PC リモートバックアップサービス 利用者マニュアル このサービスは Autonomy 社の PC バックアップソフトウェアを使用しています 株式会社大塚商会 2013 年 2 月 26 日版
はじめに このマニュアルは 大塚商会の PC リモートバックアップサービスを利用してデータをバックアップするコンピュータをご利用のお客さま ( ユーザ ) を対象としています ユーザ情報をまとめて登録するなどの管理者業務を担当されているお客さま ( 管理者 ) は 管理者マニュアル をご覧ください また この手引きを利用するユーザは Windows の操作を一通り理解していることを前提としています そのため Windows 操作に関する基礎的な説明は省略する場合がありますので ご注意ください このマニュアルで使用する記号 記号 説明 [ ] 画面に表示されている文字列を示します 例 :[ 設定 ] 画面 [ キャンセル ] ボタン [ A ]-[ B ] A が上位メニュー B が下位メニューを表します 例 :[ ファイル ]-[ 保存 ] を選択する i
用語定義 このマニュアルで使用する用語の意味を説明します 用語は五十音順に並んでいます 用語説明アカウントユーザデータをバックアップするパソコンに割り当てられる サービスの利用権限です エージェントバックアップ処理をおこなうツールです メッセージや画面の表示ではエージェントという用語が使われていますが このマニュアルの説明文中では ツールという用語を使用します 管理者利用者のアカウント管理やバックアップ状況をチェックのチェックを実施する人です データセンタバックアップしたデータを保存するサーバです バックアップパソコンにあるデータをコピーして データセンタに送る処理です ユーザツールを使用してバックアップ作業を実施する人です ユーザデータ利用者がパソコン上で作成したデータや ダウンロードしたデータなどを指します リトリーブバックアップしたデータをリストアする処理です ヘルプ 商標 ツールの画面には [ ヘルプ ] ボタンまたはアイコンが表示されています [ ヘルプ ] ボタンまたはアイコンをクリックすると その画面に関する詳細な説明が表示されます 画面に表示されている項目の意味が分からない場合や 何を選択すればよいか迷った場合などは ヘルプを活用してください Windows は 米国 Microsoft Corporation およびその他の国における登録商標です その他 記載の会社名 製品名は それぞれの会社の登録商標または商標です 輸出上の注意 本サービスは 日本国内向けに提供するサービスで 日本に在住している方を対象としております 非居住者への提供を行う場合は 外国為替及び外国貿易法 その他適用される法令を遵守してください ii
発行履歴 発行年月 変更内容 ツールのバージョン 2010 年 8 月 新規作成 8.4.0.5 2013 年 2 月 26 日 Ver.8.6.2.4 へアップグレード Windows 8 をサポート 8.6.2.4 iii
目次 1 バックアップを始める前に... 1 1.1 バックアップ容量... 1 1.2 バックアップデータの保存期間... 1 1.3 バックアップの種類... 1 1.4 バックアップ対象ファイル... 1 2 ツールのインストールと初回バックアップ... 2 2.1 ツールをインストールする... 2 2.2 初回バックアップを実行する... 5 2.3 ツールをアンインストールする... 6 3 バックアップを実行する... 7 3.1 自動バックアップ... 7 3.2 バックアップスケジュールを変更する... 8 3.3 手動バックアップ... 9 3.4 バックアップするファイルを変更する... 9 3.5 処理の履歴を参照する... 10 3.6 管理者からログ提出の依頼があった場合の操作... 12 4 リトリーブを実行する... 13 5 ユーザ情報を変更する... 17 6 トラブルシューティング... 18 6.1 エラーメッセージが表示された場合の対処方法... 18 6.2 ツールを再インストールする... 21 iv
