ｽﾗｲﾄﾞ ﾀｲﾄﾙなし

コンピュータとバーチャルリアリティ (2) ヒトと 機 械 ー デジタル 化 時 代 の 人 間 とは ー 東 京 大 学 大 学 院 情 報 理 工 学 系 研 究 科 廣 瀬 通 孝 :このマークが 付 してある 著 作 物 は 第 三 者 が 有 する 著 作 物 ですの で 同 著 作 物 の 再 使 用 同 著 作 物 の 二 次 的 著 作 物 の 創 作 等 について は 著 作 権 者 より 直 接 使 用 1許 諾 を 得 る 必 要 があります

坂 本 慎 一 研 究 室 HPより 2

1 バーチャルリアリティとは 2 インタフェース 技 術 としてのVR 臨 場 感 の 生 成 新 しいインタラクション 五 感 情 報 通 信 技 術 NASA 3 複 合 現 実 感 (MR) 技 術 Augmented Reality Augmented Virtuality 3 画 像 提 供 : 横 山 智 史

可 視 化 技 術 としてのVR 4

VRは 可 視 化 技 術 である バーチャルリアリティ 技 術 の 本 質 は 本 来 見 えないもの 体 験 できないものを 見 えるよう に 体 験 できるようにすることである VRは 可 視 化 の 技 術 である 解 剖 学 立 花 隆 〆 Cyber-Anatomy Corp.のHPより 百 聞 は 一 見 にしかず 百 見 は 一 体 験 にしかず 数 値 流 体 力 学 DNA 解 析 5

実 際 に 体 験 できない 世 界 を 知 覚 可 能 な 世 界 の 枠 組 みに 組 み 入 れてくれるとい う 意 味 において バーチャルリアリティ 技 術 は 単 なるシミュレーションの 域 を 超 えている 特 殊 相 対 性 理 論 の 世 界 6

2007 年 9 月 かぐや 打 ち 上 げ ハイビジョンカメラを 搭 載 して 月 周 回 を 開 始 2009 年 6 月 のミッション 終 了 まで 様 々な 観 測 を 行 なう JAXA ホームページより 月 面 ラストショット 7

著 作 権 上 の 都 合 により ここに 挿 入 されていた 映 画 不 都 合 な 真 実 に 関 する 画 像 は 削 除 致 しました この 情 報 爆 発 時 代 に 可 視 化 技 術 の 役 割 は 大 きい 8

複 合 現 実 (MR) 技 術 で 体 験 する 東 京 水 没 マップ 水 没 後 の 東 京 都 庁 出 典 〆 TAMAKI s Little Treasure <http://www.ne.jp/asahi/nob/co/tamaki/> 現 在 私 たちが 解 決 しなければならない 重 要 な 社 会 問 題 として 地 球 温 暖 化 に 代 表 される 環 境 問 題 が 挙 げられる 環 境 問 題 は 私 た ちの 生 活 と 密 接 に 関 係 しているにも 関 わらず 私 たちは 日 頃 そのよう な 問 題 を 身 近 に 感 じることはほとんどない それは 例 えば 海 面 が 数 メートル 上 昇 するということを 情 報 としては 知 り 得 ても 感 覚 として 理 解 することが 難 しいからである バーチャルリアリティ(VR) 技 術 ミックストリアリティ(MR) 技 術 を 利 用 すると データとしての 情 報 を 実 世 界 において 可 視 化 すること が 可 能 となる 言 わば 体 感 メディア を 作 りだせるわけである 例 えば モバイルPCやGPS 等 を 使 用 することで その 場 所 が 海 面 上 昇 時 にどのような 姿 になるかを 体 感 することができるだろう このゼミでは 海 面 上 昇 と 東 京 という 都 市 を 切 り 口 に VR 技 術 MR 技 術 で 体 験 する 東 京 水 没 マップについて 取 り 組 む flood maps( 作 成 :Alez Tingle 氏 ) 9

広 島 爆 心 地 復 元 プロジェクト 提 供 : 広 島 市 企 画 総 務 局 市 長 室 広 報 課 10

著 作 権 処 理 の 都 合 で この 場 所 に 挿 入 されていた 四 国 五 郎 氏 による 絵 画 の 画 像 を 省 略 させていただきます 中 島 地 区 画 像 11

