別 紙 児 童 生 徒 学 生 幼 児 及 び 職 員 の 健 康 診 断 の 方 法 及 び 技 術 的 基 準 の 補 足 的 事 項 について 学 校 保 健 安 全 法 ( 昭 和 33 年 法 律 第 56 号 ) 第 13 条 第 1 項 及 び 同 法 第 15 条 第 1 項 の 健 康 診 断 の 方 法 及 び 技 術 的 基 準 については 同 法 第 17 条 第 1 項 の 規 定 に 基 づき 学 校 保 健 安 全 法 施 行 規 則 ( 昭 和 33 年 文 部 省 令 第 18 号 )に 定 められたもの 以 外 は この 児 童 生 徒 学 生 幼 児 及 び 職 員 の 健 康 診 断 の 方 法 及 び 技 術 的 基 準 の 補 足 的 事 項 について によ り 実 施 するものとする 1 総 括 事 項 健 康 診 断 に 当 たっては その 正 確 を 期 すため あらかじめ 測 定 用 具 や 機 器 類 を 点 検 し その 精 度 が 保 たれるように 注 意 すること 2 身 長 の 測 定 ( 学 校 保 健 安 全 法 施 行 規 則 ( 以 下 規 則 という ) 第 7 条 第 2 項 関 係 ) 身 長 の 測 定 に 当 たっては 下 記 に 留 意 して 実 施 すること (1) 被 検 査 者 の 頭 部 を 正 位 に 保 たせるには 被 検 査 者 の 頭 を 正 面 に 向 かせて 眼 耳 線 が 水 が ん か 平 になるようにすること すなわち 耳 珠 上 縁 と 眼 窩 下 縁 とを 結 ぶ 線 が 水 平 になるよ う 位 置 させること この 場 合 後 頭 部 は 身 長 計 に 接 触 しなくても 差 し 支 えないこと (2) 身 長 計 の 目 盛 りを 読 む 場 合 には 横 規 を 上 下 させて 被 検 査 者 の 頭 頂 部 に 軽 く 数 回 接 触 し 2 回 ないし3 回 同 じ 数 値 が 得 られたときにそれを 身 長 として 読 みとること (3) 被 検 査 者 の 身 長 が 検 査 者 よりも 高 いときは 検 査 者 は 踏 み 台 などを 用 いて 横 規 が 自 分 の 眼 と 同 じ 高 さになる 位 置 において 目 盛 りを 読 みとること 3 体 重 の 測 定 ( 規 則 第 7 条 第 3 項 関 係 ) 体 重 の 測 定 に 当 たっては 実 施 に 先 だち 体 重 計 を 水 平 に 保 ち 移 動 したり 振 動 したり しないようにくさび 等 によって 安 定 を 図 り 指 針 を 零 点 に 調 節 しておくことが 必 要 であ ること 4 栄 養 状 態 の 検 査 ( 規 則 第 3 条 第 1 号 関 係 ) 栄 養 状 態 の 検 査 に 当 たっては 下 記 に 留 意 して 実 施 すること (1) 栄 養 状 態 の 検 査 は 視 診 によって 行 い 貧 血 の 有 無 なども 含 めて 総 合 的 に 判 定 する ものとするが 栄 養 不 良 又 は 肥 満 傾 向 を 発 見 するために 必 要 な 場 合 には 次 の 観 点 も 参 考 にすることも 考 慮 すること 身 長 別 標 準 体 重 から 算 出 される 肥 満 及 びやせ 傾 向 実 測 体 重 ( kg)- 身 長 別 標 準 体 重 ( kg) = 100 身 長 別 標 準 体 重 ( kg) 1
