Outlook SharePoint

HP OpenView Select Access Windows オペレーテ ィ ング システム ソフトウェア バージ ョ ン : 6.2 Microsoft Outlook Web Access for Exchange Server 2000/2003 および Microsoft SharePoint Service 2.0 統 合 ガ イ ド ドキュメント 発 行 日 : 2006 年 9 月 ソフトウェア リリース 日 : 2006 年 9 月

ご 注 意 保 証 について HP 製 品 およびサービ スに 関 する 保 証 は こ れら の 製 品 およびサービ スに 付 随 する 明 示 的 保 証 書 に 記 載 さ れた 内 容 に 限 定 さ れます 本 文 書 には 追 加 の 保 証 を 規 定 し てい る 箇 所 はあ り ません HP は 本 文 書 に 含 まれる 技 術 的 ま たは 編 集 上 の 誤 り や 遺 漏 に 対 し て 責 任 を 負 わない も の と し ます こ の 情 報 は 予 告 な し に 変 更 さ れる こ と があ り ます 法 律 上 の 権 利 の 制 限 について 本 文 書 で 取 り 扱 う コ ン ピ ュータ ソ フ ト ウ ェ アは 秘 密 情 報 であ り その 所 有 使 用 複 製 には HP か ら 有 効 な ラ イ セン ス を 得 る 必 要 があ り ます FAR 12.211 および 12.212 に 従 って 商 用 コ ン ピ ュータ ソフトウェア コンピュー タ ソ フ ト ウ ェ アの ド キ ュ メ ン ト および 商 用 ア イ テムの 技 術 データは ベンダの 標 準 商 用 ラ イ セン スに 基 づいて 米 国 政 府 に ラ イ セン スが 付 与 さ れます 著 作 権 について Copyright 2002-2006 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 商 標 について HP OpenView Select Access には サードパーテ ィ 製 ソ フ ト ウ ェアが 含 まれています HP OpenView Select Access で 使 用 さ れる ソ フ ト ウ ェ アは 次 の と お り です Apache Software Foundation 開 発 の ソ フ ト ウ ェ ア Claymore Systems 社 開 発 の ソ フ ト ウ ェ ア Eric Young 氏 開 発 の 暗 号 化 ソ フ ト ウ ェ ア Cryptix Foundation 社 開 発 の 暗 号 化 ソ フ ト ウ ェ ア curl Copyright 2000 Daniel Stenberg. JavaBeans Activation Framework バージ ョ ン 1.0.1 Sun Microsystems, Inc. JavaMail バージ ョ ン 1.2 Sun Microsystems, Inc. Alexandria Software Consulting 開 発 の JavaService ソフトウェア JClass LiveTable Copyright 2002 Sitraka Inc. OpenSSL ツールキ ッ ト で 使 用 する OpenSSL プロジェク ト Protomatter Syslog Copyright 1998-2000 Nate Sammons. SoapRMI Copyright 2001 Extreme! Lab, Indiana University. その 他 の 著 作 権 情 報 については HP OpenView Select Access の <install_path>/3rd_party_license ディレ クトリを 参 照 してください Java は Sun Microsystems, Inc. の 米 国 内 での 商 標 です すべての HP 9000 シ リーズ コンピュータ 上 で 動 作 する HP-UX リリース 10.20 以 降 および HP-UX リリース 11.00 以 降 (32 および 64 ビッ ト 構 成 ) は Open Group UNIX 95 製 品 です Intel Pentium および Itanium は 米 国 またはその 他 の 国 における Intel Corporation または Intel Corporation の 子 会 社 の 登 録 商 標 です Linux は Linus Torvalds 氏 の 米 国 内 での 登 録 商 標 です 2

Microsoft Windows Windows NT Windows XP は Microsoft Corporation の 米 国 内 での 登 録 商 標 です UNIX は The Open Group の 登 録 商 標 です 3

ド キュ メ ン ト の 更 新 情 報 こ のマニ ュ アルの 表 紙 には 次 の 識 別 情 報 が 含 まれています ソフトウェアのバージョン 番 号 ソフトウェアのバージョンを 示 します ド キ ュ メ ン ト の 発 行 日 ド キ ュ メ ン ト の 更 新 のたびに 変 更 さ れます ソ フ ト ウ ェアの リ リース 日 ソ フ ト ウ ェアのこのバージ ョ ンの リ リース 日 を 示 し ます 最 新 版 の 有 無 や 現 在 使 用 中 のド キュ メ ン ト が 最 新 版 かど う かを 確 認 する 場 合 は 次 のサイ ト を 参 照 し てく ださ い http://ovweb.external.hp.com/lpe/doc_serv/ 製 品 のサポー ト サービ スに 登 録 し て 本 書 の 最 新 版 を 入 手 する こ と も でき ます 詳 細 は HP の 担 当 営 業 までお 問 い 合 わせ く だ さ い 4

