本 市 で は 国 の 健 康 増 進 計 画 で あ る 健 康 日 本 21 愛 知 県 の 健 康 日 本 21あ い ち 計 画 を 受 け て 第 1 次 健 康 増 進 計 画 を 策 定 し 平 成 15 年 度 から 平 成 25 年 度 まで また 食 育 推 進 計 画 についても 食 育 基 本 法 に 基 づき 平 成 20 年 度 から 平 成 25 年 度 まで それぞれ 取 り 組 んできました また 平 成 22 年 11 月 には 市 の 各 種 計 画 との 整 合 性 を 図 り 市 民 の 健 康 づくり 生 きがいづくり を 総 合 的 に 推 進 するための 連 携 推 進 プランを 策 定 し 都 市 基 盤 や 生 涯 学 習 分 野 と 連 携 した 健 康 づ くりや 生 きがいづくりが 推 進 しやすい 環 境 を 整 備 してきました 1-1 これまでの 取 り 組 み (1) 第 1 次 健 康 増 進 計 画 の 取 り 組 み 第 1 次 健 康 増 進 計 画 (いきいき 元 気 プランとうかい)では 生 涯 をとおして 健 康 づくりを 推 進 する ために 各 年 代 別 に 栄 養 運 動 心 の 健 康 喫 煙 飲 酒 歯 の 健 康 の5 分 野 について 取 り 組 んできました この5 分 野 の 進 捗 状 況 を 管 理 する58 指 標 のうち 数 値 の 把 握 ができた43 指 標 を 評 価 しました 目 標 達 成 した 指 標 は 8 指 標 (13.8%)で 歯 の 健 康 分 野 が 半 分 を 占 めており 歯 の 健 康 に 関 するデータは 順 調 に 改 善 しています 改 善 した 指 標 は 19 指 標 (32.7%)で 歯 の 健 康 分 野 に 加 えて 喫 煙 飲 酒 の 分 野 で 改 善 がみられました 悪 化 した 指 標 は 16 指 標 (27.6%)で 栄 養 運 動 分 野 における 小 中 学 生 の 肥 満 割 合 や 主 観 的 健 康 感 が 悪 化 しました 目 標 達 成 状 況 項 目 指 標 数 ( 割 合 ) A) 目 標 を 達 成 したもの 8(13.8%) B) 目 標 に 達 成 していないが 改 善 したもの 1 9( 3 2.7 %) C) 悪 化 したもの 1 6( 2 7. 6 %) D) 評 価 できなかったもの 15(25.9%) 合 計 58( 10 0 %) 2
分 野 別 の 目 標 達 成 状 況 栄 養 運 動 心 の 健 康 喫 煙 飲 酒 歯 の 健 康 その 他 A) 達 成 1 0 1 0 4 2 B) 改 善 3 4 4 2 6 0 C) 悪 化 5 3 0 2 1 5 D) 評 価 不 能 0 6 3 3 1 2 合 計 9 13 8 7 12 9 A+B( 達 成 + 改 善 ) 率 44.4% 30.8% 62.5% 28.6% 83.3% 22.2% C( 悪 化 ) 率 55.6% 23.1% 0% 28.6% 8.3% 55.6% 主 な 項 目 の 達 成 状 況 A) 達 成 高 齢 者 ( 男 性 ) の 喫 煙 率 小 学 3 年 生 で 永 久 歯 にむし 歯 のない 児 童 の 割 合 中 学 3 年 生 でむし 歯 がない 生 徒 の 割 合 健 康 診 断 を 受 けている 高 齢 者 の 割 合 B) 改 善 高 齢 者 でボランティア 経 験 者 の 割 合 子 を 持 つ 父 母 の 喫 煙 率 子 を 持 つ 父 の 毎 日 飲 酒 する 人 の 率 むし 歯 のない 年 長 児 の 割 合 歯 みがきを1 日 3 回 以 上 行 う 小 学 4 年 生 の 割 合 C) 悪 化 肥 満 度 20% 以 上 の 小 中 学 生 の 割 合 毎 日 運 動 をしている 高 齢 者 の 割 合 60 歳 歯 科 健 診 で 健 康 な 人 の 割 合 健 康 だと 思 う 人 の 割 合 ( 各 年 代 ) D) 評 価 不 能 小 中 学 生 高 校 生 の 喫 煙 率 (2) 食 育 推 進 計 画 の 取 り 組 み 食 育 推 進 計 画 ( 食 べて 育 つ 元 気 っこプランとうかい)では 食 に 関 する 知 識 や 的 確 な 判 断 を 身 に つける 知 育 豊 かな 心 身 を 養 い 丈 夫 な 体 をつくる 体 ( 心 身 ) 育 人 との つな がりを 深 め 地 域 職 域 の 連 携 による 社 会 全 体 での 食 生 活 を 推 進 する 徳 育 を3つの 柱 として 食 育 に 取 り 組 んでき ました 知 育 の 分 野 では 保 護 者 を 対 象 とした 乳 幼 児 期 の 食 事 指 導 や 食 事 バランスガイドなどを 活 用 した 自 分 の 適 量 の 指 導 をしてきました 3