可 視 化 技 術 の 意 義 (エンハンスト ヒューマンインタフェース) 爆 発 的 に 増 大 する 情 報 をどう 処 理 するか われわれはたくさんの 情 報 によっ て 生 活 を 豊 かにするという 戦 略 を 採 用 した 各 メディアの 情 報 受 信 点 において 1 年 間 に 情 報 消 費 者 が 選 択 可 能 な 形 で 提 供 される 情 報 の 総 量 は 年 11.7%の 割 合 で 増 加 しつつある(H14 情 報 流 通 セン サス 調 査 より) 2000 年 2005 年 2010 年 2015 年 38,741 65,184 113,347 197,095 (ペタバイト) しかしながら いくら 情 報 の 処 理 が 高 速 化 大 容 量 化 してもそれが 人 間 に 伝 わ らなければ 何 の 意 味 もない 12

デジタルミュージアム 13

マヤ 文 明 展 々VRシアター IPTなどによって 実 現 された 高 精 細 度 のVR 技 術 は 博 物 館 展 示 などのような 本 格 的 アプリケーション(Serious Application) を 可 能 にした 仮 想 空 間 において 歴 史 的 建 造 物 遺 跡 からの 出 土 品 当 時 の 人 々の 営 みなどをシ ミュレーションすることができる 国 立 科 学 博 物 館 /TBS 主 催 マヤ 文 明 展 制 作 著 作 〆 東 京 大 学 々 情 報 通 信 研 究 機 構 々 凸 版 印 刷 14

VRで 再 現 されたマヤ々コパン 遺 跡 (26 号 神 殿 ) 国 立 科 学 博 物 館 /TBS 主 催 マヤ 文 明 展 制 作 著 作 〆 東 京 大 学 々 情 報 通 信 研 究 機 構 々 凸 版 印 刷 15

VRで 再 現 されたマヤ々コパン 遺 跡 の 数 々 (ロサリラ 神 殿 ) 国 立 科 学 博 物 館 /TBS 主 催 マヤ 文 明 展 制 作 著 作 〆 東 京 大 学 々 情 報 通 信 研 究 機 構 々 凸 版 印 刷 16

当 時 のままに 復 元 されたコパン 遺 跡 国 立 科 学 博 物 館 /TBS 主 催 マヤ 文 明 展 制 作 著 作 〆 東 京 大 学 々 情 報 通 信 研 究 機 構 々 凸 版 印 刷 17

ミュージアムの 第 一 の 使 命 は 資 料 の 保 存 と 収 集 である 後 世 の 人 々に 文 化 を 伝 達 するためのメディアとして モノ を 使 用 しようというのが ミュージアムの 基 本 的 な 哲 学 である モノ を 中 心 とした 研 究 陳 列 展 示 がミュージアムとい う 体 系 の 背 景 にある 資 料 ( 収 蔵 品 )なきミュージアムはその 本 質 を 放 棄 した 単 なる 見 世 物 小 屋 である しかしながら モノ だけですべてを 伝 えられるだろう か? 剥 製 の 標 本 を 見 ただけでその 生 きている 姿 を 直 ちに イメージできるだろうか? 18

たとえば 静 態 保 存 と 動 態 保 存 http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:oonari-teppaku.jpg http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:jrw-c622-steamloco.jpg 19

モノ と コト コトには 共 時 性 と 通 時 性 がある 通 時 性 にかかわるコト 々モノの 来 歴 ( 系 統 樹 etc.) 々モノの 使 われ 方 ( 動 的 側 面 ) 々モノの 制 作 過 程 など 現 在 の 博 物 館 ではモノだけを 見 せている. それらを 通 して 伝 えられるコトは 少 ない. モノ( 展 示 物 ) 共 時 性 にかかわるコト モノが 置 かれた 環 境 モノが 作 られた 背 景 他 のモノとの 関 係 など 20 20

保 存 と 展 示 のジレンマ モノ の 限 界 は 壊 れることである われわれが 資 料 を 見 ようとすればす るほど その 資 料 が 壊 れる 確 率 は 高 くなる では 見 せなければ 良 いかと いえば それでは 何 のためのミュージアムかわからなくなってしまうであろ う ミュージアムの 本 性 的 ジレンマがここに 存 在 する 1921 年 鉄 道 博 物 館 開 館 第 2 代 鉄 道 博 物 館 館 長 の 松 縄 信 太 は この 新 しい 博 物 館 の 決 意 として 我 が 鉄 道 博 物 館 でも 動 的 参 考 品 の 陳 列 に 不 断 の 努 力 を 払 い 交 通 機 関 の 実 物 教 育 研 究 の 一 助 たらしめている と 書 いた ( 科 学 知 識 (1931.11.11 )) 館 内 から 手 を 触 れるべからず の 制 札 を 取 り 除 き できる 限 り 動 かして 御 覧 なさい の 札 へと 変 更 することに 力 を 注 いだという 21