サポー ト 次 の HP OpenView サポー ト Web サイ ト を 参 照 してください http://www.hp.com/managementsoftware/support HP OpenView オンラ イン サポー ト では 対 話 型 テ ク ニカル サポー ト ツールをすぐにご 利 用 いただけます 次 の 機 能 が 用 意 されています マニュアル 類 の 検 索 サポー ト ケース と 機 能 拡 張 要 求 の 登 録 と ト ラ ッ キ ング ソフトウェア パッチのダウンロード サポー ト 契 約 の 確 認 変 更 および 更 新 HP サポー ト の 連 絡 先 の 確 認 入 手 可 能 なサービ スの 確 認 フォーラムへの 参 加 ソフトウェア トレーニングの 確 認 と 登 録 各 種 サポー ト のご 利 用 の 際 には ほ と んどの 場 合 HP Passport ユーザーと し てご 登 録 いただいた う えで サイ ン インすることが 条 件 となります さらに サポート 契 約 も 必 要 です アクセス レベルの 詳 細 は 次 のサ イ ト を 参 照 し て く だ さ い http://www.hp.com/managementsoftware/access_level HP Passport ID の 登 録 は 次 のサイ ト で 行 う こ と ができ ます http://www.managementsoftware.hp.com/passport-registration.html 5

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目 次 1 Select Access の 統 合 について....................................................... 9 この 統 合 の 要 件.................................................................................9 このドキュメン トの 前 提.........................................................................9 OWA SharePoint または 両 方 のアプリケーションと Select Access の 統 合............................10 こ の 統 合 の 主 要 コ ンポーネン ト について.......................................................10 この 統 合 の 特 徴.............................................................................11 Select Access の 一 時 パス ワード ストアによる 安 全 な SSO の 実 現...............................11 2 製 品 の 統 合........................................................................ 13 IIS Enforcer プラグインの 展 開...................................................................14 Select Access によるコラボレーショ ン リソースの 保 護..............................................15 Microsoft コラボレーション リソースの 登 録....................................................15 Microsoft サービ スおよび リ ソースの 登 録...................................................15 Exchange ユーザー エン ト リ の 使 用............................................................16 Exchange データによるアイデンティティ ツリーの 作 成.......................................16 NTLM 環 境 でのユーザーの 認 証...............................................................16 NTLM 認 証 情 報 を 受 け 付 け る 認 証 の 作 成....................................................17 デス ク ト ッ プ 認 証 情 報 を 使 用 し てユーザーを 認 証 する 設 定....................................17 特 定 の Microsoft リソースへのポリシーの 設 定..................................................17 特 別 なア ク セ ス ポリシーの 設 定...........................................................18 7

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1 Select Access の 統 合 について Select Access は HP の 包 括 的 なア イデンテ ィ テ ィ 管 理 ス イー ト を 構 成 する 主 要 製 品 です 企 業 全 体 にわた る 複 雑 なア ク セス 管 理 のための 完 全 な ソ リ ューシ ョ ン を 提 供 し ます Select Access を 使 用 して 以 下 の 内 容 を 実 行 する こ とができます ア ク セ ス 制 御 と ユーザー ラ イ フサ イ ク ルの 管 理 を 自 動 化 し ます 連 携 (federation) に よ って 企 業 間 の 連 携 を 実 現 し ます 管 理 を ビジネ スの 所 有 者 と エン ド ユーザー 自 身 に 委 任 し ます Select Access は 強 力 な ワー ク フ ロー ユーザー 自 身 に よ る 管 理 レポー ト 委 任 管 理 な どの 機 能 を 持 つ 最 も 包 括 的 なア ク セス 制 御 シ ス テムです Select Access を 利 用 する こ とで Microsoft Outlook Web Access (OWA) for Exchange Server 2000/2003 および Microsoft SharePoint 2.0 のサービス とリソースに 対 するユーザー ア ク セ ス を 容 易 に 保 護 で き ます この 統 合 の 要 件 この 統 合 の 要 件 は 次 のとおりです OWA SharePoint ま たはその 両 方 が イ ン ス ト ール され ネ ッ ト ワー ク 上 で 稼 動 し ている エンド ユーザーは オン ラ イ ン リソースの 要 求 に Internet Explorer を 使 用 する 保 護 する SharePoint サイ トは SharePoint Portal サイ トではない この ド キュ メ ン ト の 前 提 こ の ド キ ュ メ ン ト は 次 の 前 提 に 基 づいて 記 述 さ れています Select Access の 機 能 について 理 解 し ている OWA との 統 合 を 行 う 場 合 に Exchange サーバー と Select Access の 間 でユーザー エン ト リの 同 期 を と る Select Access と LDAP 3.0 互 換 デ ィ レ ク ト リ サーバーについて 実 践 的 な 知 識 を 持 ってい る 9

