[ 組合員期間等の特例 ] 組合員期間等については 年齢 職種などにより 過去の制度からの経過措置が設けられており 被用者年金制度の加入期間 ( 各共済組合の組合員期間など ) については 生年月日に応じて次表の年数以上であれば 組合員期間等が 25 年以上とみなされます 生 年 月 日 組合員期間

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第14章 国民年金 

平成25年4月から9月までの年金額は

年金支給開始年齢図 特別支給の ( 給料比例部分 ) 昭和 29 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 特別支給の退職共済年金 昭和 25 年 10 月 1 日生まれ以前 ~ 退職共済年金 経過的職域加算額 ( 旧職域部分 ) 退職等年金給付 ( 年金払い退職給付 ) 平成 27 年 9 月までの組合

強制加入被保険者(法7) ケース1

退職後の医療保険制度共済組合の年金制度退職後の健診/宿泊施設の利用済組合貸付金/私的年金退職手当/財形貯蓄/児童手当個人型確定拠出年金22 共イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けるこ

表 2 イ特別支給の老齢厚生年金老齢厚生年金は本来 65 歳から支給されるものです しかし 一定の要件を満たせば 65 歳未満でも 特別支給の老齢厚生年金 を受けることができます 支給要件 a 組合員期間が1 年以上あること b 組合員期間等が25 年以上あること (P.23の表 1 参照 ) c

年金・社会保険セミナー

年金・社会保険セミナー

平成 28 年 9 月度実施実技試験 損保顧客資産相談業務 139

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 15,250 円 ( 平成 26 年度 ) 付加保険料月額 400

(2) 国民年金の保険料 国民年金の第 1 号被保険者および任意加入者は, 保険料を納めなければなりません また, より高い老齢給付を望む第 1 号被保険者 任意加入者は, 希望により付加保険料を納めることができます 定額保険料月額 16,490 円 ( 平成 29 年度 ) 付加保険料月額 400

Microsoft Word -

他の所得による制限と雇用保険受給による年金の停止 公務員として再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額停止となり 特別 ( 本来 ) 支給の老齢厚生年金の一部または全部に制限がかかることがあります なお 民間に再就職し厚生年金に加入された場合は 経過的職域加算額は全額支給されますが

強制加入被保険者(法7) ケース1

他の公務員共済年金の期間がある方へ 過去に国家公務員共済組合等に加入されていた期間がある方で その期間の年金加入記録の移管が当共済組合にまだ行われていない方は その加入記録が表示されていないことがあります この場合 国家公務員共済組合等から年金加入記録が移管され次第 加入記録の整備を行いますので 詳

高齢者福祉

Microsoft Word - T2-06-1_紙上Live_老齢(1)_①支給要件(9分)_

( 第 1 段階 ) 報酬比例部分はそのまま定額部分を段階的に廃止 2 年ごとに 1 歳ずつ定額部分が消える ( 女性はすべてプラス 5 年 ) 報酬比例部分 定額部分 S16 S16 S18 S20 S22 4/1 前 4/2 ~4/2 4/2 4/2 4/2 ~~~

Microsoft Word - T2-06-2_紙上Live_老齢(2)_①年金額・マクロ(12分)_

(2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職 再就職 老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 ( 一部又は全額支給停止 ) 3 年金決定請求 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありますの

一元化後における退職共済年金および老齢厚生年金の在職支給停止 65 歳未満の場合の年金の支給停止計算方法 ( 低在老 ) 試算表 1 年金と賃金の合算額が 28 万を超えた場合に 年金額の支給停止 ( これを 低在老 といいます ) が行われます 年金と賃金の合算額 (c) が 28 万以下の場合は

老齢基礎年金 老齢基礎年金を受けられる方 老齢基礎年金は 原則として受給資格期間が 25 年 (300 ヵ月 ) 以上ある方が 65 歳になったときから受けられます 受給資格を満たしているときは 本人の希望により 60 歳から 70 歳までの間で年金を受け始める年齢を変更することができます (17

Taro-1-国民年金編2015  作成 

52 (2) 再就職後 年金受給権が発生した場合正規職員無職一般企業 無職 共済組合員 A 厚生年金 B ( 一般厚生年金 ) 退職再就職老齢厚生年金支給開始年齢 1 年金待機者登録 2 公的年金加入 3 年金決定請求 ( 一部又は全額支給停止 ) 1 退職した際は 年金の受給権発生まで期間がありま

(4) 年金額の改定年金額の改定は 原則として 年金額の算定の基礎となる掛金の標準となった給料の額及び期末手当等の額を 物価変動率又は名目手取り賃金変動率を用いて再評価することにより 毎年度 自動的に改定される ただし 年金財政が安定する見通しが立つまでの間 調整期間を定め 被保険者数の変動等を用い

年金・社会保険セミナー

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再任用と年金加入の関係をまとめると次のようになる ( 都道府県によって勤務形態は異なる ) 再任用の勤務形態フルタイム勤務 3/4 1/2 週の勤務時間 38 時間 45 分 29 時間 19 時間 15 分 共済年金 厚生年金 (2016 年 9 月 30 日まで ) 加入する年金 (2015 年


強制加入被保険者(法7) ケース1

はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き

平成 27 年 10 月から全国市町村職員共済組合連合会 ( 以下 市町村連合会 1 ) が年金の決定 支払いを行います ~ 各種届出等の手続き及び各種相談は 今までどおり共済組合で行います ~ 平成 24 年 8 月 22 日に公布された 被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部

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例 言 厚生年金保険被保険者厚生年金保険被保険者については 平成 27 年 10 月 1 日から被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律が施行されたことに伴い 厚生年金保険法第 2 条の5の規定に基づき 以下のように分類している 1 第 1 号厚生年金被保険者第 2

