地域における災害時要援護者 支援ガイドライン - 住民参画で安心の地域づくりを目指して - 平成 22 年 3 月 姫路市
目次 Ⅰ はじめに...1 1 ガイドライン作成の趣旨...1 2 災害時要援護者とは...1 Ⅱ 地域でできる日頃の備え...3 1 災害時要援護者の把握 ( 台帳作成 )...3 2 避難支援訓練の実施...4 3 防災マップの作成...5 Ⅲ 地域でできる災害時の対応...6 1 災害時要援護者への情報伝達...6 2 災害時要援護者の安否確認と避難誘導...6 3 地域でできる避難所における支援...7 参考 : モデル地区における取り組み ( 姫路市青山地区 )...8 1 取り組みに至る経緯...8 2 平成 21 年度の取り組み...9
Ⅰ はじめに 1 ガイドライン作成の趣旨 多くの尊い命が奪われた平成 7 年の阪神 淡路大震災から 15 年が経過しましたが その後も全国各地で大規模な地震や台風等により 多くの犠牲者や家屋等の被害が毎年のように発生しています こうした突然の災害に見舞われたとき 最も被害を受けやすいのは 高齢者や障害者等のいわゆる 災害時要援護者 と呼ばれる人たちです 災害時要援護者は 避難に時間を要し 若しくは自力で安全な場所へ避難することが困難であることから 隣近所をはじめとした地域において住民相互の助け合いにより 支援する体制を確立することが不可欠です このような地域に居住している災害時要援護者の人たちを地域で助けるための仕組みづくりの参考にしていただくために このガイドラインを作成しました 2 災害時要援護者とは このガイドラインでは 在宅の高齢者 障害者等のうち 災害時に自力で避難することが困難な人たちを 災害時要援護者 としています 具体的には以下のような人たちです 姫路市の 災害時提供用支援台帳 で情報を保有する災害時要援護者本市では 平成 21 年 3 月に 福祉総合システムの福祉情報を基に災害時提供用支援台帳を整備し 平常時は健康福祉局及び消防局でその情報を共有し 災害時には地域に情報を提供することとしています なお 同台帳の要援護者の範囲は 国の 災害時要援護者の避難支援ガイドライン 等を踏まえ 災害時に自力での避難が困難な下記の障害を有する人たちとしています 1 身体障害者手帳所持者で第 1 種身体障害者重い身体障害を有し その介護者も旅客運賃の割引制度の適用がある人 2 療育手帳 A 判定重い知的障害を有する人 3 精神障害者保健福祉手帳 1 級 9,975 人 1,385 人 353 人 重い精神障害を有する人 4 介護保険の要介護状態区分が要介護 3 以上 身体や認知機能の障害により ほぼ全面的な介護が必要であると認定されている人 資料 : 保健福祉推進室 災害時提供用支援台帳 ( 平成 22 年 3 月末現在 ) データより 上記 1~4 の実人員の計は 16,832 人 ( 重複者を除く ) 7,714 人 1
< 参考 > 国の 災害時要援護者の避難支援ガイドライン 国 ( 内閣府 ) は 平成 18 年 3 月に 災害時要援護者の避難支援体制の整備を推進するため 災害時要援護者の避難支援ガイドライン を作成し 災害時要援護者を次のとおり規定しています 必要な情報を迅速かつ的確に把握し 災害から自らを守るために安全な場所に避難するなどの災害時の一連の行動をとるのに支援を要する人々をいい 一般的に高齢者 障害者 外国人 乳幼児 妊婦等が挙げられる 資料 : 災害時要援護者の避難対策に関する検討会 災害時要援護者の避難支援ガイドライン より < 参考 > 兵庫県の 災害時要援護者支援指針 兵庫県 ( 企画県民部防災企画局 ) は 平成 19 年 3 月に 市町における災害時要援護者支援のためのガイドラインである 災害時要援護者支援指針 を作成し 災害時要援護者を次のとおり規定しています 1 高齢者 ( ひとり暮らし高齢者 ねたきり高齢者 認知症高齢者等 ) 2 身体障害者 ( 視覚障害者 聴覚障害者 音声言語機能障害者 肢体不自由者 内部障害者 ( 難病患者等 )) 3 知的障害者 4 精神障害者 5 乳幼児 児童 6 外国人 ( 日本語に不慣れな外国人 ) 資料 : 兵庫県地域防災体制検討委員会 災害時要援護者支援指針 より 2
