最新版 本書は作成日時点の情報をもとに作成されており 画面イメージ メッセージ または手順などが実際のものと異なるときがあります 変更されているときは 適宜読み替えてください また インストール補足説明書をはじめとするドキュメントや情報は 次の Web サイトから最新版をダウンロード 参照することが

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ご注意 1) 本書の内容 およびプログラムの一部 または全部を当社に無断で転載 複製することは禁止されております 2) 本書 およびプログラムに関して将来予告なしに変更することがあります 3) プログラムの機能向上のため 本書の内容と実際の画面 操作が異なってしまう可能性があります この場合には 実

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Windows Server 2012 R2 インストール補足説明書 NX7700x/A2010L-60 NX7700x/A2010M-60, A2010M-30, A2010M-15 本書は Windows Server 2012 R2 専用です Microsoft Windows Windows Server Active Directory Hyper-V は 米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標または商標です その他 記載されている会社名 製品名は 各社の登録商標または商標です なお TM R は必ずしも明記しておりません 本書の内容は将来予告なしに変更することがあります 無断転載を禁じます 本書または本書に記述されている製品や技術に関して 日本電気株式会社またはその関連会社が行う保証については 当該製品または技術の提供に適用されるライセンス契約が適用されます - 1-2014 年 7 月 2 版

最新版 本書は作成日時点の情報をもとに作成されており 画面イメージ メッセージ または手順などが実際のものと異なるときがあります 変更されているときは 適宜読み替えてください また インストール補足説明書をはじめとするドキュメントや情報は 次の Web サイトから最新版をダウンロード 参照することができます NEC コーポレートサイト http://jpn.nec.com/ 本書で使用する表記 本文中で使用するこれらの記号は 次のような意味があります ハードウェアの取り扱い ソフトウェアの操作などにおいて 守らなければならないことについて示 しています 記載の手順に従わないときは ハードウェアの故障 データの損失など 重大な不具合が起きるおそれがあります ハードウェアの取り扱い ソフトウェアの操作などにおいて 確認しておかなければならないことに ついて示しています 知っておくと役に立つ情報 便利なことについて示しています 光ディスクドライブ の表記 本書では 次のドライブを 光ディスクドライブ と記載しています サポートするドライブは 購入されたモデルによって異なります 1. DVD-ROM ドライブ 2. DVD Super MULTI ドライブ - 2 -

目次 最新版... 2 本書で使用する表記... 2 光ディスクドライブ の表記... 2 目次... 3 1. はじめに... 5 1.1 対象モデル... 5 1.2 インストール可能な Windows OS... 5 1.3 Windows Server 2012 R2 へのインプレースアップグレードについて... 5 1.4 Windows Server 2012 R2 のインストールオプションについて... 5 2. 概略... 6 3. インストール前の準備... 7 3.1 インストールに必要なもの... 7 3.2 サポートしている大容量記憶装置コントローラー... 8 3.3 サポートしている LAN コントローラー... 9 3.4 差分モジュール (Starter Pack) のダウンロード... 10 4. インストール前の確認事項... 11 5. Windows Server 2012 R2 のインストール... 18 6. Starter Pack の適用... 26 7. デバイスドライバーのセットアップ... 29 7.1 LAN ドライバーのインストール... 29 7.1.1 LAN ドライバーについて... 29 7.1.2 オプションの LAN ボード... 29 7.1.3 ネットワークアダプター名... 30 7.2 LAN ドライバーのセットアップ... 30 7.2.1 リンク速度の設定... 30 7.2.2 NE3304-128 を使用する場合の設定... 31 7.2.3 NE3304-132/133/138 を使用する場合の設定... 31 7.3 グラフィックスアクセラレータドライバー... 32 7.4 SAS コントローラー (NE3303-142) を使用する場合... 32 7.5 RAID コントローラー (NE3303-H001) を使用する場合... 32 7.6 Fibre Channel コントローラー (NE3390-153/154/157/158) を使用する場合... 32-3 -