OWA SharePoint または 両 方 のアプ リ ケーシ ョ ン と Select Access の 統 合 Select Access とこれらの Microsoft 製 アプ リ ケーシ ョ ンの 統 合 を 理 解 するには 統 合 に 関 する い く つかの 重 要 なポ イ ン ト について 理 解 する 必 要 があ り ます この 統 合 の 主 要 コ ンポーネン ト について OWA と SharePoint 2.0 は ど ち ら も IIS 5.0/6.0 Web サーバーを 使 用 し ます こ のサーバーの 機 能 は Select Access と 統 合 する アプ リ ケーシ ョ ンに よ って 異 な り ます OWA と 統 合 する 場 合 Web ベースの 電 子 メ ール コ ラ ボレーシ ョ ン を 有 効 に し ます 重 要 な ビ ジネ ス 通 信 にユーザーが 常 にア ク セ ス で き る だけでな く セキ ュ リ テ ィ と 信 頼 性 も 確 保 さ れます SharePoint との 統 合 では ローカル ネッ ト ワーク 間 で または Web ブラウザを 利 用 してイン ターネッ ト 上 でドキュ メン ト メ ッセージ 画 像 を 共 有 できるよ うにします このサーバー を 使 用 することで ユーザーはリソースをアップロードおよびダウンロードし リソースに 複 数 の 種 類 があ る 場 合 にフ ァ イルのバージ ョ ン を 区 分 で き ます Select Access のアーキテクチャは これらの Web サーバー と 統 合 する 必 要 があ り ます こ の 統 合 の 影 響 を 受 ける 主 な 機 能 と コンポーネン ト は 次 のとおり です 一 時 パス ワー ド ストア : OWA と SharePoint のシングル サインオン (SSO) に 使 用 されます 詳 細 については 11 ページの この 統 合 の 特 徴 を 参 照 して く ださい LDAP 3.0 互 換 デ ィ レ ク ト リ サーバー : Select Access 管 理 者 および OWA/SharePoint ユーザー 用 のユーザー アカ ウ ン ト の 作 成 に 使 用 さ れます デ ィ レ ク ト リ 内 の 情 報 に 基 づいて Select Access は ユーザー と リ ソースの 明 確 な 組 み 合 わせに よ る 認 証 と 承 認 のポ リ シーを 管 理 で き ます Exchange サーバーと 同 じユーザー エン ト リ を 使 用 する よ う に Select Access を 設 定 す ることができます この 設 定 は Policy Builder 上 で Exchange が 使 用 する Active Directory サーバーを 新 し いユーザーの 保 存 場 所 と し て 追 加 する だけで 行 う こ と がで きます 詳 細 は 16 ページの Exchange ユーザー エン ト リの 使 用 を 参 照 してくだ さい IIS Enforcer プラグイン : OWA/SharePoint の Web サーバー 上 で すべてのアクセス 要 求 を 受 け 取 ります IIS Enforcer プラグインは アクセス 要 求 に 対 する Policy Validator に よ る 評 価 結 果 を 実 行 し ます Policy Builder : すべてのユーザー と 利 用 で き る オン ラ イ ン リソースを 表 示 するための Java GUI です ユーザー と リ ソースの 組 み 合 わせは 簡 単 に 展 開 縮 小 表 示 で き る 階 層 マ ト リ ッ クスとして 表 示 され 素 早 いナビゲーションが 可 能 です Select Access のすべてのコ ンポーネン ト の 概 要 については HP OpenView Select Access 6.2 イン ストール ガイド 参 照 してください 10 第 1 章

