学 校 における 感 染 症 発 生 時 の 対 応 学 校 保 健 法 が 学 校 保 健 安 全 法 に 改 正 され 平 成 21 年 4 月 1 日 から 施 行 されました その 後 学 校 保 健 安 全 法 施 行 規 則 の 学 校 において 予 防 すべき 感 染 症 の 種 類 や 出 席 停 止 の 期 間 の 基 準 が 見 直 されました 本 資 料 は 長 野 県 における 感 染 症 発 生 時 の 対 応 の 流 れや 報 告 の 概 要 をまとめたものです 感 染 症 発 生 時 の 対 応 の 際 の 参 考 としてご 活 用 ください なお 各 感 染 症 については 学 校 において 予 防 すべき 感 染 症 の 解 説 ( 文 部 科 学 省 HP)を ご 参 照 ください 感 染 経 路 対 策 手 洗 いや 食 品 の 衛 生 管 理 など 周 囲 の 環 境 を 衛 生 的 に 保 つことに より 感 染 経 路 を 遮 断 すること 感 染 源 対 策 感 染 症 予 防 の 三 原 則 感 受 性 者 対 策 消 毒 や 殺 菌 等 により 感 染 源 をなくすこと 栄 養 バランスがとれた 食 事 規 則 正 しい 生 活 習 慣 適 度 な 運 動 予 防 接 種 などをして 体 の 抵 抗 力 を 高 めること 長 野 県 教 育 委 員 会
1 学 校 保 健 安 全 法 の 規 定 学 校 において 予 防 すべき 感 染 症 分 類 第 一 種 感 染 症 法 の 一 類 感 染 症 と 結 核 を 除 く 二 類 感 染 症 を 規 定 している 第 二 種 空 気 感 染 または 飛 沫 感 染 するも ので 学 校 におい て 流 行 を 広 げる 可 能 性 が 高 い 感 染 症 出 席 停 止 期 間 は 基 準 であり 病 状 により 学 校 医 その 他 の 医 師 に おいて 感 染 の 恐 れがないと 認 め たときはこの 限 りでない 第 三 種 学 校 において 流 行 を 広 げる 可 能 性 がある 感 染 症 種 類 エボラ 出 血 熱 クリミア コン ゴ 出 血 熱 痘 そう 南 米 出 血 熱 ペスト マールブルグ 病 ラッ サ 熱 急 性 灰 白 髄 炎 (ポリオ) ジフテリア 重 症 急 性 呼 吸 器 症 候 群 ( 病 原 体 がコロナウイルス 属 SARSコロナウイルスであるものに 限 る ) 及 び 鳥 インフルエンザ ( 病 原 体 がインフルエンザウイル スA 属 インフルエンザAウイルスで あつてその 血 清 亜 型 がH5N1である ものに 限 る 次 号 及 び 第 19 条 第 1 項 第 2 号 イにおいて 鳥 インフルエ ンザ(H5N1)という インフルエンザ ( 鳥 インフルエンザ(H5N1) 及 び 新 型 インフルエンザ 等 感 染 症 を 除 く) 百 日 咳 麻 しん 流 行 性 耳 下 腺 炎 風 しん 水 痘 咽 頭 結 膜 熱 結 核 髄 膜 炎 菌 性 髄 膜 炎 コレラ 細 菌 性 赤 痢 腸 管 出 血 性 大 腸 菌 感 染 症 腸 チフス パ ラチフス 流 行 性 角 結 膜 炎 急 性 出 血 性 結 膜 炎 その 他 の 感 染 症 治 癒 するまで 出 席 停 止 の 期 間 の 基 準 発 症 した 後 ( 発 熱 の 翌 日 を1 日 目 として)5 日 を 経 過 し かつ 解 熱 した 後 2 日 ( 幼 児 にあ つては3 日 )を 経 過 するまで 特 有 の 咳 が 消 失 するまで 又 は5 日 間 の 適 正 な 抗 菌 性 物 質 製 剤 による 治 療 が 終 了 するまで 解 熱 した 後 3 日 を 経 過 するまで 耳 下 腺 顎 下 腺 又 は 舌 下 腺 の 腫 脹 が 発 現 した 後 5 日 を 経 過 し かつ 全 身 状 態 が 良 好 にな るまで 発 しんが 消 失 するまで すべての 発 しんが 痂 皮 化 するまで 