第二発電所における事故故障等 ( 非常用ディーゼル発電機 2C 海水ポンプ用電動機の故障 ) の報告を受理 ( 別紙 ) 1 発電所の運転状況 自動停止号機数 :10 基 東京電力 ( 株 ) 福島第一原子力発電所 ( 福島県双葉郡大熊町及び双葉町 ) (1) 運転状況 1 号機 (46 万 kw)

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1. 東北地方太平洋沖地震 発生日時 :2011 年 3 月 11 日 14:46 発生場所 : 三陸沖 ( 北緯 38.1 度, 東経 度 ) 深さ : 24 km マグニチュード : 9.0 震度 ( 気象庁発表 ): 楢葉町 富岡町 大熊町 双葉町で震度 6 強 震源位置と原子力発

降下物中の 放射性物質 セシウムとヨウ素の降下量 福島県の経時変化 単位 MBq/km2/月 福島県双葉郡 I-131 Cs Cs-137 3 8,000,000 環境モニタリング 6,000,000 4,000,000 2,000,000 0 震災の影響等により 測定時期が2011年7

ロ ロ 鞆 変更項目 変更前 変更後 発電所の運転状況 (4) 各プラント等の状況 < 号機関係 > 原子力災害対策特別措置法第 5 条 ( 非常用炉心冷却装置注水不能 ) 通報 ( 月 曰 6:6) 原子力災害対策特別措置法第 5 条 ( 非常用炉心冷却装置注水不能 ) に該当する旨の通報 ( 月

別添 表 1 供給力確保に向けた緊急設置電源 ( その 1) 設置場所 定格出力 2 発電開始 2 運転開始 公表日 3 姉崎火力発電所 約 0.6 万 kw (0.14 万 kw 4 台 ) 平成 23 年 4 月 24 日平成 23 年 4 月 27 日 平成 23 年 4 月 15 日 袖ケ浦

/h に調整 8 月 12 日午後 7 時 30 分 原子炉への注水量の増加が確認されたため 注水量を約 3.8m 3 /h に調整 8 月 15 日午後 9 時 48 分 原子炉への注水量の低下が確認されたため 注水量を約 3.8m 3 /h に調整 8 月 17 日午後 3 時 46 分 原子炉

原子炉注水量が 8.8~8.9m 3 /h まで低下したため 9.1m 3 /h に調整 (8 月 10 日 16:22) 原子炉注水量が 9.5m 3 /h まで増加したため 9.0m 3 /h に調整 (8 月 12 日 19:30) スキマサージタンクへの水張りのため 使用済燃料プールに淡水注

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復興 5 年間の現状と課題 ( 概要 ) 復興期間 10 年の折り返し平成 23~27 年度 集中復興期間 平成 28~32 年度 復興 創生期間 インフラ復旧は概ね終了 住宅の再建が最盛期 被災者の心身のケアや 産業の再生が重要 福島においては 順次 避難指示を解除 住民の帰還に向けた環境整備を進

安全防災特別シンポ「原子力発電所の新規制基準と背景」r1

1 現場の状況と技術的知見へのニーズ 東京電力 ( 株 ) 福島第一原子力発電所 1~4 号機の廃止措置等に向けた研究開発計画に係る国際シンポジウム 2012 年 3 月 14 日 東京電力株式会社 無断複製 転載禁止 東京電力株式会社

スライド 1

《公表資料》柏崎刈羽原子力発電所6,7号機における自主的な安全対策の取り組みについて

資料2

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設計小委第 号 国内 BWR プラントの非常用電源設備の配置について 平成 23 年 8 月 23 日電気事業連合会 国内 BWR プラントの非常用電源設備の構成例 及び非常用 DG 等の電源設備の配置設計の変遷を東京電力のプラントを例に示す 1. 非常用電源設備の構成図 1~2に 所内

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1. 東京電力福島第一原子力発電所事故以前の安全規制への指摘 外部事象も考慮したシビアアクシデント対策が十分な検討を経ないまま 事業者の自主性に任されてきた ( 国会事故調 ) 設置許可された原発に対してさかのぼって適用する ( バックフィット といわれる ) 法的仕組みは何もなかった ( 国会事故

1430 宮城県 仙台湾 マガレイ 8/5 8/10 ND 4 宮城県 名取市閖上港 GREENPEACE マガレイ 8/11 9/15 ND< 宮城県 宮城沖 サメガレイ 9/14 9/21 ND 宮城県 宮城沖 マガレイ 9/19 9/28 N


福井県地域防災計画(原子力防災編)の修正案の概要

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表紙 NRA 新規制基準概要

3. 水供給システム ( 図 7~ 図 8) 3.1 根拠データ 断水戸数: 厚生労働省 平成 年 (2 年 ) 東北地方太平洋沖地震の被害状況及び対応について の中に記載された ( 別紙 ) 水道における被害情報 の市町村別集計データおよび都県別集計データ 2/3/ :3( 報番号不明 水道産業新

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新旧対照表

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

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資料 4 廃止措置施設における 保障措置について 2019 年 4 月 24 日 Copyright CHUBU Electric Power Co.,Inc. All Rights Reserved. 1

過去に官邸対策室を設置した事例 2 平成 18 年 7 月 5 日 北朝鮮による飛翔体発射事案に関する官邸対策室設置北朝鮮による弾道ミサイル発射事案に関する官邸対策室に名称変更 10 月 9 日 北朝鮮による核実験実施情報に関する官邸対策室設置 平成 19 年 3 月 25 日 石川県能登を中心とす

