Inventor2012 Step2 この章ではパーツ作成のコツやパラメトリックモデリング シュミレーションの為のアセンブリ拘束 データ管理などを行います M クラフト
目次 第 1 章パーツモデリング 1. パーツモデリング 2. パーツ作成のコツ 3. 演習 _ パーツモデリング 4. 3Dスケッチと固定作業点 8 9 10 17 第 2 章パーツモデリングの応用 1. 派生コンポーネント 2. パラメータ 3. スケッチレイアウト 30 36 47 第 3 章アセンブリ拘束 1. アセンブリ拘束 (1). モーション拘束 1~ 回転 ~ (2). モーション拘束 2~ラック & ピニオン~ 2. アセンブリ拘束 ~タッチ拘束 ~ 56 61 1
目次 第 4 章アセンブリ 1. コンテンツセンター 2. コンテンツセンターの編集 3. アダプティブ機能 4. アセンブリでの作業フィーチャ 5. 接触セット 68 79 86 93 98 第 5 章データ管理 1. プロジェクト 2. Pack & Go 3. スタイル 4. iproperty 5. 図面リソース 6. テンプレート 7. デザインアシスタントの活用 (1) ファイル名の変更 (2) ipropertyのコピー (3) 既存図面の流用 104 111 116 130 136 157 161 162 167 173 2
1.3 演習 _ パーツモデリング _ 手順 4 16. 修正 パネルから フィレット をクリックし 以下のように設定します 半径 :8 : モード選択 : フィーチャ 17. 左図のように内側のエッジを 1 箇所クリックします 18.4 箇所にフィレットが作成されます 上書き保存します 19. 2D スケッチを作成 をクリックし ブラウザ Origin の YZ Plane をクリックします 20. 参照図面を参考にスケッチし寸法を追加します 円弧の外側寸法は左図の様なアイコンが出る四半円点でクリックします 時計の 0,3,6,9 時にあたるところです パーツ作成のコツ _ 項目 4&5 3
1.3 演習 _ パーツモデリング _ 手順 5 21. 押し出し フィーチャで切り取ります 22. 左図のようになります 上書き保存してください 23. 修正 パネルから 穴 をクリックし 配置 が 直線状 になっていることを確認して左図の面をクリックします パーツ作成のコツ _ 項目 7 24.1 つ目のエッジをクリックします 寸法編集ボックスに 10 を入力します 25. 続けて 2 つ目のエッジをクリックし 寸法編集ボックスに 10 を入力します 4
1.4 3D スケッチと固定作業点 3D スケッチ 通常パーツを作成する場合の多くは 平面上にスケッチを描くことで形状は作成できます しかし一部のパーツでは (3 方向に曲がったパイプや2 方向から見て角度の付いたテーブルの足など ) 作成ができません そのような形状を作成する場合に3Dスケッチが有効です 3Dスケッチを作成する一つの方法として固定作業点を利用する方法があります Step2 参照図面集をご用意ください Z X Y 正面 3 方向に曲がったパイプ 2 方向から見て角度の付いたテーブルの足 右側面 固定作業点 固定作業点は作業フィーチャの一種で 作業点と違い座標を指定して作成します そのため作成された各点は各々座標を持ちます 次ページから固定作業点を使って 3D スケッチを作成する方法を習得します 5
1.4 3D スケッチと固定作業点 _ 手順 2 6. 赤い矢印の頭 ( 三角錐 ) 部分をクリックします 7.X の値に 4 を入力します 8. 適用 ボタンをクリックします 9. ブラウザに 作業点 1 が出来ていることを確認します 10. 適用 をクリックした後 OK ボタンを押すと同じ位置に作業点が 2 つ作成されてしまいますので注意してください Point! 6
2.1 派生コンポーネント _ 手順 1 ~ ミラーパーツをつくる ~ 1.Standard.iptを立ち上げます 2. スケッチを終了 ボタンをクリックします 3. 管理 タブの 挿入 パネルから 派生 をクリックします 4. ダイアログが開いたら 2.1_. 派生コンポーネント ミラー 派生コンポーネント _ ミラー.ipt を選択し 開く をクリックします 5. 派生パーツ ダイアログの パーツをミラー化 にチェックを入れます 対称平面は状況に応じて変更してください 既定は XY 平面です 7
2.2 パラメータ パラメータの関連付けの必要性 では何故パラメータの関連付けが必要なのでしょうか パラメータの関連付けが無いと 穴位置等が変更されない パラメータの関連付けがあると 穴位置等が変更される エクセルリンク エクセルとリンクさせることで設計関連情報からモデルの各寸法を編集することができます 1. エクセルで O リングの規格を選択 2. パラメータが変更になる 8 3. モデルサイズが変更になる
2.3 スケッチレイアウト スケッチレイアウト スケッチレイアウトを使ったパーツの作成方法についてご説明します コマ形自在継手を固定するためのブラケットを作成しますが ここでは 継手各部品のサイズと組付けの位置関係 ( レイアウト ) が分かっている場合を想定して作成する方法をご紹介します Step2 参照図面集をご用意ください スケッチレイアウトを作成 ブラケットの断面を作成 押し出しフィーチャで 3D 化 レイアウトの変更にも追従します 9
