第6章 その他ごみ処理に関し必要な事項

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目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

目 次. 計画策定の意義 2. 基本的方針 3. 計画期間 4. 対象品目 5. 各年度における容器包装廃棄物の排出量見込み ( 第 8 条第 2 項第 号 ) 2 6. 容器包装廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 ( 第 8 条第 2 項第 2 号 ) 3 7. 分別収集をするものとした容

12年~16年

答申

計画の策定にあたって 本計画は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第 6 条第 1 項の規定される網走市における一般廃棄物処理に関する基本計画です 網走市では 平成 4 年に策定した基本計画に基づき ごみの減量化の推進 リサイクルセンターや最終処分場を整備するとともに 平成 16 年度にはごみ処理の

1 計画策定の意義 私たちが暮らす現代社会は これまで快適で潤いのある生活環境を築くため 大量生産 大量消費 大量廃棄という使い捨てのライフスタイルを恒常化させてきた それに伴い排出される廃棄物は 多様化 増大化を続けたため 処理場や処分場の確保は次第に困難になり 廃棄物処理を取り巻く環境は厳しくな

家庭ごみ有料化制度の 導入是非の検討について

資料 4 平成 26 年報告書に提言された取組のうち 回収率目標達成アクションプラン以外の取組状況について 平成 29 年 12 月 4 日 経 済 産 業 省 環 境 省

目標を達成するための指標 第 4 章計画における環境施策 一般廃棄物焼却量 ( 家庭 事業所 ) ごみ 資源物の総排出量 平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ 30% 削減平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (200

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Ⅰ 家庭ごみ有料化の目的                                                         

ごみ処理基本計画の評価指標および実績値 目標値 項目単位 平成 21 年度 ( 基準年度 ) 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 33 年度 ( 目標年度 ) 総排出量 t/ 年 158, , , ,000 ごみ量 t/ 年 128, ,692

(1) 住民は有料化をどう考えているか 循環型社会の形成に関する世論調査 ( 内閣府平成 13 年 ) ごみ問題にどの程度関心があるか 非常に関心がある (32) ある程度関心がある (58) あまり関心がない (8) まったく関心がない わからない (2) ごみの有料化 に対してどのように思うか

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このような周辺状況の変化に対応し 諸課題の解決を図るべく 基本法及び第三次循環型社会形成推進基本計画に沿って 廃棄物処理法やリサイクルの推進に係る諸法等に基づく制度の適切な実施と相まって 改めて大量生産 大量消費 大量廃棄型の従来の社会の在り方や国民のライフスタイルを見直し 社会における高度な物質循

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朝日町分別収集計画

目次 はじめに 1 ごみ減量化の取り組みについて 1 (1) 再資源化の推進 1 (2) 生ごみの減量化 堆肥化 2 (3) 事業系ごみの減量 2 (4) 環境教育 2 2 ごみの有料化の意義 3 (1) ごみ減量とリサイクル推進 3 (2) ごみ問題への意識向上と処理費用の負担の公平化 3 3 ご


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資料 3 1 ごみ減量化についての課題分析 1) 原因の抽出 課題 : どうして 家庭ごみの排出量が減らないのか? ごみが 減らな い原因 1 使い捨て製品やすぐにごみになるものが身の回りに多い 2ごみを減らしたり リサイクルについての情報が少ない 3 分別収集しているごみの品目が少なく 資源化が十

川口市環境基本計画 .indb

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岸和田市分別収集計画


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目次 はじめに 1 ごみ減量化の取り組みについて 1 (1) 再資源化の推進 1 (2) 生ごみの減量化 堆肥化 2 (3) 事業系ごみの減量 2 (4) 環境教育 2 2 ごみ有料化の意義 3 (1) ごみ減量とリサイクル推進 3 (2) ごみ問題への意識向上と処理費用負担の公平化 3 3 ごみ有

