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Transcription:

改定履歴 日付 改 定 内 容 2010 年 11 月新規追加 3. 章 一部修正 追加 目次 2.1 項 2.4 項

<MELSEC 計装テクニカルガイド別冊監視画面構築サンプル目次 > 1 はじめに 1-1 2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 2-1~ (1) システム構成 2-1 (2) 監視画面の種類 2-2 (3) GOTとしての事前準備 2-2 2.1 監視画面の構築フロー 2-3 2.2 プログラム作成 2-4 2.3 モニタツールの設定 2-6 2.4 GOT 画面生成 2-8 2.5 グラフィック画面作成 2-15 2.6 グラフィック画面例 2-23 2.7 ループタグ追加によりGOT 画面生成を再度行う場合 2-24 2.8 プロセスCPUとGOTをEthernetで接続する場合 2-29 3 PX Developer モニタツールと GT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 3-1~ (1) システム構成 3-1 (2) 監視画面の種類 3-2 (3) シーケンサとパソコン ( 主系サーバ 従系サーバ クライアント1 2) 間のデータの流れ 3-3 3.1 監視画面の構築フロー 3-5 3.2 プログラム作成 3-6 3.3 ネットワーク設定 3-9 3.4 モニタツールの設定 3-11 3.4.1 主系サーバに対する設定 3-11 3.4.2 従系サーバに対する設定 3-16 3.4.3 クライアント1 2に対する設定 3-17 3.5 GT SoftGOT1000 連携機能によるグラフィック画面作成 3-18 3.6 GT SoftGOT1000 連携機能による監視のイメージ 3-25 付録付録 -1~ 付録 1 トレンドのファイル保存機能 付録 -1 付録 2 アラームのファイル保存機能 付録 -3 付録 2.1 プロセスアラーム 付録 -3 付録 2.2 システムアラーム 付録 -5 付録 3 プロセス CPU 内設定情報のバックアップ / リストア 付録 -7 A - 1

1 はじめに 1 はじめに 本書では 監視画面のスムーズな構築や導入の推進を目的として PX Developer モニタツールを活用した監視画面の具体的な構築方法を以下の 2 例について紹介します 1 (1) 表示器による現場監視の監視画面構築 GOT 画面生成機能を用いた計装監視画面の構築方法を紹介します (2) パソコンによる中央監視の監視画面構築 GT SoftGOT1000 連携機能による計装監視画面の構築方法を紹介します なお 本書の設定例が お客様のシステムの動作保証を行うものではありません ご使用の前には 十分な動作確認をお願いいたします 1-1

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 2 2 GOT で監視する場合の監視画面構築例本章では PX Developer モニタツールの GOT 画面生成機能で自動生成された GOT 画面データを活用して GOT で監視操作を行う場合の監視画面構築例について説明します (1) システム構成下図のプロセス CPU と GOT をバス接続したシステム構成例に基づいて GOT で監視する場合の監視画面構築例を説明します GOT プロセス CPU バス接続 Q25PHCPU USB 接続 GT1685M-STBA PX Developer プログラムミングツールモニタツール システム構成例 パソコン 2-1

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (2) 監視画面の種類本例では 下記の監視操作画面を構築するものとします 画面名 画面作成 画面内容 コントロールパネル画面 PX DeveloperモニタツールのGOT 画面生成機能を用いて生成 計装用調節計を模したフェースプレートを並べて表示した画面です チューニング画面 PX DeveloperモニタツールのGOT 画面生成機能を用いて生成トレンドグラフ画面 PX DeveloperモニタツールのGOT 画面生成機能を用いて生成警報一覧画面 PX DeveloperモニタツールのGOT 画面生成機能を用いて生成グラフィック画面 GT Designer2/GT Designer3 でユーザにて作成 PID ゲインのチューニングを行うための画面です タグデータ項目の値の時系列推移をグラフ表示した画面です 警報履歴の一覧を表示した画面です ( プロセスアラーム システムアラーム ) 監視したい項目をグラフィックで分かりやすく表示した画面です 通常 制御対象毎に画面は異なります PX Developer モニタツールの GOT 画面生成機能では コントロールパネル画面 チューニング画面 トレンドグラフ画面 警報一覧画面の各画面を GT Designer2 または GT Designer3 のプロジェクトとして生成することができます グラフィック画面については GOT 画面生成機能では生成されないので 別途 GT Designer2 または GT Designer3 で作成する必要があります (3) GOT としての事前準備 1GOT に OS をインストールする際 オプション機能の オブジェクトスクリプト をインストールします PX Developer モニタツールの GOT 画面生成機能により生成される GOT 画面プロジェクトはオブジェクトスクリプトを使用しています 2GOT に OS をインストールする際 オプション機能の ロギング をインストールします PX Developer モニタツールの GOT 画面生成機能により生成されるトレンドグラフ画面は,GOT のロギング機能を使用しています 3 ロギングデータまたはアラームデータを保存する場合 ( 付録 1 2 参照 ) は,CF カードを装着します 本例では GOT として GT16 を使用するものとしますが GT15 の場合は 以下が必要です 4 オプション機能ボードまたは増設メモリ付きオプション機能ボードを装着する必要があります ただし, 機能バージョン D 以降の GT15 には, オプション機能ボード (GT15-FNB) が内蔵されています 2 2

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 2.1 監視画面の構築フロー GOT で監視画面を構築する場合の概略フローを以下に示します 下記概略フローに沿って監視画面の構築手順を説明します START 項目 計装プログラム作成 (PX Developer プログラミングツール ) タグ FB 設定 プログラム作成 コールドスタートコンパイル PC 書込 モニタツール設定 (PX Developer モニタツール ) モード変更 モニタ対象プロジェクト設定 コントロールパネル設定 トレンド設定 GOT 画面生成 (PX Developer モニタツール ) GOT タイプ選択 トレンドグラフ画面の選択 チューニング画面にヒストリカルトレンドグラフを使用するループタグの選択 オプション設定 生成画面の GOT リソース使用範囲設定 1 生成画面の GOT リソース使用範囲設定 2 プロジェクト名の設定 生成完了 グラフィック画面作成 (GT Designer2/ GT Designer3) GOT 画面新規生成時 グラフィック画面作成 メニューバーウインドウ画面修正 GOT 画面再生成時 他プロジェクトからの読み込み グラフィク画面修正 監視操作開始 2 3

