会長挨拶 工学同窓会会長犬養俊輔 SHUNSUKE INUKAI ご挨拶 千葉大学工学部長北村彰英 AKIHIDE KITAMURA 生年月日 / 昭和 22 年 7 月 1 日出生地 / 東京都卒業年度 / 昭和 45 年千葉大学工学部印刷工学科卒業 生年月日 / 昭和 24 年 9 月 23 日

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From Farm to Table 農学を志す君たちへ Graduate School of Agricultural Science Kobe University History 農学部 農学研究科の沿革 1949年 4月 兵庫県立農科大学開学 現 兵庫県篠山市 農学は 自然科学に加えて社会科

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14福岡高校同窓会P.1-6-4

A1 大町 G9 本間 S22 山崎 45 19% C22 武田 K0 渡辺 ( 祐 ) G15 伊敷 S22 山崎 C8 三ツ石 E11 川崎 G19 石井 46 18%

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率 九州 ( 工 -エネルギー科学) 新潟 ( 工 - 力学 ) 神戸 ( 海事科学 ) 60.0 ( 工 - 化学材料 ) 岡山 ( 工 - 機械システム系 ) 北海道 ( 総合理系 - 化学重点 ) 57.5 名古屋工業 ( 工 - 電気 機械工 ) 首都大学東京

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CAMPUS COMMUNICATION April No.83

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Chapter 1

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介 紹 と ご 特 し お の 員 役 会 窓 同!! 集 いるの て し 何 て っ 員 紹介します を 同窓会役 と ご し お な ない役員の主 ら か わ に 外 意 いてます 動 れ こ れ あ ぬって 勤務の合間を 星 野 広樹 さん 健康栄養学科 2010年卒 田 澤 祐 美 さん 理

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5. 政治経済学部 ( 政治行政学科 経済経営学科 ) (1) 学部学科の特色政治経済学部は 政治 経済の各分野を広く俯瞰し 各分野における豊かな専門的知識 理論に裏打ちされた実学的 実践的視点を育成する ことを教育の目標としており 政治 経済の各分野を広く見渡す視点 そして 実践につながる知識理論

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2019 年度 コース履修の手引 教職コース 司書教諭コース 学芸員コース

日目 < 男子 > 詳細 Aリーグ 法政二 A - 茨キリA 浜松南 B - 甲府工 B 法政二 A - 浜松南 B D 古賀 田邊 - 小野 倉橋 D 久保 野中 - 保坂 鈴木 D 古賀 小林 - 野中 増田 D 佐藤 平井 - 宮原 木下 D 鈴木凜 鈴木優 - 伊藤 村松 D 佐藤 平井 -

51 仲 田 茂 満 烏 谷 純 一 渡 辺 勝 介 福 岡 雅 人 和 田 豊 茂 鳥 越 博 之 石 山 靖 人 土 屋

協 議 会 事 務 局 長 民 生 委 員 協 議 会 会 長 身 体 障 害 者 協 議 会 会 長 老 人 クラブ 連 合 会 会 長 ( 平 成 25 年 6 月 1 日 現 在 ) 母 子 寡 婦 福 祉 会 会 長 手 をつなぐ 育 成 会 会 長 中 馬 惠 雄 元 野 濱 子 里 島

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9.H H H FD 企画特別講義 統計学をナゼ学ぶのか,FD 講演会 統計教育 tips ( 講師 : 狩野裕大阪大学大学院教授 ) 教員 20 名参加 平成 25 年度キャリア教育報告会 教職員約 10 人参加 平成 25 年度パイロッ

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式次第 1. 開会 2. 総合政策学部同窓会会長挨拶 3. 議長選出 4. 議案審議議案第 1 号 :2014 年度事業報告 (2014 年 10 月 1 日 ~2015 年 9 月 30 日 ) 議案第 2 号 :2014 年度決算報告議案第 3 号 :2014 年度監査報告議案第 4 号 :20

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( その 1) 履歴書 記入例 履歴書 記入例 (No. 1) フリガナ 英字氏名 氏名 生年月日 ( 年齢 ) 昭和 年 月 日 ( 満 才 ) ( - ) 性別 男 女 現住所 県 市 区 - - 本籍地又は国籍 都道府県名 ( 外国籍の方は国名 ) を記入 T E L - - ( 携帯電話 -

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4 月 1 日 ( 日 ) 4 月 2 日 ( 月 ) 4 月 3 日 ( 火 ) 入学式 ( パシフィコ横浜 ) オリエンテーション( 協生館 ) 入学合宿オリエンテーション 語学試験 流通論 1 流通論 2 戦略 1 戦略 2 4 月 4 日 ( 水 ) 合同授業 1 合同授業 2 合同授業 1

第174期 中間株主通信

6/ 小 高 孝 二 中 嶋 憲 一 小 町 谷 直 樹 m 愛 知 駒 ヶ 根 市 駒 ヶ 根 市 6/19 松 下 正 浩 m 静 岡 6/19 森 田 俊 一 5: m 愛 知 6/19 中 澤 俊 喜

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2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

夜だからこそ学べる

M 田 村 博 37 ( 宝 達 志 水 陸 協 ) 2 位 13"58 M 西 村 隆 則 39 ( 福 井 北 ) 1 位 12"30 ( 女 子 ) W 福 田 外 枝 75 ( 石 川 マスターズ) 1 位 21"65 W 北 田 聡 子 42

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調査結果からみえてきたこと 大学教育改革の渦中にあった 8 年間の学生の意識や学びの変化をまとめると 以下 3 点です (1) アクティブ ラーニング形式の授業が増え 自己主張できる学生が増加 大学の授業で際立って増加しているのが アクティブ ラーニングの機会です 特にこの 4 年間で ディスカッシ

長期履修制度とは当研究科の全専攻 全課程に適用する制度です 通常 標準の修業年限内に行うべき授業履修や研究を 指導教員とともに事前に計画を立てたうえで 標準の修業年限を超えて一定の期間にわたり長期的に教育課程を履修することが認められる制度です 長期履修は最大で標準修了年限の2 倍の期間まで認められ

2. 募集人員 学部学科 課程入学定員 国際教養学部 工学部 園芸学部 薬学部 国際教養学科 90 文学部 人文学科 170 法政経学部 法政経学科 370 教育学部 学校教員養成課程 390 数学 情報数理学科 44 物理学科 39 理学部 化学科 39 生物学科 39 地球科学科 39 計 20

成田市ダブルステニス選手権大会

経営理念 宇宙と空を活かし 安全で豊かな社会を実現します 私たちは 先導的な技術開発を行い 幅広い英知と共に生み出した成果を 人類社会に展開します 宇宙航空研究開発を通して社会への新たな価値提供のために JAXAは 2003年10月の発足以来 宇宙航空分野の基礎研究から開発 利用に至るまで一貫して行


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ふくでんかい便りvol11_表1

組H (表紙)


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Transcription:

平成 23 年 12 月 1 日発行第 38 号 千葉大学工学同窓会々報 38 2011 建築学科都市環境システム学科デザイン学科機械工学科メディカルシステム工学科電気電子工学科ナノサイエンス学科共生応用化学科画像科学科情報画像学科東京高等工芸学校のローソクバッジと千葉大学のシンボルマーク (P.28) 目次 1 工学同窓会会長挨拶 2 工学部長挨拶 3 4 建築学科 (Ⅱ 部会 : 木材 建築 デザイン工学科建築系 ) 5 6 都市環境システム学科 (Ⅹ 部会 : 都市環境システム ) 7 8 デザイン学科 (Ⅰ 部会 : 図案 彫刻 造形 意匠 デザイン工学科意匠系 ) 9 10 機械工学科 (Ⅲ 部会 : 金属 精機 機械 機械第二 電子機械工学科機械系 ) 11 メディカルシステム工学科 (Ⅺ 部会 : メディカルシステム ) 12 13 電気電子工学科 (Ⅳ 部会 : 電気 電子 電気電子 電子機械工学科電機系 ) 14 ナノサイエンス学科 (Ⅻ 部会 : ナノサイエンス ) 15 17 共生応用化学科 (Ⅴ Ⅸ 部会 : 工業 合成 応用化学 機能材料 物質工学 ) 18 20 画像科学科 (Ⅵ Ⅶ 部会 : 写真 印刷 画像 画像応用 情報画像工学科画像系 ) 情報画像学科 (Ⅷ 部会 : 情報 情報画像工学科情報系 ) 21 22 東高芸の会 高潮展 凡展 23 平成 22 年度工学同窓会事業報告 24 27 寄付者一覧 28 30 会員便り 平成 23 年度総会 懇親会報告 千葉大学工学同窓会 ホームページ http://chiba-kougaku-dosokai.jp/

会長挨拶 工学同窓会会長犬養俊輔 SHUNSUKE INUKAI ご挨拶 千葉大学工学部長北村彰英 AKIHIDE KITAMURA 生年月日 / 昭和 22 年 7 月 1 日出生地 / 東京都卒業年度 / 昭和 45 年千葉大学工学部印刷工学科卒業 生年月日 / 昭和 24 年 9 月 23 日出生地 / 東京都目黒区卒業年度 / 昭和 49 年東北大学理学部化学科卒業昭和 55 年筑波大学大学院博士課程化学専攻修了理学博士 ( 筑波大学 ) 私は自由でのんびりした千葉大学の校風が大好きです 伸び伸びと過させて頂いた大学生活 4 年間の中で じっくりと人間としての生き方を学び人生観をしっかりと作り上げる事が出来ました 社会に出てからも有形 無形で卒業生の先輩 同級生 後輩に多々お世話に成り卒業後のサラリーマン時代 独立後の経営者時代に沢山の方々に助けられて今日の私が有ります 最近になり 画像応用工学同窓会長や千葉大学経済人クラブの会長等の役職を頂く機会に恵まれて居りますが 大好きな千葉大学のお手伝いに成る事ならと力不足かなと思いつつ喜んで引き受けさせて頂いて居ります 工学部同窓会長は各学科 2 年ごとの持ち回りと成っていますが 短期間の中で少しでもお役に立てればと思い先日の同窓会総会にて出席者の方に同窓会に関するアンケートを取らせて頂き今後の同窓会運営の参考にさせて頂こうと考えました 主なアンケートの内容は 1アーカイブ資料の保存に力を入れて欲しい 2ホームページを多少お金を使ってでも充実させ 継続的にちゃんとしたものにして欲しい 3 学部 学生への支援をもっと会報などで宣伝すれば寄付も増えるのでは 4ビジネスインキュベーションにつなげる交流会 講演会を行って欲しい 5 会報の発行が年 1 回だけなので会としてのコミュニケーションが不足している 6アトラクションを入れてにぎやかにして欲しい 7 工学同窓会の役員は大多数が大学の教職員ですが 退職後の企業人を起用してはいかがでしょうか 主な御意見は以上ですが その他にもいくつかの御意見を頂きました 先日 千葉大教授で有り工学同窓会の幹事長の北村先生とアンケートに基いて打ち合わせをさせて貰い 以下の方針を決定し 実行していく事に致しました ア : 新規にホームページの充実を画り 定期的なメン テナンスを行っていく 制作には千葉大工学部卒業生が起業している会社にお願いする 来年早々 完成予定で進めています イ : 年 1 回の会報を2 回にします 1 回は今迄通り全員に郵送 もう1 回は年会費を払って頂いている会員のみに郵送して費用の大きい部分を占めている郵送料を節約する 会報の費用を細かく分析した結果 今迄の印刷費 発送費に無駄な部分も有り この様な形でなら2 回発行しても今迄の1 回発行分と費用的には余り変わらないのでは との試算に成りました ウ : 次回総会には千葉大学卒業生の歌手を呼んで会場を賑やかにします エ : 次回総会は千葉大学工学部卒業生が専務取締役をしている浦安ブライトンホテルで今迄より若干安い費用で行う準備を始めました 他にも御指摘のあったアーカイブの件等アンケートの御意見を今回で全て解決出来た訳では有りませんが やれる所から解決して行く事と早急で大きな改革には無理も生じるので 今回はアンケートを参考にさせて頂きながら若干の改革に取り組ませて頂く事に決めました アンケートの7の同窓会役員の大多数が教職員に関しては北村幹事長に検討課題としてお預けしましたので可能であれば次回総会で報告出来るかもしれません 経歴昭和 45 年 3 月千葉大学工学部印刷工学科卒業昭和 45 年 4 月三晃印刷 入社昭和 55 年 2 月 養誠社設立 代表取締役就任 養誠社を 帆風に社名変更代表取締役就任現在に至るシナジーコミュニケーションズ 取締役 ugo 取締役 SIMC 取締役クレアテック 取締役会長 この 4 月から工学部長を務めています 共生応用化学科に所属していますが 最近 5 年間は工学部を兼務とし 普遍教育センター長 さらには大学本部の理事 副学長を本務としていました 5 年ぶりの工学部への復帰ということになります よろしくお願いいたします 世の中では教育問題が常に話題になっています 以前はゆとり教育で代表される 初等 中等教育が話題の中心でしたが 最近は就職問題も絡めた高等教育 すなわち大学教育の在り方が話題になることが多くなっています どのような教育を行っているのか という声にこたえるために千葉大学工学部では教育の基盤となる 3 方針を策定しました 学位授与の方針 教育課程編成 実施の方針 学生受け入れの方針です 一般に日本の大学は入学すれば 4 年後には卒業できると思われています また 卒業時に渡される卒業証書も もらえるのはうれしいのですが 形式的なものと思いがちです 実際には 卒業証書は工学士という学位を与えたことを証明するもので 千葉大学が質の保証をしているのです このことを明確にするために 次のような学位授与の方針を策定しました 工学部の学位授与の方針千葉大学工学部は 以下を修得した学生に対して 学位を授与します 〇 自由 自立の精神 工学技術者として自己の目標を設定し その実現において新しい知識や能力の継続的な獲得に努め 社会規範を遵守し 常に自己の評価検証を意識する姿勢を身につけている 〇 地球規模的な視点からの社会とのかかわりあい 工学の社会的 文化的位置づけを理解し 技術の開発において グローバルな視点や地域の視点から持続的な社会の発展のために積極的に関与できる 〇 普遍的な教養 多様な文化 価値観の存在や人類や社会が直面する課題と工学とのかかわりを認識し それらを技術の開発 発展に対して生かす姿勢を身につけている 〇 専門的な知識 技術 技能 工学に関連して解決すべき問題を発見し その解決に必要な情報や知識をもとに多面的な視点から論理的に分析し 解決することができる 〇 高い問題解決能力 工学上の問題解決のために 情報通信技術を利用し 外国人を含む他者と協調 協働し さらに知的 財産権や倫理に配慮しつつ獲得した知識 技能 態度等を総合的に活用することができる この学位授与の方針に沿った教育を行うのが教育課程編成 実施の方針であり さらには 教育を受ける学生を選抜するのが学生受け入れの方針ということになります 今後はこれらの方針に沿って 教育改善を推進していきます これら教育の 3 方針と合わせて そもそも千葉大学工学部はどうあるべきなのかという命題は常に考える価値があります 日本が将来にわたって技術立国の地位を維持するためには優れた人材を育成する必要があり 世界を先導する研究を行う必要がある という考えが基本になると思っています このような考えから 工学部は大学の中でも重要な立場に置かれるわけです こと千葉大学工学部においては 世界を先導する研究を行っている教員のもとに優秀な学生が集まり世界的教育拠点が形成される との認識のうえに教育研究を行い さらなる発展を図る所存です 今後ともご支援のほど よろしくお願いいたします 3 月 11 日に起きた東日本大震災は 千葉大学にも大きな影響を及ぼしました 翌日 3 月 12 日は後期日程の学部入学試験の予定でしたが 交通機関がマヒしており また余震も頻発したため延期を余儀なくされました 結局 試験を行うことはできなく センター試験の成績を基本に合格を出すという異例の事態になりました キャンパスを歩いても 一見すると建物などに大きな被害は見られませんが それでもガラスが割れたり天井板が落ちたりと 千葉大学全体では約 1 億円の被害総額になっています 痛恨の極みは人的被害です 工学部ではありませんが 入学予定の学生 2 名が行方不明になりました 残念です ご家族が被災された学生の数は全学で 150 余名 工学部に限っても 23 名にのぼります また 工学部では 1 名の教員が被災されました 千葉大学では授業料免除等のほかに SEEDS 基金被災学生支援金制度を設け 経済支援を行っています また工学部学生と教員に対しては 工学同窓会ならびに工学部後援会において義援金の予算を計上していただきました ここに厚く御礼を申し上げます あらためて このたびの大震災で被災された方々にお見舞い申し上げるとともに 犠牲となられた方々のご冥福をお祈りいたします 1 2