年金・社会保険セミナー

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新規裁定当該期間 ( 月又は年度 ) 中に新たに裁定され 年金受給権を得た者が対象であり 年金額については裁定された時点で決定された年金額 ( 年額 ) となっている なお 特別支給の老齢厚生年金の受給権者が65 歳に到達した以降 老齢基礎年金及び老齢厚生年金 ( 本来支給もしくは繰下げ支給 ) を

年金制度について 31

介護保険・高齢者福祉ガイドブック

Microsoft Word - 概要

被用者年金一元化法

スライド 1

Microsoft Word - (差替)170620_【総務部_厚生課_櫻井望恵】論文原稿

スライド 1

介護保険・高齢者福祉ガイドブック

2 厚年と国年の加入期間がある人 昭和 36 年 3 月以前 20 歳未満および 60 歳以後の厚年の被保険者期間 昭和 36 年 3 月以前の厚年期間のみの人 坑内員 船員 ( 第 3 種被保険者 ) の場合 昭和 61 年 3 月までの旧船員保険の

第 2 節強制被保険者 1 第 1 号被保険者頻出 択 ( 法 7 条 1 項 1 号 ) 資格要件 日本国内に住所を有する20 歳以上 60 歳未満の者 ( 第 2 号 第 3 号被保険者に該当する者を除く ) 例 ) 自営業者 農漁業従事者 無業者など 適用除外 被用者年金各法に基づく老齢又は退

Microsoft Word - 概要

T3-08-2_遺族基礎年金(2)_

年金額の改定について 公的年金制度は平成 16 年の法改正により永久に年金財政を均衡させる従来の仕組みから おおむね ( 100 ) 年間で年金財政を均衡させる仕組みへと変わった この年金財政を均衡させる期間を 財政均衡期間 という これにより 政府は少なくとも ( 5 ) 年ごとに財政の検証をおこ

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国民年金


現在公的年金を受けている方は その年金証書 ( 請求者及び配偶者 請求者名義の預金通帳 戸籍謄本 ( 受給権発生年月日以降のもの ) 請求者の住民票コードが記載されているもの ( お持ちの場合のみ ) 障害基礎年金 受給要件 障害基礎年金は 次の要件を満たしている方の障害 ( 初診日から1 年 6か

年金相談の手引.indd

必要書類 全員 該当者のみ 加給年金額対象者有の場合 年金請求書戸籍抄本または住民票 年金証書 ( 写 ) 請求者で年金受給している方 ( 障害 遺族給付含む ) 遺族厚生 ( 共済 ) 年金 障害厚生 ( 共済 ) 年金年金受給選択申出書 *1 等受給権を有する方雇用保険被保険者証 ( 写 )*2

しくみ2 厚生年金は基礎年金に上乗せ 厚生年金保険が適用されている事業所に勤めるサラリーマン等は 国民年金と厚生年金保険の2つの年金制度に加入することになります 厚生年金保険から支給される年金は 加入期間とその間の平均収入に応じて計算される報酬比例の年金となっていて 次のように基礎年金に上乗せするか

定年以外の退職者の手続き

日付なしT2-01-2_紙上Live_ダイジェスト版(2)_①_(10分)_

ブック 1.indb

老齢基礎年金 老齢基礎年金は 国民年金の加入者であった方の老後の保障として給付され 65 歳になったときに支給されます 老齢基礎年金は 保険料納付済期間 ( 厚生年金保険や共済組合の加入期間を含む ) と保険料免除期間などを合算した資格期間が 10 年以上ある場合に 終身にわたって受け取ることができ

ただし 対象期間の翌年度から起算して3 年度目以降に追納する場合は 保険料に加算額が上乗せされます 保険料の免除や猶予を受けず保険料の未納の期間があると 1 年金額が減額される 2 年期を受給できない3 障害基礎年金や遺族基礎年金を請求できない 場合がありますのでご注意ください 全額または一部免除

(2) 被用者年金の一元化によって変わったこと 平成 27 年 10 月から 公務員等が加入している共済年金が 民間企業に勤務する人が加入している厚生年金に統一されました 一元化後も 納めた保険料に応じて年金を受け取るという基本的なしくみは同じですが 保険料や年金額の算定方法が変わります また 共済

17年金相談の手引.indd

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PowerPoint プレゼンテーション

はじめに 定年 は人生における大きな節目です 仕事をする 働く という観点からすれば ひとつの大きな目標 ( ゴール ) であり 定年前と定年後では そのライフスタイルも大きく変わってくることでしょう また 昨今の労働力人口の減少からも 国による 働き方改革 の実現に向けては 高齢者の就業促進も大き

共済年金は厚生年金に統一されます 平成 27 年 10 月から被用者年金が一元化されます 目次 Ⅰ 被用者年金制度の一元化 2 改正の趣旨 公務員等も厚生年金に加入し 2 階部分の年金は厚生年金に統一されます 制度的な差異については基本的に厚生年金に揃えて解消します 保険料率は厚生年金の保険料率に統

スライド 1

(4) 厚生年金給付の種類と概要 項目特別支給の (65 歳まで ) 給付内容 要件 次の要件をすべて満たしているときに 支給開始年齢から65 歳にあるまでの間 受給できます 1 支給開始年齢以上であること 2 厚生年金被保険者期間が1 年以上であること 3 受給資格期間が10 年以上であること 用

第9章 国民年金制度について

1

Web 版 Vol.59( 通巻 704 号 ) 中高齢寡婦加算 ( 遺族基礎年金の4 分の3) 779,300 円 3/4=584,475 円 584,500 円 (100 円単位 ) (2) 老齢厚生年金の年金額の算定式 平成 30 年度の本来水準と従前額保障 図表

平成 30 年 2 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 7 千億円 (1.4%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

