130309弘前大学シンポジウム0305.pptx

Similar documents
士 人 月 革 月 鹿鹿 身 鹿鹿 立立 月 鹿鹿 士 人 立立 月 人 士 人 月 田 田 立立 士 一 入 月 士 谷 口 入 月 士 入 月 田 立立 士 子 入 月 立立 月 立立 立立

スライド 1

Microsoft Word - Megalodon_JPN.doc

E1-KRS_2

スライド 1

ゲートキーパー養成研修用テキスト(第3版)

Microsoft Word - 佐藤歯科医院.doc

id5-通信局.indd

宅地の補修工事に関する費用の貸付 被害建物に関する相談窓口 応急仮設住宅の提供 被災者生活再建支援金 住宅の応急修理制度 住宅の補修工事に関する費用の貸付 ( り災証明書の提出が必要です ) 被災家屋等

untitled

一 羽 田 木 行行 手 手 方

参考 生活支援制度 と り災証明書に記載された住家の被害程度 の対応表 ( 目安 ) この表は 生活支援制度 と り災証明書に記載された住家の被害程度 との対応について 目安として作成したものです 各支援制度の詳細な適用条件については 3 生活支援制度一覧 (P.5~) に記載している各制度の お問

(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

用 2

Microsoft Word - サファイア歯科小冊子.doc

Microsoft Word _電力改革特集_第21回.docx

2014年度_三木地区概要

P6-25


の復旧状況に関する長期的な見通しを可能な限り明らかにしながら 復旧の段階に 応じた役割の分析を行う 5) 交通事業者ヒアリング調査沿線地域に関係する交通事業者 ( 鉄道事業者 2 社 バス事業者 2 社 タクシー事業者 2 社その他 ) に聞き取り調査を行い 定性的な利用特性や地域の公共交通の問題点

これだけは知っておきたい地震保険

2. 相談 29

ることを目指します また 今回の災害を礎に海岸保全施設 河川護岸施設はもちろんのこと 避難道路 避難場所などの防災施設を構築するなかで 命を守り育めるような環境整備 共助による地域防災力の向上 そのための地域協働の再生によるコミュニティ強化の取り組みを進めます 3 復興にあたって配慮すべき事項復興に


<4D F736F F D20819B322D302D318E9197BF AD8DF489EF8B C8E862E646F63>

<323091E693F18FCD208E96914F959C8BBB82CC8EE F DF82E98FE382C582CC8AEE967B934982C88D6C82A695FB2D322E786477>

1 東日本大震災での多くの被害が発生!! 平成 23 年 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災は 三陸沖を震源としたマグニ チュード 9.0 仙台市内での最大震度 6 強 宮城野区 という巨大な地震でした 東部沿岸地域では 推定 7.1m 仙台港 もの津波により 家屋の浸水やライフラ

0

<4D F736F F D BC90CE82DC82BF8BA6817A8B638E E7C288CDC8D5A292E646F6378>

資料 4 平成 29 年 1 月 27 日記者会見 土地区画整理事業に関する土地利活用意向調査の実施結果について 復興推進本部都市整備推進室 1 土地利活用意向調査の目的 市内 4 地区の土地区画整理事業は 平成 29 年度末を目標に全ての宅地引渡しが完了できるよう鋭意工事を進めております 地権者へ

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

Microsoft Word - 城内地区第2回区画整理説明会次第案(120611送付)

小特集/小特集‐9(P37‐41)

第3 復興整備計画 参考様式集

平成 24 年 11 月 6 日 大熊町住民意向調査調査結果 ( 速報版 ) 復興庁福島県大熊町 調査の概要 1. 調査対象 : 全世帯主 ( 分散避難している場合は それぞれの代表者 ) 5,378 世帯 2. 調査時期 : 平成 24 年 9 月 7 日 ( 金 )~9 月 24 日 ( 月 )

PowerPoint プレゼンテーション

東日本大震災からの復旧・復興~人づくりから始まる創造的復興~ 2


<819A819A94928E E738C7689E F E6169>

2

<96BC8FCC96A290DD92E82D32>

地震と地震保険に関するアンケート調査結果について

3部第 3 部災害復興計画 ( 仮題 ) 第 4 章震災復興マニュアルのしくみ 第 4 章東京都震災復興マニュアルのしくみ 東京都震災復興マニュアル ( 以下 震災復興マニュアル という ) は 都市復興マニュアル ( 平成 9 年 ) と 生活復興マニュアル ( 平成 10 年 ) を統合し 復興

地区復興まちづくり計画のイメージ

松倉本文

NO. 2 事業名 埋蔵文化財発掘調査事業 ( 鹿島区 ) 事業番号 A-4-2 事業実施主体 南相馬市 交付期間 H24-H26 総交付対象事業費 55,014( 千円 ) 復興事業 ( 防災集団移転 ) に伴い市内に所在する遺跡について 発掘調査事業を実施する 鹿島区内遺跡数 9 遺跡 対象面積