また 小 中 学 校 において 早 寝 早 起 き 朝 ごはん をキャッチフレーズに 朝 食 の 大 切 さの 啓 発 に 努 めた 結 果 朝 食 を 食 べている 人 の 割 合 は 改 善 しました 体 ( 心 身 ) 育 分 野 では 食 育 の 日 などをとおして 家 族 で 会 話 を 楽 しみながら 食 事 をすることの 大 切 さの 啓 発 に 努 めてきましたが 一 人 で 食 事 をする 人 の 割 合 は 悪 化 しました 徳 育 分 野 では 食 をとおした 地 域 活 動 の 取 り 組 みとして トマトを 育 てて トマトを 知 り お いしく 料 理 してトマトを 食 べる 活 動 を 推 進 してきまし たが 食 育 という 言 葉 を 知 っている 人 の 割 合 は 悪 化 しました 進 捗 状 況 を 管 理 する5つの 指 標 の 評 価 は 次 のとお りです 指 標 の 達 成 状 況 A) 達 成 なし B) 改 善 朝 食 を 食 べる 人 の 割 合 食 事 中 テレビを 消 している 人 の 割 合 いただきます ごちそうさま をきちんとしている 人 の 割 合 C) 悪 化 食 育 という 言 葉 を 知 っている 人 の 割 合 家 族 と 一 緒 に 食 事 をする 人 の 割 合 ( 週 1 回 以 上 ) (3) 連 携 推 進 プラン の 取 り 組 み 連 携 推 進 プランに 基 づき いきいき 元 気 推 進 事 業 として 健 康 診 断 ( 血 液 尿 検 査 等 )の 結 果 な どから 健 康 応 援 情 報 提 供 運 動 食 生 活 応 援 メニュー の 仕 組 みを 公 益 財 団 法 人 愛 知 県 健 康 づく り 振 興 事 業 団 ( 以 下 健 康 づくり 振 興 事 業 団 という )と 共 同 開 発 しました 運 動 は 四 つ 星 食 生 活 は 四 つ 葉 を 使 って 判 定 し 市 民 一 人 ひ と り に 合 っ た 運 動 応 援 メ ニ ュ ー と 食 生 活 応 援 メニュー を 平 成 23 年 10 月 から 提 供 しています 平 成 24 年 10 月 からは メニューの 実 践 場 所 として 運 動 施 設 を 運 動 ステーション 飲 食 店 等 を 食 生 活 ス テ ー シ ョ ン と し て 市 が 認 定 し 東 海 商 工 会 議 所 と 連 携 し て 事 業 の 運 営 及 び 啓 発 を 行 っ ています さらに 東 海 市 医 師 会 東 海 市 歯 科 医 師 会 東 海 市 薬 剤 師 会 と 協 定 を 結 び 病 院 診 療 所 歯 科 医 院 や 薬 局 を メディカルステーション として 協 力 いただき より 多 くの 人 へ 運 動 食 生 活 応 援 メニューを 提 供 しています この3つのステーションを 健 康 応 援 ステーション と 総 称 し 健 康 づ くりが 実 践 できる 環 境 として 整 備 しています 4
また 市 内 の 公 園 等 に 星 の 数 に 合 せた ペース 体 感 ゾーン を 設 置 して その 人 のペースに 合 せた ウォーキングができるようにするとともに ウォーキングの 前 の 準 備 体 操 として きっともっと 体 操 を 健 康 づくり 振 興 事 業 団 と 健 康 づくりリーダーが 一 緒 に 作 成 しています 平 成 17 年 データから 男 性 の 平 均 寿 命 が 短 かったことから 運 動 食 生 活 応 援 メニュー を 活 用 した 仕 組 みを 働 く 世 代 にも 活 用 してもらえるように 市 内 企 