主 要 症 状 が 消 退 した 後 2 日 を 経 過 するまで 病 状 により 学 校 医 その 他 の 医 師 において 感 染 のおそれがないと 認 めるまで 病 状 により 学 校 医 その 他 の 医 師 において 感 染 のおそれがないと 認 めるまで < 家 族 や 感 染 発 生 地 域 から 通 学 する 者 等 についての 出 席 停 止 の 期 間 の 基 準 > 第 一 種 若 しくは 第 二 種 の 感 染 症 患 者 のある 家 に 居 住 する 者 又 はこれらの 感 染 症 にかかつている 疑 いがある 者 については 予 防 処 置 の 施 行 の 状 況 その 他 の 事 情 により 学 校 医 その 他 の 医 師 において 感 染 のおそれがないと 認 めるまで 第 一 種 又 は 第 二 種 の 感 染 症 が 発 生 した 地 域 から 通 学 する 者 については その 発 生 状 況 により 必 要 と 認 めたとき 学 校 医 の 意 見 を 聞 いて 適 当 と 認 める 期 間 第 一 種 又 は 第 二 種 の 感 染 症 の 流 行 地 を 旅 行 した 者 については その 状 況 により 必 要 と 認 めたとき 学 校 医 の 意 見 を 聞 いて 適 当 と 認 める 期 間
第 三 種 の その 他 の 感 染 症 として 扱 う 場 合 もある 感 染 症 第 三 種 の 感 染 症 に 分 類 されている その 他 の 感 染 症 は 学 校 で 通 常 見 られないような 重 大 な 流 行 が 起 こった 場 合 に その 感 染 拡 大 を 防 ぐために 必 要 があるときに 限 り 学 校 医 の 意 見 を 聞 き 校 長 が 第 三 種 の 感 染 症 として 緊 急 的 に 措 置 をとることができるものとして 定 められている その 他 の 感 染 症 として 出 席 停 止 の 指 示 をするかどうかは 感 染 症 の 種 類 や 各 地 域 学 校 に おける 感 染 症 の 発 生 流 行 の 態 様 等 を 考 慮 の 上 で 判 断 する 必 要 がある そのため 次 に 示 した 感 染 症 は 子 どものときに 多 くみられ 学 校 でしばしば 流 行 するものの 一 部 を 例 示 したもので 必 ず 出 席 停 止 を 行 うべきというものではない 学 校 において 予 防 すべき 感 染 症 の 解 説 ( 文 部 科 学 省 ) 感 染 性 胃 腸 炎 (ノロウイルス 感 染 症 ロタウイルス 感 染 症 など) サルモネラ 感 染 症 ( 腸 チフス パラ チフスを 除 く) カンピロバクター 感 染 症 マイコプラズマ 感 染 症 インフルエンザ 菌 感 染 症 肺 炎 球 菌 感 染 症 溶 連 菌 感 染 症 伝 染 性 紅 斑 急 性 細 気 管 支 炎 (RSウイルス 感 染 症 など) EBウイ ルス 感 染 症 単 純 ヘルペス 感 染 症 帯 状 疱 疹 手 足 口 病 ヘルパンギーナ A 型 肝 炎 B 型 肝 炎 伝 染 性 膿 痂 疹 (とびひ) 伝 染 性 軟 属 腫 ( 水 いぼ) アタマジラミ 疥 癬 皮 膚 真 菌 症 カン ジダ 感 染 症 白 癬 感 染 症 など 学 校 保 健 安 全 法 関 係 条 文 ( 出 席 停 止 ) 第 19 条 校 長 は 感 染 症 にかかつており かかつている 疑 いがあり 又 はかかるおそれのある 児 童 生 徒 等 があるときは 政 令 で 定 めるところにより 出 席 を 停 止 させることができる 学 校 保 健 安 全 法 施 行 令 出 席 停 止 の 指 示 出 席 停 止 の 報 告 学 校 保 健 安 全 法 施 行 規 則 感 染 症 の 種 類 出 席 停 止 の 期 間 の 基 準 出 席 停 止 の 報 告 事 項 第 6 条 校 長 は 法 第 19 条 の 規 定 により 出 席 を 停 止 させようとするとき