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ポイント ARCserve Replication/High Availability (RHA) はレプリケーションを 行 うソフトウェアです レ プリケーションとは 本 番 サーバ(マスタ サーバ)にある 特 定 のフォルダやファイルを 複 製 先 サーバ(レプリカ サーバ)に 複 製 する 技 術 です ファイルに 対 する 変 更 (I/O)をリアル タイムに 捕 捉 し それらをネットワークを 介 してレプリカ サーバに 送 ります レプリカ サーバで 同 じデータを 保 持 しているので 障 害 や 災 害 が 発 生 した 際 にもサーバを 切 り 替 えることで 業 務 を 継 続 することができます ARCserve RHAはマスタ サーバ 上 の 指 定 したファイルやアプリケーション データを 複 製 し ます 2 Copyright 2014 CA

ポイント 1) 同 期 とレプリケーションはそれぞれ 異 なる 処 理 です レプリケーションは 変 更 処 理 の みしか 複 製 しないため レプリケーション 開 始 時 にはその 前 処 理 として 同 期 を 行 う 必 要 があります 2) 同 期 中 にマスタ サーバのレプリケーション 対 象 領 域 で 行 われたデータの 変 更 は ス プールに 蓄 積 されて 同 期 終 了 後 にレプリカ サーバに 反 映 されます 注 意 同 期 の 実 行 中 はマスタサーバのパフォーマンスに 影 響 が 出 る 可 能 性 がありますので 同 期 は 極 力 業 務 時 間 やバッチ 処 理 などを 避 けて 行 ってください 3 Copyright 2014 CA

同 期 の 種 類 同 期 には 以 下 の 種 類 があり 複 製 対 象 によって 使 い 分 けます シナリオによって 最 適 な 同 期 方 法 がデフォルトで 選 択 されているため 特 に 理 由 がない 場 合 には 変 更 する 必 要 はありません ファイルレベル 同 期 ブロックレベル 同 期 オフライン 同 期 ファイルレベル 同 期 の 処 理 の 流 れ STEP1: マスタサーバとレプリカサーバのファイルのスキャンを 行 います STEP2: スキャンした 結 果 をシグネチャファイルに 書 き 出 します STEP3: シグネチャファイルをベースにマスタサーバで 比 較 をします STEP4: 比 較 した 結 果 レプリカサーバにのみに 存 在 するファイルは 削 除 し マスタサー バにしかないファイルはレプリカサーバに 転 送 します マスタサーバにもレプリカ サーバにも 同 名 のファイルが 存 在 している 場 合 には サイズ と タイムスタン プ( 更 新 時 間 ) を 比 較 し 違 いがあればマスタサーバのファイルで 上 書 きします レプリカサーバがマスタサーバと 完 全 に 同 じデータを 持 った 状 態 になったらレプリケー ションの 運 用 が 始 まります 同 期 時 のオプション [ 同 一 サイズ/タイムスタンプのファイルを 無 視 ] サイズとタイムスタンプ( 更 新 時 間 )が 同 じファイルは 同 一 とみなし 転 送 対 象 としないこ とで 同 期 の 処 理 時 間 を 短 縮 するオプションです ファイルサーバなどファイルレベル 同 期 がデフォルト 設 定 となっているシナリオではこの オプションも 有 効 になっています 4 Copyright 2014 CA

処 理 の 流 れ STEP1: マスタサーバとレプリカサーバのファイルをブロックレベルで 分 割 してスキャンを 行 います STEP2: スキャンした 結 果 をシグネチャファイルに 書 き 出 します STEP3: シグネチャファイルをベースにレプリカサーバで 比 較 をします STEP4: レプリカサーバは 比 較 した 結 果 必 要 だと 判 断 されたデータブロックのみをマス タサーバに 転 送 要 求 を 出 します 転 送 されたデータが 反 映 されます レプリカサーバがマスタサーバと 完 全 に 同 じデータを 持 った 状 態 になったらレプリケー ションの 運 用 が 始 まります ポイント 大 きいサイズのファイルでも 必 要 なブロックのみが 転 送 されるため ネットワークに 大 き な 負 荷 をかけずにデータを 一 致 させることができます 注 意 ファイルサーバなど 大 量 にファイルの 存 在 する 環 境 でブロックレベル 同 期 を 利 用 すると 1つ1つのファイルをブロックレベルで 分 割 してスキャンを 行 うため 同 期 処 理 に 時 間 がか かります ファイルサーバの 場 合 にはファイルレベル 同 期 を 利 用 ください 5 Copyright 2014 CA