1 バックアップを始める前に この章では バックアップ容量 保存期間 バックアップ種別 対象ファイルにつ いて説明します バックアップを始める前に 必要に応じてお読みください 1.1 バックアップ容量 バックアップ容量 (1 つのアカウントに割り当てられているデータ格納領域 ) の上限は サービスの契約内容によって異なるため 必要に応じて管理者に問い合わせてください バックアップ容量の残量を確認したい場合は ツールの [ バックアップセット ] 画面を参照します 詳細は 2.2 節を参照してください 1.2 バックアップデータの保存期間 データセンタには 最大で5 回分のバックアップデータが保存されます 最新のバックアップデータ以外のバックアップデータの保存期間は 最長で 30 日間です 1.3 バックアップの種類 バックアップには 大きく分けて自動バックアップと手動バックアップの2 種類があります 自動バックアップとは あらかじめ設定されたスケジュールにしたがって 自動で実行されるバックアップです バックアップの実行忘れを防止するためにも 自動バックアップでの運用をお勧めしますが 1 回目のバックアップや すぐにバックアップを実行したい場合などは 手動バックアップが適しています 1.4 バックアップ対象ファイル バックアップできるのは ユーザデータのみとなります バックアップするファイルを指定するときは ユーザデータおよびユーザデータが格納されているフォルダを選択してください システムデータを選択してバックアップしても その内容は保証されませんので ご注意ください 1
2 ツールのインストールと初回バックアップ この章では ツールをインストールする手順と初回バックアップの手順を説明します また ツールのアンインストールについても説明しています 2.1 ツールをインストールする 1. バックアップ対象となるパソコンを起動し Administrator 権限を持つユーザでログオンします 2. インターネットに接続できることを確認します 3. 管理者から指定された URL にアクセスします [ アカウントの管理 ] 画面が表示されます 4. [ 登録とダウンロード ] ボタンをクリックします サービスライセンス契約が表示されます 2
5. 契約の内容を確認し 問題がなければ [ 承認 ] ボタンをクリックします 登録情報の入力画面が表示されます 6. 登録情報を入力します [ 必須フィールド ] と表示されている項目は 必ず入力してください 重要 : パスワードについてここで入力したパスワードは このあとの手順で使用するので 忘れないようにしてください 7. 入力内容を確認し [ 続行 ] ボタンをクリックします アカウントの登録が完了し 確認画面が表示されます 8. [ 印刷 ] ボタンをクリックします [ バックアップアカウント情報 ] の内容が出力されます 印刷できない場合は メモに書き留めるか 画面のキャプチャを取得するなどして [ バックアップアカウント情報 ] の内容を控えてください これらの情報はインストールをやり直す場合などに必要になることがあります 9. [ ソフトウェアのダウンロード ] ボタンをクリックします ダウンロード用ファイルが生成されます 10. [ ダウンロードの開始 ] ボタンをクリックします 11. インストール用のファイルを任意のフォルダに保存します 3
12. 利用者用 Web サイトからログオフします 13. ダウンロードしたファイルをダブルクリックします 警告メッセージが表示されます 14. [ 実行 ] ボタンをクリックして操作を継続してください ウィザードが起動し [ ようこそ ] 画面が表示されます 15. [ 次へ ] ボタンをクリックします [ アプリケーションライセンス契約 ] 画面が表示されます 16. [ ライセンス契約の承認 ] ラジオボタンを選択して [ 次へ ] ボタンをクリックします [ インストールオプション ] 画面が表示されます 17. インストール先を変更する場合は [ 参照 ] ボタンをクリックして フォルダを選択します 18. [ 次へ ] ボタンをクリックします インストールが正常に終了すると [ 完了 ] 画面が表示されます 19. [ 完了 ] ボタンをクリックします [ パスワードの入力 ] 画面が表示されます 20. 手順 6 で設定したパスワードを入力して [OK] ボタンをクリックします [ エージェントにようこそ ] 画面が表示されます なお 3 回連続して間違ったパスワードを入力すると 20 分間操作ができなくなります パスワードを忘れてしまった場合は 管理者に問い合わせてください 21. [ 閉じる ] ボタンをクリックします ツールのインストールは完了です 引き続き 2.2 節を参照して初回バックアップを実行してください ご注意 : アカウントについてここまでの操作で パソコンにアカウント情報が設定されました 複数のパソコンで同じアカウントを共有することはできないので ご注意ください また 今回使用したインストーラは 再インストールには使用できません 再インストールをする場合は 6.2 節を参照し 指定された URL から新しいインストーラをダウンロードする必要があります 4