東日本大震災 鳴らされていた警鐘

10:00 3 号機 白煙発生 10:45 3 号機 格納容器破損のおそれがあるため 中央制御室 ( 共用 ) から作業員退避 11:14 3 号機 白煙についてはプールからの蒸発量が多いものと推定 11:33 3 号機 格納容器の重大な損傷の可能性は低いとみて 作業員が中央制御室に復帰し 注水作業

放医研とは 日本で唯一 世界をリードする かつ 放射線医学の総合的な研究機関 放射線をよく知り 放射線から人の体を守り 放射線により病気を治す 2

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別紙 1 防災訓練結果報告の概要 1. 訓練の目的本訓練は 核物質管理センター六ヶ所保障措置センター原子力事業者防災業務計画第 2 章第 5 節第 2 項 防災訓練 に基づき 原子力災害を想定した総合訓練を実施することで 原子力防災組織が有効に機能することを確認する 訓練後は訓練モニターの評価結果

2. カンパニー制の導入に伴う主な組織整備 (2018 年 7 月実施予定 ) (1) お客さま提案部の再編 お客さま提案部 について, 市場環境の変化に迅速に対応し, お客さまのニーズやご利用形態に応じたきめ細かなサービスを提供するため, 法人のお客さまを担当する 法人営業部 と一般のご家庭などの

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福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第276 報)

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技術等検討小委員会 ( 第 2 回 ) 資料第 1 号 原子力発電所の 事故リスクコスト試算の考え方 原子力発電 核燃料サイクル技術等検討小委員会 ( 第 2 回 ) 平成 23 年 10 月 13 日 内閣府原子力政策担当室

福島原発事故はチェルノブイリ事故と比べて ほんとうに被害は小さいの?

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平成 19 年 7 月 16 日に発生した新潟県中越沖地震による柏崎刈羽原子力発電所への影響についてご説明いたします また, 福島第一 福島第二原子力発電所における地質調査についても合わせてご説明いたします 2007 年 7 月 27 日 1

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目次 Ⅰ. 監視測定設備 3 Ⅱ. 監視測定等に関する手順 9

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総理大臣から東京都知事に対し 福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請があり 都知事がそれを受諾 (3 月 7 日夜 ) それを受けて消防庁長官から 東京消防庁のハイパーレスキュー隊等の緊急消防援助隊としての派遣を要請 (3 月 8 日 0 時 50 分 ) 東京消防庁から特殊災害対策車等 3

福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第350 報)

(審31)資料5-1 住民意向調査の結果及び住民帰還等に向けた取組について

参考資料 国道 6 号及び県道 36 号に関する帰還困難区域の特別通過交通制度の運用変更について : 通行証確認が不要となるルート : 引き続き通行証確認が必要なルート : 帰還困難区域


福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第307 報)

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平成 19 年 7 月 20 日付, 経済産業大臣からの指示文書 平成 19 年新潟県中越沖地震を踏まえた対応について ( 指示 ) ( 平成 原第 1 号 ) に基づき, 浜岡原子力発電所 ( 以下, 発電所 という ) における自衛消防体制の強化ならびに迅速かつ厳格な事故報告体

 

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新潟県中越沖地震の調査 柏崎刈羽発電所の被災状況、新潟県の対応状況

福島第一原子力発電所における高濃度の放射性物質を含むたまり水の貯蔵及び処理の状況について(第148 報)

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平成 24 年 11 月 6 日 大熊町住民意向調査調査結果 ( 速報版 ) 復興庁福島県大熊町 調査の概要 1. 調査対象 : 全世帯主 ( 分散避難している場合は それぞれの代表者 ) 5,378 世帯 2. 調査時期 : 平成 24 年 9 月 7 日 ( 金 )~9 月 24 日 ( 月 )

2 号機及び 3 号機 PCV - 分析内容 原子炉格納容器 (PCV) 内部調査 (2 号機平成 25 年 8 月 3 号機平成 27 年 10 月 ) にて採取された (LI-2RB5-1~2 LI-3RB5-1~2) を試料として 以下の核種を分析した 3 H, Co, 90 Sr, 94 N

目次 ( スライド No) 1. 原子力発電所における安全確保の取り組み 1 2. 原子力災害発生時における原子力事業者の支援の枠組み 2 (1) 原子力緊急事態支援センターによる支援 3 (2) 原子力事業者間協力協定に基づく支援 5

2. 調査対象 国道 114 号等を自動車で通行する運転手等の被ばく線量 国道 114 号等で 事故 車両の故障等のために車外に待機した運転手等の被ばく線量 3. 調査方法 (1) 調査対象区間 ( 図 1) 経路 1: 国道 114 号川俣町 / 浪江町境界付近 ~ 浪江 IC 付近 [27.2k

中部電力グループ アニュアルレポート2012

消火活動のため 消防自動車隊を中心とする消火班をはじめ 避難誘導班や救護班からなる自衛消防 隊を組織しており 夜間休日においても 11 名以上が初期消火活動にあたることにしています 火災が起こった場合 まず火災感知器の感知等により中央制御室の当直長 ( 常駐 ) に連絡が入ります 当直長は 発電所内

実用発電用原子炉の設置 運転等に関する規則 ( 抜粋 ) ( 昭和 53 年 最終改正 : 平成 25 年 )( 通商産業省令 ) ( 工場又は事業所において行われる廃棄 ) 第九十条法第四十三条の三の二十二第一項の規定により 発電用原子炉設置者は 発電用原子炉施設を設置した工場又は事業所において行