Ⅱ 地域でできる日頃の備え Ⅱ 1 災害時要援護者の把握 ( 台帳作成 ) 地域における災害時要援護者の避難支援において重要なことは 災害時要援護者がどこに住み どのような状況にあり どのような支援が必要であるかという基本的な情報を日頃から把握し 要援護者支援台帳 等の形で整理しておくことです ⑴ 情報の把握方法 情報の把握方法としては 大きく 2 つあります 同意方式昔ながらの人のつながり等により 地域であらかじめ持っている情報をもとに災害時要援護者の自宅を訪問して本人から直接情報を収集する方式です 隣近所による自主的なものや自治会等を主体とする組織的なものがあります 手上げ方式災害時要援護者を支援する制度を町内 ( 校区内 ) に広く周知し 支援を希望した住民本人から直接情報を収集する方式です 自治会等における組織的な対応が求められます ⑵ 把握しておくべき基本情報 災害時要援護者台帳 に記載しておくべき基本情報としては 次のようなものがありま す 1 災害時要援護者の名前と住所 連絡先 基本情報であり 世帯員全員のものを把握しておきます 2 災害時要援護者を支援する人 ( 以下 避難支援者 といいます ) 災害が発生した時に 災害時要援護者に対して避難準備情報 ( ) を伝達したり 安否確認や避難所への誘導を行う人です 避難準備情報 ( 要援護者避難情報 ) 避難に時間を要する災害時要援護者を早めに避難させるために 避難勧告や避難指示に先だって発令するもの 3
原則として 隣近所の住民等に協力を依頼し あらかじめ複数の避難支援者を定めておくようにしましょう 3 情報伝達や安否確認の方法 直接訪問か電話による伝達 確認が原則ですが 地震等の大規模災害では電話がつながりにくくなるため 災害用伝言ダイヤル 171 や携帯電話の 災害用伝言板サービス の活用も検討します 4 避難誘導の方法や避難所 移動に車いす 担架が必要かどうかの確認や 近所の一時的な避難所や市指定の避難所の確認をしておきます 5 その他避難支援にあたっての留意事項 障害 傷病の程度や 近親者やかかりつけの医療機関の連絡先等の情報もできるだけ把握しておきます ⑶ 台帳の管理方法 作成した台帳は 管理責任者や情報を共有する人を決め 個人情報の適正な管理のための 取扱ルールを定めて 第三者に漏れることのないように厳重に管理します 2 避難支援訓練の実施 災害発生時に 災害時要援護者に対して適切な避難支援活動を行うことができるように 地 域で協力して防災訓練を実施しましょう 地域の防災ネットワークの単位で 消防局等の支援を得て防災訓練を実施し 災害時要援護者への情報伝達 避難誘導等をシミュレーションします 災害時要援護者本人もできるだけ参加し 避難所までの経路を実際にたどって安全な避難経路を確認しておきましょう 避難準備情報等の連絡網について 不在時も想定した複数のルート設定や 報告時のルール等の点検整備を行いましょう 地域において 救援活動に必要な防災資器材を自主的に整備するとともに 使い方の確認や点検整備を行いましょう 4