がんけん (2) 貧 血 については 眼 瞼 結 膜 等 の 身 体 徴 候 や 症 状 等 を 観 察 することで 異 常 の 有 無 を 検 査 するものとすること 5 脊 柱 及 び 胸 郭 の 疾 病 及 び 異 常 の 有 無 並 びに 四 肢 の 状 態 ( 規 則 第 3 条 第 2 号 第 3 号 及 び 規 則 第 7 条 第 4 項 関 係 ) 脊 柱 及 び 胸 郭 の 疾 病 及 び 異 常 の 有 無 並 びに 四 肢 の 状 態 の 検 査 に 当 たっては 下 記 に 留 意 して 実 施 すること (1) 脊 柱 及 び 胸 郭 の 疾 病 及 び 異 常 の 有 無 は 形 態 等 について 注 意 して 視 診 等 によって 検 査 すること (2) 脊 柱 の 形 態 については 前 後 及 び 側 方 から 観 察 し 側 わん 等 の 異 常 わん 曲 に 注 意 す ること 特 に 側 わん 症 の 発 見 に 当 たっては 次 の 要 領 で 行 うこと ア 被 検 査 者 を 後 向 きに 直 立 させ 両 上 肢 は 自 然 に 垂 れた 状 態 で 両 肩 の 高 さの 左 右 不 均 衡 の 有 無 肩 甲 骨 の 高 さと 位 置 の 左 右 不 均 衡 の 有 無 及 び 体 の 脇 線 の 左 右 不 均 衡 の 有 無 を 観 察 すること ひじ イ 被 検 査 者 に 体 の 前 面 で 手 のひらを 合 わせさせ 肘 と 肩 の 力 を 抜 いて 両 上 肢 と 頭 が 自 然 に 垂 れ 下 がるようにしながら 上 体 をゆっくり 前 屈 させた 状 態 で 被 検 査 者 の 前 面 及 び 必 要 に 応 じ 背 面 から 背 部 及 び 腰 部 の 左 右 の 高 さの 不 均 衡 の 有 無 を 観 察 す ること (3) 四 肢 の 状 態 については 保 健 調 査 票 の 記 載 内 容 学 校 における 日 常 の 健 康 観 察 の 情 報 等 を 参 考 に 入 室 時 の 姿 勢 歩 行 の 状 態 等 に 注 意 して 学 業 を 行 うのに 支 障 がある 疾 病 及 び 異 常 の 有 無 等 を 確 認 すること 6 視 力 の 検 査 ( 規 則 第 3 条 第 4 号 関 係 ) 視 力 の 検 査 に 当 たっては 下 記 に 留 意 して 実 施 すること (1) 被 検 査 者 を 立 たせる 位 置 は 視 力 表 から 正 確 に5メートルの 距 離 とし これを 床 上 に 明 示 すること ただし5メートルの 距 離 が 取 れない 場 合 は 3メートル 用 視 力 表 を 使 用 してもよく 同 様 に 被 検 査 者 を 立 たせる 位 置 を 床 上 に 明 示 すること (2) 視 力 表 は 字 ひとつ 視 力 表 又 は 字 づまり 視 力 表 を 用 い 測 定 には 原 則 としてランド ルト 環 を 視 標 とするものを 使 用 し 汚 損 したもの 変 色 したもの しわのあるものな どは 使 用 しないこと また 視 標 の 掲 示 は 字 ひとつ 視 力 表 にあっては 被 検 査 者 の 目 の 高 さとし 字 づまり 視 力 表 にあっては 視 標 1.0を 被 検 査 者 の 目 の 高 さにすること (3) 視 力 表 の 照 度 の 標 準 は おおむね500ルクスから1,000ルクスとすること (4) 検 査 場 の 照 度 は 視 力 表 の 照 度 の 基 準 を 超 えず また その 基 準 の10 分 の1 以 上 であることが 望 ましいこと なお 被 検 査 者 の 視 野 の 中 に 明 るい 窓 や 裸 の 光 源 等 ま ぶしさがないことが 望 ましいこと (5) 検 査 は 検 査 場 に 被 検 査 者 を 入 れてから2 分 以 上 経 過 した 後 開 始 すること (6) 検 査 は 右 眼 及 び 左 眼 それぞれの 裸 眼 視 力 について 次 の 要 領 で 実 施 すること ア 検 査 は 右 眼 から 始 めること まず 両 眼 を 開 かせたまま 遮 眼 器 等 で 左 眼 を 遮 閉 し 2