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 2.2 プログラム作成プログラムを PX Developer プログラミグツールで作成します 本例では下表のループタグを用いた PX Developer プロジェクトを作成するものとします 本章では計装プログラム作成についてはポイントのみ記載します 詳細については 以下のマニュアルを参照ください PX Developer オペレーティングマニュアル ( プログラミングツール編 ) PX Developer プログラミングマニュアル CPU PX Developerプロジェクト タグFB プロセスCPU Project3 ループタグ :FIC021~FIC024 アラームタグ :ALM001 1 タグ FB 設定本例では PX Developer プログラミグツールでループタグとアラームタグを以下のように設定しています 2 4

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 2 プログラム作成本例では PX Developer プログラミグツールでループ制御とアラーム設定のプログラムを作成します 4 コールドスタートコンパイル計装プログラムを作成後 コールドスタートコンパイルを行います 5PC 書込コールドスタートコンパイルが完了したらシーケンサに PC 書込を行います 2 5

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 2.3 モニタツール設定 PX Developer モニタツールの GOT 画面生成機能を用いた GOT 画面を自動生成する手順を以下に説明します (1) モード変更 PX Develper モニタツールを起動し モニタツールの設定が変更できる エンジニア のモードに変更します ( 操作は以下の 1)~4) の順に行います ) 1) モード変更のアイコンをクリックします 2) ユーザ名を入力します デフォルトは admin です 3) パスワードを入力します デフォルトは admin です 4) OK をクリックします (2) モニタ対象プロジェクト設定 モニタツール設定 画面の モニタ対象プロジェクト設定 で プログラミングツールで作成したプロジェクト Project3 の割付情報データベースファイル [*.mdb] を指定します ( 操作は以下の 1) ~5) の順に行います ) 1) 設定画面のアイコンをクリックします 2) モニタ対象プロジェクト設定を選択します 3) プロジェクト Project3 の割付情報データベースファイル Project3.mdb を指定します 4)PC 接続先を設定します 本例では USB 接続とします 5) 再読込み をクリックします 2 6

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (3) コントロールパネル設定 GOT のコントロールパネル画面に表示するフェースプレートの配置を設定するために モニタツール設定 画面の コントロールパネル設定 で プロジェクト Project3 のループタグを登録します ( 操作は以下の 1)~3) の順に行います ) 1) コントロールパネル設定を選択します 2) グループ名とループタグを登録します 3) 適用 をクリックします ( 備考 )GOT 画面生成機能では SVGA の場合フェースプレートは 1 グループにつき MAX6 個です (4) トレンド設定 GOT 画面でトレンド表示したい項目を モニタツール設定 画面の トレンド設定 で登録します ( 操作は以下の 1)~3) の順に行います ) 1) トレンド設定を選択します 2) グループ名とタグ項目を登録します 3) 適用 をクリックします 以上でモニタツールの設定は終了です 2 7

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 2.4 GOT 画面生成コントロールパネル画面 チューニング画面 トレンドグラフ画面 警報一覧画面の各 GOT 画面を PX Develper モニタツールの モニタツール設定 画面より自動生成します モニタツール設定 画面のメニュー ファイル - GOT 画面生成 を選ぶと GOT 画面生成ウィザードの開始 画面が表示されます 1)GOT 画面生成を選択すると GOT 画面生成ウィザードの開始 画面が表示されます (1)GOT タイプ選択操作は以下の 1)~2) の順に行います 本例では GOT のプロジェクト形式はデフォルトの GT Designer2 とします 1)GOT タイプを選択します 2) 次へ をクリックします 2 8

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (2) トレンドグラフ画面の選択 モニタツール設定 画面の トレンド設定 で登録したトレンドグループに対して GOT のトレンドグラフ画面として生成したいグループを選択します ここで選択したトレンドグループ数分 GOT のロギング設定グループを使用します トレンドグラフ画面のグループ数 と ヒストリカルトレンドグラフを使用するループタグ数 の合計が 32 以下となるようにして下さい また ユーザでヒストリカルトレンド画面を作る場合には ロギング設定の合計使用数が 32 を越えないようにする必要があります ( 操作は以下の 1)~2) の順に行います ) 1) モニタツール設定 画面の トレンド設定 で登録したグループが表示されるので トレンドグラフ画面として生成したいグループにチェックを付けます 2) 次へ をクリックします (3) チューニング画面にヒストリカルトレンドグラフを使用するループタグの選択 モニタツール設定 画面の コントロールパネル設定 で登録したループタグについて チューニングトレンドグラフを 画面を切替えても残しておきたい場合はチェックを付けます ( 操作は以下の 1)~2) の順に行います ) 1) モニタツール設定 画面の コントロールパネル設定 で登録したループタグが表示されるので チューニングトレンドグラフを画面を切替えても残しておきたい場合はチェックを付けます 2) 次へ をクリックします ここで選択したループタグ数分 GOT のロギング設定グループを使用します トレンドグラフ画面のグループ数 と ヒストリカルトレンドグラフを使用するループタグ数 の合計が 32 以下となるようにして下さい 2 9

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (4) オプション設定プログラミングツールのタグ FB 設定でコメントを入力している場合 GOT 画面のフェースプレートのタグ名 トレンドグラフのペン名 警報メッセージに表示されるタグ名を 入力したコメントで表示したい場合は チェックを付けます ( 操作は以下の 1)~3) の順に行います ) 1)GOT 画面のフェースプレートのタグ名 トレンドグラフのペン名をタグコメントで表示したい場合はチェックを入れます 2)GOT 画面の警報メッセージのタグ名をタグコメントで表示したい場合はチェックを入れます 3) 次へ をクリックします ( プログラミングツールの タグ FB 設定 のコメント例を以下に示します ) タグコメントです 2 10

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (5) 生成画面の GOT リソース使用範囲の設定 1 ベース画面番号 ウインドウ画面番号 スクリプト No. ロギング ID コメントグループ No. アラーム ID の使用範囲を設定します GOT 画面リソース番号各項目の先頭はすべて 101 とし 1~100 はユーザ作成のグラフィック画面用として空けておきます ( 操作は以下の 1)~2) の順に行います ) 1)GOT 画面リソース番号各項目の先頭はすべて 101 とし 1~100 はユーザ作成のグラフィック画面用として空けておきます 2) 次へ をクリックします (6) 生成画面の GOT リソース使用範囲の設定 2 システム用 GD デバイスの先頭はデフォルト 40000 のままとします ベース画面切り換えデバイス オーバラップウインドウ 1 切り換えデバイス オーバラップウインドウ 2 切り換えデバイスもデフォルトのままとします ( 操作は以下の 1)~3) の順に行います ) 1) システム用 GD デバイスの先頭は GOT 画面生成のデフォルト 40000 のままとします 2) ベース画面切り換えデバイス (GOT 画面生成のデフォルト GD100) オーバラップウインドウ 1 切り換えデバイス (GOT 画面生成のデフォルト GD101) オーバラップウインドウ 2 切り換えデバイス (GOT 画面生成のデフォルト GD102) もデフォルトのままとします 3) 次へ をクリックします 2 11