デジタル 展 示 ケース インタラクティブ コンテンツ 生 成 超 高 精 細 裸 眼 立 体 ディスプレイ 五 感 インタフェース (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室 特 徴 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室 従 来 の 展 示 の 文 法 を 変 えない 時 間 変 化 や 内 部 構 造 を 見 せるといっ た 多 様 性 ある 展 示 が 可 能 動 かす 触 れるなどのインタラクティ 22 22 ブな 鑑 賞 が 可 能

http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:tokyo_station01_1920.jpg http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:tokyo_station_marunouchi_old.jpg 東 京 駅 戦 艦 長 門 http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル: 長 門 ( 戦 艦 ).jpg http://ja.wikipedia.o rg/wiki/ファイ ル:Nagato_Japanes e_battleship_loc_3 2962.jpg http://ja.wikipedia.org /wiki/ファイ ル:Mutsu20.jpg 23

時 間 軸 上 の モノ モノ は 唯 一 絶 対 であり 本 物 は 唯 一 つしかない ある 時 間 断 面 を 切 り 取 れば 確 かにそれは 真 実 である しかしながら モノ は 時 間 をこえて 存 在 し 次 第 に 変 化 していくものである すべてを 理 解 するためには そのすべてを 見 る 必 要 があ る 鉄 道 博 物 館 島 原 鉄 道 1 号 機 関 車 ( 改 装 後 々 島 原 鉄 道 ) 1 号 機 関 車 ( 原 型 々 模 型 ) 24

http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:tokyo_station01_1920.jpg http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:tokyo_station_marunouchi_old.jpg 東 京 駅 戦 艦 長 門 http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル: 長 門 ( 戦 艦 ).jpg http://ja.wikipedia.o rg/wiki/ファイ ル:Nagato_Japanes e_battleship_loc_3 2962.jpg http://ja.wikipedia.org /wiki/ファイ ル:Mutsu20.jpg 25

根 津 美 術 館 住 所 107-0062 東 京 都 港 区 南 青 山 6-5-1 電 話 番 号 03-3400-2536 FAX 番 号 03-3400-2436 HP http://www.nezu-muse.or.jp 休 館 日 月 曜 日 々 展 示 替 期 間 々 年 末 年 始 ただし 月 曜 日 が 祝 日 の 場 合 翌 火 曜 日 開 館 時 間 午 前 10 時 ~ 午 後 5 時 ( 入 館 は4 時 30 分 まで) 展 示 室 / ミュージアムショップ / 庭 園 / NEZUCAFÉ モノには 文 脈 がある 正 門 からのアプローチ 藤 塚 光 政 外 観 藤 塚 光 政 26 ホール 藤 塚 光 政

デジタルジオラマプロトタイプ 史 料 映 像 の 実 物 展 示 への 重 畳 体 験 データベースに 蓄 積 された 史 料 映 像 を 展 示 物 と 重 ね 合 わ せるための 撮 影 位 置 推 定 技 術 を 確 立 映 像 を 重 畳 用 に 補 正 々 加 工 する 動 画 像 処 理 技 術 双 眼 鏡 型 デバイスで 鑑 賞 史 料 映 像 展 示 物 双 眼 鏡 型 デバイス 27 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室

28 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室

Augmented Virtuality http://commons.wikimedia.org/wiki/ File:Projection-screen-home2.jpg Home Theater System Sony Computer Entertainment Inc. バーチャルスタジアム 西 村 邦 裕 HPより NASA 超 臨 場 配 信 高 視 野 角 映 像 生 成 技 術 PDA HMD Wearable Computer 双 方 向 入 力 実 空 間 編 集 技 術 2Dの3D 化 技 術 双 方 向 入 力 無 線 機 能 付 ビデオカメラ 実 世 界 情 報 入 力 Image Capturing System カメラ 付 き 携 帯 電 話 監 視 カメラ Range Scanner 29