平成 26 年 3 月 28 日 消防庁 平成 25 年の救急出動件数等 ( 速報 ) の公表 平成 25 年における救急出動件数等の速報を取りまとめましたので公表します 救急出動件数 搬送人員とも過去最多を記録 平成 25 年中の救急自動車による救急出動件数は 591 万 5,956 件 ( 対前

運営管理に係る教訓と課題 10 項目 1. 地震発生時の各安全機能の確保 (1) 運転員の訓練 (2) 体制の整備 強化 (3) 非常用 DG( ディーゼル発電機 ) 等の作動確認試験について 2. 地震発生に伴い発生した不適合事象 (1) ホウ酸水注入系配管保温材の損傷について ( スライド式遮蔽

(2) 地震発生時の状況地震発生時の運転状況ですが 現在 20 清掃工場で40 炉が稼動していますが 地震発生当日は32 炉が稼動しており 8 炉は定期補修や中間点検のため停止していました 地震後は設備的な故障で停止したのが2 炉ありまして 32 炉稼動していたうち2 炉が停止したというのが地震発生

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質問 4 過去において発生応力と応力状態 VIAs の基準値を 2.5 倍もの差があるケースは見たことがない 基準地震動を超える程度で重大な損傷を受ける可能性があり これで 工事計画 が認可される理由が分からない 何故認可したのかを明らかにして欲しい 回答 申請者は 本申請において原子力発電所耐震設

資料 No.2-3 フィルタベント設備について 平成 27 年 5 月 27 日

目 次 はじめに 1 Ⅰ 福島第一原子力発電所における固体廃棄物貯蔵庫について 1 固体廃棄物貯蔵庫第 9 棟増設の目的と計画 2 (1) 固体廃棄物貯蔵庫第 9 棟増設の目的 (2) 固体廃棄物貯蔵庫第 9 棟増設の計画 2 固体廃棄物貯蔵庫第 9 棟増設に関する安全性 4 (1) 周辺地域への放

平成 26 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

平成 29 年 ( ヨ ) 第 2 号玄海原発再稼働禁止仮処分命令申立事件 債権者長谷川照外 債務者九州電力株式会社 補充書面 34 債務者準備書面 12 への反論 ( 放射性物質拡散抑制対策 ) 2017( 平成 29) 年 10 月 30 日 佐賀地方裁判所民事部御中 債権者ら代理人 弁護士板井

(/9) 07 年に発生した地震の概要. 佐賀県の地震活動 07 年に佐賀県で震度 以上を観測した地震は 9 回 (06 年は 85 回 ) でした ( 表 図 3) このうち 震度 3 以上を観測した地震はありませんでした (06 年は 9 回 ) 表 07 年に佐賀県内で震度 以上を観測した地震

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

2. 各社の取り組み 各社においては 六ヶ所再処理工場の竣工に向けた取り組み等に加え これまで使用済燃料の発生量見通し等に応じて 使用済燃料貯蔵設備のリラッキングによる増容量 敷地内乾式貯蔵施設の設置 敷地外中間貯蔵施設の設置等の必要な貯蔵対策に取り組んできている ( 添付資料 1 参照 ) 今後も

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

東京電力株式会社福島第一原子力発電所における事故を踏まえた泊発電所1号機の安全性に関する総合評価(一次評価)の結果について(報告) 添付5-(3)

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地震被害情報 ( 第 31 報 ) (3 月 18 日 22 時 00 分現在 ) 平成 23 年 3 月 19 日 原子力安全 保安院が現時点で把握している東京電力 ( 株 ) 福島第一原子力発電所 福島第二原子力発電所 東北電力 女川原子力発電所 日本原子力発電 ( 株 ) 東海第二 電気 ガス 熱供給 コンビナート被害の状況は 以下のとおりです 前回からの変更点は以下のとおり 1. 原子力発電所関係 福島第一原子力発電所 放水関係 東京消防庁ハイパーレスキュー隊 放水作業準備のため正門に集結し 入構を開始 (18 日 23:30 現在 ) 電源復旧 各号機への外部電源について検討開始 (18 日 23:00 現在 ) [1,2 号機 ] 3/19 までに外部電源を確保すべく配電盤 ケーブル布設 接続工事を予定 [2 号機 ] 外部送電線から予備電源変電設備までの受電を完了し そこから負荷側へのケーブル敷設を実施中 (18 日 22:00 現在 ) [3,4,5,6 号機 ] 3/20 までに外部電源を確保すべく配電盤 ケーブル布設 接続工事 2. 産業保安関係別紙参照 3. 原子力安全 保安院等の対応 3 月 18 日 (15:55) 原子炉等規制法第 62 条の 3 に基づき 東京電力 ( 株 ) 福島第一原子力発電所第 1 2 3 4 号機における事故故障等 ( 原子炉建屋内の放射性物質の非管理区域への漏えい ) の報告を受理 (16:48) 原子炉等規制法第 62 条の 3 に基づき 日本原子力発電 ( 株 ) 東海 1

