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LS600h/LS600hL

LS600h/LS600hL レスキュー時の取扱い Contents 1. 安全の基本 1 2. 車両外観 内装の特徴 2 3. レスキュー時の取扱いポイント 5 Ⅰ. 車両の固定 5 Ⅱ. 補機類の事前処理 5 Ⅲ. ハイブリッドシステムの停止 6 Ⅳ. 乗員の救出 10 車両の安定 10 乗員へのアクセス 10 ガラスの取りはずし 10 ドア取りはずし 10 ハンドルおよびフロントシートの位置調整 10 フロントヘッドレストの取りはずし 10 車両切断時の注意事項 11 Ⅴ. 火災への対応 16 Ⅵ. 水没時の対応 16 Ⅶ. 液漏れへの対応 17 4. 事故車の運搬要領 18

1. 安全の基本 LS600h/LS600hL は 200V 以上の高電圧システムを使用しています したがって 安全に作業するための基本は 高電圧の 隔離 と 遮断 が必要です 高電圧の隔離 高電圧回路は 車体と絶縁しています 高電圧機器 配線には ケース カバーなどを設定しています また高電圧ケーブルは 被覆をオレンジ色で統一しています 高電圧機器のケースと機器内高電圧導電部は絶縁しています 高電圧の遮断車両の整備や事故などで高電圧系の絶縁が確保できない状況では 駆動用電池 (HV バッテリー ) からの電流を遮断するシステムを備えています HV: ハイブリッドビークル (Hybrid Vehicle) の略 < 遮断モード> システム 手動 自動 状況 サービスプラグ パワースイッチ連動 衝突検出 通常使用 点検 整備時 衝突時 レスキュー時の注意 取り扱いを誤ると 感電など重大な傷害を受ける恐れがありますので 十分注意してください 1 当該車両では 200V 以上の高電圧システムを使用しています 警告 重度の火傷または感電による重大な傷害や死亡といった事態を防ぐために オレンジ色の高電圧ケーブルや高電圧部品に触れないでください やむを得ず触れる場合または触れる恐れのあるときは 絶縁手袋を着用してください 2 駆動用電池 (HV バッテリー ) の電解液に強アルカリ性 (ph13.5) の水酸化カリウム水溶液を用いています 警告電解液は無色透明 無臭で粘度は水と同程度 蒸発すると刺激臭があります やむを得ず触れる場合はゴム手袋 保護メガネを着用して作業をおこなってください なお 電解液は不織布に染み込ませてあるため 万一駆動用電池 (HV バッテリー ) が破損しても多量に流出する恐れはありません 注記事故処理後の車両保管等で関係者が車両から離れるようなケースでは 周囲の人に注意を喚起するため 高電圧作業中 触るな の標示をおこなってください ( 本書 P.20 をコピーして活用してください ) 1 LS600h/LS600hL

2. 車両外観 内装の特徴 下記に LS600h/LS600hL の特徴を示します 1 つでも該当するものがあれば 本書を参考にして作業を実施してください フレーム No. による識別エンジンルームカウルおよび助手席ドアピラーのネームプレートに フレーム No. が記載されています フレーム No. 例 : UVF45-0000001 UVF46-0000001 LS600h/LS600hL であることは 最初の 5 文字 UVF45 UVF46 で識別することができます フレーム No. ネームプレート LS600h/LS600hL 2

外観による識別 エンブレム リヤドアモール (2007 年 5 月 ~ 2012 年 9 月 ) エンブレム エンブレム ブルー ランプ (2007 年 5 月 ~ 2012 年 9 月 ) 3 LS600h/LS600hL

内装による識別 メーター 2007 年 5 月 ~ 2009 年 10 月 READY 表示灯 2012 年 10 月 ~ READY 表示灯 ハイブリッドシステムインジケーター 2009 年 11 月 ~ 2012 年 9 月ハイブリッドシステムインジケーター ハイブリッドシステムインジケーター * * ノーマルモードまたは ECO モード時は ハイブリッドシステム出力を示すハイブリッドシステムインジケーターを SPORT モード時はタコメーターを表示します READY 表示灯 エンジンルームによる識別 インフォメーションラベル 2007 年 5 月 ~ 2009 年 10 月 バッテリ搭載位置この車には次のバッテリが搭載されています 1ニッケル 水素バッテリ ( 駆動用 ) 2 鉛バッテリ ( ランプ アクセサリ等の補機作動用 ) インフォメーション 1 2 B 1 2009 年 11 月 ~ バッテリー搭載位置 1ニッケル 水素バッテリー ( 駆動用 ) 2サービスプラグ ( 販売店サービス用 ) 3 鉛バッテリー ( ランプ アクセサリー等の補機作動用 ) インフォメーション 2 1 3 K 1 エンジンカバー LS600h/LS600hL 4

