1 用 語 の 定 義 1-1 開 放 渡 り 廊 下 等 のある 場 合 の 防 火 中 心 線 法 第 2 条 第 6 号 1 建 築 物 相 互 をつなぐ 開 放 の 渡 り 廊 下 と 建 築 物 の 関 係 ( 建 築 確 認 のための 基 準 総 則 集 団 規 定 の 適 用 事 例 2013 年 度 版 p.30 による) 2 延 焼 のおそれのある 部 分 附 属 建 築 物 の 取 扱 い ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p.3 による) 3 里 道 水 路 等 の 空 地 による 緩 和 ( 近 畿 共 通 取 扱 い p.41-42 による) なお 近 畿 共 通 取 扱 い 中 申 請 する 審 査 機 関 に 確 認 が 必 要 である 内 容 については 以 下 のとおりとする (1) 里 道 水 路 等 法 定 外 公 共 物 について( 近 畿 共 通 取 扱 い p.41 解 説 ) 将 来 にわたって 空 間 が 確 保 されること 及 びその 幅 員 を 里 道 水 路 等 法 定 外 公 共 物 の 所 有 者 又 は 管 理 者 に 確 認 すること (2) 高 架 や 駅 舎 がある 場 合 の 線 路 敷 について( 近 畿 共 通 取 扱 い p.42 表 *2) 1 高 架 がある 場 合 は 高 架 下 を 建 築 物 として 使 用 するかしないかにはかかわらず 表 のとおりとする 2 駅 舎 がある 場 合 は 緩 和 はできない 高 速 道 路 ( 自 動 車 専 用 道 )については 法 第 44 条 の 規 定 を 除 き 道 路 の 扱 いはし ないため その 高 架 についても 線 路 敷 と 同 様 に 扱 う (3) 都 市 計 画 公 園 で 事 業 認 可 されている 空 地 や 開 発 行 為 による 帰 属 公 園 について( 近 畿 共 通 取 扱 い p.42 表 *3) 管 理 者 が 地 方 公 共 団 体 等 であり 将 来 にわたって 空 地 として 確 保 される 担 保 がある 場 合 に 限 る( 管 理 者 に 確 認 すること) (4) 水 面 ( 川 海 ) 線 路 敷 公 園 広 場 の 必 要 幅 について( 近 畿 共 通 取 扱 い p. 42 表 *4) 水 面 ( 川 海 ) 線 路 敷 公 園 広 場 の 幅 が 10m 未 満 のものについては その 幅 の 中 心 線 から 延 焼 のおそれのある 部 分 を 算 定 すること 4
1-2 外 壁 の 開 口 部 法 第 2 条 第 9 号 の2 第 9 号 の3 法 第 64 条 1 主 要 構 造 部 が 不 燃 材 料 で 造 られた 卸 売 市 場 の 上 屋 開 放 自 転 車 置 き 場 その 他 これら に 類 する 建 築 物 又 はこれらの 建 築 物 の 部 分 で その 用 途 上 及 び 構 造 上 外 壁 及 び 扉 又 は 戸 を 設 けることができないものについては 外 壁 の 開 口 部 はないものとすることがで きる 2 延 焼 のおそれのある 部 分 の 自 動 車 車 庫 等 の 部 分 の 開 放 部 ( 近 畿 共 通 取 扱 い p.39-40 による) 3 階 段 室 型 共 同 住 宅 ( 準 耐 火 建 築 物 以 外 の 木 造 を 除 く )の 階 段 の 屋 外 側 の 開 放 部 の 部 分 で 延 焼 のおそれのある 部 分 には 防 火 戸 を 設 けないことができる 隣 地 境 界 線 又 は 道 路 中 心 線 3m 又 は5m 延 焼 のおそれのある 部 分 住 戸 住 戸 住 戸 住 戸 の 部 分 は 防 火 戸 なしで 可 1-3 児 童 福 祉 施 設 等 令 第 19 条 児 童 福 祉 施 設 等 の 具 体 例 として 以 下 のようなものがある (1) 老 人 福 祉 法 小 規 模 多 機 能 型 居 宅 介 護 事 業 ( 第 5 条 の2 第 5 項 )を 行 う 施 設 老 人 福 祉 施 設 ( 第 5 条 の3) 1 老 人 デイサービスセンター 2 老 人 短 期 入 所 施 設 3 養 護 老 人 ホーム 4 特 別 養 護 老 人 ホーム 5 軽 費 老 人 ホーム 6 老 人 福 祉 センター 5
7 老 人 介 護 支 援 センター 有 料 老 人 ホーム( 第 29 条 第 1 項 ) (2) 児 童 福 祉 法 児 童 福 祉 施 設 ( 第 7 条 第 1 項 ) 1 助 産 施 設 2 乳 児 院 3 母 子 生 活 支 援 施 設 4 保 育 所 ( 無 認 可 施 設 を 含 む) 5 児 童 厚 生 施 設 6 児 童 養 護 施 設 7 障 害 児 入 所 施 設 8 児 童 発 達 支 援 センター 9 情 緒 障 害 児 短 期 治 療 施 設 10 児 童 自 立 支 援 施 設 11 児 童 家 庭 支 援 センター (3) 生 活 保 護 法 保 護 施 設 ( 第 38 条 ) 1 救 護 施 設 2 更 生 施 設 3 授 産 施 設 4 宿 所 提 供 施 設 (4) 身 体 障 害 者 福 祉 法 身 体 障 害 者 社 会 参 加 支 援 施 設 ( 第 5 条 第 1 項 ) 1 身 体 障 害 者 福 祉 センター 2 盲 導 犬 訓 練 施 設 (5) 障 害 者 総 合 支 援 法 障 害 福 祉 サービス 事 業 ( 第 5 条 第 1 項 )を 行 う 施 設 ( 生 活 介 護 自 立 訓 練 就 労 移 行 支 援 又 は 就 労 継 続 支 援 を 行 う 事 業 に 限 る ) 障 害 者 支 援 施 設 ( 第 5 条 第 12 項 ) (6) 介 護 保 険 法 認 知 症 対 応 型 通 所 介 護 ( 第 8 条 第 17 項 )を 行 う 施 設 介 護 予 防 通 所 介 護 ( 第 8 条 の2 第 7 項 )を 行 う 施 設 (7) 売 春 防 止 法 婦 人 保 護 施 設 ( 第 36 条 ) (8) 医 療 法 助 産 所 ( 第 2 条 第 1 項 ) (9) 母 子 保 健 法 母 子 健 康 センター( 第 22 条 第 2 項 ) 6
