週間情報 2816 発行日平成 28 年 4 月 19 日発行所全国消防長会一般財団法人全国消防協会担当企画部企画課電話 03(3234)1321 熊本県熊本地方を震源とする地震 の概要及び消防機関の活動状況等平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 )6 時 45 分現在 ( 消防庁災害対策本部第 27 報 ( 抜粋 )) 熊本県熊本地方において発生した地震災害について 下記のとおり地震の概要 被害状況及び消防機関の活動状況等をお知らせします 記 1 地震の概要 (4 月 16 日 1 時 25 分以降に発生した地震 気象庁調べ ) ⑴ 発生日時平成 28 年 4 月 16 日 1 時 25 分頃 ⑵ 震央地名熊本県熊本地方 ( 北緯 32.5 度 東経 130.1 度 ) ⑶ 震源の深さ約 12km( 暫定値 ) ⑷ 規模マグニチュード7.3( 暫定値 ) ⑸ 各地の震度 ( 震度 5 弱以上 ) 震度 6 強熊本県 : 南阿蘇村 熊本市中央区 熊本市東区 熊本市西区 菊池市 宇城市 合志市 大津町 宇土市 嘉島町震度 6 弱熊本県 : 阿蘇市 熊本市南区 熊本市北区 八代市 玉名市 菊陽町 御船町 美里町 山都町 氷川町 和水町 上天草市 天草市大分県 : 別府市 由布市震度 5 強福岡県 : 久留米市 柳川市 大川市 みやま市佐賀県 : 佐賀市 上峰町 神埼市長崎県 : 南島原市熊本県 : 南小国町 小国町 産山村 高森町 山鹿市 玉東町 長洲町 甲町 芦北町大分県 : 豊後大野市 日田市 竹田市 九重町宮崎県 : 椎葉村 高千穂町 美郷町震度 5 弱愛媛県 : 八幡浜市福岡県 : 福岡市南区 遠賀町 八女市 筑後市 小郡市 大木町 広川町 筑前町佐賀県 : 白石町 みやき町 小城市長崎県 : 諫早市 島原市 雲仙市熊本県 : 荒尾市 南関町 人吉市 あさぎり町 山江村 水俣市 津奈木町大分県 : 大分市 臼杵市 津久見市 佐伯市 玖珠町宮崎県 : 延岡市鹿児島県 : 長島町 1
2 被害状況 ( 各県からの報告 : 前震による被害を含む ) 人的被害 住家被害 非住家被害 都道府県名死者 負傷者一部程度公共火災程度全壊半壊重傷軽傷破損不明建物その他不明 名 名 名 名 棟 棟 棟 棟 棟 棟 件 山口県 3 福岡県 1 13 224 1 佐賀県 4 9 熊本県 44 204 851 952 1,275 837 63 49 14 大分県 4 20 3 15 1 宮崎県 3 5 1 13 合計 44 216 898 952 1,279 1,092 63 51 14 3 緊急消防援助隊の活動状況 19 日の活動規模 ( 予定 ) 計 538 隊 1,953 名 ( ヘリコプター 18 機含む ) 19 日の活動予定 東京都 京都府 大阪府 兵庫県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県の各派遣隊が救助活動等を実施予定 4 消防機関の主な活動内容 ( 各県及び消防本部からの情報 ) 熊本県 上益城消防組合消防本部 ( 嘉島町 甲佐町 御船町 山都町 ) 救助 15 件 ( 嘉島町 : 生き埋め事案 )( 活動完了 ) 救急 90 件火災 1 件 ( 鎮火 ) 上記以外 危険物漏洩 2 件 ( 措置完了 ) 熊本市消防局 ( 熊本市 西原村 益城町 ) 救助 115 件 ( うち閉じ込め事案 44 件 生き埋め事案 22 件 ) ( 活動完了 :124 名救出 ) 救急 411 件火災 7 件 ( 鎮火 ) 八代広域行政事務組合消防本部 ( 氷川町 八代市 ) 救助 1 件救急 109 件火災 2 件 ( 鎮火 死者 1 名 ) 阿蘇広域行政事務組合消防本部 ( 阿蘇市 南小国町 小国町 産山村 高森町 南阿蘇村 ) 救助 11 件河陽地区及び立野地区等において 緊急消防援助隊 警察及び自衛隊と連携し捜索救助活動を実施し 34 名救出火災 1 件 ( 鎮火 ) 上記以外 建物全壊多数 負傷者多数 南阿蘇村が道路寸断のため孤立菊池広域連合消防本部 ( 菊池市 大津町 合志市 菊陽町 ) 救助 4 件 ( うち閉じ込め事案 3 件 )( 活動完了 ) 救急 150 件火災 2 件 ( 鎮火 ) 2
