目 次 1 計画策定の目的 1P 2 平川市のごみの現状 2P 3 これからの課題 5P 4 ごみ減量 リサイクル目標 5P 5 市民 事業者 市の役割 6P 6 積極的な減量施策の推進 ( 行動計画 ) 重点施策 1 7P 重点施策 2 8P 重点施策 3 9P 7 その他参考資料 10P 2

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計画の策定にあたって 本計画は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第 6 条第 1 項の規定される網走市における一般廃棄物処理に関する基本計画です 網走市では 平成 4 年に策定した基本計画に基づき ごみの減量化の推進 リサイクルセンターや最終処分場を整備するとともに 平成 16 年度にはごみ処理の

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

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2 基本方針と数値目標基本的考え方を踏まえ, 資源循環型社会の形成に向けてごみ減量 リサイクルの施策を推進するためには, 基本方針と達成度を測る指標が必要です 本計画においては, 本市の過去の実績や今後の施策の展開をもとに, 数値目標を設定します (1) 基本方針 1 と数値目標 基本方針 1 家庭

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目 次. 計画策定の意義 2. 基本的方針 3. 計画期間 4. 対象品目 5. 各年度における容器包装廃棄物の排出量見込み ( 第 8 条第 2 項第 号 ) 2 6. 容器包装廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 ( 第 8 条第 2 項第 2 号 ) 3 7. 分別収集をするものとした容


目 次 頁 1 ごみ減量のための ちばルール の改正の背景及び意義 2 2 循環型社会形成推進基本法での 発生抑制 の位置付け 3 3 一般廃棄物 ( ごみ ) 処理基本計画での 発生抑制 の位置付け 3 4 第 1 ステップ 5 つの施策事業実績 4 5 ごみ減量のための ちばルール 6 (1)

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1 計画策定の意義 私たちが暮らす現代社会は これまで快適で潤いのある生活環境を築くため 大量生産 大量消費 大量廃棄という使い捨てのライフスタイルを恒常化させてきた それに伴い排出される廃棄物は 多様化 増大化を続けたため 処理場や処分場の確保は次第に困難になり 廃棄物処理を取り巻く環境は厳しくな


目標を達成するための指標 第 4 章計画における環境施策 一般廃棄物焼却量 ( 家庭 事業所 ) ごみ 資源物の総排出量 平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ 30% 削減平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (200

熊野市ごみ減量化市民行動計画 目次 1 はじめに 1 (1) 計画策定の背景と趣旨 1 (2) 熊野市のめざす姿 2 2 ごみ処理の現状 3 3 ごみ処理の課題 4 4 熊野市ごみ減量化市民行動計画について 5 5 市民 事業者 市の役割 6 (1) 市民の役割 6 (2) 事業者の役割 7 (3)

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-- ごみの減量やリサイクルに関して あなたのご家庭で積極的に取り組んでいることは何ですか ( 複数回答 ) マイバックの利用 過剰な包装を断る 使い捨て商品は買わない 食べ残しを減らす 生ごみの水切り 生ごみ処理容器 ( コンポスト ) や電動式生ごみ処理機の活用 雑がみの分別 リサイクルショップ

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回答用 この用紙に回答をご記入願います 質問 1-(1 1-(2 1-(3 1-(4 1-(5 2-(1 20 歳未満 20 男性 回答欄 女性 歳以上 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人それ以上 戸建て住宅共同住宅店舗兼住宅その他 一中地区二中地区三中地区四

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ごみ減量化 資源化に関する 市民アンケート結果 ( 項目別分析 ) 平成 27 年 (2015 年 )12 月 資源循環部

目 次 1 行動計画策定の趣旨 1 (1) 行動計画の目的 1 (2) 計画の位置づけ 1 (3) 基本方針 1 2 ごみ減量等の数値目標 2 (1) ごみ排出量の目標 2 (2) リサイクル目標 3 3 具体的施策の取り組みと実践内容 4 参考資料ごみ排出の現状整理 1 ごみ排出量等の推移 8 2

Ⅱ ごみに関する情報提供について 問 6 あなたは下記のごみに関する事項についてどの程度関心がありますか ごみに関する事項 関心の程度 非常に関心がある ある程度関心がある あまり関心がない 全く関心がない 1 ごみの減量化について ごみの再資源化について ご