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図 ごみの減量化方策及び資源化方策の検討の進め方 2 市民 事業者 行政の役割資料 2-2 に示したとおり 今後のごみ処理においては ごみの減量化 資源化の推進が重要となり これらを実現するためには 各主体がそれぞれの役割を認識し 相互に協力しながら取り組む体制を整備する必要があります

福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および


資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)


ごみ焼却施設の用地設定

1 貴重な自然環境を継承するため 保全活動に取り組みます 指標目標の推移 指標目標 米代川やきみまち阪 風の松原などの豊かな自然を他に誇れると思う市民の割合 ( 市民意識調査 ) 松くい虫被害量 計画策定目標値 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H19 年度 (H

2 基本方針と数値目標基本的考え方を踏まえ, 資源循環型社会の形成に向けてごみ減量 リサイクルの施策を推進するためには, 基本方針と達成度を測る指標が必要です 本計画においては, 本市の過去の実績や今後の施策の展開をもとに, 数値目標を設定します (1) 基本方針 1 と数値目標 基本方針 1 家庭

【資料2】答申概要(案)

目 次 1 行動計画策定の趣旨 1 (1) 行動計画の目的 1 (2) 計画の位置づけ 1 (3) 基本方針 1 2 ごみ減量等の数値目標 2 (1) ごみ排出量の目標 2 (2) リサイクル目標 3 3 具体的施策の取り組みと実践内容 4 参考資料ごみ排出の現状整理 1 ごみ排出量等の推移 8 2

< 目次 > 飯山市の今後のごみ減量施策のあり方について答申 1 諮問書 ( 写し ) 6 答申資料編 7

1 経過及び趣旨平成 20 年 3 月に策定された 湘南東ブロックごみ処理広域化実施計画 の基本方針として リサイクル推進型 +バイオガス利用 ( 残渣焼却 ) 最終処分場負荷軽減型 のごみ処理システムの構築があり バイオガス化施設導入の調査 検討を進めてきました バイオガス化施設導入の検証にあたっ

東日本大震災に係る災害等廃棄物処理事業の実地調査について

2 市長は 告示産業廃棄物の処理を次の基準により行うものとする (1) 処理できる告示産業廃棄物は 市内の土地又は建物から排出されたものに限る (2) 1 日に搬入できる告示産業廃棄物の量は 2 トン車 1 台 ( 軽トラックの場合は 2 台 ) 以内とする ただし 天災等特別の理由による場合は 市

新ごみ処理施設の整備に向けた 施設整備の基本方針 資料 施設整備の基本方針 ( 案 ) (1) 施設整備の目的泉佐野市田尻町清掃施設組合 ( 以下 本組合 という ) 及び熊取町では 泉佐野市 田尻町及び熊取町から発生する一般廃棄物 ( ごみ及びし尿処理汚泥 ) を泉佐野市田尻町清掃施

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平成 18 年 11 月 6 日 龍ケ崎市長串田武久殿 龍ケ崎市廃棄物減量等推進審議会 会長古井恒 家庭系ごみ有料化に係る基本方針について ( 答申 ) 平成 18 年 2 月 16 日付け龍環第 99 号で諮問のあった龍ケ崎市の家庭系ごみ有料化に 係る基本方針である 循環型社会の形成に向けて 家庭

1 平成 22 年度の取組み結果 平成 22 年度の取り組み結果は 下記のとおりです 温室効果ガスの総排出量 平成 22 年度 温室効果ガス総排出量 (t-co2) 26,876 27, % 具体的取り組み 平成 22 年度 電気使用量 (kwh) 37,334,706 38,665,4

1. 実施事業ごとにみた検証 検討 再構築にあたっては ごみ処理基本計画 ( 中間見直し ) に記載される実施事業ごとに実効性等を踏まえ (1) スケジュールの修正を要する実施事業 (2) 達成状況により目標値を改める実施事業 (3) 新たに取り組む実施事業 の 3 つに分け検証等を行いました (1