第二発電所における事故故障等 ( 非常用ディーゼル発電機 2C 海水ポンプ用電動機の故障 ) の報告を受理 ( 別紙 ) 1 発電所の運転状況 自動停止号機数 :10 基 東京電力 ( 株 ) 福島第一原子力発電所 ( 福島県双葉郡大熊町及び双葉町 ) (1) 運転状況 1 号機 (46 万 kw)( 自動停止 ) 2 号機 (78 万 4 千 kw)( 自動停止 ) 3 号機 (78 万 4 千 kw)( 自動停止 ) 4 号機 (78 万 4 千 kw)( 定検により停止中 ) 5 号機 (78 万 4 千 kw)( 定検により停止中 ) 6 号機 (110 万 kw)( 定検により停止中 ) (2) モニタリングの状況別添参照 (3) 主なプラントパラメーター (18 日 22:00 現在 ) 1 号機 2 号機 3 号機 4 号機 5 号機 6 号機 原子炉圧力 *1 [MPa] 0.295(A) 0.252(B) 0.096(A) 0.081(B) 0.085(A) 0.117(B) - 1.767 0.674 原子炉格納容器圧力 (D/W)[ kpa] 180 *3 140 160 - - - 原子炉水位 *2 [Mm] -1750(A) -1800 (B) -1400(A) 不明 (B) -1900(A) -2300(B) - 1922 2364 原子炉格納容器内 S/C 水温 [ ] 原子炉格納容器内 S/C 圧力 [kpa] 使用済燃料プール 水温度 [ ] 備考 - - - - - - 160 D/S D/S - - - - - - 84 67.6 65 3/18 21:10 現在の値 *1: 絶対圧に換算 *2: 燃料頂部からの数値 *3: 復旧 3/18 21:10 現在の値 3/18 21:05 現在の値 3/14 04:08 現在の値 3/18 21:00 現在の値 3/18 21:00 現在の値 2

(4) その他異常に関する報告 原子力災害対策特別措置法第 10 条通報 (11 日 15:42) 同第 15 条 ( 原子炉冷却機能喪失 ) 通報 ( 福島第一原子力発電所 1 2 号機 )(11 日 16:36) 東北電力の送電線から受電するケーブルを敷設 放水作業後に 2 号機へ接続予定 (17 日 17:30) 1~4 号外部電源の復旧等に係る作業内容 ( 東北電力 ( 株 ) 送電系統からの受電 自社変電所よりルート変更を介しての受電 ) を確認中 (18 日 06:30 現在 ) <1 号機関係 > 1 号機の原子炉圧力容器内に消火系ラインを用いて海水注入開始 (13 日 11:55) 14 日 01:10 一時中断 1 号機で爆発音 (12 日 15:36) 原子炉圧力容器へ海水注入中 (18 日 22:00 現在 ) <2 号機関係 > 2 号機は注水機能を維持 (13 日 14:00) 3 号機の建屋の爆発に伴い 原子炉建屋ブローアウトパネル開放 (14 日 11 時過ぎ ) 2 号機の原子炉圧力容器の水位が低下傾向 (14 日 13:18) 原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 原子炉冷却機能喪失 ) である旨 受信 (14 日 13:49) 2 号機の原子炉圧力容器内に消火系ラインを用いて海水注入準備 (14 日 19:20) 東京電力によると 2 号機の炉心損傷評価を実施し 5% 以下 と判断 (14 日 22:14) 2 号機の原子炉圧力容器の水位が低下傾向 (14 日 22:50) 2 号機で爆発音するとともに サプレッションプール ( 圧力抑制室 ) の圧力低下 (15 日 6:10) 同室に異常が発生したおそれ (15 日 6:20 頃 ) 外部送電線から予備電源変電設備までの受電を完了し そこから負荷側へのケーブル敷設を実施中 (18 日 22:00 現在 ) 原子炉圧力容器へ海水注入中 (18 日 22:00 現在 ) 原子炉建屋ブローアウトパネルから白煙吐出継続 (18 日 22:00 現在 ) <3 号機関係 > 3 号機の原子炉圧力容器内に消火系ラインにて真水注入開始 (13 日 11:55) 3 号機の原子炉圧力容器内に消火系ラインを用いて海水注入開始 (13 日 13:12) 3 号機及び 1 号機の注入をくみ上げ箇所の海水が少なくなったため停止 3

(14 日 1:10) 3 号機の海水注入を再開 (14 日 3:20) 3 号機の格納容器圧力が異常上昇 (14 日 7:44 ) 原子力災害対策特別措置法第 15 条事象である旨 受信 (14 日 7:52) 3 号機で 1 号機と同様に原子炉建屋付近で爆発 (14 日 11:01) 3 号機から白い湯気のような煙が発生 (16 日 8:30 頃 ) 3 号機の格納容器が破損しているおそれがあるため 中央制御室 ( 共用 ) から作業員待避 (16 日 10:45) その後 作業員は中央制御室に復帰し 注水作業再開 (16 日 11:30) 自衛隊のヘリにより 3 号機への海水の投下を 4 回実施 (17 日 9:48 9:52 9:58 10:01) 機動隊が地上放水のため現場到着 (17 日 16:10) 17 日 19:35 から 自衛隊により放水 警察庁機動隊による地上放水 (17 日 19:05~19:13) 自衛隊消防車 5 台が地上放水を実施 (17 日 ) ( 各台放水開始時刻 :17 日 19:35 19:45 19:53 20:00 20:07) 自衛隊消防車 6 台 (6t 放水 / 台 ) が地上放水を実施 (18 日 14 時前 ~ 14:38) 米軍消防車 1 台が地上放水を実施 (18 日 14:45 終了 ) 原子炉圧力容器へ海水注入中 白煙吐出継続 (18 日 22:00 現在 ) ハイパーレスキュー (30 台 ) が地上放水のため発電所に入構 (18 日 23:30) <4 号機関係 > 4 号機のオペレーションエリアの壁が一部破損していることを確認 (15 日 6:14) 4 号機で火災発生 (15 日 9:38) 事業者によると 自然に火が消えていることを確認 (15 日 11:00 頃 ) 4 号機の使用済燃料貯蔵プール水温度が上昇 (3 月 14 日 4:08 時点で 84 ) 4 号機で火災が発生 (16 日 5:45 頃 ) 事業者によると 現場での火は確認できず (16 日 6:15 頃 ) 原子炉圧力容器のシュラウド工事中のため 原子炉圧力容器内に燃料はなし 白煙吐出継続 (18 日 22:00 現在 ) <5 号機,6 号機関係 > 6 号機の非常用 D/G(1 台 ) は運転可能 これにより 5,6 号機に電力供給中 MUWC( 復水補給水系 ) を用いて原子炉圧力容器及び使用済燃料プールへ注水をしている < 使用済燃料共用プール > 18 日 6:00 過ぎ プールはほぼ満水であることを確認 4

