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判 決 を 破 棄 し 差 し 戻 すと 判 示 した 原 審 判 断 は 第 2 回 目 以 後 の 保 険 料 の 支 払 に 関 して 本 件 無 催 告 失 効 条 項 は 保 険 契 約 者 がその 保 険 料 支 払 債 務 を 履 行 しない 場 合 に 保 険 者 がその 履 行 の 催 告 をすることを 要 し ないとしている 点 及 び 保 険 者 が 保 険 契 約 者 に 対 して 契 約 解 除 の 意 思 表 示 をすることを 要 しないとしている 点 にお いて 同 法 の 公 の 秩 序 に 関 しない 規 定 ( 同 法 540 条 1 項 及 び 541 条 )の 適 用 による 場 合 に 比 し 消 費 者 である 保 険 契 約 者 の 権 利 を 制 限 し 本 件 無 催 告 失 効 条 項 により 消 費 者 で ある 保 険 契 約 者 側 が 被 る 不 利 益 は 大 きいから 民 法 1 条 2 項 に 規 定 する 基 本 原 則 である 信 義 誠 実 の 原 則 に 反 して 消 費 者 の 利 益 を 一 方 的 に 害 するものであるといわざるを 得 ないとして 失 効 約 款 は 無 効 であるとした 事 例 5 平 成 24 年 10 月 10 日 ( 水 ) 早 稲 田 大 学 教 授 中 村 信 男 氏 復 活 時 の 告 知 義 務 違 反 ( 復 活 の 告 知 義 務 の 意 義 ) 東 京 地 判 平 23.6.30 平 21(ワ)25695 号 復 活 した 契 約 を 前 提 に 同 代 表 者 が 病 死 する 保 険 事 故 の 発 生 を 理 由 に 被 告 に 対 し 生 命 保 険 金 等 の 支 払 を 求 めたと ころ 更 新 契 約 との 比 較 長 期 間 にわたって 継 続 した 契 約 についての 保 険 契 約 復 活 請 求 に 際 し 病 状 等 重 大 事 項 の 告 知 義 務 違 反 があったとして 争 った 事 案 において 本 件 約 款 を 形 式 どおりにあてはめて 保 険 契 約 復 活 請 求 時 の 告 知 義 務 違 反 を 理 由 に 解 除 を 認 めるのは 保 険 契 約 者 に 酷 すぎ 信 義 則 上 被 告 の 解 除 は 否 定 されるべきであるとして 原 告 の 請 求 を 一 部 認 容 した 事 例 3

6 平 成 24 年 11 月 7 日 ( 水 ) モラルリスク( 第 三 者 による 保 険 事 故 招 致 と 保 険 者 免 責 ) 富 山 地 判 平 23.5.27 金 判 1375 号 57 頁 原 告 1は 被 保 険 者 が 相 当 量 の 飲 酒 をし かつ 就 寝 する 態 勢 に 入 った 本 件 車 両 内 にいることを 認 識 した 上 で 原 告 は 本 件 コンロを 本 件 車 両 内 に 残 置 することで 閉 め 切 ら れた 本 件 車 両 内 で 一 酸 化 炭 素 が 発 生 し その 結 果 相 当 量 の 飲 酒 をした 上 で 眠 っているはずの 被 保 険 者 が 一 酸 化 炭 素 中 毒 になり 死 亡 に 至 る 可 能 性 が 高 いことを 当 然 に 予 見 し 本 件 コンロを 意 図 的 に 本 件 車 両 内 に 残 置 し 本 件 車 両 を 閉 め 切 った 状 態 にしたものであり その 結 果 原 告 の 予 見 どおりに 被 保 険 者 が 死 亡 したと 認 められる そうすると 本 件 事 故 は 被 保 険 者 の 死 亡 について 少 なく とも 未 必 的 故 意 を 有 する 原 告 1 によって 招 致 されたものと 認 めるのが 相 当 である 2. 