災害対応に関する国 都道府県 市町村の関係 通常の火災 事故 災害の場合 より大規模な火災 事故 災害の場合 当該市町村の消防で対応 A 市 緊急消防援助隊 ( 平成 25 年 4 月 1 日現在登録状況 4,594 隊 ) 大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 全国の消防本部数全国の消防職員数全国の消防団員数 770 本部 15 万 9,730 人 87 万 4,193 人 消防本部数は 平成 25 年 4 月 1 日現在 消防職員数 消防団員数は 平成 24 年 4 月 1 日現在 ( 宮城県牡鹿郡女川町の数値は 平成 22 年 4 月 1 日現在の数値により集計 ) 被災県知事からの応援要請 消防庁長官の求め又は指示 緊急消防援助隊の出動 ( 被害の程度により出動県を拡大 ) 局地的な災害の場合 : 近隣県から出動 大規模な火災 事故 災害の場合 消防相互応援協定に基づき近隣市町村 ( 県外を含む ) や県内市町村から消防の応援 同一都道府県内の市町村のみの協定数 1707 都道府県外の市町村を含む協定数 579 ( 平成 24 年 4 月 1 日現在 ) A 県 B 県 東海地震等の場合 : 全国から出動 出動事例地震 新潟県中越地震 (H16) 東日本大震災 (H23) 水害 新潟 福島豪雨 (H16) 福井豪雨 (H16) 救助 JR 西日本福知山線列車事故 (H17) 等 ( 計 24 事例 ) 1
緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月から法律上明確化のうえ発足 平成 20 年 5 月消防組織法の改正により機動力を強化 概要 総務大臣が 編成及び施設の整備等に係る基本的な事項に関する計画を策定 計画に基づいて消防庁長官が部隊を登録 大規模 特殊災害発生時には 消防庁長官の指示又は求めにより部隊が出動 平成 25 年 4 月現在 下記の 10 部隊で編成され 4,594 隊が登録 ( 重複を除く ) 部隊概要 ( 注 : 平成 25 年 4 月現在 重複を除くため合計は一致しない ) 指揮支援部隊 ( 都道府県隊 ) 都道府県隊指揮隊消火部隊救助部隊 38 隊 111 隊 1,633 隊 412 隊 救急部隊後方支援部隊航空部隊 1,043 隊 732 隊 73 隊 水上部隊特殊災害部隊特殊装備部隊 18 隊 276 隊 373 隊 2
緊急消防援助隊の部隊編成 指揮支援部隊 指揮支援部隊 ヘリコプター等で速やかに被災地に赴き 災害に関する情報を収集し 消防庁との連絡調整 現地消防機関の指揮支援活動を行う 指揮支援隊 指揮支援隊長 ( 被災市町村の消防本部で指揮支援活動を行う ) 都道府県隊長 都道府県隊指揮隊 消火部隊 救助部隊 救急部隊 都道府県隊 ( 被災現場で指揮活動を行う ) 都道府県隊を統括し その活動管理を行う 消火活動を行う 高度救助用資器材を備え 要救助者の検索 救助活動を行う 高度救命処置用資器材を備え 救急活動を行う 指揮支援隊 指揮支援部隊長 ( 被災都道府県の調整本部で指揮支援活動を行う ) 後方支援部隊特殊災害部隊特殊装備部隊航空部隊水上部隊 各部隊の活動支援をするため 必要な輸送 補給活動等を行う 毒劇物等災害 大規模危険物災害等の特殊な災害に対応するための消防活動を行う 水難救助隊 遠距離送水隊等の特殊な装備を用いて消防活動を行う 消防防災ヘリコプターを用いて消防活動を行う 消防艇を用いて消防活動を行う 都道府県隊 指揮支援隊 指揮支援隊長 都道府県隊 都道府県隊 3
