別紙 ネット de 記帳 平成 27 年度申告対応版について 平成 28 年 1 月 20 日 1
目次 1. 機能改善 1-1. 個人決算 (1) 連動科目のチェック処理追加 (2) 商工会連動科目設定取込の機能追加 1-2. 電子申告 (1) 状況欄の表示を変更 (2) 標準科目名変更時の電子申告を抑止 2. 平成 27 年税制改正対応 2-1. 所得税申告書 (1) 改正内容 (2) 様式変更 (3) 画面イメージ (4) 帳票イメージ 2-2. 消費税申告書 (1) 様式変更 2-3. 電子申告 3. 注意事項 2
1. 機能改善 1-1. 個人決算 3
1. 機能改善 1-1. 個人決算 (1) 連動科目のチェック処理追加 [1] 連動科目のチェックを追加します 1 個人決算連動科目登録 ( 商工会業務 ) に 科目チェック を追加します 2 個人決算書の 金額確認 に連動科目のチェック結果の表示を追加します 1[ 科目チェック ] ボタン追加 エラーがある場合 エラーになっている会計科目が表示されます 連動科目に重複して設定されている会計科目および連動科目に設定されていない会計科目が存在するかチェックを行い チェック結果を表示します 会計科目が重複して設定されている場合 重複 で一覧に表示されます 標準で設定されていた連動科目に対し 商工会で削除した会計科目がある場合 未設定 で一覧に表示されます 4
1. 機能改善 1-1. 個人決算 (1) 連動科目のチェック処理追加 [2] 重複 未設定一覧 重複同一帳票内で同じ会計科目が 個人決算書の複数の科目に連動設定されている場合は 重複 のエラーとなります 未設定標準で設定されていた連動科目を商工会もしくは事業者で変更しようとする過程で連動先から削除した会計科目が その後 個人決算書のどこにも連動設定されていない場合は 未設定 のエラーとなります 例 : 個人決算書 ( 青色一般 ) < 標準で設定されている連動科目設定 > 個人決算科目名 25 29 : 会計科目名 30 その他の経費 571 会議費 580 税理士等の報酬 : < 商工会もしくは事業者で設定を変更 > 個人決算科目名会計科目名 25 会議費 571 会議費 : 29 30 その他の経費 571 会議費 : 重複エラー 未設定エラー 連動科目設定を以下のように変更した場合 571 会議費 を25 欄に追加 30 その他経費 から 580 税理士等の報酬 を削除 5
1. 機能改善 1-1. 個人決算 (1) 連動科目のチェック処理追加 [3] 2 金額確認 画面に連動科目のチェック結果を表示 エラーがない場合 エラーがある場合 エラーになっている会計科目が表示されます 金額確認 画面および 金額チェック ダイアログに連動科目のチェック結果を表示します チェックエラーがある場合 [ 重複 未設定科目一覧 ] ボタンをクリックすると エラーとなっている会計科目が一覧に表示されます 連動科目のチェックは連動科目の設定に対してのチェックとなり 金額があるかどうかではチェックを行っていません 6
1. 機能改善 1-1. 個人決算 (2) 商工会連動科目設定取込の機能追加 (3) 入力完了 電子申告 の可否変 商工会連動科目設定の取り込み時に事業者設定をクリアする機能を追加します 事業者設定をクリアする場合 チェックをつけます 手動連動 自動連動ともにチェックがつけられます 事業者で設定した連動科目をすべてクリアし 商工会で設定している連動科目に戻す場合 事業者設定をすべてクリアした後 商工会設定を取り込む にチェックをつけます 所得税基本情報 > 個人決算書から会計への連動区分 が 自動連動 手動連動 のいずれが設定されていても 事業者設定をすべてクリアした後 商工会設定を取り込む にチェックをつけることができます 7
1. 機能改善 1-2. 電子申告 8
1. 機能改善 1-2. 電子申告 (1) 状況欄の表示を変更 現在の状態をより分かりやすくするため 表示を変更しました 当該部分は 既に 9 月リリース (Ver.1.06.0900) より変更されています 変更後の表示 送信票未入力 送信票入力済み データ抽出済み 税理士署名済みまたは納税者署名済み データ送信済み 表示エリア 状況欄 9
1. 機能改善 1-2. 電子申告 (2) 標準科目名変更時の電子申告を抑止 決算書の標準科目名を変更した場合 従来は検証画面に警告を表示しているだけでしたが その状態で電子申告データが作成できないよう規制を強化しました 当該部分は 既に 9 月リリース (Ver.1.06.0900) より変更されています 国税庁の電子申告の仕様上 決算書の標準科目 ( 税務署配布用紙にあらかじめ印刷されている科目 ) の名称を変更しても電子申告データ (xt x) には反映されません ネット de 記帳における標準科目の変更機能はあくまでも印刷を前提としたものですので 画面上の注意喚起を強化するとともに 電子申告の申告書データ選択の作成時に下記の警告メッセージを表示して作成できないよう対応しました 警告メッセージ 下記理由により 個人決算書の電子申告データは作成できません 税務署用紙であらかじめ印刷されている科目名が変更されているため電子申告を行う場合は 個人決算書で科目名を元に戻してください 10