本 件 契 約 について 実 質 的 に 契 約 行 為 を 行 い かつ 契 約 上 の 義 務 を 負 担 していたのは 原 告 1 であるというべき である そして これに 加 えて 本 件 契 約 の 時 点 で 被 保 険 者 の 相 続 人 は 原 告 1と2であり 原 告 1が 故 意 により 本 件 事 故 を 招 致 した 行 為 をもって 保 険 契 約 者 の 行 為 と 同 視 しうると 認 めるのが 相 当 である 弁 護 士 嶋 寺 基 氏 7 平 成 24 年 12 月 12 日 ( 水 ) 明 治 大 学 専 任 講 師 陳 亮 氏 熱 中 症 の 発 症 は 不 慮 の 事 故 に 該 当 するか 東 京 地 判 平 23.5.13 ( 出 典 ウエストロー ジャパン) 共 済 者 である 被 告 との 間 で 原 告 の 子 を 被 共 済 者 とし 原 告 を 共 済 金 受 取 人 とする 個 人 定 期 生 命 共 済 の 基 本 契 約 及 び 災 害 特 約 を 締 結 した 原 告 が 本 件 子 が 自 宅 における 熱 中 症 及 び 救 急 搬 送 先 病 院 における 医 療 過 誤 という 不 慮 の 事 4

故 により 死 亡 したとして 上 記 災 害 特 約 に 基 づく 災 害 死 亡 共 済 金 の 支 払 を 請 求 した 事 案 において 本 件 診 療 行 為 は 疾 病 の 診 断 治 療 を 目 的 とする 診 療 行 為 によると 認 めら れ 本 件 子 は 本 件 規 約 上 の 不 慮 の 事 故 等 を 直 接 の 原 因 として 死 亡 した 場 合 には 当 たらず また 本 件 子 の 熱 中 症 の 発 症 が 規 約 上 の 除 外 規 定 である 過 度 の 高 温 中 の 気 象 条 件 によるもの に 該 当 するものといえるから 自 然 及 び 環 境 要 因 による 不 慮 の 事 故 によって 死 亡 した 場 合 にも 該 当 しないとして 原 告 の 請 求 を 棄 却 した 事 例 8 平 成 25 年 1 月 9 日 ( 水 ) 日 本 生 命 東 京 契 約 法 務 課 長 中 島 隆 秀 氏 高 度 障 害 保 険 金 ( 責 任 開 始 期 前 発 病 と 保 険 約 款 の 特 別 規 定 について) 東 京 高 判 平 23.6.22 平 成 23 年 (ネ) 第 366 号 東 京 地 判 平 22.12.7 平 成 21 年 (ワ) 第 8325 号 昭 和 56 年 に 認 められた 控 訴 人 の 腎 臓 の 嚢 胞 は 後 に 確 定 診 断 を 受 けた 多 発 性 嚢 胞 腎 の 症 状 であったとみるのが 相 当 であり 上 記 文 書 の その 病 気 およびその 病 気 と 医 学 上 重 要 な 関 係 にある 病 気 について 責 任 開 始 期 より 前 に 健 康 診 断 等 において 異 常 の 指 摘 を 受 けたことがある 場 合 に 該 当 するので 支 払 い 事 由 は 生 じないと 考 えられる 披 控 訴 人 作 成 のパンフレットには 責 任 開 始 期 前 の 発 病 に ついても 保 険 金 を 支 払 う 場 合 があるとの 記 載 があるが そ れは 責 任 開 始 期 前 の 発 病 であっても 保 険 金 を 支 払 う 旨 の 特 別 規 定 が 存 する 場 合 や 改 定 制 度 が 適 用 されるなどの 場 合 であって 本 件 はこれに 該 当 する 場 合 ではない 5