18 日 11 時 19 分時点でのプール水温度は 55 東京電力 ( 株 ) 福島第二原子力発電所 ( 福島県双葉郡楢葉町及び富岡町 ) (1) 運転状況 1 号機 (110 万 kw)( 自動停止 14 日 17:00 冷温停止 ) 2 号機 (110 万 kw)( 自動停止 )14 日 18:00 冷温停止 ) 3 号機 (110 万 kw)( 自動停止 12 日 12:15 冷温停止 ) 4 号機 (110 万 kw)( 自動停止 15 日 7:15 冷温停止 ) (2) モニタリングポスト等の指示値 別添参照 (3) 主なプラントパラメーター (18 日 21:00 現在 ) 単位 1 号機 2 号機 3 号機 4 号機 *1 原子炉圧力 MPa 0.18 0.11 0.13 0.15 原子炉水温 39.7 35.8 27.6 33.2 *2 原子炉水位 mm 10596 9996 7501 9026 原子炉格納容器内 サフ レッションフ ール水温 29 25 42 32 原子炉格納容器内サフ レッションフ ール圧力 kpa (abs) 143 116 126 119 備考 冷温停止中 冷温停止中 冷温停止中 冷温停止中 *1: 絶対圧に換算 *2: 燃料頂部からの数値 (4) その他異常等に関する報告 1 号機にて原子力災害対策特別措置法第 10 条通報 (11 日 18:08) 1 2 4 号機にて同法第 10 条通報 (11 日 18:33) 1 号機にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 圧力抑制機能喪失 ) 発生 (12 日 5:22) 2 号機にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 圧力抑制機能喪失 ) 発生 (12 日 5:32) 4 号機にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 圧力抑制機能喪失 ) 発生 (12 日 6:07) 東北電力 ( 株 ) 女川原子力発電所 ( 宮城県牡鹿郡女川町 石巻市 ) (1) 運転状況 1 号機 (52 万 4 千 kw)( 自動停止 12 日 0:58 冷温停止 ) 2 号機 (82 万 5 千 kw)( 自動停止 地震時点で冷温停止 ) 3 号機 (82 万 5 千 kw)( 自動停止 12 日 1:17 冷温停止 ) (2) モニタリングポスト等の指示値 MP2 付近 ( 敷地最北敷地境界 ) 約 6,500nGy/h(14 日 19:00) 約 5400 ngy/h(15 日 19:00) 5

(3) その他異常に関する報告 タービン建屋地下 1 階の発煙は消火確認 (11 日 22:55) 原子力災害対策特別措置法第 10 条通報 (13 日 13:09) 2 産業保安 電気 3 月 18 日 22:00 現在 ) 東京電力 (3 月 18 日 22:00 現在 ) 停電戸数 : 約 3 千戸 ( 延べ停電戸数約 405 万戸 ) 停電地域 : 茨城県潮来市 北茨城市 大洗町など ( 約 3 千戸 ) 東北電力 (3 月 18 日 21:00 現在 ) 停電戸数 : 約 29 万戸 ( 延べ停電戸数約 486 万戸 ) 停電地域 : 青森県三八の一部地域 ( 約 6 百戸 ) 岩手県一部地域 ( 約 4 万 5 千戸 ) 宮城県ほぼ全域 ( 約 20 万 4 千戸 ) 福島県一部地域 ( 約 3 万 8 千戸 ) 北海道電力停電は 12 日 14:00 までに復旧済 ( 延べ停電戸数約 3 千戸 ) 中部電力停電 ( 長野県 ) は 12 日 17:11 に復旧済 ( 延べ停電戸数約 4 百戸 ) 一般ガス (3 月 18 日 22:00 現在 ) 死亡事故 : 地震との関係も含め原因詳細調査中 盛岡ガス ( 盛岡市 ) 死者 1 名 負傷者 10 名 14 日 8:00 デパートの地下での爆発 東部ガス ( いわき市 ) 死者 1 名 12 日 11:30 一般住宅での漏えいガスに着火 北海道 山形県 秋田県においては 供給停止の報告はない 各社の供給停止状況は以下の通り 東京ガス ( 日立市 )13 戸供給停止 仙台市営ガス 358,781 戸供給停止 塩釜ガス ( 塩釜市等 )12,382 戸供給停止 福島ガス ( 福島市 )120 戸供給停止 東部ガス ( 土浦市 )5,071 戸供給停止 ( 水戸市 )209 戸供給停止 釜石ガス ( 釜石市 )7,000 戸供給停止 常磐共同ガス ( いわき市 )10,553 戸供給停止 京葉ガス ( 浦安市 )7,341 戸供給停止 東北ガス ( 白河市 )290 戸供給停止 常磐都市ガス ( いわき市 )518 戸供給停止 気仙沼市営ガス ( 気仙沼市 )2,800 戸 6