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (7) プロジェクト名の設定自動生成される GOT 画面のプロジェクト名を設定します 本例では Project3 としています ( 操作は以下の 1)~3) の順に行います ) 1) 自動生成される GOT 画面の生成先と画面プロジェクト名を指定します 2) 次へ をクリックすると GOT 画面生成が開始されます (8) 生成完了以上で コントロールパネル画面 チューニング画面 トレンドグラフ画面 警報一覧画面の各 GOT 画面が生成されました 1) 完了 をクリックすると 生成された画面プロジェクトが開きます 2 12

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 生成された画面プロジェクトの画面一覧を以下に示します コントロールパネル画面 : ウインドウ画面のフェースプレートを並べて作成しています 警報一覧画面 チューニング画面 トレンドグラフ画面 表示画面切り替え用メニューバー フェースプレート アラームタグ 2 13

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 2.5 グラフィック画面作成グラフィック画面の作成方法について説明します (1) グラフィック画面例について本例では プログラミングツールのタグ FB 設定で設定したループタグの中から FIC021 を用いたグラフィック画面を作成します その他のループタグについても同様に作成できます 下記画面を例にして GT Designer2 での作画方法を説明します 1) フェースプレート表示ボタン 2)PV と MV を表示 他画面へ移動するメニューバーを配置しています コントロールパネル トレンドグラフ 警報一覧は自動生成された画面に移動するようにします 2 14

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (2) 画面作成のための準備 1 画面番号グラフィック画面のベース画面番号として 1~ を使用します 2 画面切替デバイス GOT 画面生成機能で設定したデバイスを使用します ベース画面切り換えデバイス :GD100 オーバラップウインドウ 1 画面切り換えデバイス :GD101 オーバラップウィンドウ 2 画面切り換えデバイス :GD102 (3) グラフィク部の作画先ず 制御対象を模式的に表現した画面を作画します 2 15

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (4) フェースプレート表示ボタンマルチアクションスイッチ部品を使用して ボタンがクリックされたらモニタツールの GOT 画面生成機能で自動生成されたウインドウ画面 102 FIC021( フェースプレート ) を表示するようにします マルチアクションスイッチで クリックされるとウインドウ画面 2 FIC021 を表示するようにします フェースプレート表示ボタン用マルチアクションスイッチの設定方法を以下に示します ( 操作は以下の 1)~4) の順に行います ) 1) ウインドウ切換をクリックします 動作 ( ウインドウ画面切り換え ) 画面が表示されます 2)FIC021 を選択します 3) OK をクリックします 4) OK をクリックします 2 16

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (5)PV と MV 表示タグ FIC021 の PV と MV を画面上に表示するようにします ループタグ FIC021 の PV と MV を数値表示するように設定します FIC021 の PV と MV を画面に表示するために 数値表示部品を使用します FIC021 はプログラミングツールのタグ FB 一覧で ZR3000 から割付けられていますので PV は ZR3010 MV は ZR3012 となります ( タグメモリテーブルの構成は次頁を参照ください ) 2 17

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 オフ セット 項目名称 タグメモリテーブル (2PIDH) オフ セット 項目名称 0 FUNC タグファンクションコード 48 DML 出力変化上限値 1 MODE(*1) 制御モード 50 DVL 偏差制限値 2 MDIH(*1) モード禁止 52 P ゲイン 3 ALM(*2) アラーム 54 I 積分時間 4 INH(*2) アラーム検出禁止 56 D 微分時間 5 ALML(*2) アラームレベル 58 GW ギャップ幅 6 CTNO 札掛け No. 60 GG ギャップゲイン 7 CTFN 札掛け機能 62 MVP MV 内部演算値 8 UNIT 単位 64 ALPHA2 2 自由度パラメータα 9 N 小数点以下桁数 66 BETA2 2 自由度パラメータβ 10 PV 測定値 68 CTDUTY 制御出力周期 12 MV 操作量 70 AT1STEPMV AT1 用ステップ操作量 14 SVC 設定値 ( カレント ) 72 AT1ST AT1 用サンプリング周期 16 DV 偏差 74 AT1TOUT1 AT1/AT2 用 18 MH MV 上限値タイムアウト時間 20 ML MV 下限値 76 AT1TOUT2 AT1 用傾斜最大後 22 RH PV 工学値上限タイムアウト時間 24 RL PV 工学値下限 78 AT2HS AT2 用ヒステリシス 26 PH PV 上限警報値 80 AT2MVH AT2 用出力上限値 28 PL PV 下限警報値 82 AT2MVL AT2 用出力下限値 30 HH PV 上上限警報値 86 ATTYPE(* 3) AT 用制御種類 32 LL PV 下下限警報値 87 ALM2(*1) アラーム 2 34 SH SV 上限値 88 INH2(*1) アラーム検出禁止 2 36 SL SV 下限値 89 ALML2(*1) アラームレベル 2 38 ALPHA PV フィルタ係数 90 SV 設定値 ( 目標 ) 40 HS PV 上下限警報ヒステリシス 92 DSVL SV 変化率上限値 42 CTIM 変化率警報チェック時間 94 DOM(*1) モニタ出力バッファ 44 DPL 変化率警報値 95 DIM(*1) モニタ入力バッファ 46 CT 制御周期 実際のデバイスは 割付デバイス + オフセットで示されます FIC021 の場合 PV は 割付デバイス ZR3000+ オフセット 10 で ZR3010 となります 同様に MV は割付デバイス ZR3000+ オフセット 12 で ZR3012 となります 2 18

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 1PV 表示 PV を表示するために 数値表示部品を使います 設定操作は以下の 1)~7) の順に行います 1)ZR3010 を設定します 2)32 ビットを選択します 3) 実数を選択します 4) 表示桁数 小数桁数を設定します 5) オプションにチェックを入れます 6) 実数を選択します 7) OK をクリックします 2MV 表示 MV はデバイスが ZR3012 になります PV と同様にして設定します 2 19

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (6) メニューバーの配置他画面へ移動するメニューバーを配置します 他画面へ移動するメニューバーを配置しています コントロールパネル トレンドグラフ 警報一覧は自動生成された画面に移動するようにします 1 メニューバーに呼出しボタン追加自動生成されたウインドウ画面の 101 メニューバーにグラフィク画面を呼び出すボタンを追加します 下記にマルチアクションスイッチ部品を使用した追加方法の例を示します マルチアクションスイッチ部品を追加します 設定操作は以下の 1)~4) の順に行います 1) ベース切換をクリックします 2) グラフィックモニタを選択します 3) OK をクリックします 4) OK をクリックします 2 20