2.2 初回バックアップを実行する 自動バックアップを確実に実施するためには まず1 回目のバックアップを正常に完了させておく必要があります そのため 1 回目のバックアップは手動で実施し 処理が正常に完了したことを確認することをお勧めします なお 1 回目のバックアップでは 指定したユーザデータがすべてバックアップされます そのため 更新されたユーザデータのみをバックアップする 2 回目以降のバックアップと比べて 処理に時間がかかります あらかじめご了承ください 手動バックアップの手順を次に示します 1. [ バックアップセット ] タブを選択します 2. [ フォルダ ] リストで バックアップしたいフォルダのチェックボックスを選択します 3. バックアップ対象をファイル単位で選択したい場合は [ フォルダ ] リストで該当のフォルダを選択し 右側に表示されるファイルリストでバックアップしたいファイルのチェックボックスを選択します 4. [ 選択の合計 ] の表示を参照して 選択したファイルの合計容量が上限を超えていないことを確認します 5
選択したファイルの合計容量が上限を超えている場合は 手順 2 に戻ってバックアップするファイルを見直す または 管理者に連絡して上限値の変更を相談してください 5. [ 今すぐバックアップ ] ボタンをクリックします バックアップ終了後 [ 要約 ] 画面が表示されます 6. [ 最終バックアップ ] の内容を確認します [ 詳細表示 ] をクリックすると ファイル数やファイル容量など バックアップ処理の内容を確認できます ご注意 : 初回バックアップの所要時間初回バックアップは 通常のバックアップと比べて時間がかかります 重要な業務処理がある場合は それらの処理が完了してから初回バックアップを実行することをお勧めします 2.3 ツールをアンインストールする ツールをアンインストールする場合は Windows のコントロールパネルの [ プログラムの追加と削除 ] または [ プログラムと機能 ] を利用してください [ プログラムの追加と削除 ] または [ プログラムの機能 ] の一覧から [Connected Backup/PC エージェント ] を選択して [ 削除 ] または [ アンインストール ] ボタンをクリックすると ツールがアンインストールされます ご注意 :Windows VISTA Windows 7 及び Windows 8 でのアンインストール Windows VISTA Windows 7 及び Windows 8 を使用している場合 アンインストール前に [Agent User Interface] の終了を要求するメッセージが表示されることがあります メッセージが表示された場合は アプリケーションを終了しない を選択してアンインストールを続行してください 6
3 バックアップを実行する この章では バックアップに関する操作手順と注意事項を説明します 3.1 自動バックアップ 自動バックアップを行う場合 バックアップするファイルの指定のほかに スケジュールの設定が必要になります この節では まずバックアップするファイルの指定方法を説明し それからスケジュールの設定手順を説明します バックアップするファイルの指定方法を次に示します 1. [ バックアップセット ] タブを選択します 2. [ フォルダ ] リストで バックアップしたいフォルダのチェックボックスを選択します 3. バックアップ対象をファイル単位で選択したい場合は [ フォルダ ] リストで該当のフォルダを選択し 右側に表示されるファイルリストでバックアップしたいファイルのチェックボックスを選択します 4. [ 選択の合計 ] の表示を参照して 選択したファイルの合計容量が上限を超えていないことを確認します 選択したファイルの合計容量が上限を超えている場合は バックアップするファイルを見直す または 管理者に連絡して上限値の変更を相談してください 以上でバックアップするファイルの指定は完了です ファイルの指定をすべてやり直す場合は [ すべての変更を元に戻す ] ボタンをクリックしてください 7
