TAX 193 119 194 143 92 46 37 166 277 134 213 103
代官山旧山手通り 1Fアクソメ図
TA 15 15 15 25 5 4 6 9 24 24 12 23 37 23 53 58
原宿表参道 1Fアクソメ図
163 93 95 148 71 105 130 153 150 200 33 41
O PA C U E 松 島 眼 鏡 店 建築から都市へ Daikanyama 三つの街においてKey Architectureの街に対する ふるまい を見てきたが どの街のKey Architectureにも街の構造的側面の要素に調和する要素と対立する 要素が見られた しかし 対立する要素のみ 調和する要素のみというように どちらか一方に偏っているものは見られなかった この事から 街あるいは都市は建築の対立と調和のバランスによって成り立っ ているといえる 建築における街としての集団の協調関係と個としての自己主張 という 矛盾する両者の緊張関係が街の表層に現れているのである 雰囲気の認識は 個人によって差異があるものであり 人に内在する過去の記 憶や感性が影響し それによって街の雰囲気を読み取り 言語に置き換えること によって生まれるものである しかし街の構造的側面を読み取る事で そこに何 らかの共通項 規則性がある事が明らかとなった 人々は一見混沌としているよ うに感じる街の空間から共通項 規則性を読み取りそれによる空間と現象を自ら の記憶や感性によって感じてきた空間 体験に当てはめそこに雰囲気を見いだし ているのではないだろうか Ginza Harajuku 建築から都市へ 街あるいは都市は建築の対立と調和のバランスによって成り立っている 建築のこのような関係性 は 代官山においては空間による街との調和とスケールによる対立として 原宿においては 建築の 表層におけるブランドの主張 対立 と表層における街との調和として また 銀座は空間による規 則性と 表層による町並みの変化と調和という関係性として現れている事が読み取れた 街あるいは都市における建築のバランスは 生物の生態系のように あるものはその関係により街に 受け入れられ あるものはその関係において自然淘汰されその街での存在が消え 忘れられていく 都市においては建築の生態系が確立され 建築は対立と調和のバランスにより都市を生き物のよう に変えていく有機的な存在であり 一つの建築の街に対する対立と調和のバランス関係により 建築 から都市へと影響を及ぼす