電子署名利用マニュアル (Microsoft Office 2010 Word,Excel,PowerPoint) 電子署名 ( デジタル署名 ) を使用すれば ファイルに署名した人物の身元を証明し 電子署名がファイルに適用されてから文書の内容が変更されていないことを確認できます また 結果として否認の防止をすることができます 本マニュアルでは Microsoft Office 2010 における電子署名の利用方法について説明します 1. 本マニュアルは本学で発行の IC カード ( 学生証 社員証 身分証 利用者証 ) に格納されている電子証明書を利用した方法です 2. 電子署名されたファイルを展開する場合 同志社大学認証局証明書 (DoshishaUniversityCA1) が 信頼されたルート証明機関 としてインストールされていないと有効な電子署名として表示されません **************************************************************************************** 事前設定 電子署名を追加するため 利用するパソコンで IC カードを利用できるよう事前設定を行います 以下の URL に用意した統合インストーラを利用し IC カードリーダライタドライバー PKI ドライバー 同志社大学認証局証明書のインストールを実施してください IC カードリーダライタドライバーについては SCR3310(SCM マイクロシステムズ社製 ) のドライバです http://it.doshisha.ac.jp/information/ic_card/inside/download.html ( 学内のみアクセス可 ) 同志社大学認証局証明書 (DoshishaUniversityCA1.cert) は下記 URL からもダウンロード可能です https://ca36.managedpki.ne.jp/doshishauniversityca1/pages/cacerts/index.html 一度設定を行えば 利用のたびに再設定する必要はありません **************************************************************************************** 利用方法 署名欄を利用しない電子署名の追加 P.1 署名欄を利用した電子署名の追加 P.4 署名欄を利用しない電子署名の追加 作成したファイルの真正性 整合性 発行元の保証のために利用します Word Excel PowerPoint で利用可です 1. 電子署名に用いる電子証明書が格納されている IC カードをリーダライタに挿入します (IC カードの矢印 ( ) の方向に従い IC チップ側を上にして挿入 ) A B C D E F G H I 1 B J 4 0 V 2 0 1 N 2 L S N G O I Z 2 P 3 0 O U D O N 8 O J この面を上にして挿入 1 / 6
2. ファイル を選択し 情報 をクリックします Word の場合 Excel の場合 PowerPoint の場合 3. アクセス許可でボタン (Word: 文書の保護 Excel: ブックの保護 PowerPoint: プレゼンテーションの保護 ) を選択し デジタル署名の追加 をクリックします 4.Microsoft Office の電子署名の機能説明と法的効力の免責についてのメッセージが表示されます 電子署名を利用する場合は OK をクリックします 5. このドキュメントに署名する目的 に署名の目的を入力し 署名 をクリックします 署名者 には IC カードに格納されている電子証明書の情報が 発行元 には電子証明書の発行元である Doshisha University CA1 が 表示されます 2 / 6
6.PIN コード (IC カードの暗証番号 ) を入力し OK をクリックします 7. 署名の確認 が表示されますので OK をクリックします 8. 署名が成功すると Word の場合は以下のとおり表示されます Excel PowerPoint でもほぼ同様の表示となります ファイルは改変を防ぐために読み取り専用になります 編集を実行すると署名が削除されるため 改ざんの有無を確認することができます ファイルに電子署名が追加されると ファイルの下部に ボタンが表示されます 3 / 6
署名欄を利用した電子署名の追加 印刷紙面の署名欄の様に ファイルを表示した際にも 署名欄 を設けることができます また 署名欄の設定時に 署名候補者の情報と署名者に対する指示を指定できます 使用例としては 特定人物によって内容の確認等が必要なファイルがある場合 その方に 内容確認後の署名欄への電子署名の追加とファイルの返送を依頼すれば 署名者の身元と確認した文書の内容を証明できます また 実際に署名した内容の正確な記録となるため否認を防止できます もちろん ファイル作成者自らが署名すれば作成者の証明と文書の完全性を示せます この機能は Word Excel で利用可能です 署名欄の作成方法 1. 作成したファイルの署名欄を作成する場所をポイントします Word の場合 Excel の場合 2. 挿入 タブを選択し 署名欄 の をクリックし Microsoft Office 署名欄 をクリックします 3.Microsoft Office の電子署名の機能説明と法的効力の免責についてのメッセージが表示されるので 署名欄を作成する場合は OK をクリックします 4. 署名の設定 が表示されるので 署名候補者の情報と署名者に対する指示を入力し OK をクリックすると署名欄が挿入されます ( チェックボックスは利用に応じてチェックの有無を決定ください ) 4 / 6
手順 2. の署名欄の をクリックした後 印鑑署名欄 をクリックすることで印鑑の画像と電子署名を追加することが可能な署名欄を挿入することができます 署名欄への電子署名追加方法署名欄に署名すると 目に見える署名とデジタル署名が追加されます 印鑑署名欄の場合は画像とデジタル署名が追加されます 1. 電子署名に用いる電子証明書が格納されている IC カードをリーダライタに挿入します (IC カードの矢印 ( ) の方向に従い IC チップ側を上にして挿入 ) 2. 署名欄をダブルクリックするか 右クリックをして 署名 を選択します Microsoft Office の電子署名の機能説明と法的効力の免責についてのメッセージが表示されるので 電子署名を利用する場合は OK をクリックします 3. 印の隣のボックスに名前を入力し 署名 をクリックします 名前の入力の代わりに 画像の選択 から署名画像を挿入することも可能ですので ご自身のサインをスキャンしてファイル化し 挿入することもできます 署名者には IC カードに格納されている電子証明書の情報が 発行元には電子証明書の発行元である Doshisha University CA1 が 表示されます 5. 署名欄を利用しない電子署名の追加 の手順 6. 7. と同様の手順を実行すると 電子署名が追加されます ファイルに電子署名が追加されると ファイルの下部に ボタンが表示されます また ファイルは改変を防ぐために読み取り専用になり 編集すると署名が削除されます 5 / 6
2014/4/7 **************************************************************************************** 電子署名の信頼性の確認方法 信頼できない認証局から発行された電子証明書や停止中等の 無効な電子証明書を利用して署名されていた場合や コンテン ツ改変などで電子署名が破損している場合等には署名欄に 無 効な署名 が表示されます 署名の詳細については以下の方法で確認することができます 1 電子署名されたファイルを開いた際 画面下部にある 情報が表示されます ボタンをクリックすると 署名 の 有効の場合 無効の場合 2 署名の詳細 を選択すると署名の詳細が表示され 署名の状態が表示されます 1 1 表示を選択すると署名に利用された電子証明書の情報を確認することができます 全般タブ からは発行先 発行者 有効期限の情報が確認でき 詳細タブ からは格納されているより詳細 な情報を確認できます 2 電子署名されたファイルを展開した際に インターネットに接続していないために証明書失効リスト CRL を確認できない場合や 認証局である DoshishaUniversityCA1 が信頼できる認証局として登録されていない 場合は 修復可能なエラー として表示される場合があります DoshishaUniversityCA1 を 信頼されたルー ト証明機関 としてインストールし インターネットに接続した環境でご確認ください 2 以上 6/6