業 に 働 きかけるとともに 保 健 師 栄 養 士 運 動 指 導 員 を 派 遣 し 協 働 して 健 康 づくりを 進 めています これらの 活 動 については 高 く 評 価 されていますが さらに 市 民 への 周 知 や 事 業 内 容 の 充 実 を 図 っ ていく 必 要 があります 事 業 評 価 目 指 す 方 向 策 定 時 (H20) 現 状 値 (H24) 結 果 東 海 市 特 定 健 康 診 査 受 診 率 48.1% 48.7% 肥 満 者 の 割 合 ( 腹 囲 基 準 値 以 上 ) メタボリックシンドローム 該 当 者 および 予 備 群 男 性 51.2% 51.0% 女 性 23.7% 20.3% 男 性 46.2% 45.7% 女 性 21.3% 18.1% 拠 点 トレーニング 室 年 間 利 用 者 数 5,888 人 19,197 人 市 民 満 足 度 評 価 目 指 す 方 向 策 定 時 (H20) 現 状 値 (H24) 結 果 健 康 であると 感 じている 人 の 割 合 32.5% 34.9% 介 護 の 認 定 を 受 けていない 人 の 割 合 85.6% 85.4% 生 きがいを 持 っている 高 齢 者 の 割 合 75.1% 77.0% 生 涯 学 習 を 行 なっている 市 民 の 割 合 35.7% 34.6% スポーツを 実 践 している 人 の 割 合 17.5% 19.7% 5
1-2 市 民 の 健 康 状 態 (1) 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 〇 男 性 の 平 均 寿 命 は 県 内 68 位 から30 位 ( 全 国 平 均 レベル)に 改 善 〇 女 性 の 平 均 寿 命 は 県 内 64 位 ( 全 国 平 均 下 回 る) ア 平 均 寿 命 本 市 の 平 均 寿 命 は 男 性 79.9 歳 女 性 85.8 歳 です 男 性 の 平 均 寿 命 は 全 国 平 均 と 比 較 すると 0.3 歳 高 い 状 況 ですが 全 国 1 位 とでは 2.3 歳 の 差 があります また 女 性 の 平 均 寿 命 は 全 国 平 均 と 比 較 すると 0.6 歳 低 く 全 国 1 位 とでは 3.2 歳 の 差 があ ります 歳 歳 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 厚 生 労 働 省 : 市 町 村 別 平 均 寿 命 6
イ 健 康 寿 命 本 市 の 健 康 寿 命 は 男 性 78.55 歳 女 性 82.77 歳 です 平 均 寿 命 と 健 康 寿 命 の 差 は 男 性 1.35 年 女 性 3.03 年 となっており 今 後 はこの 差 を 少 なくし ていくことが 必 要 と 考 えます 歳 男 性 平 均 寿 命 健 康 寿 命 女 性 健 康 寿 命 : 健 康 な 状 態 を 日 常 生 活 動 作 が 自 立 していることと 規 定 し その 期 間 を 示 す 厚 生 労 働 省 研 究 班 の 指 針 に 基 づき 人 口 H21 ~ 23 の 合 計 死 亡 数 H21 ~ 23 の 合 計 不 健 康 割 合 の 分 母 H22 の 人 口 不 健 康 割 合 の 分 子 H22 の 要 介 護 2 ~5の 認 定 者 数 を 使 用 なお 健 康 寿 命 の 算 定 方 式 は 統 一 されていないため 国 などが 発 表 しているものとは 比 較 できません 7
(2) 主 な 死 因 〇 生 活 習 慣 病 に 起 因 する 死 亡 が 約 7 割 〇 50 歳 代 から 悪 性 新 生 物 60 70 歳 代 から 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 で 死 亡 する 人 が 増 加 〇 心 筋 梗 塞 や 脳 血 管 疾 患 などの 循 環 器 疾 患 による 死 亡 者 が 多 い ア 死 因 割 合 本 市 の 死 因 で 最 も 多 いのは 悪 性 新 生 物 の 40%で 次 いで 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 などの 生 活 習 慣 病 に 起 因 するものが 70%を 占 め その 後 老 衰 肺 炎 などが 続 いています 大 動 及 び 疾 患 腎 不 全 高 血 圧 性 疾 患 糖 尿 病 性 塞 性 肺 疾 患 不 の 事 自 肺 炎 悪 性 新 生 物 老 衰 脳 血 管 疾 患 心 疾 患 知 多 保 健 所 からの 衛 生 統 計 8