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 2 グラフィック画面にメニューバー配置グラフィック画面に画面呼出し部品を使って メニューバーを配置します メニューバーの配置方法を以下に示します 設定操作は以下の 1)~4) の順に行います 1) オブジェクト メニューから 画面呼び出し を選択します 2)101 メニューバーを選択します 3) OK をクリックします 4) 画面左下に配置します 以上でグラフィック画面が完成しました 2 21

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 2.6 グラフィック画面例本例で説明しましたグラフィック画面の作画方法を適用することにより 下図のような本格的なグラフィック画面を作成できます 2 22

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 2.7 ループタグ追加により GOT 画面生成を再度行う場合 PX Developer プログラミングツールでループタグを追加した場合を例にして 監視画面の再構築の手順について説明します ループタグ FIC025 を追加する場合を考えます (1) プログラミングツールでの変更 1 タグ FB の変更追加するループタグを最後に追加登録します 1) ループタグ FIC025 を追加します 2 PX Developer プロジェクトのコールドスタートコンパイル本例では コールドスタートコンパイルする前に プロジェクト - プロジェクトの名前を付けて保存 で 新しくプロジェクトを Project3h として保存しておきます その後 コールドスタートコンパイルを行います 2 23

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (2) モニタツールでの変更 1 コントロールパネル設定の変更プログラミングツールでループタグ FIC025 を追加しましたので コントロールパネル設定で FIC025 を追加します ( 操作は以下の 1)~2) の順に行います ) 19 ループタグ FIC025 を追加します 2) 適用 をクリックします 2 トレンド設定の変更トレンドグループで FIC025 を追加します ( 操作は以下の 1)~2) の順に行います ) 1) ループタグ FIC025 の項目を追加します 2) 適用 をクリックします 2 24

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (3)GOT 画面再生成 2.4 GOT 画面生成に従って再生成します 1 プロジェクト名の設定モニタツールで GOT 画面生成を再度行う場合は 2.4 章で作成したプロジェクト名とは異なるプロジェクト名に変更するようにしてください プロジェクト名を変更しないと以前に作成したプロジェクトが上書きされ ユーザのグラフィク画面が存在しない状態となります 本例では Project3h としています 2.4 章で作成したプロジェクトと異なるプロジェクト名で生成します 2 25

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (4) 他プロジェクトからの読み込み GOT 画面生成機能で再生成したプロジェクト Project3h に 先に生成したプロジェクト Project3 のグラフィック画面を読み込むことで ユーザが作成したグラフィック画面を活用できます GT Designer で Project3h を開き プロジェクト - 他プロジェクト読み込み で Project3 のグラフィク画面とメニューバーを読み込みます ( 操作は以下の 1)~6) の順に行います ) 1) グラフィックモニタにチェックを入れます 2) メニューバーにチェックを入れます 3) グラフィック画面の画面番号と同じ番号にに読み込みます 本例では 1 番です 4) メニューバーはウインドウ画面の 101 番に読み込みます 2 26

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 GOT 画面生成したプロジェクト Project3 に対して 設定 追加した項目についても必要に応じてチェックを付けて読み込みます 5) システム環境にチェックを付けます 接続機器設定を取り込むためです 1 6) 実行 をクリックします 2 1: 本例では GOT はバス接続されていますが Ethernet 接続の場合は Ethernet にチェックを入れます 2: システム構成が二重化の場合は Q 二重化設定にチェックを入れます (5) グラフィク画面修正 Project3 より読み込んだグラフィック画面に対して 追加したループタグ FIC025 をグラフィック画面に反映して新しいグラフィック画面を作成します 以上で新しい監視画面が完成となります 2 27

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 2.8 プロセス CPU と GOT を Ethernet で接続する場合プロセス CPU と GOT を Ethernet で接続する場合に GOT の GT Designer2 での接続設定について説明します プロセス CPU の Ethernet 設定については 以下を参照ください MELSEC 計装テクニカルガイド別冊ネットワーク設定サンプル (1) 共通設定のシステム環境設定 1 接続機器設定標準 I/F-4(Ethernet) に GOT 側の Etnernet に関する設定をします 1)CH No. として 1 を選択します 2) ドライバとして Ethnernet(MELSEC),Q17nNC,CRnD-7 00 を選択します 3) 詳細設定 をクリックします 接続機器詳細設定の画面が表示されます 4)GOT NET No.(N) としてプロセス CPU に設定したネットワーク No. を設定してください 本例では 1 です 5)GOT PC No.(P) として GOT の局番を設定します 本例では 18 です 6)GOT の IP アドレスを設定します 本例では 192.168.0.18 です 7) OK をクリックします 8) OK をクリックします 2 28

2 GOT で監視する場合の監視画面構築例 (2) 共通設定の Ethernet 設定 1 Ethernet 設定プロセス CPU の Etnernet 情報を設定します 1) 追加 をクリックします 2) 自局の箇所をクリックします 3)N/W No. にネットワーク No. を設定します 本例では 1 です 4)PC No. にプロセス CPU の局番を設定します 本例では 1 です 5) プロセス CPU の IP アドレスを設定します 本例では 192.168.0.1 です 6) OK をクリックします 2 29

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 3 PX Developer モニタツールと GT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 PX Developer の監視画面 ( トレンド画面 警報画面 コントロールパネル画面 チューニング画面 ) と GT SoftGOT1000 によるグラフィック画面とにより監視操作画面が手軽に構築できます 二重化 CPU とプロセス CPU による制御システムをシステム構成例として監視操作画面構築について説明します 監視は複数台のパソコンによるサーバ / クライアント構成とし サーバは冗長性を持たせて二重化構成とします 3 (1) システム構成監視装置として 主系サーバ 従系サーバ クライアント 1,2 の 4 台構成とし Ethernet で接続しているものとします シーケンサとして二重化 CPU とプロセス CPU とし シーケンサはパソコンと CC-Link IE コントローラネットワークで接続しているものとします Ethernet モニタツールモニタツールモニタツールモニタツール 主系サーバ 従系サーバ クライアント 1 クライアント 2 GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 ネットワーク No.:1 局番 :11 ネットワーク No.:1 局番 :12 ネットワーク No.:1 局番 :13 ネットワーク No.:1 局番 :14 CC-Link IE コントローラネットワーク ネットワーク No.1 二重化 CPU ネットワーク No.:1 局番 :1 ネットワーク No.:1 局番 :2 プロセスCPU ネットワークNo.:1 局番 :3 ネットワーク No.2 MELSECNET/H リモート I/O ネット 増設ベース リモート I/O システム構成例 CC-LinkIE コントローラネットワークの代わりに Ethernet を使用して構築することも可能です 3-1