2 返還額の算定方法 (1) 前記 1の (1) (2) (5) 及び (6) の退職一時金に係る返還額 退職一時金の額に利子に相当する額を加えた額とされており この利子に相当する 額は当該一時金の支給を受けた日の属する月の翌月から退職共済年金等を受ける権利 を有することとなった日の属する月までの期

平成 30 年 1 月末の国民年金 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 及び福祉年金の受給者の 年金総額は 49 兆円であり 前年同月に比べて 6 千億円 (1.3%) 増加している 注. 厚生年金保険 ( 第 1 号 ) 受給 ( 権 ) 者の年金総額は 老齢給付及び遺族年金 ( 長期要件 ) につ

<ライフプランニング>

2909_0 概要

1 被用者年金制度一元化以降における公務員年金制度の現状 ⑴ 被用者年金制度の一元化 ( 平成 27 年 10 月 1 日施行 ) 平成 24 年 8 月に成立し 同月に公布された 被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 により 平成 27 年 10 月より共済年金

問 28 高年齢雇用継続給付との調整難度 A 70 問 29 特例老齢年金難度 B 72 問 30 経過的加算難度 B 74 問 31 老齢厚生年金の支給の繰下げ難度 B 76 問 32 老齢厚生年金の支給の繰上げ難度 B 80 問 歳以後の在職老齢年金難度 A 84 問 34 障害厚生

目次 1. 一元化後の 経過的職域加算額 と 退職等年金給付 の概要 04 老齢厚生年金 /04 経過的職域加算額 ( 退職共済年金 )/04 退職等年金給付 ( 退職年金 )/04 経過的職域加算額 ( 退職共済年金 ) を算定する場合は 平均給料月額 平均給与月額 /05 老齢厚生年金の年金額を

財政再計算に向けて.indd

受けているときは これらの年金総額が 230 万円となるように計算されます 計算例 1. 単一の共済年金が支給されている場合 事例 1 退職共済年金 + 老齢基礎年金を受給している方の場合 現在の年金額退職共済年金 210 万円老齢基礎年金 60 万円 (= 組合員期間に係る基礎年金相当額 ) 退職

Ⅱ 厚生年金の給付の種類とその受給要件 1 特別支給の老齢厚生年金 (65 歳になるまで ) 次の要件をすべて満たしているときに 支給開始年齢から 65 歳になるまでの間 支給されます 1 支給開始年齢以上であること 2 厚生年金被保険者期間が1 年以上であること 3 受給資格期間が 25 年以上

スライド 1

被用者年金一元化法による追加費用削減について 昨年 8 月に社会保障 税一体改革関連法の一つとして被用者年金一元化法が成立 一元化法では 追加費用財源の恩給期間にかかる給付について 以下の配慮措置を設けた上で 負担に見合った水準まで一律に 27% 減額することとし 本年 8 月まで ( 公布から 1

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被用者年金一元化パンフ.indd

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2 障害厚生年金障害厚生年金は次の1~3の条件すべてに該当する方が受給できます 1 障害の原因となった病気やケガの初診日 ( 1) が 厚生年金保険の被保険者である期間にあること 2 障害の原因となった病気やケガによる障害の程度が 障害認定日 ( 2) に法令により定められている障害等級表 ( 3)

Microsoft Word - T2-04-1_紙上Live_被保険者期間と届出_(13分)_

労災年金のスライド

vol39_年金講座.indd

定年以外の退職者の手続き

(3) 障害共済年金 退職老齢年金給付 給料との調整ア障害共済年金との支給の調整傷病手当金は 同一の傷病について障害共済年金の支給を受けることができるときは 支給されません ただし その支給を受けることができる障害共済年金の額 ( 当該障害共済年金と同一の給付事由に基づき国民年金法による障害基礎年金

障害福祉制度あらまし目次

●国民年金法等の一部を改正する法律案

12 ページ, 図表 ,930 円 保険料納付済月数 + 全額免除月数 1/2+4 分の 3 免除月数 5/8+ 半額免除月数 3/4+4 分の 1 免除月数 7/8 ( 出所 ) 厚生労働省 老齢年金ガイド平成 2730 年度版 より筆者作成 40 年 ( 加入可能年数

最適年金.xls

実技試験 ( 個人資産相談業務 ) 次の設例に基づいて 下記の各問 ( 問 1 ~ 問 3 ) に答えなさい 設例 Aさん (33 歳 ) および妻 Bさん (29 歳 ) は 民間企業に勤める会社員である 平成 29 年 3 月に第 1 子を出産予定の妻 Bさんは 産前産後休業および育児休業を取得

Transcription:

年 金 1 年金制度の概要 1 長期給付の種類 ( 共済年金と基礎年金の種類 ) 長期給付は 組合員又は組合員であった方が 一定の年齢に達したとき 病気やけがによって障害の状態になったとき 不幸にして死亡したときなどに給付され 組合員又は組合員であった方とその家族の生活の安定を図ることを目的としています 共済年金 ( 共済組合 ) 基礎年金 ( 国民年金 ) 支給 公立学校共済組合 支給 日本年金機構 老齢給付 一定の年齢に達したとき 老齢基礎年金 の給付 組合員期間等 ( 公的年金制度加入期間 ) が 特別支給の退職共済年金 25 年以上の方に 65 歳から支給されます 別個の給付 特例年金 退職共済年金 障害給付 病気やけがによって障害 障害基礎年金 状態になったときの給付 障害等級 1 2 級に該当する状態になった 障 害 共 済 年 金 場合に支給されます 障害一時金 遺族給付 死亡したときの給付遺族基礎年金組合員又は組合員であった方の死亡当時 遺族共済年金その方によって生計を維持されていた子のある妻又は子に支給されます 2 老齢給付 ( 特別支給の退職共済年金 ( 別個の給付 特例年金 ) 退職共済年金 老齢基礎年金 ) (1) 受給要件 ア 特別支給の退職共済年金 ( 別個の給付 ) 退職共済年金 老齢基礎年金 次の要件を全て満たしたときに上記の年金が支給されます 1 公立学校共済組合の組合員期間が1 月以上あること組合員期間 1 年未満の場合 退職共済年金 老齢基礎年金支給組合員期間 1 年以上の場合 特別支給の退職共済年金 ( 別個の給付 ) 退職共済年金 老齢基礎年金支給 2 組合員期間等 25 年以上 組合員期間等とは 次の期間を合算したものをいいます ( 公的年金制度加入期間の合算を指します ) ( ア ) 国家公務員 地方公務員等の共済組合員期間 ( イ ) 私立学校教職員共済組合 農林漁業団体職員共済組合 厚生年金保険の加入期間 ( ウ ) 国民年金第 3 号被保険者期間 ( エ ) 国民年金法 旧国民年金法に規定する保険料納付済期間 免除期間 合算対象期間 国民年金法合算対象期間 任意加入期間 ( 学生期間 老齢又は退職年金受給期間 海外在住期間等 ) 旧国民年金法合算対象期間 任意加入期間 ( 学生期間 被扶養配偶者期間 海外在住期間等 ) 3 年金支給開始年齢に達していること