石巻ガス ( 石巻市 )14,771 戸 簡易ガス (3 月 18 日 22:00 現在 ) 各社の供給停止状況は以下の通り 宮城ガス ( 塩竃市 )651 戸供給停止 ( 仙台市 )2,058 戸供給停止 ( 黒川郡富谷町 )2,318 戸供給停止 岩沼市農業協同組合 ( 岩沼市 )753 戸供給停止 橋本産業 ( 東松島市 )80 戸供給停止 福陽ガス ( 須賀川市 )81 戸供給停止 仙台市ガス局 ( 名取市 )1,225 戸供給停止 ( 仙台市 )114 戸供給停止 ( 岩沼市 )342 戸供給停止 ( 黒川郡富谷町 )1,855 戸供給停止 カメイ ( 亘理郡山元町 )189 戸供給停止 ( 白河市 )596 戸供給停止 ( 須賀川市 )783 戸供給停止 ( いわき市 )126 戸供給停止 ( 宮古市 )197 戸供給停止 共同ガス ( 須賀川市 )163 戸供給停止 東北ガス ( 白河市 )360 戸供給停止 いわきガス ( いわき市 )594 戸供給停止 相馬ガス ( 相馬市 )143 戸供給停止 相馬市ガス ( 相馬市 )100 戸供給停止 勝田ガス事業協同組合 ( ひたちなか市 )647 戸供給停止 帝石プロパンガス ( 高萩市 )747 戸供給停止 倉島商事 ( 福島市 )248 戸供給停止 若松ガス ( 福島市 )1,061 戸供給停止 アイソン ( 安達郡本宮町 )489 戸供給停止 トーホクガス ( 多賀城市 )130 戸供給停止 総武ガス ( 匝瑳市 )80 戸供給停止 三重商会 ( 大船渡市 )81 戸供給停止 ( いわ ) 名取岩沼農業協同組合 ( 岩沼市 )586 戸供給停止 熱供給 (3 月 18 日 18:00 現在 ) 小名浜配湯 ( いわき市小名浜 ) 供給停止 コンビナート (3 月 18 日 18:00 現在 ) コスモ石油千葉製油所( 千葉県市原市 ) LPG 貯槽の支柱が折れ 破損 ガス漏れ火災 7

重傷者 1 名 軽傷 4 名 JX 日鉱日石エネルギー ( 株 ) 仙台製油所 ( 宮城県仙台市 ) 出荷設備エリアで爆発 火災が発生 3 月 15 日午後鎮火 LP ガス死亡事故 : 地震との関係も含め原因詳細調査中 福島県いわき市死者 1 名 13 日午前中共同住宅でガス爆発 3 原子力安全 保安院等の対応 3 月 11 日 14:46 地震発生と同時に原子力安全 保安院に災害対策本部設置 15:42 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 10 条通報 16:36 福島第一原子力発電所 1 2 号機にて事業者が同法第 15 条事象 ( 原子炉冷却機能喪失 ) 発生判断 (16:45 通報 ) 18:08 福島第二原子力発電所 1 号機にて原子力災害対策特別措置法第 10 条通報 18:33 福島第二原子力発電所 1 2 4 号機にて原子力災害対策特別措置法第 10 条通報 19:03 緊急事態宣言 ( 政府原子力災害対策本部及び同現地対策本部設置 ) 20:50 福島県対策本部は 福島第一原子力発電所 1 号機の半径 2kmの住人に避難指示を出した (2km 以内の住人は1864 人 ) 21:23 内閣総理大臣より 福島県知事 大熊町長及び双葉町長に対し 東京電力 ( 株 ) 福島第一原子力発電所で発生した事故に関し 原子力災害対策特別措置法第 15 条第 3 項の規定に基づく指示を出した 福島第一原子力発電所 1 号機から半径 3km 圏内の住民に対する避難指示 福島第一原子力発電所 1 号機から半径 10km 圏内の住民に対する屋内待避指示 24:00 池田経済産業副大臣現地対策本部到着 3 月 12 日 5:22 福島第二原子力発電所 1 号機にて事業者が原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 圧力抑制機能喪失 ) 発生判断 (6:27 通報 ) 5:32 福島第二原子力発電所 2 号機にて事業者が原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 圧力抑制機能喪失 ) 発生判断 (6:27 通報 ) 5:44 総理指示により福島第一原子力発電所の10km 圏内に避難指示 6:07 福島第二原子力発電所 4 号機にて原子力災害対策特別措置法第 1 5 条事象 ( 圧力抑制機能喪失 ) 発生 6:50 原子炉等規制法第 64 条第 3 項の規定に基づき 福島第一原子力 8