は その 理 由 及 び 期 間 を 明 らかにして 幼 児 児 童 又 は 生 徒 ( 高 等 学 校 ( 中 等 教 育 学 校 の 後 期 課 程 及 び 特 別 支 援 学 校 の 高 等 部 を 含 む 以 下 同 じ )の 生 徒 を 除 く )にあつてはその 保 護 者 に 高 等 学 校 の 生 徒 又 は 学 生 にあつては 当 該 生 徒 又 は 学 生 にこれ を 指 示 しなければならない 2 出 席 停 止 の 期 間 は 感 染 症 の 種 類 等 に 応 じて 文 部 科 学 省 令 で 定 める 基 準 による 第 7 条 校 長 は 前 条 第 1 項 の 規 定 による 指 示 をしたときは 文 部 科 学 省 令 で 定 めるところにより その 旨 を 学 校 の 設 置 者 に 報 告 しな ければならない 第 18 条 学 校 において 予 防 すべき 感 染 症 の 種 類 は 次 のとおりとする ( 略 : 前 頁 参 照 ) 第 19 条 令 第 6 条 第 2 項 の 出 席 停 止 の 期 間 の 基 準 は 前 条 の 感 染 症 の 種 類 に 従 い 次 のとおりとする ( 略 : 前 頁 参 照 ) 第 20 条 令 第 7 条 の 規 定 による 報 告 は 次 の 事 項 を 記 載 した 書 面 をもつ てするものとする 一 学 校 の 名 称 二 出 席 を 停 止 させた 理 由 及 び 期 間 三 出 席 停 止 を 指 示 した 年 月 日 四 出 席 を 停 止 させた 児 童 生 徒 等 の 学 年 別 人 員 数 五 その 他 参 考 となる 事 項
( 臨 時 休 業 ) 第 20 条 学 校 の 設 置 者 は 感 染 症 の 予 防 上 必 要 があるときは 臨 時 に 学 校 の 全 部 又 は 一 部 の 休 業 を 行 うことができる ( 文 部 科 学 省 令 への 委 任 ) 第 21 条 前 2 条 ( 第 19 条 の 規 定 に 基 づく 政 令 を 含 む ) 及 び 感 染 症 の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 する 医 療 に 関 する 法 律 ( 平 成 10 年 法 律 第 114 号 )その 他 感 染 症 の 予 防 に 関 して 規 定 する 法 律 (これらの 法 律 に 基 づく 命 令 を 含 む )に 定 めるもののほか 学 校 における 感 染 症 の 予 防 に 関 し 必 要 な 事 項 は 文 部 科 学 省 令 で 定 める 学 校 保 健 安 全 法 施 行 規 則 感 染 症 の 予 防 に 関 する 細 目 第 21 条 校 長 は 学 校 内 において 感 染 症 にかかつており 又 はか かつている 疑 いがある 児 童 生 徒 等 を 発 見 した 場 合 におい て 必 要 と 認 めるときは 学 校 医 に 診 断 させ 法 第 19 条 の 規 定 による 出 席 停 止 の 指 示 をするほか 消 毒 その 他 適 当 な 処 置 をするものとする 2 校 長 は 学 校 内 に 感 染 症 の 病 毒 に 汚 染 し 又 は 汚 染 した 疑 いがある 物 件 があるときは 消 毒 その 他 適 当 な 処 置 をす るものとする 3 学 校 においては その 附 近 において 第 一 種 又 は 第 二 種 の 感 染 症 が 発 生 したときは その 状 況 により 適 当 な 清 潔 方 法 を 行 うものとする ( 保 健 所 との 連 絡 ) 第 18 条 学 校 の 設 置 者 は この 法 律 の 規 定 による 健 康 診 断 を 行 おうとする 場 合 はその 他 政 令 で 定 める 場 合 においては 保 健 所 と 連 絡 するものとする 学 校 保 健 安 全 法 施 行 令 保 健 所 と 連 絡 すべき 場 合 第 5 条 法 第 18 条 の 政 令 で 