消防応援活動調整本部と指揮支援本部 都道府県知事 A 市町村長 消防応援活動調整本部連携都道府県災害対策本部 都道府県知事都道府県職員指揮支援部隊長 被害報告応援要請活動報告 部隊配備状況確認部隊移動 A 市町村災害対策本部 情報収集 連携 緊急消防援助隊指揮支援本部 本部長 : 指揮支援隊長 ( 都道府県隊長 ) 補佐 連携 活動管理 A 市消防長 部隊指揮 災害現場 都道府県隊 都道府県隊 消防庁派遣職員 部隊配備等の実質的な連携 調整 代表消防本部派遣職員 被災市町村派遣職員 関係機関との連絡調整 B 市町村長 緊急消防援助隊指揮支援本部 4
緊急消防援助隊登録部隊の推移 5
緊急消防援助隊の出動計画 6 6
結場所緊急消防援助隊都道府県隊の編成 ~ 被災地到着 ~ 活動の経過集1 各消防本部から集結場所に集結し 都道府県隊を編成する 2 消防庁から指定された進出拠点 ( 消防庁と都道府県の調整の うえ 消防庁が決定する ) へ 被災地 ( 活動場所 ) 所に宿営 進4 指定された宿営場 3 進出拠点連絡員 ( 地元消防職員等 ) の SA 指示 ( 誘導 ) に従い 被災地 ( 活動場所 後方支援部隊は宿営場所 ) へ 燃料補給 休憩
指示 報告 緊急消防援助隊動態情報システムの全体イメージ図 インターネット網 インマルサット衛星回線網 3G 携帯電話回線網 無線 LAN ルータ 衛星アンテナ Air-Print 対応プリンター 可搬型端末等からの情報を印刷することが可能 携帯電話 消防庁端末 Wi-Fi 対応パソコン 情報処理 情報収集 データ通信 可搬型端末 ipad 緊急消防援助隊 情報の発信 ( 消防庁 各都道府県隊 後方支援本部等 ) 情報の共有 ( 被害状況等 ) 格納されている各都道府県受援計画を活用しての活動 衛星携帯電話 緊急消防援助隊のオペレーション 部隊規模把握 情報の発信 情報の共有 消防庁 Wi-Fi パソコンと Air-Print 対応プリンターは都道府県指揮隊車の積載品として配備 8
地図画面表示 の概要 都道府県隊の部隊 数 隊員数を把握 できる 出動中の全ての都 道府県隊の位置 動態を把握すること ができる 延焼拡大地域 河 川氾濫地域等の範 囲情報を 地図上 に円形や矩形で表 示できる 地図表示と航空 写真表示の２種 類から選択して 表示することがで きる 情報区分 投稿者 最終更新 者 情報内容 写真添付をする ことにより 地図上に地点毎の 詳細な情報を表示することが できる 集結場所 進出拠点 活動拠点 火災発 生地点等の地点に応じた情報が 地図 上にアイコンで表示される また アイコ ンをクリックすることにより詳細な情報が 表示される 9
緊急消防援助隊地域ブロック合同訓練 1 緊急消防援助隊地域ブロック合同訓練平成 8 年度から全国を 6 ブロックに分け ブロック単位で毎年訓練を実施 訓練実施に係る経費については 緊急消防援助隊の編成及び施設の整備等に係る基本的な事項に関する計画 ( 平成 16 年 3 月策定 ) により予算化 2 緊急消援助隊地域ブロック合同訓練の内容 自衛隊 警察 DMAT 等関係機関の協力により 以下の項目を実施 1 図上訓練 2 調整本部設置 運営訓練 3 部隊参集訓練 4 中高層建物消火訓練 5 座屈ビル救出訓練 6 倒壊家屋救出訓練 7 橋梁崩壊救急救助事故対応訓練 8 埋没車両救出訓練 9 大規模危険物施設消火訓練 10 毒劇物漏洩事故対応訓練 11 津波漂流者救出訓練 12 後方支援活動訓練 など 10
地域ブロック合同訓練の実施状況 年度 H25 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 ブロック等 ( 予定 ) 開催日 12/19.20 7/29.30 7/28.29 11/4.5 8/1.2 11/6.7 10/30.31 11/6.7 10/28.29 9/6.7 10/19.20 10/18.19 10/15.16 10/13.14 11/8.9 10/7.8 10/11.12 北海道東北 開催地 