第 4 回審議会 資料 4 H ごみ減量 資源化の目標について 1. 現行計画の目標達成状況と今後の予測 (1) 現行計画の目標達成状況現行計画の数値目標の内, 家庭系ごみ原単位目標は平成 29(2017) 年度の時点で既に平成 34(2022) 年度目標を達成しています 低下傾向にあ

第1 機構・組織・人員及び予算

はじめに

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目 次 提言にあたって 1 1 本市のごみ処理の現状と課題 2 (1) これまでの取り組み (2) 現状 (3) 課題 2 今後の方向性 3 3 有料化によるごみ減量施策について 4 (1) 必要性 (2) 仕組み (3) 市民の合意形成 4 有料化以外のごみ減量施策について 5 (1) 広報 啓発

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4 事業者は 廃棄物の減量及び適正な処理並びに地域の清潔の保持に関し 市の施策に協力しなければならない ( 清潔の保持 ) 第 6 条土地又は建物の占有者 ( 占有者がいない場合は 管理者とする 以下 占有者等 という ) は その占有し 又は管理する土地若しくは建物の清潔を保つように努めなければな

様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 5 月 18 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県三原市須波 1 丁目 23-8 藤井建設 代表取締役藤井啓文 ( 法人にあっては, 名称及び代表者の氏名 ) 電話番号 (08

ごみ減量化 資源化に関する 市民アンケート結果 ( 項目別分析 ) 平成 27 年 (2015 年 )12 月 資源循環部

平成 27 年度一般廃棄物処理等の概要 出典 : 一般廃棄物処理事業実態調査 < 平成 27 年度実績 > ( 環境省大臣官房廃棄物 リサイクル対策部廃棄物対策課 )

二フリーマーケットなどの推進家庭などにある不用品を再使用する意識を高めるため 市民参加によるフリーマーケット ( 不用品交換会 ) など 自主的なリサイクル活動の推進に努めます ホ表彰制度の創設 3Rに積極的に取り組んでいる家庭 地域 団体 事業所などを表彰し あわせてその内容を広く周知し 活動を支

家庭ごみ ( もえるごみ 粗大ごみ ) の有料化について ( 基本的な考え方 ) はじめに物の豊かさや人々の生活レベルが向上するにつれ ごみの種類や質も非常に多様化し ごみ量の増加や分別の徹底などにより ごみ処理費用に要する経費は年々増加しております また 地球温暖化や資源の枯渇などの問題と相まって

第 2 回審議会資料 (2017/11/24) 資料 1 一般廃棄物処理基本計画の策定に関する審議スケジュール ( 訂正 ) 一般廃棄物処理基本計画の策定に関する審議会は 本年度において本会をあわせて 4 回を 予定しています 開催回年月日審議事項 第 1 回 ( 済 ) 平成 29 年 8 月 4

回答用 この用紙に回答をご記入願います 質問 1-(1 1-(2 1-(3 1-(4 1-(5 2-(1 20 歳未満 20 男性 回答欄 女性 歳以上 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人それ以上 戸建て住宅共同住宅店舗兼住宅その他 一中地区二中地区三中地区四

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様式第二号の九 ( 第八条の四の六関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画実施状況報告書 平成 30 年 6 月 14 日 広島県知事 様 提出者 住所 氏名 広島県府中市本山町 佐々田土建株式会社 代表取締役三島俊美 電話番号 廃棄物の処理及び清掃

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

設備立体図 リデュース 発生 排出抑制 リユース 再利用 1次熟成槽 リサイクル 予備混合機 再生利用 再資源化 発酵槽 生ごみ混合機 事務所 生ごみ混合機 機械設備 最大処理能力 設備概要 生ごみ 1 000kg 日 剪定枝 1 250kg 日 生ごみ混合機 1 軸混合型 2 670kg 日 発

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市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