定 める 場 合 は 次 に 揚 げる 場 合 とする 一 法 第 19 条 の 規 定 による 出 席 停 止 が 行 われた 場 合 二 法 第 20 条 の 規 定 による 学 校 の 休 業 を 行 つた 場 合 出 席 停 止 期 間 の 算 定 の 考 え 方 した 後 日 を 経 過 するまで とした 場 合 は という 現 象 が 見 られた 日 の 翌 日 を 第 1 日 として 算 定 します 例 えば 解 熱 した 後 2 日 を 経 過 するまで の 場 合 は 以 下 のとおりです 月 火 水 木 解 熱 解 熱 1 日 目 解 熱 2 日 目 解 熱 3 日 目 登 校 可 月 曜 日 に 解 熱 した 場 合 この 間 に 発 熱 がない 場 合 は 木 曜 日 から 登 校 が 可 能 となります ただし 第 二 種 感 染 症 の 各 出 席 停 止 期 間 は 基 準 であり 病 状 により 学 校 医 その 他 の 医 師 において 感 染 のおそ れがないと 認 められる 場 合 についてはこの 限 りではありません 治 ゆ 報 告 書 感 染 症 にり 患 した 場 合 保 護 者 は 医 師 からの 指 示 を 治 ゆ 報 告 書 に 記 入 し 学 校 に 治 ゆ 状 況 等 を 報 告 します なお 地 域 によっては 医 療 機 関 で 医 師 が 治 ゆ 証 明 を 出 してくださる 場 合 も ありますので 学 校 医 に 相 談 し 地 域 の 実 状 で 対 応 をしてください
2 感 染 症 発 生 時 の 報 告 1 出 席 停 止 の 報 告 家 庭 からの 欠 席 連 絡 第 二 三 種 感 染 症 の 出 席 停 止 の 措 置 を 行 った 場 合 は 感 染 症 情 報 収 集 システム に 入 力 をしてください 感 染 症 情 報 収 集 システム への 入 力 により 県 市 町 村 教 育 委 員 会 保 健 福 祉 事 務 所 ( 長 野 市 は 保 健 所 ) 学 校 医 等 が 同 時 に 感 染 症 情 報 の 閲 覧 が 可 能 と なります それにより 法 第 19 条 の 出 席 停 止 報 告 及 び 法 20 条 の 臨 時 休 業 等 の 報 告 が 完 了 となります また 保 健 福 祉 事 務 所 への 連 絡 も 完 了 となります ただし 市 町 村 立 学 校 によっては 別 に 各 教 育 委 員 会 が 定 めた 報 告 形 式 を 使 用 している 場 合 もありますので その 場 合 は システム 入 力 と 同 時 に 各 教 育 委 員 会 へ の 出 席 停 止 等 の 報 告 を 行 ってください なお 以 下 の 場 合 は 学 校 における 感 染 症 食 中 毒 発 生 速 報 様 式 1にて FAX 送 信 してください 1 感 染 性 胃 腸 炎 の 集 団 発 生 の 場 合 学 校 システム 入 力 学 校 医 市 町 村 教 育 委 員 会 感 染 症 情 報 を 同 時 に 共 有 県 教 育 委 員 会 感 染 症 情 報 収 集 システム * 感 染 性 胃 腸 炎 は 出 席 停 止 にならないことが 多 く 集 団 発 生 として 集 計 できないため 2 感 染 症 情 報 収 集 システム 未 加 入 の 私 立 学 校 等 で 感 染 症 の 集 団 発 生 があった 場 合 保 健 福 祉 事 務 所 県 健 康 福 祉 部 2 感 染 症 発 生 時 の 報 告 の 流 れ 第 1 種 感 染 症 及 び 結 核 麻 しん 保 健 厚 生 課 へ 電 話 にて 第 一 報 確 定 診 断 後 にシステムに 入 力 保 健 厚 生 課 へFAXで 様 式 1にて 報 告 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 特 別 支 援 教 育 課 健 康 長 寿 課 終 えんしたら 様 式 2にて 終 