3. レスキュー時の取扱いポイント 警告 重度の火傷または感電による重大な傷害や死亡といった事態を防ぐために オレンジ色の高電 圧ケーブルや高電圧部品に触れないでください やむを得ず触れる場合または触れる恐れのあるときは 絶縁手袋を着用してください Ⅰ 車両の固定 輪止めをしてパーキングブレーキをかけてください シフトレバーを P ポジションにしてください 車両固定 パーキングブレーキ シフトレバー Ⅱ 補機類の事前処理 必要に応じて パワーシート位置調整 ハンドル位置調整 ドアガラス開放 ドアロック解除 トランクおよび給油口などの操作を行ってください 注意 補機バッテリーを切り離すと 上記操作が出来なくなります 5 LS600h/LS600hL

Ⅲ ハイブリッドシステムの停止 以下の 3 通りの手段のいずれかを行い ハイブリッドシステムを停止 (IG OFF) して駆動用電池 (HV バッテリー ) SRS エアバッグ ガソリン燃料ポンプの作動を停止させてください 警告 エンジンが停止していても ハイブリッドシステムが停止状態であると判断しないでください 必ずメーター内の READY 表示灯を確認して ハイブリッドシステムが起動状態であるか停止状態であるかを判断してください READY 表示灯が消灯している状態がシステムの停止状態です レスキューを実施する前にハイブリッドシステムが停止状態 (IG OFF) になっていないと SRS エアバッグの突然の展開や高電圧システムによる重度の火傷および感電により 重大な傷害につながり 最悪の場合 死亡に至る可能性があります 手段 1 1. メーター内の READY 表示灯を確認する 2. READY 表示灯が点灯している場合は ハイブリッドシステムは起動状態である パワースイッチを一回押してハイブリッドシステムを停止状態にして メーターおよび READY 表示灯が消灯したことを確認する 注意メーターおよび READY 表示灯が消灯している場合は ハイブリッドシステムは既に停止状態になっています この状態でパワースイッチを押すと ハイブリッドシステムが起動してしまうため押さないでください 2007 年 5 月 ~ 2009 年 10 月 2012 年 10 月 ~ READY 表示灯 READY 表示灯 2009 年 11 月 ~ 2012 年 9 月 READY 表示灯 IG OFF (READY OFF) LS600h/LS600hL 6

3. スマートキー 電子キー カードキー が近くにある場合は 車両から 5 メートル以上離す 4. トランク内の補機バッテリーのマイナス端子を切り離して ハイブリッドシステムの再起動およ び電気火災を防止する トランクオープナースイッチ クリップ トランクルーム内補機バッテリー ラゲージカバー 手段 2 パワースイッチが操作できない場合 1. ボンネットを開き エンジンルームカバーを取りはずす 2. エンジンルームヒューズボックスカバーを取りはずす 3. エンジンルームヒューズボックスの IG2 リレーを取りはずす 図参照 該当のリレーが確認できない場合は ヒューズボックスのリレーをすべて取りはずす 4. トランク内の補機バッテリーのマイナス端子を切り離す ボンネットロック解除レバー ボンネットオープンレバー ヒューズボックスカバー IG2 リレー IG2 リレー取りはずし 7 LS600h/LS600hL

手段 3 ( 絶縁手袋を使用できる場合 ) (2007 年 5 月 ~ 2009 年 10 月 ) 1. トランクを開き トランク内のサービスホールカバーを取り除く 2. 絶縁手袋を着用し サービスプラグを取りはずす 1 サービスプラグをスライドさせる 2 サービスプラグのレバーを手前に起こす 3 サービスプラグを引き抜く 4 トランク内の補機バッテリーのマイナス端子を切り離す 警告重度の火傷や感電による重大な傷害や死亡といった事態を防ぐため 絶縁手袋を装着せずにサービスプラグを引き抜かないでください サービスホールカバー サービスプラグ サービスホールカバーの位置 サービスホールカバー取りはずし 1 サービスプラグのレバーをスライドさせる 2 レバーを手前に起こす 3 サービスプラグを引き抜く サービスプラグ取りはずし LS600h/LS600hL 8

(2009 年 11 月 ~) 1. リヤシートコンソールボックスカバー LWR(4 人乗り )/ アームレストキャップ (5 人乗り ) を取りはずす 2. ボルト 4 本をはずし サービスプラグカバーを取りはずす 3. 絶縁手袋を着用し サービスプラグを取りはずす 1 サービスプラグをスライドさせる 2 サービスプラグのレバーを手前に起こす 3 サービスプラグを引き抜く 4 トランク内の補機バッテリーのマイナス端子を切り離す 警告重度の火傷や感電による重大な傷害や死亡といった事態を防ぐため 絶縁手袋を装着せずにサービスプラグを引き抜かないでください (4 人乗り ) リヤシートコンソールボックスカバー LWR (5 人乗り ) サービスプラグカバー アームレストキャップ サービスプラグカバー取りはずし 1 サービスプラグのレバーをスライドさせる 2 レバーを手前に起こす 3 サービスプラグを引き抜く サービスプラグ取りはずし 9 LS600h/LS600hL

