海洋構造物の検査保守管理 よ り合理 的 に構 造 物 の検 査 が 行 え る こ と とな ろ う. しか し,ロ ボ ッ トや種 々 の検 知 機 を配 備 して も, 巨 大 な構 造 物 に あ っ て は,あ 所 を,用 途 の 重 要 性,ま る程 度 モ ニ タ対 象 個 5.お た,改 正 規 則 に も示 した わ り に よ う に損 傷 の 可 能 性 損 傷 した こ と に よ る影 響 を 超 大 型 浮 体 式 構 造 物 の 実 現 に 対 す る期 待 が高 ま 検 討 して構 造 部 材 を分 類 して絞 り込 む こ とに加 え, 補 修 の し易 さ,発 見 の し易 さ を考 慮 して,検 査 対 る な か,メ 象 個 所 を実 行 可 能 な レベ ル ま で 更 に絞 り込 む こ と の 研 究 が行 わ れ て い る1}2).ま た,平 成10年 度 か ら が 重 要 で あ ろ う.特 は,1000m程 に,超 大 型 浮 体 式 構 造 物 は, ガ フ ロ ー ト技 術 研 究 が 設 立 され,種 々 度 の 浮 体 を建 造 し,浮 体 式 構 造物 の 船 舶 や既 存 の 海 洋 構 造 物 が波 浪 中 に 示 す 挙動 と は 飛 行場 と して の 機 能 を確 認 す る こ と も計画 され て 異 な る た め,浸 水 に対 す る影 響,弾 い る.こ の よ うな 状 況 の な か,既 る影 響,温 性変位 に対す 物 の 最 大 規 模 で,か つ,長 度 変 化 に 対 す る影 響 等 さ ま ざ ま な影 響 ガ フ ロ ー ト技 術 研 究 組 合 鋼 船 規 則 を改 正 し,適 用 す る に 至 っ た. しか し,こ の 規 則 は,適 用 され 始 め たば か りで で 行 われ て い る研 究 の成 果 に期 待 し た い. 4.2石 在,石 期 間 使 用 され る こ と が 想 定 されて い る石 油 貯 蔵 船 の 維 持 管 理 に関 連 し, 因 子 を考 慮 す る必 要 が あ ろ う. こ れ ら につ い て は,メ 存 の浮 体 式 構 造 油 貯 蔵 船 に対 す る 具 体 的 な対 応 あ る ため,船 現 舶 の よ うに過 去 か ら 培 わ れ て き た 経 験 が な く,今 後,上 油 公 団 の 委 嘱 で 財 団 法 人 日本 造 船 技 術 セ ン 五 島 石 油 貯 蔵 船,白 島石油 貯 タ ー に よ り石 油 貯 蔵 船 の メ ン テ ナ ン ス に関 す る 事 蔵 船 に適 用 し,種 々 の デ ー タ を蓄 積 して い く と と 項 を検 討 して い る.こ の 主 な 内 容 は,石 も に,他 の 機 関 で 行 わ れ て い る 研 究 の成 果 を考 慮 油貯蔵船 す る必要 が あ る.3)4) は,貯 蔵 状 態 に お い て 構 造 部 材 に 作 用 す う応 力 は, 更 に は,こ 前 述 の よ うに 圧 力 バ ラ ン ス を考 慮 し て い る た め, 比 較 的 小 さ く な る.ま た,繰 た め,疲 労 強 度 上 も 問題 と な ら な い.従 食 の 有 無 とい う こ と が で き る.従 体 式 構 造物 に 適 用 で き る検 査 シ ス テ ム を開 発 す る っ て,貯 必 要 が あ ろ う. 造 部材 の 腐 っ て,防 食 装 置 参 (電気 防 食 装 置)の 管 理 が 非 常 に 重 要 とな る.石 油 貯 蔵 船 の喫 水 線 下 に は,数 置 され て お り,ま た,バ 究成 果及び メガ フ ロ ー ト技 術 研 究 組 合 の研 究 成 果 等 か ら,超 大 型 浮 り返 し荷 重 も小 さい 蔵 船 の 船 体構 造 上 注 意 す べ き点 は,構 れ らの デ ー タ,研 考 文 献 多 くの アル ミ電 極 が 配 1) ラ ス トタ ン ク 内 に も数 多 くの ア ル ミ電 極 が 配 置 され て い る.こ れ らの 効 果 メ ガフ ロ ー ト成 果報告 書 (平成8年 度) 3) 財 団法 人 を効 率 的 に確 認 す る方 法 につ いて 検 討 され て い る ま た,水 中 部 の 船 体 構 造 につ い て も,ロ 日本 造船 技術 セ ン タ ー 石油 貯蔵 船 の 泊地 内 メン テナ ンス技 術に関 す る業 務 (生成8年 度 平成 ボ ッ トに 9年 度) 4) よ る効 果 的 な検 査 技 術 の 開 発 が な され て い る.さ 社 団法 人 日本 塗料 工業 会 石 油 貯蔵 船の 塗膜 劣 化診 断 技 術 の 開 発 に 関 す る業 務) ら に,今 回 の 規 則 改 正 は,船 体 構 造 の検 査 に焦 点 (平 成8年 度 平 成9年 度) を あ て た もの と な っ て い る が,船 体 関 連 の艤 装 品, 機 関,電 気 関 係 の機 器 に つ い て は,従 メガ フ ロ ー ト成 果報告 書 (平成7年 度) 2) 来 とおり と 行 う こ と と して い る.船 体 構 造 の み 合 理 的検 査 を 5) 鋼船規 則B編 一部 改正 案及 び同 検 査 要 領 (1997) 6) 財 団法 人 日本 海 事 協会技 術 委 員 会 海洋 構造 物専 門 委 員 会資料 行 って も,カ ー ゴ ラ イ ン,バ ラ ス トラ イ ン,そ れ らに 付 属 す る弁 等 の 検 査 を 行 う た め に,膨 大 な検 メ ツセ ー ジ 査 準 備 を行 う こ と もで て く る こ とか ら,主 要 な艤 装 品 の 検 査 につ い て も合 理 的 に 行 う こ と が検 討 さ れ て い る.ま た,社 団 法 人 日本 塗 料 工 業 会 に お い て は,石 油 貯 蔵 船 の 防 食 対 策 と して は,塗 装 と電 気 防 食 とな って お り,塗 装 の 劣 化 診 断 を行 い,か つ,劣 化状 況 を 定 量 的 に判 断 で き る 技 術 を開 発 し 原 よ うと して い る.こ れ らの技 術 開 発 が な されれ ば, Journal of the M.E.S.J., Vol.33, No.2 160 田 日本 舶 用 機 関学会 誌 晋 第33巻 第2号(1998-2)