建築学科 東日本大震災に対する学科内での取り組み 文科省による文教施設の被災度区分調査 方の節電状況の調査委員会が立ち上がっており それ る先進的な研究として注目されている 植物工場 を 2011 年 3 月 11 日に発生した東北地方太平洋沖地震 文科省から委託を受けて日本建築学会の耐震性能等 に協力して宗方准教授および宗方研究室は千葉県の 組み合わせて提案しています 2012 年 9 月にはこの により東北 3 県を中心として関東 東北の広範囲にわ 小委員会により東北 3 県 ( 岩手 宮城 福島 ) 及び関 JR 及び京成の駅舎の節電状況の調査を行いました 計画に基づく住宅をマドリッドに建設し その住宅を たって大きな地震被害 津波被害がありました 震災 東 3 県 ( 茨城 栃木 千葉 ) の文教施設における被災 計画系においても中山教授が浦安市や八千代市の病院 対象とした公開 2 次審査により デザイン性 省エネ 当日の西千葉キャンパス付近も震度 5 弱の揺れに襲わ 度区分判定調査が行われ 建築学科からは和泉教授 において 計画停電による困窮調査を行いました 性 快適性 市場性他合計 10 項目 ( 十種競技 ) で順 れ 地面がうねるような感覚を何度も感じるほどでし 中村准教授 柏崎助教 秋田助教 島田助教が参加し 位が決定します 本大会の目的は 次世代を担う学生 た 本震度重なる余震の中 揺れが治まった頃から各部署で建物の損傷状況と学生 職員 教員の安否確認が行われ 工学部関係においては工学部棟の一部で渡り通路のジョイント部分でコンクリートの剥落 居室の壁の亀裂などが確認されました それらの被害は建物において致命的なものではなく また既に耐震補強を施している工学部 15 ~ 17 号棟や 比較的新しい自然科学系総合研究棟 工学部総合研究棟などでは被害はほとんど見られませんでした 更には改修工事中である附属図書館の工事現場においても クレーンなどの重機が倒壊するようなことがなかったことはせめてもの幸いといえます 今回の大震災による被害調査や復興支援は 震災発生直後から関係省庁 各学会等団体により計画され 各地で進められてきました 建築学科においても 教員 学生が学科や大学の枠を超えてそういった活動に参加しておりますので その一部を紹介いたします 関東地方の被害に関する初動調査 日本建築学会関東支部の地震災害調査 WGにより1 都 6 県の初動調査が行われ 建築学科からは和泉教授 高橋教授 中村准教授 秋田助教 ( 関東支部地震災害調査連絡会の千葉支所幹事 ) 島田助教が参加しました 調査は震災後 1 ヶ月後の4 月下旬に行われ 1 千葉港湾部 ( 船橋市 習志野市 ) 2 利根川流域 ( 我孫子市 香取市 ) 3 印旛沼周辺 ( 佐倉市 成田市 ) の 3つの地域の被害を確認してきました いずれも湖沼や水田の埋立地に立地していたために発生した液状化現象や 地盤の不同沈下による建物基礎部の亀裂 破損 または屋根の落下や塀の倒壊といった被害が主であり 構造要素の座屈や破断といった振動被害は見られませんでした 写真 : 我孫子市における液状化現象 ました 関東 3 県では 主に小中学校 高等学校等の校舎 屋内運動場等に関して現地調査を行ったところ 上記の初動調査の場合と同様 液状化現象や地盤の不同沈下による被害が主に見られました これらの被害に対する復旧方法も含め 現地では様々な検討が行われました またこれらの調査には和泉 秋田研究室 高橋 大網研究室の学生も参加することもあり 学生にとっては地震被害の現実と建築構造の今後のあり方について考える貴重な経験となりました 東北 3 県に関しては構造要素の座屈 破断や接合部での被害のみならず 津波被害 地盤被害 非構造材の被害など多岐にわたり調査を行い 速やかな復旧がなされる手助けとなるよう最善を尽くしました またこれらの調査においては 関東地方の各大学の研究者だけでなく東北地方や近畿地方の研究者とも共同して現地調査や検討を行っており それぞれの専門分野における今後の問題点と対応策についても活発に議論が交わされました 写真 : 福島県における津波被害 この他にも 液状化現象による被害が甚大であった浦安市において被害調査のボランティアスタッフに建築学科の学生が数名参加しました この震災により発生した原発事故による電力不足に伴い 西千葉キャンパスにおいても3~4 月に計画停電が実施されました また7~9 月の夏期期間は全キャンパスで 15% の節電を実施するため 各教員 研究室において節電の取り組みが行われています こういった中 建築学会の光環境委員会の活動の一環として 震災後の関東地 ソーラーデカスロンヨーロッパ2012 工学部建築学科を中心に進められている次世代のソーラー住宅千葉大学案が ソーラーデカスロンヨーロッパ2012に 日本で初めて唯一選定されました プロジェクト案 : 今後 計画の進行に伴い デザインが変更される場合があります 千葉大学は この度 2012 年 9 月にスペインのマドリッドで開催されるソーラー デカスロン ( ソーラー十種競技 ) ヨーロッパ2012( 以下 SDE) において 次世代のソーラー住宅を建設し 総合的な性能等を競います 競技はその規定にもあるように 学生を中心に各種の検討 主催者との協議 設計 建設をおこない 建設された住宅の性能を競うものです 現在 工学部建築学科を中心として 医学部 園芸学部 教育学部など他の学部の協力を得て 全学をあげての組織体制を構築し 協賛企業 団体と連携し 2012 年の建設に向けプロジェクトを進めています ソーラー デカスロン (SD) は アメリカ ( ワシントン ) 大会は2002 年より5 回の開催歴があり ヨーロッパ ( マドリッド ) 大会 (SDE) は2010 年に続き 今回で2 回目の開催になります 2010 年秋に書類一次審査にて応募数 33チーム (47 大学 ) から世界 15カ国 20チームが選抜され 日本で初めて 唯一の参加になります 応募案は 日本の伝統的な家屋をベースに 軒の深い縁側や大きく開放できる窓 畳や障子など 日本の文化を織り込んだ計画となっています 屋根にはソーラーパネルを設置し 屋内には 千葉大学で行ってい が中心に次世代住宅のモデルを立案 実現する中で今後の建築や社会のあり方を学ぶことにありますが 先進技術を広く社会に提示 普及することも求められています 本学では 住宅を様々な技術が結実される総合技術として捉え 本大会を 日本発の高度な技術と優れた環境性能を兼ね備えた洗練された住空間と日本の環境先端技術を提案する場とすると同時に 日本の住宅産業や環境産業などの発展に寄与し また なによりも東日本大震災の震災復興後の住宅のあり方を考えるためのプロジェクトにしたいと考えております お願い プロジェクトの広報も得点となります 以下に本プロジェクトの詳しい内容が公開されています ご賛同頂ける方は facebookの いいね の投票をお願いします http://www.facebook.com/chibaunisde2012 http://omotenashi-house.jp/jp 新任教員自己紹介中村友紀子准教授 2011 年 1 月 1 日付で建築学コースの准教授に着任いたしました 神奈川県出身で 学部 修士課程は横浜国立大学で 博士課程を東京大学地震研究所で過ごしました 大学院修了後に新潟へ赴任し 前職は新潟大学 講師です 11 年ぶりに関東地方へ戻ってきました 千葉大学では 大変恵まれた環境で過ごさせて頂いており 有り難く思っています 専門はRC 造を主とする建物を対象とした耐震工学です 地震時の建物応答評価法や地震動強さと建物被害との関係 地震被災後の各種判定指標間との相互関係の分析等を行ってきました 少しでも建物の地震被害低減につながるような教育 研究活動を行っていければと考えています どうぞよろしくお願いいたします 3 4

都市環境システム学科 都市環境システム学科だより学科長 ( 教授 ) 中込秀樹 平成 22 年度から23 年度にかけての最大の出来事は 3 月 11 日に起こりました東日本大震災とその後の原子力発電所の事故でありましょう 同窓生の方々並びにその関係の方々の中にも直接の被害や間接的な影響を受けられた方もおられると思います 心よりお見舞い申し上げます 当学科の教員 在校生に関しましては 幸いにも人的な被害はありませんでしたが 何人かの方が家屋の被害を被ってしまいました また大学の各研究室に関しましては 地震によって物が倒れたり 棚から落ちたりということはありましたが 幸いにして教育や研究に支障が出るほどのことはありませんでした 私自身も3 月 11 日の午後 3 時前には 丁度西千葉駅構内のペリエ西千葉の本屋におりました いつものように雑誌を棚から取ろうとしましたら ぐらっと揺れて取れなかったので 最初は自分が貧血か何かになったのかと思いました その後揺れがいっそう激しくなりましたので地震だとわかりました 本屋の向かいのマクドナルドやはなまるうどんの店員さんは急いで屋外に避難していました 私自身は屋外が良いか このまま残ったほうが良いか迷いましたが 線路の下の建物であるので まず崩れることはあるまいと思い その場所に残りました 揺れが治まりましたら 研究室や学生が心配になりましたので 急いで自分の部屋に戻りました 工学部新棟の前では大坪先生や廣瀬先生が表に出ており ビルの高層階は揺れがかなり大きかったようでした 自室 (16 号棟 3 階 ) では扇風機が棚から落ちたり 本が少し床に散乱していましたが たいした被害ではありませんでした また大学に来ていない研究室の学生達にメールで安否確認をとったりしていました その日の午後から夕刻にかけて何をしていたかはあまり記憶に無いのですが 夜帰宅しようとしましたらたいへんなことになっていました 私の自宅は杉並区にあり 大学には自家用車で通勤していますが 当日は電車はもちろんのこと 高速道路も全て通行止めでした パソコンで渋滞情報を確認しましたが 夜中の 12 時を過ぎても あらゆる道路が大渋滞を示す真っ赤となっています それでもと思い 午前 2 時過ぎに大学の正門から車で出ましたら 大学のまわりも既に大渋滞で国道へすらも出られませんでした 30 分程渋滞の中にいましたが あきらめて大学の自分の部屋に戻って朝まで過ごすことにしました 翌朝 7 時頃に再度大学を出発しましたが やはり大渋滞は続いており 家に着きましたのは昼過ぎだった と思います また研究室の学生メンバーからも続々と無事のメールが届きましたが 中には外出先から自宅まで7 ~ 8 時間歩いた者もいたようです 今回の震災の影響により 全学の卒業式と入学式は中止となりましたが 例年通りのけやき会館における学科ならびにコースとしての卒業式 同じく入学式は無事行われました ただし謝恩会は残念ながら中止となってしまいました 私事ばかりで恐縮ですが 当学科の同窓生の皆様にも 今回の震災の経験は是非忘れないように心に刻み込んで頂きたいと思います 折あれば皆様方の貴重な経験や近況報告を当学科に是非お寄せ下さい 学科の窓口のアドレス (tu-info@tu.chiba-u.ac.jp) にお願いいたします またこの会報が出ます頃には 震災や津波による被害地域の復旧 原子力発電所のトラブル対応や放射能汚染による避難地域の状況が一段落していることを強く望みます 震災以外のトピックスとしましては 平成 23 年度よりA Bコース体制から完全にAコース一般枠 + 社会人枠体制に一本化されました ただしBコースの過年度生はまだ在籍していますので 引き続き該当する教育カリキュラムは継続しています また今年度より大学院に社会人枠卒業生を受け入れるべく 教育研究カリキュラムを整備中です また三年次編入社会人枠募集に関しましては 放送大学と連携して 放送大学科目群認証制度に基づく 工学基礎 の認証を取得した者は高校卒業後最短二年間で受験資格が得られるのですが 枠を広げる目的で 今回新たに 環境科学の基礎 の認証を取得した者も受験資格が得られることとしました この一年間も教員ならびに学生の受賞や活動が多く学科 HPに取り上げられていますので ご覧下さい (http://www.tu.chiba-u.ac.jp/) 昨年度の中井先生に引き続き 今年度は山崎先生がサバティカル研修によりスゥエーデン王立工科大学 (KTH) マドリード工科大学 インペリアルカレッジ ( 英国 ) 等にて研修中です 以上ご報告しましたように 震災等の逆風にも関わらず教員ならびに学生一同ますます元気に日々を過ごしております 同窓生の皆様のますますのご発展を祈るとともに 機会がありましたら是非指導教員や在学時の担任に近況等をお知らせ下さい 卒業生から思い出に残る授業都市環境システム学科 5 期生 西田直海 私が工学部都市環境システム学科に在籍した4 年間で 最も印象に残った授業についてお話したいと思います それは 3 年前期の 環境プランニング演習 2 でした ( 担当は 北原理雄先生 ) 演習は 1 年から3 年まで計 5 回 その主たる目的は 各地の まちづくり の実態調査で 仕組みや成り立ち 展開の仕方を肌で学ぶことにあります 私たちは 毎回の課題に対して 個人やグループでフィールドに出て調査 分析を繰り返し その地域にとって有効と思われる新たな提案をすることを求められるのでした 最も実践的で 力の入る科目です この年の演習地は 墨田区 向島 課題は 安心と安全のまちづくり でした 課題をどんな風に切り取るか まずは現場を歩き 写真や文章で気になったことを記録していきます 学問は すでに記述された情報を読み込むことも大事ですが 自分の足で何度も歩き 身体で獲得していく情報が基本なのだと思える瞬間でもありました 同じポイントでも 時間によって気づく事柄に変化が出たり 情報量が増すことで記憶が定着し 次第に向島の全体像が 浮かんでくるようになるのです しかし それでもなお 課題を解く切り口がみつかりません 週末の土 日を利用しての調査は10 回を超えていました 6 週目 気になる建物がありました 売り物件の小さな旅館で 名前を 桜井旅館 と言いました 永井荷風の 墨東綺譚 を彷彿とさせるようなたたずまいです 客のふりをして 中を見せてもらうと 小さな部屋がいくつもありました 昔 浅草の遊郭一帯が火事にあったため その機能が移ってきた名残だそうです 不動産屋いわく 壊して新築を建てるつもり ならば 壊される前に 一日だけこの旅館を使って何か出来ないかと考えました 建物の記憶を共有することが 安全と安心に結びつかないか検討しようというわけです 旅館を貸してもらえないか相談すると 1 日の家賃に50 万円を払うなら貸す との返事 こちらの意図を詳しく伝えるほど 建物を大事にする 建物を遺す 営業妨害 という図式となり 理解が得られません 不動産屋は青砥の業者であり 私たちは 地元愛がない業者が街を壊すのではないか と反発したものです そんな中で 私たちが不動産屋になって街に寄り添うようなシステムを作ればいい と思いつきました それが 地域密着型移動式不動産システム の提案です この不動産屋は 閉店した店舗のシャッターを開け その場所で地域の人々のニーズを探りつつ 店舗の新しい運営方法やリノベーションなどを模索 提案をしながら 借り手を待つのです 借り手がつくと 不動産屋自身が次の空き店舗に移り 次々と店舗に借り手を探すことで 通りに灯りがあふれ 人が集まり 結果的に安全で安心の楽しいまちを取り戻すという仕組みを考えました さっそく私たちは 鳩の街商店街 の空き店舗で シャッターを開けて掃除をしながら えんのしたのねこ不動産 = 通称 えんねこ不動産 という架空の不動産屋を開きました 不動産屋は架空のものですが 店舗は実際に大家さんと書類契約し 家賃を払って借りました ここは30 年間営業を続けた八百屋さんで そこからは次々と珍しい道具が出てきたので お店の前に並べました すると 通りがかった近所の人から声がかかります そこへまた人が寄って来てと このまちの歴史が古い道具を媒介に語られていきます そのうち あちこちから写真や資料が集まったり 差し入れが来たりと 次々に予想もしない面白ことが起こりました 大家さんも大いに乗り気で 家賃の分は 焼き芋を売って稼ぎなさいと 焼き芋を焼く手ほどきをしてくれました 場所を得たことで充実した日々が続きました 最終的には 十六夜の宴 と名付けた宴 ( うたげ ) を企画し 当日 たくさんの方が えんねこ不動産に集って 向島の将来について語り合うことが出来ました そして私たちは この場所で地域の人々の話を伺う中で よそ者である自分たちのフィールドワークがいかに甘いものであったかを思い知ることになります 前述の旅館にしても こちらの思いとは別に 残してほしくない 街の汚点だ と思っている意見もあることを知ります この日に至るずっと以前から 北原先生は この地域に地盤をつくり 静かに学生を見守って下さっていました また いよいよ困った時には すかさず飛んできて助けて下さいました そのことも含めて この授業を通して どれだけ多くのことを学んだでしょうか 忘れがたく大切な時間を持つことが出来ました 私の現在の活動も すべてこの延長線上にあり 出逢いと発見の日々が続いています 5 6