この 統 合 の 特 徴 IIS Enforcer プラグインは 一 時 パスワード ス トアに 保 存 されたパスワード ( およびユーザー ID とドメイン ) を 使 用 します ユーザーが 保 護 されているリソースを 要 求 するたびに プラグイ ンはこの 情 報 に 基 づいて HTTP 基 本 認 証 の 詳 細 を 設 定 し ます こ の 新 し い メ カニズムに よ り OWA および SharePoint リソース および IIS 認 証 を 必 要 と する その 他 の Microsoft 製 品 に 対 する SSO が 可 能 にな り ま し た Select Access のその 他 の 場 合 と は 異 な り OWA SharePoint ま たはその 両 方 が 統 合 さ れた 展 開 で は シ ス テム 間 でユーザーの 認 証 情 報 を 検 索 転 送 で き る よ う に こ の 情 報 を 安 全 な 場 所 に 格 納 し てお く 必 要 があ り ます し か し 検 索 可 能 な 形 式 でパス ワー ド を 保 存 し てお く こ と には 問 題 があ り ます こ の 形 式 で 保 存 し たパス ワー ド は 技 術 的 に 盗 難 可 能 であ る ため セキ ュ リ テ ィ 上 の 脅 威 と な り ます 1 方 向 の ハッシュ パスワードに 起 因 する この SSO 関 連 の 問 題 を 解 決 する ために HP は 一 時 パス ワー ド ストアという 機 能 を 開 発 しました Select Access の 一 時 パスワー ド ス ト アによ る 安 全 な SSO の 実 現 こ のユニーク なパス ワー ド 取 得 メ カニズムは 強 力 な 暗 号 化 方 式 を 使 用 し て セ ッ シ ョ ン 中 にセ ッ ション パスワードをディ レク ト リ サーバーに 保 存 し ます 暗 号 化 さ れた 一 時 パス ワー ド は Select Access のポ リ シー ス トアに 格 納 されます セッション パ ス ワー ド を 復 号 する ためのキーはセ ッ シ ョ ン ご と に 異 な り こ れはデ ィ レ ク ト リ サーバーには 格 納 されません セッションが 終 了 すると そのセッションのパスワード エン ト リはディ レク ト リ サーバーから 削 除 さ れます こ の 削 除 に よ っ て 通 常 のパス ワー ド 保 存 メ カニズム と 比 較 し た 場 合 にセキ ュ リ テ ィ リ ス ク が 大 幅 に 低 減 し ます デ ィ レ ク ト リ エン ト リは 生 成 されるセッシ ョ ン キーによ って 保 護 されるため これを 逆 参 照 して 特 定 のユーザー DN を 得 る こ と はで き ません こ の 結 果 パス ワー ド は 意 味 を 持 たな く な り ます 図 1 は Select Access がこの 一 時 パスワード ストアを 使 用 して HTTP 基 本 認 証 詳 細 を 使 用 する Microsoft 製 品 間 で SSO を 実 現 する 仕 組 みを 示 し ています 図 1 一 時 パスワー ド ストアの 使 用 次 の こ の 図 に 示 さ れてい る 各 段 階 について 説 明 し ます 1 ユーザーが 最 初 の リ ソース 要 求 を 行 い NTLM パス ワー ド を 使 用 し て 認 証 を 受 け ます こ の 要 求 を IIS Enforcer プラグインが 受 け 取 り ます Select Access の 統 合 について 11

2 IIS Enforcer プラグインは 要 求 の 詳 細 を Policy Validator に 渡 し ます こ の 詳 細 情 報 には HTLM ログイン ページで 収 集 さ れた 認 証 情 報 ( ドメイン ユーザー ID パスワード) が 含 ま れます 3 Policy Validator は 次 の 処 理 を 行 います セッション キーを 使 用 して 認 証 されたユーザーの NTLM パス ワー ド を 暗 号 化 し Select Access が 使 用 するポ リ シー ス ト ア 内 の 一 時 パス ワー ド の 領 域 に 格 納 し ます ユーザー アカ ウ ン ト を 検 索 し 要 求 さ れてい る リ ソースのポ リ シー データ を 調 べます Policy Validator は デ ィ レ ク ト リ か ら 取 得 し たデータ を 以 後 の 使 用 に 備 えてキ ャ ッ シュします 最 後 に 情 報 の 組 み 合 わせに 基 づいて ポ リ シー 評 価 の 結 果 を IIS Enforcer プラグインに 返 し ます 返 さ れる 情 報 には 個 別 化 情 報 が 含 まれる 場 合 も あ り ます 4 Policy Validator は パス ワー ド の 暗 号 化 に 使 用 されたキーをプ ラ グ イ ンに 渡 し プ ラ グ イ ン はそれをユーザーのブラ ウザに 返 し ます 5 以 後 の リ ソース 要 求 では ブラ ウザはこのキーを 送 信 します 6 Policy Validator は こ のキーを 使 用 し て 一 時 パス ワー ド ス ト アに 格 納 さ れてい るパス ワー ドを 復 号 し HTTP 基 本 認 証 ヘ ッ ダーに 書 き 込 みます 7 ユーザーがセ ッ シ ョ ン を 終 了 する と 一 時 パス ワー ド はポ リ シー ス トアから 削 除 されます セッションを 終 了 するまでは ネッ ト ワーク 上 のアクティビティは IIS Enforcer プラグインと Policy Validator に よ って 継 続 的 に 制 御 さ れます IIS Enforcer プラグインを 複 数 の Policy Validator と 連 動 さ せる こ と も で き ます 詳 細 に ついては HP OpenView Select Access 6.2 インストール ガイド を 参 照 してください 12 第 1 章

