三田社会学第 16 号 (2011) 藤田先生を悼んで 災害社会学の古典との出会いから 大矢根淳 1. 阪神淡路大震災とソローキンの災害社会学 1995 年 6 月 関東社会学会第 43 回大会が駒沢大学で開催された 阪神 淡路大震災の発災 ( ) を受けて テーマ部会 災害研究と社

Similar documents





.~:ril.~, ー.. ~ 諭
















彙報 A B









Microsoft Word - 46流力・ANSS14リーフレット_final.docx

~ 事


Powered by TCPDF ( Title 明治以前日本水害史年表 Sub Title A chronological table of flood disasters before Meiji era in Japan Author 高木, 勇夫 (Takagi,

PDF作成用.ai

論文目次はじめに 1. 多文化共生の歴史 2. 共生すべきなのは人間か文化か 3. 狭すぎる文化の概念 4. 歴史的文脈の忘却 5. マイノリティとマジョリティ 6. 未来共生プログラムの可能性キーワード多文化共生文化の脱政治化単一民族国家論マジョリティとマイノリティ未来共生学 3(69-88) 6


20 55


Ihara Saikaku as an Economic Thought Masamichi Komuro Abstract: Ihara Saikaku was one of the most famous novelists of the Edo Period. He


Try*・[

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

人間科学部専攻科目 スポーツ行政学 の一部において オリンピックに関する講義を行った 我が国の体育 スポーツ行政の仕組みとスポーツ振興施策について スポーツ基本法 や スポーツ基本計画 等をもとに理解を深めるとともに 国民のスポーツ実施状況やスポーツ施設の現状等についてスポーツ行政の在り方について理


「標準的な研修プログラム《

【最終】1607広報嘉麻621-2.indd

はじめに

<323091E693F18FCD208E96914F959C8BBB82CC8EE F DF82E98FE382C582CC8AEE967B934982C88D6C82A695FB2D322E786477>

鈴 木 隆 敏 1. 福 澤 先 生 は 美 術 を 見 る 目 がない 74

งานนำเสนอ PowerPoint


<835A E E A B83678F578C768C8B89CA E786C7378>

課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

震災一周年を控えた生活者の意識を電通が調査

博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文

カリタスNo.113.indd

Powered by TCPDF ( Title Sub Title Author Publisher SNS における発言のしやすさと態度形成 : ソーシャルメディアにおける炎上から 加藤, 晋輔 (Kato, Shinsuke) 坂下, 玄哲 (Sakashita,

Powered by TCPDF (

Powered by TCPDF ( Title 第 11 講 : フィッシャー統計学 II Sub Title Author 石川, 史郎 (Ishikawa, Shiro) Publisher Publication year 2018 Jtitle コペンハーゲン解


周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ


第2章 いわき市自治会における問題の所在

Powered by TCPDF ( Title 組織のスラック探索に関する包括的モデルの構築と実証研究 Sub Title On the comprehensive model of organizational slack search Author 三橋, 平 (M

「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

P01.indd

Try*・[

西垣.indd


8章 学びの基本編                   TFUリエゾンゼミⅠ 学びのナビゲーション『    』

慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程 学位論文 2011 年度 論文題名 美人投票の経済学 - 外国為替変動メカニズムの再考 - 主査 小幡績准教授 副査 渡辺直登教授 副査 井上光太郎准教授 副査 2012 年 3 月 1 日提出 学籍番号 氏名徐佳銘

PowerPoint プレゼンテーション

習う ということで 教育を受ける側の 意味合いになると思います また 教育者とした場合 その構造は 義 ( 案 ) では この考え方に基づき 教える ことと学ぶことはダイナミックな相互作用 と捉えています 教育する 者 となると思います 看護学教育の定義を これに当てはめると 教授学習過程する者 と

Taro-ドラッカー研修上

知創の杜 2016 vol.10

資料 3-1 男女共同参画の視点からの 防災対応について 東日本大震災への男女共同参画の視点を踏まえた被災者支援 平成 23 年 7 月 20 日 内閣府男女共同参画局