常磐町内会説明会 会議要旨

条例施行規則様式第 26 号 ( 第 46 条関係 ) ( 第 1 面 ) 産業廃棄物処理計画書 平成 30 年 6 月日 長野県知事 様 提出者 住 所 東御市下之城畔 ( 法人にあっては 主たる事業所の所在地 ) 氏 名 川西保健衛生施設組合長花岡利夫 ( 法人にあっては 名称及び代

( 平常時の情報共有 ) 第 5 条九州 山口 9 県は 発災時に災害廃棄物の処理に係る支援を迅速かつ効率的に行うため 平常時にあらかじめ 次の情報について相互に情報交換を行うものとする 一仮設トイレの設置業者 し尿収集運搬業者及び関係団体等の情報二災害廃棄物 ( し尿を除く ) の収集運搬業者 処

(6) 集団回収第 57 条の2 第 3 項に規定するリサイクル推進団体による再利用を目的として集団回収対象物 ( 再利用が可能な家庭廃棄物のうち 規則で定める廃棄物をいう 以下同じ ) を回収する活動をいう ( 処理 ) 第 19 条 2 3 前 2 項に規定する一般廃棄物の処理の基準は 規則で定

環境 -30- 市営斎場整備事業 合併特例債事業 ( 継続 ) 担当 予算額 2,353,450 国県支出金 地 方 債 そ の 他 事業期間平成 22 年度 ~ 平成 28 年度全体事業費 2,197,300 施策の大綱 2-6 人と環境にやさしい循環型社会づくり施策名 4 環境美化と環境衛生の推

市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって

札幌市一般廃棄物処理基本計画年次報告書

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を


様式第8

大泉町手話言語条例逐条解説 前文 手話は 手指の動きや表情を使って視覚的に表現する言語であり ろう者が物事を考え 意思疎通を図り お互いの気持ちを理解しあうための大切な手段として受け継がれてきた しかし これまで手話が言語として認められてこなかったことや 手話を使用することができる環境が整えられてこ

さらなるごみの減量 資源化に向けた 新たな施策について 答申 平成 28 年 1 月 市川市廃棄物減量等推進審議会

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も少なくありません こうした状況に鑑み 舞鶴市は 言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進を図ることにより 全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく 自分らしく安心して暮らすことができる地域社会を実現するため この条例を制定するものです 2. 条例の

4 推進体制別途添付いたします 5 公表の方法等 ホームページアドレス 閲覧場所 窓口で閲覧 所在地 冊 子 閲覧可能時間 冊子名 入手方法 その他

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政策提言書(環境厚生)

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H28秋_24地方税財源

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阿久比町家庭系ごみ減量化実施計画(案)

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評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

Microsoft Word - 様式2-8 産廃処理計画

Ⅰ. 前回 (12 月 1 日開催第 43 回 ) の意見等の集約について [ ごみ減量を進めるにあたってのテーマの設定 ] 減量施策全体をまとめる大阪らしいテーマが必要である 次世代に引き継げるようなもの( 美しい環境など?) をごみ減量施策の目標とすべきである [ 施策の実施単位 ] 施策の 実



< 目次 > Ⅰ さらなるごみの減量 資源化に向けた新たな施策の進め方 1 1 先行して実施する施策 1 2 引き続き検討していく施策 2 Ⅱ 先行して実施する施策の実施内容 3 1 ごみの減量 分別に関する広報 啓発の強化 3 2 ごみ収集回数の削減 5 Ⅲ 引き続き検討していく施策の検討項目 8

新座市分別収集計画

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Transcription:

第 6 章その他ごみ処理に関し必要な事項 本計画の基本理念として掲げる 未来へつなぐ 循環型都市よこすか の創造 は 市民 事業者 市とが一体となって取り組むことで実現されるものです これまでの第 1 章から第 5 章に 持続可能な循環型社会の創造に向けた基本理念 それを実現する手段としての3R 推進の内容 市民 事業者 市それぞれの減量化 資源化のための役割 また 市が行うごみ処理に関する計画などを示してきました 今後 本計画を市民 事業者 市が協働して継続的に実施していくにあたって 事業の実施状況や減量化 資源化等の達成状況を点検 評価していくことが必要です 第 6 章では 計画の推進体制 進行管理などを示すほか その他一般廃棄物に関する事項として 今後のごみ減量策としての家庭ごみ有料化についての考え方 災害廃棄物対策なども示します 1 廃棄物減量等推進審議会の運営本市のごみの減量化 資源化 適正処理の推進に関して審議するため 廃棄物処理法第 5 条の 7 の規定に基づき 市民 学識経験者 事業者団体代表等で構成する 横須賀市廃棄物減量等推進審議会 を設置しています これまでも 容器包装廃棄物などの分別収集の在り方 事業系ごみの収集方法の見直し 公共の場所のごみ対応などについて答申や意見をいただき 現在の容器包装リサイクル法に対応した分別収集体制の確立のほか 市による事業系一般廃棄物収集の原則廃止などを本市のごみ処理施策に反映してきました 今後も本市の廃棄物処理施策の在り方についての審議とともに ごみの排出 処理量 資源化率など本市の一般廃棄物に関する目標値 評価指標により当計画の進行管理を行っていきます 2 市民 事業者 市の協力体制平成 21 年 7 月に実施した 横須賀市新環境基本計画 策定のための市民アンケートでは 前回調査に比べ リサイクルの状況 への満足度は上昇しています また 行政に対する希望としては 処理施設の整備 事業者に対しては 事業系廃棄物の減量化 資源化 適正処理 を求めつつ 市民自らも マイバッグ利用やリサイクル活動の推進など 減量化 資源化に取り組むべきとの意見が上位になるなど 環境保全 ごみ処理問題への市民意識の高まりが見られます こうした中で 本市のごみ処理の今後の姿を定める本計画への市民意見の反映は重要であり 市民公募委員も参加する廃棄物減量等推進審議会での審議 またパブリックコメントによる意見募集などにより 市民意見の反映を図りました 45

今後 本計画の基本理念である 未来へつなぐ 循環型都市よこすか の創造 へ向けて 市民の日常生活における3Rと分別排出の推進 それに対応した市の 分別収集 資源化 適正処理 の実施 また 事業者も事業活動から生じる廃棄物の3Rに努めると同時に使用後の 再使用 再生利用 を考慮した製品の提供 販売などが求められています これらについて 市民 事業者 市が一体となって取り組むことで 本市の減量化 資源化 適正処理の推進が一層効果的なものとなっていきます 既に レジ袋削減に向けた取組に関する協定 や ごみダイエット推進員 アイクル マイスター の活動のほか 町内会 自治会等による集団資源回収や日常の分別排出指導など 市民 事業者と協働した取り組みが行われています また より広い意味の活動として 環境美化の観点も含めたクリーン活動として 横須賀市がよりきれいで住みやすい町となるように 市民一人一人が進んで美化活動に参加し あいさつを交し合う クリーンよこすか運動 を推進する クリーンよこすか市民の会 と協働し 清掃美化活動の実践と普及にも努めていきます 3 ごみ処理基本計画の進行管理 (1) 計画の点検 評価 見直しごみ処理基本計画は 概ね 5 年ごとに見直すこととされています 計画の見直しにあたっては 本計画の数値目標などの達成状況の評価により事業効果や事業実施上の問題 課題なども把握できるよう 計画の進行管理を行っていきます 本計画の進行管理は 前項の計画推進にあたっての協働体制を踏まえ 廃棄物減量等推進審議会の運営を通じて行います (2) 計画評価の指標 計画の進行管理 施策 事業の見直しのための評価指標を別表のとおり設定し 継続的な進行管理計画 見直しを行っていきます 46