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 本例では パソコン シーケンサに対して以下のように IP アドレス ネットワーク No. 局番を設定します 主系サーバ 従系サーバには CC-Link IE コントローラネットワークインタフェースボードを装着します 装置 Ethernet IP アドレス CC-Link IE コントローラネットワーク ネットワーク No. (N/W No.) 局番 (PC No.) 主系サーバ 192.168.1.11 - - 従系サーバ 192.168.1.12 - - クライアント1 192.168.1.13 - - クライアント2 192.168.1.14 - - 通信 サーバ クライアント間 主系サーバ - 1 11 パソコン シーケンサ間 従系サーバ - 1 12 クライアント1-1 13 クライアント2-1 14 二重化 CPU( 制御系 ) - 1 1 シーケンサ シーケンサ間 二重化 CPU( 待機系 ) - 1 2 プロセスCPU - 1 3 ( ネットワークNo. は同じNo. にしてください ) (2) 監視画面の種類本例では 下記の監視操作画面を構築するものとします コントロールパネル画面 チューニング画面 トレンドグラフ画面 警報一覧画面は PX Developer モニタツールで標準装備している機能を使います グラフィック画面については GT Designer2/GT Designer3 で作成し GT SoftGOT1000 連携機能を活用します 画面名コントロールパネル画面チューニング画面トレンドグラフ画面 監視操作ツール PX Developer モニタツール GT SoftGOT1000 - - - 画面内容 計装用調節計を模したフェースプレートを並べて表示した画面です PIDゲインのチューニングを行うための画面です タグデータ項目の値の時系列推移をグラフ表示した画面です 警報一覧画面 - 警報履歴の一覧を表示した画面です グラフィック 画面 - 装置や設備などの監視したい項目をラィックで分かりやすく表示した画面です 通常 設備毎に画面を作成します 3-2

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 (3) シーケンサとパソコン ( 主系サーバ 従系サーバ クライアント 1 2) 間のデータの流れ本システム構成例に基づいた二重化 CPU とパソコン間のデータの流れを以下に示します プロセス CPU とパソコン間のデータの流れも同様です 1PX Developer モニタツール ( サーバ / クライアント機能 ) によるデータの流れ Ethernet 主系サーバ - 従系サーバ主系サーバ - クライアント1 主系サーバ - クライアント2 主系サーバ従系サーバクライアント 1 クライアント 2 PX Developer モニタツール PX Developer モニタツール PX Developer モニタツール PX Developer モニタツール GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 モニタツール設定データ コントロールパネル画面チューニンク 画面 トレンド画面 警報画面イベント画面 タグデータ 変更操作した 発生 / 復旧確認 / 一括確認 / トレンドデータ タグデータ 復旧削除操作 主系サーバ 従系サーバ クライアント 1 クライアント 2 3-3

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 2PX Developer モニタツール ( サーバ / クライアント機能 ) とシーケンサ間のデータの流れ 主系サーバ従系サーバクライアント 1 クライアント 2 PX Developer モニタツール PX Developer モニタツール PX Developer モニタツール PX Developer モニタツール GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 主系サーバ - 二重化 CPU( 制御系 ) 従系サーバ - 二重化 CPU( 制御系 ) CC-Link IE コントローラネットワーク 二重化 CPU ( 制御系 ) 二重化 CPU ( 待機系 ) 主系サーバ コントロールパネル画面チューニンク 画面 トレンド画面 タグデータトレンドデータ 変更操作したタグデータ 警報画面 発生 / 復旧 従系サーバ 二重化 CPU( 制御系 ) 3GT SoftGOT1000 とシーケンサ間のデータの流れ 主系サーバ従系サーバクライアント 1 クライアント 2 PX Developer モニタツール PX Developer モニタツール PX Developer モニタツール PX Developer モニタツール GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 主系サーバ - 二重化 CPU( 制御系 ) 従系サーバ - 二重化 CPU( 制御系 ) クライアント 1 - 二重化 CPU( 制御系 ) クライアント 2 - 二重化 CPU( 制御系 ) CC-Link IE コントローラネットワーク 二重化 CPU ( 制御系 ) 二重化 CPU ( 待機系 ) 主系サーバ 従系サーバ グラフィク画面表示用デバイスデータ グラフィック画面からのデバイス変更データ クライアント 1 クライアント 2 二重化 CPU( 制御系 ) 3-4

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 3.1 監視画面の構築フロー 構築手順の概略フローを以下に示します START 項目 プログラム作成 (PX Developer プログラミングツール ) タグ FB 設定 プログラム作成 コールドスタートコンパイル PC 書込 ネットワーク設定 (GX Developer) CC-Link IE コントローラネットワーク パラメータの PC 書込み モニタツール設定 (PX Developer モニタツール ) モニタ対象プロジェクト設定 OPS 設定 コントロールパネル設定 トレンド設定 ユーザグラフィック設定 グラフィック画面作成 (GT Designer2/ GT Designer3) グラフィック画面作成 監視操作開始 3-5

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 3.2 プログラム作成プログラムを PX Developer プログラミングツールで作成します 本例では下表のループタグを用いた PX Developer プロジェクトを作成するものとします 本章では計装プログラム作成についてはポイントのみ記載します 詳細については 以下のマニュアルを参照ください PX Developer オペレーティングマニュアル ( プログラミングツール編 ) PX Developer プログラミングマニュアル CPU PX Developerプロジェクト ループタグ 二重化 CPU Project1 FIC001~FIC007 TIC001~TIC002 プロセス CPU Project2 FIC011~FIC015 1 タグ FB 設定本例では PX Developer プログラミングツールでループタグを以下のように設定しています 二重化 CPU Project1 プロセス CPU Project2 3-6

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 2 プログラム作成 PX Developer プログラミグツールでループ制御のプログラムを作成します Project1 のプログラム 3-7

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 Project2 のプログラム 3 コールドスタートコンパイル計装プログラムを作成後 コールドスタートコンパイルを行います 4PC 書込コールドスタートコンパイルが完了したらシーケンサに PC 書込を行います 3-8