処 理 の 流 れ STEP1: マスタサーバでVSSスナップショットが 取 得 され 自 動 的 にマウントされます STEP2: マウントされたデータをテープや 外 付 けHDD NASなどの 外 部 ディスクに 手 作 業 で コピーします STEP3: データがコピーされた 外 部 媒 体 を 輸 送 します 輸 送 している 間 マスタサーバの 変 更 は 捕 捉 され レプリカサーバに 転 送 された 後 レプリカサーバのスプール ディレクトリに 保 存 されます STEP4: 外 部 媒 体 からレプリカサーバにフォルダ 構 造 を 崩 さないようにデータをコピーし ます STEP5: STEP1で 取 得 したVSSスナップショットとコピーされたデータが 比 較 されます STEP6: データが 一 致 していることが 確 認 できたら レプリカサーバのスプールディレクト リに 保 存 されたデータが 反 映 されます レプリカサーバがマスタサーバと 完 全 に 同 じデータを 持 った 状 態 になったらレプリケー ションの 運 用 が 始 まります 6 Copyright 2014 CA

処 理 の 流 れ STEP1: Office 系 アプリケーションやデータベースなどのアプリケーションからの 書 き 込 み をマスタサーバで 稼 働 するARCserve RHAのコンポーネント XOMF が 捕 捉 し ジャーナルファイルにその 内 容 を 書 き 出 します STEP2: アプリケーションからの 書 き 込 みはファイルシステムを 介 してディスクに 書 き 込 ま れます STEP3: ディスクからは 変 更 が 書 き 込 まれたという 確 認 応 答 が 返 ります STEP4: XOMFはディスクからの 書 き 込 み 確 認 応 答 を 受 け ARCserve RHA エンジン(エー ジェント)を 通 じてジャーナルファイルをレプリカサーバに 転 送 します STEP5: 転 送 されたジャーナルファイルには どのファイルに どんな 内 容 を どんな 順 序 で 書 き 込 みを 行 うかが 手 順 書 のように 記 録 されています この 内 容 を 忠 実 に レプリカサーバで 再 現 します このようにマスタサーバの 変 更 をレプリカサーバで 再 現 することで 同 じデータを 常 に 維 持 します 補 足 データリワインド 機 能 を 利 用 している 場 合 には リワインドポイントが 記 録 され レプリ カのスプールディレクトリに 蓄 積 されます(STEP5 ) リワインドポイントはジャーナルファイ ルの 全 く 逆 の 内 容 を 逆 順 序 で 記 録 します データの 巻 き 戻 しが 必 要 な 場 合 にはこのリ ワインドポイントをデータに 適 用 することでデータが 巻 き 戻 ります リワインド 機 能 は 主 にデータベースなどのアプリケーションシナリオで 利 用 します 7 Copyright 2014 CA

8 Copyright 2014 CA

ポイント 5つのリダイレクションは 組 み 合 わせて 利 用 することができます 9 Copyright 2014 CA

このリダイレクションを 利 用 するシステムの 例 IPアドレスを 指 定 してアクセスされるデータベースやファイルサーバなど 処 理 の 流 れ STEP1: レプリカサーバがサービスの 停 止 を 検 知 します STEP2: マスタサーバで 利 用 されていたIPアドレスをレプリカサーバのネットワークアダプ タ(NIC)に 追 加 します 上 記 の 例 ではスイッチオーバー 後 に 実 運 用 IPアドレスと して 利 用 されている192.168.0.10がレプリカサーバに 移 動 し マスタサーバでは 競 合 が 起 こらないように 移 動 したIPアドレスが 削 除 されます STEP3: レプリカサーバでアプリケーションサービスを 起 動 します (ファイルサーバの 場 合 には 特 に 何 もしません) 以 降 ユーザやアプリケーションが 実 運 用 IPアドレスを 指 定 して 通 信 を 行 うと レプリカ サーバに 自 動 的 に 接 続 します ポイント シナリオ 作 成 前 にあらかじめマスタサーバに 固 定 されるIPアドレスを 同 一 のネットワーク アダプタ(NIC)に 付 与 しておきます 注 意 このリダイレクションはマスタとレプリカが 同 一 ネットワークセグメント 内 になければ 利 用 ができません 10 Copyright 2014 CA

