントエンジニアリ ング 部 課 長 代 理 同 上 中 條 寛 株 式 会 社 三 菱 総 合 研 究 所 環 境 エネルギー 研 究 本 部 参 与 副 本 部 長 同 上 藤 井 俊 治 株 式 会 社 三 菱 化 学 テクノリサーチ 客 員 研 究 員 同 上 岩 根 寛 株 式 会 社 三 菱 化 学 テクノリサーチ 理 事 <NEDO 企 画 担 当 > 企 画 担 当 坂 井 保 之 NEDO 総 務 企 画 部 課 長 代 理 < 事 務 局 > 事 務 局 寺 門 守 NEDO 研 究 評 価 部 主 幹 同 上 森 山 英 重 同 上 主 査 < 一 般 傍 聴 者 > 7 名 議 事 次 第 1. 開 会 分 科 会 の 設 置 資 料 の 確 認 2. 分 科 会 の 公 開 について 3. 評 価 の 実 施 方 法 4. 評 価 報 告 書 の 構 成 について 5.プロジェクトの 概 要 説 明 6.プロジェクトの 詳 細 説 明 6.1 研 究 開 発 成 果 実 用 化 事 業 化 の 見 通 しについて (1) インプラント 技 術 (2) エンドオブパイプ 技 術 (3) 削 減 支 援 システム 開 発 非 公 開 実 施 者 入 れ 替 え 制 6.2 実 用 化 事 業 化 の 見 通 しについて 7. 全 体 を 通 しての 質 疑 8.まとめ 講 評 9. 今 後 の 予 定 その 他 10. 閉 会 3
議 事 要 旨 議 題 1. 開 会 分 科 会 の 設 置 資 料 の 確 認 事 務 局 より 資 料 1-1 1-2 に 基 づき 本 分 科 会 設 置 についての 説 明 があった 岩 澤 分 科 会 長 の 挨 拶 の 後 分 科 会 委 員 プロジェクトの 推 進 実 施 部 門 経 済 産 業 省 NEDO 技 術 開 発 機 構 企 画 担 当 事 務 局 の 出 席 者 が 紹 介 された 配 布 資 料 の 確 認 が 行 われた 議 題 2. 分 科 会 の 公 開 について 事 務 局 より 資 料 2-1~2-4 に 基 づき 研 究 評 価 委 員 会 の 公 開 について 説 明 が 行 わ れた 議 題 6.2 および 議 題 7は 非 公 開 とすることが 了 承 された 議 題 3.4. 評 価 の 実 施 方 法 および 評 価 報 告 書 の 構 成 について 事 務 局 より 資 料 3-1~3-5 および 資 料 4 に 基 づき 事 後 評 価 の 実 施 方 法 および 評 価 報 告 書 の 構 成 について 説 明 が 行 われた 事 務 局 からの 提 案 通 りに 本 評 価 を 進 め ることが 了 承 された 議 題 5.プロジェクトの 概 要 説 明 推 進 実 施 者 より 資 料 5-2 に 基 づき プロジェクトの 概 要 について 説 明 が 行 われた 後 質 疑 応 答 が 行 われた 主 な 質 疑 応 答 内 容 は 以 下 の 通 りであった 目 標 を 削 減 率 90% 以 上 としているが 削 減 率 が 高 くなると 一 般 にはコストが 高 くなる 現 在 の 技 術 で 90% 以 上 のものがあるので むしろコストアップになら ないことを 目 標 にした 方 が 良 かったのでは との 質 問 があった この 質 問 に 対 して コストが 目 標 になっていないが 従 来 よりも 安 価 であることを 前 提 とし た との 回 答 があった この 回 答 に 対 して 前 提 を 表 に 出 した 方 がよかったの ではないか とのコメントがあった 多 数 のプロジェクトがあるが お 互 いに 他 でも 使 用 できるとよい 連 携 の 成 果 はあったか との 質 問 に 対 して 水 性 塗 料 や CO 2 塗 装 溶 剤 フリー 塗 装 などは 相 互 に 連 携 をとって 協 議 した との 回 答 があった 議 題 6.プロジェクトの 詳 細 説 明 6.1 研 究 開 発 成 果 実 用 化 事 業 化 の 見 通 しについて 実 施 者 から 個 別 テーマの 説 明 が 行 われた 後 質 疑 応 答 が 行 われた 主 な 質 疑 応 答 内 容 は 以 下 の 通 りであった (1)インプラント 技 術 B-(2) 革 新 的 水 性 塗 料 の 開 発 何 が 革 新 か 顔 料 を 親 水 性 にしたのか との 質 問 に 対 して 分 散 剤 を 工 夫 した との 回 答 があった B-(3) 溶 剤 フリー 塗 装 技 術 の 研 究 開 発 速 さは1μm/min だが 今 後 の 目 標 はどうか との 質 問 に 対 して 当 初 はもっと 低 く 設 定 していた 表 面 の 膜 質 などの 懸 念 があるが さらに 上 げる ことは 可 能 と 思 う ただし 目 標 は 設 定 していない との 回 答 があった B-(4) 有 害 廃 棄 物 フリー 高 効 率 エステル 合 成 プロセスの 開 発 収 率 が 80%だが 残 りはどうなっているのか との 質 問 に 対 して 大 半 4