発電所第 1 号機及び第 2 号機に設置された原子炉格納容器内の圧力を抑制することを命じた 7:45 内閣総理大臣より 福島県知事 広野町長 楢葉町長 富岡町長及び大熊町長に対し 東京電力 ( 株 ) 福島第二原子力発電所で発生した事故に関し 原子力災害対策特別措置法第 15 条第 3 項の規定に基づく指示を出した 福島第二原子力発電所から半径 3km 圏内の住民に対する避難指示 福島第二原子力発電所から半径 10km 圏内の住民に対する屋内待避指示 17:00 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 敷地境界放射線量異常上昇 ) である旨 受信 17:39 内閣総理大臣が福島第二原子力発電所の避難区域 福島第二原子力発電所から半径 10km 圏内の住民に対する避難を指示 18:25 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所の避難区域 福島第一原子力発電所から半径 20km 圏内の住民に対する避難を指示 19:55 福島第一原子力発電所 1 号機の海水注入について総理指示 20:05 総理指示を踏まえ 原子炉等規制法第 64 条第 3 項の規定に基づき 福島第一原子力発電所第 1 号機の海水注入等を命じた 20:20 福島第一原子力発電所 1 号機の海水注入を開始 3 月 13 日 5:38 福島第一原子力発電所 3 号機にて原子力災害対策特別措置法第 1 5 条事象 ( 全注水機能喪失 ) である旨 受信 当該サイトについて 東京電力において現在 電源及び注水機能の回復と ベントのための作業を実施中 9:01 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 敷地境界放射線量異常上昇 ) である旨 受信 9:08 福島第一原子力発電所 3 号機の圧力抑制及び真水注入を開始 9:20 福島第一原子力発電所 3 号機の耐圧ベント弁開放 9:30 福島県知事 大熊町長 双葉町長 富岡町長 浪江町長に対し 原子力災害対策特別措置法に基づき 放射能除染スクリーニングの内容について指示 9:38 福島第一原子力発電所 1 号機にて原子力災害対策特別措置法第 1 5 条通報 13:09 女川原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 10 条通報 13:12 福島第一原子力発電所 3 号機の注入を真水から海水に切り替え 14:36 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 敷地境界放射線量異常上昇 ) である旨 受信 3 月 14 日 9

1:10 福島第一原子力発電所 1 号機及び3 号機の注入をくみ上げ箇所の海水が少なくなったため停止 3:20 福島第一原子力発電所 3 号機の海水注入を再開 4:40 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 敷地境界放射線量異常上昇 ) である旨 受信 5:38 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 敷地境界放射線量異常上昇 ) である旨 受信 7:52 福島第一原子力発電所 3 号機にて原子力災害対策特別措置法第 1 5 条事象 ( 格納容器圧力異常上昇 ) である旨 受信 13:25 福島第一原子力発電所 2 号機にて原子力災害対策特別措置法第 1 5 条事象 ( 原子炉冷却機能喪失 ) である旨 受信 22:13 福島第二原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 10 条通報 22:35 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 敷地境界放射線量異常上昇 ) である旨 受信 3 月 15 日 0:00 国際原子力 (IAEA) 専門家派遣の受け入れを決定 IAEA 天野事務局長による原子力発電所の被害に関する専門家派遣の意向を受け 原子力安全 保安院はIAEAによる知見ある専門家の派遣を受け入れることとした なお 実際の受け入れ日程等については 今後調整を行う 0:00 米国原子力規制委員会 (NRC) 専門家派遣の受け入れを決定 7:21 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 敷地境界放射線量異常上昇 ) である旨 受信 7:24 ( 独 ) 日本原子力研究開発機構東海研究開発センター核燃料サイクル工学研究所にて原子力災害対策特別措置法第 10 条通報 7:44 ( 独 ) 日本原子力研究開発機構原子力科学研究所にて原子力災害対策特別措置法第 10 条通報 8:54 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 敷地境界放射線量異常上昇 ) である旨 受信 10:30 経済産業大臣が原子炉等規制法に基づき 4 号機の消火及び再臨界の防止 2 号機の原子炉内への早期注水及びドライウェルのベントの実施について指示 10:59 今後の事態の長期化を考慮し 現地対策本部の機能を福島県庁内へ移転することを決定 11:00 内閣総理大臣が福島第一原子力発電所の避難区域 炉内の状況を考慮して 新たに福島第一原子力発電所から半径 2 0km 圏 ~30km 圏内の住民に対する屋内待避を指示 16:30 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 敷地境界放射線量異常上昇 ) である旨 受信 22:00 経済産業大臣が原子炉等規制法に基づき 4 号機の使用済燃料プ 10

ールへの注水の実施を指示 23:46 福島第一原子力発電所にて原子力災害対策特別措置法第 15 条事象 ( 敷地境界放射線量異常上昇 ) である旨 受信 3 月 18 日 13:00 文部科学省にて 福島第一 第二原子力発電所の緊急時における全国的モニタリング調査の強化を決定 15:55 原子炉等規制法第 62 条の 3 に基づき 東京電力 ( 株 ) 福島第一原子力発電所第 1 2 3 4 号機における事故故障等 ( 原子炉建屋内の放射性物質の非管理区域への漏えい ) の報告を受理 16:48 原子炉等規制法第 62 条の 3 に基づき 日本原子力発電 ( 株 ) 東海第二発電所における事故故障等 ( 非常用ディーゼル発電機 2C 海水ポンプ用電動機の故障 ) の報告を受理 11