このリダイレクションを 利 用 するシステムの 例 コンピュータ 名 を 指 定 してアクセスされるファイルサーバ 名 前 付 パイプを 利 用 してアクセスされるMicrosoft SQL Server 稼 働 するサーバのコンピュータ 名 に 依 存 しているアプリケーション など 処 理 の 流 れ STEP1: レプリカサーバがサービスの 停 止 を 検 知 します STEP2: レプリカサーバは 自 分 自 身 のコンピュータ 名 をマスタサーバのコンピュータ 名 に 変 更 します 競 合 が 起 こらないようマスタサーバには 元 のコンピュータ 名 に 接 尾 詞 -RHA を 付 け 変 更 します STEP3: レプリカサーバでアプリケーションサービスを 起 動 します (ファイルサーバの 場 合 には 特 に 何 もしません) 以 降 ユーザやアプリケーションがマスタサーバのコンピュータ 名 を 指 定 して 通 信 を 行 う と レプリカサーバに 自 動 的 に 接 続 します 注 意 このリダイレクションは 複 数 のファイルサーバを1 台 のレプリカサーバに 向 かってレプリ ケーションする(N 対 1) 構 成 の 場 合 には 利 用 することができません 複 製 対 象 がファイ ルサーバの 場 合 には コンピュータ 名 の 切 り 替 え2 をご 利 用 ください 11 Copyright 2014 CA

このリダイレクションを 利 用 するシステムの 例 コンピュータ 名 を 指 定 してアクセスされるファイルサーバ 処 理 の 流 れ STEP1: レプリカサーバがサービスの 停 止 を 検 知 します STEP2: レプリカサーバは 自 分 自 身 のコンピュータ 名 を 維 持 したまま マスタサーバのコ ンピュータ 名 を エイリアス( 別 名 ) として 追 加 します 複 数 のマスタサーバがス イッチオーバーした 場 合 には それぞれのマスタサーバをエイリアスとして 追 加 します マスタサーバは 競 合 が 起 こらないよう 元 のコンピュータ 名 に 接 尾 詞 - RHA を 付 けます 以 降 ユーザがマスタサーバのコンピュータ 名 を 指 定 して 通 信 を 行 うと レプリカサーバ に 自 動 的 に 接 続 します ポイント 複 数 のファイルサーバを1 台 のレプリカサーバに 複 製 する(N 対 1) 構 成 の 場 合 に 利 用 しま す 注 意 この 方 法 はファイルサーバシナリオのみ 対 応 しています 12 Copyright 2014 CA

このリダイレクションを 利 用 するシステムの 例 (クライアントがDNSを 参 照 して 名 前 解 決 をしている 環 境 で) ホスト 名 を 指 定 してアクセスされるメールサーバ データベースサーバ Webサーバ ア プリケーションなど 処 理 の 流 れ STEP1: レプリカサーバがサービスの 停 止 を 検 知 します STEP2: レプリカサーバはDNSサーバに 対 してAレコードの 書 き 換 えを 要 求 します DNS サーバは 要 求 に 従 い マスタサーバのレコードに 記 載 されたIPアドレスをレプリ カのIPアドレスに 書 き 換 えます STEP3: レプリカサーバでアプリケーションサービスを 起 動 します (ファイルサーバの 場 合 には 特 に 何 もしません) 以 降 ユーザやアプリケーションがマスタサーバのホスト 名 を 指 定 して 通 信 を 行 うと レ プリカサーバに 自 動 的 に 接 続 します 13 Copyright 2014 CA

