バックアップ高速化の手引き JP1/VERITAS NetBackup編 (仮称)

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Transcription:

JP1 NetBackup で実現! バックアップ遅延の解消 JP1/VERITAS NetBackup

はじめに 大切なデータをバックアップできない!? なぜ? 近年 企業内の業務で扱うデータは増加し続けています そのデータは級数的に増加し ある企業では 3 年間で 50 倍に増加したなどという報告を聞くこともあります 企業で扱うデータ増加例 現在 3 年後 企業内のデータ増加は 保護すべき重要なデータも増加すること につながります 当然 バックアップ実行時間もそれに伴い増加します バックアップ時間は その増加量に応じて比例して増加するものと考えていませんか? 一概にそうとは言えません データ増加に伴い バックアップ遅延を引き起こす様々な問題が姿を見せ始めます そしてバックアップが計画通りに進まず 時間通りに終了しない そんな事が起こりはじめます 想定される懸念事項 以前より速度が遅くなりバックアップ許容時間内に終了しない バックアップ完了! 業務開始時間はずらせない バックアップ中 バックアップできない!?

バックアップが無いとどうなるか データの損失が発生した場合 その影響は業務が停止するだけにとどまらず 利益損失や信用失墜など決して小さなものではありません データ損失のリスクに備えていたはずなのに これらのリスクが再度発生するかもしれません 再浮上するリスク バックアップ 利益損失 信用失墜 バックアップが取れず再度リスクが 事前準備が大切 しかし どういうことを想定して準備をすればよい? バックアップデータ増大により発生する問題はどのようなことなのでしょうか バックアップ経路のどの部分に問題が潜んでいるのでしょうか バックアップ経路例 バックアップデータの流れ LAN 業務サーバ ( バックアップクライアント ) 業務データ いったいどこに問題が潜んでいる? どこで遅くなる? JP1/VERITAS NetBackup では 潜在する問題に備えた構成が可能です 順番に確認していきましょう

参照の手引き バックアップ経路上で問題が潜んでいる場所に着目いたしました 解決案を参照をする前に 一度ご確認してください バックアップが始まるといつもネットワークを介した業務処理が遅くなる 業務処理と同時にバックアップも次第に遅くなっているようだしどうにかならないのか 解決案 1 を確認! バックアップ経路例 業務クライアント バックアップデータの流れ Web サーバ ( バックアップクライアント ) LAN 業務サーバ ( バックアップクライアント ) 業務データ 大量のデータ書き込み処理が早くなるとバックアップ時間が短縮されるのだが 細かいデータが多く 読み込みに時間がかかる 今はまだ何とかなるがこれ以上遅くなると 解決案 2 解決案 3 解決案 4 を確認! 解決案 5 を確認!

Contents 解決案 1 バックアップデータの経路分離 1 バックアップ用 LANを設定するには 2 解決案 2 バックアップデバイスの追加 7 バックアップデバイスを追加するには 8 解決案 3 ディスクステージングの追加 11 ディスクステージングを追加するには 12 解決案 4 複数ドライブを同時に稼動 15 複数ドライブを同時に稼動させるには 16 解決案 5 RAWバックアップの実行 20 RAWバックアップを実行するには 21 解決案 6 バックアップ処理の分散 23 ( メディアサーバ ) を追加するには 24 参考情報 オフホストバックアップ 28 特集 RAW バックアップを上手に活用するために 29 付録 NetBackup 管理コンソール画面概要 38

解決案 1 バックアップデータの経路分離 データを一つのセグメントに集中させるのではなく バックアップデータを流す専用の LAN を用意することでネットワークにかかる負荷を分離し 業務処理 バックアップ処理遅延を防止します それによりバックアップ時間の短縮が期待できます 構成変更例 変更前 バックアップデータの流れ 業務データの流れ LAN ファイルサーバ ( バックアップクライアント ) 業務データとバックアップデータが集中し業務遅延が発生 変更後 業務データの流れ 業務用 LAN バックアップデータの流れ バックアップクライアント ( ファイルサーバ ) バックアップ用 LAN 業務データとバックアップデータを分離して遅延を回避! 1

設定概要 バックアップ用 LAN を設定するには 本手順は概要です 設定詳細 注意事項等は別資料を参照してください 設定変更中はバックアップを実行しないでください 1 バックアップ用のセグメントを追加しとクライアントが通信できるようにします 業務用 LAN とバックアップクライアントがお互いにホスト名を使用した通信が可能である状態にします バックアップ用 LAN バックアップクライアント ホスト名 :ha8000_bk ホスト名 :bs2000_bk バックアップ用 LAN でホスト名を使用した通信を確認 2 管理コンソールを操作してバックアップ用 LAN で使用するのホスト名を登録します 管理コンソールの左ペインに表示されたメニューの ホストプロパティ を展開して マスターサーバー を選択します 右ペインにマスターサーバーのホスト名が表示されるので選択します 表示された マスターサーバー を選択した状態でメニューバーの 処理 - プロパティ を選択します 2