[ 組合員期間等の特例 ] 組合員期間等については 年齢 職種などにより 過去の制度からの経過措置が設けられており 被用者年金制度の加入期間 ( 各共済組合の組合員期間など ) については 生年月日に応じて次表の年数以上であれば 組合員期間等が 25 年以上とみなされます 生 年 月 日 組合員期間 昭和 27 年 4 月 1 日以前 20 年 昭和 27 年 4 月 2 日 ~ 昭和 28 年 4 月 1 日 21 年 昭和 28 年 4 月 2 日 ~ 昭和 29 年 4 月 1 日 22 年 昭和 29 年 4 月 2 日 ~ 昭和 30 年 4 月 1 日 23 年 昭和 30 年 4 月 2 日 ~ 昭和 31 年 4 月 1 日 24 年 イ特別支給の退職共済年金 ( 特例年金 ) 次の要件を全て満たした方には 別個の給付 ( 部分年金 ) の支給開始年齢から 特例年金 ( 満額年金 ) が支給されます 1 公立学校共済組合の組合員期間が 1 年以上で 組合員期間等が 25 年以上であり かつ生年月日が昭和 16 年 4 月 2 日 ~ 昭和 36 年 4 月 1 日であること 2 障害等級 3 級以上の障害者 ( 他の公的年金制度において障害認定された方を含む ) 又は組合員期間 44 年以上の方で 組合員でないこと 年金支給開始年齢図 特別支給の退職共済年金 ( 別個の給付 ) 特別支給の退職共済年金 退職共済年金 特別支給の退職共済年金 ( 特例年金 ) 老齢基礎年金 昭和 16 年 4 月 1 日 ( 給料比例部分 ) 以前生まれの方 ( 定額部分 ) 昭和 16 年 4 月 2 日 ( 給料比例部分 ) ~18 年 4 月 1 日 ( 定額部分 ) 昭和 18 年 4 月 2 日 ( 給料比例部分 ) ~20 年 4 月 1 日 ( 定額部分 ) 昭和 20 年 4 月 2 日 ( 給料比例部分 ) ~22 年 4 月 1 日 ( 定額部分 ) 昭和 22 年 4 月 2 日 ( 給料比例部分 ) ~24 年 4 月 1 日 ( 定額部分 ) 昭和 24 年 4 月 2 日 ( 給料比例部分 ) ~28 年 4 月 1 日 ( 定額部分 ) 昭和 28 年 4 月 2 日 ( 給料比例部分 ) ~30 年 4 月 1 日 ( 定額部分 ) 昭和 30 年 4 月 2 日 ( 給料比例部分 ) ~32 年 4 月 1 日 ( 定額部分 ) 昭和 32 年 4 月 2 日 ( 給料比例部分 ) ~34 年 4 月 1 日 ( 定額部分 ) 昭和 34 年 4 月 2 日 ( 給料比例部分 ) ~36 年 4 月 1 日 ( 定額部分 ) 昭和 36 年 4 月 2 日 ( 給料比例部分 ) 以降生まれの方 ( 定額部分 ) 60 歳 65 歳 60 歳 61 歳 65 歳 60 歳 62 歳 65 歳 60 歳 63 歳 65 歳 60 歳 64 歳 65 歳 60 歳 65 歳 61 歳 65 歳 62 歳 65 歳 63 歳 65 歳 64 歳 65 歳 65 歳