1-4 スポーツの 練 習 場 法 第 84 条 の2 令 第 115 条 の3 令 第 126 条 の2 令 第 136 条 の9 第 1 号 ロ 条 例 第 7 条 スポーツをさせることが 主 目 的 である 施 設 をいい ゴルフ アーチェリー テニス スカッシュ スキューバーダイビングの 各 練 習 場 及 びエアロビクスクラブ フィットネ スクラブ 並 びにトレーニングセンター 等 が 含 まれる 1-5 床 面 積 が 50 m2を 超 える 居 室 令 第 128 条 の3の2 随 時 開 放 することができる 建 具 で 仕 切 られた 二 室 がある 場 合 は その 床 面 積 の 合 計 を もって 床 面 積 が 50 m2を 超 える 居 室 であるか 否 かを 判 定 するものとする 1-6 長 屋 条 例 第 6 条 の2 建 築 基 準 法 施 行 条 例 解 説 集 (H28.4.15)による 1-7 物 品 販 売 業 を 営 む 店 舗 法 別 表 第 1 令 第 130 条 の5の3 条 例 第 3 章 物 品 販 売 業 ( 物 品 加 工 修 理 業 を 含 む )を 営 む 店 舗 については 次 のとおりとする 1 小 売 を 兼 ねる 卸 売 業 店 舗 も 含 まれる 2 店 舗 に 供 する 部 分 とは 売 場 のみでなく 付 属 する 事 務 室 倉 庫 等 の 部 分 も 含 むものと する ただし 条 例 第 3 章 の 適 用 については 従 業 員 専 用 の 更 衣 室 食 堂 便 所 等 で 店 舗 部 分 と 耐 火 構 造 の 壁 又 は 床 で 区 画 され 特 定 防 火 設 備 ( 令 第 112 条 第 14 項 に 定 める 構 造 の ものに 限 る )で 店 舗 部 分 と 接 続 されている 場 合 は その 部 分 を 店 舗 に 供 する 部 分 から 除 くことができる 3 店 舗 に 附 属 する 自 動 車 車 庫 は 店 舗 に 供 する 部 分 に 含 まないものとする 1-8 居 室 法 第 2 条 第 4 号 居 室 執 務 等 その 他 これらに 類 する 目 的 のために 継 続 的 に 使 用 する 室 ( 建 築 確 認 のための 基 準 総 則 集 団 規 定 の 適 用 事 例 2013 年 度 版 p.29 による) サウナ 室 及 び 住 宅 の 台 所 に 関 する 防 火 避 難 規 定 上 の 非 居 室 扱 い ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p.1 による) 住 宅 等 における 納 戸 等 ( 近 畿 共 通 取 扱 い p.37 による) 7
浴 室 脱 衣 室 で 次 に 掲 げるものは 居 室 として 扱 う (1) 公 衆 浴 場 の 浴 室 脱 衣 室 (2)ホテル 旅 館 の 大 浴 場 脱 衣 室 (3) 老 人 デイサービスセンターその 他 これらに 類 する 施 設 の 浴 室 脱 衣 室 ( 介 護 を 要 せず 1~2 名 が 入 浴 できる 小 規 模 のものは 除 く ) 8
2 構 造 耐 力 2-1 補 強 コンクリートブロック 造 の 塀 令 第 62 条 の8 補 強 コンクリートブロック 造 高 さ (H) H 2.2m 壁 の 厚 さ (d) d 15cm (ただし H 2m のとき d 10cm) 間 隔 (L) L 3.4m 控 壁 突 出 (W) W H/5 鉄 筋 9mm 以 上 基 礎 根 入 深 さ 30cm 丈 35cm 壁 頂 基 礎 横 筋 9mm 以 上 壁 端 隅 角 部 縦 筋 9mm 以 上 壁 内 縦 筋 横 筋 9mm 以 上 間 隔 80cm 以 下 鉄 筋 末 端 はかぎ 状 に 曲 げ 縦 筋 は 横 筋 に 横 筋 は 縦 筋 に 末 端 定 着 かぎ 掛 けする ただし 縦 筋 をその 径 の40 倍 以 上 基 礎 に 定 着 させる 場 合 は 末 端 を 基 礎 の 横 筋 にかぎ 掛 けしなくてよい 構 造 計 算 によりその 安 全 が 確 かめられた 場 合 には 上 表 によらなくてもよい(H12 建 告 1355 号 ) 高 さ1.2m 以 下 の 塀 の 場 合 上 表 の 控 壁 基 礎 の 規 定 は 適 用 しない 参 考 :コンクリートブロック 塀 設 計 規 準 ( 壁 式 構 造 関 係 設 計 規 準 集 同 解 説 (メーソンリー 編 ) ) 9
3 採 光 換 気 3-1 換 気 上 有 効 な 開 口 部 法 第 28 条 第 2 項 令 第 20 条 の2 令 第 20 条 の3 令 第 28 条 令 第 129 条 の2の6 自 然 排 煙 口 及 び 手 動 開 放 装 置 / 排 煙 上 有 効 な 開 口 部 ( 自 然 排 煙 口 )の 取 扱 い ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p.79 による) ただし 庇 のある 場 合 の 外 倒 し 窓 及 び 室 内 内 倒 し 窓 は 下 図 のとおりとし 有 効 に 換 気 排 煙 ができるようにすること A A 屋 内 屋 外 屋 外 屋 内 庇 のある 場 合 の 外 倒 し 窓 室 内 内 倒 し 窓 Aの 部 分 が 最 小 開 口 高 さとなるので 計 算 はこの 部 分 で 行 う 換 気 上 有 効 な 開 口 部 の 面 積 =A 開 口 部 の 幅 3-2 採 光 有 効 面 積 の 算 定 法 第 28 条 第 4 項 令 第 20 条 第 1 項 1 2 室 の 共 通 採 光 ( 近 畿 共 通 取 扱 い p.30 による) 2 敷 地 内 に2 棟 ある 場 合 及 びドライエリアからの 採 光 半 透 明 のひさし 等 ( 近 畿 共 通 取 扱 い p.27 による) 3 里 道 水 路 等 の 空 地 による 緩 和 ( 1-1 3 と 同 じ) 10