ごみ焼却施設の用地設定


3Rエコポイントシステム促進のためのガイドライン

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(1) 住民は有料化をどう考えているか 循環型社会の形成に関する世論調査 ( 内閣府平成 13 年 ) ごみ問題にどの程度関心があるか 非常に関心がある (32) ある程度関心がある (58) あまり関心がない (8) まったく関心がない わからない (2) ごみの有料化 に対してどのように思うか

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目次 はじめに 1 ごみ減量化の取り組みについて 1 (1) 再資源化の推進 1 (2) 生ごみの減量化 堆肥化 2 (3) 事業系ごみの減量 2 (4) 環境教育 2 2 ごみの有料化の意義 3 (1) ごみ減量とリサイクル推進 3 (2) ごみ問題への意識向上と処理費用の負担の公平化 3 3 ご

平成 24 年 (2012 年 )7 月 12 日 市ではどのようなライフスタイルとごみ減量が関連するかを定量的に調査することを目的に 家庭から出るごみの計量に参加いただける方を募集します 豊中市環境部環境センター減量推進課

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目次 はじめに 1 ごみ減量化の取り組みについて 1 (1) 再資源化の推進 1 (2) 生ごみの減量化 堆肥化 2 (3) 事業系ごみの減量 2 (4) 環境教育 2 2 ごみ有料化の意義 3 (1) ごみ減量とリサイクル推進 3 (2) ごみ問題への意識向上と処理費用負担の公平化 3 3 ごみ有

~ 混ぜればごみ 分ければ資源 ~ チャレンジしよう! 3 R でごみの減量! ~ 混ぜればごみ分ければ資源 ~ ごみ として捨ててしまうものでも その多くはリサイクルが可能です リサイクルをするためには 決められたルールに従って正しく分別することが必要です ごみの分別に迷った時は この ごみ分別大

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-20% 減量をめざして - (2) 年齢構成 年齢は 40~49 歳が最も多いですが 世代間の割合に大きな差はありま せん 図 2-5 年齢構成 60~69 歳 11.1% 50~59 歳 11.7% 70 歳以上 ~ 14.5% 40~49 歳 17.6% 0~9 歳 9.0% 10~19 歳

A. 1 管理責任者に変更がない場合書面で ( 書式はありません ) 速やかに所有者の住所 氏名 電話番号及び管理責任者に変更がない旨お知らせ下さい 2 管理責任者に変更がある場合書面で ( 書式はありません ) 速やかに所有者変更の旨お知らせいただき 30 日以内に 管理責任者選任届 を提出して下

1 大内

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ツールへのデータ入力前にすべきこと 一般廃棄物処理に係るフロー図を作成 < 収集 : 直営 > < 直接搬入 > 粗大ごみ **t <A 破砕施設 : 直営 > <D 最終処分場 > 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 粗大ごみ **t 燃やすごみ **t アルミ缶 **t スチール缶 **t びん

【資料2】答申概要(案)

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(様式1-表)

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二フリーマーケットなどの推進家庭などにある不用品を再使用する意識を高めるため 市民参加によるフリーマーケット ( 不用品交換会 ) など 自主的なリサイクル活動の推進に努めます ホ表彰制度の創設 3Rに積極的に取り組んでいる家庭 地域 団体 事業所などを表彰し あわせてその内容を広く周知し 活動を支

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( 資料 1) 施策による減量効果 行動計画項目区分 ごみ組成の品目 1 人 1 日あたり排出量 (g) 発生抑制 1 人 1 日あたり (g) 設定根拠等 減量区分 各種持参運動の推進家庭系容器包装ごみの減量推進 継続燃やせるごみ マイバッグを持参するなどしてレジ袋をもらわないよう

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1 平成 22 年度の取組み結果 平成 22 年度の取り組み結果は 下記のとおりです 温室効果ガスの総排出量 平成 22 年度 温室効果ガス総排出量 (t-co2) 26,876 27, % 具体的取り組み 平成 22 年度 電気使用量 (kwh) 37,334,706 38,665,4

H28表1 [9]