3 防災マップの作成 災害時要援護者をより安全かつ確実に避難支援 誘導するためには 地域の危険箇所や安全な避難経路を把握しておくことが不可欠です 地域で事前に防災環境の点検等を行い 防災マップを作成し 各世帯に配布しておきましょう 地域防災マップの作成手順 (1) マップ作成前の準備 1 自治会の役員や民生委員 消防団等に目的 必要性を説明し 協力を依頼する 2 作成の手順 日程等を決め 参加者を募る (2) マップの作成作業 1 マップへ記載する項目の確認 避難場所 避難時の危険箇所 役立つものの設置箇所等 2 まち歩きの実施 地域の地図を用意する 事前に役員( 少人数 ) で下調べし 歩くコースや選定した項目を大まかに記載しておく 参加者がまち歩きを実施し 地図への記入や写真撮影を行う 3 マップへの情報の書き込み まち歩きの結果等をもとに 防災マップへの記載事項をまとめる 記載記号等をわかりやすく工夫し マップ案を作成する (3) マップの取りまとめ 1 最終案を1/2500 程度の地図に清書し仕上げる 2 検討会を持ち マップの最終案を決定 共有する 3 世帯数を確認して印刷枚数を決定し 発注する (4) 各世帯へのマップの配布 マップを配布するときは使用目的 活用方法等を詳しく説明する 5
Ⅲ 地域でできる災害時の対応地域でできる災害時の対応 1 災害時要援護者への情報伝達 ⑴ 避難情報の種類 地震や風水害等の災害が発生又は発生するおそれがある場合において 市は 被災が想定される地域等の住民に対して 避難等に関する情報を提供します 避難情報には 発令時の状況に応じて 避難準備情報 避難勧告 避難指示 の3 段階の情報があります 災害時要援護者が避難行動を開始する基準となる情報として 避難準備情報 を位置づけています ⑵ 地域における情報伝達の流れ まず 行政機関から連絡を受けた自治会 自主防災組織等の地域の関係団体は 連絡網等により あらかじめ定めておいた避難支援者へ情報を伝達します 次に 地域の関係団体等から連絡を受けた避難支援者は 災害時要援護者本人に情報を伝達するとともに 安否確認や避難誘導等の適切な指示を行います 2 災害時要援護者の安否確認と避難誘導 ⑴ 安否確認 避難支援者は 災害時要援護者に対して避難準備情報を伝達する際に その人が無事であるかどうか安否を確認します ⑵ 避難誘導 自力での避難が困難な災害時要援護者については あらかじめ定めておいた避難支援者等により避難誘導を行います 必要に応じて 複数の近隣住民や自主防災組織等の協力を得て行いましょう 避難誘導にあたっては 災害時要援護者の特性に応じた配慮が必要です 6
3 地域でできる避難所における支援 ⑴ 避難所の運営体制 避難所での生活は 環境の急激な変化を伴うため その運営においても災害時要援護者に対する適切な配慮が必要となります 避難所での生活をスムーズにするために 避難所における地域のリーダーを決定し 市からの派遣職員や避難所の施設管理者と連携して 避難所の運営に協力しましょう ⑵ 避難所における取り組み 地域のリーダーとなった人は 市の職員等と協力して避難者リストを作成します 作成した避難者リストをもとに 地域で把握している災害時要援護者を含む住民情報と照らし合わせて 安否の確認ができない人を割り出します 市の職員等と連携し 安否の確認ができない人の所在の把握 確認を行います 大規模災害時においては 掲示板や伝言板を設ける等して 住民同士の安否確認を支援しましょう 7
参考 : モデル地区における取り組み ( 姫路市青山地区 ) 1 取り組みに至る経緯 青山地区は 本市の西部に位置し 人口約 11,000 人 世帯数約 4,400 世帯の地域です 当地区は 昭和 50 年代から国道 2 号線 旧国道 29 号線沿線に新興住宅地が建設され 地域社会が大きく変貌しました また 18 歳未満の親族がいる世帯は 36.7%( 全市平均 :29.0%) 核家族世帯は 70.8%( 全市平均 :62.7%) であり 本市の他の地区よりも若い世代が多く 核家族化が進んでいるといえます 当地区では 従来から 