中小企業の量的成長と質的成長 Size Growth and Capability Growth by Small Firms 髙橋美樹 (Miki Takahashi) 企業の成長には2つの側面があり 従業員数や資本金 売上高でみた量的な側面と イノベーション創出能力あるいは組織能力でみた質的な側

玉川大学教職大学院 教授 小松 郁夫氏

2014年度_三木地区概要


介 紹 と ご 特 し お の 員 役 会 窓 同!! 集 いるの て し 何 て っ 員 紹介します を 同窓会役 と ご し お な ない役員の主 ら か わ に 外 意 いてます 動 れ こ れ あ ぬって 勤務の合間を 星 野 広樹 さん 健康栄養学科 2010年卒 田 澤 祐 美 さん 理

市報むさしの平成25年1月1日号

GCAS2014_honbun_ nyu.indd

<4D F736F F D F8E968BC695F18D908F918E9197BF335F93A A5>

2-1_ pdf

国民年金保険料における未納 免除 猶予 追納の分析 Analysis of People's Decision-Making for the Absence of Contribution Payments, the Exemption, the Contribution Postponement


untitled

Microsoft PowerPoint 越山先生資料 (1).ppt

中小企業 indd

広報1606月号_最終.indd

REPORT22_1.indd

年 9 月 24 日 / 浪宏友ビジネス縁起観塾 / 法華経の現代的実践シリーズ 部下を育てない 事例甲課乙係のF 係長が年次有給休暇を 三日間連続でとった F 係長が三日も連続で休暇をとるのは珍しいことであった この三日の間 乙係からN 課長のところへ 決裁文書はあがらなかった N

平成20年2月10日号

第 2 問問題のねらい青年期と自己の形成の課題について, アイデンティティや防衛機制に関する概念や理論等を活用して, 進路決定や日常生活の葛藤について考察する力を問うとともに, 日本及び世界の宗教や文化をとらえる上で大切な知識や考え方についての理解を問う ( 夏休みの課題として複数のテーマについて調

第174期 中間株主通信

満州国 商工業都市 1930 年代の奉天の経済発展 Commercial and Industrial City of "Manchoukuo" The Economic Development of Fengtian in 1930's 張暁紅 (Xiaohong Zhang) 1930 年代奉天

雇用と年金の接続 在職老齢年金の就業抑制効果と老齢厚生年金受給資格者の基礎年金繰上げ受給要因に関する分析 The Labour Market Behaviour of Older People: Analysing the Impact of the Reformed "Earning Test"

資料 2 東区まちづくり推進事業の検証結果について ( 平成 29 年度第 2 回東区まちづくり懇話会 ) 開催概要 開催日時 : 平成 29 年 9 月 15( 金 ) 午前 9 時 30 分 場 所 : 東区役所 3 階すこやかホール 熊本市東区役所

Transcription:

Powered by TCPDF (www.tcpdf.org) Title 藤田先生を悼んで : 災害社会学の古典との出会いから Author 大矢根, 淳 (Oyane, Jun) Publisher 三田社会学会 Jtitle 三田社会学 (Mita journal of sociology). No.16 (2011. 7),p.48-51 Abstract Genre Journal Article URL http://koara.lib.keio.ac.jp/xoonips/modules/xoonips/detail.php?koara_id=aa11358103-20110709- 0048