Ⅳ 乗員の救出 車両の安定 フロントピラーおよびリヤピラーの真下4箇所に木片等の支持物を置き その後タイヤの空気を抜 いて車両を安定させる または救出用リフトエアバッグ装置を使用する 注意 高電圧ケーブル 排気システム 燃料システムの下に木片および救出用リフトエアバッグ装置を置 かないでください 支持位置 車両支持位置 乗員へのアクセス ガラスの取りはずし 必要に応じて 通常のガラス取りはずし手順を行ってください ドア取りはずし ドアは 電気式 油圧式といった従来の救助ツールや手によって取りはずすことができます 状況 によっては ドアをこじってヒンジをはずすと作業が容易になります ハンドルおよびフロントシートの位置調整 フロントシートおよびハンドルは図に示すように作動します パワースイッチで IG OFF にすると ハンドルが自動で最上段 最前部に移動し 運転席は後方に移 動します 注意 補機バッテリーを切り離すと パワーシートおよびハンドルの位置調整の操作ができなくなるため 補機バッテリー切り離し前に 必要に応じて操作を行っておいてください ハンドル調整 フロントシート調整 フロントヘッドレストの取りはずし フロントヘッドレストは取りはずすことができません LS600h/LS600hL 10

車両切断時の注意事項 警告 重度の火傷または感電による重大な傷害や死亡といった事態を防ぐために オレンジ色の高電圧ケーブルや高電圧部品に触れないでください やむを得ず触れる場合または触れる恐れのあるときは 絶縁手袋を着用してください 火花による引火等により救援者 乗員に重大な傷害をおよぼす恐れがあるため 油圧カッターなど火花が飛ばない機器を使用して車両を切断してください SRS エアバッグシステムは IG OFF または補機バッテリーマイナス端子切り離し後 90 秒間システムが作動していますので 経過時間を確認してから作業を行ってください 高電圧による感電の恐れがある箇所 高電圧による感電の恐れがあるため 切断不可 カーテンシールドエアバッグが展開する恐れがある箇所 カーテンシールドエアバッグ展開用高圧ガスを発生させる装備があるため 切断不可 ただし すでにカーテンシールドエアバッグが展開していれば切断可 サイドエアバッグ カーテンシールドエアバッグが展開する恐れがある箇所 配線ショート 衝撃によりサイドエアバッグ カーテンシールドエアバッグが展開する恐れがあるため 切断不可 ただし 切断する側のサイドエアバッグ カーテンシールドエアバッグがすでに展開している もしくは IG OFF 後か補機バッテリーのマイナス端子を切り離し後 90 秒以上経過していれば切断可 11 LS600h/LS600hL

LS600h/LS600hL 12

(2007 年 5 月 ~ 2009 年 10 月 ) ハイブリッドシステム構成部品 ハイブリッドシステム平面図 13 LS600h/LS600hL

(2009 年 11 月 ~) ハイブリッドシステム構成部品 ハイブリッドシステム平面図 LS600h/LS600hL 14

SRS エアバッグシステム部品と配線の位置 構成部品 配置 フロントエアバッグセンサー 1 エンジンルーム SRS コンピューター 2( 衝撃センサーを内蔵 ) シフトレバー後方のセンターコンソール下部 フロントサイドエアバッグセンサー 3 センターピラーの根元付近 リヤサイドエアバッグセンサー 4 リアピラーの根元付近 SRS フロントサイドエアバッグ5 フロントシートバック SRS リヤサイドエアバッグ6 リヤシートバック アクティブヘッドレストインフレータ7(2009 年 11 月 ~) フロントシートバック フロントシートベルトプリテンショナー 8 センターピラー根元付近 運転席 SRS フロントエアバッグ9 ステアリングホイール 助手席 SRS フロントエアバッグ10 インストルメントパネル SRS カーテンシールドエアバッグ11 ルーフレール内側の外縁 運転席 SRS ニーエアバッグ12 運転席ダッシュボードの下部 助手席 SRS ニーエアバッグ13 助手席ダッシュボードの下部 リヤシートベルトプリテンショナー 14 パッケージトレイ SRS リヤシートクッションエアバッグ15 助手席側リヤシートクッション エアバッグセンサー アクティブヘッドレストおよび SRS サイドエアバッグ カーテンシールドエアバッグインフレーター 14 15 SRS フロント SRS ニー SRS カーテンシールド SRS リヤシートクッションエアバッグおよびシートベルトプリテンショナー 15 LS600h/LS600hL