4 避 難 設 備 階 段 4-1 屋 外 階 段 の 幅 令 第 23 条 屋 外 階 段 の 幅 及 びけあげ 踏 面 の 寸 法 等 の 取 扱 い ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p.118 による) 4-2 直 通 階 段 令 第 120 条 令 第 121 条 直 通 階 段 の 設 置 / 直 通 階 段 の 要 件 ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p.42 による) 4-3 屋 外 階 段 に 面 する 排 煙 設 備 の 開 口 部 令 第 112 条 令 第 120 条 令 第 121 条 火 災 時 に 開 口 部 からの 排 煙 で 階 段 を 使 用 できなくなるおそれがあるため 屋 外 避 難 階 段 から2m 以 内 の 部 分 については 開 口 部 を 設 けることはできない 令 第 123 条 第 2 項 同 様 の 趣 旨 により 屋 外 階 段 に 面 して 排 煙 のための 開 口 部 ( 欄 間 等 )を 設 けるべきで はない この 部 分 に 面 する 排 煙 のための 開 口 部 は 設 けるべきではない 排 煙 のための 開 口 部 は 設 けるべきではない 11
4-4 2 以 上 の 直 通 階 段 の 設 置 を 必 要 とする 場 合 の 位 置 令 第 121 条 1 令 第 121 条 第 1 項 の 規 定 により2 以 上 の 直 通 階 段 を 設 ける 場 合 は2 方 向 避 難 が 確 保 で きるように 当 該 階 段 を 設 けなければならない したがって 下 図 のように 2 以 上 の 階 段 を1ヶ 所 に 集 中 して 設 けるなど 利 用 実 態 から 見 て1の 階 段 と 機 能 上 変 わらないものは 2 以 上 の 直 通 階 段 とは 原 則 認 められない 2 X 階 段 で 以 下 のすべて 満 たす 場 合 は 2 方 向 避 難 が 確 保 できていると 認 められる (1) 各 階 段 は 屋 内 階 段 とすること (2) 各 階 段 の 構 造 は 令 第 123 条 第 1 項 の 構 造 とすること (3) 階 段 には 階 段 に 通 ずる 出 入 口 ( 令 第 123 条 第 1 項 第 6 号 の 出 入 口 )を 除 き 開 口 部 を 設 けないこと DN DN 2 方 向 避 難 が 確 保 できていると 認 められる 例 12
4-5 特 別 避 難 階 段 のバルコニー 又 は 付 室 と 非 常 用 エレベーターのバルコニー 又 は 付 室 との 兼 用 令 第 123 条 第 3 項 第 2 号 乗 降 ロビーと 特 別 避 難 階 段 の 付 室 を 兼 用 した 場 合 の 必 要 床 面 積 ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p.35 による) 4-6 屋 外 階 段 からの 避 難 令 第 125 条 第 1 項 令 第 128 条 避 難 階 段 以 外 の 屋 外 階 段 については 次 の(1) (2)のいずれかによること (1) 屋 外 階 段 の 地 上 接 地 面 から 敷 地 内 通 路 で 道 路 等 避 難 上 有 効 な 場 所 へ 通 ずる 場 合 は その 通 路 の 幅 員 を1.5m 以 上 とすること (2) 屋 外 階 段 から 屋 内 を 通 って 道 路 等 避 難 上 有 効 な 場 所 へ 避 難 する 場 合 は 階 段 から 道 路 等 避 難 上 有 効 な 場 所 へ 通 ずる 出 口 への 一 に 至 る 歩 行 距 離 を 令 第 120 条 に 規 定 す る 数 値 以 下 とし かつ 廊 下 を 設 ける 等 円 滑 な 避 難 ができるようにすること 令 第 120 条 に 規 定 する 数 値 以 下 とすること 13
4-7 敷 地 内 の 通 路 ( 避 難 用 の 通 路 ) 令 第 128 条 敷 地 内 の 通 路 敷 地 内 の 通 路 の 取 扱 い ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p.100 による) ただし 外 部 空 間 との 関 係 については 以 下 の 図 のとおりとする また 敷 地 内 の 通 路 は 屋 外 ( 建 物 外 )が 原 則 であるが 敷 地 の 形 状 等 やむを 得 ない 場 合 のみこの 取 扱 いを 適 用 できるものである よって 建 築 物 の 部 分 であってもトンネ ル 状 のものは 不 可 とする 4-8 維 持 管 理 上 常 時 鎖 錠 状 態 にある 出 口 令 第 125 条 の2 第 1 項 第 3 号 屋 外 への 出 口 等 に 設 ける 電 気 錠 の 取 扱 い ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p.65 による) 14
4-9 屋 外 避 難 階 段 から2m 未 満 ( 階 段 室 は 除 く )のガス 機 器 の 設 置 について 令 第 123 条 第 2 項 第 1 号 床 及 び 壁 が 耐 火 構 造 で 造 られたパイプシャフトに 設 けられたPS 扉 内 設 置 式 のガス 機 器 は 屋 外 避 難 階 段 の 2m 未 満 の 位 置 (ただし 2m 未 満 かつ 正 面 の 位 置 は 除 く ) 又 は 屋 外 階 段 の 2m 未 満 の 位 置 (2m 未 満 かつ 正 面 の 位 置 を 含 む )に 設 置 することができる ( 注 意 排 気 筒 が 正 面 から 外 れた 位 置 であれば 設 置 は 可 とする) 15
5 排 煙 非 常 用 照 明 非 常 用 進 入 口 5-1 開 放 できる 部 分 の 位 置 及 び 面 積 ( 排 煙 ) 令 第 116 条 の2 第 1 項 第 2 号 令 第 126 条 の3 1 排 煙 に 有 効 な 部 分 とみなす 開 口 部 の 位 置 については 3-1 換 気 上 有 効 な 開 口 部 によるものとする 2 開 放 できる 部 分 の 面 積 の 算 定 については 3-1 換 気 上 有 効 な 開 口 部 による ものとする 5-2 天 井 から 下 方 80cm 以 内 の 距 離 令 第 116 条 の2 第 1 項 第 2 号 令 第 126 条 の3 下 図 のとおりとする 5-3 防 煙 壁 令 第 126 条 の2 第 1 項 防 煙 区 画 / 防 煙 区 画 間 の 仕 様 防 煙 壁 / 防 煙 たれ 壁 に 使 用 するガラスの 取 扱 い 防 煙 壁 / 可 動 防 煙 たれ 壁 の 取 扱 い ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012p.76-78 による) 16