姫路市社協青山支部や青山地区民生委員児童委員会 青山 1000 人会等の地域団体が 子育て支援事業等の地域福祉活動に精力的に取り組んできました 平成 19 年度に 地域の防犯関係施設等を掲載した 青山地区安全マップ (16 頁 資料 1) を また 平成 20 年度に 福祉施設や医療機関 AED( 自動体外式除細動器 ) 設置場所等を網羅した 青山地区福祉マップ (17 頁 資料 2) を作成する活動を展開するなど 災害時要援護者避難支援の取り組みに向けての地域の住民意識のまとまりもありました そこで 平成 21 年度に 災害時要援護者避難支援の地域における取り組みを進めるためのガイドラインを作成するに当たり 青山地区の地域団体の協力を得てモデル事業を実施することになりました なお 災害時要援護者対策については 本市の地域福祉推進の理念やその方針を取りまとめた 姫路市地域福祉計画 ( 平成 21 年度に中間見直し ) においても新たな重点方策に掲げており また 各地域で作成が進められている地域福祉活動の指針 いわゆる 地域福祉活動計画 の課題 目標の一つに位置付けられると考えられます 青山地区の位置 青山地区の人口等 人 男女計 口 5,239 人 5,719 人 10,958 人 世帯数 高齢者数 高齢化率 4,396 世帯 1,801 人 16.4% 資料 : 政策推進室 人口統計 ( 平成 21 年 12 月末現在 ) データより 18 歳未満の親族がいる世帯核家族世帯 1,473 世帯 (36.7%) 2,845 世帯 (70.8%) 青山地区 資料 : 国勢調査 ( 平成 17 年 10 月 1 日現在 ) データより ( 掲載している人口等のデータは青山小学校区の数値 ) 8
2 平成 21 年度の取り組み 主な取り組みとしては 平成 21 年 6 月に 在宅のひとり暮らしやねたきり 認知症高齢者に対し 民生委員 児童委員が訪問調査を行う 在宅高齢者実態調査 時に 姫路市青山地区災害要援護者登録申請書 (18 頁 資料 3) により 同意方式 ( ) による災害時要援護者台帳への登録を呼び掛けました さらに 平成 21 年 10 月に 全世帯に対し 災害時要援護者登録申請書 (19 頁 資料 4) を配布して 手上げ方式 ( ) による台帳への登録を呼び掛けたところ 高齢者夫婦世帯や身体障害者のいる世帯等からの申し出がありました また 地域で災害時の対応や避難支援について意見交換等を行うワークショップを開催し 地域防災マップづくり等を通じて 防災や災害時要援護者避難支援の必要性に対する意識を高め地域独自の対策を検討するなど 地域防災力の強化を図りました (20 21 頁 資料 5 参照 ) 青山地区の災害時要援護者台帳の登録数( 平成 22 年 3 月末現在 ) 同意方式による登録 179 世帯 在宅のひとり暮らし高齢者世帯やねたきり 認知症高 齢者のいる世帯 手上げ方式による登録 50 世帯高齢者夫婦世帯や身体障害者のいる世帯等 ( 同意方式 手上げ方式 については 3 頁を参照 ) ワークショップの開催状況 ⑴ 第 1 回ワークショップ 青山地区災害時要援護者台帳づくりについて 1 日時 : 平成 21 年 12 月 18 日 ( 金 ) 午後 6 時 ~8 時 2 場所 : 青山自治会青山中央集会所 3 参加者 : 青山地区単位自治会会長 青山消防分団班長 民生委員 児童委員 社協支部役員 4 プログラム : 趣旨説明 防災ビデオ上映 幸せ運ぼう より グループワーク 発表 まとめ グループワーク 9