デザイン学科 デザイン学科だより に関わる多様な応用研究型プログラムを植物デザイニ 会員からの蔵書寄付 本年度は 平成 20 年に行われました工学部の改組 ングプログラムとして位置づけ 応用研究をマネージ 昨年度は昭和 35 年 ( 学部 8 回生 ) にご卒業された ます 素晴らしい書籍をご寄贈いただき そして現役 から 4 年目となります そのため 平成 24 年 3 月に できる未来のリーダーを育成することを目的としてお 城臺一徳様より 140 件を超える大変貴重なデザイン の教員および学生との交流の機会もお与えいただいた は 初めての デザイン学科 の卒業生が出ることになります 卒業生は 工業意匠学科からデザイン工学科 そしてデザイン学科へと 新たなる名前とともに 歴史が受け継がれることになります 同窓生の皆様には 当座は慣れない名前となりますが どうか暖かく見守っていただけることを切にお願いいたします さて 昨年の大きな変動としましては デザイン科学専攻としては初めての試みとして 園芸学研究科と共同で 日中韓等の大学間交流を通じた高度専門職業人育成事業 ( キャンパス アジア ) 植物環境デザイ ります 本プログラムは 3つの拠点で行われていますが 一番大きな拠点は 千葉大学の一番新しキャンパスである 柏の葉キャンパスの 環境健康フィールド科学センター です 柏の葉キャンパスには 多種多様な植物工場と 植物環境デザイニングプログラム用のスタジオがあります 不慣れな場所ではありますが 新たな緑のキャンパスをご覧いただければと思います 最後に デザイン科の異動についてお知らせします 平成 22 年度には 植田憲先生と寺内文雄先生が教授 関連の書籍をご寄贈いただきました H. リード氏の モダンアートの哲学 を始めとし 城臺様が学生時代 現役時代を共に過ごされてきた雰囲気のある書籍群です 後輩の学生諸君の勉強の足しにしてもらえるならば本望です できるだけ多くの学生が接することができるように とのことでしたので 恐れながらもご厚意に甘えさせていただくこととしました 今年の 1 月 14 日金曜日に本学科意匠形態学研究室の田内助教と修士学生が城臺様のご自宅に伺わせていただき 段 ことを心から感謝致しております いただいた書籍は 偶然にも進められていました工学部 2 号棟の改修工事により新しく改修された2 号棟 2 階教室前ロビーに できるだけ多くの学生が閲覧できる環境を整備する予定となっています 3 月 11 日の震災もあり この予定はいまだに実施されていませんが 今年度中には適切な管理ができると同時に学生のデザイン アートへのさらなる興味 関心を誘発するような空間の整備に努めたいと思っています この場をお借りして今一度 ニングプログラム 分野融合型プロフェッショナルス に昇進されました また平成 23 年度には 佐藤公信 ボール 10 箱にもなる貴重な書籍と図書目録をいただ 城臺一徳様に御礼の意を示させていただきたいと思い クールの創成 を獲得し 更なる飛躍を目指して様々 先生が教授に 小野健太先生が准教授に 同じく小山 いてまいりました その際に 城臺様と田内助教との ます どうもありがとうございます な活動を行っています この植物環境デザイニングプ 慎一先生が准教授に昇任されました これからも 教 間で深遠なるデザインとアートのとても楽しげな談義 ( 前年度デザイン学科長 ログラムは 主に日中韓の学生が一丸となって教育 研究を行うものです 本プログラムでは 都市におけ 員一同 デザイン学 の進歩と発展に向けて 従来にも増して努力する所存ですので 意匠系同窓生の皆様 がなされていたことを同伴した学生からも伺っており / デザイン科学専攻長久保光徳 ) る環境園芸デザインのプロフェッショナルを育成する におかれましても より一層のご鞭撻とともに 従前 ために 実践型プログラムを推進し 研究成果である の通りのご厚誼を賜りますようお願い申し上げます 植物による環境への貢献 を通じ 人々のクオリティ ( 平成 23 年度デザイン学科長 オブ ライフ (QOL) の向上を目指すものです 植物 / デザイン科学専攻長渡邉誠 ) 工学部 2 号棟リノベーション デザイン学科の建物が学生の提案によって改修され ました かつて新棟と呼ばれたビルも 30 年経って老 朽化が目立ち改修の運びとなったのを機会として 学 生の視点による新しい空間提案を取り入れようと 工 学部 2 号棟利用者参加型リノベーション計画デザイン コンペティション を実施しました デザイン 建築 都市環境からの学生混成を条件に 9 チーム計 60 人よ り参加があり 各チームは現地詳細確認 利用者ヒア リングなどのリサーチを実施し それぞれ異なる着眼 点からプロポーザルを行いました 提案と実現可能性 を厳正に審査した結果として選ばれたチームが 施設 部と教員の指導の下 実施設計 監理と半年以上の長 す また 展示ケースや映写機能などを備え ちょっ 期に渡る 学生にとってきわめてタフなプロジェクト としたプレゼンテーションなどが可能で 卒業生の方 を完遂し 無事に竣工となりました 改修範囲はおも による作品紹介やカジュアルトークなども行えます に建物内のパブリックエリアで とくに 1 階 2 階の 機会がありましたら新しくなった 2 号棟へぜひお立ち ホールは明るく開放的になって利用者にたいへん好評 寄りください です 提案のねらいどおり 集まってミーティングし ( コンテクスチャルデザイン研究室樋口孝之 ) 前年度の卒業制作展会場風景 たり 時間を過ごしたり よいかたちで使われていま 7 8

機械工学科 復興に向けて機械工学科のなすべきこと学科長森吉泰生 3 月 11 日の大震災は機械工学科にも多大な影響を及ぼしました 機械工学科の教員や学生が多く入居する14 号棟は耐震改修を行っていませんでしたが なんとか堪え忍びました 教職員や学生で怪我をする人がでなかったのは 不幸中の幸いでした その後 計画停電の影響もあり 入学式 講義予定 研究などにも支障が出ましたが 半年たって落ち着いてきました 今回の震災で 日本の物作り産業は多大な被害をうけました 今後の復興では 機械技術者が多数必要とされ 教職員は在学生の教育に一層尽力すると同時に 多くの卒業生が活躍してくれることを願っています 教職員の異動として 4 月から3 人の教員と1 人の技術職員が着任されました 加工 要素教育研究領域に富山大学から森田昇教授が 環境 熱流体エネルギー教育研究領域に日本大学から武居昌宏教授が システム 制御 生体工学教育研究領域に理化学研究所 /J STから菅原路子特任准教授が着任されました 技術職員として高松勇介さんが着任されました また 野波健蔵教授は 研究担当理事から経営戦略室長に異動され 引き続き千葉大学の発展のためにご尽力頂いております 前野一夫教授には評議員 副研究科長としてご尽力頂いております 教育研究に関して 4 月からCSPC( 千葉大学サイエンスパークセンター ) がJST 予算で整備され 機械工学科の多くの教員がこの施設を活用しています 国際交流も盛んになっています 上海交通大学と千葉大学の国際共同研究センターが7 月からスタートしました センター長には本学科の劉浩教授が就任 ( 兼担 ) されました バイオメカニクスを基盤とした基礎研究から応用研究までの学際的な研究教育拠点であり 産学連携 人材育成を目的とします 日本の復興のため 機械工学科の力が今まで以上に必要とされています 同窓の皆様におかれましては 一層のご支援とご鞭撻のほど 宜しくお願い申し上げます 着任のご挨拶森田昇教授このたび富山大学より本学に異動となり 9 年ぶりに古巣の加工物理学教育研究分野に戻って参りました ご縁を頂き 富山大学に単身赴任して9 年間 学内や北陸地域の方々に支えられながら お陰様で楽しく充実した仕事をすることができましたし 地方大学ならではの様々な貴重な経験と数多くの成果を得ることができました その経験と実績を活かして 本学におきましても微力ながら新たな決意のもとに教育と研究に専心努力を致す所存ですので 本学ならびに同窓会の皆様方におかれましては 今後とも相変わらぬご指導ご鞭撻を賜わりますようよろしくお願い申し上げます ところで 久しぶりの千葉大学は組織も環境も大きく発展 拡充しており やはり首都圏を代表する総合大学としての優位を感じざるを得ません 今後は 千葉大学の立地環境とスケールメリットを活かして より創造的で競争的な教育研究活動を通じて 未知の世界に踏み込むフロンティア精神と自らの道を切り拓くチャレンジ精神が旺盛な技術者 研究者を育成し 本学の発展に尽くしていきたいと考えておりますので どうぞご支援のほどよろしくお願い申し上げます 機械系教員 学生の授賞 (2010 2011) 2010 年 7 月 坪田健一准教授 JACM Award for Young Investigators in Computational Mechanics 2010 9 月 森吉泰生教授小型エンジン国際会議優秀論文賞 10 月 齋藤祐一郎君 ( 小林研 M1) 日本材料学会 関東支部学生研究交流会優秀講演発表賞 2011 年 2 月 坪田健一准教授日本機械学会第 23 回計算力学講演会優秀講演賞 3 月 森吉泰生教授 山田客員教授 窪山達也特任助教千葉大学工学部地域社会連携賞 3 月 後藤俊介君 ( 森吉研 D1) 自動車技術会大学院研究奨励賞 3 月 藤田恭平君 ( 森吉研 M2) 永吉将人君( 森吉研 M1) 自動車技術会関東支部学術講演会 BestPaper 賞 4 月 森吉泰生教授日本機械学会フェロー認定 5 月 三科博司准教授日本トライボロジー学会 Tribology Online The Best Paper Award 着任のご挨拶武居昌宏教授この度 2011 年 4 月 1 日付けで 千葉大学大学院工学研究科人工システム科学専攻機械系コースの教授として着任いたしました武居昌宏と申します このような世界をリードする大学の教員になれたことを光栄に存じます 私は 1995 年 3 月に早稲田大学大学院理工学研究科材料及び資源工学専門分野博士課程を修了し その後 日本大学理工学部機械工学科助手 専任講師 助教授 ( 准教授 ) 教授として 16 年間流体工学に関する学生の教育 および 混相流の計測と計算について研究をして参りました またこの間の2007 年には英国ロイヤルソサイティによるリーズ大学客員研究員として海外研修をいたしました 研究につきましては 混相流 可視化計測 画像処理とシミュレーションをキーワードとして 特に 流体可視化計測法のひとつであるプロセス トモグラフィー法のハードウェアとソフトウェアの基礎開発 不適切逆問題の解法 混相流工学への応用 および その産業への応用について 機械工学 電気工学 ソフトウェア工学 数学の世界的な専門家たちと共同研究を重ねてきました また最近は工学教育にも力を入れて アジアの工学教育の水準を上げることを奉職としております このような経験や今後の仕事が 本学の発展に貢献できれば 非常にうれしく思います 同窓生の皆様におかれましては 今後ともどうか ご支援 ご指導 ご鞭撻のほど よろしくお願いいたします 着任のご挨拶菅原路子特任准教授この度 4 月 1 日付けでテニュアトラック准教授として着任いたしました 菅原路子と申します 生物機械工学分野において 劉浩教授らのご指導のもと 研究教育活動に携わらせていただいております 専門分野は生体工学 特に細胞の運動に関するメカニズム解明とその医工学応用です 細胞の運動メカニズムに対して 力学の観点からはもとより 細胞内部における蛋白質の化学反応にも着目し 実験と数値解 析の両面からマルチフィジクス問題へアプローチしております 今後は 基礎研究だけではなく 医工学応用にも発展させられるよう 研究の幅を広げていきたいと考えております 機械系の学生にとっては 生物に関する問題に馴染みが薄いかもしれませんが 異分野を自らかきわけて前へ進む向上心や開拓心を身に着けてもらいつつ 生物 生命の神秘に少しでも興味を持ってもらえるよう 教育面でも努力する所存です 同窓の皆様におかれましては ご支援 ご指導 ご鞭撻のほど よろしくお願いいたします 着任のご挨拶藤原大悟助教この度 2011 年 1 月 1 日付でロボット工学教育研究分野の助教に着任しました藤原大悟と申します 2005 年 3 月に博士号 ( 工学 ) を取得し その後 2005 年 4 月から2010 年 12 月まで三菱重工業 ( 株 ) 名古屋航空宇宙システム製作所に勤務し 防衛航空機及び民間航空機の設計や研究開発 飛行試験作業等に従事していました 専門分野は 航空機 飛翔体の航空力学と飛行制御です 固定翼機や回転翼機 大型機や小型機を対象とし 制御則設計のための飛行運動モデリング 無人機自律飛行の制御則や制御システムの設計手法 有人航空機の耐故障制御手法等の検討を 研究と設計の両面から行ってきました 今後は これまでの研究を継続発展させ より高度な技術を目指すと同時に 技術基盤を固めて産業界への技術移転や実用化を促進し 制御技術と航空システムを通じて防災 減災や安全 安心社会の構築に貢献したいと考えています 教育は私自身初めての経験ですが 社会人経験を生かし 技術者としてのスタートラインに立つため最低限必要な基礎的知識とセンス そして社会人としてのマナーをしっかり身につけさせ 自立心を持ち 周囲と協調し 積極的に自らを向上させることのできる人材を育成したいと考えています 同窓の皆様のご指導 ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます 9 10