展 示 物 の 一 生 ファンが 撮 影 した 写 真 々ビデオ々その 他 の 記 録 1958 年 11 月 特 急 こだま 運 転 開 始 電 車 特 急 誕 生 1964 年 10 月 特 急 雷 鳥 運 転 開 始 交 直 流 電 車 特 急 誕 生 デジタルジオラマで 展 示 物 とともにコト 体 験 1972 年 10 月 特 急 白 山 運 転 開 始 489 系 誕 生 自 分 の 写 真 の 確 認 々 体 験 の 共 有 時 空 間 データベース への 情 報 蓄 積 1993 年 3 月 急 行 能 登 489 系 化 屋 外 ギャラリーでの 追 体 験 2010 年 3 月 12 日 能 登 定 期 運 用 終 了 写 真 感 想 などを ブログやtwitter 等 で 公 開 々 共 有 イベントがリアルタイムに 体 験 データベースへ 館 外 からの 閲 覧 30 30

観 客 からミュージアムへの 情 報 個 人 体 験 の 集 積 による コト の 収 集 31 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室

デジタル 技 術 は 現 代 のキュービズムを 可 能 にする 多 視 点 々 視 点 の 相 対 化 32 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室

記 録 すること 公 式 記 録 とオーラルヒストリー 信 号 とノイズ バーチャルでなければできないことは 何 か? 空 間 軸 と 時 間 軸 伝 えていくこと ものの 残 しかた 33

時 間 軸 の 変 容 34

臨 場 感 通 信 仮 想 空 間 を 広 帯 域 ネットワークを 介 して 共 有 するための 技 術 開 発 1997-2002 〆 総 務 省 MVL:Multimedia Virtual Laboratory COSMOS/Gifu 155Mbps Gigabit Network CABIN/Tokyo 35

現 在 から 過 去 へ 36 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室

領 域 型 バーチャルタイムマシン 現 地 におけるバーチャルタイムマシンの 実 現 過 去 の 画 像 や 映 像 を 用 いて 過 去 の 空 間 を 臨 場 感 高 く 再 現 し その 場 で 体 験 するシステム リアルタイムフィードバック による 撮 影 位 置 の 推 定 過 去 の 映 像 と 現 地 における 風 景 の 自 然 な 接 続 37 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室

原 理 の 説 明 38 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室

接 続 結 果 1 有 楽 町 駅 国 際 フォーラム 口 出 典 (40 年 前 の 写 真 ) 〆 40 年 前 の 東 京 春 日 昌 昭 / 写 真 ( 生 活 情 報 センター) 出 典 ( 現 代 の 写 真 ) 〆 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室 39

接 続 結 果 2 有 楽 町 駅 前 々々々 旧 すし 屋 横 丁 出 典 (40 年 前 の 写 真 ) 〆 40 年 前 の 東 京 春 日 昌 昭 / 写 真 ( 生 活 情 報 センター) 出 典 ( 現 代 の 写 真 ) 〆 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室 40

接 続 結 果 3 銀 座 4 丁 目 交 差 点 出 典 (40 年 前 の 写 真 ) 〆 40 年 前 の 東 京 春 日 昌 昭 / 写 真 ( 生 活 情 報 センター) 出 典 ( 現 代 の 写 真 ) 〆 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室 41

ライフ々ログ My Life Bits(Microsoft) Life Log (DARPA) 著 作 権 処 理 の 都 合 で この 場 所 に 挿 入 されていた Life Log (DARPA) の 画 像 を 省 略 させていただきます 42

真 鍋 博 の 日 記 愛 媛 県 立 図 書 館 所 蔵 43

コンピュータは 記 録 の 道 具 である 電 子 メールで 行 ったやり 取 りは 意 図 的 に 消 さない 限 り いつまでも 残 る いつでもさかのぼれる 過 去 44

ウェアラブルコンピュータを 用 いれば 見 たり 聞 いたりしたことをそのままとってお ける 記 憶 と 記 録 の 境 界 があいまいになる ちなみにTV 会 議 品 質 で1 日 16 時 間 記 録 それを70 年 にわたって 行 なっても 記 憶 量 は10TByteである Emotion Location Vision Audio Ambience 心 理 的 状 態 や 興 味 等 体 験 者 の 内 的 情 報 体 験 者 の 位 置 や 姿 勢 を 示 す 情 報 体 験 者 が 視 覚 的 に 受 容 する 情 報 体 験 者 が 聴 覚 的 に 受 容 する 情 報 体 験 者 が 環 境 から 受 容 する 情 報 45

