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Microsoft Word 経営分析報告書_概要_2

経営分析報告書について 1. 実施概要公益社団法人全日本トラック協会では 経営戦略化型構造改善事業 ( 昭和 62 年度 ~ 平成 4 年度 ) の一環として 中小トラック運送事業者の経営活動の実態を計数的に把握し 経営管理の改善等に役立てていただくために 平成 4 年度から 経営分析報告書 を毎年

PowerPoint プレゼンテーション

科目印収納科目一覧

パンフレットイメージ

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平成30年度収支予算

フェアレディ Z プレミアムリース料金表プラチナ 7M-ATx 005 5,406,480 5,006, km 70,200 65, , , , , km 70,200 65, , , ,

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Taro 細部取扱一部改正(

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2014 年 6 月 2 日 Page: 2 相談支援事業かたるべ地域相談室 地域活動支援センター作業所型第 3かたるべ社 ( 地活支援 ) 短期入所事業第 3 かたるべ社 ( 短期入所 ) 第 2かたるべ社 ( 就 ジャスミン 労継続 ) 就労支援事業収入 755,542 1,265,306 1,

平成29年度_事業活動計算書(第二号第一様式).xlsx


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2014 年 6 月 2 日 Page: 2 勘 定 科 目 地域活動支援センター作業所型 第 3かたるべ社 ( 地 活支援 ) 短期入所事業第 3 かたるべ社 ( 短期入所 ) 移動支援事業あそび本舗 共同生活介護事業 グリーンハイツ ビーンズ アムール ハイツマモル フォレスト 就労支援事業収入

平成20年度

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(2) 予想経費項目予想経費項目として 売上原価 販売費 一般管理費等を計上していく なお 人件費に関しては 各施設への人員配置人数や年間給与等から算出される 表予想経費算出における項目の設定費用項目概要売上原価売上に要する費用 ( 直売の商品仕入代金 加工施設の材料費等 ) 販売費及び一般管理費道

科目 2015 年度活動計算書 2015 年 4 月 1 日から 2016 年 3 月 31 日まで 特定非営利活動に係る事業 特定非営利活動法人 POSSE ( 単位 : 円 ) その他の事業合計 Ⅰ 経常収益 1. 受取会費正会員受取会費 952, ,000 賛助会員受取会費 1,0

スカイラインプレミアムリース料金表プラチナ 4WD VQ35HR 1000km 54,000 50, , , , ,500 -HM km 54,000 50, , , , , GT

標準見積書に計上する 法定福利費 の算出は次の2つの方法とし 手順は以下の通り 1 施工見積の取付費総額から労務費を算出し それに法定福利費の保険料率を乗じる 2 これまでの施工実績をもとに施工従事者に支払った正味労務費から各商品の単位当りの法定福利費をあらかじめ算出した上で 法定福利費を簡便に算出

科目 2016 年度活動計算書 2016 年 4 月 1 日から 2017 年 3 月 31 日まで 特定非営利活動に係る事業 特定非営利活動法人 POSSE ( 単位 : 円 ) その他の事業合計 Ⅰ 経常収益 1. 受取会費正会員受取会費 1,052,000 1,052,000 賛助会員受取会費

貸借対照表 平成 28 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 円 ) 科目 当年度 前年度 増減 Ⅰ 資産の部 1. 流動資産現金 普通預金 34,426,784 48,558,060 14,131,276 定期預金 1,500,000 1,500,000 0 未収金 76,321,3

ワコープラネット/標準テンプレート

軽井沢スキーバス事故対策検討委員会について

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別紙 1 健康保険料 介護保険料 厚生年金保険料 子ども 子育て拠出金 1. 複数資金間での負担配分について (1) 複数の外部資金間での負担配分当該外部資金管理者間の調整により任意に負担割合等を決定する (2) 外部資金と経常費間での負担配分 A. 外部資金による常勤の雇用者に経常費による手当支給


法人単位事業活動計算書 当年度決算 (A) 前年度決算 (B) 増減 (A)-(B) サービス活動増減の部収益会費収益 4,402,000 4,559, ,000 寄附金収益 764, ,846 37,643 経常経費補助金収益 25,283,623 25,257,870 2

留意事項 ( 1) 賃金アップの方法 欄には 賃金の算定方法を下記から選択し記載してください 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 の場合は 1 賃金アップが 毎月決まって支払われる賃金 + 臨時に支払われる賃金 の場合は 2 賃金アップの方法 欄において 1の 毎月決まって支払われる賃金 を選

連結損益計算書(通期)

34(30) 等級の 報酬月額 欄は 厚生年金保険の場合 605,000 円以上 と読み替えて下さい 4. 平成 27 年度における協会けんぽの任意継続被保険者の標準報酬月額の上限は 280,000 円です 5. 健康保険組合に加入する方の健康保険料額については 加入する健康保険組合へお問い合わせ下