3.2 バックアップスケジュールを変更する 本サービスでは 管理者が推奨するバックアップスケジュールをあらかじめ設定してあります そのため 原則として設定済みのバックアップスケジュールをそのままお使いになることを推奨します ただし 管理者から指示があった場合などは 次に示す手順でバックアップスケジュールを変更してください 1. [ ツール ]-[ バックアップスケジュール ] を選択します スケジュールの設定画面が表示されます 2. [ 次の条件に従って自動バックアップ ] ラジオボタンを選択します 3. バックアップを実施したい曜日のチェックボックスを選択します 必ず 1 つ以上の曜日を選択してください 1 つもチェックボックスを選択しないと 設定終了時にエラーメッセージが表示されます 4. バックアップを実行する時間帯を決めます 自動バックアップでは 特定の時間を指定することはできません 12 時から 13 時の間にバックアップをする といったように 時間帯での指定となります 5. [ 最も早い時刻 ] ドロップダウンリストから バックアップ時間帯の開始時刻を選択します 6. [ 最も遅い時刻 ] ドロップダウンリストから バックアップ時間帯の終了時刻を選択します [ 最も早い時刻 ] ドロップダウンリストで選択した時刻とは異なる時刻を選択してください バックアップ時間帯の開始と終了時刻が同じにすると 設定終了時にエラーメッセージが表示されます なお [ 最も早い時刻 ] ドロップダウンリストで選択した時刻よりも早い時刻を選択した場合 日付をまたいだ設定となります ( 例 :12 時から翌日の 10 時 ) 7. [OK] ボタンをクリックします 設定画面が閉じて 自動バックアップの設定が有効になります 8
3.3 手動バックアップ 1 回目のバックアップや 更新したばかりの重要なユーザデータを確実にバックアップしたい場合などは 手動バックアップがお勧めです 手動バックアップの手順を次に示します 1. [ バックアップセット ] タブを選択します 2. バックアップするファイルを指定します ファイルの指定方法は 3.1 節を参照してください 3. [ 今すぐバックアップ ] ボタンをクリックします バックアップ終了後 [ 要約 ] 画面が表示されます 4. [ 最終バックアップ ] の内容を確認します [ 詳細表示 ] をクリックすると ファイル数やファイル容量など バックアップ処理の内容を確認できます 3.4 バックアップするファイルを変更する バックアップするファイルは [ バックアップセット ] 画面で変更できます 手順の詳細は 3.1 節を参照してください バックアップするファイルを追加した場合は [ 今すぐバックアップ ] ボタンをクリックして 手動バックアップを実施しておくことをお勧めします ご注意 : バックアップ対象から除外したデータ今までバックアップ対象に指定していたデータをバックアップ対象から除外した場合 データセンタでの保管期間は 設定変更から 30 日間となりますので 注意してください 設定変更から 30 日以内であれば データセンタに残っているデータを利用してデータのリトリーブを実行することもできます 9
3.5 処理の履歴を参照する この節では バックアップやリトリーブなど ツールによる処理の履歴と内容を確認する手順を説明します 処理が失敗した場合は 内容を確認してエラーの原因を調査することをお勧めします 1. [ 履歴 ] タブをクリックします 2. リストから確認したい項目を選択します 3. [ 表示 ] ボタンをクリックします [ 履歴詳細表示 ] 画面が表示されて 選択した項目の処理内容を確認できます 10
4. 内容を参照するだけの場合は [ 閉じる ] ボタンをクリックします [ バックアップ結果 ] に [ 正常終了 ] 以外が表示されている場合は 手動で再度バックアップをするなどの対応をお勧めします 5. 内容を別ファイルとして保存したい場合は [ エクスポート ] ボタンをクリックします 保存先 保存形式 (TXT または XML 形式 ) および保存ファイル名を選択する画面が表示されます 6. 保存先 保存形式 および保存ファイル名を確認し [ 保存 ] ボタンをクリックします [ 履歴詳細表示 ] 画面の内容がログファイルとして出力されます 11
3.6 管理者からログ提出の依頼があった場合の操作 トラブルが発生した場合 原因解明のために管理者からバックアップやリトリーブ処理の履歴 ( ログ ) を提出するよう依頼されることがあります その場合 トラブルが発生した日のログをすべて提出してください 複数のログをまとめてエクスポートする手順を次に示します 1. [ 履歴 ] タブをクリックします 2. [ 起動時刻 ] にトラブルが発生した日が表示されているログを確認します 3. ドラッグまたは [Shift] キーを使用して 手順 2 で確認したログをすべて選択します 4. [ エクスポート ] ボタンをクリックします 5. 保存先 保存形式 および保存ファイル名を確認し [ 保存 ] ボタンをクリックします 選択したログがまとめて1つのファイルに出力されます 12