Transcription:

平川市 ごみ減量化計画 計画期間平成 23 年度 平成 27 年度 みんなで取組取組む 3R 1 日 1 割のごみをのごみを減らそう! 平成 2 3 年 3 月 1

目 次 1 計画策定の目的 1P 2 平川市のごみの現状 2P 3 これからの課題 5P 4 ごみ減量 リサイクル目標 5P 5 市民 事業者 市の役割 6P 6 積極的な減量施策の推進 ( 行動計画 ) 重点施策 1 7P 重点施策 2 8P 重点施策 3 9P 7 その他参考資料 10P 2

1 計画策定の目的 今 私たちが生活する地球は かつてないほどの危機に直面しています 気温の上昇による異常気象 森林伐採による砂漠化 化石燃料焼却による酸性雨など 化石燃料の使用量をただちに抑制しなければ 数十年先には 気温はさらに上昇し こうした気温の上昇は深刻な水不足をもたらし 食料生産量を減少させ 生命にかかわる疫病を蔓延させるといわれております また こうした環境の劣化は 生物多様性を急激に喪失させ 生態系を破壊する恐れがあります 私たち自身のためだけでなく 美しい環境を子孫に引き継ぐためにも これまで の大量消費型社会から ごみの発生を抑え 資源を循環利用して 環境への負荷が 1 小さい循環型社会への転換を目指すことが緊急の課題となっています このようなことから 当市では平成 20 年 4 月からごみ有料化を実施し また同年 9 月にごみ減量化計画を策定して ごみの減量化 リサイクルの促進に取り組んできました 有料化を実施した平成 20 年度は前年度に比べてごみは大幅に減り リサイクル率も向上しましたが その後は横ばいで推移しており さらなるごみ減量化 リサイクル促進に取組む必要があります 本計画は 平成 23 年度から27 年度までを計画期間とし ごみ有料化や他の施策による減量効果に加えて 具体的な数値目標 取組みやすい行動計画を示して 市民 事業者 行政が一体となって ごみ減量 リサイクルをさらに促進することを目的としています 1 循環型社会とは ~ 循環型社会イメージ ~ 資源投入 生産 ( 製造 流通等 ) Reduce( リデュース ) 1 発生抑制 長持ちする製品を作るこ と 製品を大事に長く使うことが重要 処理 ( 焼却 再生等 ) 3 R 消費 消費 使用 Recycle( リサイクル ) 3 再生利用 再使用できないものは 資源と して利用する Reuse( リユース ) 2 再使用 使い終わったものでも くり返して使用する 適正処分どうしても使えないも のはきちんと処分する 廃棄 1

2 平川市のごみの現状 (1) 家庭ごみごみ排出量排出量の推移平成 21 年度に 平川市の各家庭から出たごみの量は6,647トンで 資源物は 1,315トンでした 有料化が始まった平成 20 年度は前年度に比べて 大幅に減りましたが その後は横ばいで推移しています 量(トン)14000 704ク ラム 689ク ラム一人一日当たりの排出量 (793ク ラム) (781ク ラム) 下段 () は資源物を含んだ量 8000 資源 庭ごみ 12000 521ク ラム (628ク ラム) 528ク ラム (632ク ラム) 総排 10000 出 1157トン 1177トン 1362トン 1315トン 6000 4000 2000 9142 トン 可燃 不燃 粗大 8879 トン 6624 トン 6647 トン 700 600 500 400 300 200 100 一人一日当たりの排出量(ク ラム)家 0 H18 H19 H20 H21 0 (2) 事業所ごみごみ排出量排出量の推移事業所から出るごみは徐々に減っていますが ほぼ横ばいで推移しています また 家庭ごみと比べると資源物の割合が極端に低くなっています 事業所ごみ総排出 2500 2000 28 トン 資源 35 トン 43 トン 60 トン 量(トン)1500 可燃 不燃 粗大 1000 1964 トン 2012 トン 1934 トン 1896 トン 500 0 H18 H19 H20 H21 2

