Standard of the Camera & Imaging Products Association White Paper of CA DC-005-2005 Picture Transfer Protocol over / networks (Japanese) 8. November. 2005 Published by Camera & Imaging Products Association (portions of this document are Copyright 2004-2005 FotoNation Inc.)
1. 概 要 とスコープ 本 ドキュメントは CA DC-005-2005( 以 下 本 規 格 という) Picture Transfer Protocol over / networks( 以 下 - と 略 記 )について その 背 景 目 的 特 徴 技 術 概 要 及 び 動 作 概 要 を 説 明 する この - は Picture Transfer Protocol [1] ( 以 下 と 略 記 )のトランスポート 層 の 拡 張 として 新 たに / をサポートするために 規 格 化 されたものである 本 規 格 のゴールは ネットワーク 環 境 において のトランスポート 層 における 相 互 接 続 性 を 実 現 することである 本 規 格 では ネットワークコンフィギュレーションやデバ イスディスカバリ デバイスボンディング ユーザ 認 証 などのネットワーキングアプリケ ーションに 関 する 事 項 は 規 定 されていない ネットワーク 環 境 において を 実 装 した 製 品 の 相 互 接 続 性 を 実 現 するには これらの 付 加 的 な 方 法 や 規 約 が 別 途 規 定 される 必 要 がある 2. の 概 要 は PIMA( 現 I3A [2] )が 最 初 に 規 格 化 し 現 在 ISO 規 格 となった このは 主 に 画 像 の 双 方 向 通 信 を 実 現 する 標 準 プロトコルである また デジタルカメラ( 以 下 DSC と 略 記 )やプリンタ デスクトップ 機 器 携 帯 機 器 など 画 像 を 扱 う 機 器 相 互 間 の 通 信 にお いて 互 換 性 を 実 現 するために 必 要 なメカニズムを 規 定 している この は PC の 主 要 OS やアプリケーションでもサポートされており DSC と PC 間 において ドライバーレスでダイレクトに 画 像 を 相 互 に 転 送 することが 出 来 る さらに 2003 年 に CA が 規 格 化 した PictBridge [3] の 転 送 プロトコルとして 採 用 され PictBridge の 普 及 と 相 まって 現 在 ほとんどの DSC やフォト 対 応 プリンタに 搭 載 されている の 重 要 な 特 徴 として 本 来 はトランスポートに 依 存 しないプロトコルであるという 点 が 挙 げられる 現 在 のトランスポート 層 としてUSB [4] のみが 規 定 されているが 理 論 的 には 他 の 複 数 のトランスポート 層 上 でも 利 用 可 能 である 3. 背 景 と 目 的 現 在 ホームやオフィスで PC のネットワーク 化 やワイヤレス 化 が 浸 透 してきており PC の 周 辺 機 器 として 現 在 USB 接 続 されている DSC やプリンタ その 他 各 種 デジタル 画 像 機 器 においても ネットワーク 環 境 への 対 応 のニーズが 高 まって 来 た - は このようなニーズに 対 応 するために をネットワーク 環 境 の 標 準 プロト コルである / にマッピングする 変 換 レイヤとして 規 格 化 された この 規 格 化 にあたり 既 存 の アプリケーションに 変 更 や 制 限 を 与 えないように ま た - 自 体 の 実 装 負 荷 が 重 くならないように 考 慮 された これにより を 用 いている PC アプリケーションや PictBridge 機 器 において 最 小 限 の 実 装 負 荷 でネットワーク 対 応 あるいはワイヤレス 対 応 を 実 現 することが 可 能 となっ た 1
4. 特 徴 - は 以 下 の 特 徴 を 有 する / が 動 作 する 有 線 および 無 線 ネットワーク 上 で 動 作 可 能 である 画 像 転 送 カメラ 制 御 メーカーによる 独 自 拡 張 など 全 ての の 特 徴 を 保 持 する より 上 位 のアプリケーションレベルのプロトコル( 例 えば PictBridge など)に 影 響 を 与 えない USB では 実 現 できなかった マルチセッション( 複 数 の Initiator から 一 つの への 同 時 接 続 )をサポートすることができる 5. - の 概 要 5.1. - のレイヤ 構 成 と - 間 の 通 信 は 以 下 のように トランザクションモデルに 基 づいている Initiator からの Operation Request に 対 して が Response の 返 答 を 行 う Data-In は データを から Initiator に 送 る Data-Out は データを Initiator から に 送 る Event は から Initiator に 送 る - のレイヤ 構 成 を Figure 1 に 示 す Response Connection / Disconnection Operation Request Data Events Operation Request Data Connection / Disconnection Events Response - Initiator - Figure 1 2