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 3.3 ネットワーク設定ネットワークの接続設定は テクニカルガイド別冊ネットワーク設定サンプル を参照ください 以下に概略を記載します PX Developer プログラミングツールから [GX Developer プロジェクト ] をダブルクリックして GX Developer を起動します GX Developer の [ パラメータ ] [ ネットワークパラメータ ] [Ethernet/CC IE/MELSECNET] で CC IE Control の設定を行います 1ネットワーク範囲割付を設定する CC-Link IE 局番 1,2 Project11 の ネットワーク範囲割付 で 以下の設定を例にパラメータを設定します 1) 系切替え監視時間データリンク停止 ( 自局のデータリンク状態 (SB0049) が ON) から, 系切替え要求を発行するまでの時間を10ms 単位で設定します ( 設定範囲 :10 ~ 5000ms, デフォルト :2000ms) 本例では 2000( デフォルト ) に設定します 2) テ ータリンク監視時間リンクスキャンタイムの監視時間を5ms 単位で設定します 通常は, デフォルトで使用することをお奨めします リンクスキャンタイムが監視時間を超えると, データリンクできなくなります ( 設定範囲 :5 ~ 2000ms, デフォルト :2000ms) 本例では 2000( デフォルト ) に設定します 3) 各局送信範囲 (LB) 局 No1 信号割付表から局番 1のLBを先頭 0000 最終 00FF に設定します 4) 各局送信範囲 (LW) 局 No1 信号割付表から局番 1のLWを先頭 0000 最終 00FF に設定します 5) 各局送信範囲 (LB) 局 No3 信号割付表から局番 3のLBを先頭 0100 最終 01FF に設定します 6) 各局送信範囲 (LW) 局 No3 信号割付表から局番 3のLWを先頭 0100 最終 01FF に設定します 7) ペアリング局番 1と局番 2は二重化システムで A 系とB 系の 自局の送信範囲 を同一にするために A 系とB 系の局番を必ずペアリング設定し ペアにする に設定します 3-9

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 2 リフレッシュパラメータを設定する CC-Link IE 局番 1,2 Project1 局番 3 Project2 の リフレッシュパラメータ で パラメー タを設定します CC-Link IE 局番 1,2 Project1 1)SB 転送一台目のユニットの範囲としてリンク側先頭 0000 最終 01FF CPU 側先頭 0000 に設定します 2)SW 転送一台目のユニットの範囲としてリンク側先頭 0000 最終 01FF CPU 側先頭 0000 に設定します 3) 転送 1 信号割付表からリンク側デバイス名 LB 先頭 0000 最終 01FF CPU 側デバイス名 B 先頭 0000 に設定します 4) 転送 2 信号割付表からリンク側デバイス名 LW 先頭 0000 最終 01FF CPU 側デバイス名 W 先頭 0000 に設定します CC-Link IE 局番 3 Project2 1)SB 転送一台目のユニットの範囲としてリンク側先頭 0000 最終 01FF CPU 側先頭 0000 に設定します 2)SW 転送一台目のユニットの範囲としてリンク側先頭 0000 最終 01FF CPU 側先頭 0000 に設定します 3) 転送 1 信号割付表からリンク側デバイス名 LB 先頭 0000 最終 01FF CPU 側デバイス名 B 先頭 0000 に設定します 4) 転送 2 信号割付表からリンク側デバイス名 LW 先頭 0000 最終 01FF CPU 側デバイス名 W 先頭 0000 に設定します 3 二重化設定を設定する CC-Link IE 局番 1,2 Project1 の 二重化設定 で B 系のモードを設定します CC-Link IE 局番 1,2 Project1 1) モード (B 系 ) A 系と同じモード オンライン ( デフォルト ) を設定します 4PC 書込パラメータをシーケンサに PC 書込します 3-10

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 3.4 モニタツールの設定二重化 CPU Project1 とプロセス CPU Project2 を PX Developer モニタツールで監視する場合について説明します 3.4.1 主系サーバに対する設定主系サーバで PX Develper モニタツールを起動し モニタツール設定 画面で設定を行います 先ず モニタツールの設定が変更できる エンジニア のモードに変更します ( 操作は以下の 1)~4) の順に行います ) 1) モード変更のアイコンをクリックします 2) ユーザ名を入力します デフォルトは admin です 3) パスワードを入力します デフォルトは admin です 4) OK をクリックします (1)OPS 設定 1 主系サーバに対する設定その 1 モニタツールを主系サーバとして起動するための設定を モニタツール設定 OPS 設定 で以下の 1)~8) の順に行います 1) 設定 をクリックします 2)[ サーバ ] を選択します 3) 主系の IP アドレスを入力します 本例では 192.168.0.11 です 4)[ サーバの二重化 ] にチェックを入れます 5)[ 主系サーバとして起動する ] を選択します 6) 従系の IP アドレスを入力します 本例では 192.168.0.12 です 7) OK をクリックします 8) 適用 をクリックします 3-11

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 2 主系サーバに対する設定その 2 モニタツールを再起動後 モニタツール設定 OPS 設定 でクライアントの IP アドレスと OPS 名を設定します ( 操作は以下の 1)~2) の順に行います ) 1) クライアントの IP アドレスと OPS 名を設定します 2) 適用 をクリックします : 起動種別設定後モニタツールを再起動することにより上記画面が表示されます 3-12

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 (2) モニタ対象プロジェクト設定モニタツール設定 モニタ対象プロジェクト設定 でプログラミングツールで作成したプロジェクト Project1 Project2 の割付情報データベースファイル [*.mdb] を指定します ( 操作は以下の 1)~3) の順に行います ) 1)Project1 の割付情報データベースファイルを指定します 例では Project1.mbd です 同様に Project2 の割付データベースファイルを指定します 2)PC 接続先を設定します 二重化 CPU への接続例を右下に示します 3) 再読込み をクリックします 3-13

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 (3) コントロールパネル設定モニタツール設定 コントロールパネル設定 でプロジェクト Project1 Project2 のループタグを登録します ( 操作は以下の 1)~2) の順に行います ) 1)Project1 Project2 のループタグをフェースプレートに登録します 2) 適用 をクリックします (4) トレンド設定モニタツール設定 トレンド設定 で Project1 と Project2 のタグよりトレンド表示したい項目を登録します ( 操作は以下の 1)~2) の順に行います ) 1) トレンド表示したい項目を登録します 2) 適用 をクリックします 3-14