上記以外 孤立世帯 61 世帯 ( 孤立解消 ) 山鹿市消防本部 ( 山鹿市 ) 救急 3 件有明広域行政事務組合消防本部 ( 荒尾市 玉名市 玉東町 和水町 南関町 長洲町 ) 救急 5 件上記以外 危険物漏洩 5 件 ( 全て措置完了 ) 宇城広域連合消防本部 ( 宇土市 宇城市 美里町 ) 救助 6 件 ( うち閉じ込め事案 5 件 )( 活動完了 :4 名救出 ) 救急 93 件火災 1 件 ( 鎮火 ) 上記以外 危険物漏洩 1 件 ( 措置完了 ) 宇土市役所庁舎半壊 大分県 由布市消防本部 ( 由布市 ) 救助 1 件 ( 活動完了 ) 救急 7 件上記以外 危険物漏洩 1 件 ( 対応中 ) 別府市消防本部 ( 別府市 ) 救助 6 件 ( 活動完了 ) 救急 22 件大分市消防局 ( 大分市 ) 救急 3 件 地震の概要 被害状況及び消防機関の活動状況等については 消防庁ホームページ ( 災害情報 )(http://www.fdma.go.jp/bn/2016/) に掲載されています 両会の動き 全国消防長会支部総会の開催状況について全国消防長会全国消防長会支部総会は 熊本県熊本地方を震源とする地震の影響により 下記のとおり変更となりました 支部名開催日開催地開催状況 北海道 4 月 19 日 ( 火 ) 札幌市 ( 北海道 ) 総会のみ開催 東北 4 月 22 日 ( 金 ) 仙台市 ( 宮城県 ) 総会のみ開催 関東 4 月 22 日 ( 金 ) さいたま市 ( 埼玉県 ) 総会のみ開催 東海 4 月 21 日 ( 木 ) 江南市 ( 愛知県 ) 総会のみ開催 東近畿 4 月 20 日 ( 水 ) 京都市 ( 京都府 ) 開催中止 近畿 4 月 21 日 ( 木 ) 守口市 ( 大阪府 ) 開催中止 中国 4 月 21 日 ( 木 ) 三次市 ( 広島県 ) 開催中止 四国 4 月 21 日 ( 木 ) 丸亀市 ( 香川県 ) 開催中止 九州 5 月 12 日 ( 木 ) 大分市 ( 大分県 ) 調整中 3
全国消防長会総務委員会の開催中止について全国消防長会総務委員会平成 28 年 4 月 18 日 ( 月 ) に和歌山市で開催を予定していました全国消防長会総務委員会は 熊本県熊本地方を震源とする地震の影響により 中止となりました 平成 28 年度科学技術分野の文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞受賞者の決定一般財団法人全国消防協会文部科学省では 科学技術に関する研究開発 理解増進等において顕著な成果を収めた者について その功績を讃えることにより 科学技術に携わる者の意欲の向上を図り もって我が国の科学技術水準の向上に寄与することを目的とする科学技術分野の文部科学大臣表彰を定めております 本年度 本協会から 平成 26 年度消防機器の改良及び開発並びに消防に関する論文 機器の部会長賞受賞者のなかから推薦をしておりましたが このほど 8 名の受賞者が決定し平成 28 年 4 月 18 日付けで表彰されましたので 下記のとおりお知らせします 受賞者及び受賞作品 氏名消防本部名作品名 1 則武亨名古屋市消防局スーパーホースネットの考案 2 大福彰吾名古屋市消防局スーパーホースネットの考案 3 宮﨑昇湖南広域消防局丸型ホースブリッジの考案 4 榎本宜薫横浜市消防局空気ボンベを使用する際のボンベの保護具の考案 5 内田精一城陽市消防本部火災種別に応じた消火訓練が出来る標的の考案 6 宝島健志金沢市消防局フレキシブルストレーナーの考案 記 7 藤塚真悟湖北地域消防本部滑り止めシートを使用した訓練用 AED パッド考案 8 中野功規湖北地域消防本部滑り止めシートを使用した訓練用 AED パッド考案 問い合わせ先 一般財団法人全国消防協会企画部企画課井口 早稲本電話 :03-3234-1321 E-mail:kikachosei@fcaj.gr.jp 4