マスタサーバープロパティ が表示されます 左ペインに表示された サーバー を選択し右ペインに表示された 追加サーバー 欄の 追加 ボタンをクリックします 新しいサーバーエントリの追加 ウインドウが開くのでバックアップ用 LAN で使用するのホスト名を入力し 追加 ボタンをクリックします サーバ名を追加したら 新しいサーバーエントリの追加 ウインドウを閉じます マスターサーバーのプロパティ ウインドウの OK ボタンをクリックします ポップアップが表示されるので OK ボタンをクリックします 設定後は NetBackup のサーバーサービスを再起動する必要があります 管理コンソールを終了して下記のコマンドを実行してサービスの停止 起動を行います サービス停止 Windows の場合 [InstallPath] Netbackup bin bpdown UNIX/Linux の場合 /usr/openv/netbackup/bin/bp.kill_all サービス停止 Windows の場合 [InstallPath] Netbackup bin bpup UNIX/Linux の場合 /usr/openv/netbackup/bin/bp.start_all 3

3 管理コンソールを操作してバックアップ用 LAN で使用するバックアップクライアントの設定を変更します 管理コンソールの左ペインに表示されたメニューの ホストプロパティ を展開して クライアント を選択します 右ペインにバックアップクライアントのホスト名が表示されるので変更するクライアントのホスト名を選択します 変更する クライアント を選択した状態でメニューバーの 処理 - プロパティ を選択します クライアントプロパティ が表示されます 左ペインに表示された サーバー を選択し右ペインに表示された 追加サーバー 欄の 追加 ボタンをクリックします 新しいサーバーエントリの追加 ウインドウが開くのでバックアップ用 LAN で使用するのホスト名を入力し 追加 ボタンをクリックします 新しいサーバーエントリの追加 ウインドウを 閉じる ボタンをクリックして閉じ 追加サーバー にバックアップ用 LAN で使用するサーバのホスト名が追加されたことを確認します 4

クライアントプロパティ 右ペイン上の クライアント名 を選択します 左ペインにクライアント名が表示されるのでバックアップ用 LAN で使用するクライアントのホスト名に変更し OK ボタンをクリックします 設定変更をするか確認するウインドウが表示されるので はい ボタンをクリックします 4 バックアップポリシーのクライアントホスト名をバックアップ用 LAN で使用するホスト名に変更します 管理コンソールの左ペインにある ポリシー を展開してバックアップ用 LAN を使ったバックアップを実行したいポリシーを選択します バックアップポリシーを選択した状態でメニューバーの 編集 - 変更 を選択します 5

バックアップポリシーを変更する ポリシーの変更 画面が表示されるので クライアント タブを選択します 業務用 LAN で使用しているホスト名を削除します 削除 削除後 バックアップ LAN 用に設定したクライアントホスト名を追加し 設定変更を反映します ポリシーの変更 画面は OK ボタンをクリックして終了します 追加 設定を変更したバックアップポリシーが実行されると 設定を行ったバックアップ用 LAN を経由してバックアップデータが流れます こんな方法も NDMP に対応したデバイスがある場合は NDMP オプションを使用したバックアップで LAN にかかる負荷を切り離し バックアップ速度の向上が期待できます <NDMP 構成例 > バックアップ実行命令 業務データの流れ LAN SAN NDMP 対応 NAS NDMP 対応テープライブラリ装置 バックアップデータの流れ 他の解決方法は無いだろうか? 解決案 6 23 ページへ 6

解決案 2 バックアップデバイスの追加 一つのバックアップデバイスに I/O を集中させると I/O の処理遅延を引き起こす場合があります JP1/VERITAS NetBackup では一つのに複数のバックアップデバイスを設定することが可能です デバイスの追加し I/O を分散することにより処理を高速化し バックアップ時間の短縮が期待できます またバックアップデバイスが追加されても NetBackup がデバイス 分散されたバックアップイメージの管理を行うため 管理者の負担を増加させることもありません 構成変更例 変更前 バックアップクライアント バックアップデータの流れ バックアップクライアント LAN バックアップデバイス バックアップデータが一つのデバイスに集中して遅延が発生 変更後 バックアップクライアント バックアップデータの流れ バックアップクライアント LAN バックアップデバイス バックアップデバイス バックアップデバイスを追加しバックアップデータを分散し高速化! 7