イ 年 代 別 死 因 男 性 の 死 因 で 最 も 多 い 悪 性 新 生 物 による 死 亡 者 数 をみると 60 歳 代 から 急 激 に 高 くなっており 次 いで 高 い 死 因 の 心 疾 患 では 70 歳 代 から 高 くなっています 人 悪 性 新 生 物 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 老 衰 肺 炎 国 勢 調 査 による H24 人 口 動 態 調 査 データ 女 性 の 死 因 で 最 も 多 い 悪 性 新 生 物 による 死 亡 者 数 をみると 40 歳 代 から 緩 やかに 高 くなってお り 次 いで 高 い 死 因 の 心 疾 患 では 60 歳 代 から 高 くなっています 人 悪 性 新 生 物 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 老 衰 肺 炎 国 勢 調 査 による H24 人 口 動 態 調 査 データ 9
ウ 標 準 化 死 亡 比 男 女 ともに くも 膜 下 出 血 脳 血 管 疾 患 急 性 心 筋 梗 塞 による 死 亡 割 合 が 県 平 均 よりも 高 く 循 環 器 疾 患 による 死 亡 が 高 い 状 況 にあります また 男 性 では 前 立 腺 がん 直 腸 がん 糖 尿 病 による 死 亡 も 高 い 状 況 にあることがわかります 標 準 化 死 亡 比 とは ある 集 団 の 死 亡 率 ( 人 口 10 万 対 の 死 亡 数 )を 年 齢 構 成 比 の 異 なる 集 団 と 比 較 するための 指 標 で 集 団 について 実 際 の 死 亡 数 と 期 待 ( 予 測 )される 死 亡 数 を 比 較 するもの 全 国 平 均 を 100 とし 標 準 化 死 亡 比 が 100 以 上 の 場 合 は 全 国 平 均 より 死 亡 率 が 高 いと 判 断 される 半 田 保 健 所 : 地 域 職 域 連 携 推 進 事 業 ワーキング 会 議 資 料 10
(3) 医 療 費 の 状 況 〇 1 人 当 たりの 医 療 費 の 県 内 順 位 は 改 善 されてきているが 県 平 均 よりも 高 い 〇 生 活 習 慣 病 に 関 する 医 療 費 が 高 い 〇 1 件 あたりの 医 療 費 は 腎 不 全 や 悪 性 新 生 物 で 高 い ア 市 町 村 別 1 人 当 たりの 医 療 費 国 民 健 康 保 険 の1 人 当 たりの 医 療 費 は 平 成 20 年 には 県 内 で10 番 目 に 高 く19,084 円 でしたが 平 成 25 年 には 20,144 円 と 高 い 方 から30 番 目 となり 医 療 費 は 増 えていますが 県 内 順 位 は 改 善 されています しかし 県 平 均 よりも 高 く 1か 月 間 の1 人 当 たりの 医 療 費 が 県 内 で1 番 低 い 田 原 市 とは 4,500 円 の 差 があります 円 県 平 均 東 海 市 大 市 知 多 市 市 半 田 市 東 浦 町 各 年 5 月 診 療 分 愛 知 県 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会 疾 病 分 類 統 計 表 イ 疾 患 別 の 医 療 費 国 民 健 康 保 険 の1か 月 分 の 疾 患 別 医 療 費 は 悪 性 新 生 物 7,800 万 円 と 最 も 高 く 次 いで 歯 肉 炎 歯 周 疾 患 4,300 万 円 高 血 圧 性 疾 患 3,800 万 円 糖 尿 病 2,300 万 円 と 生 活 習 慣 病 に 関 する 医 療 費 が 高 くなっています また 1 件 当 たりの 医 療 費 は 人 工 透 析 に 費 用 がかかるため 腎 不 全 が 一 番 高 くなっており 次 いで 悪 性 新 生 物 脳 内 出 血 と 続 いています 11