右 眼 で 目 を 細 めることなく 視 標 を 見 させ 同 一 視 力 の 視 標 において 上 下 左 右 の4 方 向 のうち3 方 向 が 正 答 できれば その 視 力 はあるものとすること この 場 合 視 力 を1.0 以 上 (A) 1.0 未 満 0.7 以 上 (B) 0.7 未 満 0.3 以 上 (C) 0.3 未 満 (D)の 区 分 を 用 いて 判 定 して 差 し 支 えないこと なお 被 検 査 者 の 表 現 力 不 足 によって 生 ずる 判 定 誤 差 を 避 けるため 小 学 校 低 学 年 以 下 においてはランドルト 環 の 切 れ 目 が 上 下 左 右 にあるものにとどめ 小 学 校 高 学 年 以 上 においては 斜 め 方 向 も 加 える 等 の 配 慮 が 望 ましいこと イ 右 眼 の 検 査 が 終 わった 後 左 眼 についても 同 様 の 方 法 により 検 査 すること ウ コンタクトレンズを 使 用 している 者 に 裸 眼 視 力 検 査 を 行 う 場 合 は 検 査 を 始 める 30 分 前 までにコンタクトレンズを 外 させておくこと (7) 眼 鏡 (コンタクトレンズを 含 む ) 使 用 時 の 視 力 は 上 記 (6)ア 及 びイに 準 じて 測 定 すること 7 聴 力 の 検 査 ( 規 則 第 3 条 第 5 号 関 係 ) 聴 力 の 検 査 に 当 たっては 下 記 に 留 意 して 実 施 すること (1)オージオメータは 平 成 12 年 8 月 1 日 制 定 後 の 日 本 工 業 規 格 によるものを 用 い 定 期 的 に 校 正 を 受 けること なお やむを 得 ず 経 過 措 置 として 昭 和 57 年 8 月 14 日 改 正 前 の 日 本 工 業 規 格 ( 以 下 旧 規 格 という )のオージオメータを 用 いる 場 合 には 聴 力 損 失 表 示 であることに 注 意 するとともに (5)ウによって 聴 力 損 失 デシ ベルを 聴 力 レベルデシベルに 換 算 すること (2) 聴 力 の 検 査 は 下 記 及 び(3)の 要 領 で 行 うこと ア 検 査 場 は 正 常 聴 力 者 が1,000Hz 25dBの 音 を 明 瞭 に 聞 きうる 場 所 であ ること イ オージオメータの 聴 力 レベルダイアルを30dBに 固 定 し 気 導 レシーバーを 被 検 査 者 の 耳 にきっちりとあてさせること まず 1,000Hz 30dBの 音 を 聞 かせ 音 を 断 続 し 合 図 が 確 実 であれば 4,000Hz 25dBに 切 り 替 え 同 様 に 音 を 断 続 し 確 実 に 聞 こえたならば 反 対 の 耳 に 移 ること このような 方 法 で 1,000Hz 30dBあるいは4,00 0Hz 25dBの 音 を 両 方 又 は 片 方 いずれでも 聴 取 できない 者 を 選 び 出 すこと 第 1 回 の 検 査 で 異 常 ありとされた 者 に 対 しては(3)の 再 検 査 を 行 うこと (3)(2)の 検 査 で 1,000Hz 30dB 又 は4,000Hz 25dBを 聴 取 できな い 者 について 更 に 必 要 により 聴 力 レベルを 検 査 するときは 次 の 方 法 によって 行 う こと ア 検 査 音 の 種 類 は 少 なくとも500Hz 1,000Hz 2,000Hz 4,00 0Hzとすること イ 検 査 方 法 は 下 記 によること 被 検 査 者 を 眼 を 閉 じて 楽 に 座 らせ 耳 にオージオメータのレシーバーをよくあて させること 前 記 の 検 査 音 の 検 査 の 順 序 は 1,000Hz 2,000Hz 4,0 3