2-1. 所得税申告書 11
2-1. 所得税申告書 (1) 改正内容 H27 年分の所得税の改正に対応します 改正内容 1 所得税の税率変更 ( 平成 25 年度の改正事項で 平成 27 年分から適用 ) < 改正前 > < 改正後 > 課税される所得金額税率課税される所得金額税率 195 万円以下の金額 5% 195 万円以下の金額 5% 330 万円以下の金額 10% 330 万円以下の金額 10% 695 万円以下の金額 20% 695 万円以下の金額 20% 900 万円以下の金額 23% 900 万円以下の金額 23% 1,800 万円以下の金額 33% 1,800 万円以下の金額 33% 1,800 万円超の金額 40% 4,000 万円以下の金額 40% - - 4,000 万円超の金額 45% 2 国外転出時課税制度の創設 ( 平成 27 年度の改正事項 ) 国出区分 追加 国外転出時課税制度で提出が必要な計算書 明細書等には対応いたしません 12
2-1. 所得税申告書 (2) 様式変更 [1] 様式変更 ( 平成 27 年 11 月 24 日現在 ) 1 確定申告書 B 第一表 種類 欄に [ 国出 ] の項目追加 様式番号 使用対象年分の変更 2 確定申告書 B 第二表 住民税の徴収方法の選択 欄の文言変更 様式番号 使用対象年分の変更 3 確定申告書 ( 損失申告用 ) 第四表付表 ( 一 ) 様式番号 年分の変更 4 確定申告書 ( 損失申告用 ) 第四表付表 ( 二 ) 繰越損失を差し引く計算 -A(22 年 ) 欄の [ 翌年分以後に繰り越して差し引かれる損失額 ] を削除 繰越損失を差し引く計算 -B(23 年 ) 欄の以下の項目を削除 年が青色の場合要件非該当被災純損失以外の損失山林以外 欄 年が青色の場合要件非該当被災純損失以外の損失山林 欄 年が白色の場合要件非該当変動所得の損失 欄 年が白色の場合要件非該当被災事業用資産の損失山林以外 欄 年が白色の場合要件非該当被災事業用資産の損失山林 欄 居住用財産に係る通算後譲渡損失の金額 欄 特定雑損失以外の雑損失 欄 13
2-1. 所得税申告書 (2) 様式変更 [2] 繰越損失を差し引く計算 -C(24 年 ) 欄の [ 翌年分以後に繰り越して差し引かれる損失額 ] を削除 繰越損失を差し引く計算 -E(26 年 ) 欄の追加 5 ( 第三者作成書類 ) 給与所得の源泉徴収票の記載事項 特定取得 欄の追加 6 ( 第三者作成書類 ) 公的年金等の源泉徴収票の記載事項 法第 203 条の 3 第 4 号適用分 欄の追加 14
2-1. 所得税申告書 (3) 画面イメージ [1] 変更後イメージ 所得税基本情報 確定申告書 B 第一表 : 国外転出時課税制度の創設による画面変更 国出区分 が追加されます 国出区分 が追加されます 該当 の場合は が表示されます 15
2-1. 所得税申告書 平成 26 年 (3) 画面イメージ [2] 変更後イメージ 給与所得の源泉徴収票 : 特定取得の追加による画面変更 平成 27 年 特定取得 のチェックボックスが追加されます 初期値はチェックオフ チェックオンの場合は 電子申告の ( 第三者作成書類 ) 給与所得の源泉徴収票の記載事項 の 特定取得 欄に ( 特定 ) が設定されます 16
2-1. 所得税申告書 (3) 画面イメージ [3] 変更後イメージ 公的年金等の源泉徴収票 : 源泉徴収票のレイアウト変更による画面変更 法第 203 条の 3 第 4 号適用分 欄が追加されます 17
2-1. 所得税申告書 (3) 画面イメージ [4] 変更後イメージ 繰越損失 : 被災損失の 5 年繰越による画面変更 被災損失以外の損失の項目が削除されます H26 年分が追加されます 18
2-1. 所得税申告書 (4) 帳票イメージ [1] 変更後イメージ 確定申告書 B 第一表 国出区分 が追加されます 19
2-1. 所得税申告書 (4) 帳票イメージ [2] 変更後イメージ 確定申告書 B 第二表 20
2-1. 所得税申告書 (4) 帳票イメージ [3] 変更後イメージ 確定申告書 ( 損失申告用 ) 第四表付表 ( 一 ) 21
2-1. 所得税申告書 (4) 帳票イメージ [4] 変更後イメージ 確定申告書 ( 損失申告用 ) 第四表付表 ( 二 ) 平成 22 年 (5 年前 )~ 平成 26 年 ( 前年 ) の項目に変更となります 22
2-2. 消費税申告書 23