円)(3) リサイクル率の推移平川市のリサイクル率は徐々に上昇していますが 全国平均と比べると依然として低い水準です 24.0 リサイクル率(% )22.0 20.0 全国, 19.6 全国, 20.3 全国, 20.3 全国, 20.5 18.0 市, 16.1 市, 16.2 16.0 14.0 市, 12.7 市, 13.5 12.0 県, 12.3 県, 13.0 県, 12.8 県, 12.9 10.0 H18 H19 H20 H21 (4) ごみ処理費用処理費用の推移 平成 21 年度のごみ処理費用は 293,000 千円 1 人あたり約 8,500 円 1 世帯あたりだと約 26,400 円になります 単位み処理千費用総額(360,000 340,000 320,000 300,000 280,000 9,759 円 9,851 円 9,525 円 338,761 千円 343,304 千円 343,204 千円円)ご 8,491 円 293,095 千円 10,000 9,500 9,000 8,500 8,000 1 人あたりのごみ処理費用(単位 260,000 7,500 H18 H19 H20 H21 3

(5) 収集区分別の内訳 (H21 年度 ) 収集区分別の内訳は 可燃ごみが約 70% 不燃 粗大ごみが約 13% 資源物が約 8% 集団回収が約 9% となっています 資源物 624 トン 8% 集団回収 690 トン 9% 粗大ごみ 182 トン 2% 不燃ごみ 875 トン 11% 可燃ごみ 5,591 トン 70% (6) 可燃ごみのごみの組成割合 (H21 年度 ) 可燃ごみの組成割合は 多い順に紙 布 ビニール 合成繊維 ゴム 皮革 生ごみ 木 竹 わら 不燃物となっています 木 竹 わら, 10% 不燃物, 6% その他, 4% 生ごみ, 16% 紙 布, 48% ビニール 合成樹脂 ゴム 皮革, 16% (7) 資源物の内訳 (H21 年度 ) 可燃ごみの組成割合は 多い順に紙 布 ビニール 合成繊維 ゴム 皮革 生ごみ 木 竹 わら 不燃物となっています ペット 50 トン 4% 缶 94 トン 7% その他プラ 117 トン 9% 紙類 830 トン 63% びん 224 トン 17% 4

3 これからの課題 平川市の家庭から排出されるごみの総排出量 1 人 1 日あたりのごみ量は徐々に減ってきていますが リサイクル率 ( 平成 21 年度 ) は16.2% と 全国平均 (20.5%) と比較すると依然として低く これは雑紙類のリサイクル率が低いことや 分別が徹底されていないためであると思われます ごみの内訳は可燃ごみが約 7 割を占めており 平成 21 年度は5,591トン 可燃ごみの内訳は組成調査の数値で推計すると 紙 布類が約 2,680トン 生ごみが約 890トンとなり それだけで総排出量の約半分を占めています 循環型社会を目指すためには ごみの大半を占める紙類 生ごみの減量 リサイクルを積極的に進めていく必要があります 4 ごみ減量減量 リサイクル リサイクル目標 (1) 家庭ごみごみ減量目標 平成 27 年度までに 家庭ごみ ( 資源物を除く ) を1 人 1 日あたり10% 以上 ( 平成 21 年度比 ) 減量します 平成 21 年度 528 ク ラム 53ク ラム減量 平成 27 年度 475 ク ラム 一人一日当たりの排出量トン)14000 704ク ラム 689ク ラム 量(出 6000 9142トン 家 資源物を除く 12000 庭 521ク ラム 528ク ラム ごみ 10000 総排 8000 4000 8879トン 6624トン 6647トン 2000 0 あと 53 ク ラムの減量が必要 475 ク ラム以下に減量する 475 ク ラム 5678 トン H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 700 600 500 400 300 200 100 0 一人一日当たりの排出量(ク ラム) 減量目標 (2) リサイクル目標平成 27 年度までに25% 以上を目指します ( 県目標と同じ ) 平成 21 年度 16.2% 8.8 ポイント引き上げ 平成 27 年度 25% 30.0 25.0 リ全国, 19.6 全国, 20.3 全国, 20.3 全国, 20.5 サ 20.0 イ市, 16.1 市, 16.2 ク市, 12.7 市, 13.5 ル 15.0 率の 10.0 県, 12.3 県, 13.0 県, 12.8 県, 12.9 推移(あと8.8 ポイントの 5.0 引き上げが必要 %)0.0 県 市, 25.0 リサイクル目標 25% 以上に引き上げ H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 5