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 (5) ユーザグラフィク設定グラフィック監視のための実行アプリケーションとして モニタツールのユーザグラフィックボタンに GT SoftGOT1000 を割当てます ユーザグラフィクボタンエリア 操作は以下の 1)~6) の順に行います 1)GT SoftGOT1000 のプログラムを設定します 2)-SGTn で n 号機を設定します 例は 1 号機の設定です 3) 設定をクリックして GT SoftGOT1000 タブを表示します 4) ベース画面番号を設定します デフォルトの画面番号は 1 となっています 5) OK をクリックします 6) 適用 をクリックします 実行アプリケーションとして GT SoftGOT1000 を 4 台まで登録できます 1 台目の引数として -SGT1 2 台目は -SGT2 3 台目は -SGT3 4 台目は -SGT4 と指定します 登録した台数分の GT SoftGOT1000 が起動できます 本例では 二重化 CPU とプロセス CPU に対して それぞれ 1 台づつ GT SoftGOT1000 を登録しています GT SoftGOT1000 1 台で二重化 CPU とプロセス CPU の両方を監視することも可能です パソコン SoftGOT 1 号機 SoftGOT 2 号機 二重化 CPU プロセス CPU 3-15

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 3.4.2 従系サーバに対する設定従系サーバでモニタツールを起動し モニタツール設定 画面で設定を行います (1) OPS 設定モニタツールを従系サーバとして起動するための設定を モニタツール設定 OPS 設定 で以下の 1)~9) の順に行います 1) 設定 をクリックします 2)[ サーバ ] を選択します 3) 従系の IP アドレス 192.168.0.12 を入力します 4)[ サーバの二重化 ] にチェックを入れます 5)[ 従系サーバとして起動する ] を選択します 6) 主系の IP アドレス 192.168.0.11 を入力します 7)[ 全てを上書きする ]( デフォルト ) を選択します 8) OK をクリックします 9) 適用 をクリックします 3-16

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 3.4.3 クライアント 1 2 に対する設定クライアントでモニタツールを起動し モニタツール設定 画面で設定を行います (1)OPS 設定モニタツールをクライアントとして起動するための設定を モニタツール設定 OPS 設定 で以下の 1)~9) の順に行います 1) 設定 をクリックします 2)[ クライアント ] を選択します 3)[ サーバの二重化 ] にチェックを入れます 4) 主系サーバのIPアドレスとして 192.168.0.11を入力します 5) 従系サーバの IP アドレスとして 192.168.0.12 を入力します 6) クライアント 1 の IP アドレスとして 192.168.0.13 を入力します クライアント 2 の場合は 192.168.0.14 を入力します 7) 起動時にサーバよりコピーしてくるものとします 8) OK をクリックします 9) 適用 をクリックします 3-17

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 3.5 GT SoftGOT1000 連携機能によるグラフィック画面作成モニタツールと GT SoftGOT1000 との連携機能を活用してグラフィック画面を作成する方法について説明します 本例ではグラフィック画面は GT Designer2 で作画し 二重化 CPU のループタグ (FIC001~FIC07 TIC001 ~TIC0002) は SoftGOT1 号機 プロセス CPU のループタグ (FIC011~FIC015) は SoftGOT2 号機で監視操作するようにします GT Designer3 でも同様に作画できます SoftGOT1 号機用グラフィック画面例 SoftGOT2 号機用グラフィック画面例 (1) フェースプレートを表示するボタン (2)PV と MV を表示 上記画面の部分について作成の仕方を説明します 同様に作成することで上図のグラフィック画面が作成できます 以下にモニタツールとGT SoftGOT1000 連携による監視操作の画面例を示します モニタツールバー GT SoftGOT1000 SoftGOT グラフィック画面グラフィック画面 モニタツールフェースプレート モニタツール警報一覧 モニタツールイベント一覧 3-18

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 (1) フェースプレート表示ボタンボタンをクリックするとモニタツールのフェースプレートが表示されるようにします このために GT Designer2 の拡張機能スイッチ部品を使用して PX Developer 機能を呼び出し により フェースプレート FIC001 を表示するようにします 以下の 1)~7) の順に行います 1)[PX Developer 機能呼び出し ] を選択します 2) 参照 をクリックします 下の PX Developer 機能呼出設定 画面が表示されます 7) OK をクリックします 3)PX Developer 機能呼出設定で 機能に [ フェースプレート ] 引数にタグ FB 変数名を設定します 本例では ループタグ全てを登録しています 4) フェースプレート FIC001 の呼出欄にチェックを付けます 5) フェースプレート FIC001 の表示位置を調整します ( 次頁参照 ) 6) OK をクリックします 3-19

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 [ フェースプレートの表示位置調整 ] フェースプレート FIC001 を例にして説明します 以下の 1)~5) の順に行います 1)FIC001 1FIC001の行をマウスでクリックし! テスト をクリックします 2)FIC001 のフェースプレートが表示されるので 画面上の表示したい位置にマウスで移動します 大きさの変更も可能です 3) 表示位置のボタンをクリックすると 表示位置設定画面が表示されます 4) 照準マークを表示されている FIC001 フェースプレートまでドラッグして放します 5) OK をクリックします 3-20

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 (2)PV と MV の表示 FIC001 の PV と MV を画面に表示するために DT Designer2 の数値表示部品を使用します FIC001 はプログラミングツールのタグ FB 一覧で ZR3000 から割付けられていますので タグメモリテーブル (2PIDH) より PV は ZR3010 MV は ZR3012 となります タグ FB 一覧 本例では タグ FIC001 は ZR3000 から割付けられています タグメモリテーブル (2PIDH) 抜粋 オフ 項目 名 称 セット 10 PV 測定値 12 MV 操作量 実際のデバイスは 割付デバイス + オフセットで示されます FIC001 の場合 PV は 割付デバイス ZR3000+ オフセット 10 で ZR3010 となります 同様に MV は割付デバイス ZR3000+ オフセット 12 で ZR3012 となります 3-21

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 1PV 表示 PV を表示するために GT Designer2 の数値表示部品を使い 以下の 1)~7) の順に設定を行います 1)ZR3010 を入力します 2)[32 ビット ] を選択します 3)[ 実数 ] を選択します 3[ 4) 表示桁数 小数桁数を設定します 実数 ] を選択します 5)[ オプション ] をチェックします 6)[ 実数 ] を選択します 7) OK をクリックします 2MV 表示 MV はデバイスアドレスが ZR3012 になります PV と同様にして設定します 3-22

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 (3)GT SoftGOT1000 の通信設定 PX Developer モニタツールより GT SoftGOT1000 を起動します 1 通信設定 [ オンライン ]-[ 通信設定 ] でシーケンサと SoftGOT との通信設定を以下の 1)~3) の順に行います 1)[ 通信設定 ] を選択します 2) サーバのネットワーク No. と局番を設定します 例では ネットワーク No.1 局番 11 を設定しています 3) OK をクリックします 2GT SoftGOT1000 で監視操作する画面プロジェクトの指定 [ プロジェクト ]-[ 開く ]-[ ファイル ] で画面プロジェクトを指定します 一度設定すると ここで指定した画面プロジェクトが GT SoftGOT1000 に取り込まれます 画面プロジェクトを修正した場合は 再度以下のように画面プロジェクトの指定を行います 1)[ ファイル ] を選択します 2) 画面プロジェクトを選択します 3) 開く をクリックします 3-23