設定概要 バックアップデバイスを追加するには 本手順は概要です 設定詳細 注意事項等は別資料を参照してください 設定変更中はバックアップを実行しないでください 1 にバックアップデバイスを追加します にバックアップデバイスを追加し 上で使用できる状態にします バックアップデバイス 追加するバックアップデバイスは 既にバックアップで使用しているデバイスと I/O のパスを分割するとより良いパフォーマンスが期待できます 追加バックアップデバイス 2 バックアップデバイスをストレージユニットとして登録します 管理コンソールの左ペインにある ストレージ を展開して ストレージユニット を選択します ストレージユニット を選択した状態でメニューバーの 編集 - 新規 を選択します 8

新しいストレージユニット ウインドウが開くので追加するデバイスに応じて必要な設定を行います ここではディスクストレージユニットを追加する場合の例を示します ストレージユニット名 :AddStorage ストレージユニット形式 : ディスク ディスク形式 : ベーシックディスク ディレクトリへの絶対パス名 :E: AddStorage 追加したデバイスのフォルダを指定します 設定が完了したら OK ボタンをクリックします 管理コンソールのストレージユニット一覧よりストレージユニットが作成されたことを確認します 3 バックアップポリシーのポリシーストレージを変更します バックアップポリシーの ポリシーストレージ を追加したバックアップデバイスの ポリシーストレージ に変更します バックアップデバイス 追加バックアップデバイス デバイス変更 9

管理コンソールの左ペインにある ポリシー を展開してバックアップ用 LAN を使ったバックアップを実行したいポリシーを選択します バックアップポリシーを選択した状態でメニューバーの 編集 - 変更 を選択します バックアップポリシーを変更する ポリシーの変更 画面が表示されるので 属性 タブの ポリシーストレージ をプルダウンメニューより追加したストレージユニットに変更し 変更を反映させます 変更 設定が終了したら ポリシーの変更 ウインドウを OK ボタンをクリックして終了します 設定を変更したバックアップポリシーが実行されると 追加したストレージユニットにバックアップが行われます 他の解決方法は無いだろうか? 解決案 3 解決案 4 解決案 6 11 ページへ 15 ページへ 23 ページへ 10

解決案 3 ディスクステージングの追加 変更前 ライブラリ装置が低速である場合 バックアップデータの書き込み処理がボトルネックとなりバックアップの処理遅延が発生します テープ装置より高速なディスクがある場合 一時バックアップ領域 ( ディスクステージング ) を活用したバックアップを行うことでバックアップ時間の短縮が期待できます 構成変更例 バックアップクライアント バックアップデータの流れ バックアップクライアント LAN テープライブラリ装置 書き込み速度の遅いテープドライブへの処理が遅延 変更後 1 高速なディスク装置へ一時的にバックアップし高速化! バックアップクライアント バックアップデータの流れ バックアップクライアント LAN ディスクステージング領域 テープライブラリ装置 2 好きな時間にバックアップデータをテープへコピー 11

設定概要 ディスクステージングを追加するには 本手順は概要です 設定詳細 注意事項等は別資料を参照してください 設定変更中はバックアップを実行しないでください 1 にバックアップデバイスを追加します にディスクステージング用のバックアップディスクを追加し OS から使用できる状態にします 既に利用できるテープライブラリ装置より高速なディスク装置が使用できる場合はそれを利用することもできます テープライブラリ装置 ディスクステージング領域 2 追加したディスクをディスクステージング用ストレージユニットとして登録し 最終的にバックアップを行うデバイスへデータをコピーする設定を行います 管理コンソールの左ペインにある ストレージ を展開して ストレージユニット を選択します ストレージユニット を選択した状態でメニューバーの 編集 - 新規 を選択します 12

新しいストレージユニット ウインドウが開くのでディスクステージングの設定をする上で必要な項目を入力します ストレージユニット名 :Staging ストレージユニット形式 : ディスク ディスク形式 : ベーシックディスク ディレクトリへの絶対パス名 :E: Staging 追加したデバイスのフォルダを指定します そして 一時的なステージング領域を有効にする ステージングスケジュールに従って最終的な宛先にデータを移動します チェックボックスにチェックを入れます チェックを入れると ステージングスケジュール ボタンがアクティブになるのでクリックします ディスクステージングのスケジュール ウインドウの 属性 タブが開くので 最終的な宛先ストレージユニット を最終的にバックアップを行いたいストレージユニットに設定します 開始時間帯 タブをクリックし表示を切り換え ディスクステージング用ストレージユニットから自動で最終的な宛先ストレージユニットへデータをコピーするスケジュール設定を行います ステージング用ストレージユニットと最終的な宛先ストレージユニットを同一のに接続すると データコピー時にネットワークや他サーバに影響を与えません 設定が終了したら OK ボタンをクリックして ディスクステージングスケジュール と 新しいストレージユニット ウインドウを閉じます 13