は 原 料 であり 蒸 留 してエステルを 除 いた 後 に 再 使 用 する との 回 答 があ った B-(5) 革 新 的 塗 装 装 置 の 開 発 超 臨 界 は 圧 力 と 温 度 で 決 まるが 塗 料 によって 変 えるのか との 質 問 に 対 して 基 本 は 同 じだが 細 かい 設 定 が 必 要 になる との 回 答 があった (2)エンドオブパイプ 技 術 A-(2) 直 接 加 熱 式 VOC 吸 着 回 収 装 置 の 研 究 開 発 通 電 加 熱 では 凝 縮 のために 冷 却 が 必 要 だが チラーが 必 要 で 中 小 企 業 には 難 しいのではないか との 質 問 に 対 して 20~30 万 円 のチラーがある との 回 答 があった A-(5) 大 気 圧 空 気 プラズマを 利 用 した 揮 発 性 有 機 化 合 物 (VOC) 等 の 無 害 化 装 置 の 開 発 プラズマを 使 う 装 置 は 産 総 研 などから 実 機 が 出 されている どこが 違 うの か との 質 問 に 対 して 本 技 術 は 種 火 にスパークプラグを 使 い そこで 飛 び 出 した 電 子 をマイクロ 波 で 加 速 して 連 鎖 反 応 を 起 こすという 意 味 で 違 い がある との 回 答 があった さらに 酸 化 剤 を 使 う 必 要 があるのではない か との 質 問 に 対 して 空 気 中 の 水 分 から OH ラジカルを 作 るので 必 要 な い との 回 答 があった A-(6) デュアルメンブレンシステムによるガソリンベーパー 回 収 装 置 の 開 発 ベーパーはどこから 来 るのか との 質 問 に 対 して ガソリンを 注 入 する とタンクからガスが 押 し 出 されてくる との 回 答 があった さらに それ が 回 収 できるとガソリンスタンドは 純 益 になるのか という 質 問 に 対 して その 通 りである との 回 答 があった A-(7) 含 塩 素 VOC 高 効 率 分 解 固 定 装 置 の 研 究 開 発 塩 化 カルシウムができるので 水 分 を 取 り 除 くのがポイントのようである 難 しくないか との 質 問 に 対 して 難 しくはなかった 初 めは 水 分 の 影 響 はないと 思 っていたのでチラーを 用 意 していなかったが 実 証 試 験 で 問 題 と なった 8,000ppm 以 下 なら 問 題 ないことがわかった との 回 答 があった (3) 削 減 支 援 システム 開 発 C-(1) 有 害 化 学 物 質 削 減 支 援 ツールの 開 発 事 業 主 体 はどこになるのか 利 潤 はどうか あるいは NPO のようなものか との 質 問 に 対 して 公 的 な 性 格 が 強 い メンテナンスコストをどうするか を 検 討 している との 回 答 があった 非 公 開 6.2 実 用 化 事 業 化 の 見 通 しについて 実 施 者 から 個 別 テーマの 説 明 が 行 われた 後 質 疑 応 答 が 行 われた (1)インプラント 技 術 B-(1) 非 フェノール 系 樹 脂 原 料 を 用 いたレジスト 材 料 の 開 発 B-(2) 革 新 的 水 性 塗 料 の 開 発 B-(5) 革 新 的 塗 装 装 置 の 開 発 5
(2)エンドオブパイプ 技 術 A-(6) デュアルメンブレンシステムによるガソリンベーパー 回 収 装 置 の 開 発 議 題 7. 全 体 を 通 しての 質 疑 議 題 6までで 十 分 質 疑 応 答 が 行 われたとして 省 略 された 議 題 8.まとめ 講 評 採 択 も 含 めて NEDO のマネジメントが 成 功 したと 言 える きらりと 光 る 成 果 も 出 ている 基 礎 と 出 口 の 統 合 ができている 外 部 に 分 かるように 蓄 積 していっ て 欲 しい などのコメントがあった 議 題 9. 今 後 の 予 定 その 他 事 務 局 より 資 料 7に 基 づき 今 後 の 予 定 について 説 明 がなされた 議 題 10. 閉 会 配 布 資 料 資 料 1-1 研 究 評 価 委 員 会 分 科 会 の 設 置 について 資 料 1-2 NEDO 技 術 委 員 技 術 委 員 会 等 規 程 資 料 2-1 研 究 評 価 委 員 会 分 科 会 の 公 開 について( 案 ) 資 料 2-2 研 究 評 価 委 員 会 関 係 の 公 開 について 資 料 2-3 研 究 評 価 委 員 会 分 科 会 における 秘 密 情 報 の 守 秘 について 資 料 2-4 研 究 評 価 委 員 会 分 科 会 における 非 公 開 資 料 の 取 り 扱 いについて 資 料 3-1 NEDOにおける 研 究 評 価 について 資 料 3-2 技 術 評 価 実 施 規 程 資 料 3-3 評 価 項 目 評 価 基 準 資 料 3-4 評 点 法 の 実 施 について( 案 ) 資 料 3-5 評 価 コメント 及 び 評 点 票 ( 案 ) 資 料 4 評 価 報 告 書 の 構 成 について( 案 ) 資 料 5-1 事 業 原 簿 ( 公 開 ) 資 料 5-2 プロジェクトの 概 要 説 明 資 料 ( 公 開 ) 資 料 6-1-1 プロジェクトの 詳 細 説 明 資 料 6.1 研 究 開 発 成 果 実 用 化 事 業 化 の 見 通 しについて (1) インプラント 技 術 ( 公 開 ) 資 料 6-1-2 (2) エンドオブパイプ 技 術 ( 公 開 ) 資 料 6-1-3 (3) 削 減 支 援 システム 開 発 ( 公 開 ) 資 料 6-2 資 料 7 プロジェクトの 詳 細 説 明 資 料 6.2 実 用 化 事 業 化 の 見 通 しについて( 非 公 開 ) 今 後 の 予 定 以 上 6