表 6-3-1 評価指標および平成 21 年度実績 項 目 単位 平成 21 年度 備 考 総排出量 t/ 年 158,746 ごみ量 t/ 年 128,142 循環型社会形成 廃棄物の排出量廃棄物の処理量 集団資源回収量 t/ 年 30,604 1 人 1 日排出量 g/ 人 日 822 1 人 1 日総排出量 g/ 人 日 1,018 * 1,056g/ 人 日 ( 集団回収を含む ) 焼却量 t/ 年 104,760 ( 焼却率 ) (%) (81.8%) 埋立量 t/ 年 6,053 ( 埋立処分率 ) (%) (4.7%) * 13% 資源化量 t/ 年 56,929 資源化率廃棄物からの資源回収率 % 35.9% * 24% 総処理経費円 /t 36,591 経 済 性 処理単価 収集経費 円 /t 23,563 中間処理経費 円 /t 15,351 最終処分 ( 埋立 ) 経費 円 /t 54,115 資源化経費 円 /t 25,665 1 人当たり年間処理経費 円 / 人 年 13,602 温室効果ガスの排出 廃棄物処理に伴う温室効果ガス (CO 2 ) の排出量については 別途策定する 横須賀市地球温暖 化対策新実行計画 で示します 注 1) 備考欄の * は 廃棄物の減量その他その適正な処理に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るための基本的な方針 ( 平成 17 年 5 月 26 日環境省告示 ) に示す 廃棄物の減量化の目標量 の数値 なお この基本方針は 平成 22 年 12 月 20 日に 循環型社会への転換をさらに進めていく 方向で変更されました 注 2)1 人 1 日排出量 822gは 住民基本台帳人口 427,049 人で割った値 47

4 家庭ごみの有料化ごみの排出抑制をより一層進めるため ごみの減量化や受益者負担の適正化を目的とする 家庭ごみの有料化 については 近隣市町と調整を図りながら 第 4 章 4その他市が講ずべき方策 のとおりごみの一層の減量のため その導入の必要性 効果 本市が実施する場合の有効な方法などを検討していく必要があります (1) 検討の背景 4 分別収集を平成 13 年度に開始して以来 本市のごみの排出 処理量の推移は減少傾向にありますが 4 分別収集以降の減量化 資源化策に大きな進展は無く 今後 高齢化や人口減少の進行などの社会情勢の変化に対応する新たな減量策を検討していく必要があります (2) 制度の目的焼却 資源化や埋立てなどのごみ処理施設の建設経費や処理経費の負担軽減とごみ処理にかかる環境負荷の低減を図るため ごみの排出抑制 減量化 資源化を推進し 処理すべきごみ量を減らすことが有料化導入の第一の目的となります また ごみの減量 分別排出に取り組む市民と 多量に排出する市民との負担の公平性の確保 受益者負担の適正化の確保も重要な目的です (3) 並行して検討すべき事項家庭ごみ有料化は 分別排出など市民のこれまでの減量化 資源化の取り組みに対し 新たに 手数料 という経済的負担を課すことで減量化 資源化の動機付けとしようとするものです これを円滑に導入 実施するためには より一層のごみ減量の必要性への市民の理解が不可欠であり 減量効果に効果的な料金体系や公平性の確保など制度の主旨 内容について十分な説明 周知を図るとともに 有料化の目的に沿った減免対象の設定や収集方法の工夫など 制度の内容にも市民の様々な状況に応じた配慮が必要です そのためには 有料化以前に市民が自主的にごみの減量化 資源化を実現できる体制整備はもとより 有料化実施に伴い危惧される不法投棄への対応 さらには 福祉施策や環境美化推進策などその他の施策との調整も図る必要があります 48