5 結果 主な意見 <1 班 > テーマ 浸水 意見等 1 災害が起こったときに あなたご自身はどうしますか? (1) 家族と連絡を取る 家族の安否確認 家族の出先に連絡 家族と対策を相談 (2) 火の元確認 火の元を注意する ブレーカーを切る (3) 貴重品 貴金属を持って逃げる 貴重品をまとめておく (4) 行動を共にする 2 階に上がり救助を待つ 避難所に移動する 地域の皆さんと行動を共にする 2 他の人を助けるために何をしますか? (1) 行動を共にする 声を掛け合う 近所の人に声を掛ける 地域の皆さんと行動を共にする 隣に声を掛けて避難場所を考える (2) 近所のことを知っておく 皆さんと共に 子ども 高齢者を助ける 日頃から近所付き合いを密にしておく 日頃から近所の家族構成を理解しておく 3 地域として何を心掛けるべきと思いますか? (1) 近所のことを知っておく 親しく付き合うようにする (2) 災害時要援護者台帳への登録 災害時要援護者台帳に登録しておく 想定して話し合っておく (3) 避難訓練をする 避難訓練を行う 地域の皆さんと避難場所へ行ってみる (4) 危険な場所の確認 危険な場所を確認しておく <2 班 > テーマ 水害 意見等 1 災害が起こったときに あなたご自身はどうしますか? (1) 情報の確認 情報の確認 伝達 ( 共有化 ) 情報の確認 情報伝達のために多くの仲間を集める 仲間で災害弱者を訪問 水害の情報を確認し その情報を夫婦で共有する まず家庭の応急対策と避難場所の確認をする 身体の不自由な人の家を確認し 行動に移す 自治会の放送 ( 連絡 ) を聞く 役員と情報交換をする 10
(2) 安全の確保 一人では力不足である 避難場所を再考する 安全のため自宅に留まる 避難経路の安全を確認する 2 他の人を助けるために何をしますか? (1) 連絡 公衆電話の場所を確認する 救急車に連絡する 消防団に連絡する 近所の若い人に応援を頼む 前もって自治会と話し合い 助けに行く人を決めておく (2) その他 近くにいる人と一緒に安全な場所に避難する 3 地域として何を心掛けるべきと思いますか? (1) 方法 他の地域の事例を教訓に地域として対策を考える 危険予知のできる場所を日頃から知っておく 年配の人に声掛けをしてもらう 自治会の連絡網を作っておく (2) その他 避難の方法を家庭で話し合う 認知症 一人暮らしの人たちを助ける方法を日頃から考えておく 地区の個人情報を把握しておく 発表 <3 班 > テーマ 地震 意見等 1 災害が起こったときに あなたご自身はどうしますか? (1) 周囲状況の確認 ドアを開ける ( きしんで開かなくなるので ) テーブルの下に避難する 避難が必要な時は連絡が取れるようにしておく 地震が起こったら 周囲の状況を確認する (2) 火の元確認 揺れがおさまったら火の元の確認をする (3) 避難所への移動 集合場所 ( 避難場所 ) のちびっこ広場に行く 安全な場所への避難経路を確保する (4) 身内の安否の確認 家族の確認 隣の家の確認 ( 一人暮らし ) 身内の安否確認をする まず自分の身の安全を確保する 安全が確認できたら 必要な物を取りに家に入る (5) 落ちつく まずは落ちつく努力をする 11
持ち出し袋を持ち出す ( 懐中電灯 ラジオ ナイロン袋 飲料水 笛 くつ下 ) 2 他の人を助けるために何をしますか? (1) 近所で声を掛け合う 両隣に声を掛ける 隣保で安全確認をする (2) 移動の手助け 安全な所への移動の手助けをする (3) その他 消防団員として出動する 3 地域として何を心掛けるべきと思いますか? 各自 避難場所を確認する 避難訓練を徹底する 日頃からコミュニケーションを取っておく 非常時に必要な物を各自確保しておくよう呼び掛ける <4 班 > テーマ 火事 意見等 1 他の人を助けるために何をしますか? 