(2) 在職中の支給平成 6 年の法改正 ( 平成 7 年 4 月 1 日施行 ) により 受給要件を満たし 支給開始年齢に達した場合は 在職中であっても 特別支給の退職共済年金 等の受給権が発生し 請求後年金が決定されることとなりました 在職中の支給については 掛金の標準となる給料の額と年金額の高低に応じて調整が行われ ほとんどの方は給与月額が一定の金額を超過するため 在職中に年金が支給されることは無く 支給停止されることになります ( 4 6 組合員である間の年金支給 参照 ) (3) 年金の内訳老齢給付は下図のとおりの内訳で構成されています < 生年月日が S24.4.2~S28.4.1 の場合のモデル > ( 配偶者の年金 ) 振替加算 老齢基礎年金 特別支給の退職共済年金 特 例 年 金 別個の給付 60 歳 65 歳 配偶者 65 歳 4 加給年金 3 職域年金相当部分 ( 給料比例部分 ) 3 職域年金相当部分 ( 給料比例部分 ) 2 厚生年金相当部分 ( 給料比例部分 ) 2 厚生年金相当部分 ( 給料比例部分 ) 5 経過的加算 1 定額部分 6 老齢基礎年金 ( 日本年金機構支給 ) 退職共済年金 老齢基礎年金 << 在職中は原則として年金が支給停止となります >> 部分年金 上記構成図の 別個の給付 ( 給料比例部分 ) 部分をいいます 満額年金 上記構成図の 特例年金 退職共済年金 部分 + 老齢基礎年金 部分をいいます 加給年金は満額年金支給開始年齢から支給となります (4) 年金額退職共済年金は 昭和 61 年 4 月から始まった新制度の年金であり ( 旧制度 ( 退職年金等 )) それまでの旧制度から新制度への円滑な移行を確保するため 給付乗率等の様々な経過措置が設けられています また その後も度々の改正により 様々な経過措置が設けられています 特別支給の退職共済年金 ( 別個の給付 ) 65 歳未満特別支給の退職共済年金 ( 特例年金 ) 特別支給の退職共済年金 65 歳以上退職共済年金 + 老齢基礎年金 2+3 1+2+3+4 1+2+3+4 2+3+4+5+6 < 物価スライド特例水準 ( 平成 12 年 5% 適正化前の保障額 ) による算定 > 1 定額部分 1,676 円 生年月日に応じた率 ( 1) 組合員期間月数 (480 月上限 ) 0.978( 注 ) 2 厚生年金相当部分 ( 平成 15 年 3 月 31 日までの期間 ) 生年月日に応じた平成 15 年 3 月までの平均給料月額 1.031 0.978( 注 ) 給付乗率 ( 2) 組合員期間月数 ( 平成 15 年 4 月 1 日以後の期間 ) 生年月日に応じた平成 15 年 4 月以後の平均給料月額 1.031 0.978( 注 ) 給付乗率 ( 3) 組合員期間月数

3 職域年金相当部分 ( 平成 15 年 3 月 31 日までの期間 ) 生年月日に応じた平成 15 年 3 月までの平均給料月額 1.031 0.978( 注 ) 給付乗率 ( 4) 組合員期間月数 ( 平成 15 年 4 月 1 日以後の期間 ) 生年月日に応じた平成 15 年 4 月以後の平均給料月額 1.031 0.978( 注 ) 給付乗率 ( 5) 組合員期間月数 職域年金相当部分は 1 年以上の引き続く組合員期間のある方に限り支給されます ( 1)~( 5) については 下記 生年月日に応じた給付乗率 参照 ( 注 )0.978 は平成 24 年度物価スライド率であり 物価指数が低下した場合は 政令によりその分改定を行う ( 1) ( 2) 給付乗率 ( 3) 給付乗率 生年月日厚生年金相当部分厚生年金相当部分定額部分平成 15 年 3 月 31 日までの期間平成 15 年 4 月 1 日以後の期間 S15.4.2 ~ S16.4.1 1.208 8.180/1000 6.292/1000 S16.4.2 ~ S17.4.1 1.170 8.060/1000 6.200/1000 S17.4.2 ~ S18.4.1 1.134 7.940/1000 6.108/1000 S18.4.2 ~ S19.4.1 1.099 7.830/1000 6.023/1000 S19.4.2 ~ S20.4.1 1.065 7.720/1000 5.938/1000 S20.4.2 ~ S21.4.1 1.032 7.610/1000 5.854/1000 S21.4.2 以降 1.000 7.500/1000 5.769/1000 ( 4) 給付乗率 ( 5) 給付乗率 生 年 月 日 職域年金相当部分職域年金相当部分平成 15 年 3 月 31 日までの期間平成 15 年 4 月 1 日以後の期間 組合員期間 20 年以上 組合員期間 20 年未満 組合員期間 20 年以上 組合員期間 20 年未満 S15.4.2 ~ S16.4.1 1.300/1000 0.650/1000 1.000/1000 0.500/1000 S16.4.2 ~ S17.4.1 1.340/1000 0.670/1000 1.031/1000 0.515/1000 S17.4.2 ~ S18.4.1 1.380/1000 0.690/1000 1.062/1000 0.531/1000 S18.4.2 ~ S19.4.1 1.410/1000 0.710/1000 1.085/1000 0.546/1000 S19.4.2 ~ S20.4.1 1.440/1000 0.720/1000 1.108/1000 0.554/1000 S20.4.2 ~ S21.4.1 1.470/1000 0.740/1000 1.131/1000 0.569/1000 S21.4.2 以降 1.500/1000 0.750/1000 1.154/1000 0.577/1000 ( 注 ) 平成 12 年度制度改正により 平成 12 年 4 月から給料比例部分 ( 厚生年金相当部分 職域年金相当部分 ) の給付乗率が5% 引き下げられました ただし 新給付水準を賃金スライド 物価スライドさせた年 金額が改正前の旧給付水準を物価スライドさせた年金額を上回るまでは 旧給付水準の年金額を保障 する経過措置がとられています したがって 上記の給付乗率は経過措置で保障されている旧給付乗率です なお 障害共済年金 遺族共済年金についても同様の経過措置が講じられています 旧給付乗率 平成 12 年 4 月からの新給付乗率 厚生年金相当部分 1000 分の7.5 1000 分の7.125(S21.4.2 以降生の場合 ) 職域年金相当部分 ( 組合員期間 20 年以上 ) 1000 分の1.5 1000 分の1.425( ) 4 加給年金 < 生年月日に応じた給付乗率 > 加給年金額 + 特別加算額 ( 配偶者が加給年金対象者の場合 ) 加給年金額 ( 平成 24 年度額 ) 特別加算額 ( 平成 24 年度額 ) 対象者金額組合員の生年月日金額配偶者 226,300 円 S 9.4.2 ~ S15.4.1 33,300 円 2 人まで1 人につき 226,300 円 S15.4.2 ~ S16.4.1 66,800 円子 3 人まで1 人につき 75,400 円 S16.4.2 ~ S17.4.1 100,200 円 S17.4.2 ~ S18.4.1 133,600 円 S18.4.2 以降 166,900 円