位 置 情 報 と 写 真 の 連 携 両 方 に 含 まれる 時 間 情 報 を 利 用 して 地 図 上 の 位 置 と 画 像 を 並 べて 表 示 GPSで 位 置 を 取 得 PDAで 記 録 保 存 ビデオ カメラで 画 像 取 得 46 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室

Life Log ライフログカメラのプロトタイプ カメラ マイクロホン 加 速 度 センサ 映 像 (1 / sec) 音 声 加 速 度 高 度 心 拍 数 々 姿 勢 々 動 き (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室 々 音 声 々 対 面 基 本 状 態 47

面 会 イベント による 構 造 化 48 顔 検 出 (Panasonic 製 試 作 エンジン) 面 会 イベントを 作 成 孤 立 データの 除 去 隣 接 データの 結 合 実 時 間 解 析 が 可 能 適 合 率 367/388( 全 認 識 数 )=94.59% 再 現 率 367/399( 全 顔 数 )=91.98% 顔 有 りフレーム 顔 無 しフレーム 時 間 検 出 もれ? 誤 検 出? 約 3 時 間 (10575frames) (388frames) 面 会 シーン 結 合 取 り 除 く 面 会 シーン (6scenes) 48 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室

カラーバーによって 示 されたイベントの 推 定 結 果 垂 直 軸 〆 日 付 水 平 軸 〆 時 刻 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室 分 類 不 可 能 カラーバーの 太 さは 推 定 の 確 信 度 を 表 す 49

ライフログの 応 用 分 野 健 康 管 理 ( 生 活 習 慣 病 ) 体 験 情 報 から 装 着 者 の 行 動 習 慣 を 分 析 し 健 康 管 理 に 活 用 する マーケティング 調 査 店 舗 での 消 費 者 の 行 動 を 客 観 的 に 記 録 できる ものづくり 製 造 工 程 の 管 理 々 作 業 ノウハウの 蓄 積 と 伝 達 著 作 権 の 関 係 で 店 舗 情 報 と 購 買 行 動 の 関 係 を 調 査 するために 使 用 されたウェアラブルコンピュータ と インタビューの 様 子 に 関 する 画 像 ライフログを 使 用 した 健 康 管 理 に 関 する 画 像 ライフログを 使 用 した 製 造 工 程 の 管 理 々 作 業 に 関 する 画 像 を 削 除 しました 50

長 期 間 にわたる 体 験 記 録 0 時 24 時 01/01 12/31 自 宅 1 通 学 路 駒 場 研 究 室 本 郷 研 究 室 駒 場 グラウンド 外 部 研 究 室 霞 ヶ 関 自 宅 2 その 他 51 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室

発 話 の 記 録 9 月 30 日 ~1 月 11 日 ( 約 3ヶ 月 間 ) 平 均 2 時 間 56 分 55 秒 最 大 15 時 間 53 分 42 秒 (12 月 11 日 ) 最 小 16 秒 (1 月 6 日 ) 52 (C) 東 京 大 学 廣 瀬 研 究 室

駅 ナビのようにあらかじめ 調 べたシナリオに 基 づいて 行 動 する 機 会 が 増 えて きた 現 在 体 験 できる 未 来 Yahoo! 地 図 53

現 在 々 過 去 の 行 為 は 未 来 に 影 響 を 及 ぼす 破 綻 受 注 受 注 受 注 受 注 受 注 受 注 受 注 54

過 去 と 未 来 の 現 在 化 歴 史 の 消 滅? 過 去 が 完 全 に 追 体 験 可 能 であれ ば それは 現 在 である 未 来 が 完 全 に 追 体 験 可 能 であれ ば それは 現 在 である 現 在 時 間 の 進 行 過 去 未 来 55

人 間 と 機 械 56

20 世 紀 は 機 械 の 時 代 であった http://commons.wikimedia.org/wiki/file:l ockheed_sr-71_blackbird.jpg 1903 年 ライト 兄 弟 機 1908 年 T 型 フォード 1941 年 -1945 年 第 2 次 世 界 大 戦 1946 年 ENIAC 1964 年 東 海 道 新 幹 線 1969 年 アポロ11 号 月 面 着 陸 1980 年 マイコン 元 年 1990 年 GPSカーナビx http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:wrightflyer.jpg