4 リトリーブを実行する リトリーブとは データセンタに格納されているバックアップデータをパソコンに ダウンロードする操作です この章では リトリーブの手順を説明します 1. [ リトリーブ ] タブをクリックします 2. [ バージョン表示 ] ドロップダウンリストから いつバックアップしたファイルをリトリーブ対象として表示するかを選択します [ 最新 ] を選択すると 最新のバックアップファイルだけが表示されます [ バックアップ時点 ] を選択すると バージョン選択の画面が表示されます リトリーブしたいファイルのバージョン ( 日時 ) を選択して [OK] ボタンをクリックすると そのバージョンのバックアップファイルだけが表示されます [ すべて ] を選択すると リトリーブできるファイルがすべて表示されます 同じファイル名が複数表示された場合は 変更日時を確認して リトリーブ元のファイルを選択する必要があります 3. [ バックアップ済みファイル ] リストから リトリーブしたいファイルまたはそのファイルが格納されているフォルダのチェックボックスを選択します 該当するファイルまたはフォルダが見つからない場合は [ 検索 ] ボタンをクリ 13
ックして ファイル名などの条件を入力して検索してください 4. [ リトリーブ ] ボタンをクリックします リトリーブのオプション設定画面が表示されます ( リトリーブ処理はまだ始まりません ) 5. [ リトリーブオプション ] を設定します 保存先 ( リトリーブ先 ) の設定 [ すべてのファイルをこのフォルダに保存 ] を選択すると 特定のフォルダに一括してファイルをリトリーブできます 保存先フォルダは [ 参照 ] ボタンをクリックして指定します フォルダごとファイルをリトリーブする場合は [ 元のフォルダ構造を維持する ] チェックボックスを選択しておくと データセンタに格納されているフォルダ構造が保存先で再現されます このチェックボックスを選択しないと ファイルのみがリトリーブされます [ ファイルを元の場所に保存する ] を選択すると リトリーブ元のファイルがバックアップ時に格納されていた場所を特定して その場所にファイルを保存します 同じ名前のファイルがあった場合の処理 [ リトリーブするファイルの名前を変更する ] を選択すると ファイル名 ファイル内容が同じファイルはリトリーブされません ファイル名が同じでファイル内容が異なる場合は リトリーブが実行されますが リト 14
リーブするファイルの名前を変更するので 保存先にもともと格納されているファイルも残ります 例 : 20090401 報告書.doc というファイルの場合 ファイル名が重複しないように リトリーブするファイルの名称は 20090401 報告書 Restored1.doc に変更されます 20090401 報告書 Restored1.doc という名称のファイルが既に存在している場合は 20090401 報告書 Restored2.doc となります [ 現在マイコンピュータ上にあるファイルを上書きする ] を選択すると 保存先に同じ名前のファイルがあった場合 そのファイルを上書きする形でリトリーブが実行されます なお [ 現在マイコンピュータ上にあるファイルを上書きする ] ラジオボタンは [ ファイルを元の場所に保存する ] を選択している場合のみ選択可能です ご注意 : 名称も内容も同じファイルをリトリーブ対象に指定した場合名称も内容も同じファイルがリトリーブ先に存在する場合は リトリーブ処理が不要なため そのファイルに関するリトリーブ処理はスキップされ 処理終了後に [ 警告があります ] と表示されます その他のファイルのリトリーブ処理には影響はありませんが 変更のないファイルはリトリーブ対象に指定しないことをお勧めします ご参考 : 名称が同じで内容が異なるフォルダがあった場合名称が同じで内容が異なるフォルダがあった場合は ファイルの場合と異なり リストアされるフォルダの名称が変更されることはありません リストア元のフォルダに存在して リストア先のフォルダに存在しないファイルだけがリストアされます 6. [ リトリーブ ] ボタンをクリックします リトリーブ処理が始まります 7. [ リトリーブは正常終了しました ] と表示されていることを確認します 8. [ 警告があります ] という表示がある場合は リトリーブ処理が正常に終了していません その場合は [ 詳細表示 ] ボタンをクリックして表示される [ 履歴詳細表示 ] 画面 (3.5 節を参照 ) で エラーの内容を確認してください 15