用地関係文書作成等業務費積算基準 第 1 適用範囲この積算基準は 用地関係文書作成等業務を委託する場合の業務費を積算する場合に適用する 第 2 業務費の構成この積算基準による業務費の構成は 原則として 次によるものとする 業務原価直接原価直接人件費 業務価格 直接経費 間接原価 その他原価 業務費

仕様書等の一部修正について 平成 24 年 3 月 16 日付けで公告した 北海道森林管理局及び管内森林管理 ( 支 ) 署官用自動車点検業務 の仕様書等について 下記のとおり修正する 平成 24 年 4 月 25 日 記 1. 修正箇所及び内容 (1) 入札書 ( 内訳書 ) 内訳明細書 ( 仕様

科 目 貸借対照表 2018 年 3 月 31 日現在公益社団法人チャンス フォー チルドレン 金額科目金額 Ⅰ 資産の部 Ⅱ 負債の部 1 流動資産 1 流動負債 現 金 0 未払金 11,851,288 普通預金 12,076,910 預り金 230,348 前払費用 696,832 賞与引当金

沿革施行 : 平成 19 年 8 月 1 日 改正 : 平成 22 年 4 月 1 日 私有車輌業務使用規程 株式会社宮城登米広域介護サービス

別紙様式 3( 付表 1) 平成 年度介護職員処遇改善加算実績報告書積算資料 薄い黄色のセルに必要事項を入力してください 1. 加算受給額 ( 現行の加算 Ⅰと 現行の加算 Ⅱの比較額について ) 別紙様式 3の56を記載する場合のみ記載 別紙様式 3の34により報告した場合は記載不要です 単位 :

I XIIII 1. 機械装置等費の中項目区分 (1) 機械装置等費の中項目 < 基本的な考え方 > 1. 土木 建築工事費 1 プラント等の建設に必要な土木工事及び運転管理棟等の建築工事費 2 付帯する電気工事等を行うのに要した労務費 材料費 旅費 消耗品費 光熱水費 仮設備費及びその他の経費 3

ツールへのデータ入力前にすべきこと 一般廃棄物処理に係るフロー図を作成 < 収集 : 直営 > < 直接搬入 > 粗大ごみ **t <A 破砕施設 : 直営 > <D 最終処分場 > 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 燃やすごみ **t アルミ缶 **t スチール缶 **t びん

新規文書1


戦略的基盤技術高度化支援事業における労務費の計算に係る実施細則 ( 健保等級ルール ) 平成 24 年 3 月中小企業庁創業 技術課平成 24 年 4 月以降に実施される戦略的基盤技術高度化支援事業 ( 以下 本事業 という ) に係る労務費の算出方法を以下のとおり定めて運用する 事務の効率化や計算

正味財産計算書 科目当年度前年度 諸謝金 32,854,572 委託料 5,334,818 広告宣伝費 134,400 雑費 2,481,375 受託事業費 1,567,353,872 生涯学習総合センター中央図書館事業費 1,110,625,083 給料手当 579,334,190 賞与 100,

仕様書

連結損益計算書(四半期)

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工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

< 派遣 > 直接雇用者の健保等級適用者以外の算出方法を適用します ただし 年俸 月給 日給 時給の記載はそれぞれの単位の契約額と読み替えます 人件費単価一覧表 ( 専従者用 ) 人件費単価 YES NO チャート ( 専従月額単価用 ) (P.4) を参考にしてください < 直接雇用

筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

(2) 法定福利費の基本的な算出方法 法定福利費 = 労務費総額 法定保険料率 法定福利費は 通常 年間の賃金総額に各保険の保険料率を乗じて計算します しかし 各工事の見積りでは 労働者の年間賃金を把握することは不可能です そのため 見積額に計上した 労務費 を賃金とみなして それに各保険の保険料率

有価証券報告書の訂正報告書 ( 第 120 期 ) 自平成 25 年 4 月 1 日 至平成 26 年 3 月 31 日 大阪市大正区船町一丁目 1 番 66 号 株式会社中山製鋼所 (E01229)

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資金収支内訳表 第一号第二様式 ( 第十七条第四項関係 ) 社会福祉事業 公益事業 収益事業 合計 内部取引 消去 法人合計 介護保険事業 97,352, ,352,644 97,352,644 借入金利息補助金 事収経常経費寄附金 業入受取

事業活動内訳表 第 2 号の 2 様式 勘定科目社会福祉事業公益事業合計内部取引消去法人合計 介護保険事業 904,969,769 86,659, ,629, ,629,397 老人福祉事業 178,343, , ,628, ,628,91