消防本部の動き 行 事 防火太鼓で防火街頭宣伝を実施羽咋郡市広域圏事務組合消防本部 ( 石川 ) 羽咋郡市広域圏事務組合消防本部志賀消防署富来分署では 平成 28 年 3 月 21 日 ( 月 ) の祝日 管内のショッピングセンターにおいて 地元の子ども太鼓クラブの協力のもと防火太鼓と称した防火街頭宣伝を実施しました この防火街頭宣伝では 保育園児から高校生までの14 名が 火の用心 のたすきをかけた衣装をまとい 防火太鼓を響かせ 火事は人災防ぐはあなた使う火は消すまで気を付けて と唄を歌い 買い物に訪れた町民へ防火を呼び掛けました また 防火太鼓披露後には子どもたちが買い物客に防火チラシやポケットティッシュを配って 火の用心を呼び掛け防火意識の高揚を図りました 防火太鼓の様子 防火チラシ等配布の様子 消太 消子 ( イメージキャラクター ) が地元ラジオに出演枚方寝屋川消防組合消防本部 ( 大阪 ) 枚方寝屋川消防組合消防本部では 平成 28 年 4 月 7 日 ( 木 ) 当消防組合のイメージキャラクターとして活動している消太 消子が地元ラジオ局 FM ひらかたの ひらキャラ DJ タイム! という番組に出演しました 番組出演前には 京阪枚方市駅構内で火災予防を呼び掛けながらキャンペーンを行いました その後 駅なか Studio 779 に入り DJ との軽妙なやり取りのなか 自己紹介等を行いリスナーとの交流を深めました 生出演のため緊張した面持ち!? でしたが無事認知度アップを図ることができました キャンペーンの様子 ラジオ生出演中の様子 5
訓練 演習 解体予定の消防庁舎を利用した実践訓練を実施東大阪市消防局 ( 大阪 ) 東大阪市消防局では 平成 28 年 3 月 28 日 ( 月 ) から30 日 ( 水 ) までの3 日間 解体予定の西消防署旧庁舎を利用し 実践訓練を行いました 訓練は 鉄筋コンクリート造 3 階建の建物を屋上から1 階まで実際に破壊しながら進入し 要救助者を救出する 倒壊建物救出 危険物火災を想定した 泡放射 ( トレーニングフォーム使用 ) 耐火建築物での火災を想定した 放水及び屋内進入 などを行いました コンクリートの破壊や泡放射などの訓練は 普段なかなか行えないため 特に現場経験の少ない若手職員には非常に有意義なものになりました 今後もあらゆる機会を捉えて職員の警防技術向上に取り組んでまいります 研修等 訓練の様子 平成 27 年度震災対策研修会を開催習志野市消防本部 ( 千葉 ) 習志野市消防本部中央消防署では 平成 28 年 3 月 22 日 ( 火 ) 及び24 日 ( 木 ) 消防庁舎 5 階講堂において 東日本大震災から得た教訓 ~ 過去を忘れず 未来を考える~ と題して震災対策研修会を開催しました この研修会は 本市にも大きな被害をもたらした東日本大震災発生から5 年が経過し 復興とともに当時の被災状況や教訓が薄れつつあるなかで 消防本部においても当時の状況を知らない職員が増えてきていることから 今一度 当時の被災状況や活動状況を振り返り 震災から学んだ教訓を忘れないように改めて職員の間で認識の共有を図るとともに またいつ発生するか分からない震災に備え 消防本部として必要な準備を図っていくことを目的に開催し 2 日間で職員 73 名が参加しました 震災当時 千葉県に派遣されていた当市消防本部の職員が講師となり 県庁での緊急消防援助隊の対応や岩手県への応援活動 習志野市内をはじめとした千葉県内の被災状況などを写真や映像を交えて振り返りました 研修会の冒頭には 被災者や消防殉職者に対して黙とうを行い 哀悼の意を表するとともに 改めて災害に備えた日頃の準備の必要性を痛感する研修会となりました 研修会の様子 6