12 平 成 25 年 5 月 診 療 分 愛 知 県 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会 疾 病 分 類 統 計 表 平 成 25 年 5 月 診 療 分 愛 知 県 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会 疾 病 分 類 統 計 表
(4) 健 康 診 査 ( 検 診 ) の 状 況 〇 若 い 世 代 (40 50 歳 代 )の 特 定 健 診 受 診 率 が 低 い 〇 各 種 がん 検 診 とも 受 診 率 は 低 い 〇 歯 周 疾 患 検 診 は 40 ~ 64 歳 の 受 診 率 が 低 い ア 特 定 健 康 診 査 : 年 代 別 受 診 率 市 全 体 の 特 定 健 康 診 査 の 受 診 率 をみると 40 50 歳 代 及 び 60 歳 代 男 性 は 40% 未 満 と 低 い 状 況 であり 特 に 国 民 健 康 保 険 被 保 険 者 の 40 歳 代 男 性 の 18.8% 50 歳 代 男 性 の 21.4%と 受 診 率 の 低 さが 目 立 ちます % 歳 歳 歳 歳 全 体 男 全 体 女 国 保 男 国 保 女 愛 知 県 : 特 定 健 診 特 定 保 健 指 導 情 報 データを 活 用 した 分 析 イ 特 定 健 康 診 査 ( 国 民 健 康 保 険 分 のみ): 県 内 比 較 国 民 健 康 保 険 被 保 険 者 の 全 体 受 診 率 は 48.7%であり 県 平 均 36.6%より 高 く 県 内 9 番 目 と なっています しかし 1 位 の 東 浦 町 と 比 較 すると 約 12 ポイントの 差 があります 13
% 県 平 均 東 海 市 大 市 知 多 市 市 半 田 市 東 浦 町 愛 知 県 国 民 健 康 保 険 団 体 連 合 会 愛 知 の 国 保 (H26 年 1 月 号 ) ウ 特 定 健 康 診 査 ( 国 民 健 康 保 険 分 のみ): 受 診 状 況 国 民 健 康 保 険 被 保 険 者 の 平 成 20 年 度 から 23 年 度 までの4 年 間 (4 年 間 受 診 資 格 があった 人 ) の 受 診 状 況 をみると 毎 年 受 診 している 人 は24%に 過 ぎません また 4 年 間 1 度 も 受 診 していない 人 は 40 50 歳 代 に 多 くなっています 毎 年 未 受 診 時 々 受 診 毎 年 受 診 ~ 歳 ~ 歳 ~ 歳 ~ 歳 全 体 H20 ~ 23 年 度 東 海 市 特 定 健 康 診 査 エ 各 種 がん 検 診 受 診 率 各 種 がん 検 診 の 受 診 率 は 低 く 横 ばい 状 態 です 平 成 21 年 度 から 女 性 のがん 検 診 推 進 事 業 が 始 まり 子 宮 頸 がん 乳 がん 検 診 では 無 料 クーポ ンの 配 布 を 行 った 結 果 平 成 20 年 度 より 受 診 率 は3~4% 上 昇 しましたが 以 後 は 横 ばい 状 態 となっています また 大 腸 がん 検 診 も 平 成 23 年 度 から 無 料 クーポンを 配 布 していますが 受 診 率 の 伸 びは 少 な い 状 況 です 14
% 肺 がん 前 立 腺 がん 大 腸 がん 乳 がん 子 宮 頸 がん がん 東 海 市 がん 検 診 オ 歯 周 疾 患 検 診 歯 周 疾 患 検 診 は 40 ~ 64 歳 までの 受 診 率 が8% 以 下 と 低 い 状 況 です また 受 診 結 果 については 各 年 代 層 ともに 90% 以 上 の 人 が 要 精 密 検 査 となっている 状 況 です 人 東 海 市 歯 周 疾 患 検 診 15