5-4 排 煙 設 備 の 設 置 令 第 126 条 の2 排 煙 設 備 の 設 置 / 令 第 126 条 の2 第 1 項 本 文 の 解 釈 排 煙 設 備 の 適 用 除 外 部 分 / 令 第 126 条 の2 第 1 項 ただし 書 第 二 号 ( 学 校 等 ) 排 煙 設 備 の 適 用 除 外 部 分 / 令 第 126 条 の2 第 1 項 ただし 書 第 三 号 ( 階 段 等 ) 排 煙 設 備 の 適 用 除 外 部 分 / 令 第 126 条 の2 第 1 項 ただし 書 第 四 号 ( 機 械 製 作 工 場 等 ) ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012p.68-71 による) ただし 以 下 については 上 記 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 によらない 1 令 第 126 条 の2 第 1 項 ただし 書 第 一 号 にいう 準 耐 火 構 造 の 床 若 しくは 壁 又 は 法 第 2 条 第 9 号 の2ロに 規 定 する 防 火 設 備 で 区 画 された 部 分 については 廊 下 等 の 避 難 経 路 には 原 則 として 適 用 できないものとする 2 令 第 126 条 の2 第 2 項 の 規 定 は 新 築 には 適 用 できないものとする 5-5 防 煙 区 画 令 第 126 条 の3 1 防 煙 区 画 について 防 煙 壁 の 突 出 の 長 さが 異 なる 場 合 又 は 天 井 の 高 さが 異 なる 場 合 に は 下 図 のようにすることができる 2 廊 下 等 は 原 則 として 居 室 と 同 一 の 防 煙 区 画 とすることはできない ( 図 1) 50cm 以 上 80cm 未 満 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 1 2 3 4 5 6 6 区 画 となる 例 5 区 画 となる 例 4 区 画 となる 例 3 区 画 となる 例 2 区 画 となる 例 1 区 画 となる 例 区 画 は それぞれ500m2 以 内 つまり 1 区 画 となる 例 :1~6の 合 計 500m2 17
( 図 2) 天 井 50cm H 防 煙 壁 天 井 1 区 画 1 区 画 1 区 画 5-6 排 煙 設 備 の 構 造 令 第 126 条 の3 1 排 煙 口 の 開 口 部 を 容 易 に 手 で 開 くことができる 場 合 (クレセント 等 の 取 付 高 さは 80cm H 180cm)には 特 に 手 動 開 閉 装 置 及 びその 使 用 法 の 表 示 をしなくてもよい 2 排 煙 風 道 が 防 火 区 画 を 貫 通 する 部 分 には 原 則 として 防 火 ダンパーを 設 けるものとす る ただし 排 煙 時 に 作 動 せず 火 災 温 度 (280 程 度 )により 作 動 するようにすること 3 直 接 外 気 に 接 する 開 口 面 積 の 算 定 については 3-1 換 気 上 有 効 な 開 口 部 による ものとする 4 一 の 防 煙 区 画 において 直 接 外 気 に 接 する 排 煙 口 と 排 煙 機 を 設 置 する 場 合 には そのい ずれかの 設 備 により 排 煙 能 力 を 確 保 するようにしなければならない 5 排 煙 機 の 駆 動 方 式 をディーゼルエンジン 及 び 常 用 電 源 で 作 動 する 電 動 機 の 両 方 駆 動 と した 場 合 は 予 備 電 源 を 設 けないことができる 6 中 央 管 理 室 における 監 視 とは 排 煙 設 備 の 制 御 及 び 作 動 状 態 を 監 視 するものであ り 自 然 排 煙 設 備 で 手 動 開 放 装 置 による 作 動 状 態 も 中 央 管 理 室 で 監 視 できるものでなけ ればならない 7 手 動 開 放 装 置 の 構 造 は 単 一 動 作 (レバーを 引 く 動 作 や 倒 す 動 作 ハンドルなどの 回 転 動 作 の 場 合 には 一 回 転 以 内 とすること )により 操 作 できること 8 排 煙 機 の 設 置 室 は 耐 火 構 造 若 しくは 準 耐 火 構 造 の 床 若 しくは 壁 又 は 法 第 2 条 第 9 号 の2ロに 規 定 する 防 火 設 備 によって 区 画 されていること 18
5-7 排 煙 設 備 の 特 殊 建 築 物 の 主 たる 用 途 に 供 する 部 分 平 12 告 示 1436 号 4 号 ハ 令 126 条 の2 第 1 項 第 5 号 令 第 126 条 の3 特 殊 建 築 物 の 主 たる 用 途 に 供 する 部 分 とは 建 築 物 内 での 相 対 的 利 用 形 態 により 判 断 されるがおおむね 次 の 表 によるものとする 用 途 主 たる 用 途 に 供 する 部 分 左 欄 に 該 当 しない 部 分 劇 場 映 画 館 舞 台 客 席 映 写 室 ロビー 切 符 売 場 専 用 駐 車 場 売 店 一 演 芸 場 観 覧 場 出 演 者 控 室 道 具 室 衣 装 部 屋 練 習 室 従 業 員 控 室 事 務 室 公 会 堂 集 会 場 集 会 室 会 議 室 ホール 宴 会 場 専 用 駐 車 場 事 務 室 病 院 診 療 所 診 察 室 病 室 産 室 手 術 室 検 査 室 薬 局 事 務 室 面 会 室 談 話 室 機 能 訓 練 室 研 究 室 厨 房 付 添 人 控 室 リネン 室 売 店 専 用 駐 車 場 器 材 庫 二 ホテル 旅 館 宿 泊 室 フロント ロビー 厨 房 食 堂 談 話 室 配 膳 室 リネン 室 宴 会 場 結 婚 式 場 理 美 容 室 両 替 所 専 用 駐 車 場 従 業 員 控 室 事 務 室 下 宿 共 同 住 宅 寄 宿 舎 居 室 寝 室 厨 房 食 堂 教 養 室 休 憩 室 浴 室 共 同 炊 事 場 洗 濯 室 売 店 専 用 駐 車 場 専 用 駐 輪 場 児 童 福 祉 施 設 等 居 室 集 会 場 機 能 訓 練 室 面 会 室 食 堂 厨 房 売 店 閲 覧 室 展 示 室 書 庫 ロッカー 室 ロビー 博 物 館 美 術 