目 次 E メールの 書 き 方... 2 E メールの 紹 介 と 様 式... 2 範 例 Ⅱ... 4 範 例 Ⅲ... 5 I. 宛 先 CC BCC... 7 II. 件 名... 8 III. 添 付 ファイル... 8 IV. 本 文... 8 1. 相 手 の 名 前... 9 2. 挨 拶 文... 9 3. 主 文... 9 4. 結 びの 文... 10 V. 署 名... 10 作 者 : 郭 修 静 大 阪 大 学 外 国 語 +IT 講 座 ( 大 阪 大 学 世 界 言 語 研 究 センター) 2011.10. 1
E メールの 書 き 方 インターネットの 利 用 において E メールは 切 っても 切 り 離 せない 要 素 であ る 連 絡 の 手 段 としては E メールは 電 話 と 比 べ 比 較 的 新 しい 通 信 手 段 であ る E メールには 送 信 返 信 転 送 添 付 ファイルをはじめとする 大 変 役 に 立 つ 機 能 がある ここでは 中 国 語 の E メールの 便 利 な 利 用 法 を 紹 介 する E メールの 紹 介 と 様 式 まず E メールの 主 な 構 成 について 説 明 する E メールの 構 成 は 1 宛 先 CC( 副 次 的 な 宛 先 ) BCC( 宛 先 副 次 的 な 宛 先 の 相 手 に 知 らせずに 第 三 者 に 送 信 するための 宛 先 ) 2 件 名 3 添 付 ファイル 4 本 文 5 署 名 という 流 れ になる 以 下 中 国 の E メールの 様 式 について 範 例 を 挙 げて 説 明 する 2
範 例 Ⅰ WángMíng 王 明 Hǎo jiǔ bú jiàn zuìjìn hǎoma 好 久 不 见, 最 近 好 吗? Wǒ huànxīn gōng zuò le xiànzài zài 我 换 新 工 作 了, 现 在 在 yì 一 jiā 家 diànzǐ yóujiàn dìzhǐ xiàcì yǒukòngzánmen chūlai jùju 电 子 邮 件 地 址, 下 次 有 空 咱 们 出 来 聚 聚 吧 wàizī yínhángshàngbān Suíxìn fùshàng 外 资 银 行 上 班 随 信 附 上 ba! gōngsī 公 司 xīn 新 de 的 zhù 祝 gōng zuò shùnlì 工 作 顺 利 ChénJiàn 陈 建 ( 王 明 久 しぶり 最 近 どうですか? 新 しい 仕 事 に 変 わりました 今 は 外 資 系 の 銀 行 で 働 いています 仕 事 の 新 しいEメー ルアドレスを 下 に 書 いておきます 今 度 時 間 があったら 会 いましょうね 仕 事 が 順 調 にいくことを 願 ってます 陳 建 ) 3
範 例 Ⅱ Chén Jiàn 陈 建 Hǎo 好 jiǔ 久 bú 不 jiàn 见! Zhēngāoxìngshōudào 真 高 兴 收 到 Duìle 对 了 wǒ, 我 xià 下 nǐ 你 de 的 lǐbài 礼 拜 ma Nǐ bié kèqi jǐnguǎn 吗? 你 别 客 气 尽 管 说 shuō xìn Nǐ 信 你 yào dào 要 到 de 的 Tiānjīn 天 津 diàn 电 zǐ yóu jiàn 子 邮 件 dìzhǐ 地 址 chūchāi xūyào 出 差, 需 要 wǒ 我 yǐjīng shōudào le 已 经 收 到 了, 谢 谢 bāng 帮 nǐ 你 dài 带 xiē 些 Tiānjīn 天 津 xièxie de 的 tǔtèchǎn 土 特 产 Zhù 祝 xīn gōng zuò shùnlì 新 工 作 顺 利 WángMíng 王 明 ( 陳 建 久 しぶりですね! メールをもらってうれしかったです メールアドレス 受 け 取 りました ありがとう そう 来 週 天 津 に 出 張 に 行 きます 何 か 天 津 のお 土 産 を 持 って 帰 りましょうか? 遠 慮 なく 言 ってくださいね 新 しい 仕 事 がうまくいきますように 王 明 ) 4
範 例 Ⅲ WángMíng 王 明 Nǐ 你 yào 要 qù 去 Tiānjīn 天 津 chūchāi 出 差 má huā ma Suí xìn fùshang shí 麻 花 吗? 随 信 附 上 十 a 啊 bā 八 kěyǐ, 可 以 jiē 街 máfan 麻 烦 nǐ bāng wǒ 你 帮 我 mǎi 买 má huā de zhàopiàn dǎ kāi 麻 花 的 照 片, 打 开 Tiānjīn 天 津 fùjiàn 附 件 yǒu míng de 有 名 的 jiù 就 kěyǐ 可 以 tǔtèchǎn 土 特 产 kàn 看 到 shíbā 十 八 dào Máfan 麻 烦 jiē 街 nǐ! 你 Zhù 祝 chūchāishùnlì 出 差 顺 利 ChénJiàn 陈 建 ( 王 明 天 津 に 出 張 に 行 くんですか じゃ 天 津 の 有 名 なお 土 産 十 八 街 麻 花 を 買 ってきてく れませんか?メールに 十 八 街 麻 花 の 写 真 を 添 付 しますね ファイルを 開 けたら 見 られ ると 思 います 宜 しくお 願 いします 順 調 な 出 張 になりますように 陳 建 ) 5