(5) 健 康 状 態 〇 県 平 均 と 比 較 して 男 女 ともにメタボ 該 当 者 の 割 合 が 高 い 〇 人 工 透 析 患 者 数 が 増 えている 〇 要 介 護 認 定 率 は 年 々 上 昇 している 〇 肥 満 度 20% 以 上 の 児 童 生 徒 の 割 合 が 増 えている ア メタボリックシンドローム 該 当 者 率 ほぼすべての 年 代 において 県 平 均 と 比 較 して 男 女 ともにメタボ 該 当 者 の 割 合 が 高 い 状 況 にあり ます 特 に 男 性 は 55 歳 以 降 では 4 人 に1 人 以 上 が 該 当 者 という 状 況 です 40 ~ 69 歳 の 男 性 では2 人 に1 人 が 腹 囲 が 基 準 値 以 上 となっており 50 歳 以 上 の 女 性 は BMI25 以 上 の 人 の 割 合 が 県 より 高 くなっていて 肥 満 状 態 の 人 が 多 くいます 愛 知 県 東 海 市 計 愛 知 県 東 海 市 計 愛 知 県 特 定 健 診 特 定 保 健 指 導 情 報 データ 男 性 県 男 性 市 女 性 県 女 性 市 男 性 県 男 性 市 女 性 県 女 性 市 愛 知 県 国 民 健 康 保 険 連 合 会 資 料 16
イ 人 工 透 析 本 市 の 平 成 24 年 の 人 工 透 析 患 者 数 は 260 人 ( 男 性 163 人 女 性 97 人 )で 人 口 1 万 人 に 対 する 割 合 は 23.6 人 です 平 成 19 年 の 20.7 人 と 比 較 すると 人 工 透 析 患 者 も 増 えており 県 下 でも15 番 目 に 高 い 状 況 にあります 人 工 透 析 発 生 患 者 のうち 糖 尿 病 性 腎 症 の 割 合 は 年 々 増 えて います 人 H19 H24 % 県 市 愛 知 腎 臓 財 団 : 慢 性 腎 不 全 患 者 の 実 態 ウ 要 介 護 認 定 率 第 1 号 要 介 護 認 定 率 は 14.8%であり 県 平 均 15.2%より 低 い 状 況 ですが 県 内 では 高 い 方 から18 番 目 となっています また 要 介 護 認 定 率 は 5 年 間 で 1.3 ポイント 増 加 しており 要 介 護 2 3の 割 合 が 県 平 均 より 高 くなっています 後 期 高 齢 者 割 合 の 増 加 に 伴 って 認 定 率 も 上 昇 することが 予 測 されます % H20 年 度 認 定 率 H24 年 度 認 定 率 H20 高 齢 化 率 H24 高 齢 化 率 県 平 均 東 海 市 大 市 知 多 市 市 半 田 市 東 浦 町 愛 知 県 高 齢 福 祉 課 介 護 予 防 事 業 実 施 状 況 報 告 17
全 国 愛 知 県 東 海 市 全 国 愛 知 県 東 海 市 H H H H H 1 2 1 2 3 4 5 東 海 市 要 介 護 認 定 厚 生 労 働 省 知 多 北 部 広 域 連 合 資 料 エ 子 どもの 健 康 状 態 肥 満 度 20% 以 上 の 児 童 生 徒 の 割 合 は 平 成 15 年 と 比 較 して 増 えています 特 に 平 成 19 年 ~ 24 年 にかけ 中 学 男 子 が 6.05 ポイント 中 学 女 子 2.9 ポイントと 増 加 しており 肥 満 状 況 の 悪 化 が 目 立 ちます 小 学 生 男 小 学 生 女 中 学 生 男 中 学 生 女 東 海 市 生 活 習 慣 アンケート 18
また 健 康 だと 思 う 割 合 も 小 学 生 中 学 生 ともに 平 成 15 年 から 著 しく 減 少 しており 3 人 に 2 人 が 自 分 自 身 を 健 康 だと 思 えていない 状 況 です 健 康 だと 思 う 小 学 生 健 康 だと 思 う 中 学 生 東 海 市 生 活 習 慣 アンケート 19
( 6) 地 区 別 の 健 康 状 態 〇 地 域 によって 健 康 課 題 が 異 なる ア 小 学 校 区 別 年 齢 区 分 別 構 成 老 年 人 口 率 生 産 年 齢 人 口 率 年 少 人 口 率 平 成 25 年 11 月 住 民 基 本 台 帳 イ 小 学 校 区 別 特 定 健 康 診 査 受 診 率 男 女 ともに 渡 内 小 学 校 区 三 ツ 池 小 学 校 区 は 受 診 率 が 高 く 低 い 地 域 と 比 較 すると 男 性 19.1 ポイント 女 性 12.5 ポイントの 差 があります 男 女 東 海 市 特 定 健 康 診 査 20