三田社会学第 16 号 (2011) 藤田先生を悼んで 災害社会学の古典との出会いから 大矢根淳 1. 阪神淡路大震災とソローキンの災害社会学 1995 年 6 月 関東社会学会第 43 回大会が駒沢大学で開催された 阪神 淡路大震災の発災 (1995.1.17) を受けて テーマ部会 災害研究と社会学の接点を求めて が設置され 同年上半期時点の一区切りとして 災害に関わる社会学のそれまでの研究知見の蓄積状況 被災現地での位置づけ 役割等々が厳しく批判的に検討された ここでの議論は長田,1999 にまとめられた さて この部会終了後 駒沢大学駅近くの居酒屋で 部会参加者有志で懇親会が開かれた 私は藤田先生のお隣に着席した 災害社会学の部会の後の懇親会ではあったが 都市社会学者も多数集っていた かつて 水鳥の会 という伝説の若手都市社会学者の研究会があり 藤田先生は吉原直樹先生とともにそこではシニアに位置する主要メンバーであったから ( 私はお茶くみとして数回だけその研究会会場に出入りさせていただいたことがあった ) そこのメンバーもこの懇親会には参加されていた ( その双方に名を連ねておられたのが田中重好先生であろう ) 私はこの日のテーマ部会の第 2 報告で 自身これまで取り組んできた被災地復興研究の事例報告を要約的に示して 今震災復興で対象としている地域とインフォーマントを紹介した 阪急西宮北口駅北東地区の二種再開発事業 ( 復興都市計画事業 ) の進捗状況について若干触れたのであるが 懇親の会でお隣から藤田先生は いやぁ ガタンガタン ゴーって それはそれは凄い音でね 子どもの頃はこうやって耳塞ぎながらね 見に行ってたんだよ と あの人懐っこい優しい目で話しはじめられた 戦前から戦後の 80 年代まで 阪急神戸線 今津線が西宮北口駅では直角平面交叉していて ( 現在は今津線が南北に分断され交叉は廃止 ) 同地にお住まいだった藤田先生は子どもの頃 よくそのダイナミックな光景を見に行かれたそうだ そのダイヤモンドクロスと言われた線路の北東地区の三つの小さな商店街 そこの被災 復興を私は対象としていたのであったが その被災前の様子を実にいきいきと 昼の私の報告を補足するように皆に語ってくれた そしてその席で 今日は災害の研究をされている先生方がたくさんお集まりですので 一つうかがいたい 実は 社会学の古典にソローキンの災害論があるんですが それを翻訳してみようかと と話題提供された 一同 一斉に藤田先生に着目 なぜなら 1943 年初版の同書 Man and Society in Calamity は災害社会学の古典中の古典と言われているもので 我々災害社会学者は誰もが耳には馴染みの書名で しかしながらなかなか入手の困難な一冊という 大矢根淳 藤田先生を悼んで 災害社会学の古典との出会いから 三田社会学 第 16 号 (2011 年 7 月 )48 51 頁 48

