TIA Selection Tool 概要紹介 シーメンスのオートメーション製品の無償選定ツール シーメンス ジャパン株式会社デジタルファクトリー事業本部ファクトリーオートメーション部 2015 年 5 月 13 日
目次 ここで紹介している内容は 下記を前提にしています 選定例は SIMATIC ET 200 を紹介 TIA Selection Tool バージョン 8.0 概要 3 通常の選定機能 7 プラントコンフィグレーション 15 マイグレーション 22 Page 2
機能概要 1. 概要 TIA Selection Tool は シーメンスのオートメーション製品の選定ツールです 大別して次の 3 種類の機能を持っています 通常の選定機能 選定操作の過程で各種アクセサリまで含めて必要な機器を選定し 注文リストを作成します 負荷電流などの制限を加えて製品を選定することも可能です 作成した構成は STEP 7 にインポートできるため エンジニアリング工数の削減にも繋がります プラントコンフィグレーション リモート I/O であれば要求される I/O 点数などを設定することで 必要なモジュールやアクセサリを自動選定します マイグレーション S7-300/400 から S71500 ET 200S から ET 200SP ET 200M から ET 200MP に変換します Page 3 ( 古い注文番号 ) 注文リストは pdf csv 形式で保存できます 加えて 製品仕様 外形寸法 マニュアルなどをダウンロードするウェブサイト CAx Download manager にインポートでき 即座に製品の詳細を確認できます TIA Selection Tool は 無償で http://www.siemens.com/tia-selection-tool より入手できます なお SINUMERIK SIMOTION SINAMICS SIMOTICSの選定ツールとしてSizerがあります これら製品を選定する際は SizerからTIA Selection Toolを起動することでTIA Selection ToolおよびSizerで選定できる全製品を対象に注文リストを作成できます Sizerは 無償で www.siemens.com/sizer より入手できます
選定対象製品 ( バージョン 8.0 の場合 ) 1. 概要 コントローラ SIMATIC S7 SIMATIC S7-1200 / 1500 / 300 / 400 / mec LOGO! リモート I/O SIMATIC ET 200 SIMATIC ET 200SP / 200S / 200MP / 200M / 200iSP / 200pro / 200AL / 200eco PN / 200eco パネル SIMATIC HMI パネル Basic Panel, Comfort Panel, Key Panel, Mobile Panel 産業用パソコン SIMATIC IPC 各種 IPC, Flat Panel, Thin Client, フィールド PG ソフトウェア ソフトウェア & フィールド PG STEP 7, WinCC, フィールド PG ネットワーク機器 SIMATIC NET 機器 SIMATIC S7 コントローラ /PC 向け CM/CP モジュール, コンパクトスイッチ, SCALANCE, ゲートウェイ, AS-i インターフェースなど 電源モジュール SITOP 電源モジュール SITOP, LOGO! SIMOCODE, SIPLUS CMS1000/2000, 低電圧機器モータスターター SIRIUS M200D, ソフトスターター SIRIUS 3RW Controller Page 4
2 種類の表示画面 1. 概要 TIA ポータル同様に表示画面は次の 2 種類あり 選定中はいつでも切り替えて使用できます ポータル表示 Portal view ( ビギナー向け ) 製品シリーズの選択に続いて 選定条件 製品 モジュールとガイダンスに従って感覚的に分かりやすい選定順序 プロジェクト表示 Project view ( エキスパート向け ) プロジェクト表示スタイル ( 従来の選定ツール SIMATIC Selection Tool の改善表示 ) ネットワーク構成も可能 ( ネットワーク表示 トポロジ表示 ) TIA ポータル STEP 7 のハードウェアコンフィグレーションへのインポートとエクスポート 表示画面の切り替えは 画面左下から行います Page 5
TIA Selection Tool のアップデート 1. 概要 TIA Selection Tool のアップデート有無は TIA Selection Tool の起動時に自動的に行い アップデートがあれば自動更新するよう設定されています ( 設定解除は Options Settings メニューから行います ) アップデート内容は 次の操作で確認できます PDF が起動します Page 6
通常の選定機能選定する製品の選択 (1/2) 2. 通常の選定機能 ポータル表示での操作を示します TIA Selection Tool を起動したら New device をクリックし 選定する製品カテゴリを選びます ここでは SIMATIC ET 200 を選んでいます New device Load project folder Page 7 既に作成した選定データを選ぶときはこちらをクリックします