3 バックアップポリシーのポリシーストレージをディスクステージング用ストレージユニットに変更します バックアップポリシーの ポリシーストレージ を 作成したディスクステージング用の ポリシーストレージ に変更します テープライブラリ装置 ディスクステージング領域 デバイス変更 管理コンソールの左ペインにある ポリシー を展開してバックアップ用 LAN を使ったバックアップを実行したいポリシーを選択します バックアップポリシーを選択した状態でメニューバーの 編集 - 変更 を選択します バックアップポリシーを変更する ポリシーの変更 画面が表示されるので 属性 タブの ポリシーストレージ をプルダウンメニューよりディスクステージングユニット用ストレージユニットに変更し 変更を反映させます 設定が終了したら ポリシーの変更 ウインドウを OK ボタンをクリックして終了します 変更 設定を変更したバックアップポリシーが実行されると バックアップはまずディスクステージング用ストレージユニットに行われ 設定したスケジュールに従い最終的なストレージユニットへコピーされます 他の解決方法は無いだろうか? 解決案 2 解決案 4 解決案 6 7 ページへ 15 ページへ 23 ページへ 14

解決案 4 複数ドライブを同時に稼動 ライブラリ装置に複数テープドライブがある場合に ドライブを一つずつ使用してバックアップを行うのはリソースを有効活用しているとは言えず 処理の遅延を引き起こす要因にもなります 使用できるドライブを全て利用してバックアップを行うと速度が改善し バックアップ時間の短縮が期待できます 構成変更例 変更前 バックアップデータの流れ バックアップデータの流れが一つのドライブに集中して処理が遅延 テープライブラリ装置 変更後 バックアップデータの流れ バックアップデータの流れを分散させ複数ドライブに同時書き込みで高速化! テープライブラリ装置 15

設定概要 複数ドライブを同時に稼動させるには 本手順は概要です 設定詳細 注意事項等は別資料を参照してください 設定変更中はバックアップを実行しないでください 1 テープライブラリ装置のロボット制御下にあるドライブが登録されストレージユニットが作成されていることを確認します 接続されたテープライブラリ装置の同一ロボット制御下にあるテープドライブを登録します 管理コンソールの左ペイン メディアおよびデバイスの管理 - デバイス - ドライブ を選択すると右ペインにドライブ一覧が表示されます 左の例ではロボット番号 0 番にテープドライブが 4 つあることを示しています 管理コンソールの左ペイン NetBackup の管理 - ストレージ - ストレージユニット を選択し 右ペインにテープライブラリ装置のストレージユニットが作成されていることを確認します 16

2 作成したストレージユニットの最大並列書き込みドライブ数を登録したドライブの台数に変更します 1 で右ペインに表示されたテープライブラリ装置のストレージユニットを選択して メニューバーの 編集 - 変更 を選択し ストレージユニットの変更 を表示します 最大並列書き込みドライブ数 が設定したドライブ数よりも少ない場合は数値を登録したドライブの台数に変更します 設定変更 確認後は OK ボタンをクリックし ストレージユニットの変更 ウインドウを閉じます 3 複数のジョブが実行されるようバックアップポリシーを実行します 各ジョブごとにバックアップが実行され 複数のドライブが同時に稼動するようになります 管理コンソールの アクティビティモニター で複数のジョブ 複数のドライブが稼動していることを確認できます 17

Trouble! 複数のジョブが作成されず複数ドライブが使用されない なぜだろうか 他の設定を確認しましょう Check 1 クライアントあたりの同時実行ジョブ数が制限されていませんか JP1/VERITAS NetBackup の設定でクライアントあたりの同時実行ジョブ数が制限されている可能性があります 複数のジョブが同一クライアントで実行されジョブが待機する場合は 管理コンソールよりマスタサーバのプロパティを開き グローバル属性の 1 クライアントあたりの最大ジョブ数 を設定したドライブより多く設定します ダブルクリック 同時に稼動させるドライブの数より値が小さい場合は大きくしましょう 18