特集 : 都市の公共性 代物だったから その書名が藤田先生の口から発せられてみな着目したのであった 現物は日本の各地のわずかにいくつかの大学の図書館 それも農学関係の図書館に何冊かだけあることが知られていた 私は指導教授の川合隆男先生が社会階層論を専門にされていたから ソローキンの社会移動論とともに同書のことをうかがっていたし 大学院単位互換制度を使って早稲田大学で受講していた際に安倍北夫先生 ( 災害社会心理学 ) から同書を幸いにも一時期借り受け コピー 製本して全文を保持していた 懇親会の席では 藤田先生のご提案に 吉井博明先生や山本康正先生 田中淳先生あたりから直ぐに それだったら大矢根君がやればいいんじゃない と無茶振り 同書の存在を広く日本の災害研究者に紹介した秋元律郎先生 ( 早稲田大学 ) とともに防災社会工学の研究実践に関わっておられた先生方が藤田先生に ( 気楽に無責任に!?) 提案された 大矢根君 その本のコピー すぐ送って! と藤田先生に言われて 同書の翻訳企画が立ち上がった 本ってこうやってできるのか と不思議な世界を垣間見た気持ち こうして同書が文化書房博文社の 社会学調査研究全書 ( 全 20 巻 ) の第 11 巻に位置づけられることとなっ ( てしまっ ) た 藤田先生は同シリーズの企画委員でいらっしゃった それからは毎日数段落ずつ 辞書を片手に丸 2 年 翻訳作業を続けた ロシア革命の諸々の惨劇を詳しく綴ってある箇所も多く ロシア語の地名や人名 歴史教科書でも見たことのない様々な出来事 そこの社会背景や人々の会話や行為 を翻訳するには難儀した しばしば藤田先生にご連絡して 進捗状況の報告の傍ら そうした難箇所の解説を請うことになるのだが その都度 先生はあの博識をもって親切丁寧に解説してくれた 聞いていると自分がその場にいるような錯覚にとらわれるほどの絶妙な解説 実は翻訳企画が通ってから藤田先生は 研究費をいろいろ工面されて ソローキンの足跡をたどる調査旅行に度々出られていたのであった 19 世紀末 ロシアの山奥の村に生まれたソローキンは少年時代から苦学しつつ家族と離散 死別しながら放浪生活を重ね ロシア革命に関わり発言を続け 数度の逮捕 死刑判決を受けての投獄 釈放を経験し その後亡命してベルリン プラハを経てアメリカに渡ってイリノイ大学 ウイスコンシン大学 ミネソタ大学等を経てハーバード大学初代社会学教授として迎えられ 晩年にはアメリカ社会学会会長にも就いた そうした激動の人生を藤田先生は直接 ご自身の足でたどりつつ その旅で体得された風景を描写しながら 同翻訳書の解説をお書きになった また 上梓にさきだって日本社会学史学会でも ロシアのソローキンとアメリカのソローキン と題して報告されている (1997 年 ) 2. 都市の公共性 と社会学的災害研究の接点藤田先生が関東都市学会の会長をつとめられていたことから 同学会の研究例会 大会等でご一緒する機会が多かった また ソローキンのことだけどね 一橋の若手がいい研究をしていてね もうすぐ出るから と嬉しそうに 三田の教員室で毎週 お会いしては声をかけていただいていた 金曜日の午後は 非常勤として三田でコマを担当していた私と同窓の堀川三郎さん ( 法政大学 ) それに三田の専任の竹村英樹さんとともに 先生に声をかけていただく楽し 49 49

三田社会学第 16 号 (2011) い週末だった ちょうどこの頃 最後のとりまとめの段階にあったのが田中重好先生の 地域から生まれる公共性 で 関連する各学会で報告 議論が重ねられてきていた論題であったし 社会学的災害研究に取り組む我々にとっては 被災地復興を考える際の一つの拠り所になっていて刊行を待ち望んでいた本であった 防災社会工学領域では 特に阪神 淡路大震災以降 自助 公助 共助 がほぼ無定義に枕詞 お題目のように使い回されていて その反映なのか 具体的 日常的には 近隣の協働 等々の言葉が回覧板にも頻繁に踊るようになっていて ここで今一度 地域防災研究の現場で公共性概念を再検討する必要性があるのではないかと思っていたところであった 複数の 小さな公共性 が提唱されそれが競合しながら政策的公準としての公共性がつくられていく ( 田中 2010:174) というところなどは 被災地における生活再建 コミュニティ復興を模索する被災者 被災者団体が 既存法制度の弾力的運用を経て それを超えて成果を獲得していくために それに資する法制度の新規創設にまで向けて ミクロな政治過程を手探りながら進める奮闘努力の姿に 寄り添いながら研究実践をすすめている我々には切に響いてくる言説で さらに ( 同書でも引用されている ) 現代社会における地域研究の課題は 市民的公共性が生成する現場に立ち会い その生成の論理を抽出し それを公開することによって 市民的公共性の実現を通じての 公共性 の回復に研究者の立場から貢献することである ( 黒田 2001:78) という箇所とともに 被災地調査の調査研究方法論の内省に不可欠の議論であった 3. 東日本大震災復興の研究実践に向けて三田社会学会 2010 年度大会の藤田弘夫先生追悼シンポからしばらく経って先日 地域社会学会大会 ( 於山口大学 :2011.5.7) の会場で有末賢先生に声をかけていただいた 藤田先生追悼シンポの原稿をよろしく とのこと 決して忘れていたわけではない シンポでの貴重な3 先生のご報告の後に 思い出ばなしのようなエピソード紹介といったコメントとなってしまったことを深く恥じ 反省して 投稿などはもってのほか と思っていた 東日本大震災を一つのテーマとして緊急ラウンドテーブルや自主研究会 part1 part2 などが開催されたこの地域社会学会大会で 登壇して話題提供をさせていただけるようになったのは 恐らくそのスタート地点は あの関東社会学会で顔見せをして ( 夜の懇親会の席で ) 古典の翻訳の機会をいただけたことが大きかったのかも知れない そう考えるとやはり そのことに直接関わる藤田先生の思い出だけは記しておかなくてはならないのではないかと思い直し シンポに持参したメモをたどりながら今 綴っているところだ 東日本大震災復興に向けて 2011 年 5 月末現在 まだまだ不透明な状況だ 震災 津波災害 原子力災害 風評被害 と重層して今なお拡大を続ける被災に 想定外 千年に一度 未曾有 と奇抜な形容詞を言葉遊びよろしく重ねるだけで あたかも思考停止を正当化するか 50 50