00Hz と 進 み 次 いで1,000Hz 500Hz の 順 とすること これらの 検 査 音 のそれぞれについて あらかじめ 十 分 聞 こえる 音 の 強 さで 聞 かせ 次 いで 音 の 強 さ を 弱 めていき 全 く 聞 こえないところまで 下 げ 次 に 検 査 音 をだんだん 強 めていき 初 めて 聞 こえた 音 の 強 さ(dB)を 聴 力 レベルデシベルとすること 音 を 強 めるとき は 1ステップを1 秒 から2 秒 の 速 さで 強 くするようにすること 検 査 音 が 聞 こえ れば 被 検 査 者 は 信 号 ボタンを 押 すかあるいは 手 指 等 で 合 図 することとし 検 査 者 に 知 らせること 検 査 音 の 認 知 が 明 瞭 でないときには 断 続 器 を 用 いて 音 を 断 続 さ せて 聞 かせ その 認 知 を 確 かめること 断 続 器 を 使 用 できない 場 合 には 聴 力 レベ ルダイアルを 一 度 左 に 戻 してから 再 び 強 めることを 繰 り 返 し その 認 知 を 確 かめる こと この 検 査 は 聞 こえのよい 耳 を 先 に 検 査 し 左 右 とも 同 じときは 右 耳 を 先 に 検 査 すること ウ イの 検 査 による 聴 力 レベルデシベルは 次 の 式 により 算 出 すること a+2b+c 聴 力 レベルデシベル= 4 ( 上 の 式 のうち aは500hz bは1,000hz cは2,000hzの 聴 力 レ ベルデシベルを 示 す ) なお 4,000Hzの 聴 力 レベルデシベルは 健 康 診 断 票 の 聴 力 の 欄 にかっこを して 記 入 すること (4) 旧 規 格 によるオージオメータを 用 いて 行 う 聴 力 の 検 査 は 下 記 及 び(5)の 要 領 で 行 うこと ア 検 査 場 は 正 常 聴 力 者 が1,000Hz 15dB( 聴 力 損 失 表 示 による イにおい て 同 じ )の 音 を 明 瞭 に 聞 きうる 場 所 であること イ オージオメータの 聴 力 損 失 ダイアルを20dBに 固 定 し 気 導 レシーバーを 被 検 査 者 の 耳 にきっちりとあてさせること まず 1,000Hz 20dB の 音 を 聞 かせ 音 を 断 続 し 合 図 が 確 実 であれば 4,000Hz 20dBに 切 り 替 え 同 様 に 音 を 断 続 し 確 実 に 聞 こえたならば 反 対 の 耳 に 移 ること このような 方 法 で1,000Hz あるいは4,000Hz 20dB の 音 を 両 方 または 片 方 いずれでも 聴 取 できない 者 を 選 び 出 すこと 第 1 回 の 検 査 で 問 題 ありとされた 者 に 対 しては(5)の 再 検 査 を 行 うこと (5)(4)の 検 査 で 1,000Hzあるいは4,000Hz 20dB( 聴 力 損 失 表 示 によ る )を 聴 取 できない 者 について 更 に 必 要 により 聴 力 損 失 を 検 査 するときは 次 の 方 法 によって 行 うこと ア 検 査 音 の 種 類 は 少 なくとも500Hz 1,000Hz 2,000Hz 4,00 0Hzとすること イ 検 査 方 法 は 下 記 によること 被 検 査 者 を 眼 を 閉 じて 楽 に 座 らせ 耳 にオージオメータのレシーバーをよくあて させること 前 記 の 検 査 音 の 検 査 の 順 序 は 1,000Hz 2,000Hz 4,0 4
00Hz と 進 み 次 いで1,000Hz 500Hz の 順 とすること これらの 検 査 音 のそれぞれについて あらかじめ 十 分 聞 こえる 音 の 強 さで 聞 かせ 次 いで 音 の 強 さ を 弱 めていき 全 く 聞 こえないところまで 下 げ 次 に 検 査 音 をだんだん 強 めていき 初 めて 聞 こえた 音 の 強 さ(dB)を 聴 力 損 失 デシベルとすること 音 を 強 めるときは 1ステップを1 秒 から2 秒 の 速 さで 強 くするようにすること 検 査 音 が 聞 こえれば 被 検 査 者 は 信 号 ボタンを 押 すかあるいは 手 