えん 報 告 第 二 三 種 感 染 症 ( 感 染 性 胃 腸 炎 を 除 く) 発 生 (1 名 発 生 ) システムに 入 力 集 団 発 生 ( 学 級 閉 鎖 等 の 授 業 軽 減 措 置 ) システム 入 力 感 染 性 胃 腸 炎 発 生 (1 名 発 生 ) システムに 入 力 集 団 発 生 ( 学 級 閉 鎖 等 の 授 業 軽 減 措 置 ) システム 入 力 と 保 健 厚 生 課 へ FAXで 様 式 1にて 報 告 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 特 別 支 援 教 育 課 3 食 中 毒 ( 疑 いを 含 む) 発 生 時 の 報 告 の 流 れ 食 中 毒 ( 疑 いも 含 む) 発 生 保 健 厚 生 課 へ 電 話 にて 第 1 報 FAXで 様 式 1にて 報 告 義 務 教 育 課 高 校 教 育 課 特 別 支 援 教 育 課 終 えんしたら 様 式 2にて 終 えん 報 告
3 感 染 症 発 生 時 の 対 応 ( 事 例 ) 保 護 者 から 子 どもが 結 核 と 診 断 された と 連 絡 が 入 った 児 童 生 徒 及 び 教 職 員 などの 関 係 者 に 結 核 ( 疑 いを 含 む)の 患 者 が 発 生 した 場 合 速 やかに 学 校 医 と 連 携 し 所 管 の 保 健 福 祉 事 務 所 ( 長 野 市 は 市 保 健 所 ) 及 び 教 育 委 員 会 に 連 絡 し 対 応 につい て 協 議 をする 必 要 があります 学 校 では 連 絡 を 受 けてから 次 のⅠ~Ⅲでの 対 応 をしてください Ⅳは 所 管 する 保 健 福 祉 事 務 所 からの 指 導 をもとに 対 応 してください Ⅰ 連 絡 してきた 保 護 者 からわかる 範 囲 で 学 校 等 で 麻 しん 患 者 が 発 生 した 際 に 学 校 で 確 認 する 事 項 の< 患 者 の 基 本 情 報 >の 項 目 を 参 考 に 情 報 を 収 集 してください (7 頁 ) 1 診 断 した 医 療 機 関 の 名 称 所 在 地 2 診 断 された 日 3いつ 頃 から 体 調 が 悪 かっ たか( 咳 の 様 子 ) 4 入 院 か 登 校 は 可 能 か Ⅱ 保 健 福 祉 事 務 所 に 次 の 内 容 を 連 絡 してください 1 患 者 の 氏 名 住 所 2 診 断 した 医 療 機 関 名 3 診 断 された 日 Ⅲ 保 健 厚 生 課 及 び 市 町 村 教 育 委 員 会 にⅠの 情 報 と 患 者 の 氏 名 住 所 性 別 学 年 等 の 内 容 を 様 式 1などに 記 入 し FAXで 報 告 してください 健 康 長 寿 課 からの 情 報 を 含 め 保 健 厚 生 課 から 連 絡 します 保 健 厚 生 課 健 康 長 寿 課 学 校 へ 状 況 連 絡 Ⅳ 保 健 福 祉 事 務 所 から 連 絡 が 入 るので その 指 導 に 従 って 対 応 してください 集 団 の 接 触 者 健 診 が 必 要 となった 場 合 は 保 健 福 祉 事 務 所 が 主 体 となり 学 校 と 連 携 して 健 診 を 行 います その 際 患 者 のプライバシーの 保 護 に 留 意 しつつ 保 護 者 に 対 する 説 明 会 を 行 います ので 説 明 会 の 通 知 等 に 協 力 をお 願 いします 説 明 会 は 保 健 福 祉 事 務 所 が 主 体 で 行 います 結 核 Q&A Q 接 触 者 健 診 後 潜 在 性 結 核 感 染 症 と 診 断 された 児 童 生 徒 は 登 校 できますか? A 潜 在 性 結 核 感 染 症 は 結 核 に 感 染 しても 発 病 していない 状 態 で 人 に 感 染 させる 恐 れ はありません 潜 在 性 結 核 感 染 症 の 治 療 の 目 的 は 感 染 を 受 けた 人 の 体 内 にも 潜 んでいる 菌 を 抗 結 核 薬 で 押 さえつけておき 将 来 の 発 病 への 勢 いを 弱 めるものです そのため 感 染 がまもない 者 及 び 特 に 発 病 の 恐 れが 高 いと 思 われる 者 に 対 し 行 います 対 象 者 に 生 活 の 制 限 はなく 治 療 中 でも 登 校 して 通 常 の 生 活 をおくることができます