館 図 書 館 工 作 室 保 管 格 納 庫 資 料 室 研 究 室 売 店 三 ボーリング 場 スキー 場 スケート 場 水 泳 場 スポーツ 練 習 場 会 議 室 休 憩 室 レーン スケートリンク プール ロビー ゲームコーナー 更 衣 室 売 店 専 用 駐 車 場 百 貨 店 マーケット 売 場 荷 捌 場 商 品 倉 庫 食 堂 遊 技 場 写 真 室 専 用 駐 車 場 物 品 販 売 店 舗 展 示 場 結 婚 式 場 催 物 場 理 美 容 室 診 療 室 集 会 室 更 衣 室 事 務 室 キャバレー カフェー ナイトクラブ バー 客 席 ダンスフロアー 舞 台 調 理 室 更 衣 室 専 用 駐 車 場 四 ダンスホール 遊 技 場 遊 技 室 遊 技 機 械 室 作 業 室 待 合 室 景 品 場 ゲームコーナー ダンスフロアー 舞 台 部 客 席 売 店 専 用 駐 車 場 従 業 員 更 衣 室 事 務 室 公 衆 浴 場 脱 衣 室 浴 室 休 憩 室 待 合 室 マッサージ 室 ロッカー 室 クリーニング 室 専 用 駐 車 場 待 合 料 理 店 飲 食 店 客 席 客 室 厨 房 専 用 駐 車 場 五 倉 庫 物 品 庫 荷 捌 室 休 憩 室 専 用 駐 車 場 事 務 室 六 自 動 車 車 庫 自 動 車 修 理 場 映 画 スタジオ テレビスタジオ 車 庫 車 路 修 理 場 洗 車 場 運 転 手 控 室 撮 影 室 舞 台 部 録 音 部 道 具 部 衣 装 部 休 憩 室 売 店 専 用 駐 車 場 19
5-8 排 煙 設 備 の 告 示 適 用 について 平 12 告 示 1436 号 排 煙 告 示 / 平 12 建 告 第 1436 号 の 第 三 号 の 天 井 の 高 さのとり 方 排 煙 告 示 / 平 12 建 告 第 1436 号 の 第 四 号 イの 適 用 の 範 囲 ( 住 宅 等 ) 排 煙 告 示 / 平 12 建 告 第 1436 号 の 第 四 号 ハ 及 びニの 適 用 の 範 囲 ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p.81 82 84 による) ただし 告 示 第 1436 号 第 四 号 ハについては 原 則 として 前 室 を 除 き 他 の 部 分 の 避 難 経 路 にならないこと 5-9 非 常 用 照 明 装 置 令 第 126 条 の4 平 12 告 示 1411 号 1 令 第 126 条 の4 第 1 項 にいう 採 光 上 有 効 に 直 接 外 気 に 開 放 された 通 路 とは 開 放 廊 下 又 は 開 放 階 段 ( 以 下 開 放 廊 下 等 という )で 次 の(1) (2)のいずれかに 該 当 するものをいう (1) 開 放 廊 下 等 に 設 けられた 開 口 部 が ほぼ 全 体 にわたって 令 第 20 条 1 項 により 算 定 さ れた 採 光 上 有 効 な 部 分 に 該 当 するもので 排 煙 上 支 障 のない 状 態 で 外 気 に 直 接 開 放 さ れているもの 4 階 3 階 隣 地 境 界 線 3 階 4 階 の 開 放 廊 下 は 非 常 用 の 照 明 装 置 は 不 要 採 光 補 正 係 数 が 0 又 は 負 数 となる 部 分 2 階 廊 下 1 階 2 階 の 開 放 廊 下 は 非 常 用 の 照 明 装 置 が 必 要 1 階 (2) 開 放 廊 下 等 が 隣 地 境 界 線 又 は 他 の 建 築 物 から 有 効 1.0m 以 上 離 れているもの 2 令 第 126 条 の4 第 2 号 にいう その 他 これらに 類 する 居 室 には 養 護 老 人 ホーム 特 別 養 護 老 人 ホーム 及 び 軽 費 老 人 ホーム 等 の 入 所 者 が 使 用 する 寝 室 を 含 むものとする 3 学 校 等 の 扱 い 非 常 用 の 照 明 装 置 の 設 置 を 要 する 部 分 / 学 校 等 における 非 常 用 の 照 明 装 置 の 設 置 ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p. 87 による) 4 平 成 12 年 告 示 第 1411 号 の 適 用 について (1) 居 室 であること( 廊 下 等 の 避 難 経 路 には 適 用 できない) (2) 平 成 12 年 建 告 第 1411 号 を 適 用 した 居 室 であっても その 中 に 別 の 居 室 の 避 難 経 路 がある 場 合 は その 避 難 経 路 部 分 には 非 常 用 の 照 明 装 置 が 必 要 である 20
5-10 床 面 において1lx 以 上 の 照 度 令 第 126 条 の5 昭 45 告 示 1830 号 床 面 において1lx 以 上 の 照 度 を 確 保 する については 居 室 及 び 廊 下 で 避 難 上 支 障 のない 室 の 隅 角 部 柱 等 によって 陰 になる 部 分 を 除 き 原 則 として 床 面 のすべての 位 置 において1lx 以 上 の 照 度 を 確 保 しなければならない ただし 蛍 光 灯 を 使 用 する 場 合 は 床 面 のすべての 位 置 において2lx 以 上 の 照 度 を 確 保 しなければならない 5-11 非 常 用 の 進 入 口 令 第 126 条 の6 令 第 126 条 の7 1 非 常 用 進 入 口 の 設 置 / 非 常 用 進 入 口 又 は 代 替 進 入 口 を 設 置 すべき 外 壁 面 ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p.95 による) 2 非 常 用 進 入 口 の 設 置 / 路 地 状 敷 地 の 非 常 用 の 進 入 口 の 取 扱 い ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p.142 による) 3 非 常 用 進 入 口 の 設 置 / 共 同 住 宅 に 設 ける 代 替 進 入 口 の 特 例 ( 建 築 物 の 防 火 避 難 規 定 の 解 説 2012 p.96 による) 4 進 入 口 にかわる 開 口 部 で 令 第 126 条 の6 第 1 項 第 2 号 にいう 屋 外 からの 進 入 を 妨 げ る 