指 等 で 合 図 することとし 検 査 者 に 知 ら せること 検 査 音 の 認 知 が 明 瞭 でないときには 断 続 器 を 用 いて 音 を 断 続 させて 聞 かせ その 認 知 を 確 かめること 断 続 器 を 使 用 できない 場 合 には 聴 力 損 失 ダイア ルを 一 度 左 に 戻 してから 再 び 強 めることを 繰 り 返 し その 認 知 を 確 かめること この 検 査 は 聞 こえのよい 耳 を 先 に 検 査 し 左 右 とも 同 じときは 右 耳 を 先 に 検 査 すること ウ イの 検 査 による 聴 力 損 失 デシベルは 次 の 式 により 算 出 すること a+2b+c 聴 力 損 失 デシベル= 4 ( 上 の 式 のうち aは500hz bは1,000hz cは2,000hzの 聴 力 損 失 デシベルを 示 す ) 健 康 診 断 票 の 聴 力 の 欄 の 記 入 に 当 たっては 次 の 換 算 式 により 聴 力 レベルデシベ ルに 換 算 して 記 入 すること 聴 力 レベルデシベル= 聴 力 損 失 デシベル+10dB なお 4,000Hzの 聴 力 損 失 デシベルは 次 の 換 算 式 により 聴 力 レベルデシベ ルに 換 算 し 健 康 診 断 票 の 聴 力 の 欄 にかっこをして 記 入 すること 聴 力 レベルデシベル= 聴 力 損 失 デシベル+5dB こうくう 8 歯 及 び 口 腔 の 検 査 ( 規 則 第 3 条 第 9 号 関 係 ) こうくう 歯 及 び 口 腔 の 検 査 に 当 たっては 下 記 に 留 意 して 実 施 すること こうくう あご (1) 口 腔 の 検 査 に 当 たっては 顎 顔 面 の 全 体 を 診 てから 口 唇 口 角 舌 舌 小 帯 口 蓋 こうくう その 他 口 腔 粘 膜 等 の 異 常 についても 注 意 すること (2) 歯 の 検 査 は 下 記 に 留 意 して 実 施 すること 5 こうがい ア 歯 の 疾 病 及 び 異 常 の 有 無 の 検 査 は 処 置 及 び 指 導 を 要 する 者 の 選 定 に 重 点 を 置 く こと こうごう イ 咬 合 の 状 態 歯 の 沈 着 物 歯 周 疾 患 過 剰 歯 エナメル 質 形 成 不 全 などの 疾 病 及 び 異 常 については 特 に 処 置 又 は 矯 正 を 要 する 程 度 のものを 具 体 的 に 所 定 欄 に 記 入 すること ウ 補 てつを 要 する 欠 如 歯 処 置 を 要 する 不 適 当 な 義 歯 などのあるときは その 旨 学 校 歯 科 医 所 見 欄 に 記 入 すること エ はん 状 歯 のある 者 が 多 数 発 見 された 場 合 には その 者 の 家 庭 における 飲 料 水 につ いても 注 意 すること
がく とう (3)その 他 顎 顔 面 全 体 のバランスを 観 察 し 咬 合 の 状 態 開 口 障 害 顎 関 節 雑 音 疼 痛 の 有 無 発 音 障 害 等 についても 注 意 すること 9 心 臓 の 疾 病 及 び 異 常 の 有 無 の 検 査 ( 規 則 第 7 条 第 6 項 関 係 ) 心 臓 の 疾 病 及 び 異 常 の 有 無 の 検 査 は 下 記 に 留 意 して 実 施 すること (1) 検 査 に 当 たっては あらかじめ 保 健 調 査 等 によって 心 臓 の 疾 病 等 に 関 する 既 往 症 現 症 等 を 把 握 しておくこと (2) 検 査 は 医 師 による 聴 診 心 電 図 検 査 等 によって 行 うものとすること (3) 心 電 図 検 査 に 当 たっては 下 記 に 留 意 して 行 うこと ア 児 童 生 徒 に 検 査 の 目 的 や 方 法 について 説 明 し 検 査 に 対 する 不 安 や 緊 張 感 を 取 り 除 