2 製 品 の 統 合 Select Access に OWA SharePoint またはその 両 方 を 統 合 するには IIS サーバー コンピュータと Select Access システムで 特 定 の 操 作 を 行 う 必 要 があ り ます 詳 細 については 次 の 項 目 を 参 照 し てください IIS Enforcer プラグインの 展 開 (14 ページ ) Select Access によるコラボレーショ ン リソースの 保 護 (15 ページ ) Select Access は 通 常 の SharePoint サイ ト と 統 合 されますが SharePoint Portal とは 統 合 されませ ん 現 在 Select Access は SharePoint Portal Server をサポート していません 13

IIS Enforcer プ ラグイ ンの 展 開 OWA と SharePoint は IIS を 通 じ て リ ソ ース を 提 供 し ます こ のため すべての 設 定 手 順 で Select Access と の 統 合 に 関 連 する Web サーバーの 設 定 が 必 要 にな り ます 表 1 は このサーバーのホス ト コンピュータに IIS Enforcer プ ラ グ イ ン を 展 開 する ための 手 順 を 示 し ています 表 1 IIS Web サーバーの 準 備 ( 展 開 用 ) 設 定 タ ス ク 手 順 1: OWA および SharePoint の IIS Web サーバーに IIS Enforcer プ ラグインをインストールし 設 定 します 注 記 : ネッ ト ワーク 上 で Select Access Administration Server と Policy Validator が 稼 動 し ている 必 要 があ り ます 展 開 の 詳 細 1 Select Access インストーラを 実 行 します 2 [ 次 へ ] を 何 度 かク リ ッ ク して [Choose HP OpenView Select Access Components] インストール 画 面 を 表 示 し ます 3 OWA および SharePoint のホス ト に IIS Enforcer プラグイ ンをインス トールし 設 定 します [ カスタム] 設 定 を 選 択 します 注 記 : Setup Tool によ っ て 示 さ れる デフ ォ ルト 設 定 を 使 用 する こ と も カス タ ム 設 定 を 使 用 する こ と も でき ま す 4 [HTTP Basic Authentication Logins のための SSO] 画 面 で [ 一 時 的 なス ト アのパスワー ド ] ボックスにチェックマーク を 付 けます 5 [ 終 了 ] または [ 設 定 更 新 ] 画 面 が 表 示 さ れた ら 次 の 2 つ のボッ ク スにチェ ッ クマーク を 付 けます [Enforcer Plugin をロードするよう Web サーバー 設 定 を 更 新 ] [Web サーバーを 再 起 動 ] 6 [ 終 了 ] をクリ ックします 詳 細 については HP OpenView Select Access 6.2 インス トール ガイド を 参 照 してください 手 順 2: IIS コンソールを 実 行 し [ 認 証 方 式 ] を 次 のよ う に 再 設 定 し ます OWA のすべての URL 例 : http://myhost/ Exchweb http://myhost/ Exchange http://myhost/ Exadmin SharePoint のすべての Web サイ ト 例 : http://myhost/ <sharepoint_root>/ 1 [Authentication Methods] ダイアログ ボックスを 表 示 し ます このダイアログ ボ ッ ク スの 表 示 方 法 については IIS Web サーバーの ド キ ュ メ ン ト を 参 照 し て く ださい 2 [Authentication access group] ボックスで 次 のボック スにチェ ッ ク マー ク が 付 け られ 各 認 証 方 法 が 有 効 化 されているこ とを 確 認 します [Basic authentication] [Anonymous access] 3 上 記 以 外 のすべてのボ ッ ク スのチェ ッ ク マー ク を 外 し 対 応 する 各 方 法 を 無 効 に し ます 14 第 2 章