メディカルシステム工学科 学科紹介 卒業生 電気電子工学科 機関を含めて 5カ国8研究教育機関間の国際協力 医 就職 進学状況 工の学際連携によって 次世代リハビリテーションシ ステムを実現するための学問体系の構築を目指して 第二回次世代リハビリテーション医工学シンポジウム 2 シンガポール I R 千葉大学JSPS共同ワークショッ プ2010 シンガポール 写真 2010 3T in 3A国際 シンポジウム 中国 千葉大学国際医工学セミナー を開催したほか 国際共同協力活動も積極的に行った 兪 文偉 本学科は 一学年40名程度の少人数教育により 医療 福祉 健康に関する基礎から実践までをカバー する密度の高い教育を推進しております 特に フロ ンティアメディカル工学研究開発センターとは従来に も増して連携を強化しており 工学系教員だけでは実 施が困難な高いレベルの医学系教育も可能になってい ます 平成22年度においては 千葉大学サイエンスパー クセンター内に最新鋭のX線CTやX線撮像装置などの 機器が整備され 本格的に稼働を始めました 病院に おける診療の制約を全く受けずに 自由に医工学の共 同研究にこのような機器を利用できる大学は全国でも ごく限られており 当学科の教員も積極的に参画して います 今後 大きな成果が期待されるところです 平成22年度の卒業生の進路ですが 卒業生の70 が博士前期課程に進学しました この年 メディカル システムコースの博士前期課程及び後期課程を希望す る他大学生や留学生が例年になく多かったため 入学 試験は高い倍率となりました その一方で 厳しいと 言われた就職活動は順調に推移し 浜松ホトニクス 東芝インフォメーションシステムズ システムロード 日立メディコ 日機装 八千代エンジニアリングなど に就職することができました 学科Web URL: http://www.tms.chiba-u.jp/ 学科長 山本悦治 前野創一君 学部4年生 田村研究室 が ライフサポート学会奨励賞を受賞 ライフサポート学会は 福祉工学 生活 生命支援 工学分野の研究および情報交換を行う学会として設立 され その趣旨に鑑み ライフサポート学会奨励賞と して人格 学業ともに優秀で 関連分野の発展に積極 的に取り組んだ学生を表彰しています メディカルシ ステム工学科では 卒業研究 指尖容積脈波を利用し たストレス評価方法の提案 を行った前野創一君が受 賞し 平成23年3月5日 第20 回ライフサポート学会フロン ティア講演会でその研究内容 を発表するとともに 表彰を 受けました 新任教員自己紹介 中口俊哉 准教授 2010年10月 に メ デ ィ カ ル シ ス テムコースに着任しました中口俊 哉です 研究は医療教育 訓練シ ステム 診断 治療支援システム 生体特性計測などに取り組んでお ります 学生時代に専攻した電気 電子工学と 前任の融合科学研究科 知能情報コースで 培った情報 画像工学の知見を生かし 今後さらに守 備範囲を広げて本学の医工学研究の発展に貢献したい と考えております 皆様今後ともご指導 ご鞭撻のほ ど宜しくお願いいたします 田村 俊世 石井琢郎君 五十嵐研究室 が学長表彰 並びに研究科長表彰 メディカルシステムコースで学 業に勤しむ石井琢郎君が修士課程 における学業優秀者に選ばれ 学 長と研究科長から表彰の栄誉に浴 しました 石井君は修士2年間に 英文論文2編 国際 国内学会発 表6編 国内特許出願1件の業績を挙げており 昨夏に はイスラエル ヘブライ大学に滞在して研鑽を積むな ど 今後国際的に活躍することを予見させる人材に成 長しております これは彼の才能だけでなく それを 育む多くの教員やスタッフの組織力あってのことと存 じます 今後とも皆様のご指導 ご鞭撻をよろしくお 願い申し上げます 五十嵐 辰男 研究室URL http://nlab.tms.chiba-u.jp 日本学術振興会アジア アフリカ学術基盤形成事業 次世代リハビリテーション医工学国際研究教育拠点の 形成について H22年度は 本学科の教員が中心となっている日本 学術振興会アジア アフリカ学術基盤形成事業 次世 代リハビリテーション医工学国際研究教育拠点の形 成 の2年目である 千葉大学 上海交通大学 中国 Ngee Ann Polytechnic シンガポール の三つの拠点 11 電気電子工学科便り 残間忠直先生の着任のご挨拶 康志 平成23年4月1日付けで大学院 新生電気電子工学科が発足して 工学研究科人工システム科学専攻 4年目になり 1期目の卒研生が研 電気電子系コースシステム 制御 究室に配属され 卒業研究に勤し 分野に着任しました 名古屋大学 んでいるところです やっと本来 大学院を2000年に修了 博士 工 の電気電子工学科の姿に回復で 学 した後 三重大学工学部に 学科長 劉 き 大変うれしく思います てこれまで助手 准教授と勤めてまいりました 今年最大の出来事は 何と言っても 3月11日に起 専門分野は システム制御です なかでも最近はク きた東日本大地震と福島第一の原発事故です 被災さ リーンエネルギー自動車に応用されるモータの制御や れた方には謹んでお見舞い申し上げます 一日も早く ネットワークを介する位置決め制御や小型ロボットの 復興できることを期待しています また 震災の影響 追従制御などの最適化に取り組んでおります 本学の で企業の採用も遅れ まだ就職が決まらない学生もい 学生のポテンシャルの高さや熱意もさることながら ます 是非同窓生の皆様方のご支援をよろしくお願い 教職員の皆様の教育研究水準の高さに圧倒される毎日 申し上げます です これからも周囲の方々の温かいご支援を賜り さて 学科の近況ですが まず自然科学研究科長な 微力ではございますが精一杯努力してまいります 今 どを歴任された島倉信先生が定年退職されました こ 後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします れまでに本学科を支えてきたベテランの方が年を追う ごとに退職され 世代交代が進んでいるところです 世代交代をスムーズに行い 本学科をより発展させて 中村雅一先生の転出のご挨拶 約10年半にわたって在籍した千 いくために 学科の教職員一同が日々努力しています 今年4月1日付けでシステム設計教育研究分野の准 葉大学を退職し 平成23年5月に奈 教授として 三重大学より新進気鋭の残間忠直先生が 良先端科学技術大学院大学 着任されました 残間先生は電気システムの制御で活 NAIST 物質創成科学研究科に特 躍されている方です 今後 本学科においてますます 任教授として赴任致しました 千 ご活躍されることを期待しております 葉大在職中には 独立行政法人化 大学の最重要な使命は人材育成であることを肝に銘 電子機械工学科から電気電子工学科への改組 21世 じ 本学科では教育の改善を絶えず進めています 特 紀COEやグローバルCOEの運営など めまぐるしい変 に 学生の主体性 積極性を引き出すようにさまざま 化を経験させて頂きました 教職員の皆様だけでなく に創意工夫しています 例えば 今年1回目となる 音 学生の方々にもいろいろな面で助けられ 有意義な時 づくりコンペ では 学生にスピーカを作らせ 音の 間を過ごすことができたと思っております 同窓生の 良さを競わせました 皆様にもこの場をお借りして御礼申し上げます NAISTで は グ リ ー ン デ バ イ ス 研 究 室 web その他に 嬉しいニュースとして 学部と大学院の 入試倍率が順調に上がってきています これによって http://mswebs.naist.jp/labs/greendevice/ を主宰す より質の高い学生が進学してくれることが期待でき る立場になり 忙しい日々を送っております 研究室 本学科の発展には追い風になります 名だけでなく周りの環境も緑にあふれており 合宿気 さらに 過去一年間に本学科の教員が 電気学会フェ 分で院生たちと研究に没頭できる環境です OB/OG ロー 市村学術賞 貢献賞 安藤博記念学術奨励賞 の皆さんも お近くに来られる際には是非お立ち寄り 国内外の学術会議表彰などを多数受賞されました 下さい 以上 ご報告と共に 同窓生の皆様には引き続き本 学科を応援していて頂けるようお願い申し上げます 12

ナノサイエンス学科 定年退職するに当たって思うこと島倉信 2011 年 3 月末をもって 定年退職いたしました 千葉大学工業短期大学部電気工学科の助手として千葉大学に赴任したのが1974 年 2 月 1 日で 短大の廃止にともない2 年後には工学部に配置換えとなりましたが 37 年 2ケ月の間千葉大学で過ごしたことになります この間 多少なりとも千葉大学に貢献できたのではないかと思っています 総合メディア基盤センターの新設 ギガネットワークの設置 スーパーコンピュータの導入 また大学院自然科学研究科への博士前期課程の設置と区分制大学院 ( 博士 5 年の課程 ) への改組などです これらの実現には多くの時間を割くことになりましたが ある意味充実した時間でもありました ただ一つの棘は 千葉大学にとって大学院自然科学研究科の廃止と4 研究科の設置が真にあるべき姿だったのか という疑念です 37 年という時間は 千葉大学が発足しておおよそ 65 年であることを思えば 決して短い時間ではありません 1945 年生まれなので 戦後日本の社会状況の変化とともに生きてきたということでしょうか 戦後間もなく新たな教育制度が発足し 新制大学が設置されました 中学生の頃には 工学部に多くの新学科が創設され また工業高等専門学校が新設されています これは日本の高度経済成長期と符合しています その後 1960 年代中ごろには大学院の充実が図られ 千葉大学にも大学院工学研究科 ( 修士課程 ) が設置されています 戦後の新制大学の設置が第 1 次高等教育改革とすれば 60 年代半ばの大学院の新設と充実は第 2 次高等教育改革でしょうか 大学院自然科学研究科は20 数年前に後期 3 年博士課程の大学院として発 の帰属意識の強さと 博士前期課程の学生定員の巨大さ ( 学部定員の約 70%) は 自然科学研究科を解体の方向に向かわせ 現在の組織となっています 改組後時折 6 年一貫教育 という言葉を耳にしましたが 学部と大学院の教育理念を明確にすることこそ重要であり 学部での専門基礎教育の徹底こそ研究を主体とした大学への一歩ではないでしょうか 話は変わりますが これまで地殻変動の電磁気的予測可能性に関する観測的研究を行うため 房総半島の鋸南町勝山 館山市 沼田市で電磁波の観測を行ってきました そう簡単に結果の出る問題ではありません 沼田 勝山での観測は いずれも3 月 11 日の東北地方太平洋沖地震の震源域を含む広い領域での電波擾乱を対象とした観測でしたが 電磁気的プリカーサ (precursor) を見出すには至っていません これまで電波擾乱を惹き起こす領域を見出すため 様々な到来方位測定法を検討してきましたが これまでと違って時間的制約がないためゆったりとした気分で思考できるためか なぜ気が付かなかったのか と思える事柄を発見し 驚くことしばしばです 成果だけが求められる喧騒な大学から 思考に十分な時間が取れる静かな大学になれないものでしょうか 千葉大学は現在 沼田市から市有地を無償で電波の観測地として借用しています 新たな到来方位観測法については 理論的確かさが実証される必要があります 沼田市とはこれまで以上に連携を深め 新たな到来方位観測法の確立を目指したいと思っています これにより 簡単な観測システムで地球大気圏での放電現象の発生頻度分布地図を准実時間で作成したいとの夢が実現できるのではないかと思っています ナノサイエンス学科の紹介 学科長 石井久夫 平成 20 年 4 月の工学部改組に伴い 新しく発足したナノサイエンス学科では 1 期生のうち34 名がこの春に卒業研究のため研究室に配属されました また 3 月には1 期生の大石君が早期卒業し ナノサイエンス学科と連携している融合科学研究科ナノ物性コースに進学しました 写真は学位記授与の様子です 震災直後のため祝賀会などは開きませんでしたが 当学科最初の卒業生かつ同窓会メンバーの門出をささやかに祝いました 新 4 年生となった1 期生たちの進路は学科としての大きな関心事です 現在のところ 就職するのは若干名で ほとんどが大学院を志望しており 4 年生 34 名中 30 名と早期卒業希望の3 年生 2 名がナノ物性コースを受験しております 彼らが卒業研究を終えて無事卒業することで 学年進行も終了し ナノサイエンス学科も一人前の学科の仲間入りとなります 教員に関しましては 学科発足時から物理数学を中心に熱心な講義をしてくださった植田毅准教授が東京慈恵会医科病院の教授として転出されました ナノサイエンス学科は教員数が少ないので 植田先生には非常勤講師として引き続き授業を担当していただいております 以上 学科の近況をご報告させていただきました 意欲あふれる学生を送り出してゆけるよう 教員一同 教育 研究に励んで参りますので ご支援のほどよろしくお願いいたします 勤しんで参りました 大学院も 最初は 工学研究科 すぐに自然科学研究科ができて 多様性科学専攻という 工 理 園芸と他の学部も含めた複合教員集団の専攻に所属しました この斬新な教員集団での思いがあって 現在も融合科学研究科におります 教育面での思い出は 転任直後に課外活動部会の委員長やら飛び級の準備と実施 物理教員集団等でのお手伝を通して 学内の多くの先生にご援助いただいたことです 地域連携では ベンチャービジネスラボ関連で県内外の企業の方々や 他大学のベンチャー関連の先生と知り合いになり 大いに教えていただきました これは今でも本学の学部 大学院講義のご援助につながっております 研究面では 日本物理学会の世話人から始まって 領域の代表やらシンポジウムのお世話等奔走したことが思い出されます 国際連携活動では なのはな量子伝導国際シンポジウム を西千葉で10 回程度開催でき 国内外から量子伝導関連の先生 研究者の方々を多数招待し ご講演いただき いろいろとご指導いただき 本学のナノサイエンス分野の教育研究進展に多少なりとも貢献できたものと思います そして 融合科学研究科になってから本格化した国際連携講義科目の新設や修士英語プログラム開講のための強力なサポート体制構築に役立ったと思います ご存知のように 現在大震災を含め 日本の大学はまさに厳しい環境におかれております このような状況で定年を迎えますのは 大変に複雑な思いですが 教職員皆さんのご努力により 更なる発展が有りうると信じています 幸いにも 我々寄合所帯の団塊とは異なり 現在中堅で活躍の先生は 少数精鋭かつ強力です この難局を乗り越え 本学を持続的に発展させる力がみられます 日本の得意技 ナノサイエンスは千葉にて盛り立てていく これをぜひともお願いいたします 追悼岡本紘先生去る6 月 11 日 享年 69 歳でお亡くなりになりました 先生は 平成 4 年 新設の機能材料工学科の教授として 足しています その後 理工園 3 研究科 ( 修士課程 ) を廃止し 自然科学研究科 ( 博士課程 ) は区分制大学院に改組されました 区分制大学院は2 年間で修了可能であり かつ3 年から入学可能な5 年制の博士課程です 漸く 本来の姿? の大学院が千葉大学に設置されたとの思いは私だけではなかったと思います しかしながら 自然科学研究科を構成する専攻と学部を構成する学科の編成が異なるため 学部と大学院の運営 空電 ( 雷 ) 観測システムを開発中 ( 左 ) ナノサイエンス学科のますますのご発展を! 落合勇一私が工学部の助教授に着任しましたのは 今から20 年前の平成 4 年の3 月 筑波大学物質工学系講師からの転任でした 当時の西千葉キャンパスは 今のように高い建物は多くなく 緑が豊かでした 当時高層の自然科学研究棟 1 号館の 着任され 量子構造半導体光材料工学分野の研究室を立ち上げられました 以来 12 年余りの間 千葉大学で教育 研究に邁進されました 学科改組に伴い 物質工学科 電子機械工学科と所属が変わりましたが 一貫して 超高速光デバイスに関する基礎研究を進められ 学術的にも多大な貢献をなされました 研究室では パワーと存在感のある先生でした 戦略を立てて 強靭に突き進む姿に 薫陶を受けた多くの学生や私たちスタッフは多くのことを学んだと思います 先生は釣りがお好きで 研 は複雑なものとならざるを得ませんでした 大学院 仮住まい以来 機能材料工学科を 究室で鴨川に行ったり 鹿児島や仙台での学会後に近く 学部の運営の複雑さを解消し かつ研究の推進と大学院教育 学部教育の充実を図るべく千葉大学でも大学院組織の模索が始まりました 先生方の学部 学科へ 落雷 ( 右 ) 経て 物質工学科 電子機械工学科 そしてナノサイエンス学科と名前は変わりましたが 基礎応用含め量子伝導一筋の教育研究でした 以来 研究室所属の学生さんと 皆元気でかつ真剣にナノサイエンスの研究テーマに の波止場でご一緒に釣りをしたりしたこともありました その時の普段とは違う一面もとても印象的でした 謹んでご冥福をお祈りいたします ( 松末俊夫 坂東弘之記 ) 13 14