第6期決算公告

1 標準見積書とは 1-1 目的は 法定福利費 の原資確保 社会保険未加入の対策を進めるためには法定福利費の原資確保が重要である しかし従来は見積時から法定福利費が明確になっておらず その扱いが分かりにくい状況となっていた 今後は工事費総額ではなく その中に含まれる法定福利費を明示して必要な原資を確

財務諸表に対する注記 1. 継続事業の前提に関する注記 継続事業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況はない 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法 ( 定額法 ) によっている なお 取得差額が少額であり重要性が乏しい銘柄については 償却原価

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1 標準見積書とは 1-1 目的は 法定福利費 の原資確保 社会保険未加入の対策を進めるためには法定福利費の原資確保が重要である しかし従来は見積時から法定福利費が明確になっておらず その扱いが分かりにくい状況となっていた 今後は工事費総額ではなく その中に含まれる法定福利費を明示して必要な原資を確

11 2019年度当初予算書(案)【表紙】

議第  号

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補助事業等の実施に要する人件費の算定等の適正化について 平成 22 年 9 月 27 日 22 経第 960 号大臣官房経理課長から大臣官房総務課長 大臣官房政策課長 大臣官房厚生課長 大臣官房地方課長 大臣官房環境バイオ マス政策課長 大臣官房国際部長 大臣官房統計部長 各局 ( 庁 ) 長 沖縄

財務諸表に対する注記 1. 継続事業の前提に関する注記 継続事業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況はない 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法 ( 定額法 ) によっている なお 取得差額が少額であり重要性が乏しい銘柄については 償却原価

綿貫財団会計

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社会福祉法人名社会福祉法人井栗福祉会 第一号第四様式 ( 第十七条第四項関係 ) ふじの木保育園拠点区分資金収支計算書 ( 自 ) 平成 29 年 4 月 1 日 ( 至 ) 平成 3 年 3 月 31 日 ( 単位 : 円 ) 支出保健衛生費支出 65, 648,383 1,617 勘定科目 予算

第4期電子公告(東京)

資金収支内訳表 第一号第二様式 勘定科目社会福祉事業公益事業収益事業合計内部取引消去法人合計 介護保険事業 386,515,649 72,527, ,043, ,043,312 医療事業 6,093,073 6,093,073 6,093,073 事収経常経費寄附金 675,

改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引


目次財務諸表 1. 貸借対照表 貸借対照表内訳表

スライド 1

自動車税 納税義務者 ( 法 123) 1 自動車の所有者に課税します ( 所有者課税 ) なお 割賦販売などで売主が自動車の所有権を留保している場合は 買主を自動車の所有者とみなして課税します 2 国または地方公共団体等が所有する自動車の貸与を受けてその自動車を使用する場合は その使用者が納税義務

①別紙様式第13号 貸借対照表

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中小企業の退職金制度への ご提案について

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事業活動内訳表 第二号第二様式 勘定科目社会福祉事業公益事業事業合計内部取引消去法人合計 介護保険事業 386,515,649 72,527, ,043, ,043,312 医療事業 6,093,073 6,093,073 6,093,073 サ収経常経費寄附金 675,00

高槻市水道事業経営効率化計画

所得税算出の流れ Q&A 通信の所得税の流れを詳しく教えてください 改めて以下の図版を見てください は収入から引かれる金額です 引かれる金 額の算出の計算方法をこれから解説します 1 支払金額 ( 給料 賞与 ) 2 給与所得控除後の金額 A 給与所得 所得税算出の流れ B 課税所得 D 所得税 E

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イ退職手当 ( 平成 30 年 4 月 1 日現在 ) 狭山市 ( 企業職 上水道事業 ) 狭山市 ( 一般行政職 ) ( 支給率 ) 自己都合 勧奨 定年 ( 支給率 ) 自己都合 勧奨 定年 勤続 20 年 月分 月分 勤続 20 年 月分 25.5

1. 病院経営の鍵となる指標 病床利用率の推移 1.1 病床稼働率は平均80 強 病院報告 病床稼働率と病床数の不思議な関係 は入院収益そのものに直結します人件費や設備投資などの固定費が多い病院 全病床 6 精神病床 5 は 病床稼働率が一定の水準を下回ると一気に赤字経営に陥りますそのた

「経済政策論(後期)」運営方法と予定表(1997、三井)

ケース 1: 死亡日より後に給与 ( 賞与 ) の支給がない場合 1 年末調整をする [ 年末調整 ]-[ 年末調整処理 ]-[ 年末調整処理 ] メニューを選択します [ 年末調整処理 条件設定 ] 画面で 以下を選択して [OK] ボタンをクリックします 年末調整方法 : 単独年調処理方法 :

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(問)被用者保険の被扶養者に対する2年間の経過措置になる軽減額は、他の被保険者の保険料で補填すると考えてよいのか