Check 2 複数データストリームの実行が許可されていますか JP1/VERITAS NetBackup ではバックアップ対象を一つのバックアップストリームとしてデータの書き込みを行いますが 単一のクライアントで構成されたバックアップポリシーを実行する場合 複数データストリームの実行が許可されていないとデータストリームが分割されず複数のドライブを使用してデータの書き込みを行えません 複数のデータストリームを許可する が有効でない場合は有効にします チェックが入っていない場合はチェックを入れましょう バックアップイメージはデータストリーム毎に作成されます 本設定を有効にするとバックアップ対象で指定したリストの数だけバックアップストリームが分割され ジョブが作成されます データストリーム数を調節したい場合は Check 3 をあわせて確認してください Check 3 バックアップ対象がストリーム分割されるよう設定されていますか バックアップ対象として指定されているリストが単一である場合は複数のデータストリームが許可されていてもデータストリームが分割されません バックアップ対象の指定が分割できる場合は指定を変更します 変更 E: Data 1GB_1.data E: Data 1GB_2.data が一つのストリーム E: Data 2GB_1.data が一つのストリームとなりデータストリームが分割されます バックアップストリームは NEW_STREAM 指示句で明示的に分割できます 明示的に分割しないとエントリ数に応じてバックアップストリームが分割されます 他の解決方法は無いだろうか? 解決案 2 7 ページへ 解決案 3 11 ページへ 解決案 6 23 ページへ 19

解決案 5 RAW バックアップの実行 変更前 容量の小さなデータファイルが大量に存在するボリューム ( パーティション ) を ファイル単位でバックアップすると ファイル単位でシークタイムや読み込みが発生し バックアップの遅延を起こす場合があります ボリューム ( パーティション ) のオンラインバックアップはできませんが RAW バックアップはボリューム ( パーティション ) 単位でバックアップを行い 処理を高速化しバックアップ時間の短縮が期待できます 構成変更例 バックアップデータの流れ LAN バックアップクライアント ( ファイルサーバ ) ファイル単位に読み込みが発生し処理遅延が発生 変更後 バックアップデータの流れ LAN バックアップクライアント ( ファイルサーバ ) ボリューム ( パーティション ) 単位でデータを一括高速読み込み! 20

設定概要 RAW でバックアップを実行するには 本手順は概要です 設定詳細 注意事項等は別資料を参照してください 設定変更中はバックアップを実行しないでください 1 バックアップポリシーのバックアップ対象指定を RAW 形式に変更します 管理コンソールの左ペインにある ポリシー を展開して RAW 形式のバックアップを実行したいポリシーを選択します バックアップポリシーを選択した状態でメニューバーの 編集 - 変更 を選択します ポリシーの変更 ウインドウが開くので バックアップ対象 タブを選択してバックアップ対象の指定方法を変更します バックアップ対象が Windows の場合 バックアップポリシーのバックアップ対象指定を. ドライブ文字 : の形式に変更します 変更 Z ドライブを RAW バックアップの対象とする場合は. Z: と指定します 21

バックアップ対象が UNIX/Linux の場合 バックアップポリシーのバックアップ対象指定をデバイスに対応した RAW デバイスに変更します /dev/raw/raw1 がバックアップ対象でマウントしているデバイスに対応した RAW デバイスである場合は /dev/raw/raw1 と指定します 変更 2 バックアップ対象のデバイスが使用されていない状態にします バックアップ対象が Windows の場合 バックアップ対象のドライブが使用されておらず 他プロセスがアクセスしていない状態にします 注意バックアップ対象のドライブが使用されている状態でバックアップを実行するとエラーが発生します プロセス A バックアップ対象 プロセス B バックアップ対象が UNIX/Linux の場合 バックアップ対象の RAW デバイスに対応したファイルシステムをアンマウントします マウントポイント バックアップ対象 設定を変更したバックアップポリシーが実行されると RAW バックアップが実行されます RAW バックアップはどれくらい効果があるのだろうか? 特集 29 ページへ 22

解決案 6 バックアップ処理の分散 バックアップ処理を 1 台のサーバで行うには処理が追いつかない場合があります JP1/VERITAS NetBackup ではバックアップを行うメディアサーバを複数台構成することが可能です これによりバックアップデータが大量であってもバックアップ処理を適切に分散し I/O 処理 ネットワーク負荷を軽減させバックアップ処理時間の短縮が期待できます 構成変更例 変更前 バックアップクライアント群 バックアップデータの流れ LAN バックアップディスク ライブラリ装置 変更後 バックアップデータが集中し読み込み 書き込みで処理遅延発生 バックアップクライアント群 バックアップクライアント ( ファイルサーバ ) バックアップデータの流れ ( メディアサーバ ) バックアップディスク LAN ライブラリ装置 ( マスタサーバ ) バックアップ処理を分散し 高速化! バックアップクライアント ( ファイルサーバ ) メディアサーバを追加する場合は Enterprise Server ライセンスが必要になります 23