共生応用化学科 共生応用化学科近況共生応用化学の学科長に今年 4 月より拝命してお 取りやめるという異常な事態も頻繁に見られました 福島原発事故の悪影響がこのような形となって 中平隆幸先生のご退職によせて中平隆幸先生は平成 23 年 3 月末日をもって定年退職 エピソードが語られたことも 先生のお人柄がうかがえるのではないかと思います 研究室の学生は中平先 ります 共生応用化学科は 現在 14の研究室に加えて廃棄物管理施設が加わり 実質 15の研究室で学生の教育研究を行っています 学科の教員は 教授 14 名 准教授 13 名 助教 9 名 特任准教授 1 名の37 名に加えて 技術専門職員 技術職員各 1 名 学科事務員 2 名が学科の運営を様々な角度から支援しています 3 月 11 日の東北沖地震の影響は当学科にも起こりました 2 年生の学生 1 名が 家を津波で失うという被害を受けています さらに 震源に近い大学に比較すれば小さいものかもしれませんが 建物の 現れました とにかく 4 月まで研究どころでは無い状況が続きました 5 月 26 日には 松韻会が開催され当学科関連では 原田義也先生 堀善夫先生 上松敬禧先生 杉田和之先生 服部豪夫先生の5 名がご出席され 往年と変わらないお元気なスピーチを披露されていました 7 月 3 日には後援会が開催され 当学科では30 名の学部生の保護者が参加されました 就職状況などに関心を持たれているようで 質問が集中しました ところで この学科紹介で 平成 22 年度の日 を迎えられました 本学に着任された昭和 49 年から 37 年間の長きにわたる懇切丁寧なご指導ご鞭撻に対して 改めて感謝申し上げます 2 月 22 日に行われました中平先生の最終講義 研究回顧 私のやってきたこと やれなかったこと では 東京大学卒業後に進学されたイェール大学での隣接基間相互作用の実証 ミシガン州立大学での隣接発色団間の励起エネルギー平衡 そして本学における光エネルギー捕集 伝達ならびに電荷分離に関する研究について 当時の時代背景とともに紹介していただきました 華美を嫌い質素を旨とする中平先生のご意向を尊重し 最終講義の案内はホームページ上のみに 生の熱意への感謝を込めて 2 月 17 日には趣向を凝らした追いコンを開催してくれました 中平先生の似顔絵が描かれたケーキや着任された年のワインなどを記念品として贈呈し 感傷的な余韻を感じつつ 先生の永年の労をねぎらうことができました 厳しくも情熱をもって学問に臨む伝統を継承できるよう 今後も研究室一丸で精進する所存です 中平先生は退職後しばらくゆっくりと過ごされると伺っておりますが 健康に留意され 今後のますますのご健勝とご活躍を祈念いたします ( 谷口竜王記 ) 被害も甚大でした 例えば 6 号棟 5 階の 3 年生用 経新聞社主催 テクノルネサンスジャパン 企業に とどめておりましたが 多くの OB OG に出席してい 学生実験室の実験器具収納棚が 壁から剥がれ殆ど 研究開発してほしい未来の夢アイデア コンテス ただきました 最終講義終了後には 中平先生のお計 のガラス器具が破損しました さらに毎年 4 月初め ト で 東レ賞 受賞した修士 2 年生の阿保芙美奈 らいにより松韻会館でミニ同窓会を開催することもで に行っている入学前の新入生オリエンテーション合 さん 松丸晃久君にコンテストの報告をしてもらい きました 宿を中止しました また 計画停電の影響も多大でした カリキュラムの変更を余儀なくされ 普段静かな土曜日の午後も授業が組み込まれ 賑やかな学生の往来が7 月 16 日まで見られました 学生にとっては少々不便な勉学環境を強いられた学期でした 教員にとっても 研究環境への影響は計り知れないものがありました 3 月の日本化学会を始め 多 ました 当学科出身の大学院生は 平成 21 年と連続してこのコンテストで受賞しています 8 月 6 日にはオープンキャンパスが行われました 朝 9 時から夕方の5 時近くまで4 回に分けて学科説明会を行いました ( 写真 ) 参加者は207 名で 昨年の251 名 一昨年の174 名と200 名前後で推移しています 参加者には 受験生だけでなく保護者 私は平成 15 年から本学で中平先生のもと教育研究活動に携わってきましたが 研究室のゼミで学生が読み切れていない文献を紹介したり 解釈が不十分な実験データを報告したりした際に 中平先生が鋭く指摘なさる姿勢が印象に残っています 東日本大震災の影響で6 月 7 日に行われた学科送別会で 多くの先生から大学運営における中平先生の厳格な姿勢についての くの学会が中止に追い込まれました さらには 留 が夫婦揃って参加する光景も見られました 中には 学生の多くが突然帰国したり 関西方面に避難するという事態が頻繁におこりました 教員は 3 月から4 月にかけて学生の安否確認に追われました 研究生として 4 月から入学を予定していた留学生が 受験生より熱心に説明に聞き入るご両親もいらっしゃいました ( 島津省吾記 ) 学生の受賞 ( 平成 22 年 8 月以降 ) ( 敬称略 ) 野口拓也 H22.8 日本化学会第 4 回関東支部大会 : 学生講演賞 ( バツビツール酸修飾されたオリゴチオフェン超分子素子による一次元ナノ構造の構築 ) 遠山郁 H22.10 The 14th International Conference on Miniaturized Systems for Chemistry and Life Sciences(MicroTAS 2010):Young Researcher Poster Award (Isolation of Cell Nucleus by Short-Time Chemical Treatment in Carrier-Medium Exchange Microchannels) 菅谷紗里 H22 第 3 回企業に開発してほしい未来の夢アイデア コンテスト : 村田製作所賞最優秀賞 ( ガスセンサー付きIC TAGで おいしい! プロジェクト) テクノルネサンス ジャパン賞 ( 食品品質可視化シール ) 阿保芙美奈, 松丸晃久 H22 第 3 回企業に開発してほ しい未来の夢アイデア コンテスト : 東レ賞最優秀賞 ( 温度応答性高分子を用いた砂漠の緑化大作戦 ) 宮武知己 H22 工業英検文部科学大臣賞増渕茉奈美 H22.11 第 22 回化学とマイクロナノシステム研究会 Poster Award ( ピコリットル秤取アレイ構造を利用した多重脂質膜チューブの作製 ) 大理伸哉 H22.11 3rd International Congress on Ceramics:Good Poster Presentation Award for Young Researcher (Effect of the Starting Materials on the Microstructure of Ce-TZP/BaAl 12 O 19 Composites) 岡山玲子 H22.12 2010 年度炭素材料学会論文賞 ( 活性炭表面上の窒素が銅 イオンの吸着に及ぼす影響 雑誌炭素 No.242 号 ) 山田絵海 H23.6 第 23 回化学とマイクロ ナノシステム研究会 :Poster Award( 微細構造を有するハイドロゲル基材作製のためのモールディング法の開発 ) 15 16

渡邊昭次先生ご逝去 本学名誉教授渡邊昭次先生におかれましては 病気療養中のところ平成 22 年 11 月 24 日にご逝去されました 先生は テニスとタンゴを趣味とされた明朗快活なお人柄で ユニ-クな授業で多くの学生に強いインパクトを与えられました 研究に関しては 自ら実験を続けられ 野崎文男先生とのお別れ 80 歳の誕生日を目前にした平成 23 年 7 月 18 日未明のことです 野崎文男先生が急逝されました 就寝前に意識を無くされ そのまま息を引き取られたそうです 最近 腰を悪くしていたそうですが お元気にされていたそうです 看護する間もなく眠るような突然のお別れだったそうです 先生は 平成 9 年 3 月に千葉大学を退官して 平成 14 年 3 月まで敬愛大学で教鞭をとられていましたが アメリカ ハンガリーなどかつて研究留学していた地を再訪問するなどして海外旅行も楽しんでいたそうです 共生応用化学科 専攻就職状況報告今春 (H22 年度 ) の当学科卒業生 123 名 (9 月卒を含む ) のうち 就職した学生は21 名 大学院に進学した学生は91 名 ( 本学大学院 75 名 他大学大学院 16 名 ) でした 就職率は約 17% 大学院進学率は約 74% になります 残り11 名のうち 7 名は 院試に不合格となった学生で 研究生等になって再受験 ( 他大学を含む ) も考えているようです 学部就職学生の就職先は 化学 医薬 3 名 金属 1 名 輸送機器 1 名 情報 通信 2 名 食品 2 名 建設 エンジニアリング2 名 サービス業 4 名 公務員 4 名など多岐に渡っています 同じく大学院共生応用化学専攻博士前期課程 ( 修士 ) 修了生 73 名のうち 就職は68 名 博士後期課程進学は4 名 ( いずれも本学共生応用化学専攻 ) 進路未定者は1 名で 就職率は約 93% でした 修士就職学生の就職先の業種は 化学 医薬 34 名 鉄鋼 非鉄金属 8 名 電気 輸送 精密機器 7 名 鉱業 2 名 エンジニアリング3 名 公務員 5 名 公的試験研究機関 3 名などでした そのほとんどが 化学 材料などの専門性を考慮した採用と考えられ 多くは知名度の高い大企業あるいはその関連会社でした ここ数年の就職の傾向に大きな変化はありませんが H22 年度は学部卒に少々多くの進路未定者を出す結果とな その研究成果を国内 国外の学術雑誌に約 300 編発表されました 先生は 生前のご功績により従四位瑞宝小綬章を受けられました 謹んでご冥福をお祈り申し上げます ( 藤田力記 ) 私が助手で着任当初 先生から 君は一人で論文を書けるのか? いいえ 一人では と答えると この世界は論文が書けないと生きていけないよ と厳しく言われました 執筆論文には先生に目を通してもらいましたが すべて真っ赤になって戻ってくるわけです 取捨選択しなさい という指導以外はありませんでした 今 同じ立場に立つようになって その指導でよかったのだと納得しています 謹んでご冥福をお祈りいたします ( 佐藤智司記 ) りました その要因は 昨今の厳しい就職状況に加えて 大学院進学希望者が増加したことにあると考えられます 化学 材料系の就職では 大企業を中心に修士修了生の求人数が多く 専門性も生かせると考えて 取り敢えず大学院進学を希望する学生も散見されます 今後 H19 年度に学科定員を減らした影響が少しずつ出て来て 卒業生が1 割程度減少して行くものと予想されますが 社会情勢の変化に対応して学部と大学院の学生定員のバランスを考える必要もあるのではないかと思います 最近は 就職学生の活動期間が驚くほど長くなっています 多くの学生が 2 年しかない大学院前期課程の途中の半年以上を就職活動に費やしている現状は 学生 企業の双方にとって不幸なことだと思います 定見もなく就職活動を始める学生の側にも問題がありますが 優秀な学生を早くから囲い込もうとする企業側の論理にも一定の歯止めが必要であるように感じます 今年度は 震災の影響も加わり 就職状況はさらに厳しいように感じます 8 月末現在でも就活中の学生が少なからずおります なお一層の学生支援に努める所存です ( 関実記 ) 画像科学科の近況画像科学科学科長久下謙一未曾有の大震災が東日本各地を襲いました この大震災により尊い生命を落とされた方々に哀悼の意を表しますとともに 被災された方々に謹んでお見舞い申し上げます 被災者の方々の生活が一日も早く復旧 復興することを願ってやみません この地震では千葉大西千葉地区でも大きな揺れがあり 皆屋外へ避難しました その後も揺れが断続的に続いたため 長時間の屋外待避を余儀なくされました 幸い画像科学科には人的被害はなく 物的被害も軽微にすみました むしろその後の計画停電 また電力削減で不自由な生活が続いています 放射線の測定も続けていますが バックグラウンドよりわずかに高い程度まで下がり 落ち着いてきています 一時国外へ脱出していた外国人留学生もほとんど戻ってきました さて このような大事件がありましたが 画像科学科も 4 年目の完成年度をむかえ 第 1 期の入学生が卒業研究に取りかかっています それぞれ研究室に配属されて これまでの教室での全員まとまった授業から 個別の研究室へと場所を変えながらも 日夜勉学にいそしんでいます これまでとはひと味違う 画像を愛する卒研生が誕生しています 新しい卵をさらに育てていくべく 教員一同決意を新たにしているところです 学科教職員の動向 今年 4 月から新たに今泉祥子助教に加わっていただきました フレッシュな風を吹き込んでもらっています 活発な女子学生も増えている中 その先達として大いに活躍が期待されます 画像科学科の取り組み アクティブな学科はアクティブな学生からということで 今年も引き続き入口戦略として 高校生や高専生への働きかけを強めています 今年も夏休みにサマースクールを開催しました 何かをやるだけでなく やったことをまとめて発表するところまでやることで 単に珍しいものを見たという物見遊山のサマースクールではなく 何をどうすればよいのかを深く考えるサマースクールにしています 昨年テレビで放送されたこともあり 今年は 16 名という昨年の倍の参加がありました 前学科長以来 高専への働きかけを強めた結果 今年は推薦選抜 学力選抜とも応募者があり 志願者 0 から脱却しました 画像関連の学科のある高専がほとんど皆無の中で 画像をやりたいという目的を持った高専生が集まるようになりました すこしずつ知名度が上向いているかなというところです 学科の取り組みや最新情報などは下記の学科ホームページに記載されておりますので お時間がありましたら是非ご覧いただきたく お願いいたします ( 画像科学科 URL:http://www.tp.chiba-u.jp/) 画像科学科 情報画像学科 情報画像学科の近況情報画像学科学科長黒岩眞吾まず教員の異動を紹介いたしますと 眞鍋佳嗣教授が2010 年 10 月着任され 物理情報工学領域で新しい研究室を立ち上げられました また2010 年 4 月には3 名の助教と1 名の技術職員が着任されました 梅澤猛助教が大澤教授の研究室で 矢田紀子助教が眞鍋教授の研究室で 篠崎隆宏助教が黒岩の研究室で各々 研究を開始しました 和田淳技術職員 (3 月に退職された加藤技術職員の後任 ) も この4 月に刷新された教育用計算システムの運用で大忙しの毎日です 現在の学科の構成メンバーは以下の通りです 情報処理工学領域 [ 教授 ] 伊藤秀男 松葉育男 阪田史郎 黒岩眞吾 井宮淳 ( 総合メディア基盤センター ) 大澤範高 [ 准教授 ] 北神正人 須鎗弘樹 岸本渡 堀内靖雄 今泉貴史 ( 総合メディア基盤センター ) 川本一彦 ( 総合メディア基盤センター ) 関屋大雄 [ 助教 ] 難波一輝 森康久仁 小室信喜 篠崎隆宏 梅澤猛 物理情報工学領域 [ 教授 ] 矢口博久 富永昌治 眞鍋佳嗣 [ 准教授 ] 津村徳道 堀内隆彦 [ 助教 ] 溝上陽子 平井経太 矢田紀子また 技術専門職員として 斎藤了一 和田淳 さらに 環境リモートセンシング研究センターから 久世宏明教授 ヨサファット テトォコ スリ スマンティヨ准教授 本多嘉明准教授 梶原康司講師 斎藤尚子助教にもご協力いただき 総勢 33 名のメンバーで教育研究に従事しています 今年 3 月には 旧学科 ( 情報画像工学科 ) 最後の4 年生を送り出し 4 月からは新学科 ( 情報画像学科 ) の学生が卒業研究を開始しました 従来に比べ 専門性の高い教育を受けた学生達が コンピュータを駆使し 情報画像分野の最先端の課題に取り組んでいます また 今年度からは 3 年次後期に新しい演習科目を開講し 研究する心 や研究開発能力の強化を図っています 強制されない環境で なお学び続けることのできる力が学生諸子の未来を拓くと考えております 入学状況として 90 名の1 年生と8 名の編入生が入学しました 震災の影響で後期試験では例年と異なる選抜方法となりました また 来年の前期試験では理科が物理 化学の2 科目必須になります 就職に関しても新学科最初の年で 8 月 20 日現在までに1,137 社から求人票が届けられています これは 本学の画像 情報分野の諸先輩方が多方面の分野で活躍されていることによる賜物であり 教員一同大変感謝しております 今後も 研究教育の充実を図るとともに 研究を通じての社会貢献に教職員一同邁進していきますので 変わらぬご支援 ご指導のほどよろしくお願い申し上げます (http://www.tj.chiba-u.jp/) 17 18