9 平 成 25 年 2 月 6 日 ( 水 ) 災 害 関 係 特 約 免 責 ( 酒 気 帯 運 転 免 責 ) 東 京 地 判 平 23.3.16( 平 22(ワ)33893 号 ) 金 融 商 事 判 例 1377 49 家 庭 用 自 動 車 保 険 の 保 険 契 約 者 が 契 約 自 動 車 を 運 転 中 に 事 故 が 発 生 した 場 合 において 運 転 者 が 当 該 事 故 直 後 に 通 常 の 状 態 で 身 体 に 保 有 する 程 度 以 上 にアルコールを 保 有 していることが 呼 気 などにより 外 観 上 認 知 することがで きるような 状 態 にあったときは 酒 気 帯 び 免 責 条 項 が 適 用 される 年 金 払 い 交 通 事 故 傷 害 保 険 の 保 険 契 約 者 兼 被 保 険 者 が 自 動 車 を 運 転 中 に 事 故 が 発 生 した 場 合 において 運 転 者 の 事 故 前 の 飲 酒 や 睡 眠 剤 の 服 用 による 影 響 が 事 故 時 までの 時 間 の 経 過 により 相 当 緩 和 されていることが 伺 え 当 該 事 故 が 酒 に 酔 い 薬 物 の 影 響 により 正 常 な 運 転 ができない 恐 れ がある 状 態 での 事 故 であると 認 められないときは 酒 酔 い 免 責 条 項 は 適 用 されないとされた 事 例 福 島 大 学 教 授 福 島 雄 一 氏 6

平 成 24 年 度 保 険 事 例 研 究 会 実 施 スケジュール( 大 阪 ) 平 成 24 年 4 月 報 告 予 定 日 報 告 者 項 目 判 決 言 渡 日 内 容 1 平 成 24 年 5 月 11 日 ( 金 ) ( 弁 ) 三 宅 法 律 事 務 所 弁 護 士 松 原 浩 晃 氏 第 三 者 による 保 険 事 故 招 致 と 保 険 者 免 責 富 山 地 判 平 23.5.27 金 判 1375 号 57 頁 原 告 1は 被 保 険 者 が 相 当 量 の 飲 酒 をし かつ 就 寝 する 態 勢 に 入 った 本 件 車 両 内 にいることを 認 識 した 上 で 原 告 2は 本 件 コ ンロを 本 件 車 両 内 に 残 置 することで 閉 め 切 られた 本 件 車 両 内 で 一 酸 化 炭 素 が 発 生 し その 結 果 相 当 量 の 飲 酒 をした 上 で 眠 って いるはずの 被 保 険 者 が 一 酸 化 炭 素 中 毒 になり 死 亡 に 至 る 可 能 性 が 高 いことを 当 然 に 予 見 し 本 件 コンロを 意 図 的 に 本 件 車 両 内 に 残 置 し 本 件 車 両 を 閉 め 切 った 状 態 にしたものであり その 結 果 原 告 の 予 見 どおりに 被 保 険 者 が 死 亡 したと 認 められる そうすると 本 件 事 故 は 被 保 険 者 の 死 亡 について 少 なくとも 未 必 的 故 意 を 有 する 原 告 1 によって 招 致 されたものと 認 めるのが 相 当 である 2. 本 件 契 約 について 実 質 的 に 契 約 行 為 を 行 い かつ 契 約 上 の 義 務 を 負 担 していたのは 原 告 1 であるというべきである そし て これに 加 えて 本 件 契 約 の 時 点 で 被 保 険 者 の 相 続 人 は 原 告 1と2であり 原 告 1が 故 意 により 本 件 事 故 を 招 致 した 行 為 をも って 保 険 契 約 者 の 行 為 と 同 視 しうると 認 めるのが 相 当 である 2 平 成 24 年 6 月 8 日 ( 金 ) 同 志 社 大 学 教 授 木 下 孝 治 氏 告 知 義 務 違 反 で の 主 観 的 要 件 と 因 果 関 係 東 京 高 判 平 22.5.20 平 21 年 (ネ)6353 号 東 京 地 判 平 21.11.9 被 保 険 者 が 平 成 12 年 4 月 ころ 医 師 から 不 整 脈 の 症 状 がある 旨 告 知 されたこと 及 び 本 件 入 院 検 査 後 から 平 成 14 年 6 月 11 日 までの 間 不 整 脈 の 治 療 薬 を 継 続 的 に 処 方 されていたことは 被 保 険 者 が 7