5 市民 事業者 市の役割 計画の目標を達成するためには 市民や事業者 市がそれぞれの役割を認識し 積極的に行動し 連携して取組んでいくことが大切です (1) 市民の役割 市民は ごみの排出者 であることを自覚し 自らごみ減量について積極的に行動することが必要です ごみ発生の回避や排出の抑制を第一に考え 次に再利用 その上でどうしても出てしまうごみは分別を徹底して再資源化に取組むことが大事です (2) 事業者の役割 事業者は 製造 加工 販売者 消費者 ごみの排出者 の 3 つの立場があ ることを理解し それぞれの立場から取組みを進めることが必要です 1 製造 加工 販売者 としての立場簡易包装の推進 耐久性に優れた商品の製造 加工 修理体制の整備 リサイクル方法等の必要な情報の提供 デ 1 ポジット制を導入するなど その業種に応じた役割を積極的に果たすよう努める 2 消費者 としての立場 ごみの出にくい商品や環境に配慮した商品の使用を心がける 3 ごみの排出者 としての立場 ごみの排出抑制 再使用を推進するとともに リサイクルに積極的に取組む (3) 市の役割 市は 市民 事業者がごみの減量 リサイクル促進に積極的に取り組めるような仕組みを整えることが必要です ごみ問題や環境問題についての市民 事業者の意識向上のため 実効性のある施策を展開していきます 1 デポジット制 : 製品本来の価格に容器の預かり金を上乗せして販売し 使用後に容器を所定の 場所に戻したときに預かり金を返却すること 6

6 積極的な減量施策の推進 ( 行動計画 ) 重点施策 1 ごみの減量 リサイクルのしくみづくり 他の計画と整合性を図りながら ごみの減量 リサイクルのしくみを整え 積極 的にごみの減量 リサイクルの促進を進めていきます 1 ごみ減量化計画のPRと実践ごみ減量化計画を広報 HPなどを通して市民 事業者にPRし それぞれの減量化の取組みを促します また ごみの減量結果を公表し 市民 事業者とともに考え 目標の達成を目指します 2 市民 事業者 各種団体への情報提供市民 事業者 町会などの各種団体に ごみ処理の現状や資源物のリサイクルの方法等についてお知らせし 自覚を持ってごみ減量 リサイクル促進に取組んでもらえるよう働きかけます 3 学校教育の充実 ごみや環境をテーマにした授業 課外活動などに対して 資料の提供や説明に 積極的に協力し 次代を担う子ども達一人ひとりの意識向上を図ります 4 生涯学習の充実 生涯学習 社会学習活動に取組む市民団体との連携を深め ごみ減量 リサイ クルへの関心を深めてもらうよう働きかけます 5 各種イベント等を利用した意識啓発 各種イベント等の機会を活用し 市民 事業者にごみ減量 リサイクル促進に ついての意識啓発を図ります 6 市民 事業者 行政のパートナーシップの構築市民 市民団体 事業者 事業者団体など あらゆる立場の人々が お互いの役割を理解しながらごみ減量 リサイクル促進に取組んでいくパートナーシップの構築を目指します 7 効果的なごみ処理 リサイクルシステムの確立 現在実施しているごみ処理 リサイクルシステムのメリット デメリットを検 証し 必要があれば新しいシステムの導入等について検討していきます 7