保 護 者 から 子 どもが 麻 しんの 疑 いがあると 診 断 された と 連 絡 が 入 った 児 童 生 徒 及 び 教 職 員 などの 関 係 者 に 麻 しん( 疑 いを 含 む)の 患 者 が 発 生 した 場 合 速 やかに 学 校 医 と 連 携 し 所 管 の 保 健 福 祉 事 務 所 ( 長 野 市 は 市 保 健 所 ) 及 び 教 育 委 員 会 に 連 絡 し 対 応 につ いて 協 議 をする 必 要 があります 学 校 では 連 絡 を 受 けてから 次 のⅠ~Ⅲでの 対 応 をしてください Ⅳは 所 管 する 保 健 福 祉 事 務 所 からの 指 導 をもとに 対 応 してください Ⅰ 連 絡 してきた 保 護 者 からわかる 範 囲 で 次 のことを 確 認 してください 学 校 等 で 麻 しん 患 者 が 発 生 した 際 に 学 校 で 確 認 する 事 項 の 患 者 の 基 本 情 報 (7 頁 ) Ⅱ 保 健 福 祉 事 務 所 にⅠの 情 報 を 連 絡 してください Ⅲ 保 健 厚 生 課 及 び 市 町 村 教 育 委 員 会 に 第 1 報 を 電 話 連 絡 し Ⅰの 情 報 と 次 の 内 容 を 様 式 1などでFAXで 報 告 してください 健 康 長 寿 課 からの 情 報 を 含 め 保 健 厚 生 課 から 連 絡 し ます 保 健 厚 生 課 健 康 長 寿 課 学 校 へ 状 況 連 絡 1 患 者 の 氏 名 住 所 性 別 学 年 2 患 者 と 同 じ 学 級 部 活 等 に 体 調 の 悪 い 者 はいないか Ⅳ 保 健 福 祉 事 務 所 から 連 絡 が 入 りますので その 指 導 に 従 って 対 応 してください 学 校 等 で 麻 しん 患 者 が 発 生 した 際 に 学 校 で 確 認 する 事 項 の 確 認 項 目 の 情 報 を 収 集 しておい てください 麻 しんの 終 息 1 麻 しんは 学 校 保 健 安 全 法 では 解 熱 した 後 3 日 を 経 過 するまで 出 席 停 止 とされていますが 病 状 により 長 期 に 及 ぶ 場 合 もあり 最 終 的 な 登 校 は 主 治 医 の 判 断 によります 2 麻 しんの 潜 伏 期 間 は 約 10~14 日 であることから 最 後 の 麻 しん 患 者 と 児 童 生 徒 及 び 職 員 との 最 終 接 触 日 から4 週 間 新 たな 麻 しん 患 者 の 発 生 が 見 られない 場 合 に 学 校 医 保 健 福 祉 事 務 所 等 と 協 議 し 麻 しんの 終 息 とします インフルエンザの 集 団 発 生 がみられた 本 県 では 臨 時 休 業 の 措 置 はインフルエンザ 様 疾 患 の 欠 席 者 がおおむね20%になった 時 を 目 安 としています なお シーズンごと 県 内 初 発 のインフルエンザ 集 団 発 生 についてはプレスリリースを 行 います また 保 健 福 祉 事 務 所 単 位 で 初 発 の 学 級 閉 鎖 等 の 集 団 発 生 が 見 られた 場 合 疫 学 的 検 査 ( 検 体 採 取 等 )にご 協 力 いただくことがあります その 際 検 体 採 取 等 は 保 健 福 祉 事 務 所 が 行 いますが 保 護 者 への 依 頼 等 の 連 絡 にご 協 力 ください 学 校 における 感 染 症 発 生 時 の 対 応 の 関 係 書 類 の 様 式 を 希 望 する 場 合 は メールにてご 連 絡 ください 保 健 厚 生 課 hokenko@pref.nagano.lg.jp