平 成 18 年 ( ワ ) 第 6120 号 上 記 告 知 義 務 があることを 認 識 していたか 又 は 容 易 に 認 識 し 得 たことは 明 白 であり 上 記 事 実 につき 告 知 をしなかったことに は 故 意 又 は 重 大 な 過 失 があったというべきである 因 果 関 係 の 不 存 在 について 被 保 険 者 は 平 成 14 年 12 月 29 日 自 宅 の 庭 で 転 倒 して 頭 部 を 打 撲 し 救 急 車 にて 記 念 病 院 脳 神 経 外 科 に 搬 送 された 被 保 険 者 は 平 成 15 年 3 月 26 日 自 宅 で 意 識 を 消 失 し 死 亡 した 本 件 診 療 録 には 最 終 診 断 として 右 血 気 胸 及 び 重 症 肺 炎 の 記 載 がある その 死 因 が 不 明 であるとして 監 察 医 は 検 案 の 結 果 被 保 険 者 の 生 活 歴 既 往 症 及 び 死 に 至 るまでの 経 過 等 からA の 死 因 を 脳 梗 塞 による 心 不 全 と 判 断 した 3 平 成 24 年 7 月 13 日 ( 金 ) 中 京 大 学 准 教 授 土 岐 孝 宏 氏 告 知 における 健 康 診 断 書 扱 の 保 険 者 の 注 意 義 務 東 京 地 判 平 22.3.31 営 業 職 員 は 健 康 診 断 書 の 要 経 過 観 察 の 記 載 が 気 になり 要 平 20 年 ( ワ ) 第 15589 経 過 観 察 とされている 理 由 を 知 るため その 点 につき 質 問 した 号 が その 理 由 を 知 ることはできなかった 被 保 険 者 は 自 覚 症 状 ( 右 胸 がチクチク たまに 咳 )として 受 診 し 胸 部 CTで 別 の 斑 状 影 と 縦 隔 リンパ 節 腫 脹 を 指 摘 され 4 回 にわたり 診 療 を 受 けた 事 実 につき 重 要 な 事 項 の 不 告 知 があり 告 知 義 務 違 反 がある 健 康 診 断 書 扱 い 契 約 につき その 診 断 書 に 要 経 過 観 察 の 記 載 があるとの 一 事 によって 保 険 会 社 は 告 知 事 項 に 該 当 する 事 実 の 存 否 等 の 確 認 のために 積 極 的 に 調 査 をし 受 診 している 医 療 証 明 書 等 を 入 手 すべき 義 務 があったとすることはできない 8

4 平 成 24 年 9 月 14 日 ( 金 ) 責 任 開 始 期 前 発 病 と 保 険 約 款 の 特 別 規 定 につい て 東 京 高 判 平 23.6.22 平 成 23 年 (ネ) 第 366 号 東 京 地 判 平 22.12.7 平 成 21 年 ( ワ ) 第 8325 号 昭 和 56 年 に 認 められた 控 訴 人 の 腎 臓 の 嚢 胞 は 後 に 確 定 診 断 を 受 けた 多 発 性 嚢 胞 腎 の 症 状 であったとみるのが 相 当 であり 上 記 文 書 の その 病 気 およびその 病 気 と 医 学 上 重 要 な 関 係 にある 病 気 に ついて 責 任 開 始 期 より 前 に 健 康 診 断 等 において 異 常 の 指 摘 を 受 けたことがある 場 合 に 該 当 するので 支 払 い 事 由 は 生 じないと 考 えられる 披 控 訴 人 作 成 のパンフレットには 責 任 開 始 期 前 の 発 病 について も 保 険 金 を 支 払 う 場 合 があるとの 記 載 があるが それは 責 任 開 始 期 前 の 発 病 であっても 保 険 金 を 支 払 う 旨 の 特 別 規 定 が 存 する 場 合 や 改 定 制 度 が 適 用 されるなどの 場 合 であって 本 件 はこれに 該 当 する 場 合 ではない 大 阪 学 院 大 学 教 