通常の選定機能選定する製品の選択 (2/2) 2. 通常の選定機能 製品カテゴリから更に製品を選びます ここでは SIMATIC ET 200SP を選んでいます 選んだ製品に間違いがなければ Set up device をクリックします Set up device Page 8
通常の選定機能選定条件 2. 通常の選定機能 I/O ステーション情報 および選定条件を設定します 設定が終えたら Configure をクリックします I/O ステーション情報 デバイス名を設定します ( 必須 ) 選定条件 標準モジュールのみ標準およびフェールセールモジュール 高い標高 結露あり -40 70 などディフォルト設定温度以外を選択すると SIPLUS 製品 ( 耐環境性を向上した製品 ) のみ選定範囲になることがあります Page 9
通常の選定機能選定作業 (1/2) 画面右側の製品カタログからモジュールを選定していきます 2. 通常の選定機能 モジュールの右クリックメニュー 構成図の画像ファイル保存 右側スロットにシフト モジュールの拡大表示 アクセサリの変更 Page 10
通常の選定機能選定作業 (2/2) 2. 通常の選定機能 画面右側にある Compare をクリックすると製品仕様を比較できます すべて選定したら 左側のリストから Order list をクリックします Page 11
通常の選定機能注文リスト 2. 通常の選定機能 選定した製品がリスト表示されます CAx Download manager ( ウェブサイト ) へのインポート CSV フォーマットで保存 アイコン上にカーソルを置くとポップアップヒントが表示されます クリックしたデータがダウンロードされます PDF フォーマットで保存 Page 12 多少の処理時間が掛かりますが チェックを入れてContinueをクリックすれば 対話形式で技術資料を選択 ダウンロードできます (2D/3D 外形図, 仕様リスト, マニュアル, 外観画像など )
通常の選定機能プロジェクト表示による付帯情報 (1/2) 2. 通常の選定機能 プロジェクト表示にすれば ( ポータル表示では見れない ) 次の技術データも確認できます ステーションの寸法 総 I/O 点数など チャネル端子 /AUX 端子の接続 電源グループ 左側のリストからデバイス名を見つけてクリックします Page 13
通常の選定機能プロジェクト表示による付帯情報 (2/2) 2. 通常の選定機能 複数のステーションがある場合 プロジェクト表示にすれば ( ポータル表示では見れない ) ネットワーク / トポロジが表示され 通信コネクタ / ケーブル / ケーブル長の選定も可能です 通信ポートから別の通信ポートまで ドラッグ & ドロップ操作で通信ケーブルを接続します ドラッグ & ドロップ操作で 通信コネクタ / ケーブル / ケーブル長を選択するポップアップが表示されます Page 14
プラントコンフィグレーション 3. プラントコンフィグレーション 必要な I/O 点数からアクセサリを含めて製品構成を作ります Page 15
プラントコンフィグレーション選択メニュー 3. プラントコンフィグレーション 次のいずれかの操作で プラントコンフィグレーションを起動します Project view Portal View Page 16
プラントコンフィグレーション共通選定条件 選定する製品すべてに共通する条件を選択します 条件設定後は をクリックします 3. プラントコンフィグレーション このアイコン順に従い 条件を設定していきます ステーションの横幅設定も可能 Page 17
プラントコンフィグレーション主制御盤に収める I/O の設定 主制御盤に収める I/O および I/O 点数条件を選択します 条件設定後は 3. プラントコンフィグレーション をクリックします 複数の種類の I/O モジュールを選定するには + をクリックします 同種のモジュール仕様を比較します Page 18
プラントコンフィグレーションリモート I/O の設定 リモートにある制御盤に収める I/O モジュールおよび I/O 点数条件を選択します 3. プラントコンフィグレーション 全く同一の I/O ステーションの数を設定します 1 つ目のリモート I/O ステーションの I/O 構成 2 つ目のリモート I/O ステーションの I/O 構成 複数のリモート I/O ステーションが必要な場合は ここをクリックします Page 19
プラントコンフィグレーション CPU および通信モジュールの設定 3. プラントコンフィグレーション CPU および通信モジュールを設定します Add different types of I/O modules Page 20
プラントコンフィグレーション注文リストの作成 3. プラントコンフィグレーション 最終的に までたどり着くと 注文リストが作成されます Add different types of I/O modules このアイコンをクリックすると 通常の選定機能で作成したプロジェクトと同様 選定された製品をステーション毎に確認 修正が行えます Page 21
マイグレーション 4. マイグレーション 既存の STEP 7 ハードウェアコンフィグレーションをエクスポートし TIA Selection Tool から読み込みます Page 22