貸借対照表平成 29 年 3 月 31 日現在 科目当年度前年度増減 Ⅰ 資産の部 1. 流動資産現金預金 37,096,602 51,412,532 14,315,930 未収金 25,738,147 23,890,278 1,847,869 流動資産合計 62,834,749 75,302,81

賃金データ集_本体_24入稿用.indd

Ⅰ 平成 24 年度高鍋町財務書類の公表について 平成 18 年 6 月に成立した 簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律 を契機に 地方の資産 債務改革の一環として 新地方公会計制度の整備 が位置づけられました これにより 新地方公会計制度研究会報告書 で示された 基準モデル


委託業務事務処理マニュアル

「図解 外形標準課税」(仮称)基本構想

事業活動による収支 施設型給付費 0 特例施設型給付費 特例施設型給付費 0 地域型保育給付費 地域型保育給付費 0 特例地域型保育給付費 特例地域型保育給付費 0 委託費 0 利用者等利用料 利用者等利用料 ( 公費 ) 0 利用者等利用料 ( 一般

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経営管理スキルアップシート 運送原価計算ワークブック

1. はじめに ~ 資料を準備しましょう ~ 原価計算を行うには 費用の根拠となる資料を集める必要があります まず 基本的なものとして 下記の資料を集めて下さい 資料名 利用目的 車検証 当該車両の積載量 総重量 仕様等を確認する 車両管理台帳 購入価格 修繕等の実施状況から車検 修理等に係るコストを把握する リース契約書 ( リースの場合 ) リース契約期間 リース料金 条件 ( 料金に含まれるサービス等 ) がわかる 納税記録 重量税 自動車税を確認する 保険証書 自賠責 任意保険など各種保険にかかる費用を確認する 賃金台帳 法定帳簿の1つで年末調整等でも利用している資料 ドライバーの賃金がわかる 運転日報 稼働 燃料油脂等の使用記録 高速道路等の使用記録等がわかる 契約ガソリンスタンドからの請求書 燃料費がわかる カード利用明細 ETC 利用記録 高速道路の使用状況 費用がわかる 事業報告書 ( 事業報告書 損益明 運輸支局に提出している資料 一般管理等の人 細表 人件費明細表等 ) 件費総額やその他費用など当該車両と紐付けで きない費用を案分計上する - 1 -

2. 算出の手順 運送原価を構成する費目は 営業費用 ( 運送活動及び管理に係る費用 ) と営業外費用 ( 投資 財務活動に係る費用) に分かれます 以下のフローの手順にそって正確に算出しましょう (1) 運送費 1 車両費 : 車両償却費 ( 又はリース料 ) と車両関連税に区分して算出します 1) 減価償却費 : 車両の減価償却費で取得価額と使用年数から算出します 2) 自動車関連諸税 : 自動車取得税 自動車税 自動車重量税 3) 自動車リース料 : 車両をリース契約にしている場合の月額リース料 2 保険料 : 自賠責保険 任意保険を算出します 4) 自賠責保険料 : 加入が義務づけられている自賠責保険料 5) 任意保険料等 : 任意保険料 ( 任意車両 任意対人 任意対物 任意搭傷 ) 3 燃料油脂費 : 燃料費 油脂費を算出します 6) 燃料費 : 軽油などの燃料費 7) 油脂費 : エンジンオイル等 4 修繕費 : 車検費 修繕費 タイヤ チューブに区分して算出します 8) 車検整備費 : 車検整備費用 9) 一般修理費 : 定期点検整備料金 一般修理費及び部品費など 10) タイヤ チューブ費 : タイヤ チューブ費 5 人件費 : 給与 賞与 法定福利費 その他人件費に区分して算出します 11) 給与 : 運転者の固定給 ( 月間 ) と 変動給 ( 月間 ) 12) 賞与 : 運転者の年間賞与額を月額換算 13) 法定福利費 : 雇用保険 労災保険 健康保険 厚生年金保険 介護保険 ( 使用者負担額 ) 14) その他人件費 : 退職金積立額 法定外福利厚生費など 6その他運送費 : 車庫等の施設費 高速料金 その他費用に区分して算出します 15) 車庫等の施設費 : 車庫等の施設費 賃料 16) 高速料金等 : 高速道路 有料橋 フェリー等の料金 17) その他運送費 : その他消耗品費 事故費 運送保険 その他費用 (2) 一般管理費 7 一般管理費 : 一般管理業務 ( 運行管理 整備管理 総務 経理 営業 ) に従事する人件費を算出します 18) 人件費 : 運送費に含まれない管理部門 ( 運行 整備管理 総務 経理 営業 ) の人件費 8その他費用 : 一般管理費のその他費用を算出します 19) その他費用 : 運送費に含まれない管理部門経費 ( 減価償却費 保険料 施設使用料 宣伝広告費など ) (3) 営業外収支 20) 営業外収支 : 営業外費用 ( 借入金の金利等の金融費用等 )- 営業外収入 ( 金融収益等 ) 費用合計 次ページ以降では 実際に数字を書き込みなら計算するための方法を示します - 2 -