このリダイレクションを 利 用 するシステムの 例 (クライアントがDNSを 参 照 して 名 前 解 決 をしている 環 境 の) ファイルサーバなど 処 理 の 流 れ STEP1: レプリカサーバがサービスの 停 止 を 検 知 します STEP2: レプリカサーバはDNSサーバに 対 してCNANEレコードの 書 き 換 えを 要 求 します DNSサーバは 要 求 に 従 い CNAMEレコードに 記 載 された 振 り 替 え 先 のホスト 名 ( 例 ではMASTER)をレプリカのホスト 名 ( 例 ではREPLICA)に 書 き 換 えます STEP3: レプリカサーバでアプリケーションサービスを 起 動 します (ファイルサーバの 場 合 にはServerサービスを 起 動 します) 以 降 ユーザやアプリケーションがDNSエイリアスを 指 定 して 通 信 を 行 うと レプリカサー バに 自 動 的 に 接 続 します ポイント 1) シナリオ 作 成 前 にあらかじめDNSエイリアス(CNAME)レコードを 作 成 し マスタサー バを 振 り 替 え 先 に 指 定 しておきます 2) NetBIOS 名 のエイリアスが 登 録 されている 環 境 では あらかじめ 対 象 のエイリアスも 同 時 に 移 動 (コンピュータ エイリアスの 切 り 替 え2)させるよう 設 定 します 注 意 このリダイレクションはファイルサーバおよびDNSエイリアス(CNAME)レコードを 参 照 して 名 前 解 決 ができるアプリケーションでのみ 利 用 できます ファイルサーバシナリオ 以 外 で 利 用 する 場 合 は 予 め 対 象 アプリケーションがDNSエイリアスを 指 定 してサーバに 接 続 できることを 確 認 してください 14 Copyright 2014 CA

このリダイレクションを 利 用 するシステムの 例 NetBIOS 名 のエイリアス( 別 名 )を 指 定 してアクセスされるファイルサーバなど 処 理 の 流 れ STEP1: レプリカサーバがサービスの 停 止 を 検 知 します STEP2: レプリカサーバは 自 分 自 身 のコンピュータ 名 を 維 持 したまま マスタに 登 録 され ていたNetBIOS 名 のエイリアスを 自 身 のエイリアスとして 追 加 します 複 数 のマス タサーバがスイッチオーバーした 場 合 には それぞれに 登 録 されていたNetBIOS 名 のエイリアスをレプリカ サーバ 自 身 に 登 録 します コンピュータ 名 の 競 合 が 起 こらないようにマスタサーバのエイリアスを 削 除 します STEP3: レプリカサーバでアプリケーションサービスを 起 動 します (ファイルサーバの 場 合 にはServerサービスを 起 動 します) 以 降 ユーザがマスタサーバに 登 録 されていたエイリアスを 指 定 して 通 信 を 行 うと レプ リカサーバに 自 動 的 に 接 続 します ポイント 1) NetBIOS 名 のエイリアスを 事 前 に 登 録 しておき サーバの 利 用 者 がエイリアスを 指 定 してサーバに 接 続 できるようにしておきます 2) WorkgroupなどDNSエイリアスを 利 用 していない 環 境 で コンピュータ 名 を 変 更 するこ とができない 環 境 でも 利 用 できます 3) DNSエイリアスも 利 用 されている 環 境 では あらかじめDNSエイリアスの 書 き 換 え(コ ンピュータエイリアスの 切 り 替 え1)も 行 うよう 設 定 します 注 意 このリダイレクションはファイルサーバおよびNetBIOS 名 のエイリアスを 指 定 して 名 前 解 決 ができるアプリケーションでのみ 利 用 できます ファイルサーバシナリオ 以 外 で 利 用 する 場 合 は 予 め 対 象 アプリケーションがNetBIOS 名 のエイリアスを 指 定 してサーバに 接 続 できることを 確 認 してください 15 Copyright 2014 CA

注 意 1) Microsoft Exchange ServerおよびOracle データベースはアプリケーションの 制 限 により コンピュータ 名 の 切 り 替 え は 利 用 できません 2) コンピュータ エイリアスの 切 り 替 え をファイルサーバ 以 外 で 利 用 する 際 は あらか じめ 対 象 アプリケーションがエイリアスを 指 定 してサーバに 接 続 できることを 確 認 し てください 16 Copyright 2014 CA

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処 理 の 流 れ STEP1: マスタサーバでトランザクションのコミットによるログファイルへの 変 更 や チェッ クポイント 等 によるデータファイルへの 変 更 を 捕 捉 します STEP2: 捕 捉 した 変 更 をジャーナルファイルを 通 じてレプリカサーバへ 転 送 し データファ イルに 変 更 を 再 現 します コミットされたタイミングで 変 更 を 捕 捉 しているため データの 論 理 的 整 合 性 が 保 たれて います また 書 き 込 み 順 序 も 保 証 されているので マスタサーバで 行 われたデータに する 変 更 は 同 じ 順 序 でレプリカサーバのデータに 適 用 されます ポイント レプリカサーバのデータベースは 停 止 した(オフライン) 状 態 で 同 期 およびレプリケー ションが 行 われます シナリオ 実 行 時 レプリカサーバでデータベースが 起 動 している 場 合 には 自 動 的 に 停 止 します 18 Copyright 2014 CA