授 新 井 修 司 氏 5 平 成 24 年 10 月 5 日 ( 金 ) 日 本 生 命 保 険 相 互 会 社 契 約 法 務 課 課 長 補 佐 富 田 英 将 氏 年 齢 訂 正 東 京 簡 裁 平 21.3.30 ( 平 20(ハ)29101 号 ) 本 件 保 険 契 約 にあっても 当 事 者 の 意 思 としては 上 記 の 措 置 に 従 って 保 険 料 の 修 正 精 算 を 行 い 保 険 契 約 を 継 続 することにあ ると 認 められるが 被 保 険 者 の 年 齢 に 誤 りが 明 らかとなったとき は 実 際 の 年 齢 に 応 じて 保 険 料 の 精 算 等 を 定 める 被 保 険 者 の 生 年 月 日 の 変 更 は 保 険 契 約 申 込 書 に 記 載 された 被 保 険 者 の 年 齢 に 誤 りのあった 場 合 には 該 当 しない と 解 するのを 相 当 とする 合 理 的 かつ 客 観 的 理 由 は 見 出 すことはできない 消 費 者 契 約 法 の 適 用 について 会 社 の 定 めるところにより 処 理 します 旨 の 規 定 は 事 業 方 法 書 によることになるが 事 業 方 法 書 は 内 閣 総 理 大 臣 の 審 査 を 受 けることが 求 められ その 内 容 から 判 断 して この 規 定 をもって 9

消 費 者 契 約 法 10 条 にいう 消 費 者 の 権 利 を 制 限 し 消 費 者 の 義 務 を 加 重 する 消 費 者 ( 被 保 険 者 )に 不 明 確 な 規 定 と 認 めることはでき ない 6 平 成 24 年 11 月 9 日 ( 金 ) 自 由 な 意 思 決 定 能 力 による 自 殺 か 奈 良 地 判 平 22.8.27 判 タ 1341 210 本 件 転 落 当 時 境 界 性 パーソナリティー 障 害 により 本 件 保 険 契 約 締 結 時 及 び 同 障 害 発 症 前 の 本 来 の 人 格 が 失 われていた ということができるから 本 件 転 落 は 原 告 の 自 由 な 意 思 決 定 能 力 が 喪 失 されたといえるのと 同 程 度 に 著 しく 減 弱 させた 結 果 な されたものであるとみるのが 相 当 である 本 件 転 落 に 至 るまで 週 1 回 の 通 院 を 継 続 し その 間 に 特 に 問 題 行 動 は 認 められないが 平 成 13 年 6 月 26 日 から 平 成 17 年 3 月 1 日 まで 4 回 にわたり 大 量 服 薬 し 適 応 障 害 興 奮 状 態 うつ 病 疑 い 等 で 6 回 にわたり 入 退 院 を 繰 り 返 したこと 病 院 精 神 科 の 医 師 は 本 件 転 落 日 の 精 神 状 態 は 心 因 反 応 による 精 神 運 動 興 奮 状 態 及 び 睡 眠 薬 服 用 による 朦 朧 状 態 で 意 識 障 害 を 伴 っており 現 実 検 討 能 力 は 著 しく 欠 如 したと 考 えられ 免 責 事 由 には 該 当 しないと された 大 同 生 命 保 険 株 式 会 社 保 険 金 部 保 険 金 課 高 橋 祐 司 氏 7 平 成 24 年 12 月 14 日 ( 金 ) 住 友 生 命 保 険 相 互 会 社 保 険 金 部 保 険 金 室 日 下 雅 二 氏 受 取 人 変 更 東 京 地 判 平 23.5.25 平 21(ワ)36825 号 ( 出 典 ウエストロ ー ジャパン) 原 告 の 妻 Bと 被 告 との 間 で 生 命 保 険 契 約 が 締 結 され Bが 死 亡 し たことから 原 告 が 被 告 に 対 し 生 命 保 険 契 約 に 基 づく 生 命 保 険 金 の 支 払 を 求 めた 事 案 において Bの 署 名 押 印 に 係 る 請 求 書 に より 受 取 人 が 被 告 補 助 参 加 人 に 変 更 されたとする 被 告 の 主 張 に ついては その 請 求 書 の 成 立 の 真 正 が 認 められず Bが 口 頭 で 受 10