構 造 及 び 進 入 口 で 令 第 126 条 の7 第 1 項 第 4 号 にいう 破 壊 して については 次 のとおりとする なお 低 放 射 ガラス( 通 称 Low-E ガラス)は いずれの 製 法 による 場 合 においても 基 板 と 同 等 なものとして 取 り 扱 う ( 平 成 23 年 12 月 28 日 付 け 消 防 庁 予 防 課 事 務 連 絡 ) ガラス 名 称 等 進 入 を 妨 げる 構 造 の 判 定 ガラス 名 称 (JIS 番 号 ) 厚 さ 3 4 窓 等 の 形 態 足 場 有 足 場 無 型 板 ガラス(R 3203) はめごろしの 窓 等 クレセント 付 の 窓 等 フロート 板 カ ラス 又 は 磨 き 板 カ ラス 6mm 以 下 はめごろしの 窓 等 (R 3202) クレセント 付 の 窓 等 熱 線 吸 収 板 ガラス(R 3208) 6mm を 超 え はめごろしの 窓 等 熱 線 反 射 ガラス(R 3221) 10mm 以 下 クレセント 付 の 窓 等 強 化 ガラス(R 3206) 5mm 以 下 はめごろしの 窓 等 熱 線 反 射 カ ラスで 強 化 カ ラスを 使 用 す クレセント 付 の 窓 等 るもの 線 入 板 ガラス(R 3204) 6.8mm 以 下 はめごろしの 窓 等 網 入 板 ガラス(R 3204) クレセント 付 の 窓 等 熱 線 吸 収 カ ラスで 熱 線 吸 収 網 入 カ ラス 6.8mm を 超 え はめごろしの 窓 等 を 使 用 するもの 10mm 以 下 クレセント 付 の 窓 等 21
2 複 層 ガラス(R 3209) 使 用 する 材 料 板 カ ラスごとに 本 表 により 判 断 1 合 わせガラス(R 3205) はめごろしの 窓 等 倍 強 度 ガラス(R 3222) クレセント 付 の 窓 等 1 合 わせガラスとは 2 枚 以 上 の 材 料 板 ガラスで 中 間 膜 ( 材 料 板 ガラスの 間 に 両 者 を 接 着 する 目 的 で 介 在 する 合 成 樹 脂 の 層 をいう )を 挟 み 込 み 全 面 接 着 したもので 外 力 によって 破 損 しても 破 片 の 大 部 分 が 飛 び 散 らないようにしたものをいう 合 わせガラスについては 原 則 使 用 不 可 であるが 以 下 に 該 当 する 場 合 で クレセン ト 付 の 窓 等 の 形 態 とし ガラスを 部 分 破 壊 することで 進 入 できるものに 限 りその 使 用 を 認 めるものとする (1) 次 に 掲 げる 合 わせガラスを 用 いた 開 口 部 ア フロート 板 ガラス 6mm 以 下 +PVB(ホ リヒ ニルフ チラール)30mil( 膜 厚 0.76 mm) 以 下 +フロート 板 ガラス 6 mm 以 下 の 合 わせガラス イ 網 入 板 ガラス 6.8mm 以 下 +PVB(ホ リヒ ニルフ チラール)30mil( 膜 厚 0.76 mm) 以 下 +フロート 板 ガラス 5 mm 以 下 の 合 わせガラス (2) 次 に 掲 げる 合 わせガラスを 用 いた 開 口 部 で 外 部 にバルコニー 屋 上 広 場 等 の 破 壊 作 業 のできる 足 場 が 設 けられているもの 2 クレセント 付 の 窓 等 にのみ 使 用 できると 上 表 に 示 されているガラスを 複 層 ガラスに 使 用 する 場 合 は 窓 等 の 形 態 をクレセント 付 等 とし ガラスを 部 分 破 壊 し クレセン ト 開 錠 することで 進 入 できるものとする (クレセント 付 の 窓 等 の 有 効 寸 法 はクレセン ト 開 錠 後 の 開 口 寸 法 とする ) なお 1にかかわらず 複 層 ガラスに 合 わせガラスは 使 用 不 可 とする 3 進 入 の 障 害 となる 広 告 物 看 板 日 除 け 雨 除 け ネオン 管 等 は 進 入 口 又 は 進 入 口 に かわる 開 口 部 に 設 けてはならない ただし 固 定 した 目 隠 し 格 子 等 で 破 壊 容 易 なもの は 進 入 口 として 使 用 できるものとする 進 入 口 に 代 わる 開 口 部 に 手 すりを 設 ける 場 合 は 下 図 による 22
4 進 入 口 に 代 わる 開 口 部 に 設 けるシャッターの 取 扱 いは 次 による 1 地 階 を 除 く 階 数 が3 以 下 であること 2 3 階 部 分 が 住 宅 の 用 途 にのみ 供 されるものであること ( 共 同 住 宅 その 他 の 特 殊 建 築 物 は 除 く ) 3 次 の 条 件 を 満 足 する 軽 量 シャッターであること スラットの 板 厚 が1mm 以 下 のもの 屋 外 から 容 易 に 開 放 できるもの( 消 防 隊 が 特 殊 な 工 具 を 用 いることなく 開 錠 できる 又 は 部 分 破 壊 し その 後 工 具 なしに 開 放 できるもの) 防 犯 用 でないもの 5 進 入 口 にかわる 開 口 部 と 進 入 口 は 同 一 階 で 併 設 できない ただし 避 難 経 路 が 用 途 ごとに 異 なる 場 合 や 令 第 117 条 に 規 定 する 区 画 がある 場 合 は 下 図 のとおりとすることができる また 2 以 上 の 外 壁 面 が 道 又 は 道 に 通 ずる 幅 員 4m 以 上 の 通 路 その 他 の 空 地 に 面 す る 場 合 同 一 階 であっても 各 面 ごとで 進 入 口 にかわる 開 口 部 又 は 進 入 口 が 設 置 できる 令 第 117 条 区 画 又 は 用 途 区 画 23