2012.indb

186

Microsoft Word - 復興計画案( )概要版.doc

PowerPoint プレゼンテーション


所得税の確定申告の手引き

防災 減災への民間情報の活用の必要性 東日本大震災において 明らかになった課題 従来の情報収集の取組 職員による現地調査 報道機関からの情報 通報 検知器 ( センサー ) 課題 対応できる人員の限界 小さな地域に関する情報の不足 紙情報が多い 情報の整理 管理が困難 設備 維持費用が大きい 上記課

第1号様式(第9条第1項関係)

6月号 P1表紙

中間指針第四次追補に関するQ&A集

新潟中越地震における行政機関の初動対応.doc

「嘉坡通信 報知叢談」論 :メディアとしての小説

22年5月 目次 .indd


年度予算の範囲内で受付先着順となります 注意! 住宅耐震改修補助を受けようとする場合は 別途書類が必要です 2 補助金の 交付決定 書類審査後 補助金の交付が決定したら 市から連絡します 都市建築課窓口で 補助金交付決定通知書 をお渡しします 注意! 交付決定があるまで 工事に着手することができませ

Y001〜044 『三国史記』 「地理志」 の高句麗地名漢字:おもに日本語との比較による考証.pwd

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) 港湾取扱貨物量 556 万トン 4 万トン 0 万トン 20 万トン 観光入込客数 2,899.4 万人回 -9.5 万人回 1.9 万人回 1.9 万人回 7

Microsoft Word - 01【表紙・目次】.doc

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

第4回 被災者に対する国の支援の在り方に関する検討会

企業経営動向調査0908

積立パーソナル総合傷害保険(積立型基本特約セットパーソナル総合傷害保険)


68556神奈川県造園業協会協会報239_最終2.indd

知っておきたい災害知識_書類

1. 目的本市においては 東海 東南海地震の発生が危惧されている 現在施工中の工事現場において 仮設物の損傷 掘削穴の崩壊等の被害が予想され 人身被害 2 次災害等の発生防止や被害軽減 迅速な初期対応に努める必要がある そこで 本マニュアルにおける目的として 1 工事現場の安全確保 被害拡大の防止


<8D4C95F182558C8E8D A68702E706466>

Microsoft PowerPoint - tr_10rain_amami.ppt [互換モード]

震災前から震災後を考える: 石巻を歩いて考えたこと 一橋大学大学院経済学研究科齊藤誠 1

当面の事業概要 < 平成 25 年度 > 実施設計業務委託 < 平成 26 年度 > 市道 1504 号線電線共同溝整備工事 道路改築工事 < 平成 27 年度 > 市道 1504 号線電線共同溝整備工事 市道 1504,1505,1507 号線道路改築工事 < 平成 28 年度 > 市道 1504

総合賠償責任保険_日本興亜損保


市民自治をめざす1000人の会NEWS


comment_site3

第 1 節復旧 復興の基本方針の決定 村は 被災者の生活再建を支援し 再度災害の防止に配慮した施設の復旧等を図り より安全 性に配慮した地域振興のための基礎的な条件づくりを目指すため 復旧 復興の基本方針を決定 し その推進に当たって必要な場合は 他の地方公共団体の支援を要請する 1 復旧 復興の基



... 6

裁定審議会における裁定の概要 (平成23年度)

和県監査H15港湾.PDF

日本経大論集 第45巻 第1号


クレイによる、主婦湿疹のケア

(3)(4) (3)(4)(2) (1) (2) 20 (3)

untitled

群馬県野球連盟


<82B582DC82CB8E7188E782C48A47967B41342E696E6464>

untitled




Transcription:

20 2013310 日 西 581983 1984 月 日 生 大 行行 方 青 高 青 青 西 高 民 生 日 月 日 大 行行 方 火 面 生

奥尻町の復旧 復興過程① 年 月 日 主なことがら 1993年7 月12 日 22 17北海道南 西沖地震発 生 13 日 救援 救助活動の本格化 16 日 仮設住宅のニーズ把握開始 奥尻町災害住宅復興資 金金貸付受付開始 フェリー運 行行再開 水道全島の2/3再開 電気復旧 17 日 航空機運 行行再開 18 日 第1次仮設住宅建設開始(100 戸) 沿岸部 津波被害 奥尻地区 斜 面崩落 青苗地区 津波と 火 災による被害 20 日 義援 金金の第 一部配分 北海道都市整備課 奥尻町 長 奥尻町企画課 長 区画整理の 方針 を協議 21 日 北海道住宅都市部 長視察(瀬棚 北檜 山 大成 江差 奥尻)(7/21 22) 北海道都市整備課 建設省区画整理課へ 区画整理の 方針決定 を連絡する 北海道 立立寒地住宅都市研究所 青苗地区の整備 方針の検討を始める (事業 手法の検討は 8 月半ばから) 22 日 奥尻町 第1次仮設住宅 入居説明会 選考会 23 日 北海道 復興区画整理(建設省) の 方針を決定 24 日 奥尻町 奥尻町被災者の住宅対策のため住 民アンケート調査実施(27 日回収) 撮影 国際航業株式会社 25 日 蘇る夢の島 奥尻町1996)より引用 奥尻町の復旧 復興過程② 年 月 日 奥尻町の復旧 復興過程③ 主なことがら 1993年7 月27 日 仮設住宅完成 28 日 仮設住宅の 入居開始 年 月 日 21 日 考える会 アンケート結果に基づき 一部 高台移転案を決議 22 日 一部 高台移転案が町議会で了承 8 月6 日 義援 金金配分 12 月3 日 奥尻町から北海道へ復興 方針について回答 19 日 北海道が復興計画素案を策定し 奥尻町へ 示す 9 日 北海道 南 西沖地震災害復興対策推進委員会 を設置 28 日 島内の避難所すべて閉鎖 20 日 町議会で上記素案を基本として復興計画を進めることを了承 1994年2 月 奥尻島全島にわたる防潮堤の整備事業計画が決定 3 月16 日 地震で倒壊した 青苗岬灯台が再建 点灯 3 月30 日 津波のため 立立て替えになった稲穂 小学校落成式 29 日 奥尻町が 行行 方不明者の捜索打ち切り 30 日 大学や国 立立研究機関の専 門家による 北海道南 西沖地震津波検討委員会 を設置 9 月1 日 道の災害弔慰 金金第1期2,500万円を5町に配分 11 日 合同慰霊祭 奥尻町 南 西沖地震災害復興対策推進委員会 内 まちづくり対策プロジェクトチー 24 日 ム により 青苗地区の①案 全 戸 高台移転 ②案 一部 高台移転(低地に90 戸 の漁師町)が 示される 30 日 上記2案が町議会に 示される 10 月1 日 役場内に災害復興対策室設置 9 日 奥尻の復興を考える会 以下 考える会 結成 19 日 青苗地区で集落移転に関する全体説明会 28 日 住区別の懇談会を開催 主なことがら 1993年11 月8-12 日 考える会 青苗地区住 民アンケート実施 30 日 北海道 奥尻災害復興 支援プロジェクトチーム 設置 20 日 北海道庁企画振興部に 南 西沖地震災害復興対策室 を設置 奥尻町 第2次仮設住宅建設開始(100 戸) 電話全 面復旧 12 月20 日 斜 面崩落をした観 音 山壁画除幕式 奥尻町 7 月12 日 北海道南 西沖地震奥尻島2周年追悼式 奥尻島追悼洋上慰霊祭 主催 奥尻町 奥尻島観光協会 1995年8 月1 日 ウニ漁再開 1996年2 月 各地区で防潮堤説明会開催 3 月 土盛 工事 防潮堤 工事 下 水道 工事終了 仮設住宅撤去 10 月 12 月 1997年3 月 6 月22 日 23 日 住宅新築ほぼ終了 防潮堤がほぼ完成 奥尻三 大祭り 賽の河原祭り 協賛 行行事復活 地区慰霊碑建 立立 2

20 2013310 月 日 月 日 長 言 月 日 月 日 西 月 日 民 月 日 月 日 青 人 工 月 日 月 日 月 日 入 長 月 日 月 日 月 大 行行 入 立立 高 月 日 月 日 月 日 日 大 月 日 行行 月 山 方 大 目 小 目 生 人 生 生 水 金金 子 文 水 文 土 用 文

青苗地区の復興計画 蘇る夢の島 より 人工地盤 人工地盤 4

被災3ヶ 月後の 青苗地区 1993年10月9日撮影 災害から10年後の 青苗地区 定池家所蔵 2003年10月 定池撮影 5

初松前地区 現在の 青苗地区 撮影日 2010年7月13日 蘇る夢の島 より 初松前地区の防潮堤 11m 6

地域住民の活動 復興事業終了後の奥尻町 奥尻の復興を考える会 青苗地区住民による既存組 織が災害後に変化し結成 住民の意見をとりまとめ 行政との交渉役を果たす 特に生活再建支援の獲得に関し 住民運動の高まりが 見られた 火災保険金を請求する会 青苗地区の住民を原告と し 損害保険会社に火災保険の支払いを求める 地震保険の説明の有無が問われ 説明があれば加入 した と原告が主張 損保会社は連日地震保険についてCMを流す 最高裁で敗訴したものの 損保会社が全国の火災保険 加入者で地震保険未加入の全世帯に地震保険加入の案 内を郵送した 奥尻町をめぐる状況 切り崩し型の復興基金 H19年で運用終了 復興事業で建設した施設のメンテナンス費用が 不足 建設業の停滞 若者の島外流出 業者の淘汰 多角経営化 不況そのものに加え フェリー 航空機の減便 による観光客数の減少 1993年当時の人口約4,300人 2013年1月末 3,033人 7

20 2013310 子 人 支 青 民 手 支