設定概要 ( メディアサーバ ) を追加するには 本手順は概要です 設定詳細 注意事項等は別資料を参照してください 設定変更中はバックアップを実行しないでください 1 追加するにメディアサーバプログラムをインストールします ( マスタサーバ ) と追加する ( メディアサーバ ) がお互いにホスト名で通信可能である状態にします その後 追加するにメディアサーバプログラムをインストールします ホスト名 :Media_Server 追加 メディアサーバプログラム install ( メディアサーバ ) 通信可 LAN ( マスタサーバ ) 2 マスタサーバの設定を変更して 追加するメディアサーバのホスト名を登録します 管理コンソールの左ペインに表示されたメニューの ホストプロパティ を展開して マスターサーバー を選択します 右ペインにマスターサーバーのホスト名が表示されるので選択します 表示された マスターサーバー を選択した状態でメニューバーの 処理 - プロパティ を選択します 24

マスタサーバープロパティ が表示されます 左ペインに表示された サーバー を選択し右ペインに表示された 追加サーバー 欄の 追加 ボタンをクリックします 新しいサーバーエントリの追加 ウインドウが開くのでバックアップ用 LAN で使用するのホスト名を入力し 追加 ボタンをクリックします サーバ名を追加したら 新しいサーバーエントリの追加 ウインドウを閉じます マスターサーバーのプロパティ ウインドウの OK ボタンをクリックします ポップアップが表示されるので OK ボタンをクリックします 設定後は NetBackup のサーバーサービスを再起動する必要があります 管理コンソールを終了して下記のコマンドを実行してサービスの停止 起動を行います サービス停止 Windows の場合 [InstallPath] Netbackup bin bpdown UNIX/Linux の場合 /usr/openv/netbackup/bin/bp.kill_all サービス停止 Windows の場合 [InstallPath] Netbackup bin bpup UNIX/Linux の場合 /usr/openv/netbackup/bin/bp.start_all 25

3 メディアサーバにストレージユニットを追加します 管理コンソールの左ペインにある ストレージ を展開して ストレージユニット を選択します ストレージユニット を選択した状態でメニューバーの 編集 - 新規 を選択します 新しいストレージユニット ウインドウが開くので追加するデバイスに応じて必要な設定を行います ここではメディアサーバにディスクストレージユニットを追加する場合の例を示します ストレージユニット名 :Mediadisk ストレージユニット形式 : ディスク ディスク形式 : ベーシックディスク メディアサーバー :Media_Server ディレクトリへの絶対パス名 :E: Mediadisk 設定が完了したら OK ボタンをクリックします 管理コンソールのストレージユニット一覧よりストレージユニットが作成されたことを確認します 26

4 バックアップポリシーのポリシーストレージを変更します 管理コンソールの左ペインにある ポリシー を展開してメディアサーバのストレージユニットへバックアップを実行したいポリシーを選択します バックアップポリシーを選択した状態でメニューバーの 編集 - 変更 を選択します バックアップポリシーを変更する ポリシーの変更 画面が表示されるので 属性 タブの ポリシーストレージ をプルダウンメニューより追加したメディアサーバのストレージユニットに変更し 変更を反映させます 変更 設定が終了したら ポリシーの変更 ウインドウを OK ボタンをクリックして終了します 設定を変更したバックアップポリシーが実行されると 追加したメディアサーバのストレージユニットにバックアップが行われます 他の解決方法は無いだろうか? 参考情報 28 ページへ 27

参考情報 オフホストバックアップ 日立ディスクアレイサブシステムが提供する ShadowImage と JP1/VERITAS NetBackup が連携して 二重化されたバックアップ対象 LU を業務サーバ LAN に負荷をかけずにバックアップを行う方式です 構成が難しいですが バックアップクライアントのバックアップウインドウを確保することが容易でない場合に効果を発揮します 構成例 業務サーバ LAN に負荷を与えない LAN 2 バックアップ装置 バックアップデータの流れ 業務サーバ ( バックアップクライアント ) ShadowImage 構成 副ボリューム 1 正ボリューム 日立ディスクアレイサブシステム 動作 1 より ShadowImage の正ボリューム副ボリュームのディスクのペア状態解除を指示 2 ペア解除された副ボリュームをバックアップ装置へバックアップ Point 業務サーバは正ボリュームを使用してバックアップ中も業務継続 LAN にバックアップデータが流れず ネットワークの圧迫回避 NetBackup と ShadowImage が連携しバックアップを自動的に実行 本構成を組む場合は事前に注意事項 制限事項を必ずご確認してください 28

