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高木兼寛の脚気の研究と現代ビタミン学 ここに取り上げる高木兼寛の脚気に関する英文論文は全部で 4 つ すべて Se -I -KwaiMe i di c alj our nalに投稿されたものである 御承知のようにこの J our nalは現在の慈恵医大誌の前身であり 当 時は英文論文も掲載していたものである わが国唯一の国際欧文誌 であった これらの論文を読みなおし 高木の医学に対する情熱を 肌で感じることも 同じ医学者として必要なことではなかろうか 彼 の人生の中で最も悩み 喜び そしてなんとしても世界の医学者に 聞いてもらいたかったのは これらの論文であったはずだからであ る 本項では高木の論文を主軸にしてその偉大な業績の歴 解説 論評してみたい 的意義を 1. 脚気の栄養欠陥説を提出 序 医学者としての高木兼寛 1 8 4 9-1 9 2 0 の業績のなかで 国際的に高く評価 されているのは 何といってもビタミン発見への糸口をつくった 彼の脚気 に関する研究である そもそも脚気は日本および東南アジアに多発した病気で 米を主食とする 国に多くみられたものである わが国では平安時代の書物にすでに脚気の記 載があり 俗に あしのけ と呼んだという 江戸時代になると江戸に脚気が 大流行し 1688-1 7 6 3 江戸煩とよばれた そのうち 京都 大阪にも続発し