(1) 運送費 1 車両費 車両償却費 ( 又はリース料 ) と車両関連税に区分して算出します 1) 減価償却費 車両を購入している場合は減価償却費が発生します 実使用月数で月額計算します 減価償却費 ( 車両取得価額 + 金利 手数料 ) 実使用月数 この場合 3) リース料は計上しません 償却月数として法定耐用年数 4 年 ( 48 カ月 ) を使用する場合 その月数で割った償却額は稼働当初 過大に算出されます 実際には4 年を超えて車両を利用することが多く 実質的な償却額を算出するには 使用年数の実績や使用見込みから 例えば8 年 ( 96 カ月 ) などで割る方法をとります 取得価格として 車両価格 架装費を 11,000,000 とし 車両の使用年数は実績から 8 年 (96 カ月 ) とした例 車両の取得価額 車両の償却額 / 月 11,000,000 96 114,583 ( 償却年数 8 年の場合 96 カ月 ) 車両の取得価額 車両の償却額 / 月 償却年数 ( ) 年の場合 ( ) カ月 - 3 -

2) 自動車関連諸税 自動車取得税 車両価格の 3% の額を 車両の実使用月数で割ります 自動車取得税は 車の取得に対し課税される都道府県税です 営業用貨物車の場合 取得価格に対する 3% の課税となります また グリーン化税制などで軽減措置があれば考慮します 自動車税自動車税の年額を 12 カ月で割ります 自動車税は 自動車の所有に対して課税される道府県税です 都道府県によって税率が変わります 最大積載トン数 1トン以下 2トン以下 3トン以下 4トン以下 5トン以下 6トン以下 7トン以下 8トン以下 税額 6,500 9,000 12,000 15,000 18,500 22,000 25,500 29,500 8トン超は 1トンまでごとに4,700 を加算 自動車重量税自動車重量税の年額を 12 カ月で割ります 自動車重量税は 車検などの際に自動車の重量等に応じて課税される国税です 車両総重量に対し 1t 当たり 2,700 を乗じた額です なお トレーラ ( シャーシ ) は非課税です 最大積載量 9.5 トン 総重量 19.8 トン 取得価格 11,000,000 使用年数は 8 年 (96 カ月 ) とした例 取得税 / 月 自動車税 ( 年額 ) 重量税 ( 年額 ) 330,000 96 + 38,900 12 + 54,000 12 ( 使用期間 96 カ月 ) ( 取得価額 1,100 万 課税額 3%) ( 車両総重量 20トン 2,700 ) ( 切り上げ整数 ) 自動車関連諸税 / 月 11,179 取得税 / 月 自動車税 ( 年額 ) 重量税 ( 年額 ) + 12 + 12 使用月数 ( ) カ月 ) 車両総重量 ( ) トン 2,700 取得価額 ( ) 万 課税額 3% 自動車関連諸税 / 月 - 4 -

3) 自動車リース料 リース契約の場合は減価償却費のかわりに月額リース料を計上します 自動車関連諸税 自 賠責保険の負担は契約により異なるため 実情に合わせて計上して下さい リース料に含まれるもの ( 印 ) 車両取得価格 自動車取得税 ( 初回 ) 自動車税 ( 毎年 ) 自動車重量税 ( 毎年 ) 自賠責保険 車検整備費用 一般修理費 2 保険料 : 自賠責保険 任意保険を算出します 4) 自賠責保険自賠責保険の年額を 12 カ月で割ります 自動車損害賠償責任保険 ( 自賠責保険 ) とは 公道を走るすべての自動車やバイク ( 原付含む ) に加 入が義務づけられており 一般に 強制保険 と呼ばれています 小型貨物自動車およびけん引小型貨物自動車 ( 営業用 12 ヶ月契約 ) では 23,330 普通貨物自動車およびけん引普通貨物自動車 ( 営業用 12 ヶ月契約 ) では 最大積載量が 2 トン以下のもの 34,570 最大積載量が 2 トンを超えるもの 49,550 5) 任意保険任意保険の年額を 12 カ月で割ります 任意車両 任意対人 任意対物 任意搭傷などの合計保険料を計上します 任意保険料が229,500 とした例 自賠責保険料 ( 年額 ) 49,550 12 + 任意保険料 ( 年額 ) 保険料 / 月 229,500 12 23, 254 自賠責保険料 ( 年額 ) 任意保険料 ( 年額 ) 保険料 / 月 12 + 12-5 -