Select Access によるコラボレーシ ョ ン リ ソースの 保 護 Select Access を 使 用 して 社 内 の 共 同 作 業 のための リ ソースを 保 護 するには Policy Builder の 主 要 管 理 コ ンポーネン ト であ る グ リ ッ ド 形 式 の イ ン ターフ ェ イ ス ポ リ シー マト リックスを 使 用 し て OWA リソースと SharePoint リ ソース を 登 録 する 必 要 があ り ます 表 2 は こ の 登 録 作 業 に 必 要 なタ ス ク を 示 しています 表 2 Policy Builder 内 のコ ラボレーシ ョ ン リソースの 保 護 タスク 1 セキ ュ リ テ ィ 保 護 の 対 象 と な る リ ソ ース をポ リ シー マト リックスのリソース ツ リ ーに 追 加 する ことで Select Access に 登 録 し ます 詳 細 Microsoft コラボレーション リソースの 登 録 (15 ページ ) 2 OWA では Exchange サーバーによ っ て 既 に 使 用 さ れている ディ レ ク ト リ サーバーを 使 用 し てアイ デ ンティ ティ ツ リ ーを 作 成 でき ま す こ の 場 合 ユー ザー レコード は Select Access と 共 有 さ れま す Exchange ユーザー エン ト リ の 使 用 (16 ページ ) 3 組 み 込 まれてい る 認 証 方 法 (NTLM) を 使 用 して ユーザーが 各 自 の ID を 検 証 できるように 適 切 な 認 証 ポ リ シーを 作 成 し ます 4 ユーザーと Microsoft リ ソースの 組 み 合 わせに 対 し て 認 証 ポ リ シーを 割 り 当 てます NTLM 環 境 でのユーザーの 認 証 (16 ページ ) 特 定 の Microsoft リソースへのポリシー の 設 定 (17 ページ ) Microsoft コラボレーション リソースの 登 録 Policy Builder を 使 用 する こ と で ア ク セ ス を 制 御 する Microsoft OWA および SharePoint リソース の 表 示 ビ ューを 作 成 でき ます Select Access を 使 用 してこれらの リ ソースを 保 護 するには 次 の 操 作 が 必 要 です Enforcer によって 保 護 した IIS サーバーの 追 加 セキュ リ ティが 重 要 な リ ソースの 特 定 こ れに よ り サービ ス と リ ソ ースが 効 率 的 にデ ィ レ ク ト リ サーバーに 登 録 され 1 つまたは 複 数 のポ リ シーを 適 用 して これらのサービス と リ ソースに 対 するアクセスを 制 御 できます 詳 細 に ついては 15 ページの Microsoft サービ スおよび リ ソースの 登 録 を 参 照 してください Microsoft サービスおよび リ ソースの 登 録 1 こ れ ら のサーバーを フ ォルダ と し て 編 成 する には フ ォルダを 作 成 し こ れ ら のサーバーを 表 す 名 前 を 付 け ます こ れは 次 の 方 法 で 行 います a b [ リソースアクセス] の 分 岐 を 右 ク リ ッ ク し [ 作 成 ] [ フォルダ] の 順 にク リ ッ ク し ます [ 新 しいフォルダ ] ダイアログ ボックスが 表 示 されます フ ォ ルダ 名 を 入 力 し ま す たと えば コ ラ ボレ ーショ ン サーバー など の 名 前 を 付 け ます 2 エン ト リ を 作 成 します これは 次 の 方 法 で 行 います a 作 成 し たフ ォルダを 右 ク リ ッ ク し [ 作 成 ] [ リソース サーバー ] の 順 に ク リ ッ ク し ます [ 作 成 リソース サーバー ] ダイアログ ボックスが 表 示 されます 製 品 の 統 合 15

b c [ 名 前 ] フ ィールドに Select Access による 保 護 が 必 要 なサービス エン ト リ の 名 前 を 入 力 します IIS サーバーの 接 続 用 情 報 を 設 定 し ます [ 追 加 ] ボタンを ク リ ッ ク して 新 しいサーバー 定 義 を 作 成 します プロ ト コルと して [http] を 選 択 し ます ホス ト 名 または IP アドレスと ポート 番 号 を 入 力 します 3 Microsoft リ ソースを 登 録 し 作 成 したサービス 分 岐 に 追 加 し ます Select Access の HTTP リ ソース 検 出 プラ グ イ ンは 基 本 認 証 を 必 要 とするサーバー 上 の リ ソース を 検 出 でき ないた め リ ソース を 手 動 で リ ソース ツ リ ーに 追 加 する 必 要 があ り ます 詳 細 は HP OpenView Select Access 6.2 Policy Builder ガイド の リソース ツ リーへのネットワーク リソースの 追 加 を 参 照 してください Exchange ユーザー エン ト リの 使 用 Microsoft Exchange が 現 在 使 用 し てい る Active Directory ユーザーの 保 存 場 所 を 手 動 で 追 加 し ます これによ り 両 方 のシステムでユーザー エン ト リ が 共 有 されます Exchange データによるアイデンティティ ツ リ ーの 作 成 1 [ 既 知 のアイデンティティ ] 列 を 右 ク リ ッ ク し ポップアップ メニューから [ 作 成 ] [ アイデン ティティの 場 所 ] を 選 択 します [ 新 し いア イデンテ ィ テ ィ の 場 所 ] ダイアログ ボックスの [ 全 般 ] タブが 表 示 されます こ の 保 存 場 所 と ポ リ シー データ の 格 納 場 所 が 同 じ であ る 場 合 は [ ポリシー データ と 同 じ ディレクトリ サーバー ] ボックスにチェックマークを 付 け 手 順 4 に 進 みます こ の 保 存 場 所 と ポ リ シー データ の 格 納 場 所 が 異 な る 場 合 は [ ポリシー データ と 同 じデ ィ レクト リ サーバー ] ボックスのチェックを 外 し [ ディレクトリ サーバー ] グループの フィールドを 設 定 します 2 [ 参 照 ] を ク リ ッ ク し データを 格 納 するディ レ ク ト リ 内 の 領 域 を 選 択 し ます 指 定 した 場 所 の DN は [ ディレクトリ ] フィールドに 表 示 されます 3 こ の 保 存 場 所 が 別 のデ ィ レ ク ト リ サーバーに 複 製 されている 場 合 は [ 複 製 サーバー ] タブを クリックします 同 じ 保 存 場 所 と データ を 共 有 するデ ィ レ ク ト リ サーバーを 追 加 するには [ 追 加 ] をク リ ッ ク し サーバーが 稼 動 する ホ ス ト の 名 前 ( または IP アドレス ) とポートを 設 定 します 保 存 場 所 と データ の 共 有 を 解 除 し たデ ィ レ ク ト リ サーバーを 削 除 する には 対 応 する 行 を 選 択 し [ 削 除 ] をクリ ックします 4 [OK] をクリ ックして この 場 所 をグローバル リ ス ト に 追 加 し ます NTLM 環 境 でのユーザーの 認 証 NTLM は 組 み 込 み 型 のシングル サインオン メカニズムとして Microsoft システム 全 体 で 使 用 さ れています NTLM 環 境 では Internet Explorer ブラ ウザを 使 用 するユーザーは Microsoft デス ク ト ッ プ 認 証 情 報 を 使 用 し て パス ワー ド と ユーザー ID の 再 入 力 な しでイ ン ターネ ッ ト リソース にアクセスできます 16 第 2 章