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 3GT SoftGOT1000 起動時にオンラインモードになる [ オンライン ]-[ 起動時オンラインモード ] をチェック します GT SoftGOT1000 起動時に指定した画面プロジェクトで監視が開始されます 3-24

3 PX DeveloperモニタツールとGT SoftGOT1000 連携機能による監視画面構築例 3.6 GT SoftGOT1000 連携機能による監視のイメージモニタツールと GT SoftGOT1000 との連携機能を活用したグラフィック画面を用いた監視のイメージを以下に示します GT SoftGOT1000 によるグラフィック画面とモニタツールのトレンド画面及び警報一覧画面で通常の監視を行い 制御操作にはコントロールパネル画面 チューニング画面を使用します クライアント 1 モニタツール GT SoftGOT1000 クライアント 2 モニタツール GT SoftGOT1000 Ethernet 主系サーバモニタツール従系サーバモニタツール GT SoftGOT1000 GT SoftGOT1000 CC-Link IE コントローラネットワーク 3-25

付録監視の保全として役立つ機能 付録 GOT で監視する際に 監視の保全として役立つ機能を紹介します 付録 付録 1 トレンドのファイル保存機能 PX Developer モニタツールの GOT 画面生成機能で自動生成された GOT 画面プロジェクトでは トレンドグラフはファイル保存しない ( ロギング設定 でバッファ履歴モード ) に設定されています ファイル保存する場合はロギング設定の変更が必要です 以下の 1)~7) の順に変更操作を行います (1) ファイル保存するトレンドグループの選択 共通設定 - ロギング - ロギング設定 を選択します ロギング設定されている一覧が表示されます 1) 共通設定 - ロギング - ロギング設定 を選択します 2) ファイル保存するトレンドグループを選択します 3) 編集 をクリックします 付録 1

付録監視の保全として役立つ機能 (2) ファイル保存モードに変更ロギング設定の基本タブでファイル保存モードに変更します 4) ファイル保存モードに変更します (3) 保存先を指定ロギング設定のファイル保存タブで保存先を指定します 5) ファイル保存タブを選択します 6) ドライブ名 フォルダ名 ファイル名を設定します 本例では デフォルトのままです 7) OK をクリックします 付録 2

付録監視の保全として役立つ機能 付録 2 アラームのファイル保存機能 PX Developer モニタツールの GOT 画面生成機能で自動生成された GOT 画面プロジェクトでは アラームはファイル保存しないようになっています ファイル保存する場合は以下の設定を行います ファイル保存の設定をしていると GOT の電源を落としても警報画面のアラーム表示は保持されます 付録 2.1 プロセスアラーム設定操作は以下の 1)~8) の順に行います (1) 拡張ユーザアラームでプロセスアラームを選択 共通設定 - 拡張アラーム監視 - 拡張ユーザアラーム を選択します 1) 共通設定 - 拡張アラーム監視 - 拡張ユーザアラーム を選択します 2) プロセスアラームを選択します 3) 編集 をクリックします 付録 3

付録監視の保全として役立つ機能 (2) アラームログファイル保存 拡張ユーザアラーム監視 のファイル保存タブで アラームログファイル保存の設定を行います 4) ファイル保存タブを選択します 5) アラームログファイル保存にチェックを入れます 6) ドライブ名 フォルダ名 ファイル名を設定します 本例では デフォルトのままです 7) 保存のトリガ種別は 周期とし 周期を分単位で設定します 本例では 10 分としています 8) 保存時自動バックアップにチェックを入れます 9) OK をクリックします 付録 4

付録監視の保全として役立つ機能 付録 2.2 システムアラーム設定操作は以下の 1)~7) の順に行います (1) 拡張ユーザアラームでシステムアラームを選択 共通設定 - 拡張アラーム監視 - 拡張システムアラーム を選択します 1) 共通設定 - 拡張アラーム監視 - 拡張システムアラーム を選択します 付録 5

付録監視の保全として役立つ機能 (2) アラームログファイル保存 拡張システムアラーム監視 のファイル保存タブで アラームログファイル保存の設定を行います 2) ファイル保存タブを選択します 3) アラームログファイル保存にチェックを入れます 4) ドライブ名 フォルダ名 ファイル名を設定します 本例では デフォルトのままです 5) 保存のトリガ種別は 周期とし 周期を分単にで設定します 本例では 10 分としています 6) 保存時自動バックアップをチェックします 7) OK をクリックします 付録 6

付録監視の保全として役立つ機能 付録 3 プロセス CPU 内設定情報のバックアップ / リストア GOT と接続した接続機器の設定情報 ( シーケンスプログラム, パラメータ, 設定値など ) を,GOT に装着した CF カード /USB メモリに保存 ( バックアップ ) して, 必要に応じて保存した設定を機器に戻す ( リストア ) ことができます ただし 二重化 CPU の場合, バックアップ / リストアできません 設定情報をバックアップしておくことで, 故障などで接続機器を交換する場合も, 接続している GOT から設定情報をリストアできるので, システムを簡単に復元できます GOT でバックアップ / リストアの機能を使用する場合 バックアップ / リストアの拡張機能 OS を GOT にインストールする必要があります 詳しくは下記のマニュアルを参照ください GOT1000 シリーズ本体取扱説明書 ( 拡張機能 オプション機能編 ) 本付録では GT16 を使用したバックアップ / リストアの操作方法の概要を示します (1) バックアップ / リストア機能の表示 GOT のユーティリティを表示し 以下に示す操作を行います 1 2 3 付録 7

付録監視の保全として役立つ機能 (2) バックアップ下記 バックアップ / リストア機能 : メインメニュー のバックアップ機能を選択します 操作は以下の 1)~3) の順で行います 11) プロセス CPU が接続されているチャンネルを選択します 2) バックアップ機能を押下するとバックアップが開始されます 3) バックアップ機能 : 進捗画面が表示されます 1 2 6 3 4 5 1 2 3 4 5 6 付録 8

付録監視の保全として役立つ機能 (3) リストア下記 バックアップ / リストア機能 : メインメニュー のリストア機能を選択します 操作は以下の 1)~3) の順で行います 11) プロセス CPU が接続されているチャンネルを選択します 2) リストア機能を押下します 3) リストア機能 : データの一覧画面が表示されます 1 2 4 3 1 2 3 4 付録 9

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