特集 RAW バックアップを上手に活用するために 細かいデータが大量に存在するボリューム ( パーティション ) 確かに普通にバックアップを行うと時間がかかるけど RAW バックアップに変更すると本当に早くなるの? Test! ボリューム ( パーティション ) の半分以上 細かいデータが存在する下記構成でバックアップ対象ディスクのデータをバックアップした場合に要したバックアップ時間を計測し 比較します < 構成 > バックアップデータの流れ FC FC テープライブラリ装置 (LTO5) バックアップ対象ディスク ファイルシステムサイズ :150GB ファイル容量 : 約 100GB(4KB のファイルが約 2500 万個 ) < 内容 > 150GB のボリューム ( パーティション ) に 4KB のファイルを 2500 万個作成 これをテープライブラリ装置に通常バックアップ RAW バックアップをしてその時間を測定し比較を行う 時間計測は の OS が Windows 2008R2 の OS が Red Hat Enterprise Linux 5.4(x64) の 2 パターンで行う 29

結果 が Windows 2008R2 の場合 高速! その差約 450 分 が Red Hat Enterprise Linux 5.4(x64) の場合 高速! その差約 100 分 ボリューム ( パーティション ) 全体に細かいデータファイルが存在する場合は RAW バックアップを行うと非常に高速になります 30

なぜ細かいデータが大量にある場合は RAW バックアップが高速になるの? ディスク上のデータ読み出しで実行する Seek や Read などの処理回数が異なることが大きなバックアップ時間の差になります ファイル単位のバックアップでは一つのファイルを読み取るごとにファイルを探す処理 (Seek) や読み込み (Read) といった処理が発生しますが RAW バックアップではボリューム ( パーティション ) 単位でこれらの処理が入ります ファイルが多数だと これらの処理にかかるオーバーヘッドが大きくなります RAW バックアップはボリューム ( パーティション ) のデータ読み取りをシーケンシャルに処理し ファイルを探す処理などのオーバーヘッドを無くすことができます そのためこのような環境で RAW バックアップを行うとバックアップ処理が高速になります 通常バックアップ ( ファイル単位 ) Seek,read Seek,read Seek,read ファイル単位で毎回 Seek や Read されるためオーバーヘッドが大きく低速 RAW バックアップ ボリューム ( パーティション ) 単位で一気に処理するため高速 Seek,read 31

細かいデータが大量にあるボリューム ( パーティション ) のバックアップをする場合常に RAW バックアップを選択したほうがいいの? Test! ボリューム ( パーティション ) 全体の約 30 分の 1 細かいデータが存在する下記構成でバックアップ対象ディスクのデータをバックアップした場合に要したバックアップ時間を計測し 比較します < 構成 > バックアップデータの流れ FC FC テープライブラリ装置 (LTO5) バックアップ対象ディスク ファイルシステムサイズ :150GB ファイル容量 : 約 5GB(4KB のファイルが約 125 万個 ) < 内容 > 150GB のボリューム ( パーティション ) に 4KB のファイルを 125 万個作成 これをテープライブラリ装置に通常バックアップ RAW バックアップをしてその時間を測定し比較を行う 時間計測は の OS が Windows 2008R2 の OS が Red Hat Enterprise Linux 5.4(x64) の 2 パターンで行う 32

結果 が Windows 2008R2 の場合 その差わずか 8 分 が Red Hat Enterprise Linux 5.4(x64) の場合 通常バックアップの方が高速 ボリューム ( パーティション ) の全体容量 細かいデータファイルの数によって差が無いか通常バックアップの速度が速くなる場合があります 33

RAW バックアップを上手に活用するには RAW バックアップは細かいデータファイルが大量に存在する場合 非常に有効なソリューションとなる場合がありますが そのバックアップ特性を見極めて使用する必要があります まず バックアップ容量は通常のバックアップでは使用している容量になりますが RAW バックアップでは対象のボリューム ( パーティション ) 全体容量になります バックアップ容量比較 使用している容量だけバックアップ 常にボリューム ( パーティション ) 全体をバックアップ ( 未使用領域 ) ( 未使用領域 ) 通常バックアップ RAW バックアップ RAW バックアップのバックアップ容量サイジングはボリューム ( パーティション ) 分必要 補足 ファイルバックアップではファイル数に応じたカタログ情報が作成されます RAW バックアップと比較してデータファイルが大量にある場合はバックアップ容量以外にカタログ容量に注意する必要があります また リストアをするときも通常バックアップではファイル単位でリストアが可能ですが RAW バックアップはボリューム ( パーティション ) 全体のリストアになります リストア動作比較 通常バックアップ ファイル単位でリストア RAW バックアップ ボリューム ( パーティション ) 単位でリストア リストア要件によってバックアップ方法の使い分けが必要 34