眞鍋佳嗣教授 2010 年 10 月付けで着任いたしました眞鍋佳嗣と申します 1995 年に大阪大学基礎工学研究科博士後期課程を修了 同年大阪大学基礎工学部助手 1999 年から奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科准教授ののち 現在に至っております これまで 物体の色や形状 質感などの画像計測技梅澤猛助教 2011 年 4 月 1 日付で 融合科学研究科情報科学専攻知能情報コースに助教として着任致しました 2007 年に慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程を修 術に関しての研究や 計算機で生成したコンピュータグラフィックスと現実世界を融合する複合現実感技術などの研究をしてまいりました 千葉大学では これまでの研究成果を活かしつつ さらに新しい画像計測技術の開発や応用についての研究に取り組みたいと考えております 今後 千葉大学から情報画像分野で活躍する人材を輩出できるように教育研究に精進する所存でございます 何卒よろしくお願いいたします 主に分散データ処理やモバイルエージェント技術を応用した 実世界指向コンピューティングの研究に従事 モバイルデバイス向けアプリケーションや携帯電話端末を利活用したシステムなど先端技術の実用的展開を意識した研究に取り組んでいます 近年の急速な技術発展に加え インターネットに代わる新世代ネットワークの到 第 4 回情報画像産学技術交流会報告平成 22 年 12 月 20 日 ( 月 ) に 千葉大学けやき会館 1 階の大ホール及び3 階のレセプションホールにおいて 第 4 回情報画像産学技術交流会を開催しました 画像科学科 情報画像学科 ( 主催 ) が 画像工学同窓会及び千葉大学産学連携 知的財産機構の共催にて 学科の教育研究内容を広く社会に公開すると同時に産業界からの社会的要望などに関する意見交換を行う場を設け産学の交流を図る をテーマに 大学教員 TLO 企業の立場から考えることとしました 技術交流会第 1 部では 富永昌二情報画像学科学科長の開会挨拶 及び星野勝義実行委員会委員長の交流会概要説明に引き続き 学 側からの産学連携 ( 研究面 ) に対する考え方に関する基調講演 未来を創るイメージング材料技術 -プリンティングから電子ペーパーまで- ( 画像科学科北村孝司教授 ) および 産 側からの考え方に関する特別講演 産学連携と事業変貌を実現するイ ノベーション MOT MOS (JSR( 株 ) 鴨志田洋一氏 ) が行われました また 実務面からの産学連携という切り口から 特別企画講演 産学連携 知的財産機構 ( 千葉大 TLO) の最近の活動報告 ( 産学連携 知的財産機構村上武志特任教授 / 知的財産マネージャー ) が行われました 小林範久画像科学科学科長の第 1 部終了挨拶に続き 場所を大ホールからレセプションホールに移し 27 件にも及ぶ画像科学科 情報画像学科及びその関連研究室の研究成果がポスターで説明されました ( 技術交流会第 2 部 ) 同時刻 同場所でミキサー形式の懇親会が開催され 産 と 学 との活発な意見交換がなされました 参加人数は 一般参加者 77 名 学科教職員 50 名 学生 61 名で合計 188 名であり 盛会のうちに終了しました 第 4 回情報画像産学技術交流会実行委員長星野勝義 了し 2011 年 3 月までの独立行 来を控え 情報工学を取り巻く環境は大きく変容しよう 政法人情報通信研究機構専攻研究員を経て現在に至っ としています 来るべき情報工学新世代に向け 常に未 ております 来志向で教育 研究に邁進する所存でございます 篠崎隆宏 助教 助教を経まして 現在に至っております 大学院時代 2011 年 4 月 1 日付で融合科学研 より 統計的モデル化に基づいた話し言葉音声認識の 究科情報科学専攻知能情報コース 研究を様々な観点から行っています また近年は話者 に助教として着任いたしました篠崎隆宏と申します 2004 年 3 月に 認識で用いられる技術を応用した距離動画像による人物認証の研究なども行っています 長期的にはより柔 技術交流会第 1 部 ( 講演の部 ) の様子 技術交流会第 2 部 ( ポスターの部 ) の様子 東京工業大学大学院情報理工学研究科博士後期課程を修了後 米ワシントン大学で研究員を2 年半ほど努めました その後京都大学特任助教 東京工業大学特別研究員および 軟で自律的な新しい情報処理の枠組みを実現したいと考えており 教育では新しいことに挑戦する楽しさを伝え体験してもらえるよう取り組んでいく所存でございます 何卒宜しくお願い致します 第 2 回チュラロンコン大学 千葉大学学生ワークショップ報告本プログラムは 画像分野における情報科学専攻の学 生の派遣と 先方の学生の受入れを交互に行い 学生を主体とした日 タイ学生共同ワークショップを行う国際 キロ近くに及んで多くの名所を案内してもらい タイの文化に触れるとても有意義な休日を過ごしました こうした経験を通して 双方の学生は ( 私も含め ) お互いにより仲良くなることができました 私の帰国後も 学生は 国際会議に参加したり プロ 矢田紀子助教 2011 年 4 月付けで融合科学研 化計算法を用いた視覚情報処理のモデル化と 画像処理手法の提案などに関するテーマについて行ってきま 交流プログラムで 日本学生支援機構 (JASSO) の留学生交流支援制度に採択されました チュラロンコン大学ではプリンティングおよび写真 製紙実習設備を使った ジェクトの成果発表を行ったり 25 日間のショートステイを全うして帰国しました 学生にとっては 異国の文化に触れ 会話をし お互いを知る 大変貴重な経験 究科情報科学専攻知能情報コース した 実習 千葉大学ではイメージング技術を中心とした実習 だったとともに 私自身にとっても チュラロンコン大 に助教として着任しました 私は 2008 年 3 月に横浜国立大学大学院環境情報学府情報メディア環境学専攻博士課程後期修了し その後 3 年間 同大学院で特任教員 ( 研究教員 ) に従事しました この間の研究はニューラルネットワークや進 今後は 卒業後に国際的に活躍できる研究者 技術者の育成を念頭に教育を行うとともに これまでに行ってきた研究分野を活かして 人間の知覚モデルを利用したカラー画像中の物体認識や画像の画質 質感評価の定量化といった研究テーマに取り組み 千葉大学の発展の一助になるよう精進して行く所存です 実験などを日 タイ学生合同チームで行います 実習を通して 互いの交流を学術的 文化的に深化させることが目的です 平成 23 年 8 月 3 日 ~ 27 日にかけて 情報科学専攻の学生 12 名がチュラロンコン大学に赴き 現地の学生とともに活動しました 私は この派遣期間のうち 初日から10 日間を学生とともに過ごしました 最初の1 週間 学生はチュラロンコンの学生とともに 学での多くの先生 学生 研究者の方々との出会いは 今後とも大切にしたい大切な繋がりとなりました 10 月から11 月にかけては 千葉大学がチュラロンコン大学からの学生を受け入れます 現地で受けた厚いもてなしを思いながら 先生方や学生たちとともに どのようなもてなしができるだろうかと考えているところです 来年度以降も このような国際交流が続けられるよう努 講義を受けたり グループに分かれてプロジェクトワー めてまいりたいと思っております ( 今泉祥子記 ) 今泉祥子助教 2011 年 4 月 1 日付で画像マテリアルコースに助教として着任いたしました 2003 年文部科学省勤務 2005 年東京都立大学大学院工学研究科修士課程修了を経て 出身地である新潟県に就職し 工業技術総合研究所の研究員として6 年間勤務いたしま 研究科博士後期課程に在籍 本年 3 月に修了して現在に至ります 専門は情報工学で ディジタルコンテンツの著作権保護に関する研究に従事しています ここに辿り着くまでに随分と遠回りをしてきたようにも感じますが これまでに経験してきたことのすべてが自分にとってかけがえのない財産であることを実感しています これからも たくさんの 新しいこと に臆せず 前向きに取り組んでいきたいと思っていま キングを行ったり 企業見学に赴いたりと充実した毎日を送っていました また 自身の研究や日本文化について紹介する場面では 予定時間を大幅に超えて 慣れない英語で自分の思いを伝え 質疑にも懸命に対応していました 私も 滞在期間中の1コマで講演の機会を頂き 著作権保護技術についての研究を紹介しました 大変よい経験をさせて頂き 感謝しております 休日には チュラロンコンの学生が観光をアレンジしてくれました 最初の休日には 2か所の水上マーケッ した 在職中 首都大学東京大学院システムデザイン す どうぞよろしくお願いいたします トやその途中の寺院 Cat center など 総移動距離 300 19 20

東高芸の会 ごあいさつ 東高芸の会 は 千葉大学工学部の前身である東りました 掲載されている文章の中には戦前 戦中の京高等工芸学校 ( 旧制 以下東高芸と略称 ) の 工軍務経験や外地での抑留生活の思い出話があります 芸図案科付属工芸彫刻部を1936 年 ( 昭和 11 年 )3 月会誌は 2011 年 5 月に第 28 号が発行されましたが に卒業した石井華一氏を中心とする有志によって 記載されている在籍会員数は57 名 ( 最年少者が満 80 1996 年 ( 昭和 71 年 ) に発足した任意団体です 会誌 東歳 ) 寄稿者は 14 名でした 発足当時の会員数は200 高芸 を同年 9 月に創刊 10 月 20 日に第 1 回懇親会名あまり 15 年という歳月が流れました を開催したのをはじめとして活動を続け 現在に至っ 東高芸の会のきまり ( 会則 ) には 母校の歴史ております と伝統と功績とを後世に伝えるよう活動します との会誌創刊号のまえがきには 豊かな生活 文化の一項があります 具体的な活動の手始めとして 芝浦中に 生きがいを求めて活躍している高齢者の多い昨の校舎跡地に 東高芸ここにありき の記念碑を東高今です 健康と長寿をモットーに 心と技能 知識の芸 東京工専 千葉大学工学部同窓生それぞれの有志交流を計り 楽しく明るい未来を開いていきたいと思による寄付金で建立し さらに港区教育委員会に要請います とあります して 東京高等工藝学校創設の地 の標示柱を設置し 1921 年 ( 大正 10 年 )12 月芝浦に創設された東高芸ましたが これに関しては 千葉大学工学同窓会会報は 1944 年 4 月に東京工業専門学校 ( 以下東京工専と 37 号紙上で 角田幸紀会長にご紹介いただきました略称 ) と改称されたのち戦火で焼失 芝浦から千葉県ので 詳細は省略します 松戸の陸軍工兵学校跡に移転を余儀なくされ 1949 会員が所有しているさまざまな貴重な資料が 死亡年 5 月に新制大学の千葉大学工芸学部として再発足しとともに散逸 滅却されるのを防ごうと 工学同窓会たものの 2 年足らず後の1951 年 4 月に工学部と改にアーカイブ部門を設けることを 東高芸の会 の称改組されました その結果 工芸 の二字をはじめ活動の一つとして提案しております 図案 彫刻 造形 木材 精密など東高芸の伝統あるここ数年で 会員数が急激に減少しましたが 私た各学科の文字が消えました 孤独感と危機感を抱いたちの努力を理解し 引き継ごうとする若い方々からの 70 歳代 80 歳代の卒業生が 千葉大学工学部の先輩接触を受けるようになりました 会員の平均年齢 86 として 実利と美との融合 という母校建学の精神歳という 東高芸の会 を存続させるために 若い世を伝承しようとしたのです 会誌創刊号の寄稿者 42 代も受け入れる時がきたようですので 近日中に会則名の中には彫刻部 1 回生 (1925 年 3 月卒業 ) の亀井武を変えて 千葉大学工学部ご出身の皆さんも会員にお夫氏や 同部 2 回生の大須賀力氏もおられました 迎えしたいと準備を進めております よろしくお願いハガキ大の用紙に手書きの原稿を2 枚ずつそのまま複いたします 写 ホチキスでとじた全くの手作りが創刊号と第 2 号伊東祐義 (96 歳 1936 年 3 月工芸図案科卒業 ) で 第 3 号からは業者に発注したオフセット印刷にな 第 38 回高潮展報告 / 第 40 回高潮展のこと第 38 回高潮展は 震災と原発事故の影響から 3 月から8 月に会期を移し O 美術館での開催となりました 暑いさなか ご来場頂きました皆様 そして展覧会の開催に ご尽力頂きました出品者の皆様に 誌面をお借りしてあつく御礼申上げます 今回の展示作品については 来場者から 精進の跡がうかがえる といった声を多くお聞きしました また 一新された会場の展示レイアウトも 今回の成功に大きく寄与したと言えるでしょう ベテラン出品者に加えて今回は 2 名の新しい仲間が加わり 高潮展の新戦力としてのご活躍をお願い致します 扨 高潮展は 再来年に第 40 回展をむかえます 世話人会ではすでに 第 40 回展の企画検討が始まって居ります ご希望などございましたら事務局宛お寄 第 38 回高潮展平成 23 年 8 月 20 日於 :O 美術館 凡展今秋 第 22 回凡展 を 10 月 11 日 ( 火 ) から 10 月 16 日 ( 日 ) までの 6 せください また 現在ご出品中の皆様には 更にご自愛頂き 40 回展に向けて 力作をお願い致しますとともに この期にあたり 絵画愛好のご友人に高潮展へのご出品をお薦め頂ければ幸いです 事務局長退任のご挨拶 宮智英之助第 34 回展から今回の38 回展まで 皆様のお励ましとご鞭撻によって なんとか次期事務局長への引き継ぎまで漕ぎ着けられた事 誠に感謝に堪えません 在任中には 会場の変更 元代表赤穴宏先生ご逝去 会長人事 画集やCDの発行など めまぐるしい動きの度毎に 親身なご協力に接した事 併せて御礼申上げます 新しい事務局長には信頼のおける鈴木成治さん ( 意匠 1963) が就任致します 従前にもまして新事務局へのご協力を宜しくお願い致します 永い間有難うございました ---------------------------------------------------- 新事務局長鈴木成治 TEL 045-983-0958 227-0062 横浜市青葉区青葉台 1-11-1 2-705 suzunari@grape.plala.or.jp ---------------------------------------------------- 日間 開催いたします 会場は前回と同じ 中央区日本橋浜町の 好文画廊 です 毎回 50 名を超える出展者があり 内容は絵画とそれ以外の作品とがほぼ半々で 写真 CG 書 立体造形などのユニークな作品群が この凡展を特徴付けています 会期中は 出展者を中心に それぞれのクラスの集いや 先輩 後輩が出会う楽しい交流の場ともなっています 第 21 回 凡展 平成 22 年 10 月 4 日 於 : 好文画廊 工学部同窓生の方はどなたでも出展いただけます 凡展代表 森 崇 ( 専建 3 回卒 ) 諸兄姉もお仲間になりませんか 凡展事務局 鈴木 捷夫 ( 大建 9 回卒 ) 同窓会皆様の日頃のご協力を感謝しておりますとともに 今後もご支援くださいますようお願い致します 330-0052 埼玉県さいたま市本太 3-21-18 TEL/FAX 048-882-3961 21 22