加給年金対象者 組合員期間が 20 年以上ある組合員が 満額年金の支給が開始された当時又は 65 歳に達した当時 その組合員によって生計を共にし 収入が 850 万円未満 ( 所得の場合は 655.5 万円未満 ) である 次の方が加給年金対象者となります ( ア ) 65 歳未満の配偶者 ( イ ) 18 歳に達する日の属する年度末までの間にある未婚の子 ( ウ ) 20 歳未満で障害等級 1 級又は 2 級の障害の状態にある未婚の子 ただし 満額年金受給権発生時に対象者の収入が 850 万円以上 ( 所得の場合は 655.5 万円以上 ) であっても 受給権発生から 5 年以内に定年退職等により 明らかに収入が 850 万円未満 ( 所得の場合は 655.5 万円未満 ) になる場合は加給年金対象者となります 加給年金の停止 次の場合は 加給年金の支給が停止されます ( ア ) 加給年金の対象となっている配偶者が 障害を給付事由とする年金 又は長期在職 (20 年以上か それと同等とみなされるもの ) に係る年金を受給できるとき ( イ ) 受給権者 ( 組合員又は元組合員 ) が 加給年金額が加算された老齢厚生年金を受給できるとき 加給年金の失権 加給年金対象者が 次のいずれかに該当した場合 その対象者に係る加給年金の加算が無くなります 5 経過的加算 ( ア ) 対象者が死亡したとき ( イ ) 離婚 離縁等により対象者との生計維持関係がなくなったとき ( ウ ) 配偶者が 65 歳に達したとき ( エ ) 子が 18 歳に達する日の属する年度末になったとき ( オ ) 障害等級 1 級又は 2 級の子が 20 歳に達したとき 又は障害の状態でなくなったとき ( カ ) 子が婚姻したとき ( キ ) 対象者の収入が限度額を超えたとき 65 歳以降に加算される額で 定額部分の額が基礎年金相当額を超えるときに加算されるも のです 昭和 36 年 4 月以後の20 歳以上 60 歳未満の 定額部分の額 - 老齢基礎年金の額 組合員期間月数 生年月日に応じた国民年金加入可能月数 ( 原則 480 月 ) 6 老齢基礎年金保険料 1/4 保険料 1/2 保険料 3/4 保険料全額保険料納付老齢基礎 + 済月数免除月数 + 免除月数 + 免除月数 + 免除月数年金定額 5/6 2/3 1/2 1/3 (786,500 円 ) 生年月日に応じた国民年金加入可能月数 ( 原則 480 月 ) 国民年金制度が発足した S36.4.1 以降の 20 歳以上 60 歳未満の各被用者年金制度の被保険者及び組合員期間は 保険料納付済期間とみなされます ( 参考 ) 平均給料月額 平均給与月額の算出方法 [ 平均給料月額 ] 次の (1) 及び (2) で示すように 昭和 61 年 4 月 1 日前後でそれぞれ算定してから 平成 15 年 3 月以前の組合員期間に係る平均給料月額を (3) により算出します (1) 昭和 61 年 4 月 1 日前 ( 施行日前 ) の組合員期間に係る給料総額の算出 1 昭和 56 年 4 月から昭和 61 年 3 月までの各月の掛金の標準となった給料月額 ( 別表 1 の 最高限度額 参照 ) に 昭和 60 年度ベースの給料額に置き換えるための再評価率 ( 別表 1 参照 ) を乗じて算出します ( 再評価後の上限額 460,000 円 )

昭和 56 年 4 月 1 日前の組合員期間を有する場合でも 昭和 56 年 4 月 1 日以降の給料月額を基にして 平均給料月額を算出します S56.4~S61.3 の各月の掛金の標準となった給料月額 60 年再評価率の合計額 ( ア ) 掛金の標準となった給料の額 その年度の給与改定後の月の初日における 給料月額 + 教職調整額 + 給料の調整額 + 加算額 昭和 60 年度の給与改定は 7 月に遡って実施されましたが 平均給料月額を算出する場合は 4 月に遡って給与改定が実施されたと見なし計算します S56.4.1~S61.3.31 までの間に 休職又は育児休業期間等がある場合は 復職時調整にならい 当該休職等の期間において定期昇給が行われていたとすれば 受けるべきであった給料月額が その期間の給料月額となります 2 上記 ( ア ) を 昭和 56 年 4 月から昭和 61 年 3 月までの組合員期間月数で除し さらに 昭和 61 年 4 月前の組合員期間に応じた全期間換算率 ( 別表 2 参照 ) を乗じて 施行日前の平均給料額を算出します ( ア ) S56.4~S61.3までの組合員期間月数 全期間換算率 平均給料額 ( イ ) ( 銭位未満四捨五入 ) 3 上記の施行日前の平均給料額 ( イ ) に 再評価率 ( 別表 1 参照 ) 昭和 61 年 3 月までの組合員期間月数を乗じて 昭和 61 年 4 月前の組合員期間に係る給料総額 ( 再評価後の額 ) を算出します ( イ ) 再評価率 昭和 61 年 3 月までの組合員期間月数 給料総額 (A) ( 銭位未満四捨五入 ) (2) 昭和 61 年 4 月 1 日前 ( 施行日前 ) から平成 15 年 3 月までの組合員期間に係る給料総額の算出 昭和 61 年 4 月から平成 15 年 3 月までの各月の掛金の標準となった給料月額 ( 別表 1 の 最高限度額 最低限度額 参照 ) に 再評価率 ( 別表 1 参照 ) と手当率 (1.25) を乗じて昭和 61 年 4 月 1 日から平成 15 年 3 月までの組合員期間に係る給料総額 ( 再評価後の額 ) を算出します S61.4~H15.3 の各月の掛金の標準となった給料月額 再評価率 手当率 (1.25) の合計額 (B) ( 銭位未満四捨五入 ) (3) 平均給料月額 上記 (A) と (B) の合計額を 平成 15 年 3 月までの組合員期間月数で除した額が平均給料月額となります 平均給料月額 (A)+(B) 平成 15 年 3 月までの組合員期間月数 ( 円位未満切捨て ) [ 平均給与月額 ] 平成 15 年 4 月以後の組合員期間に係る平均給与月額を次により算出します (1) 平成 15 年 4 月以後の組合員期間に係る給料総額の算出 平成 15 年 4 月以後の各月の掛金の標準となった給料月額 ( 別表 1 の 最高限度額 最低限度額 参照 ) に 再評価率 ( 別表 1 参照 ) と手当率 (1.25) を乗じて 平成 15 年 4 月以後の組合員期間に係る給料総額 ( 再評価後の額 ) を算出します