2-2. 消費税申告書 (1) 様式変更 [1] 画面および帳票レイアウトを H28 年 1 月以後の申告に使用する様式に変更します 様式変更 1 消費税及び地方消費税の確定申告書 ( 一般用 ) 平成 27 年 10 月以後終了課税期間分 個人番号または法人番号 欄の追加 経理担当者氏名 欄の削除 当該部分は 既に 12 月リリース (Ver.1.70.1200) より変更されています 2 消費税及び地方消費税の確定申告書 ( 簡易課税用 ) 平成 28 年 1 月以後開始課税期間分 個人番号または法人番号 欄の追加 経理担当者氏名 欄の削除 3 消費税及び地方消費税の中間申告書 平成 28 年 1 月以後開始課税期間分 個人番号または法人番号 欄の追加 平成 27 年度確定申告は 原則課税が新様式 ( 個人番号または法人番号 欄あり ) 簡易課税が旧様式 ( 個人番号または法人番号 欄なし ) での出力となります 新様式の場合でも 個人番号または法人番号 欄は空欄のまま出力されます 24
2-2. 消費税申告書 (1) 様式変更 [2] 変更後イメージ 消費税及び地方消費税の確定申告書 ( 一般用 ) 平成 27 年 10 月以後終了課税期間分 当該部分は 既に 12 月リリース (Ver.1.70.1200) より変更されています 個人番号又は法人番号欄が追加されます 番号は出力されません 25
2-2. 消費税申告書 (1) 様式変更 [3] 変更後イメージ 消費税及び地方消費税の確定申告書 ( 簡易課税用 ) 平成 28 年 1 月以後開始課税期間分平成 27 年分の申告は従来の様式になります 個人番号又は法人番号欄が追加されます 番号は出力されません 26
2-2. 消費税申告書 (1) 様式変更 [4] 変更後イメージ 消費税及び地方消費税の中間申告書 平成 28 年 1 月以後開始課税期間分平成 27 年分の申告は従来の様式になります 個人番号又は法人番号欄が追加されます 番号は出力されません 27
2-3. 電子申告 28
2-3. 電子申告 1 認証局名の変更 認証局の追加対応認証局サービス名の変更及び追加に伴い 電子署名モジュールが変更になります ( 変更 ): 公的個人認証サービス 公的個人認証サービス ( 住基カード ) ( 追加 ): 公的個人認証サービス ( 番号カード ) 公的個人認証サービスで使用されてきた住基カードの新規発行と電子証明書更新が停止され 新たに個人番号カードの供用が開始されました 有効な電子証明書が搭載されている住基カードが残っている間は併存状態が続くため 選択肢に 公的個人認証サービス ( 番号カード ) が追加されるとともに 従来の 公的個人認証サービス は 公的個人認証サービス ( 住基カード ) と名称が変更されて併用されます 29
3. 注意事項 30
3. 注意事項 (1) 1 所得税申告書 平成 27 年度申告対応版リリース後 平成 27 年度の事業者データを選択し 所得税申告書を起動することで 平成 27 年分の計算が自動的に実行されます 所得税申告書を起動し 申告書の内容を確認してください 平成 27 年度申告対応版リリース前に 平成 27 年分の所得税申告書を入力完了している場合は 事業者を選択したときに 所得税申告書の入力完了が自動で解除されます なお 個人決算書の入力完了は解除されません 平成 27 年度申告対応版リリース前に 公的年金等の源泉徴収票 を入力する場合は 法第 203 条の 3 第 1 号適用分 ~ 法第 203 条の 3 第 3 号適用分 に記載されている金額をそれぞれの欄に入力します 法第 203 条の 3 第 4 号適用分 に金額がある場合は 平成 27 年度申告対応版リリース後に第 4 号適用分の金額を追加入力してください ( 平成 26 年分 ) ( 平成 27 年分 ) 法第 203 条の3 第 1 号適用分 法第 203 条の3 第 1 号適用分 法第 203 条の3 第 2 号適用分 法第 203 条の3 第 2 号適用分 法第 203 条の3 第 3 号適用分 法第 203 条の3 第 3 号適用分 法第 203 条の3 第 4 号適用分 ( 追加 ) 平成 27 年度申告対応版リリース後に 公的年金等の源泉徴収票 ( 原本 ) で入力内容に間違いがないかを再度 ご確認ください 31
3. 注意事項 (2) 平成 27 年度申告対応版リリース前に平成 27 年度の事業者データを 新規作成 した場合 繰越損失 画面の (4 年前 ) の青白区分が設定できません 平成 27 年度申告対応版リリース後 繰越損失 画面の 平成 23 年 (4 年前 ) の青白区分を確認のうえ 実際の申告と異なるときは青白区分を変更してください 2 消費税申告書 平成 27 年度申告対応版リリース前に課税期間の開始が平成 27 年 4 月 1 日以降の簡易課税の確定申告書を入力完了している場合は 消費税申告書で次のメッセージが表示されます 入力完了を解除し 新しい様式の申告書を再作成してください 旧様式のままでは印刷および電子申告はできません 参照で起動 32