そして RAW バックアップは Windows システムであればバックアップ対象をプロセスが使用していないこと UNIX/Linux システムであればアンマウントされている必要があります ファイル単位のバックアップであれば システムが提供する機能を利用したオンラインバックアップが可能な場合もあります しかし RAW バックアップではオンラインバックアップができないということになります オンラインバックアップ動作比較 (Windows システムの場合 ) ボリューム使用中 ボリューム使用中 スナップショット作成 バックアップ可能 バックアップ不可 通常バックアップ RAW バックアップ RAW バックアップは 容量の小さなデータの数 ボリューム ( パーティション ) サイズ リストア要件 オンラインバックアップの可否の関連を見極めて使用すると効果的です 35

バックアップの高速性 ファイル単位のリストアこの二つを両立させるにはバックアップを 2 回取らなければならない!? バックアップにさらに時間がかかるのでは バックアップは必要だが ファイルがあるボリュームを簡単にオフラインにはできない オンラインバックアップはできないのか RAW バックアップの速さ ファイル単位のリストア オンラインバックアップ を同時に実現する方法は? JP1/VERITAS なら Windows 環境の で実現できます FlashBackup は RAW レベルのバックアップと ファイル情報を VSS(Volume Shadow Copy Service) と連携してバックアップすることで RAW バックアップの高速性 ファイル単位のリストア ボリューム全体データのリストア オンラインバックアップを可能にする技術です 別途 EnterpriseClient License が必要になりますが 非常に強力なバックアップソリューションの一つです FlashBackup 動作イメージ バックアップ バックアップ対象ディスク バックアップ ファイル情報 ボリューム全体データバックアップ ファイル情報とボリューム全体データを VSS と連携し同時にバックアップ リストア ファイル単位のリストア ファイル情報 リストア対象ディスク RAW データのリストア ボリューム全体データバックアップ 状況にあわせてファイル ボリューム全体データをリストア 36

FlashBackup と RAW バックアップはどちらが高速なの? Test! 29 ページの構成で通常バックアップ RAW バックアップ FlashBackup の速度を計測し比較を行います 結果 479 分 29 分 88 分 FlashBackup はファイル情報をバックアップするため RAW バックアップより低速ですが 通常バックアップと比較すると非常に高速です Windows 環境の FlashBackup なら バックアップの高速性 状況に応じた柔軟なリストア 業務影響の少ないオンラインバックアップを同時に実現できます 37

付録 NetBackup 管理コンソール画面概要 NetBackup では バックアップ全体を管理するマスターサーバーで各種設定情報を管理しています それらの情報の設定 変更は GUI の管理コンソールより行うことができます ここではドキュメント内で主に使用する画面の遷移と概要について説明します NetBackup 管理コンソール起動時ウインドウ 左ペイン カテゴリ別にまとまったメニューが表示されます 主なメニューとして以下のものがあります アクティビティモニター NetBackup の管理 メディアおよびデバイスの管理 右ペイン 左ペインで選択したメニューに応じたウィザードや詳細情報を表示します ポリシー バックアップをいつ どこに 何を どうやって行うかを決定するバックアップポリシーの作成 設定参照 変更を行うことができます ホストプロパティ マスターサーバー 環境に応じたの設定参照 変更を行うことができます ストレージ ストレージユニット バックアップ取得先であるストレージユニットの作成 設定参照 変更を行うことができます ホストプロパティ クライアント 環境に応じたバックアップクライアントの設定参照 変更を行うことができます 38

本製品を輸出される場合には 外国為替及び外国貿易法並びに米国の輸出管理関連法規などの規制をご確認の上 必要な手続きをお取りください なお ご不明な場合は 弊社担当営業にお問い合わせください UNIX は, The Open Group の米国ならびに他の国における登録商標です Symantec, NetBackup, Backup Exec, および Veritas は, Symantec Corporation または関連会社の米国およびその他の国における登録商標です Microsoft および Windows Server は, 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です Microsoft および Windows は, 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です Microsoft は, 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です Linux は, Linus Torvalds 氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です Red Hat は, 米国およびその他の国で Red Hat, Inc. の登録商標もしくは商標です LTO, Linear Tape Open, および Ultrium は, 米国 Hewlett-Packard Company, 米国 Quantum Corporation, および米国 International Business Machines Corporation の米国およびその他の国における商標です その他 本資料に記載の会社名 製品またはサービス名は それぞれの会社の商標または登録商標です 画面表示をはじめ 製品仕様は 改良のため変更することがあります 2011 年 3 月 第 1 版発行 2011 年 5 月 第 2 版発行 All Rights Reserved. Copyright (c) 2011, Hitachi, Ltd.