H15.4 以後の組合員期間の各月の掛金の標準となった給料月額 再評価率 手当率 (1.25) の合計額 (A) ( 銭位未満四捨五入 ) (2) 平成 15 年 4 月以後の組合員期間に係る期末手当等総額の算出 平成 15 年 4 月以後の各月の掛金の標準となった期末手当等の額 ( 別表 1 の 最高限度額 参照 ) に 再評価率 ( 別表 1 参照 ) を乗じて 平成 15 年 4 月以後の組合員期間に係る期末手当等の総額 ( 再評価後の額 ) を算出します H15.4 以後の組合員期間の掛金の標準となった期末手当等の額 再評価率の合計額 (B) ( 銭位未満四捨五入 ) (3) 平均給与月額 上記 (A) と (B) の合計額を 平成 15 年 4 月以後の組合員期間月数で除した額が平均給与月額となります 平均給与月額 (A)+(B) 平成 15 年 4 月以後の組合員期間月数 ( 円位未満切捨て ) ( 別表 1) 掛金の標準 ( 基礎 ) となる給料の限度額 再評価率 期 間 期末手当等の最高限度額 掛金の標準 ( 基礎 ) となる 給料の限度額最高限度額最低限度額 昭和 60 年再評価率 再評価率 ( 平成 6 年水準 ) S56. 4. 1 ~ S57. 3.31 420,000 1.109 S57. 4. 1 ~ S58. 3.31 440,000 1.109 S58. 4. 1 ~ S59. 3.31 440,000 1.087 1.22 S59. 4. 1 ~ S60. 3.31 450,000 1.052 S60. 4. 1 ~ S61. 3.31 460,000 1.000 S61. 4. 1 ~ S62. 3.31 376,000 55,000 1.22 S62. 4. 1 ~ S63. 3.31 376,000 55,000 1.19 S63. 4. 1 ~ H 元.11.30 376,000 55,000 ( 注 ) 再評価 1.16 H 元.12. 1 ~ H 元.12.31 376,000 55,000 後の上限額 1.09 H 2. 1. 1 ~ H 3. 3.31 424,000 64,000 460,000 円 1.09 H 3. 4. 1 ~ H 4. 3.31 424,000 64,000 1.04 H 4. 4. 1 ~ H 5. 3.31 424,000 64,000 1.01 H 5. 4. 1 ~ H 6.11.30 424,000 64,000 0.99 H 6.12. 1 ~ H12. 3.31 472,000 74,000 0.99 H12. 4. 1 ~ H12. 9.30 472,000 74,000 0.917 H12.10. 1 ~ H15. 3.31 496,000 79,000 0.917 H15. 4. 1 ~ H17. 3.31 1,500,000 496,000 79,000 0.917 H17. 4. 1 ~ H18. 3.31 1,500,000 496,000 79,000 0.923 H18. 4. 1 ~ H19. 3.31 1,500,000 496,000 79,000 0.926 H19. 4. 1 ~ H21. 3.31 1,500,000 496,000 79,000 0.924 H21. 4. 1 ~ H22. 3.31 1,500,000 496,000 79,000 0.914 H22. 4. 1 ~ H23. 3.31 1,500,000 496,000 79,000 0.927 H23. 4. 1 ~ H24. 3.31 1,500,000 496,000 79,000 0.934 H24. 4. 1 ~ H25. 3.31 1,500,000 496,000 79,000 0.937