20 世 紀 のライフスタイル 20 世 紀 のライフスタイルは 工 業 化 社 会 ( 高 度 経 済 成 長 に 合 わせたもの 都 市 のオフィス( 労 働 のスペース)と 郊 外 住 宅 ( 安 ら ぎの 場 )の2 極 化 交 通 機 関 ( 特 に 自 動 車 )の 発 達 が 前 提 コルビジェ Weissenhof Stuttgart Siedlung, 著 作 権 処 理 の 都 合 で この 場 所 に 挿 入 されていた ル コルビジェ の 建 築 物 の 画 像 を 省 略 させていただきます 58

ヒトと 機 械 は 違 う 々 ヒトには 個 人 差 がある 平 均 値 という 概 念 が 通 用 しない 々 ヒトは 変 化 する 疲 労 習 熟 状 態 や 文 脈 がある 々 ヒトは 意 味 によって 生 きている 動 機 付 け 記 憶 ( 一 方 情 報 技 術 は 意 味 を 除 外 したところ から 始 まる) 人 機 械 59

この 違 った 存 在 をどうやって 融 合 させればよいか? 代 替 型 の 機 械 機 械 をヒトに 近 づけること 機 械 のヒト 化 人 機 械 60

自 動 化 の 技 術 ( 機 械 のほうでいろいろやってくれるとうれしい) サイバネティクス 制 御 調 節 という 概 念 の 登 場 人 工 知 能 ヒューマノイド 画 像 提 供 〆 パナソニック 著 作 権 処 理 の 都 合 で この 場 所 に 挿 入 されていた アシモの 画 像 を 省 略 させていただきます 61

生 活 に 浸 透 するロボット ロボットの 活 躍 現 場 は 工 場 から 日 常 空 間 へと 拡 大 しつつある 人 間 と 感 性 を 共 有 する 機 会 はますます 増 加 しつつある 自 動 化 の 進 展 http://ja.wikipedia.org/wiki/ファイル:model_7000- First_of_Yurikamome.JPG http://www.irt.i.u-tokyo.ac.jp/seeds/robot_sys/index.shtml 家 事 支 援 ロボット 62 http://commons.wikimedia.org/wiki/file:conveyor_ belt_at_yo!_sushi_by_wyzik_in_soho.jpg

人 間 の 内 側 の 機 械 も 進 化 する 拡 張 型 の 機 械 ヒトを 機 械 に 近 づけること ヒトの 機 械 化 人 機 械 63

インタフェースの 技 術 ( 人 間 の 側 に 機 械 を 取 り 込 んでしまおう) 道 具 としての 機 械 http://ja.wikipedia.org/wiki/ファ イル:Half_rim_glasses.JPG 筑 波 大 学 山 海 研 究 室 HPより 人 工 臓 器 サイボーグ http://commons.wikimedia.org/wi ki/file:jarvik_7_artificial_heart. jpg 64

拡 張 型 の 機 械 ウェアラブルコ ンピュータ 拡 張 型 の 機 械 は 内 なる 機 械 である 技 術 の 進 化 には3つの 段 階 があるといわれている Institutional Technology Personal Technology Intimate Technology Intimate とは 心 の 奥 底 の 一 身 上 の 個 人 的 な と いう 意 味 であり 眼 鏡 や 入 れ 歯 などは Intimate な 道 具 で ある 65

拡 張 型 知 能 機 械 機 械 によって 拡 張 される 身 体 々 拡 張 される 感 覚 器 バーチャルリアリティ 可 視 化 々 拡 張 される 身 体 テレイグジスタンス 々 拡 張 される 記 憶 ライフログ 66

再 び ヒトと 機 械 という 異 質 な 存 在 をどう 融 合 する か 違 和 感 はどうすれば 軽 くなるのか ウォシュレット ウォークマン 7セグメントLED NASA あるいは 最 後 まで 消 えないのか 67

1 可 視 化 技 術 としてのVR 2 デジタル々ミュージアム モノとコト コトの 無 限 性 3 時 間 軸 の 変 容 ライフログとバーチャルタイムマシン 大 量 情 報 の 要 約 4 人 間 と 機 械 68