学 校 等 で 麻 しん 患 者 が 発 生 した 際 に 学 校 で 確 認 する 事 項 学 校 で 麻 しんが 発 生 した 際 に 保 健 福 祉 事 務 所 ( 以 下 保 健 所 )が 積 極 的 疫 学 調 査 を 実 施 するにあたり 基 本 的 事 項 として 以 下 の 項 目 について 確 認 しますので 保 健 所 への 連 絡 の 前 後 に 確 認 作 業 を 進 めて ください なお 情 報 の 取 り 扱 いに 関 して 細 心 の 注 意 をお 願 いします また 他 の 感 染 症 発 生 時 も 潜 伏 期 間 等 を 考 慮 しながら 同 様 に 情 報 を 収 集 してください 1 児 童 生 徒 が 麻 しんにり 患 したとの 連 絡 が 入 った 場 合 の 確 認 項 目 < 患 者 の 基 礎 情 報 > まずは 至 急 この 項 目 の 情 報 収 集 を 行 う 患 者 の 氏 名 年 齢 住 所 所 属 クラス 保 護 者 の 氏 名 連 絡 先 等 患 者 は 自 宅 通 学 か 寮 生 活 等 をしているか 家 族 構 成 ( 特 に 兄 弟 関 係 ) 及 び 家 族 内 感 染 の 有 無 診 断 された 医 療 機 関 名 発 症 日 診 断 日 主 な 症 状 患 者 の 予 防 接 種 歴 いつまで 登 校 していたか( 発 症 日 1 日 前 から 感 染 力 があるので 要 注 意 ) 過 去 2 週 間 の 学 校 行 事 集 団 行 動 等 の 有 無 と 患 者 の 参 加 状 況 患 者 の 所 属 クラブ 及 びクラブへの 参 加 状 況 ( 過 去 2 週 間 ) その 他 特 記 事 項 ( 遠 方 の 自 宅 に 帰 省 中 など 特 殊 事 情 等 ) < 患 者 の 背 景 > 基 礎 情 報 が 把 握 された 段 階 で 確 認 調 査 なお 患 者 との 最 終 接 触 日 から1か 月 程 度 は 確 認 を 行 う 患 者 との 濃 厚 接 触 者 ( 友 人 等 )に 症 状 がある 者 はいるか 患 者 の 所 属 クラスで 同 様 の 症 状 がある 者 はいるか 患 者 の 所 属 クラブで 同 様 の 症 状 がある 者 はいるか ( 寮 生 活 の 場 合 ) 同 じ 寮 で 同 様 の 症 状 がある 者 はいるか < 予 防 接 種 歴 り 患 歴 の 把 握 > 事 前 に 把 握 してある 全 校 の 児 童 生 徒 及 び 職 員 の 予 防 接 種 歴 り 患 歴 について 1 予 防 接 種 歴 がなく り 患 歴 がない 者 のピックアップ 作 業 を 行 う 2 ピックアップした 児 童 生 徒 及 び 職 員 に 対 し 感 染 する 可 能 性 が 非 常 に 高 いこと 感 染 した 場 合 は 重 篤 になる 可 能 性 が 非 常 に 高 いこと 等 を 説 明 し 予 防 接 種 の 勧 奨 を 行 う 2 患 者 及 び 保 護 者 へ 伝 えること 学 校 内 の 麻 しん 感 染 拡 大 を 防 ぐため 学 校 から 最 寄 りの 保 健 所 に 連 絡 すること 保 健 所 から 患 者 及 び 保 護 者 へ 連 絡 することがあるかもしれないこと 3 その 他 患 者 の 発 生 状 況 校 内 の 感 染 拡 大 の 状 況 等 により この 他 の 調 査 項 目 を 要 する 場 合 があります 平 成 24 年 度 文 部 科 学 省 委 託 事 業 学 校 保 健 課 題 解 決 支 援 事 業 平 成 25 年 2 月 長 野 県 教 育 委 員 会 保 健 厚 生 課 長 野 市 南 長 野 幅 下 692-2 電 話 026-235-7444 FAX 026-234-5169 E-mail hokenko@pref.nagano.lg.jp イラスト 竹 内 奏 子 (Droplet Project)