( 別表 2) 全期間換算率 ( 昭和 61 年 4 月前の組合員期間 ) 組合員期間率組合員期間率 5 年以下 1.255 20 年を超え21 年以下 0.974 5 年を超え6 年以下 1.246 21 年を超え22 年以下 0.960 6 年を超え7 年以下 1.226 22 年を超え23 年以下 0.947 7 年を超え8 年以下 1.206 23 年を超え24 年以下 0.934 8 年を超え9 年以下 1.183 24 年を超え25 年以下 0.922 9 年を超え10 年以下 1.162 25 年を超え26 年以下 0.912 10 年を超え11 年以下 1.143 26 年を超え27 年以下 0.903 11 年を超え12 年以下 1.123 27 年を超え28 年以下 0.894 12 年を超え13 年以下 1.104 28 年を超え29 年以下 0.887 13 年を超え14 年以下 1.086 29 年を超え30 年以下 0.881 14 年を超え15 年以下 1.068 30 年を超え31 年以下 0.875 15 年を超え16 年以下 1.051 31 年を超え32 年以下 0.870 16 年を超え17 年以下 1.035 32 年を超え33 年以下 0.865 17 年を超え18 年以下 1.019 33 年を超え34 年以下 0.862 18 年を超え19 年以下 1.003 34 年を超えるもの 0.860 19 年を超え20 年以下 0.988 全期間換算率を乗じた後の額の上限額 ~ 470,000 円 (5) 年金支給繰上げ制度について ( 老齢基礎年金の一部又は全部の支給繰上げ 繰上げ調整額 経過的加算相当額 ) 平成 6 年度の年金制度改正により 生年月日が昭和 16 年 4 月 2 日以降の方は 満額年金の支給開始年齢が 60 歳から 65 歳まで 1 歳ずつ引き上げられることが決定されています さらに 平成 12 年度の制度改正では 生年月日が昭和 28 年 4 月 2 日から昭和 36 年 4 月 1 日までの方については 部分年金の支給開始年齢が 60 歳から 64 歳まで 段階的に 1 歳ずつ引き上げられること 及び生年月日が昭和 36 年 4 月 2 日以降の方については部分年金の支給が全くなくなることが決定されました 年金支給開始年齢の引き上げに伴って 年金支給は生年月日により 年金支給開始年齢図 のとおりとなり 生年月日が昭和 16 年 4 月 2 日以降の方の満額年金受給までの年金額は 従前に比べて相当に少なく 又は全く無くなることになりました このことから 60 歳から満額年金支給開始年齢までの年金受給額を厚くするための選択肢として 年金支給繰上げ制度 が創設され 平成 13 年 4 月から繰上げ支給を選択 ( 請求 ) できることになりました 1 対象者 : 生年月日が昭和 16 年 4 月 2 日から昭和 24 年 4 月 1 日までの方 年金支給繰上げ方法 請求方法 本来 65 歳から支給される 老齢基礎年金 ( 日本年金機構が支給 ) の一部の支給を繰上げる形でおこなわれます 老齢基礎年金の一部支給繰上げを請求した場合には それに付随して共済組合から 繰上げ調整額 が部分年金に加算されます 一部支給繰上げ の請求可能期間は 60 歳到達から満額年金支給開 始年齢到達前までとなります 各種請求書を提出することとなりますが 提出先は次のとおりです 年金加入期間が公務員共済組合のみの方 公立学校共済組合 年金加入期間が複数の年金制度にある方 年金事務所 減 額 率 繰上げは月単位でおこなわれ 繰上げ受給による減額率は 繰上げ1 月あたり0.5% となります ( 例えば 60 歳到達時から繰上げ請求をした場合 ) 老齢基礎年金の一部の30%(60 月 (5 年 ) 0.5%) の減額

2 対象者 : 生年月日が昭和 16 年 4 月 2 日から昭和 28 年 4 月 1 日までの方 年金支給繰上げ方法 請求方法 減額率 本来 65 歳から支給される 老齢基礎年金 ( 日本年金機構が支給 ) の全部の支給を繰上げる形でおこなわれます 全部支給繰上げ の請求可能期間は 60 歳到達から 65 歳到達前までとなり 各種請求書の提出先は年金事務所となります 繰上げは月単位でおこなわれ 繰上げ受給による減額率は 繰上げ 1 月あたり 0.5% となります ( 例えば 60 歳到達時から繰上げ請求をした場合 ) 老齢基礎年金の全部の 30%(60 月 (5 年 ) 0.5%) の減額 3 対象者 : 生年月日が昭和 28 年 4 月 2 日から昭和 36 年 4 月 1 日までの方 年金支給繰上げ方法 請求方法 減額率 部分年金受給前 特別支給の退職共済年金 退職共済年金 と 老齢基礎年金 を同時に全部の支給を繰上げる形でおこなわれます 部分年金受給中 老齢基礎年金 の全部の支給を繰上げる形でおこなわれます 各種請求書の提出先等については未定ですが 請求可能期間は次のとおりです 部分年金受給前 60 歳到達から部分年金支給開始年齢到達前 部分年金受給中 部分年金支給開始年齢到達から 65 歳到達前 繰上げは月単位でおこなわれ 繰上げ受給による減額率は 退職共済年金 老齢基礎年金ともに繰上げ 1 月当たり 0.5% となります 4 対象者 : 生年月日が昭和 36 年 4 月 2 日以降の方 年金支給繰上げ方法 退職共済年金 と 老齢基礎年金 を同時に全部の支給を繰上げる形でおこなわれます 請求方法 各種請求書の請求可能期間 提出先等については未定です 減額率 繰上げは月単位でおこなわれ 繰上げ受給による減額率は 退職共済年金 老齢基礎年金ともに繰上げ 1 月当たり 0.5% となります ただし 年金の支給を繰上げた場合 いくつかの制約があります 年金の支給を繰上げた場合の制約 年金額は生涯にわたって減額されたものとなります 一度請求すると請求を取り消すことはできません 障害基礎年金は請求できなくなります 障害共済年金の請求も一部制限されます 寡婦年金( 国民年金 ) の受給権者は その受給権を失います

年金繰上げのしくみ ( 生年月日が S24.4.2~S28.4.1 の場合のモデル ) 生年月日が S24.4.2~S28.4.1 の場合 老齢基礎年金の一部支給繰上げ は対象外となります 図 1 通常の年金支給 60 歳 65 歳 特別支給の退職共済年金 退職共済年金 ( 給料比例部分 ) ( 給料比例部分 ) 経過的加算 老齢基礎年金 図 2 老齢基礎年金の全部の支給を繰上げた場合 61 歳で老齢基礎年金の全部支給繰上げの請求をした場合 60 歳 65 歳 特別支給の退職共済年金 退職共済年金 ( 給料比例部分 ) ( 給料比例部分 ) 経過的加算 全部支給繰上げの老齢基礎年金 ( ) 61 歳 ( 繰上請求 ) 全部支給繰上げの老齢基礎年金 65 歳から支給される老齢基礎年金に 減額支給割合を乗じた額となります 全部支給繰上げの老齢基礎年金の額 65 歳から支給される老齢基礎年金の額 (1-0.005 A) 減額支給割合 A: 請求日の属する月から65 歳到達月の前月までの月数