5.2 通 信 スタックにおける - - は をそのトランスポート 層 として 使 用 する を にマッピングす ることにより 二 つの デバイス 間 の 通 信 を 行 うことが 規 定 されている 通 信 スタックにおける - の 位 置 付 けを Figure 2 に 示 す Protocol - - Protocol Protocol Protocol - Specific Protocol Initiator Figure 2 (/ プロトコルスタックにおいて)は 信 頼 性 が 高 く エラーのないデータ 通 信 サービスを - に 対 して 提 供 する 適 切 なトランスポート 層 である また は 複 数 通 信 チャネル( コネクション)を 提 供 するストリームベースのトランスポート 層 で ある 5.3 - コネクション Initiator 上 の が 上 の とセッションを 確 立 するために - コ ネクションが 先 に 確 立 している 必 要 がある - コネクションは Figure 3 に 示 すよう に 2 つの / コネクションで 構 成 される 一 つは Command/Data Connection で もう 一 つは Event Connection である 前 者 は コマンドやデータ 応 答 を 転 送 するも のであり 後 者 は Command/Data Connection とは 非 同 期 に イベントを 転 送 するもの である Initiator が 同 一 の に 対 して 複 数 の セッションを 必 要 とする 場 合 複 数 の - コネクションが 確 立 されている 必 要 がある ネットワーク 環 境 において 複 数 の Initiator が 同 一 の とコネクションを 設 定 することもある が 2 つ の コネクションが 同 一 の - コネクションに 関 連 付 けられていることを 確 認 する ためには Connection Number を 用 いた 特 別 な 対 応 (5.4 項 参 照 )が 必 要 となる 3
Initiator (Device A) Command/Data Connection Event Connection Event Connection Command/Data Connection (Device B) (Device C) Figure 3 5.4 - コネクションの 確 立 - コネクション 確 立 のシーケンスを Figure 4 に 示 す Initiator 1 2 4 5 7 Commnad/Data Connection Establishment InitCmdReq InitCmdAck Event Connection Establishment InitEvtReq InitEvtAck Connection Established 3 6 Figure 4 1 Initiator は に 対 して Command/Data connection(デフォルト Port 番 号 15740)の 確 立 を 行 う 2 この connection が 確 立 後 ただちに Initiator は 自 身 の ID(GUID とフレ ンドリーネーム)を 含 んだ Init Command Request - パケットを 送 る 4
3 は Init Command Ack - パケットを 返 す 4 前 のフェーズで Initiator が Init Command Ack - パケットを 受 け 取 った 後 Initiator から に 対 して Event connection(デフォルト Port 番 号 15740)の 確 立 を 行 う 5 この connection が 確 立 後 ただちに Initiator は 以 前 に 割 り 当 てられた Connection Number を 含 んだ Init Event Request - Packet を 送 信 する は この Connection Number を 用 いて 2 つの connection (Command/Data と Event)を 同 一 の - connection かつ 同 一 の session として 関 連 付 ける 6 これに 対 して は Event connection を 通 じて Init Event Ack packet を 返 す 7 一 度 Initiator が Init Event Ack packet を 受 け 取 ったら - connection が 確 立 したものとみなし データ 転 送 を 行 う 6. PictBridge との 関 連 PictBridge 仕 様 準 拠 の 製 品 は 規 格 書 CA DC-001 実 装 ガイドライン 及 びロゴ 認 証 ガイドラインに 規 定 されているように 転 送 プロトコルとして を 物 理 I/F として USB を 用 いることが 要 求 されている 本 要 求 条 件 と 所 定 のロゴ 認 証 試 験 にパスした 機 器 のみが PictBridge ロゴの 使 用 が 許 されている もし 以 外 の 転 送 プロトコルあるいは USB 以 外 の 物 理 I/F を PictBridge 製 品 に 用 い る 場 合 PictBridge 製 品 の 相 互 接 続 性 を 実 現 するために 新 たな 実 装 ガイドライン 及 びロ ゴ 認 証 ガイドラインが 必 要 となるが 現 時 点 ではそれらの 完 全 な 規 定 が 存 在 しない 従 って ベンダーが - を 用 いて トランスポート プロトコル 上 に PictBridge と 同 等 の 機 能 を 実 装 した 場 合 は 製 品 の 相 互 接 続 性 に 関 して 顧 客 が PictBridge 準 拠 と 誤 解 をしないように 考 慮 する 必 要 がある 具 体 的 には 以 下 に 示 すような 方 法 がある - 製 品 の 仕 様 書 やマニュアルに 接 続 仕 様 が 独 自 方 式 であることを 記 述 する -PictBridge と 別 な 名 称 やマークなどをつけて 独 自 方 式 であることを 明 記 する 7. 参 照 [1] ISO, ISO 15740:2005, Picture transfer protocol () for digital still photography devices, http://www.iso.org/ [2] I3A, International Imaging Industry Association, http://www.i3a.org/ [3] CA, CA DC-001-2003, Digital Photo Solutions for Imaging Devices, http://www.cipa.jp/pictbridge/contents_j/03overview_j.html [4] USB Implementers Forum, Inc., Universal Serial Bus Specification Revision 2.0, http://www.usb.org/developers/docs/ 5