重点施策 2 市民による自主的なごみ減量 リサイクルの促進 エコライフ普及促進 集団回収の推進により 自主的にごみ減量 リサイクル促 進に取組みやすい体制を整えます 1 エコライフの普及促進次のような行動があたりまえに 無理なく実践され いつも ごみを出さない もったいない という意識を持ったエコライフの普及促進のための行動実践についてPRしていきます A マイバッグを持参してレジ袋を断る B 過剰包装を断る C 箸を持参して お弁当の割り箸を断る D 洗剤やシャンプーなどは 詰め替え用にする E よく考えて 無駄なく購入する F くり返し使えるリターナブル容器入りの飲料を買う G エコマークやグリーンマークの商品を買う H 長く使用できるものを選んで買う I 調理方法を工夫して 捨てるものを少なくする J 外出するときは 水筒を持っていく K リサイクルショップやフリーマーケットを利用する L キッチンペーパーではなく 布巾をくりかえし使う M 必要の無いダイレクトメールなどは断る N 生ごみはしっかり水切りして出す O 生ごみを堆肥化し 肥料として使う P 資源物は できるだけ店頭回収に持っていく Q 新聞 雑誌や缶 びんはできるだけ地域の資源物集団回収に出す 2 資源物集団回収の推進資源リサイクル ごみ減量の1つの柱として こども会や町会などの団体が資源物の集団回収を行っていますが 今後 さらに回収量を増やすために 報奨金額の検討や広報 HPなどによる積極的なPRにより 実施団体の拡大を図ります 3 市民活動の PR 資源物集団回収などに取組んでいる団体の活動状況を 広報や HP などにより 紹介し その活動が一層充実するよう支援していきます 4 団体活動などの支援 8

清掃奉仕活動に取組んでいる市内の団体や個人に対して ボランティア袋を交 付して活動を支援します また その他 ごみ減量や環境への負荷を軽減する活 動に取組んでいる地域の団体を積極的に支援していきます 重点施策 3 事業者による自主的なごみ減量 リサイクルの促進 事業系ごみの出し方 分別の徹底などの指導を強化し 事業者が自らごみ減量 リサイクルに取組む体制を作ります 1 簡易包装の推進 マイバッグ運動に力を入れるなどして簡易包装 無包装を推進するよう市内の 小売業者に対して呼びかけをします 2 店頭回収の推進 資源物店頭回収について 実施及び回収品目を増やすことなどの協力を要請 し 拡充を図ります 協力店については広報 HP などで紹介します 3 事業系ごみの自己処理の指導住居を併設している事業所や小規模事業所では 事業所ごみと家庭ごみとの区別がつきにくく 混合している場合も考えられますが 事業所ごみは自己処理が原則であることから 排出方法についての指導を徹底 強化していく必要があります 今後は ごみ種別の実態把握に努め 関係機関と連携し リーフレットなどの配布などにより 周知 啓発を行います 4 事業所内研修等実施の呼びかけ 各事業所内で また近隣の事業所や同業種の事業所が協力して ごみの減量 リサイクル促進のための研修会を開催するよう呼びかけをします 5 ごみ減量 リサイクル促進に取組んでいる事業所への活動支援ごみの減量やリサイクルの促進 その他環境への負荷を軽減する取組みをしている事業所の活動を広報 HPなどで紹介するなどして 活動を積極的に支援します 6 事業所の集団回収活動の支援 可燃ごみ として排出される紙類などの減量 リサイクルを促進するため 複数の事業所による集団回収の体制作りを支援します 9

参考資料 身近なものの重さはどれくらい? 私達の身近にあるものの重重さは次のとおりです それぞれ100 ク ラムの分量を示して あります ごはん 0.7 杯 (1 杯約 140 ク ラム ) きゅうり 1 本 (1 本約 100 ク ラム ) うどん 0.5 玉 (1 玉約 200 ク ラム ) たまご 2 個 (S サイズ 1 個約 50 ク ラム ) レジ袋 20 枚 (1 枚約 5 ク ラム ) 食品トレイ 20 個 (1 個約 5 ク ラム ) ペットボトル500ml 3.3 本 (1 本約 30ク ラム ) アルミ缶 350ml 5 本 (1 本 20 ク ラム ) スチール缶 ( コーヒー )190ml 3 本 (1 本 32ク ラム ) 洗剤 シャンプーボトル 1.5 本 (1 本 70ク ラム ) ワイシャツ 0.5 枚 (1 枚 220 ク ラム ) 新聞 0.5 日 ( 朝刊 1 日分 200 ク ラム ) キッチンペーパー 20 枚 (1 枚 5 ク ラム ) 割りばし 20 組 (1 組 5 ク ラム ) バナナの皮 2 本 (1 本 50 ク ラム ) これらはあくまでも目安です それぞれ大きさなどの違いにより 100ク ラムにならない場合があります 10