6 昇 降 機 6-1 昇 降 機 の 昇 降 路 の 部 分 の 防 火 区 画 ( 竪 穴 )について 令 第 112 条 第 9 項 第 14 項 1 エレベーター 昇 降 機 の 昇 降 路 の 部 分 とその 他 の 部 分 ( 乗 降 ロビーもその 他 部 分 である)は 令 第 112 条 第 14 項 第 2 号 による 防 火 設 備 で 区 画 しなければならない よって 乗 場 戸 の 近 傍 で 遮 炎 遮 煙 の 両 者 の 性 能 を 有 した 防 火 設 備 で 区 画 する 必 要 がある 性 能 大 臣 認 定 告 示 に 基 づく 例 示 仕 様 遮 炎 性 能 法 第 2 条 第 9 号 の2ロに 基 づく 大 臣 認 定 令 第 109 条 の2( 防 火 設 備 ) 平 12 建 告 第 1360 号 平 12 建 告 第 1369 号 令 第 112 条 第 1 項 ( 特 定 防 火 設 備 ) 遮 煙 性 能 令 第 112 条 第 14 項 第 2 号 に 基 づく 大 臣 認 定 昭 48 建 告 第 2564 号 (シャッターの 場 合 は 遮 煙 性 能 試 験 に 合 格 したもの) 2 小 荷 物 専 用 昇 降 機 小 荷 物 専 用 昇 降 機 の 扉 が 次 の 要 件 を 全 て 満 たすことでその 扉 を 令 第 112 条 第 14 項 第 2 号 による 防 火 設 備 とみなす (1) 鉄 板 の 厚 さが 0.8mm 以 上 である 等 法 第 2 条 第 9 号 の2ロに 規 定 する 防 火 設 備 の 構 造 方 法 の 基 準 に 適 合 すること (2) 押 し 下 げ 等 の 開 閉 機 構 で 相 じゃくりや 突 合 わせゴム( 難 燃 ゴム) 等 により 隙 間 が 生 じない 構 造 とすること (3) 自 動 的 に 閉 鎖 するか 又 は 開 放 警 告 ブザーが 設 置 されている 等 確 実 に 閉 鎖 が 行 わ れるものであること 6-2 停 電 の 場 合 においても の 照 明 装 置 令 第 129 条 の 10 第 3 項 第 4 号 ロ 昇 降 機 技 術 基 準 の 解 説 2009 年 版 1.2-42 による 24
6-3 非 常 用 エレベーターの 乗 降 ロビー 令 第 129 条 の 13 の3 第 3 項 1 非 常 用 エレベーターの 乗 降 ロビーには 一 般 用 エレベーターの 乗 降 口 を 設 けることは できない なお 一 般 用 エレベーター 及 び 乗 降 ロビーが 非 常 用 エレベーターのすべての 規 定 に 適 合 する 場 合 はこの 限 りでない 2 乗 降 ロビーには 消 火 設 備 以 外 の PS EPS DS 等 の 点 検 口 を 設 置 してはならない 3 乗 降 ロビーへの 出 入 口 は 原 則 として 防 火 シャッターを 設 けないこと 4 乗 降 ロビーの 出 入 口 に 設 ける 戸 を 開 く 方 向 は 特 別 避 難 階 段 の 付 室 と 兼 用 する 場 合 を 除 き 消 防 隊 が 活 動 しやすい 方 向 でもよいものとする 6-4 エレベーターの 機 械 室 について 令 第 129 条 の9 エレベーターの 機 械 室 には 非 常 用 スピーカー 火 災 報 知 器 の 感 知 器 等 昇 降 機 の 防 災 上 必 要 なものを 除 き エレベーター 関 係 以 外 の 配 管 設 備 等 を 設 けないこと 25
7 道 路 と 敷 地 7-1 道 路 幅 員 の 測 定 方 法 法 第 42 条 法 第 42 条 第 1 項 に 規 定 している 道 路 の 幅 員 とは 一 般 交 通 の 用 に 供 され 道 路 として の 防 火 上 避 難 上 交 通 上 支 障 のない 構 造 形 態 を 備 えている 部 分 をいい 側 溝 はこれに 含 まれるが 法 敷 等 は 含 まれない 幅 員 幅 員 コンクリート 擁 壁 水 路 河 川 側 溝 幅 員 幅 員 幅 員 幅 員 カ ート レール 歩 道 歩 道 水 路 7-2 道 路 の 後 退 部 分 の 明 示 方 法 法 第 42 条 第 2 項 道 路 の 後 退 部 分 には 帯 状 のコンクリート その 他 これらに 類 するもので その 境 界 を 明 示 すること 7-3 長 屋 の 敷 地 内 の 通 路 条 例 第 6 条 の2 第 2 項 建 築 基 準 法 施 行 条 例 解 説 集 (H28.4.15)による 7-4 自 動 車 車 庫 等 の 位 置 条 例 第 19 条 第 1 項 第 2 号 第 3 号 建 築 基 準 法 施 行 条 例 解 説 集 (H28.4.15)による 26
8 用 途 地 域 8-1 第 一 種 低 層 住 居 専 用 地 域 内 の 建 築 法 別 表 第 2(い) 項 令 第 130 条 の3 令 第 130 条 の4 1 法 別 表 第 2(い) 項 2 号 の 住 宅 で 事 務 所 店 舗 用 途 を 兼 ねるもの とは 居 住 の 用 に 供 する 部 分 とその 他 の 部 分 とが 壁 又 は 床 で 明 確 に 区 分 されていないものをい う 2 令 第 130 条 の3の 兼 用 住 宅 の 規 定 は 長 屋 である 場 合 にも 適 用 する ただし 長 屋 は 兼 用 部 分 の 床 面 積 の 合 計 が 50 m2 以 下 で かつ 各 住 戸 それぞれの 床 面 積 の1/2 以 上 を 居 住 の 用 に 供 したものに 限 る 3 令 第 130 条 の3 第 1 号 の 事 務 所 には 個 人 タクシー 営 業 所 ( 事 務 所 ) 兼 用 住 宅 の 同 一 敷 地 内 に 設 ける 自 動 車 一 台 を 収 納 する 車 庫 も 兼 用 住 宅 の 部 分 に 含 むことができる 4 令 第 130 条 の3 第 2 号 の 日 用 品 販 売 店 舗 兼 用 住 宅 の 倉 庫 でその 床 面 積 が 10 m2 以 内 で かつ 同 一 敷 地 内 にあるものは 別 棟 であっても 兼 用 住 宅 の 部 分 に 含 むことができる 5 令 第 130 条 の3 第 2 号 の 日 用 品 の 販 売 を 主 たる 目 的 とする 店 舗 には 日 用 品 として 使 用 するプロパンガス 灯 油 家 庭 用 ペイント 等 の 危 険 物 の 小 売 販 売 店 舗 が 含 まれる ただし 詰 替 え 等 の 作 業 を 行 うものは 除 く 6 令 第 130 条 の3 第 2 号 の 日 用 品 の 販 売 を 主 たる 目 的 とする 店 舗 には ペットショ ップ を 含 まない 7 令 第 130 条 の3 第 3 号 の その 他 これらに 類 するサービス 業 を 営 む 店 舗 には CD ビデオレンタル 店 を 含 む 8 令 第 130 条 の3 第 4 号 の 洋 服 店 畳 屋 建 具 屋 その 他 これらに 類 するサービ ス 業 を 営 む 店 舗 には 製 作 を 主 として 行 う 作 業 場 を 有 