4.1 コンテンツセンターの活用 _ 手順 1 ~Auto Drop 機能 ~ 1.4.1_ コンテンツセンターフォルダから コンテンツセンター.iam を開きます 2. アセンブリ タブの 配置 を コンテンツセンターから配置 に切替えます Auto Drop ボタンが ON になっていることを確認します 3. フィルター 右の ボタンをクリックし JIS を ビュー 右の ボタンをクリックし 一覧 をそれぞれ選択します 4. カテゴリの 締結器具 ナット 六角 をクリックし JIS B 1181 仕上程度並等級 1 ーメートル を選択し OK します 5. ナットを配置するエッジに暫くマウスを合わせサイズを確認し クリックします Auto Drop 機能によりサイズを自動的に判別します 10
4.2 コンテンツセンターの編集 コンテンツセンターの編集 特殊なボルトサイズなどコンテンツセンターの標準以外のサイズは新規 に作成する必要があります コンテンツセンターの編集には読み取り / 書き込みライブラリが必要です ここではライブラリの作成から編集までを学びます JIS B 1180 C 全ねじ 標準テーブルには M5x22 はありません 標準テーブルを編集します 編集した標準テーブルでは M5x22 が選択できるようになります 11
4.3 アダプティブ機能 _ 手順 6 ~ アダプティブ機能の確認 ~ 26. アダプティブ機能を確認してみましょう ビューを左図の様に向けます 27. ブラウザの 本体 A を展開し 角度拘束 の上で右クリックし 修正 を選択します 28. 寸法編集で 20deg( ー 20deg) を 10 や 0 に変更します 29. 左図は 10deg の状態 30.0deg の状態 継手の状態によって BRACKET 形状が変更されるのがわかると思います 以上で終了です 12
5.1 プロジェクト設定 _ 手順 2 6. 左図赤枠の ライブラリ を選択した状態にします 7. 購入品 と入力します 8. 空白部分をクリックします 9. 頻繁に使用するサブフォルダ の上で右クリックし パスを追加 を選択します 10. フォルダ検索 ボタンをクリックします 13
5.2 Pack & Go_ 手順 3 11. ダイアログを設定します 宛先フォルダ : 納品用オプション :( チェックする項 ) 同レベルのフォルダにコピー リンクファイルを含む スタイルをスキップ テンプレートをスキップ 12. 検索開始 をクリックします 13. 詳細 ボタンをクリックします 14. 展開したところの 検索開始 をクリックします 15. 図面ファイルが見つかります 14
5.3 スタイル _ 手順 5 ~ 中心線の色を変更する ~ 21. 管理 タブの スタイルおよび規格エディタ をクリックします 22. 画層 を展開し Center Mark (ISO) をクリックします 23. 画層スタイル の Center Mark 行の色をクリックし左図水色をクリックし OK します 24. 画層から Centerline (ISO) をクリックし 23. 同様に色を選択します 完了 をクリックし 結果を保存します 25. 中心線の色が変更されました 15
5.5 図面リソース _ 手順 1 ~ 図面枠の作成 ~ 1. 新規図面テンプレート (Standard.idw) を立ち上げます 2. ブラウザのシート :1 を展開し 既定の図面枠 の上で右クリックし 削除 を選択します 3. 続けて JIS の上で右クリックし 削除 を選択します 4. ブラウザの 図面リソース を展開します 図面枠 の上で右クリックし 新規図面枠を定義 を選択します 5. スケッチ タブから 長方形 アイコンをクリックし左図のように長方形を作成します 16
5.7 デザインアシスタントの活用 (3) ~ 既存図面の流用 ~ 既存図面の流用 既存図面が存在しそのほとんどが流用できる場合 最初から図面を 作成するのは記入漏れや工数が掛かり無駄です 2 次元の場合元データをコピーし再利用していました しかし 3 次元の場合図面だけをコピーして使用することはできません 3 次元の図 面はパーツやアセンブリモデルを参照しているためです デザインアシスタントを使用するとこれらの関連を保持したまま再利 用することが可能になります ウィンドウズエクスプローラでコピーした場合との違いを確認してみま しょう Step2 参照図面集をご用意ください 例えばこの長さだけが変わる図面を作成したい場合 軸長 110 の図面 流用したい 軸長 120 の図面 17
Inventor2012 Step2 平成 24 年 5 月発行著者 : 田中正史印刷 製作 :Mクラフト = お問い合わせ = 神奈川県小田原市本町 2-2-16 陽輪台小田原 205 TEL 0465-43-8482 FAX 0465-43-8482 Eメール info@mcraft-net.com ホームページ http://www.mcraft-net.com 本書中の商品名は各社の商標または登録商標です 許可なしに本書の一部または全部を転載 複製することを禁止します 本書の一部または全部を用いて 教育を行う場合は書面にて上記宛事前にご連絡ください Copyright Mcraft