ウ 小 学 校 区 別 運 動 習 慣 の 状 況 加 木 屋 南 小 学 校 区 と 三 ツ 池 小 学 校 区 では 運 動 習 慣 のある 人 が 多 く 少 ない 地 域 と 比 較 する と13.9 ポイントの 差 があります % 東 海 市 特 定 健 康 診 査 エ 小 学 校 区 別 新 規 要 介 護 認 定 新 規 要 介 護 認 定 率 が 低 い 渡 内 小 学 校 区 と 三 ツ 池 小 学 校 区 の 2.9%に 対 して 富 木 島 小 学 校 区 と 大 田 小 学 校 区 では 4.9%と 地 域 によって2ポイントの 差 があります 人 新 規 認 定 者 数 新 規 認 定 率 東 海 市 要 介 護 認 定 21
市 民 の 健 康 状 態 のまとめ 平 均 寿 命 男 性 県 内 30 位 ( 前 回 68 位 ) 女 性 県 内 64 位 ( 前 回 43 位 ) 主 な 死 因 生 活 習 慣 病 に 起 因 する 死 亡 が 約 7 割 国 平 均 より 高 い 悪 性 新 生 物 40% 心 疾 患 17% 脳 血 管 疾 患 12% 老 衰 11% 肺 炎 7% その 他 13% 健 康 状 態 50 歳 代 から 悪 性 新 生 物 60 70 歳 代 から 心 疾 患 脳 血 管 疾 患 で 死 亡 する 人 が 増 加 男 女 ともにメタボ 該 当 者 の 割 合 が 県 平 均 より 高 く 特 に55 歳 か ら64 歳 に 多 い 男 性 の40~69 歳 では 2 人 に1 人 が 腹 囲 の 基 準 値 以 上 で あ り 肥 満 状 態 の 人 が 多 い 健 康 意 識 がん 健 診 の 受 診 率 は 低 く 伸 びていない 特 定 健 康 診 査 の 受 診 率 は 40 50 歳 代 の 壮 年 期 が 低 い 22
1-3 本 市 の 健 康 課 題 特 定 健 康 診 査 の 全 体 の 受 診 率 は 県 平 均 より 高 いことや 医 療 費 が 抑 制 されつつあることは 本 市 のこれまでの 取 り 組 みが 一 定 の 効 果 をあげていると 考 えられます しかし 壮 年 期 層 の 特 定 健 康 診 査 の 受 診 率 は 低 く 依 然 としてメタボ 該 当 者 の 割 合 が 高 い 状 況 な ど さまざまな 健 康 課 題 を 抱 えています このような 状 況 のなか 国 や 県 の 示 す 指 針 と 整 合 をとりつつ 本 市 の 特 性 をふまえ 次 の6 点 を 重 要 な 健 康 課 題 として 取 り 上 げます 1 健 康 意 識 の 向 上 への 取 り 組 み 自 分 の 健 康 状 態 に 関 心 を 持 ち 健 康 管 理 ができるよう 市 民 の 健 康 意 識 の 向 上 にむけ た 取 り 組 み 2 生 活 習 慣 病 予 防 への 取 り 組 み ライフステージに 合 わせた 生 活 習 慣 の 改 善 を 進 めることで 循 環 器 疾 患 糖 尿 病 がん 歯 周 疾 患 の 改 善 にむけた 取 り 組 み 3 高 齢 者 の 健 康 づくりへの 取 り 組 み 健 康 づくりや 趣 味 の 活 動 老 人 クラブ 活 動 見 守 り 活 動 などをとおして ふれあい 生 きがい つながりづくりと それを 支 える 活 動 の 担 い 手 の 育 成 4 社 会 で 支 える 仕 組 み 市 民 地 域 団 体 企 業 市 の 連 携 を 強 め 社 会 全 体 で 応 援 できる 仕 組 みづくり 体 制 づくり 5 健 康 になる 環 境 の 整 備 生 活 のなかで 自 然 に 健 康 につながるまちづくりの 視 点 を 持 って 歩 道 公 園 や 飲 食 店 など 生 活 環 境 の 総 合 的 な 整 備 6 食 育 の 取 り 組 み 健 全 な 心 身 を 養 い 豊 かな 人 間 性 を 育 むための 食 育 の 取 り 組 み 食 育 : 正 確 な 知 識 や 判 断 を 身 につける 知 育 家 庭 を 中 心 に 豊 かな 心 身 を 養 い 丈 夫 な 体 をつくる 体 ( 心 身 ) 育 地 域 や 職 域 の 連 携 により 社 会 全 体 で 推 進 する 徳 育 23