3 燃料油脂費 6) 燃料費 軽油の購入価格は地域差や購入形態による差があるため 各社の実績単価で月額計算します また 積載貨物や走行道路の状況等により燃費 (1 リットルあたりの走行距離 ) が異なるため 当該 車両の実績燃費で計算します 具体的には 燃料費の算出には 2 つの方法があります 一定期間の燃料調達費から算出 1 カ月 半年など一定期間に当該車両が消費した軽油の調達費用を合計して月数で割る 6 カ月の燃料使用量 13,170 リットル 燃料購入単価 77.4 / リットル 6 カ月の燃料購入費計 対象月数 燃料費 1,019,358 6 カ月 169,893 燃費と月間走行距離から算出 当該車両の燃費 ( km/l) と月間走行距離 ( km ) 及び軽油の調達価格 ( /L) をもとに算出 する 月間走行距離 燃費 燃料購入単価 燃料費 7,024 km 3.2 km/ リットル 77.4 / リットル 169,893 月間走行距離 燃費 燃料購入単価 燃料費 km km/ リットル / リットル < ヒント > 燃費効率を社内で競わせてみましょう 競争することで必ず大きな効果が得られます - 6 -

7) 油脂費 エンジンオイルなどの油脂費についても燃料費と同様です 一定期間のオイル購入費から算出 1カ月 半年など一定期間に当該車両が消費したオイル費の調達費用を合計して月数で割る エンジンオイル交換には 1 回当たり 24 リットル必要で 過去 1 年間の実績では 8 回交換をした例 12 カ月のオイル使用量 192 リットル オイル購入単価 300 / リットル 12 カ月のオイル購入費計 対象月数 油脂費 57,600 12 カ月 4,800 オイル効率と走行距離から算出 オイル効率 (1リットル当たりの走行距離( km/l ) と月間走行距離 オイルの調達価格 ( /L) が把握されていれば これにより算出します なお 1リットル当たりの走行距離 ( km/l) は オイル交換の目安としている走行距離と交換時 に必要なオイル量から求められます オイル交換の目安距離 10,000 km 1 回のオイル交換量 オイル効率 24 L 417 km/l 月間走行距離 オイル効率 オイル購入単価 油脂費 7,024 km 417 km/ リットル 300 / リットル 5,053 オイル交換の目安距離 10,000 km 1 回のオイル交換量 オイル効率 24 L 417 km/l 月間走行距離 オイル効率 オイル購入単価 油脂費 km km/ リットル / リットル - 7 -

4 修繕費 車検整備費と一般修理費 タイヤ チューブ費を算出します 8) 車検整備費 車検整備費は 直近 1 年間などの期間の当該車両の車検整備費を 12 カ月で割ります 9) 一般修理費 一般修理費も同様に 直近 1 年間などの期間の当該車両の車検整備費を12カ月で割ります 10) タイヤ チューブ費 タイヤ チューブ費も同様に算出します また タイヤ交換の目安としている走行距離と装 着本数とタイヤ単価から計算する方法があります タイヤ チューブ費 1カ月走行距離 ( km) 交換目安走行距離 ( km) 装着本数 タイヤ1 本価格 ( ) 直近年度の車検整備計 車検整備費 / 台 月 230,000 19,167 直近年度の一般修理費計 対象月数 一般修理費 / 台 月 275,500 12 カ月 22,958 直近年度のタイヤ チューフ 費計 タイヤ チューブ費 / 台 月 448,000 37,333 月間走行距離 タイヤ交換の目安距離 タイヤ装着本数 タイヤ単価 (1 本 ) タイヤ チューブ費 7,024 km 60,000 km 10 本 32,000 37,461 直近年度の車検整備計 車検整備費 / 台 月 対象月数 直近年度の一般修理費計 12 カ月 一般修理費 / 台 月 月間走行距離 タイヤ交換の目安距離 タイヤ装着本数 タイヤ単価 (1 本 ) タイヤ チューブ費 km km 本 - 8 -

5 人件費ドライバーの人件費を対象にします 運行管理者 整備管理者の人件費は ここでは一般管理費の人件費に計上しています 11) 給与月額の固定給と変動給が対象となり ドライバーの実績月額を入れます 月ごとに変動が大きければ 年間給与額から平均月額を算出します 固定給 変動給 1 歩合給 : 基本給 職務給 職能給 役職手当 身分手当 年齢給 勤続給 家族手当 住宅手 当 勤務地手当 通勤手当などの合計で 勤務状態や勤務実績に関係なく月々きまっ て支給されるものの合計 : 運行手当 ( 長距離手当 ) 奨励給 トン キロ手当など月々の勤務実績によって支給される もの 2 時間外手当 : 早出 残業 深夜 休日出勤手当 3 その他 : 精皆勤手当 無事故手当 日 宿直手当などで月によって変動する上記以外の給与 12) 賞与 月額の賞与額を算出します 給与以外の賞与が年 2 回の場合は年額を 12 カ月で割るなど 1 ヶ月平均賞与支給額とします 運転者の支払給与年額 月数 給与月額 4,060,000 12 カ月 338,333 運転者の賞与支払年額 月数 賞与月額 556,000 12 カ月 46,333 運転者の支払給与年額 月数 給与月額 カ月 運転者の賞与支払年額 月数 賞与月額 カ月 - 9 -