宮城県北海道青森県岩手県秋田県山形県福島県新潟県宮城県北海道青森県岩手県秋田県山形県福島県宮城県北海道仙台市札幌市青森市矢巾町秋田市山形市福島市新潟市仙台市函館市八戸市一関市大仙市鶴岡市郡山市東日本大震災利府町 (1 道 7 県 ) によりみ隊数等地震により中参集訓練の 415 名 451 名 404 名 312 名 365 名 369 名 380 名 436 名止み 550 名 493 名 650 名 592 名 709 名 288 名 92 隊 106 隊 93 隊 63 隊 80 隊 79 隊 85 隊 94 隊新潟県中越台風第 14 号 145 隊 135 隊 182 隊 159 隊 170 隊により中止図上訓練の 開催日 9/1 9/1 9/1 10/22.23 10/16.17 11/11.12 10/27.28 10/23.24 10/29.30 11/11.12 10/20.21 11/19.20 11/14.15 11/20.21 11/1.2 11/29.30 10/30.31 関東神奈川県神奈川県千葉県東京都全国訓練長野県埼玉県山梨県静岡県茨城県栃木県群馬県神奈川県千葉県東京都長野県埼玉県山梨県開催地川崎市横浜市千葉市立川市のため実長野市さいたま市甲府市静岡市水戸市宇都宮市前橋市横浜市千葉市中央区松本市新座市 (1 都 9 県 ) 68 隊 51 隊 85 隊 77 隊施無 151 隊 233 隊 189 隊清水市 193 隊 200 隊 194 隊 207 隊 262 隊 465 隊 246 隊 280 隊隊数等 306 名 342 名 367 名 333 名 678 名 914 名 678 名浜松市 688 名 721 名 696 名 741 名 926 名 2,217 名 909 名 1,063 名 開催日 9/1 8/31.9/1 10/30.31 8/7.8 10/9.10 10/30.31 10/16.17 10/9.10 9/4 10/25.26 10/13.14 12/5.6 11/6.7 10/15.16 10/14.15 11/9.10 10/18.19 中部 開催地 静岡県静岡県福井県愛知県石川県三重県富山県岐阜県関東 中部福井県愛知県石川県三重県富山県岐阜県静岡県福井県愛知県御殿場市藤枝市福井市半田市加賀市名張市高岡市大垣市合同訓練勝山市常滑市かほく市四日市市射水市可児市静岡市坂井市 (7 県 ) 21 隊 18 隊 敦賀市 53 隊 51 隊 上野市 80 隊 71 隊 台風第 23 7 隊 82 隊 81 隊 106 隊 103 隊 102 隊 93 隊 126 隊 隊数等号 97 名 84 名三国町 211 名 204 名 309 名 301 名により中止 28 名 331 名 328 名 378 名 389 名 389 名 366 名 477 名 開催日 11/29 11/20 11/11 11/10 11/20.21 10/30.31 10/22.23 10/28.29 10/24.25 12/1.2 8/31.9/1 10/17.18 10/30.31 10/29.30 10/27.28 10/26.27 和歌山県京都府大阪府奈良県徳島県兵庫県滋賀県和歌山県京都府奈良県大阪府福井県三重県徳島県兵庫県滋賀県中部 近畿中部 近畿合同訓練合同訓練大和郡山和歌山市相楽郡堺市天理市小松島市神戸市大津市和歌山市京都市岸和田市坂井市津市小松島市神戸市近畿開催地市 精華町 枚方市 阿南市 田辺市 三木市 (2 府 7 県 ) 藤井寺市 90 隊 84 隊 165 隊 227 隊 86 隊 201 隊 126 隊 203 隊 台風第 23 102 隊 176 隊 103 隊 205 隊 154 隊 台風第 14 142 隊 143 隊 隊数等号号 400 名 380 名 681 名 892 名 353 名 728 名 468 名 699 名により中止 436 名 642 