NTLM 認 証 は 安 全 な 認 証 形 式 です Internet Explorer ブ ラ ウザは 送 信 前 に 詳 細 をハ ッ シ ュする こ と に よ っ て 暗 号 化 さ れた 状 態 でデス ク ト ッ プ 認 証 情 報 を 交 換 し ます Select Access と 統 合 す る 場 合 は 認 証 方 法 と し て NTLM が 推 奨 されます Windows に 組 み 込 まれた 認 証 方 法 を 使 用 する よ う に Select Access を 設 定 する には 次 の 操 作 を 行 う 必 要 があります OWA および SharePoint の コ ンテン ツへのア ク セス を 試 みる ユーザーを 認 証 する ための NTLM を 作 成 します 詳 細 については 次 の NTLM 認 証 情 報 を 受 け 付 け る 認 証 の 作 成 を 参 照 し てください この NTLM 認 証 を 使 用 し て Select Access のユーザーを 認 証 する ための 設 定 を 行 います 詳 細 は 17 ページの デス ク ト ッ プ 認 証 情 報 を 使 用 し てユーザーを 認 証 する 設 定 を 参 照 し て く ださい NTLM 認 証 情 報 を 受 け 付 ける 認 証 の 作 成 1 [ ツール ] [ 認 証 サービス ] をクリ ックします [ 認 証 ] ダイアログ ボックスが 表 示 されます 2 [ 追 加 ] をクリ ックします [ 新 し い 認 証 サービス ] ダイアログ ボックスが 表 示 されます 3 サービ ス 名 を 入 力 し て [NTLM] オプシ ョ ンを ク リ ッ ク し [OK] をク リ ックします これによ り [NTLM サービス ] ダイアログ ボックスが 表 示 されます 4 [ ア イデンテ ィ テ ィ 検 索 の 場 所 を 指 定 し て く だ さ い ] プルダウ ン リ ス ト には こ の 認 証 用 のグ ロー バル ユーザー 保 存 場 所 が 含 まれています こ こから 検 索 先 を 選 択 します 5 グローバル リ ス ト に 設 定 さ れてい るデ ィ レ ク ト リ の 場 所 以 外 のデータ ソースに 対 してサー バーが 検 索 を 行 う よ う にする と きは [ 参 照 ] をク リ ックし [ アイデンティティの 場 所 を 選 択 ] ダイアログ ボックスでグループまたはフォルダを 選 択 します このグループまたはフォルダは アクセス ポリシーのリポジト リとしてのみ 機 能 します こ のサーバーによ るユーザーの 認 証 が 完 了 する と 対 応 する ア ク セス ポリシーについて Policy Validator はこの 場 所 を 調 べます 6 [OK] を ク リ ッ ク してこれらのパラ メータ 設 定 を 適 用 します デス ク ト ッ プ 認 証 情 報 を 使 用 し てユーザーを 認 証 する 設 定 1 エン ト リ の 隣 の 列 で 正 方 形 を 右 ク リ ッ ク し [ 有 効 Select Auth] をク リ ックします [ 認 証 プロ パテ ィ ] ダイアログ ボックスが 表 示 されます 2 [ 認 証 ] タブをク リ ッ クします このタブでは 認 証 されていないユーザーの 認 証 にどの 認 証 サーバーを 使 用 する かを 指 定 で き ます 3 [ 追 加 ] をクリ ックします [ 使 用 可 能 な 認 証 サービス ] ダイアログ ボックスが 表 示 されます 4 17 ページの NTLM 認 証 情 報 を 受 け 付 け る 認 証 の 作 成 で 作 成 した NTLM サーバーを [ 使 用 可 能 なサービス ] リストから 選 択 し [ 追 加 ] をクリ ックします これらのサーバーが [ 選 択 され たサービス ] リ ス ト に 表 示 さ れます 5 [OK] をクリ ックし [ 使 用 可 能 な 認 証 ] ダイアログ ボックスを 閉 じます 特 定 の Microsoft リ ソースへのポ リ シーの 設 定 リ ソ ースの 重 要 度 に 応 じ て ア ク セ ス を 許 可 拒 否 ま たは 条 件 付 き で 許 可 する ポ リ シーを 設 定 で き ます ま た 組 み 込 まれてい る 継 承 ルールを 使 用 する こ と で Policy Builder を 使 用 して す べての 既 知 の リ ソースに 迅 速 かつ 簡 単 にポ リ シーを 設 定 でき ます 概 要 については HP OpenView Select Access 6.2 Policy Builder ガイド を 参 照 してください 製 品 の 統 合 17