9. リトリーブが正常に終了している場合は [ 閉じる ] ボタンをクリックしてメッセージを終了します フォルダごとリトリーブした場合は [ フォルダを開く ] ボタンが表示されることがあります このボタンをクリックすると リトリーブしたフォルダが開き 格納されているファイルを確認できます ご参考 : リトリーブ中にネットワーク障害などがあった場合複数のファイルのリトリーブを実行しようとしていた場合 障害発生時点でリトリーブが完了していないファイルに関しては 障害回復後 手動にて再度リトリーブを実行する必要があります 16
5 ユーザ情報を変更する ツールをインストールするときに登録したユーザ情報は 利用者用 Web サイトから変更できます 手順を次に示します 1. ツールを起動して [ ツール ] [ アカウントのオンライン管理 ] を選択します 利用者用 Web サイトが表示されます ツールを起動できない場合は 管理者に問い合わせて利用者用 Web サイトの URL を確認してください 2. ツールインストール時に登録したメールアドレスとパスワードを入力して ログオンします 3. [ プロファイルの編集 ] をクリックします 4. 変更したい項目を編集して [ 保存 ] ボタンをクリックします 5. [ 要約 ] 画面に戻り [ プロファイルの編集 ] をクリックして 変更が正しく反映されていることを確認します 6. 利用者用 Web サイトからログオフします 17
6 トラブルシューティング この章では エラーメッセージが表示された場合や バックアップ対象となるパソコンが故障した場合などの対処方法を説明します 6.1 エラーメッセージが表示された場合の対処方法 この節では ツールを操作中に表示されるエラーメッセージについて メッセージが表示される原因とその対処方法を説明します エラーメッセージには次の 2 種類あります : 設定ミスなど 重要度が高いエラーを通知する警告メッセージ : 重大な変更を伴う操作の続行や 設定を変更しないと今後問題が発生するおそれがある場合などに表示される確認メッセージエラーメッセージは 操作中や処理が完了したときに表示されますが [ 要約 ] 画面で後から確認することもできます 18
次の表に おもなエラーメッセージの内容と その原因 対処方法を示します こ の表に記載されていないエラーメッセージが表示されて対処方法が分からない場合 は 管理者に問い合わせてください 操作 種別 メッセージ 原因と対処方法 スケジュール設定 最初の時刻と最後の時刻を同じにすることはできません バックアップを実行する特定の時刻ではなく バックアップの時間帯を設定 [ 最も早い時刻 ] と [ 最も遅い時刻 ] には 異なる時間を選択してください ( 設定手順については 3.1 節を参照 ) してください バックアップを実行する曜日を少なくとも 1 つ選択してください [ 次の条件に従って自動バックアップ ] ラジオボタンを選択した場合は 曜日のチェックボックスを 1 つ以上選択してください ( 設定手順については 3.1 節を参照 ) バックアップするファイルの選択 [ すべての変更を元に戻す ] はエージェントの開始後に行われたすべてのバックアップセット変更をリセットします 続行しますか? [ はい ]: ツールを起動してからバックアップ対象のファイルを追加またはキャンセルするなど 設定を変更していた場合 それらの変更がすべて取り消されて ツール起動時の設定に戻ります [ いいえ ]: ツールを起動してからバックアップ対象のファイルを追加またはキャンセルするなど 設定を変更していた場合 それらの変更はそのまま残ります 19
操作 種別 メッセージ 原因と対処方法 バックアップするファイルの選択 バックアップセットがサイズ限度に近づいていますまたはバックアップセットがサイズ限度を超えています バックアップできるデータの容量は ご契約プランによって異なります バックアップ対象に選択したファイルの容量の合計がご契約プランで決められた容量の上限に近くなった または超えてしまった場合にこれらのメッセージが表示されます [ バックアップセット ] 画面を表示して バックアップ対象に選択しているファイルを確認し バックアップが不要なファイルのチェックボックスをオフにしてください バックアップ対象から除外できるファイルがない場合は ご契約プランの見直しをお勧めします システム管理者にご相談ください バックアップ 実行されなかったバックアップ 一定期間を経過しても 一度もバックアップが正常に終了しなかった場合にこのメッセージが表示されます 処理の履歴を確認して バックアップ失敗の原因を検証してください ( 履歴の確認方法は 3.5 節を参照 ) リトリーブ リトリーブは終了しましたが警告があります 一部またはすべてのファイルがリトリーブできなかった可能性があります [ 詳細表示 ] ボタンをクリックして表示される画面で どのファイルがリトリーブに失敗したのかを確認してください ( 詳細画面については 3.5 節を参照 ) 20