くこと イ 体 育 授 業 やスポーツ 活 動 の 直 後 は 検 査 を 避 けること ウ 検 査 会 場 では 児 童 生 徒 を 静 かにさせること エ 検 査 技 術 者 は 心 電 計 の 接 地 を 行 うこと オ 心 電 図 誘 導 法 は 一 般 的 な 誘 導 法 を 用 いること 胸 部 誘 導 の 電 極 位 置 は 特 に 正 確 を 期 すること カ 心 電 図 記 録 の 際 には フィルターをできるだけ 使 用 しないこと キ 心 電 図 記 録 中 に 不 整 脈 を 見 いだしたときは 別 に 通 常 の 倍 以 上 の 記 録 を 行 うこ と ク 心 電 図 の 判 定 は 小 児 若 年 者 心 電 図 判 読 に 習 熟 した 医 師 が 行 うこと 心 電 図 自 動 解 析 装 置 の 判 読 を 参 考 にする 場 合 は 高 校 生 までは 各 年 齢 性 別 に 応 じた 小 児 用 心 電 図 判 読 プログラムにて 判 定 したものを 用 い 成 人 用 プログラムの 判 定 は 用 い てはならないこと 10 尿 の 検 査 ( 規 則 第 7 条 第 7 項 関 係 ) 尿 の 検 査 は 下 記 に 留 意 して 実 施 すること じん (1) 検 査 に 当 たっては あらかじめ 保 健 調 査 等 によって 腎 臓 の 疾 病 糖 尿 病 等 に 関 する 既 往 歴 現 症 を 把 握 しておくこと (2) 採 尿 は 起 床 直 後 の 尿 について 行 うものとすること この 場 合 の 尿 は 尿 道 尿 を 排 除 させた 後 の 排 尿 から10ミリリットル 程 度 紙 製 ポリエチレン 製 ガラス 製 などの 容 器 に 採 らせること なお 採 尿 に 当 たっては 前 日 の 就 寝 前 に 排 尿 させておくこと (3) 蛋 白 尿 は 6 時 間 から12 時 間 後 に 陰 転 することがあるので 検 尿 は 採 尿 後 およそ 5 時 間 以 内 に 行 うことが 望 ましいこと (4) 検 体 は 変 質 を 防 止 するため 日 影 で 通 風 のよい 場 所 に 保 管 すること (5) 検 体 は 蛋 白 及 び 糖 検 出 用 の 試 験 紙 ( 幼 稚 園 等 において 糖 の 検 査 を 実 施 しない 場 合 は 蛋 白 検 出 用 の 試 験 紙 )を 用 いて 行 い 陽 性 を 示 す 者 を 事 後 の 検 査 を 要 する 者 と 判 定 す るが 蛋 白 陽 性 者 を 直 ちに 腎 臓 に 障 害 のある 者 とみなすことや 糖 陽 性 者 を 直 ちに 糖 6
尿 病 とみなすことのないよう 十 分 注 意 すること (6) 腎 臓 疾 患 の 検 査 として 尿 の 検 査 を 行 うに 当 たっては 可 能 ならば 潜 血 反 応 検 査 を 併 せて 行 うことが 望 ましいこと 11 職 員 の 健 康 診 断 ( 規 則 第 14 条 関 係 ) 職 員 の 健 康 診 断 において それぞれの 項 目 の 結 果 の 判 定 に 当 たっては 問 診 視 診 等 の 結 果 を 参 考 にすること 12 職 員 の 聴 力 の 検 査 ( 規 則 第 14 条 第 2 項 関 係 ) 職 員 の 聴 力 の 検 査 は 下 記 に 留 意 して 実 施 すること (1) 原 則 としてオージオメータを 使 用 し 通 常 1,000Hzについては30dB 4,0 00Hzについては40dBの 音 圧 の 音 が 聞 こえるかどうかについて 検 査 すること (2) 検 査 を 実 施 する 場 所 の 騒 音 の 程 度 を 考 慮 すること お ん さ (3)35 歳 未 満 の 職 員 及 び36 歳 以 上 40 歳 未 満 の 職 員 については 音 叉 による 検 査 等 医 師 が 適 当 と 認 