ただし OWA の 特 定 の リ ソースについては 18 ページの 特 別 なア ク セ ス ポリシーの 設 定 で 説 明 する 方 法 で 特 別 なポ リ シーを 使 用 し てア ク セス を 制 御 する 必 要 があ り ます さ ら に ロ グ アウ ト 時 にユーザーを Select Access からもログアウ ト させ SSO が 有 効 なサーバー 上 のネ ッ ト ワーク リ ソースへのア ク セス を 可 能 にし ていた Cookie を 削 除 する 条 件 付 き ロ グア ウ ト ルールが 必 要 になることもあります 詳 細 については 次 のセクションの 手 順 を 参 照 してください 特 別 なア ク セス ポ リ シーの 設 定 1 http://hostname/exchange リソースについては 次 のように 設 定 します [ 未 知 のアイデンティティ ] 列 と こ の リ ソースが 交 差 する 場 所 にあ る セルを 右 ク リ ッ ク し [ アクセス 拒 否 ] をクリ ックします [ 既 知 のアイデンティティ ] 列 と こ の リ ソースが 交 差 する 場 所 にあ る セルを 右 ク リ ッ ク し [ アクセス 許 可 ] をクリ ックします 2 http://hostname/exchweb リソースについては 次 のように 設 定 します [ 未 知 のアイデンティティ ] 列 と こ の リ ソースが 交 差 する 場 所 にあ る セルを 右 ク リ ッ ク し [ アクセス 拒 否 ] をクリ ックします [ 既 知 のアイデンティティ ] 列 と こ の リ ソースが 交 差 する 場 所 にあ る セルを 右 ク リ ッ ク し [ アクセス 許 可 ] をクリ ックします 3 SharePoint サイ トのリ ソースについては 次 のよ うなリ ソースの URL を 使 用 して 保 護 しま す こ れら は IIS では 見 えないこ と があ り ます http://myhost/<sharepoint_root>/shared%20documents http://myhost/<sharepoint_root>/lists http://myhost/<sharepoint_root>/_layouts 4 ユーザーを Select Access から ロ グアウ ト さ せ セッ ショ ン Cookie を タ イ ミ ン グよ く 削 除 する に は ユーザーを ロ グアウ ト さ せる ための 条 件 付 き ルールを 作 成 し ま す こ れによ り SSO が 有 効 な 別 のサーバーにユーザーはアク セス でき なく なり ま す [ 既 知 のアイデンティティ] 列 と ロ グアウ ト の 必 要 なリ ソ ース が 交 差 する 場 所 にある セルを 右 ク リ ッ ク し [ 条 件 付 き ア ク セス ] を クリ ックします ス タ ン ド ア ロ ンの ロ グア ウ ト 終 端 ポ イ ン ト を 含 むルールが 既 に 作 成 さ れてい る 場 合 は リストからそのルールを 選 択 します 作 成 さ れていない 場 合 は ロ グア ウ ト 端 末 ポ イ ン ト のみを 持 つルールを 作 成 し ます 18 第 2 章