その他 寄贈高規格救急車配置式を実施 松戸市消防局では 平成 28 年 3 月 30 日 ( 水 ) 宗教法人自由宗教一神会代表役員淺見照一氏から高規格救急自動車の寄附を受け 当市八ヶ崎消防署において 配置式を実施しました 同署において救急車は 2 台配置となり 4 月 1 日より松戸市消防局 11 隊目の救急車として運用を開始しています 近年高齢化社会の進展等により救急需要が増加傾向にあるため 救急隊増隊による市民サービスの向上が期待されます 松戸市消防局 ( 千葉 ) 配置式の様子 平成 28 年度入間市消防少年団入団式を実施埼玉西部消防局 ( 埼玉 ) 埼玉西部消防局では 平成 28 年 4 月 3 日 ( 日 ) 当消防局入間消防署において 入間市長をはじめ多くの来賓の方々を迎え 入間市消防少年団入団式を実施しました 消防少年団は 少年少女に火災をはじめ地震やその他の災害に対する正しい知識を与え 団体生活の規律をとおして社会的徳性を養い 防火防災思想の普及啓発を図り あわせて社会に奉仕する立派な少年少女を育成していくことを目的として 平成 14 年 4 月に結成された団体です 今年度は 新入団員 20 名を迎え 総員 66 名で年間約 15 回の活動を行います 新入団員は 新しい制服に身を包み不安と期待が入り混じった表情で式に臨んでいましたが 七つの誓いを元気よく大きな声で宣誓し 今後の活動への大きな決意を感じさせてくれました 七つの誓いの様子 集合写真 消防本部の組織変更について 31912 厚木市消防本部 ( 神奈川 ) 構成市村厚木市 清川村 ( 非常備 )( 下線が変更 ) 平成 28 年 4 月 1 日から運用開始 消防本部のメールアドレス変更について 95021 徳之島地区消防組合消防本部 ( 鹿児島 ) 新メールアドレス tokunoshima119keibou@biscuit.ocn.ne.jp メールアドレス変更平成 28 年 4 月 6 日から運用開始 7
53013 京田辺市消防本部 ( 京都 ) 新メールアドレス soumu-fd@city.kyotanabe.lg.jp メールアドレス変更平成 28 年 4 月 7 日から運用開始 95014 垂水市消防本部 ( 鹿児島 ) 新メールアドレス t_syoubou@po.city.tarumizu.kagoshima.jp メールアドレス変更平成 28 年 4 月 12 日から運用開始 国等の動き 情報提供 第 15 回危険物事故防止対策論文 消防庁長官賞等の決定 (4 月 13 日 消防庁 ) 消防庁では危険物保安技術協会と共催で 第 15 回危険物事故防止対策論文 を募集していたところですが 今般 消防庁長官賞 (1 編 ) 危険物保安技術協会理事長賞 (2 編 ) 及び奨励賞 (3 編 ) の受賞者が決定しました ( 以下省略 ) 全文は 消防庁ホームページ (http://www.fdma.go.jp/info/2016/20160413-1.pdf) に掲載されています 問い合わせ先 危険物保安室企画係 消防庁各課室の直通電話番号は (http://www.fdma.go.jp/neuter/about/tel.html) に掲載されています 週間情報では 各本部の身近な情報を掲載していますので情報をお寄せ下さい 週間情報への投稿は企画課へ! TEL 03-3234-1321 FAX 03-3234-1847 E-mail : weekly@fcaj.gr.jp 8