119 にTEL 通報 ( 場所確認 ) する 自宅が火災の場合 初期消火を行う 自宅の消火器を確認する 道路の消火栓を確認する 状況を把握する 大声で皆に連絡する 子どもが近づかないよう気を付ける 山火事の場合は通報し 避難する 近所の人の安否を確認する 大声で皆に知らせ 避難する 近所に知らせて応援してもらう 助けを求めている場所を確認する 近隣の要援護者の様子を確認する 身体の不自由な人を見に行く 要援護者のバザードマップを確認し 救助する 消防車が入れるように 車両を整理する 交通整理を行う 2 地域として何を心掛けるべきと思いますか? 車の無断駐車禁止を呼び掛ける 防火訓練に積極的に参加する 消火栓の場所を確認する 消火栓を使えるように訓練する 安全マップを作成する ( 消火栓位置 一人暮らし 障害者 ) 緊急連絡網を作成する 防災訓練には必ず出席する 青山消防団と密に連絡を取り合う 火事の際の窃盗に気を付ける 消火器 ホースを点検する 12
⑵ 第 2 回ワークショップ 地域防災マップづくり 1 日時 : 平成 22 年 2 月 14 日 ( 日 ) 午後 7 時 ~9 時 2 場所 : 青山自治会青山中央集会所 3 参加者 : 青山地区単位自治会会長 青山消防分団班長 民生委員 児童委員 社協支部役員 4 プログラム : スタッフ紹介 はじめに 趣旨説明 防災マップ作成( 説明 ク ルーフ 作業 話し合い発表 ) 今後の取り組みについて 終わりにあたり 閉会 5 結果 意見のまとめ グループ作業 グループ A B C 感想 意見 AED 設置場所が分かった 危険箇所のチェックをしておく 2~3 日の自活方法を検討する 日頃から AED のバッテリーのチェックをしておく 要援護者救出の方法の検討をしておく 避難経路 避難場所を再確認する( 市の指定避難所までの最短距離を考える ) 気付いたこと 小学校は避難所として遠い 南または西側から小学校に避難する際には 道路が1 本であり お年寄りにはきつい 土砂崩れはハザードマップ掲載場所だけでない 山を削っている所もあるし 浸水地域は他にもある 避難所である公民館が浸水地域であるのが問題 避難所の近くに用水路があり 流される可能性がある 校区内に 外科の医療機関が少ない 家族で避難所を確認しておく( 水害 地震 地すべりを分けて考える ) 玄関に防災グッズを置いておく 日頃の準備 懐中電灯 ロープ 棒 靴 ヘルメット 手袋を準備しておく 要援護者を避難させるために必要な 担架 の作り方を回覧等で周知しておくべき 一人暮らしの人の寝ている部屋を聞いておく 避難経路を今まで考えたことがなかった 13
D E 段階的な避難方法を考えておく( 一時的な避難と避難が長期化する場合 ) 狭い道が多い 生活必需品を販売する店が多く 生活必需品には困らない 校区が広すぎる 近所のつながりを強くする 避難場所の容量が十分か再確認するべき 避難経路の安全性も課題 交通 奥まった地域であるため 道路の確保が困難である 交差点で信号がないところがある 大事故があった時の交通事情が問題になるのでは 非常食 数日分の非常食を常備する 飲料水を確保する 安全設備 AED を適切な場所でいつでも使えるようにする AED を保管している場所は 夜間に使用できない 水 発表 佐用町での災害以降 水路が気になる 下水があふれる所が多い 予想外の水量が出る可能性もあるのでは 山崩れ対策がされていない 恒常的に水詰まりしている所を修復することが必要 場所 四丁目 三丁目に公園がない 周囲が山や池で全く安全らしき場所がない 全体 要援護者の数が多く 災害時に手助けが行き届くか不安 みんなで守ろうわが青山を をキャッチフレーズに活動していく 日頃から正確な地域の状態把握に努めることが必要 地域の長老によく聞いておく 災害について報道に関心を持つ 災害倉庫の場所を確認しておく 工具類の点検 定期的な点検 道路幅を確認しておく 今日の参加者以外への広報活動が必要 災害マップ 福祉マップを 防災マップ 全戸配布する 今まで 気にして建物 道路 水路を見ていなかった 14