取 人 の 変 更 を 申 し 入 れたとも 認 められないとし また 被 告 が 被 告 補 助 参 加 人 に 対 して 保 険 金 を 支 払 ったことについては 過 失 が あるから 準 占 有 者 に 対 する 有 効 な 弁 済 とも 認 められないとして 原 告 の 請 求 を 認 容 した 事 例 8 平 成 25 年 1 月 11 日 ( 金 ) 立 命 館 大 学 教 授 村 田 敏 一 氏 保 険 料 の 払 込 み と 失 効 約 款 ( 失 効 約 款 の 有 効 性 ) 最 判 小 二 平 24.3.16 最 高 裁 は 契 約 失 効 前 に 保 険 料 支 払 いの 不 履 行 があった 場 合 に 保 東 京 高 判 平 21.9.30 険 料 払 い 込 みの 督 促 を 行 う 態 勢 を そのような 実 務 運 用 が 確 実 に ( 平 21 年 (ネ)207 号 ) されている 本 件 約 款 において 保 険 契 約 者 が 保 険 料 の 不 横 浜 地 判 平 20.12.4 払 いをした 場 合 にも 履 行 の 催 告 ( 民 法 541 条 )なしに 保 険 契 約 ( 平 成 20 年 (ヮ)721 を 失 効 する 旨 を 定 めている 失 効 約 款 について 催 告 期 間 より 長 い 号 ) 1 か 月 とされていること 自 動 貸 付 条 項 があることに 加 え 保 険 金 融 法 務 事 情 1882- 料 払 い 込 みの 督 促 の 運 用 を 確 実 にしたうえで 保 険 約 款 を 適 用 す 82 他 ることが 認 められるのであれば 本 件 失 効 条 項 は 信 義 則 に 反 して 消 費 者 の 利 益 を 一 方 的 に 害 するものに 当 たらないと 解 される 原 判 決 を 破 棄 し 差 し 戻 すと 判 示 した 原 審 判 断 は 第 2 回 目 以 後 の 保 険 料 の 支 払 に 関 して 本 件 無 催 告 失 効 条 項 は 保 険 契 約 者 がその 保 険 料 支 払 債 務 を 履 行 しない 場 合 に 保 険 者 がその 履 行 の 催 告 をすることを 要 しないとしている 点 及 び 保 険 者 が 保 険 契 約 者 に 対 して 契 約 解 除 の 意 思 表 示 をすること を 要 しないとしている 点 において 公 の 秩 序 に 関 しない 規 定 ( 民 法 540 条 1 項 及 び 541 条 )の 適 用 による 場 合 に 比 し 消 費 者 である 保 険 契 約 者 の 権 利 を 制 限 し 本 件 無 催 告 失 効 条 項 により 消 費 者 であ る 保 険 契 約 者 側 が 被 る 不 利 益 は 大 きいから 民 法 1 条 2 項 に 規 定 11

する 基 本 原 則 である 信 義 誠 実 の 原 則 に 反 して 消 費 者 の 利 益 を 一 方 的 に 害 するものであるといわざるを 得 ないとして 失 効 約 款 は 無 効 であるとした 事 例 9 平 成 25 年 2 月 8 日 ( 金 ) 睡 眠 剤 中 毒 によ 東 京 地 判 平 23.5.30 被 保 険 者 は 平 成 18 年 11 月 8 日 午 前 5 時 ころ 自 宅 において 死 亡 香 川 大 学 る 死 亡 は 外 来 ( 平 22(ワ)10,103 した 直 接 死 因 として 睡 眠 剤 中 毒 解 剖 所 見 として ゾル 教 授 肥 塚 肇 雄 氏 の 事 故 の 有 無 号 ) ビデムを 過 量 服 用 とあり 外 来 性 を 認 め 原 告 の 請 求 を 認 容 さ れた 事 案 12