平成 22 年度工学同窓会事業報告 寄付者一覧 ( 注 ) 特は特別会員 ( 現旧職員 ただし正会員は除く ) ( ) 内は所属部会平成 22 年度 ( 平成 22 年 4 月 1 日 平成 23 年 3 月 31 日 ) 平成 22 年 4 月 1 日から平成 23 年 3 月 31 日までの事業報告です 1. 工学同窓会報の編集 発行例年通りのスケジュールで準備し 会員に発送しました 印刷部数は25,000 部でした 2. 平成 22 年度総会 懇親会報告平成 22 年 11 月 19 日 ( 金 ) 東京駅八重洲北口 サピアタワー内東京ステーションコンファレンス4 階において総会 懇親会が開催されました 例年とほぼ同数の106 名の方々にご参加いただきました 総会では 角田幸紀会長の議長のもと 平成 21 年度の事業 収支決算 会計監査報告がされました また 平成 22 年度の事業計画案 予算案が説明されました また 平成 23 24 年度の役員が紹介されました 引き続いて 同じ会場で懇親会が開催されました 野口博名誉会長 ( 工学研究科長兼工学部長 当時 ) からのご挨拶 工学部最新情報のご紹介をいただいた後 平成 22 年度の学生支援を受けた 学生フォーミュラ IGEM ロボコン 東京デザイナーズウィーク学生展への参加学生が その成果について 会員の皆さまにプレゼンテーションを行いました 総会 懇親会の様子 3. 卒業生 新入生への記念品の贈呈例年 卒業生 新入生には記念品を贈呈し 工学同窓会をアピールしております 平成 22 年度の卒業生には 男性 597 名にネクタイピン 女性 139 名にリングを贈呈いたしました また 平成 23 年度の新入生 659 名に多色ペンを贈呈いたしました 平成 22 年度千葉大学工学同窓会決算 収入の部 ( 単位 : 円 ) 費目予算 1 決算 2 1-2 前年度繰越金 2,107,782 2,107,782 0 入会金 6,470,000 6,470,000 0 会費 3,000,000 2,686,000 314,000 寄付金 3,300,000 2,964,000 336,000 総会参加費 84,000 99,000 15,000 利息 雑収入 10,000 6,330 3,670 合計 14,971,782 14,333,112 638,670 支出の部 ( 単位 : 円 ) 費目予算 1 決算 2 1-2 会報編集発行 4,630,000 4,668,657 38,657 入学 卒業記念品費 1,100,000 964,530 135,470 総会経費 1,200,000 1,049,312 150,688 名簿管理費 210,000 210,000 0 HP 制作費 60,000 50,400 9,600 部会 支部活動補助費 950,000 821,000 129,000 工学部賛助金 600,000 600,000 0 校友会費 150,000 150,000 0 学生援助費 1,000,000 1,000,000 0 非常勤講師援助費 440,000 390,000 50,000 会議費 150,000 124,991 25,009 渉外費 200,000 180,308 19,692 学内懇親会費 180,000 178,000 2,000 慶弔費 50,000 10,000 40,000 郵送通信費 500,000 445,162 54,838 交通費 70,000 68,640 1,360 運営費 400,000 400,000 0 事務員費 1,200,000 1,222,500 22,500 消耗品費 100,000 32,260 67,740 データ管理費 100,000 59,100 40,900 事務室備品費 50,000 0 50,000 雑費 20,000 37,120 17,120 特別会計繰入金 0 0 0 予備費 1,671,132 0 1,671,132 繰越金 0 1,611,782 1,611,782 合計 14,971,782 14,333,112 638,670 30 口 茂出木敏雄 小川圭一 (Ⅶ) 22 口 鈴木廣信 20 口 田村 昭 渡邉光恭 岡田歩久登 ( 電機 ) 13 口 下山高 12 口 柿倉功児 11 口 町田進 ( 職員 ) 10 口 榊 陽 ( 職員 ) 大津 豊 (Ⅰ) 内藤亮一 平林義正 小泉勝也 佐藤智祐 桑田 昭 吉田 司 森田宏夫 山田雅敏 田中 務 小西四郎 大角 忠 坂戸和朗 大川陽康 杉田康治 松谷貫司 菱木行雄 英 聖一 小島誠二 松谷正明 機六会 S33 機械 坂 篁一 寺川隆成 角田幸紀 浦田雄治 柏村博之 伊藤一郎 (Ⅴ) 川嶋一夫 (Ⅴ) 田中秀典 (Ⅴ) 白バラ会 S40 化学 (Ⅴ) 根本鋭雄 (Ⅶ) 後藤慎一 (Ⅶ) 中川英文 (Ⅶ) 原田 澂 (Ⅶ) 鈴木重敏 (Ⅶ) 武田圭二 ( 電機 ) 近藤 都 ( 情報 ) 9 口 宮崎 清 ( 職員 ) 上松敬禧 ( 職員 ) 大久保雄司 渡辺 正 大倉 優 秋元和之 押川定道 浦山 茂 江川𣳾義 三浦邦夫 西村 亮 加茂坂鉄男 中村能裕 池和田暁 萬力正博 鈴木智博 中富 仁 吉田俊夫 (Ⅴ) 大多和保彦 (Ⅴ) 山崎信一郎 (Ⅴ) 近藤隆明 (Ⅴ) 平塚政宏 (Ⅴ) 片山亮吾 (Ⅶ) 近藤親平 ( 物工 ) 8 口 緒方一裕 7 口 笠井 肇 (Ⅰ) 笠井 嘉 (Ⅰ) 6 口 成毛喜一郎 松山 巖 (Ⅹ) 5 口 蜂屋弘之 ( 職員 ) 塚田永久 (Ⅰ) 中澤文隆 (Ⅰ) 白金 茂 椎名國雄 柳澤正信 小西葉月 田邉宏志 飯田益三 川俣 正 川羽田貢 田辺照男 大上 登 藤代 裕 飯沼敏夫 石田大志 福丸健一 大久保泰秀 種村陽亜 田中敏光 綱島壽雄 福部國弘 大塚正善 鈴木孝志 三宅正高 砂原三利 樋口治雄 福山賛次郎 鈴木健一 山本芳正 (Ⅴ) (Ⅴ) (Ⅴ) (Ⅴ) 樋口武 鈴木英夫 田中博 (Ⅶ) 古屋幸一郎 (Ⅶ) 林賢太郎 ( 情報 ) 4 口 谷内健 (Ⅰ) 和田精二 加藤照子 川瀬修一 田中四郎 大森昭二 大木康次 中野清一郎 (Ⅰ) (Ⅰ) 富田純 柳澤朋夫 中善寺多加敏 前島力 菅野良司 小林孝至 若松永 森勝一 橋本克巳 山下實 永野俊男 林忠雄 伊田信 鈴木喬 小泉龍一 河合栄一郎 白坂昇 五十嵐実 上田忠成 飯島章 小林貞彦 壱岐良輔 矢野宏 桑田毅 永野務 山下義智 宮本正憲 中台照幸 椿桂三 近岡宏 蓮見彰良 荒井秀雄 飯塚矩規 大滝正道 篠崎国雄 佐藤次市 清水洋太郎 莇伸一 岡本勇三 永井良一 中野和則 渡邉 仁 (Ⅴ) 後藤卓也 (Ⅴ) 小川忠良 (Ⅴ) 乗越厚生 (Ⅴ) 川野亮一 (Ⅴ) 森 元 (Ⅴ) 若松信哉 (Ⅴ) 山田郁雄 (Ⅴ) 増田啓司 (Ⅴ) 梁田賢悦 (Ⅴ) 浜谷 輝 (Ⅴ) 佐々木健一 (Ⅴ) 大谷博之 (Ⅴ) 西嶋孝之 (Ⅴ) 松尾廣一 (Ⅴ) 河辻輝之 (Ⅴ) 野原昭光 土屋元彦 山田 溪 入山 隆 森田章嗣 山口 弘 井下 広 (Ⅶ) 岩田克彦 (Ⅶ) 正田 章 (Ⅶ) 中島宣英 (Ⅶ) 阿宗大輔 (Ⅸ) 氏家 康 (Ⅸ) 阿賀雄一 ( デ ) 3 口 室木 巧 ( 職員 ) 馬場直志 ( 職員 ) 宇賀洋子 (Ⅰ) 豊口 協 (Ⅰ) 廣川美恵 (Ⅰ) 高橋 正 (Ⅰ) 中村 穣 (Ⅰ) 甲斐 茂 (Ⅰ) 小嶋 清 中野順夫 山根 昭 岩堀道男 小川三之助 保坂徹郎 堀井義夫 山田憲司 石橋文男 伊藤文男 浦島 茂 高橋八朗 久保寺淳 鈴木 聡 室伏 毅 萱沼金治 小幡敏夫 榎本良治 石田昌彦 近田隆愛 藤木 二幸 塩原 巌 金山 進 頼 錦鐘 島田 雅吉 福田聡三郎 千葉 春樹 斎藤 茂樹 山澤智仁 坂本和也 廣瀬喜明 内田彰 杉田明彦 阿波野康彦 佐藤 龍夫 戸田 暉良 上羽 譲一 沓掛 正一 比田井 裕 山岸 正尚 高橋 勉 柳田 利幸 (Ⅴ) 小林 敬和 (Ⅴ) 反保 一雄 (Ⅴ) 関口 洋一 (Ⅴ) 稲木 秀次 (Ⅴ) 山野井 博 (Ⅴ) 馬養 友之 (Ⅴ) 酒井 功 (Ⅴ) 芝田 浩 (Ⅴ) 鈴木 淳 (Ⅴ) 地曳 広志 (Ⅴ) 平賀 祐二 大森 雅久 亀岡 勇 (Ⅶ) 野村 蔚 (Ⅶ) 大野 仁 (Ⅶ) 芝木 儀夫 (Ⅶ) 小野 正和 (Ⅶ) 海老沢正男 (Ⅶ) 加藤俊造 (Ⅶ) 福島信太郎 (Ⅹ) 石川 孝夫 ( デ ) 岡田 幸一 ( 電機 ) 2 口 音丸 ( 職員 ) 森田 耕次 ( 職員 ) 久保 宏子 ( 職員 ) 水澤 伸也 ( 職員 ) 荒井 正隆 (Ⅰ) 江口 信男 (Ⅰ) 福崎多恵子 (Ⅰ) 佐渡山安彦 (Ⅰ) 古森 亮二 (Ⅰ) 関 壮一 (Ⅰ) 足立 和彦 (Ⅰ) 伊藤 文隆 (Ⅰ) 関 直之 (Ⅰ) 佐藤 信晴 (Ⅰ) 岡田 優 (Ⅰ) 23 24