範 例 Ⅳ ChénJiàn 陈 建 Wǒ cóng Tiānjīn chūchāi huílai le nǐ yào 我 从 天 津 出 差 回 来 了, 你 要 Nà 那 xīngqītiān 星 期 天 Tiānjīn 天 津 zhào 照 WángMíng 王 明 ( 陳 建 zán menyuē 咱 们 约 zhōngwǔ 中 午 ge 个 shí'èr 十 二 de zhàopiàn 的 照 片 shíjiān 时 间 diǎn 点 de 的 jiànmiàn shùnbiàn dài 见 面, 顺 便 带 zài 在 běijīng 北 京 shíbā 十 八 shíbā 十 八 jiē 街 jiē 街 má huā yě mǎi dào le 麻 花 也 买 到 了 má huā gěi 麻 花 给 你 nǐ Rúguǒ 如 果 huǒchēzhànménkǒujiànmiàn zěnmeyàng Suí xìn 火 车 站 门 口 见 面, 怎 么 样? 随 信 天 津 から 帰 ってきました 十 八 街 麻 花 も 買 ってきましたよ nǐ fāngbiàn de huà, 你 方 便 的 话 fùshang 附 上 wǒ zài 我 在 じゃ 待 ち 合 わせの 時 間 を 決 めましょう 十 八 街 麻 花 も 持 っていきます もし 都 合 がよければ 日 曜 日 のお 昼 12 時 に 北 京 駅 の 出 口 で 会 うのはどうですか?メールに 天 津 で 撮 った 写 真 を 添 付 しますね 王 明 ) 6
I. 宛 先 CC BCC CC( 副 次 的 な 宛 先 ) BCC( 宛 先 副 次 的 な 宛 先 の 相 手 に 知 らせずに 第 三 者 に 送 信 するための 宛 先 ) shōujiànrén chāosòng mìsòng 宛 先 は 中 国 語 では 收 件 人 CC は 抄 送 BCC は 密 送 と 呼 ばれる 一 度 で 複 数 の 人 にメールを 発 信 できるのが E メールの 大 きな 利 点 である しかし アドレスのドット(. ) 一 つでも 間 違 うと 相 手 に 届 かない ばかりか 誤 送 先 のサーバーの 迷 惑 にもなる 相 手 のアドレスは 一 字 一 字 正 確 に 入 力 しなければならない 受 信 者 以 外 の 関 係 者 にもメールを 送 りたい 時 は 抄 送 や 密 送 の 機 能 を 使 う 受 信 者 は メールを 受 け 取 ったら 返 信 するのがマナーであるが 抄 送 や 密 送 の 人 は 返 信 しなくてもよい 抄 送 に 入 力 したアドレスは 全 員 が 見 ることができるが や 密 送 に 入 力 したアドレスは 送 信 者 以 外 には 見 ることができない 同 じ 内 容 のメールを 送 ったことを 收 件 人 抄 送 の 相 手 に 知 られたくない 場 合 その 人 のア ドレスを 密 送 に 記 入 する なお 台 湾 では 抄 送 と 密 送 の 使 い 方 はそれぞれほとんど 変 わらな fùjiàn mìjiànfùběn いが 抄 送 を 副 件 密 送 を 密 件 副 本 と 呼 ぶ 7
II. 件 名 zhǔtí 件 名 のことを 中 国 では 主 题 と 呼 ぶ メールには 本 文 内 容 が 分 かるよう に 適 切 な 件 名 (サブジェクト)をつける 主 题 は 何 についてのメールか が 一 目 で 分 かるように 具 体 的 に 書 く 普 通 は 主 题 には 内 容 を 表 すキー ワードを 入 れる 例 えば 範 例 Ⅰのように 新 しい 仕 事 に 変 えたことや 範 例 Ⅳ のように 今 度 の 待 ち 合 わせの 時 間 についてメールする 場 合 主 题 のところ に 换 新 工 作 见 面 时 间 と 書 く また 相 手 に 至 急 読 んでもらいたいメ jǐnjí tōngzhī jíjiàn ールの 場 合 主 题 に 紧 急 通 知 急 件 などと 書 く 方 法 がある III. 