名 431 名 825 名 618 名により中止 592 名 617 名 開催日 1/16.17 1/16.17 11/5.6 11/4.5 10/23.24 10/16.17 10/16.17 10/13.14 10/19.20 10/18.19 11/28.29 10/30.31 10/15.16 10/21.22 10/20.21 11/1.2 11/2.3 開催地 広島県岡山県香川県鳥取県高知県山口県広島県徳島県香川県岡山県鳥取県愛媛県島根県高知県広島県山口県徳島県広島市岡山市高松市鳥取市高知市阿知須町呉市板野町高松市倉敷市米子市松山市出雲市高知市福山市山口市 59 隊 55 隊南国市防府市中国 四国隊数等 249 名 247 名鳥取県西部地震によ (9 県 ) 開催日 11/6.7 11/17.18 り中止 開催地 徳島県愛媛県徳島市松山市 隊数等 43 隊 74 隊 66 隊 39 隊 59 隊 79 隊 88 隊 86 隊 85 隊 90 隊 101 隊 104 隊 107 隊 94 隊 125 隊 135 隊 195 名 303 名 280 名 172 名 280 名 340 名 374 名 356 名 341 名 358 名 404 名 413 名 417 名 358 名 597 名 567 名 開催日 10/22.23 10/7.8 10/5.6 10/19.20 10/2.3 11/6.7 10/8.9 10/6.7 11/22.23 10/20.21 10/12.13 11/21.22 10/9.10 10/8.9 11/4.5 11/17.18 11.27.28 熊本県福岡県大分県長崎県佐賀県鹿児島県宮崎県熊本県沖縄県福岡県大分県長崎県佐賀県鹿児島県宮崎県熊本県沖縄県九州全国訓練開催地のため実薩摩川内熊本市福岡市大分市長崎市佐賀市鹿児島市宮崎市熊本市うるま市北九州市中津市佐世保市佐賀市宮崎市八代市 (8 県 ) 施無市 77 隊 107 隊 87 隊 36 隊 74 隊 67 隊 84 隊 104 隊 72 隊 129 隊 131 隊 134 隊 121 隊 116 隊 145 隊 192 隊隊数等 401 名 465 名 370 名 148 名 320 名 255 名 340 名 419 名 305 名 508 名 539 名 547 名 529 名 437 名 556 名 747 名 11
緊急消防援助隊の出動実績 (1/2) 平成 7 年 6 月緊急消防援助隊創設 1 蒲原沢土石流災害 ( 平成 8 年 12 月 6 日 ) 2 岩手県内陸北部を震源とする地震 ( 平成 10 年 9 月 3 日 ) 震度 6 弱 3 有珠山噴火災害 ( 平成 12 年 3 月 31 日 ) 4 平成 12 年 (2000 年 ) 鳥取県西部地震 ( 平成 12 年 10 月 6 日 ) 震度 6 強 5 平成 13 年 (2001 年 ) 芸予地震 ( 平成 13 年 3 月 24 日 ) 震度 6 弱 6 宮城県北部を震源とする地震 ( 平成 15 年 7 月 26 日 ) 震度 6 強 6 弱 7 三重県ごみ固形燃料発電所火災 ( 平成 15 年 8 月 14 日 ) 8 栃木県黒磯市ブリヂストン栃木工場火災 ( 平成 15 年 9 月 8 日 ) 9 平成 15 年 (2003 年 ) 十勝沖地震 ( 平成 15 年 9 月 26 日 ) 震度 6 弱 10 出光興産北海道製油所原油貯蔵タンク火災 ( 平成 15 年 9 月 28 日 ) 平成 16 年 4 月以降 11 平成 16 年 7 月新潟 福島豪雨 ( 平成 16 年 7 月 13 日 ) 12 平成 16 年 7 月福井豪雨 ( 平成 16 年 7 月 18 日 ) 13 平成 16 年台風第 23 号兵庫県豊岡市水害 ( 平成 16 年 10 月 21 日 ) 14 平成 16 年 (2004 年 ) 新潟県中越地震 ( 平成 16 年 10 月 23 日 ) 震度 7 15 福岡県西方沖を震源とする地震 ( 平成 17 年 3 月 20 日 ) 震度 6 弱 16 平成 17 年 JR 西日本福知山線列車事故 ( 平成 17 年 4 月 25 日 ) 17 奈良県吉野郡上北山村土砂崩れ車両埋没事故 ( 平成 19 年 1 月 30 日 ) 18 平成 19 年 (2007 年 ) 能登半島地震 ( 平成 19 年 3 月 25 日 ) 震度 6 強 19 三重県中部を震源とする地震 ( 平成 19 年 4 月 15 日 ) 震度 5 強 20 平成 19 年 (2007 年 ) 新潟県中越沖地震 ( 平成 19 年 7 月 16 日 ) 震度 6 強 21 平成 20 年 (2008 年 ) 岩手 宮城内陸地震 ( 平成 20 年 6 月 14 日 ) 震度 6 強 22 岩手県沿岸北部を震源とする地震 ( 平成 20 年 7 月 24 日 ) 震度 6 弱 23 駿河湾を震源とする地震 ( 平成 21 年 8 月 11 日 ) 震度 6 弱 24 平成 23 年 (2011 年 ) 東北地方太平洋沖地震 ( 平成 23 年 3 月 11 日 ) 震度 7 12
年活動期間災害名出動都道府県出動部隊 人員活動概要 8 12 15 16 19 23 12.6~12.12 (7 日間 ) 3.29~5.10 (40 日間 ) 9.28~10.21 (24 日間 ) 10.23~11.1 (10 日間 ) 7.16~7.23 (8 日間 ) 3.11~6.6 (88 日間 ) 緊急消防援助隊の出動実績 (2/2) これまでの主な活動 ( 期間 1 週間以上 ) の実績 蒲原沢土石流災害 有珠山噴火災害 出光興産北海道製油所ナフサ貯蔵タンク火災 平成 16 年 (2004 年 ) 新潟県中越地震 平成 19 年 (2007 年 ) 新潟県中越沖地震 東日本大震災 東京都 愛知県 (1 都 1 県 ) 宮城県 東京都 神奈川県 (1 都 2 県 ) 青森県 宮城県 秋田県 福島県 茨城県 東京都 神奈川県 京都府 大阪府 兵庫県 (1 都 2 府 7 県 ) 宮城県 山形県 福島県 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 富山県 石川県 山梨県 長野県 愛知県 (1 都 14 県 ) 宮城県 福島県 栃木県 埼玉県 東京都 神奈川県 富山県 石川県 山梨県 京都府 (1 都 1 府 8 県 ) 1 都 1 道 2 府 40 県 72 隊 382 人 14 隊 65 人 381 隊 1,417 人 指揮隊 23 隊 救助部隊 83 隊 消火部隊 99 隊 救急部隊 80 隊 後方支援部隊 148 隊 航空部隊 39 隊 その他 8 隊 480 隊 2,121 人 指揮隊 2 隊後方支援部隊 4 隊航空部隊 9 隊 15 隊 110 人 指揮支援部隊 159 隊 指揮隊 414 隊 救助部隊 854 隊 消火部隊 1,853 隊 救急部隊 1,734 隊 後方支援部隊 3,441 隊 航空部隊 244 隊 その他 155 隊 8,854 隊 30,684 人 長野 新潟の県境付近で発生した土石流災害において 高度救助用資機材を用いた検索 救助活動を実施 北海道有珠山の噴火災害に対して 指揮支援部隊 救助部隊 消火部隊が出動し 地元消防本部の応援実施 北海道十勝沖を震源とする地震により損傷した出光興産株式会社北海道製油所のオイルタンクから発生した火災の消火活動及び鎮火後の火災警戒活動の実施 さらに 消火に必要な泡消火剤確保のため広域応援を実施し 自衛隊航空機による輸送支援及び在日米軍からの泡消火剤の提供を受けた 新潟県の内陸部 山間部に家屋倒壊 土砂崩れ等 主に小千谷市 長岡市及び山古志村 ( 現長岡市 ) において孤立住民等の安否確認 救助 救出 救急搬送を実施 また 全村避難指示が出された山古志村からのヘリコプターによる救助活動を関係機関と連携して実施 さらに 長岡市妙見堰の土砂崩れによる車両転落現場おいて 2 歳男児とその母親を地震発生以来 4 日ぶりに救助 ( 母親は病院搬送後死亡確認 ) 新潟県中越沖を震源とする最大震度 6 強の地震が発生 家屋倒壊 土砂崩れ等甚大な情報収集活動 救急及び人員搬送等 平成 23 年 3 月 11 日 14 時 46 分 三陸沖を震源とするマグニチュード 9.0 最大震度 7 の地震が発生 大きな揺れに加えて津波による被害 原子力発電所事故及び石油コンビナート火災等 広範囲にわたり大きな被害が発生した 緊急消防援助隊法制化後初めてとなる 消防組織法第 44 条第 5 項に基づく消防庁長官の指示等により 全国 44 都道府県から緊急消防援助隊が出動し 消火 救助 救急活動を 88 日間にわたり行った 13
東日本大震災時における緊急消防援助隊の活動等 地震発生直後から 主な被災県である岩手県 宮城県及び福島県の3 県に向けては これら被災県以外の44 都道府県の緊急消防援助隊の出動を指示 平成 23 年 3 月 11 日から活動終了の6 月 6 日までの88 日間における派遣人員総数は 延べ3 万人をこえ 全消防職員 (158,809 人 ) の5 人に1 人に相当 航空部隊は 人命救助 空中消火及び情報収集等に 陸上部隊は消火 救助 救急活動等に従事し 現在までに把握している救助者数は5,064 人 ( 地元消防本部等と協力し救出したものを含む ) < 福島第一原子力発電所事故における活動 > 総理大臣から東京都知事に対し 福島第一原子力発電所への東京消防庁への出動の要請があり 都知事が受諾 (3 月 17 日夜 ) それを受け消防庁長官から 東京消防庁のハイパーレスキュー隊等の緊急消防援助隊としての派遣を要請 (3 月 18 日 0 時 50 分 ) 8,000 6,000 4,000 2,000 0 緊急消防援助隊出動人員の推移 期間 : 平成 23 年 3 月 11 日 ~6 月 6 日 (88 日間 ) 総人員 :30,684 人 (8,854 隊 ) 延べ人員 :109,919(31,166 隊 ) ( 平成 24 年 3 月 11 日確定値 ) 3 月 18 日最大 6,835 名 (1,870 隊 ) 6 月 6 日 92 名 (32 隊 ) 東京消防庁ハイパーレスキュー隊が出動し 福島第一原子力発電所 3 号機の使用済核燃料プールに対する海水での連続放水体制を構築 (3 月 18 日 ~19 日 ) 3 月 19 日未明と19 日午後から20 日にかけて 同プールへの放水を実施 総務大臣から大阪市長 横浜市長 川崎市長 名古屋市長 京都市長 神戸市長に対し 福島第一原子力発電所への特殊車両等の派遣の要請があり 各市長が受諾 (3 月 18 日 ~22 日 ) それを受けて消防庁長官から 各市消防局長に対し 特殊車両部隊の緊急消防援助隊としての派遣を要請 (3 月 18 日 ~22 日 ) 各市消防局が順次出発 東京消防庁の指揮支援のもと これら消防本部が交代しながら継続して 同プールに対する放水を実施 14
東日本大震災における緊急消防援助隊の活動 1 宮城県名取市での捜索活動 宮城県仙台市における救助活動 宮城県気仙沼市における消火活動 消防ヘリコプターによる救助活動 15
東日本大震災における緊急消防援助隊の活動 2 宮城県気仙沼市における水難救助隊員による救助活動 雪降る中での野営 宮城県気仙沼市における救出活動 岩手県大槌町へ出場中の大阪府隊の消防車両 16
東日本大震災における緊急消防援助隊の活動③ 火災の発生状況 消防隊による消火活動① 市内のホース延長状況 消防隊による消火活動② 17 東京消防庁提供