< 被ばくの可能性 (3 月 18 日 22:00 現在 )> < 住民の被ばく > (1) 二本松市福島県男女共生センターにおいて 双葉厚生病院からの避難者約 60 名を含む 133 名の測定を行い 13000cpm 以上の 23 名に除染を実施した (2) この他 福島県が用意した民間バスで 双葉厚生病院から川俣町済生会川俣病院へ移動した 35 名については 県対策本部は被ばくしていないと判断 (3) バスにより避難した双葉町の住民約 100 名について 100 名のうち 9 名について測定した結果 以下の通りだった 県外 ( 宮城県 ) に分かれて避難したが その後合流して二本松市福島男女共生センターへ移動 カウント数 18,000cpm 30,000~36,000cpm 40,000cpm 40,000cpm 弱 ごく小さい値 人数 1 名 1 名 1 名 1 名 5 名 (1 回目の測定では 100,000cpm を超え その後靴を脱いで測定した結果計 測されたもの ) (4)3 月 12 日から 3 月 15 日にかけて 大熊町のオフサイトセンターにおいて スクリーニングを開始 現在までに 162 名が検査済み 初め除染の基準値を 6,000cpm とし 110 名が 6,000cpm 未満 41 名が 6,000cpm 異常の値を示した 後に基準値を 13,000cpm と引き上げた際には 8 名が 13,000cpm 未満 3 名が 13,000cpm 以上の値を示した 検査を受けた 162 名のうち 5 名が除染処置を施した後 病院へ搬送された (5) 福島県において 避難した 10km 圏内の入院患者と病院関係者の避難を実施 関係者のスクリーニングを行った結果 3 名について除染後も高い数値が検出されたため 第 2 次被ばく医療機関へ搬送 この搬送に関係した消防職員 60 名のスクリーニングで 3 名について バックグランドの 2 倍以上程度の放射線が検出されたため 60 名に対し除染を行った < 従業員等の被ばく > (1) 福島第一原発で作業していた従業員 18 名 測定の結果 1 名は 10 6.3mSv その他の方は健康に影響ないレベルであるが具体的な数値は不明 106.3mSv の 1 名は 内部被ばくの恐れはなく医療的処置は不要とのこと (2) 福島第一原発 3 号機の爆発の際に近くで作業していて負傷した従業員 12

7 名 ( 意識あり ) のうち 6 名 測定結果の詳細は不明 < その他 > (1) 福島県は 3 月 13 日からスクリーニングを開始 避難所を巡回 保健所等 12 ヶ所 ( 常設 ) で実施中 実施結果は集計中 (2) 福島第一原発で給水作業に従事していた自衛隊員 5 名が被ばく 作業終了後 (12 日 ) OFC へ移動後の測定では 30,000cpm 除染後の測定では 5,000~10,000cpm 1 名は放医研に搬送 防衛省において その他自衛官の被ばくは確認されず (3) 警察官について 警察庁において 2 名の除染の実施を確認 異常の報告はなし < 避難時における安定ヨウ素剤投与の指示 > 16 日 原子力災害対策現地本部から 避難区域 ( 半径 20km) からの避難時における安定ヨウ素剤投与の指示 を県知事及び市町村 ( 富岡町 双葉町 大熊町 浪江町 川内村 楢葉町 南相馬市 田村市 葛尾村 広野町 いわき市 飯館村 ) 宛に発出 < 負傷者の状況 (3 月 18 日 22:00 現在 )> 1. 地震による被害 社員 2 名 ( 軽傷 ) 協力会社 2 名 ( うち 1 名両足骨折 ) 行方不明 2 名 ( 社員 4 号タービン建屋内 ) 急病人 1 名発生 ( 脳梗塞 救急車搬送 県情報 ) 管理区域外にて社員 1 名が左胸の痛みを訴えて救急車を要請 ( 意識あり ) 社員 2 名が中央制御室での全面マスク着用中に不調を訴え 福島第二の産業医の受診を受けるべく搬送 2. 福島第一原子力発電所 1 号機爆発による被害 1 号機付近で爆発と発煙が発生した際に 4 名が 1 号タービン建屋付近 ( 管理区域外 ) で負傷 川内診療所で診療 3. 福島第一原子力発電所 3 号機の爆発による負傷 社員 4 名 協力会社 3 名 自衛隊 4 名 ( うち 1 名は内部被ばくの可能性を考慮し ( 独 ) 放射線医学総合研究所 へ搬送 診察の結果内部被ばくはなし 3 月 16 日退院 ) 4. その他の被害 福島第二原子力発電所内の診療所に変電所から腹痛を訴える人が来たが 被ばくをしていないことからいわき市の診療所へ搬送 13

< 住民避難の状況 (3 月 18 日 22:00 現在 )> 3 月 15 日 11:00 内閣総理大臣の指示により 福島第一原子力発電所半径 20km から 30km 圏内の住民に対して 屋内待避を指示 その旨を福島県及び関係自治体へ連絡 福島第一原子力発電所 20km 圏外及び福島第二原子力発電所 10km 圏外への避難は 措置済 福島第一原子力発電所 20km から 30km 圏内の屋内待避について 徹底中 福島県と連携して 屋内待避圏内の住民の生活支援等を実施 ( 本発表資料のお問い合わせ ) 原子力安全 保安院原子力安全広報課 : 渡邉 金城電話 :03-3501-1505 03-3501-5890 14

( 参考 ) 東北地方太平洋沖地震 1. 災害概要 (1) 発生日時 : 平成 23 年 3 月 11 日 ( 金 ) 14:46 発生 (2) 発生場所 : 震源三陸沖 ( 北緯 38 度 東経 142.9 度 ) 深さ 10km マグニチュード 9.0 (3) 各地の震度 震度 4 以上の地域震度 7 宮城県北部震度 6 強茨城県北部 茨城県南部震度 5 強青森県三八上北震度 5 弱新潟県中越震度 4 震度 4 以上の市町村震度 6 強福島県楢葉町 富岡町 大熊町 双葉町震度 6 弱宮城県石巻市 女川町 ( 発電所の震度計による ) 東海村震度 5 弱新潟県刈羽村震度 4 青森県六ケ所村 東通村 新潟県柏崎市 神奈川県横須賀市震度 1 北海道泊村 15