添 付 ファイル tiānjiāfùjiàn 添 付 ファイルは 中 国 語 で 添 加 附 件 という この 添 付 機 能 は 本 文 中 に 書 くことが 難 しい 文 書 や 資 料 を 送 付 できる 便 利 な 機 能 である 添 付 ファイルが suíxìn fùshàng あることを 相 手 に 伝 えたい 場 合 本 文 のところに 随 信 附 上 ( 本 文 の 内 容 と 共 に を 添 付 する) と 書 けばよい また 添 付 ファイルの 内 容 を 見 てほし qǐngkàn fùjiàn い 場 合 请 看 附 件 ( 添 付 ファイルを 見 てください) 打 开 附 件 就 可 以 看 到 ( 添 付 ファイルを 開 ければ 見 られます) と 書 くとよい 二 つ 以 上 のファイルを tiānjiā gèngduō 添 付 したい 場 合 範 例 Ⅲと 範 例 Ⅳに 示 されているように 添 加 更 多 をクリ ックすれば 更 にファイルを 添 付 することができる IV. 本 文 本 文 には 通 常 以 下 のような 内 容 が 含 まれる a. 相 手 の 名 前 8
b. 挨 拶 文 c. 主 文 d. 結 びの 文 1. 相 手 の 名 前 手 紙 の 書 き 方 と 同 様 に メールの 最 初 に 相 手 の 名 前 を 書 く 友 達 の 場 合 相 手 の 氏 名 や 名 前 だけ 書 くか または 相 手 のあだ 名 を 書 く 例 えば 陈 建 小 jiàoshòu dàifu 陈 など 相 手 の 肩 書 が 教 授 ( 教 授 ) 大 夫 ( 先 生 ) などの 場 合 は 普 通 氏 名 の 後 に 肩 書 を 付 け 陈 教 授 林 大 夫 などと 書 く この 部 分 の 書 き 方 は 手 紙 の 書 き 方 とほとんど 変 わらないので 手 紙 の 書 き 方 の 1 宛 名 の 説 明 を 参 照 すればよい 2. 挨 拶 文 主 文 の 前 に 一 言 挨 拶 文 を 入 れるのがマナーである 例 えば 好 久 不 见 (お 久 しぶりです) 最 近 好 吗?( 最 近 いかがでしょうか?) 等 その 他 に jìnhǎo 您 好 (こんにちは) 近 好 だけを 使 うのもよい 挨 拶 文 には 手 紙 の 書 き 方 の 冒 頭 の 挨 拶 で 挙 げた 用 語 が 適 用 できる 3. 主 文 主 文 は 必 要 事 項 を 簡 潔 に 書 き 相 手 が 読 みやすいように 工 夫 した 方 がよい 言 いたいことを 書 き 漏 らしのないよう 内 容 ごとにいくつかの 段 落 に 分 けて 書 く どの 段 落 も 冒 頭 は2 文 字 分 空 けて 書 き 出 す 行 数 が 長 くなる 場 合 は 段 落 ごとに 空 行 を 入 れるようにする メールを 送 信 する 前 に 書 いた 内 容 や 表 現 を 確 認 する 普 段 話 している 言 葉 9
を 文 字 にすると 伝 わる 印 象 や 意 味 が 異 なる 場 合 があるので 相 手 に 不 快 な 思 いをさせないような 言 葉 を 選 ぶことを 常 に 意 識 する また E メールは 早 くて 確 実 に 連 絡 がとれるものと 過 信 しがちだが 配 送 経 路 で 何 らかのトラブルがあった 場 合 メールが 届 くまでに 何 時 間 もかかったり メールそのものが 途 中 で 行 方 不 明 になることもまれにある そのため 相 手 に 返 信 する 際 相 手 が 送 ってくれたメールや 添 付 ファイルが 届 いたことを 知 らせ るとよい 例 えば 本 文 の 初 めに 您 的 信 收 到 了 (あなたの 手 紙 を 受 け 取 りまし た) あるいは 附 件 收 到 了 ( 添 付 ファイルを 受 け 取 りました)などと 書 く もっと 丁 寧 な 言 い 方 をするならば 您 的 信 收 到 了, 谢 谢 あるいは 附 件 收 到 了, 谢 谢 のように 後 ろに ありがとうございます を 付 けるとよい 4. 結 びの 文 jǐncǐ 用 件 を 書 き 終 えたら 結 びの 文 を 書 く よく 用 いられている 用 語 は 谨 此 である 例 えば ご 連 絡 まで と 書 きたい 場 合 谨 此 jǐncǐ xiàng 向 nǐ 你 bàogào 报 告 と 書 く また 上 の 範 例 Ⅰ Ⅱ Ⅲで 主 文 の 最 後 に 書 かれている 祝 新 工 作 顺 利 祝 出 差 顺 利 などのように 結 びの 文 の 代 わりに 内 容 の 締 めくくり のための 挨 拶 言 葉 を 入 れてもよい この 他 の 挨 拶 用 語 は 手 紙 の 書 き 方 の 4 結 び を 参 照 してほしい V. 署 名 署 名 は 本 文 の 最 初 か 最 後 に 必 ず 書 く 結 びの 文 の 下 に 名 前 だけ 書 くのが 最 も 一 般 的 で 最 初 に 書 く 場 合 は 宛 名 の 下 あるいは 挨 拶 文 の 下 に 書 く また 範 例 Ⅰのように メールの 最 後 に 名 前 所 属 E メールアドレスなど の 入 った 内 容 を 入 れてもよい 署 名 は 差 出 人 の 所 属 先 の 情 報 だけでなく 宣 伝 したい 内 容 もさりげなく 含 めることができる 10