13) 法定福利費 雇用保険 労災保険 健康保険 厚生年金保険 介護保険などについて 定められた使用者 負担率を乗じて計算します 法定福利費の使用者担分は 毎年改定されていますが 23 年 4 月現在次の通りとなっています ざっくり把握するならば 給与 賞与 ( 月額 ) の 15 % 程度と想定すればよいでしょう ( 注 ) 法定福利費事業者負担分 雇用保険 0.95 % 労災保険 1.1 % 健康保険 4.75 % 厚生年金保険 7.852 % 介護保険 0.755 % 児童手当拠出金 0.13 % 一般拠出金 0.005 % 合計 15.542 % ( 平成 23 年 4 月現在 ) 14) 退職金 その他人件費 退職金積立額 法定外福利厚生費等が発生している場合は月額で計上します 退職金の積立 月額を月額給与に対する比率で算出する事もできます 給与 賞与月額 給与月額 賞与月額 使用者負担率 法定福利費 ( 338,333 + 46,333 ) 0.154 59,239 給与月額 積立規定率 退職金積立額 338,333 0.03 10,150 給与 賞与月額 給与月額 賞与月額 使用者負担率 法定福利費 ( + ) 給与月額 積立規定率 退職金積立額 - 10 -

6その他運送費 15) 車庫等の施設費車庫及び車庫関連施設使用料を算出します この施設使用料は 地域差が大きいとともに 立地条件の違いによる格差もみられますので 実際の支払い施設使用料を用います 16) 高速料金等 高速道路 有料道路 有料橋 フェリー等の料金です ただし 自社払いしている費用を算 出します 運賃と別に荷主から実費支給されている場合には含めません 17) その他運送費上記に含まれない運送費 ( 運送保険料 施設損害保険料 旅費 被服費 水道光熱費 備品消耗品費 事故賠償費など ) です 1 台あたりに換算しにくいものは 1カ月の会社 事業所全体の金額を保有車両台数で割って1 台あたりの費用とします 車庫年額 車庫費 264,000 12 22,000 車庫費が月額で把握されていれば 12 カ月で割る必要はありません 荷主から 運賃とは別途に支給されていない場合に計上します ( 自社払いの費用 ) 高速料金等の月額 29,800 その他運送費年額 保有車両台数 その他運送費 4,568,000 16 台 12 23,792 その他運送費が月額で把握されていれば 12 カ月で割る必要はありません 車庫年額 車庫費 12 車庫費が月額で把握されていれば 12 カ月で割る必要はありません 荷主から 運賃とは別途に支給されていない場合に計上します ( 自社払いの費用 ) 高速料金等の月額 その他運送費年額 保有車両台数 その他運送費 台 12 その他運送費が月額で把握されていれば 12 カ月で割る必要はありません - 11 -

係るコスト運送原価(2) 一般管理費一般管理費には 運送費に含まれない費用が対象となります まず この費用を集めることが重要です 実運送以外の他の事業 たとえば傭車などの利用運送のシェアが大きいと 一般管理費が過大にでますので 実運送に関係する費用を分離 抽出することがポイントです 自社の運送に係るコスト 自社の運送費 ( 営業費用 ) 一般管理費 ( 営業費他 ) 傭車に 傭車先への支払コスト ( 支払運賃 ) 1 日当たりの平均的な a) 自社の車両台数と傭車の車両台数比率 b) 運賃収入比率などで案分する方法も1つ! 7 18) 一般管理費人件費 運送費に含まれない管理部門 ( 運行管理 整備管理など管理業務 営業 総務 経理などの 部門 ) の人件費です 社長のコストもここに含まれます 1 カ月の会社 事業所全体の金額を保有車両台数で割って 1 台あたりの費用とします 8 19) その他の一般管理費 事務所 コンピュータ等の固定資産の減価償却費 施設使用料 旅費 被服費 水道光熱費 備品費 消耗品費 通信運搬費 交際費 租税公課などの諸々の一般管理費です 1 カ月の会 社 事業所全体の金額を保有車両台数で割って 1 台あたりの費用とします 全体の運賃収入の内 下請け利用を行った運賃収入のシェアが 28% である場合の案分例 ( 利用運送の率 ) 28 % 一般管理費 人件費 一般管理費 人件費 11,738,720 41,924,000 ( 実運送の率分 ) 72 % 一般管理費 人件費 30,185,280 保有車両台数 16 台 12 一般管理費 人件費 157,215 ( 利用運送の率 ) 28 % 一般管理費 その他 16,761,000 ( 実運送の率分 ) 72 % 一般管理費 その他 4,693,080 一般管理費 その他 12,067,920 保有車両台数 一般管理費 その他 16 台 12 62,854 一般管理費が月額で把握されていれば 12 カ月で割る必要はありません - 12 -