める 方 法 によって 行 うことができるものであること 13 職 員 の 血 圧 の 検 査 ( 規 則 第 14 条 第 4 項 関 係 ) 職 員 の 血 圧 の 検 査 は 原 則 として 右 腕 について 実 施 すること 14 職 員 の 尿 の 検 査 ( 規 則 第 14 条 第 5 項 関 係 ) 職 員 の 尿 の 検 査 は 下 記 に 留 意 して 実 施 すること (1) 尿 中 の 蛋 白 等 の 検 査 については 10の(1)から(6)を 参 照 すること (2) 尿 中 の 糖 の 検 査 のみを 単 独 に 行 う 場 合 は 朝 食 後 2 時 間 から3 時 間 において 採 取 し た 尿 について 実 施 する 方 法 もあること 15 職 員 の 胃 の 疾 病 及 び 異 常 の 有 無 の 検 査 ( 規 則 第 14 条 第 6 項 関 係 ) 妊 娠 可 能 年 齢 にある 女 子 職 員 については 問 診 等 を 行 った 上 で 医 師 が 検 査 対 象 とす るか 否 かを 決 定 すること 16 職 員 の 貧 血 検 査 及 び 肝 機 能 検 査 ( 規 則 第 14 条 第 7 項 及 び 第 8 項 関 係 ) 職 員 の 貧 血 検 査 及 び 肝 機 能 検 査 において 35 歳 未 満 の 職 員 及 び36 歳 以 上 40 歳 未 満 の 職 員 について 医 師 の 判 断 に 基 づいて 検 査 対 象 から 除 く 場 合 は 個 々の 職 員 の 健 康 状 態 日 常 の 生 活 状 況 職 務 内 容 過 去 の 健 康 診 断 の 結 果 等 を 把 握 し これらを 十 分 考 慮 した 上 で 総 合 的 に 判 断 すべきものであること 17 職 員 の 血 中 脂 質 の 検 査 ( 規 則 第 14 条 第 9 項 関 係 ) 職 員 の 血 中 脂 質 の 検 査 は 下 記 に 留 意 して 実 施 すること (1) 血 清 トリグリセライドの 量 の 検 査 は 原 則 として 空 腹 時 に 行 われるものあるが 食 事 7
摂 取 直 後 に 行 われた 場 合 には 検 査 結 果 に 変 動 を 生 ずることがあるので 医 師 がその 影 響 を 考 慮 した 上 で 判 断 すべきものであること (2)35 歳 未 満 の 職 員 及 び36 歳 以 上 40 歳 未 満 の 職 員 について 医 師 の 判 断 に 基 づいて 検 査 対 象 から 除 く 場 合 は 個 々の 職 員 の 健 康 状 態 日 常 の 生 活 状 況 職 務 内 容 過 去 の 健 康 診 断 の 結 果 等 を 把 握 し これらを 十 分 考 慮 した 上 で 総 合 的 に 判 断 すべきもの であること 18 職 員 の 心 電 図 検 査 ( 規 則 第 14 条 関 係 ) 職 員 の 心 電 図 検 査 は 下 記 に 留 意 して 実 施 すること (1) 原 則 として 安 静 時 の 標 準 12 誘 導 心 電 図 とすること (2) 検 査 技 術 者 は 心 電 計 の 接 地 を 行 うこと (3) 心 電 図 記 録 の 際 には フィルターをできるだけ 使 用 しないこと (4) 心 電 図 記 録 中 に 不 整 脈 を 見 いだしたときは 別 に 通 常 の 倍 以 上 の 記 録 を 行 うこと (5)35 歳 未 満 の 職 員 及 び36 歳 以 上 40 歳 未 満 の 職 員 について 医 師 の 判 断 に 基 づいて 検 査 対 象 から 除 く 場 合 は 個 々の 職 員 の 健 康 状 態 日 常 の 生 活 状 況 職 務 内 容 過 去 の 健 康 診 断 の 結 果 等 を 把 握 し これらを 十 分 考 慮 した 上 で 総 合 的 に 判 断 すべきもの であること 8