処 理 の 流 れ STEP1: マスタサーバのHyper-V 上 で 稼 働 する 仮 想 マシン 上 の 変 更 は 仮 想 マシンデータ ファイル( 仮 想 ハードディスクや 構 成 ファイルなど)に 反 映 されます STEP2: 仮 想 マシンデータファイルに 対 する 変 更 をARCserve RHAが 捕 捉 し 複 製 します レ プリカサーバにはマスタサーバと 同 じ 仮 想 マシンデータファイルが 保 存 されます 対 象 の 仮 想 マシンもしくはマスタサーバ( 物 理 )に 障 害 が 発 生 した 場 合 には レプリカ サーバで 複 製 していた 仮 想 マシンを 立 ち 上 げることで 業 務 を 継 続 することができます ポイント 1) レプリケーション 実 行 中 はレプリカサーバのHyper-Vマネージャ 上 に 仮 想 マシンは 登 録 されていません 2) ARCserve High Availabilityを 利 用 すると スイッチオーバー 時 にレプリカサーバの Hyper-Vマネージャに 仮 想 マシンを 登 録 し 起 動 まで 自 動 的 に 行 います 注 意 ARCserve Replication (DRシナリオ) のみ 利 用 している 場 合 には 切 り 替 えの 際 に 仮 想 マ シンの 登 録 を 手 作 業 で 行 う 必 要 があります 19 Copyright 2014 CA

処 理 の 流 れ STEP1: スイッチオーバーを 実 行 します STEP2: 仮 想 マシン 内 のIPアドレスを 変 更 してから 仮 想 マシンを 起 動 します ポイント 1) Hyper-Vシナリオの 設 定 に 切 り 換 え 後 に 利 用 するIPアドレスは 事 前 に 指 定 しておきま す 2) スイッチバックを 行 うと 元 にIPアドレスに 書 き 戻 します 20 Copyright 2014 CA

このリダイレクションを 利 用 するシステムの 例 (クライアントがDNSを 参 照 して 仮 想 マシンの 名 前 解 決 をしている 環 境 で) ホスト 名 を 指 定 してアクセスされるHyper-V 上 の 仮 想 マシン 処 理 の 流 れ STEP1: レプリカサーバがサービスの 停 止 を 検 知 します STEP2; レプリカサーバはDNSサーバに 対 して 仮 想 マシン 用 に 登 録 されているAレコード の 書 き 換 えを 要 求 します DNSサーバは 要 求 に 従 い 仮 想 マシンのレコードに 記 載 されたIPアドレスを 指 定 されたIPアドレスに 書 き 換 えます STEP3: レプリカサーバで 仮 想 マシンを 起 動 します 以 降 ユーザやアプリケーションが 仮 想 マシンのホスト 名 を 指 定 して 通 信 を 行 うと レプ リカサーバ 上 の 仮 想 マシンに 自 動 的 に 接 続 します ポイント 1) 仮 想 マシン 内 のIPアドレスを 自 動 的 に 変 更 する 設 定 (P20)を 行 うことで ネットワー クセグメントが 異 なる 環 境 への 切 り 替 えにも 対 応 できます 2) 切 り 替 え 前 と 切 り 替 え 後 に 仮 想 マシンのAレコードに 登 録 するIPアドレスは 事 前 にシ ナリオに 設 定 しておきます 21 Copyright 2014 CA

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解 説 CA ARCserve Replicationを 使 用 している 場 合 には サーバ 管 理 者 は 障 害 が 起 きたことや レプリカサーバへの 接 続 方 法 をユーザに 通 知 します それを 受 けて ユーザはレプリカ サーバへ 接 続 先 を 変 更 します CA ARCserve High Availabilityを 利 用 すると 管 理 者 はユーザへの 通 達 などを 行 う 必 要 がな くなり ユーザはこれまで 通 りの 接 続 方 法 で 自 動 的 にレプリカサーバにアクセスできる ため 管 理 者 ユーザ 共 に 作 業 負 荷 が 減 ります 23 Copyright 2014 CA