5 災害時の廃棄物対策 災害発生時の迅速な対応のために 横須賀市地域防災計画 に基づく 横須賀市災 害廃棄物等処理計画 により廃棄物等 ( ごみ及びし尿 ) の処理を行います 横須賀市災害廃棄物等処理計画 横須賀市地域防災計画 を補完する個別計画として 災害廃棄物等の迅速かつ適正な処理およびリサイクルを図り 災害時の市民の生活環境を確保することを目的に 横須賀市災害廃棄物等処理計画 を策定します なお 災害により大量の廃棄物等が発生し 本市での処理が困難となった場合は 以下の項目について 県および近隣市町村に支援を要請するものとします 1 仮置き場の確保ごみ処理施設の一時的な使用不能 道路事情によるごみ処理施設への運送が困難となる場合や 家屋倒壊によるがれきの集積場所として仮置き場を設置し 収集した廃棄物を一時的に集積します 2 廃棄物の処理収集された廃棄物は可能な限り分別を行い 焼却 資源化 埋立処分を行います 3 仮設トイレの設置災害の規模や委託業者の被災 し尿処理施設等の損壊によって避難所から発生するし尿全てを収集 処理することが困難な場合は 仮設トイレ等を設置し し尿の収集 処理を行います 6 その他一般廃棄物関連事項 (1) 不法投棄対策の強化生活環境の保全 改善のため 警察や関係する機関と連携を深め 定期的なパトロールを継続し 不法投棄の防止対策を強化していきます また 町内会 自治会等からの情報にいち早く対応し 不法投棄を しない させない 体制を実現していきます (2) ポイ捨て防止及び路上禁煙平成 19 年に ポイ捨て防止及び環境美化を推進する条例 ( 平成 9 年条例第 14 号 ) を改正し ポイ捨ての多くを占めるたばこの吸い殻の散乱を防止する観点から 横須賀中央駅周辺地区を路上禁煙地区に指定するなどポイ捨て防止と環境美化を推進しています これと併せて 路上禁煙指導員 を配置し 路上喫煙者に対する巡廻指導を行っています 49

しかしながら 路上喫煙者数やポイ捨てごみは減少してはいるものの なくなるまでには至っていません 今後とも ポイ捨て防止 路上禁煙徹底の啓発キャンペーンなどを通じて 更なる環境美化の推進を図っていきます また 路上禁煙の啓発活動を主体的に行う商店街や町内会等の団体に対し のぼり旗 や 啓発ポスター を提供します (3) 海岸漂着ごみの円滑処理魅力ある自然海岸を保全するため 海岸漂着物等を円滑に処理する体制を維持し 引き続き ( 財 ) かながわ海岸美化財団 港湾管理者等と連携を深め 迅速な処理体制を構築していきます なお 個人や団体のボランティア清掃活動は 地元に密着した効果的な海岸清掃となっており 海岸美化の推進に大きな役割を果たしています 市はボランティア団体や関係機関と連携を図り 海岸美化活動の推進と自然海岸の保全に向け 回収された漂着ごみの適正な処理に努めていきます (4) 適正処理困難物および排出禁止物市町村による適正処理が困難な廃棄物として 国は廃棄物処理法第 6 条の 3 第 1 項の規定に基づきゴムタイヤ テレビ (25 型以上 ) など 4 品目を指定し 製品の廃棄後においても 事業者に対して処理責任を求めています 同様の主旨で 本市では 条例第 27 条に基づきテレビ (25 型未満 ) エアコンなど 5 品目を指定しています これらについては自動車リサイクル法や家電リサイクル法などによる再商品化や 製造事業者による処理の体制が順次整いつつあり 引き続き本市では処理できないものとして 市民に対して 販売店等による引き取りなどを指導していきます また 排出禁止物としては 有害性物質を含むもの 危険性のあるもの などを条例第 24 条に規定し 使用者の責任での適正な処理 または廃棄物処理法第 3 条第 2 項の事業者責任の主旨により販売店等による引き取りなどを指導していきます (5) 廃棄物処理に関する制度改善要望一般廃棄物の処理に関する制度全般が有効に機能するよう 法制度の改善について 国県等関係機関への働きかけを行っていきます 容器のデポジット制度など 全国的な減量化 資源化策の普及 廃棄物リサイクル拡大のための再生利用品の利用拡大 効果的なごみ処理施設整備のための施設整備補助制度 50