Ⅴ 火災への対応 消火剤消火器 ( 油火災 : ガソリン 石油 油などによる火災 および電気火災 : 電気配線 電気機器などによる火災に有効な消火器 ) で消火してください 初期消火活動 少量の水による消火はかえって危険な場合があるため 水を掛ける場合は消火栓などから大量に放水するか 消防隊の到着を待ってください Ⅵ 水没時の対応 ハイブリッド車両が水没した場合 車体には高電圧がかかっている可能性はなく 感電の心配はありません 乗員へのアクセス 前述の手順 (P.5 ~) に従い 車両を固定しハイブリッドシステムを停止 (IG OFF) させてから救援作業をおこなってください LS600h/LS600hL 16

Ⅶ 液漏れへの対応 この車両に使用されている自動車用フルードは 駆動用電池 (HV バッテリー ) で使用されているニッケル水素バッテリーモジュール電解液を除いて ハイブリッド以外の車両で使用されている一般的な自動車用フルードと同様です 通常の車両と同様の処置を行ってください ニッケル水素バッテリーモジュール電解液は 強アルカリ性 (ph13.5) の水酸化カリウム水溶液で 人体に有害です しかし 電解液は不織布に染み込ませてあるため 万一ニッケル水素バッテリーモジュールが破損した場合でも 通常は駆動用電池 (HV バッテリー ) ケースから流出したり漏れたりすることはありません 保護具の着用 保護メガネ ( 眼球保護用メガネ ) ゴム手袋 ( 強アルカリ性電解液処理時に使用できる手袋 ) 耐アルカリ性のエプロン安全靴注意もし電解液に触れた場合は 以下のガイドラインに従ってください 電解液が付着した場合電解液が直接皮膚に付着した場合は 直ちに大量の水で洗い流してください 万一 電解液が目に入った場合は 大声で救援を求め 目をこすらずに直ちに大量の水で洗い流し 専門医の診断を受けてください 電解液を誤飲した場合無理に吐かせないでください 負傷者に大量の水を飲ませて電解液を薄めてください 意識を失っている場合は水を飲ませないでください 自発的に嘔吐が起こった場合は 負傷者が窒息しないようにしてください 負傷者を最寄りの救急医療機関へ移送してください 電解液の蒸気を吸い込んだ場合負傷者を安全な場所に運び 酸素を吸入させてください 負傷者を最寄りの救急医療機関へ移送してください 17 LS600h/LS600hL

4. 事故車の運搬要領 警告 重度の火傷または感電による重大な傷害や死亡といった事態を防ぐために オレンジ色の高電圧ケーブルや高電圧部品に触れないでください ただし 車両運搬時には 絶縁手袋を着用してサービスプラグを抜いてから運搬を行ってください (P.8 9 参照 ) やむを得ず他の高電圧部品や高電圧ケーブルに触れる場合または触れる恐れのあるときは 絶縁手袋を着用してください 電動パーキングブレーキ解除の手順手動で解除をする場合は 次の手順でおこなってください < 図 1 > 1. 必ず IG OFF にしてから 輪止めをする 2. トランク下敷きのカバーをはずす 3. トランク内に搭載されている車載工具とスペアタイヤ 1 を取りだす 図 1 で示している工具を準備しておきます 1 スペアタイヤ装着車のみ スペアタイヤ装着車 ( 応急用タイヤ ) スペアタイヤ装着車 ( 標準用タイヤ ) タイヤパンク応急修理キット装着車 LS600h/LS600hL 18

< 図 2 > 4. カバーをはずす < 図 2 > < 図 3 > 5. 3. で準備した車載工具を使用して 反時計まわりに強く 押し込みながらまわし パーキングブレーキを解除します < 図 3 > 補機バッテリーのマイナス端子が切り離されていることを確認のうえ 車両運搬車で移動してください けん引は 図に示された方法の 1 つで行う 積載時は 車両に傷がつかないように十分注意してください 全長 5,030/5,150mm(2007 年 5 月 ~ 2009 年 10 月 ) 5,060/5,180mm(2009 年 11 月 ~ 2012 年 9 月 ) 5,090/5,210mm(2012 年 10 月 ~) 全幅 1,875mm( 共通 ) ホイールベース 2,970/3,090mm 車両重量 2,320/2,380kg(2007 年 5 月 ~ 2009 年 10 月 ) 2,340/2,400kg(2009 年 11 月 ~ 2012 年 9 月 ) 2,360/2,420kg(2012 年 10 月 ~) LS600h/LS600hL の順 19 LS600h/LS600hL

高電圧作業中 触るな! 担当 高電圧作業中 触るな! 担当 コピーを取り 折って作業中に車両のルーフに標示する JB9743 LS600h/LS600hL 20