するものは 含 まれない 9 令 第 130 条 の3 第 4 号 の その 他 これらに 類 するサービス 業 を 営 む 店 舗 には 原 動 機 付 自 転 車 を 扱 う 自 転 車 店 を 含 む 10 令 第 130 条 の3 第 5 号 の その 他 これらに 類 するもの には 仕 出 し 屋 が 含 まれる 11 法 別 表 第 2(い) 項 第 7 号 の 公 衆 浴 場 は 近 隣 住 民 のためのサービス 的 施 設 とし ての 浴 場 をいい 建 築 物 や 駐 車 場 の 規 模 が 大 きいなど 広 域 的 な 利 用 を 目 的 とした 浴 場 又 は 休 憩 室 や 飲 食 コーナーを 有 するなど 娯 楽 的 な 要 素 が 強 い 浴 場 は 含 まない 12 法 別 表 第 2(い) 項 第 8 号 の 診 療 所 には 次 のものが 含 まれる (1) 医 療 法 にいう 医 業 に 類 似 するあん 摩 マッサージ 指 圧 師 はり 師 きゅう 師 等 に 関 す る 法 律 及 び 柔 道 整 復 師 法 に 基 づくあん 摩 業 等 の 施 術 所 (2)ベッド 数 19 床 以 下 の 老 人 保 健 施 設 13 法 別 表 第 2(い) 項 第 9 号 の 巡 査 派 出 所 公 衆 電 話 所 その 他 これらに 類 する 公 益 上 必 要 な 建 築 物 には 地 下 道 からの 出 入 口 の 上 屋 現 金 自 動 支 払 所 ( 公 衆 電 話 所 程 度 の 規 模 のものに 限 る ) 等 の 建 築 物 が 含 まれる 14 令 第 130 条 の4 第 5 号 (ト)に 規 定 する 都 市 高 速 鉄 道 の 用 に 供 する 施 設 とは 市 街 地 における 通 勤 通 学 その 他 日 常 活 動 に 必 要 な 地 下 鉄 私 鉄 等 の 施 設 をいう なお 都 市 計 画 決 定 の 有 無 は 問 わない 27
15 建 設 省 告 示 ( 昭 45)1836 号 第 7 号 に 規 定 する 停 車 場 又 は 停 留 所 の 執 務 の 用 に 供 する 施 設 には 駅 事 務 所 出 札 所 改 札 所 等 駅 業 務 を 直 接 行 うための 部 分 が 含 まれ 旅 客 便 所 コンコース 旅 客 通 路 及 び 旅 客 階 段 並 びに 直 接 の 駅 業 務 に 付 随 して 必 要 となる 寝 室 休 憩 室 食 堂 厨 房 浴 室 更 衣 室 通 路 等 は 含 まない 16 法 別 表 第 2(い) 項 第 10 号 の 建 築 物 に 附 属 するもの には 農 業 用 住 宅 で 延 べ 面 積 が 同 一 敷 地 内 にある 建 築 物 の 延 べ 面 積 の 合 計 の1/3 以 下 の 農 業 用 倉 庫 を 含 む 8-2 第 一 種 中 高 層 住 居 専 用 地 域 第 二 種 中 高 層 住 居 専 用 地 域 第 一 種 住 居 地 域 第 二 種 住 居 地 域 及 び 準 住 居 地 域 内 の 建 築 法 別 表 第 2(に) 項 (ほ) 項 (と) 項 及 び (へ) 項 令 第 130 条 の7の2 1 給 油 所 のオートリフト 室 の 床 面 積 の 合 計 が 70 m2 以 下 オートリフト2 台 以 下 のもので グリス 注 入 オイル 交 換 及 び 空 気 入 れ 等 のサービス 業 務 を 行 い その 他 の 修 理 とみなさ れる 作 業 を 行 わない 場 合 は 原 動 機 があっても 当 該 給 油 所 は 法 別 表 第 2(に) 項 第 2 号 の 工 場 及 び(へ) 項 第 2 号 の 原 動 機 を 使 用 する 工 場 には 含 まれない 2 自 動 車 の 自 動 洗 車 設 備 (1 台 かつ 40 m2 以 下 のものを 除 く )を 設 けた 建 築 物 又 は 建 築 物 の 部 分 は 法 別 表 第 2(に) 項 第 2 号 の 工 場 及 び(へ) 項 第 2 号 の 原 動 機 を 使 用 する 工 場 に 含 まれる 3 法 別 表 第 2(と) 項 第 3 号 (5)の 木 材 の 引 割 には 竹 材 の 引 割 を 含 む 4 令 第 130 条 の 5 の 4 第 1 号 及 び 令 第 130 条 の7の2 第 1 号 に 規 定 する 消 防 署 その 他 これらに 類 するもの には 地 方 公 共 団 体 の 支 庁 又 は 支 所 の 用 に 供 する 建 築 物 を 含 む 5 法 別 表 第 2(ほ) 項 第 2 号 の その 他 これらに 類 するもの には ゲームセンターを 含 む 8-3 商 業 地 域 内 の 建 築 法 別 表 第 2(り) 項 1 法 別 表 第 2(り) 項 第 2 号 の 日 刊 新 聞 の 印 刷 所 には 宗 教 政 治 関 係 の 新 聞 の 印 刷 所 を 含 む 2 法 別 表 第 2(り) 項 第 3 号 (16)の 陶 磁 器 の 製 造 には その 敷 地 内 において 絵 付 けのみの 作 業 を 行 い 成 形 等 の 作 業 を 行 わないものは 含 まない 8-4 建 築 物 の 屋 上 に 設 ける 自 動 車 車 庫 の 用 途 規 制 令 第 130 条 の5 令 第 130 条 の5 の5 令 第 130 条 の7の2 令 第 130 条 の8 屋 上 の 自 動 車 車 庫 ( 建 築 確 認 のための 基 準 総 則 集 団 規 定 の 適 用 事 例 2013 年 度 版 p.165-166 による) 28
8-5 敷 地 が3 種 類 以 上 の 地 域 地 区 にまたがる 場 合 法 第 91 条 3 種 類 以 上 の 地 域 地 区 にまたがる 敷 地 の 場 合 は 規 制 内 容 の 共 通 する2 種 類 以 上 の 地 域 地 区 の 合 計 と 他 の 地 域 地 区 を 比 較 して 過 半 の 敷 地 の 属 する 地 域 地 区 内 の 規 定 を 適 用 する < 用 途 地 域 の 例 > 前 面 道 路 l 1/3l 1/3l 1/3l 一 種 住 居 建 築 物 の 用 途 旅 館 大 学 病 院 事 務 所 店 舗 独 立 車 庫 3 000 3 000 一 種 中 高 層 3 000 500 300 300 一 種 低 層 建 築 の 可 否 500 300 29