木村 護 (Ⅰ) 秋岡敏郎 (Ⅰ) 安逹知明 (Ⅰ) 田上重雄 (Ⅰ) 笠原金太郎 得田 隆 坂野一郎 石渡喜久治 小菅雅夫 紺野五郎 西山正春 林 敵一 山川章三 広岡栄一郎 安生 満 佐々木利哉 秦 孝一 阿部三朗 小幡和夫 杉山高嗣 安藤伸治 安原嘉彦 岸田敬三 細谷善次 渡辺俊男 大林和彦 大和田 明 正法地紀之 中島將好 野村幸彦 三田村隆司 金森秀高 坂口守夫 田口裕一 金沢健蔵 川口 登 後藤 誠 高橋一允 横田正之 吉沢輝三 小林貞夫 黒田満男 渡辺泰男 川村泰夫 竹内嘉彦 大桃利正 高久広樹 石井量久 松崎 徹 吉川祐司 菊池繁男 菅 重夫 矢後 勝 石井友博 越智英明 中山友弘 小堀 賢 加藤宏一 佐藤光徳 山辺佳世 山﨑眞詠 冨島誠司 石橋 実 後藤秀和 橋本孝紀 安田征一郎 徳弘吉秀 堀保 東隆義 渡辺光雄 清水茂 幡好明 長谷川貞三 荒川修 寄水義雄 山下雅央 鹿島完 塩﨑進 鈴木繁 石母田達 窪澤芳郎 小泉和男 桜井吾郎 佐藤博 田口芳美 石川博彦 昼間健治 滝沢暁 田代賢一 溝尾久 上田知行 市野正雄 河田進 中野一郎 福田忠夫 湯本良 斎藤晴朗 島崎克弥 陶山安三 林侑孝 中村雅勇 三上正樹 橋本茂男 藤田尚美 戸原 武之内教男 岩渕松治 久力正一 桑名一隆 中山勝弘 鈴木圭作 関知耻忠 高梨晋一郎 諸橋久重 広瀬次郎 山口正明 梶川清 蝿庭正信 吉沼幹夫 覚張文夫 山崎秀夫 角達矢 園部一之 飯島勉 七条将徳 安西政徹 柴田健一 斎下誠一 井出正人 礒島博 望月重克 三代川滋則 照井 隆 出口伸幸 山田浩司 斎藤英司 川添健一郎 山口 優 三中英治 安達博一 杉山周作 友定英貴 富山武史 塩原正美 池村重生 伊藤 喬 田村重雄 早川順次郎 長田正造 田中重信 西田誠夫 河合士郎 堀健次郎 本橋昭二 水内 清 津田 達 青山宏一 赤井康亮 天野譯溥 豊田純男 高山建三 櫛渕光彦 田村和男 石原 亮 金沢一良 坂下茂男 石坂 允 大池高保 柏木 昇 佐藤雅生 柴 忠敏 下田重道 鈴木信二 細町武彦 米須清英 岩瀬 充 牛尾洋二 後藤良男 真島 和 末石元晴 根崎一信 花香郁太郎 大津 博 蔭山之雄 榎並 誠 高橋 敏 御園信行 田口 忠 神田憲治 仁田 昇 佐々木一人 今田伸司 佐藤光一 杉本和英 木村千秋 村上武志 武田広也 池田千里 加藤洋一 山本一広 丹野雅行 三浦眞由美 岩瀬俊夫 草野祐一 斉藤 填 (Ⅴ) 白井 栄 (Ⅴ) 稲澤義明 (Ⅴ) 橘宗昭 (Ⅴ) 伊倉賢一郎 (Ⅴ) 杉山 武 (Ⅴ) 野村 明 (Ⅴ) 栗原信介 (Ⅴ) 石本亮治 (Ⅴ) 山口進介 (Ⅴ) 後藤晴司 (Ⅴ) 松葉浩充 (Ⅴ) 市村善彦 (Ⅴ) 静谷英夫 (Ⅴ) 三平忠宏 (Ⅴ) 上條堅次 (Ⅴ) 千村秀夫 (Ⅴ) 鳥居秀康 (Ⅴ) 奥山敏樹 (Ⅴ) 佐野道雄 (Ⅴ) 田辺敏夫 (Ⅴ) 小高幸治 (Ⅴ) 清水朗 (Ⅴ) 森元忠夫 (Ⅴ) 浅見栄二 (Ⅴ) 斉藤宏 (Ⅴ) 石丸貞冬 (Ⅴ) 小泉幹夫 (Ⅴ) 嶋根義憲 (Ⅴ) 有田潔 (Ⅴ) 小林敬古 (Ⅴ) 野口英夫 (Ⅴ) 府中裕一 (Ⅴ) 篠田次男 (Ⅴ) 宮沢孝明 (Ⅴ) 田中幸博 (Ⅴ) 山崎泰洋 (Ⅴ) 川嶋静雄 (Ⅴ) 北山五郎 (Ⅴ) 鈴木康浩 (Ⅴ) 瀬戸潔 (Ⅴ) 佐藤陽輔 (Ⅴ) 加藤秀之 (Ⅴ) 菅原理二 (Ⅴ) 池永淳一郎 (Ⅴ) 高橋雅樹 (Ⅴ) 蕪木健二 (Ⅴ) 堀内文夫 (Ⅴ) 江越壽雄 蛭海進 梅原幸彦 奥貫 信 織間 勇 久保走一 関根慶治郎 大久保周 小松康世 武田市太郎 井沢 清 地引 勝 手塚辰保 村越位光 廻谷勝三 斉藤光範 柏倉良而 佐野和雄 斉藤延夫 矢口 浩 浅井禎和 和田政也 徳江雅宏 安斉孝之 佐藤 樹 中村勝利 篠田 豊 鈴木章方 照井與泰 山本 衛 (Ⅵ Ⅶ) 岸本靖彦 (Ⅵ Ⅶ) 近藤尚子 (Ⅵ Ⅶ) 今泉大作 (Ⅵ Ⅶ) 江川好古 (Ⅶ) 川又健一 (Ⅶ) 佐久間悌 (Ⅶ) 高宮敬二 (Ⅶ) 上曽秀孝 (Ⅶ) 沼野博文 (Ⅶ) 三浦英徳 (Ⅶ) 戸田文夫 (Ⅶ) 横澤佑治 (Ⅶ) 柳川明夫 (Ⅶ) 龝谷久人 (Ⅶ) 小出敏明 (Ⅶ) 清水 忠 (Ⅶ) 岡本 実 (Ⅶ) 平山 巌 (Ⅶ) 中村 幹 (Ⅶ) 水戸良太 (Ⅶ) 伊東郁男 (Ⅶ) 田林 勲 (Ⅶ) 小泉 徹 (Ⅶ) 山田秀夫 (Ⅶ) 瀬戸山寛之 (Ⅸ) 垣生知則 (Ⅸ) 原 安雄 (Ⅹ) 岡野直美 (Ⅹ) 清水いそ江 (Ⅹ) 本多 誠 (Ⅹ) 田中和広 (Ⅹ) 甲山貴章 ( 電機 ) 湯川康太郎 ( 電機 ) 小林航 ( 電機 ) 齋藤亮 ( 電機 ) 岩倉大輔 ( 電機 ) 今井基雄 ( 電機 ) 氏原芳朗 ( 電機 ) 森谷俊之 ( 電機 ) 堀江幸二 ( 情報 ) 吉田淳 ( 情報 ) 宮崎陽介 ( 物工 ) 鈴木敬一 ( 物工 ) 五郡維甫 ( 共生 ) 具志堅麻里奈 ( 共生 ) 一ツ柳彩 ( 共生 ) 1 口 服部岑生 ( 職員 ) 漆間伸司 ( 職員 ) 鳥居今子 ( 職員 ) 橋亮 ( 職員 ) 大川幹男 ( 職員 ) 白井稜一 ( 職員 ) 堀尾京一郎 (Ⅰ) 田辺雄次 (Ⅰ) 孫福剛久 (Ⅰ) 大堀治宣 (Ⅰ) 香西一雄 (Ⅰ) 中嶋昭彦 (Ⅰ) 大井義雄 (Ⅰ) 鹿野喜保 (Ⅰ) 八鳥治久 (Ⅰ) 古澤誠一 (Ⅰ) 小林康人 (Ⅰ) 出村慶次 (Ⅰ) 山田卓生 (Ⅰ) 菊地孝夫 (Ⅰ) 高橋和靖 (Ⅰ) 西光昭夫 (Ⅰ) 藤田勉 (Ⅰ) 田鎖和哉 (Ⅰ) 丸山和子 (Ⅰ) 溝部正次 (Ⅰ) 前川健 (Ⅰ) 岩佐直利 (Ⅰ) 桜井秀紀 (Ⅰ) 山西一彰 (Ⅰ) 祝井正人 (Ⅰ) 太田史朗 (Ⅰ) 小竹 修 (Ⅰ) 桂 雅彦 (Ⅰ) 小城浩之 (Ⅰ) 中澤守 (Ⅰ) 中村麻日奈 (Ⅰ) 宇田川信学 (Ⅰ) 岡本浩志 (Ⅰ) 小内朝子 (Ⅰ) 内田大 (Ⅰ) 川出純子 (Ⅰ) 廣川美津雄 (Ⅰ) 岡田 明 (Ⅰ) 澤田 均 (Ⅰ) 川添集朗 (Ⅰ) 境野広志 (Ⅰ) 小内克彦 (Ⅰ) 富岡 慶 (Ⅰ) 冨松陸郎 (Ⅰ) 本郷伸彦 (Ⅰ) 武藤栄希 (Ⅰ) 渡辺 昇 (Ⅰ) 池田訓江 (Ⅰ) 安井 敏 (Ⅰ) 鹿久保 よ (Ⅰ) 小関理恵子 (Ⅰ) 川瀬英司 (Ⅰ) 藤江 彰 (Ⅰ) 宮沢彰博 (Ⅰ) 戸谷一雄 (Ⅰ) 皆上義和 (Ⅰ) 鍵和田務 栗山 孟 山際延夫 榎本茂治 岡田成一 金子誠之助 本田俊介 白岩 堅 山﨑正昭 福島良介 三瓶和夫 髙木哲夫 山本 諭 和田文吾 梨本 昌 鈴木貞寛 松本 明 赤塚 巌 尾上孝一 野口 伸 野澤 守 小黒貞夫 堂 健二 小池弘志 進藤正二 平井利一 浅野盛治 鎌形良男 川村尚夫 鈴木忠道 関沢俊二 筒井 肇 大美賀久夫 大山 弘 小山嘉弘 富永慶宇 矢作 茂 石垣修亨 高野正道 但田 沆 畑野 肇 尾川正昭 保田新治 川田暢子 丹羽正徳 尹 好晃 吉田龍生 北清一郎 榑林和夫 清水四郎 伊藤彰一 三川光司 渡辺 実 伊東正人 今関一美 加藤由紀子 上坂省二 村上 隆 村中恭一 森本健二 鈴木達雄 山添和彦 齋藤光哲 真柴正徳 内田和弘 小口眞治 小松淳 寺田岳彦 高橋浩 古戸睦子 越田英一 戸村賢治 清水英世 瀬戸守 布施肇 松本和浩 伊藤明子 吉田英雄 大谷由佳 大石康人 室英治 山脇康弘 橋本康夫 笹谷輝雄 立道郁生 竹田知平 前原信達 桧垣歩 室殿一哉 太田達見 菅野弘 佐藤健一 小久保信一 引地健彦 浅井毅人 野口修 長坂信 瀬川二三男 池田康久 船井洋一 本多賢吉 尾形廣信 藤田壽夫 萩屋憲彦 長岐真澄 桐谷治孝 藤本匡 森敏章 高木巌 石井公雄 北節雄 佐藤喜雄 福島輝雄 藤崎五郎 高尾新生 内村喜之 森崎徳則 高須芳雄 大平昌正 國米基己 安藤嘉三郎 佐々木敏也 川本聡 稲葉嘉郎 亀井義新 岸並昭 土肥清一 福田奎佑 山田長義 髙橋利夫 増田康雄 谷口武知 原 啓明 中村元樹 西島賢司 宮嶋 實 山崎良夫 内山常和 仲田 潔 細井信生 大野信夫 山下 曻 伊藤威信 高橋 茂 戸澤孝壽 山口智之 吉井 純 佐々木三郎 三田邦夫 三谷喜朗 加藤實男 日野俊昭 本間貞雄 松井雅男 新井敏夫 大津 亘 相馬一朗 森本敏夫 音山芳徳 小出富夫 谷本信雄 福島成次 小和田茂 伊集院忠 石橋範宣 大林憲次 小川惠也 安慶田弘 伊藤健一 田頭 扶 徳屋友彦 渡辺紀之 石井千世紀 岡村泰昌 増田正巳 小林 曉 谷口光政 小口博義 細川晏宏 小久保重暢 小林亮一 鈴木則道 田川正洋 本忠瑞穂 松本 理 溝部正彦 池田克登志 田中章順 山崎英昭 山田干城 遠藤誠久 坂本初男 瀬谷圭一 上田俊弘 市川浩伸 岩佐弘志 三宅伸治 中村良太 根本一郎 遠藤修 園田治朗 安藤裕之 小川秀司 小出均 長浜孝夫 根岸廣介 和田侯衞 桑原健郎 鈴木洋一 鈴木幹人 小西保彦 小野原勉 高杉暢人 浅野賢治 千葉俊和 日向武夫 山岸祐二 野老秀光 塚越一基 菅谷隆 山本賀彦 大塚宏史 横井学 小田桐成人 吉野耕司 大森一樹 内田英男 日下俊輔 箕輪栄作 守山剛 脇田康之 菊池健二 有我祐一 石原充洋 仲岸優 松田竜彦 近藤信雄 佐藤雄三 平原一豊 山田陽二 田中穂積 宮澤芳幸 鈴木 誠 永田 朗 森田芳行 井上浩一 白鳥正光 川口晃 鵜沢新太郎 志村洋二 加藤次雄 山口幸一 山根和敏 松崎幹康 渡辺信彦 福田昭 綾部正明 高木滋 町田啓喜 森屋泰治 下知一皓 瀬川 繁 坂田孝三郎 山﨑數彦 小林一博 田中 昌 山本義夫 西塚晶彦 草深博好 山上 晃 茂木節雄 小泉正治 田口 濶 長澤宏和 畔上栄輔 倉上一郎 尾崎元昭 酒井紀典 中島利夫 吉岡武志 塩田美彦 中村紀雄 山田隆之 安西大成 小西 寛 新郷善興 丹羽一寿 酒井 洋 須加文雄 清水淳次 鈴木秀一 田辺喜彦 西野 忠 見月真人 植木綋二 坪井良雄 平沢一夫 塚本允孜 荒井俊雄 槙 一光 川崎恭一 武内 寿 三木克巳 矢野靖史 吉田生雄 岩田春久 石渡音也 永地康人 植田義明 茂木 稔 半田英一 橋本 聡 斉藤鉄弥 古川秀樹 田内洋一郎 鈴木高徳 斉藤恭之 古市佳男 坂原義夫 木村輝彦 大塚秀樹 杉下雄一 長野浩俊 滝澤 明広 安部 敦 海老原正行 越塚 則幸 薄葉 光弘 階上 保 赤石 朋子 土谷 理人 河井 寛記 岡部 真也 行武哲太郎 玉虫 彰弘 宮原 一敏 田島 好和 相沢 喬 上野 文男 川村 正夫 鹿野 隆 岡本 浩 高須 伸夫 須川 学 片岡 良彦 須賀 章 尾上 浩三 上野 豊 市原 勲 石渡 隆男 鏡 誠一郎 芳賀 光雄 金子 啓三 山崎 和次 宇梶 次男 (Ⅴ) 塩原 秀夫 (Ⅴ) 田中 淳美 (Ⅴ) 大和田英昭 (Ⅴ) 三枝赳夫 (Ⅴ) 伊東新太郎 (Ⅴ) 栗林 敏郎 (Ⅴ) 小柳 登 (Ⅴ) 友森 隆洋 (Ⅴ) 村田 正行 (Ⅴ) 石塚 洋 (Ⅴ) 松永 得雄 (Ⅴ) 鯨井 駿男 (Ⅴ) 武内 芳夫 (Ⅴ) 三友 護 (Ⅴ) 飯島 健二 (Ⅴ) 成川 攻 (Ⅴ) 山田 信彦 (Ⅴ) 稲葉 稔 (Ⅴ) 髙橋 徹 (Ⅴ) 前田 満 (Ⅴ) 森田 一夫 (Ⅴ) 木下 俊一 (Ⅴ) 細井 映司 (Ⅴ) 熊野 清彦 (Ⅴ) 小暮 春男 (Ⅴ) 小島 信夫 (Ⅴ) 中山 和良 (Ⅴ) 小山 正泰 (Ⅴ) 野地 隆司 (Ⅴ) 岩田 顕 (Ⅴ) 熊手 精一 (Ⅴ) 腰山 伊彦 (Ⅴ) 内藤季和 (Ⅴ) 25 26

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