6.2 ツールを再インストールする 故障や交換などによって 新しいパソコンにデータを移行したい場合は 次の手順でツールの再インストールとリトリーブを実行してください 1. 新しいパソコンを起動して 利用者用 Web サイトにアクセスします 利用者用 Web サイトの URL は 管理者に問い合わせてください 2. ツールインストール時に登録したメールアドレスとパスワードを入力して ログオンします ご注意 : ひとつのメールアドレスで複数のアカウントをお使いの場合複数のパソコンをバックアップする際の ID として ひとつのメールアドレスをお使いの場合 同じパスワードをお使いの場合に限り アカウントを選択する必要があります ( 同じメールアドレスでも異なるパスワードであれば該当しません ) 再インストール用の画面が表示される前に [ バックアップアカウントの選択 ] 画面が表示されますので 再インストール対象となるアカウントの [ アカウントの選択 ] をクリックしてください 21
3. [ エージェントの再インストール ] をクリックします 再インストール用の画面が表示されます 4. [ ソフトウェアのダウンロード ] ボタンをクリックします ダウンロード用ファイルが生成されます 5. [ ダウンロードの開始 ] ボタンをクリックします 6. インストール用のファイルを任意のフォルダに保存します 7. 利用者用 Web サイトからログオフします 8. ダウンロードしたファイルをダブルクリックします ウィザードが起動し [ ようこそ ] 画面が表示されます 警告メッセージが表示された場合は [ 実行 ] ボタンをクリックして操作を継続してください 9. [ 次へ ] ボタンをクリックします [ アプリケーションライセンス契約 ] 画面が表示されます 10. 契約の内容を確認し 問題がなければ [ ライセンス契約の承認 ] にチェックを入れ [ 次へ ] ボタンをクリックします [ インストールオプション ] 画面が表示されます 11. インストール先を変更する場合は [ 参照 ] ボタンをクリックして フォルダを選択します 12. [ 次へ ] ボタンをクリックします インストールが正常に終了すると [ 完了 ] 画面が表示されます 13. [ 完了 ] ボタンをクリックします [ パスワードの入力 ] 画面が表示されます 14. 初回インストール時に設定したパスワード (2.1 節を参照 ) を入力して [OK] ボタンをクリックします データセンタの情報が更新され ツールが自動的に起動します 15. ツールの画面で再インストールが成功したことを確認します [ エージェントソフトウェアはアップグレードまたは再インストールされました ] と表示されていれば 再インストール成功です 22
16. バックアップされているファイルをリトリーブします ( リトリーブ手順は 4 章を参照 ) 17. リトリーブが成功したことを確認します 18. 新しいパソコンで 1 回目のバックアップを実施します ( バックアップ手順は 3.3 節を参照 ) バックアップ処理中に [ バックアップアカウントを移動しますか?] というメッセージが表示されます 19. [ はい ] をクリックして処理を続行します もとのパソコンで使用していたアカウントは無効となり バックアップ処理が実行できなくなります ご注意 : リトリーブのタイミングもとのパソコンからバックアップしておいたファイルを 新しいパソコンでも引き続き使用したい場合は 新しいパソコンでバックアップを実行する前に もとのパソコンのファイルをリトリーブしてください リトリーブの前に新しいパソコンでバックアップを実行すると バックアップから 30 日後に もとのパソコンのバックアップデータはデータセンタから削除されます 23
索引 あ利用者用 Web サイト... 17, 21 アンインストール... 6 いインストール... 2 えエクスポート... 11, 12 エラー... 10, 18 し時間帯... 8 自動バックアップ... 1, 7 手動バックアップ... 1, 9 すスケジュール... 8 つツール... 2 てデータを移行... 21 は パスワード... 3 バックアップ容量... 1 ふプロファイル... 17 ほ保存期間... 1 保存形式... 11 めメッセージ... 18 ゆユーザ情報... 17 ユーザデータ... 1 よ容量... 1 りリトリーブ... 13, 23 履歴... 10 ろログ... 11, 12 バージョン... 13 24