利用運送の率 ( ) % 一般管理費 人件費 一般管理費 人件費 実運送の率分 ( ) % 一般管理費 人件費 保有車両台数 台 12 一般管理費 人件費 利用運送の率 ( ) % 一般管理費 その他 実運送の率分 ( ) % 一般管理費 その他一般管理費 その他 保有車両台数 一般管理費 その他 台 12 一般管理費が月額で把握されていれば 12 カ月で割る必要はありません - 13 -

(3) 営業外収支 20) 営業外収支 営業外費用としては投資 財務活動に係るコストで 金利等の金融費用が該当します また 営業外収入としては 金融収益や協同組合の燃料 高速料金等に係る利用分量配当などの収入 が該当します 営業外収支 ( 営業外費用 - 営業外収入 ) の 1 カ月の会社全体の金額を保有車両台数で割って 1 台あたりの費用とします この費用も利用運送の分を案分して除くこととします 全体の運賃収入の内 下請け利用を行った運賃収入のシェアが 28% である場合の案分例 営業外収支 ( 利用運送の率 ) 28 % 営業外収支 924,280 3,301,000 ( 実運送の率分 ) 72 % 営業外収支 2,376,720 保有車両台数 16 台 12 営業外収支 12,379 営業外収支が月額で把握されていれば 12 カ月で割る必要はありません 営業外収支 利用運送の率 ( ) % 営業外収支 実運送の率分 ( ) % 営業外収支 保有車両台数 台 12 営業外収支 営業外収支が月額で把握されていれば 12 カ月で割る必要はありません - 14 -

3. 各費目の費用を合計する 以上の 1)~ 20) の手順により各費目の費用が算出されると 運送費 全体の運送原価が把 握できます 運送原価全体の費用を 100 とするなど構成比を計算してみましょう 図表 費目 車両 1 台 1 カ月当たりの運送費 運送原価 月額 構成比 1 車両費 1) 減価償却費 114,583 9.8% 2) 自動車関連諸税 11,180 1.0% 3) 自動車リース料 0.0% 1)+2)+3) 1 125,763 10.8% 2 保険料 4) 自賠責保険 4,129 0.4% 5) 任意保険 19,125 1.6% 4)+5) 2 23,254 2.0% 3 燃料油脂費 6) 燃料費 169,893 14.6% 7) 油脂費 5,053 0.4% 6)+7) 3 174,946 15.0% 4 修繕費 8) 車検整備費 19,167 1.6% 9) 一般修理費 22,958 2.0% 10) タイヤ チューブ費 37,461 3.2% 8)+9)+10) 4 79,586 6.8% 5 人件費 11) 給与 338,333 29.0% 12) 賞与 46,333 4.0% 13) 法定福利費 59,239 5.1% 14) その他人件費 10,150 0.9% 11)+12)+13)+14) 5 454,055 39.0% 6 その他運送費 15) 車庫等の施設費 22,000 1.9% 16) 高速料金等 29,800 2.6% 17) その他運送費 23,792 2.0% 15)+16)+17) 6 75,592 6.5% 運送費 1+2+3+4+5+6 933,196 80.1% 7 一般管理費人件費 18) 7 157,215 13.5% 8 一般管理費その他 19) 8 62,854 5.4% 一般管理費 7+8 220,069 18.9% 営業外収支 20) 12,379 1.1% 費用合計 1,165,644 100.0% - 15 -

実際に算出して費用額を足し挙げてみましょう 費目 月額 構成比 1 車両費 1) 減価償却費 % 2) 自動車関連諸税 % 3) 自動車リース料 % 1)+2)+3) 1 % 2 保険料 4) 自賠責保険 % 5) 任意保険 % 4)+5) 2 % 3 燃料油脂費 6) 燃料費 % 7) 油脂費 % 6)+7) 3 % 4 修繕費 8) 車検整備費 % 9) 一般修理費 % 10) タイヤ チューブ費 % 8)+9)+10) 4 % 5 人件費 11) 給与 % 12) 賞与 % 13) 法定福利費 % 14) その他人件費 % 11)+12)+13)+14) 5 % 6その他運送費 15) 車庫等の施設費 % 16) 高速料金等 % 17) その他運送費 % 15)+16)+17) 6 % 運送費 1+2+3+4+5+6 % 7 一般管理費人件費 18) 7 % 8 一般管理費その他 19) 8 % 一般管理費 7+8 % 営業外収支 20) % 費用合計 % - 16 -