⑶ 第 3 回ワークショップ 災害時要援護者について 1 日時 : 平成 22 年 2 月 27 日 ( 土 ) 午後 1 時 30 分 ~3 時 30 分 2 3 場所 : 西市民センター 参加者 : 白鳥 林田 曽左 太市 青山 峰相地区の民生委員 児童委員 ( 災害時要援護者避難支援に関して 青山地区での取り組みを他の地区に広めることを目的とし て 第三民生委員 児童委員協議会 ( 青山他 5 地区 ) 主催で開催 ) 15
資料 1 16
資料 2 17
資料 3 民生委員 児童委員発 災害時一人も見逃さない運動姫路市青山地区災害要援護者登録申請書 氏名 生年月日 年 月 日 住所 電話番号 ( )- 連絡方法 携帯 メール FAX( 番号 ) 同居家族 ( ) ( ) ( 続柄 ) ( ) ( ) 緊急 氏 名 続柄 住 所 電話番号 連絡 昼夜 先 かかりつ け病院 医療機関名 医師名所在地電話番号 担当民生委員児童委員 電話番号 避難支援者氏名続柄住所電話番号 その他参考事項 担当消防団員 わかる範囲で記入ください 避難支援者は 災害時などに助けに来てくれる人がいる場合に記入ください 同意書災害時の救援活動に役立てるため 災害時要援護者台帳 に上記事項を登録し 事前に私が居住している自治会 民生委員 児童委員 消防団 並びに社会福祉協議会青山支部に配置し 住宅地図上に記載することを同意します 平成年月日青山地区担当民生委員児童委員様本人氏名印代理人続柄代理人氏名印 18
資料 4 災害時要援護者登録申請書 災害時要援護者登録申請書 青山地区連合自治会長様 平成 21 年 10 月 日 私は 災害発生時などに地域の支援を受けたいので 災害時要援護者登録台帳 に登録いただくよう申請します また 私が届け出た下表の個人情報を民生委員 児童委員代表 青山消防分団長 社協青山支部長の方々に提供す ることに同意します 本人氏名 印 代理人住所氏名印 ( 続柄 ) 代理人記入の場合は 親族の方がお願いします 住所 電話番号姫路市電話番号 ( ) 本人が居住している小学校区名 青山 自治会名 フリガナ性別世帯主名家族構成 ( 本人を含む ) 本人氏名男 女人 生年月日 明 大 昭 平年月日生 ( ) 歳 掛かり付け医療機関 災害時に地域の支援を必要とする理由 ( 該当項目全てに をつけてください ) 1 第 1 種身体障害者 ( 身体障害者手帳に記載 ) 2 療育手帳 A 判定 3 精神障害者保健福祉手帳 1 級 日常的に必要としている薬 医療器具等 4 介護保険の要介護度 3~5 5 その他災害時に避難支援が必要な人 特記事項 災害時の避難支援を円滑にするため特記事項があれば記入ください 例 : 本人は介護 4 で歩行困難 妻と二人暮らしであるが 老夫婦世帯であり 災害時の避難は第 3 者の手助けが必要である 希望する支援活動 A 日ごろの声掛け 見守り B 災害時の情報提供 安否確認 ( 希望するもの全てに をつけてください ) C 災害時の避難誘導 援助 D その他 ( ) 災害の程度により 希望する支援が受けられない場合があります 住所氏名本人との続柄電話番号 1 緊急時連絡先 2 住所氏名本人との続柄電話番号 19
資料 5 平成 22 年 4 月 7 日 ( 水 ) 神戸新聞 20
21 平成 22 年 5 月 17 日 ( 月 ) 神戸新聞
地域における災害時要援護者支援ガイドライン 平成 22 年 3 月 発行 / 姫路市健康福祉局保健福祉推進室 670-8501 姫路市安田四丁目 1 番地 TEL (079)221-2455 URL http://www.city.himeji.lg.jp/s50/2212397.html 22