特集 : 都市の公共性 のような雰囲気もが醸成されながら 他方では強大な国家権力の行使 ( 被災地の国有化や私権制限 さらには 戦前の戒厳令下 勅令で内務省管轄で設置された帝都復興院を模しての復興省案等々 ) をも待ち望むような雰囲気もが醸成されつつ 中央政界ではやはり現場には決して対峙せずに霞ヶ関での首のすげ替えゲームに主力を注いでいる浅薄さ そうしたなかで 地域社会学的災害研究は 現場 = 被災地 被災者 にいかに関わっていくべきか 厳しく問われているところだと思う 私個人 一研究者としては 眼前の被災 生活再建状況を分節化して把握し 過去の被災復興事例を紐解いて提示した上で それらを組み合わせて現場に接ぎ木する工夫 そのための地域復興諸主体の立ち上げ ネットワーク化等々の側面支援に研究者として関わるべき すなわち そうしたミクロな政治過程としての復興の諸場面に研究実践として関わるべきで それに際しては いわゆるハードな街並み復興の研究実践に限定されぬよう ( それは恐らく復興都市計画事業コンサルタントのお仕事でしょう ) 損なわれた地域アイデンティティ再構築のプロセスに寄り添う研究者でありたいと考えている 10 年にわたる被災地のお付き合いが 新たにまた一つ始まった 今年は雲仙 20 周年記念 阪神 17 回忌 有珠 三宅 10 周年と 長期的被災地復興研究への期待がまた高揚している年でもある 参考 引用文献一覧 長田攻一,1999, 阪神 淡路大震災と社会学のパースペクティヴ 阪神 淡路大震災の社会学第 3 巻 昭和堂. 大矢根淳,1999, にしきた 駅前商店街復興と再開発事業 阪神 淡路大震災の社会学第 3 巻 昭和堂. 大矢根淳,2011, 生活再建雲仙噴火災害に学ぶ地域コミュニティの重要性 週間エコノミスト ( 特集 : 震災と復興 ) ( 5 月 3 10 日合併号 ). 黒田由彦,2001, 自治 共同性 公共性 情報文化研究( 第 13 号 ) 名古屋大学情報文化学部. 田中重好,2010, 地域から生まれる公共性 ミネルヴァ書房. 吉野浩司,2010, 意識と存在の社会学 P.A. ソローキンの統合主義の思想 昭和堂. E.L.Quarantelli, 2000,Disaster Resaerch, Encyclopedia of Sociology, Vol.1, Macmillan,pp.681-688.. P.A.Sorokin,1942,Man and Society in Calamity,Dutton, 大矢根淳 ( 訳 ) 藤田弘夫( 解説 ),1998, 災害における人と社会 文化書房博文社. ( おおやねじゅん専修大学人間科学部 ) 51 51