8. ライセンス認証の手続き... 33 8.1 GUI 使用サーバーの場合... 33 8.2 Server Core インストールの場合... 36 9. Windows Server 2012 R2 NIC チーミング (LBFO) の設定... 37 9.1 NIC チーミング設定ツールの起動... 37 9.2 チームの作成... 37 9.3 注意 制限事項... 38 10. 障害処理のためのセットアップ... 39 10.1 メモリダンプ ( デバッグ情報 ) の設定... 39 10.2 ユーザーモードプロセスダンプの取得方法... 45 11. Windows システムの修復... 46 12. トラブルシューティング... 46 13. Windows イベントログ一覧... 47-4 -

1. はじめに 本手順書は NX7700x シリーズで使用するオペレーティングシステムをインストールする方法について説明しています Windows Server 2012 R2 をセットアップする前に 必ず最後までお読みください 1.1 対象モデル 本手順書は 次のモデルをサポートしています モデル名 NX7700x/A2010L-60 NX7700x/A2010M-60, A2010M-30, A2010M-15 1.2 インストール可能な Windows OS 以下の Windows OS( エディション ) をサポートしています エディションは 64 ビット版のみです 本書の表記 Windows Server 2012 R2 Windows OS の名称 Windows Server 2012 R2 Standard Windows Server 2012 R2 Datacenter 1.3 Windows Server 2012 R2 へのインプレースアップグレードについて Windows Server 2012 および Windows Server 2008 R2 から Windows Server 2012 R2 へのインプレースアップグレードは ファイルやレジストリを上書きすることがあり システムやアプリケーションへ思わぬ影響を与える可能性があるため 推奨しません Windows Server 2012 R2 をご使用になる場合は 本書 Windows Server 2012 R2 のインストール を参照し 事前に必要なユーザーデータのバックアップをとり Windows Server 2012 R2 をインストールしなおしてください インプレースアップグレードとは すでにインストールされている Windows Server 2012 や Windows Server 2008 R2 を Windows Server 2012 R2 へ上書きアップグレードすることです 評価版から製品版へのアップグレードは システムやアプリケーションへ思わぬ影響を与える可能性があるため 推奨しません 1.4 Windows Server 2012 R2 のインストールオプションについて Windows Server 2012 R2 をインストールした状態からのインストールオプション (GUI 使用サーバー Server Core インストール 最小サーバーインターフェース ) の変更は ドライバーやアプリケーションに思わぬ影響を与える可能性があるため 推奨しません - 5 -

2. 概略 次の図を参考に新規インストールを実施してください スタート 3 章インストール前の準備 4 章インストール前の確認事項 BIOS のアップデートおよび BMC ファームウェアのアップデート 5 章 Windows Server 2012 R2 のインストール 6 章 Starter Pack の適用 7 章デバイスドライバーのセットアップ 8 章ライセンス認証の手続き 9 章 Windows Server 2012 R2 NIC チーミング (LBFO) の設定 10 章障害処理のためのセットアップ インストール完了 OS インストール完了後 各種アプリケーションのインストールが必要な場合はそれぞれのインストレーションガイド ( 手順書 ) などを参照し インストールを行ってください - 6 -

3. インストール前の準備 Windows Server 2012 R2 のインストールを開始する前に ハードディスク環境 ( ディスクアレイのコンフィグレーション情報など ) を 装置に添付の EXPRESSBUILDER からドキュメント ( ユーザーズガイドなど ) を参照のうえ 確認してください 3.1 インストールに必要なもの 次のモジュールと手順書がそろっていることを確認してください Windows Server 2012 R2 対応差分モジュール ( 以降 Starter Pack と呼ぶ ) 差分モジュール名 WS2012R2.80-003.01.zip 対象モデル NX7700x/A2010L-60 NX7700x/A2010M-60, A2010M-30, A2010M-15 OS インストールメディア 以下のいずれかのご購入が別途必要です 弊社製 OS インストールメディア ( 以降 バックアップ DVD と呼ぶ) Microsoft 社製 OS インストールメディア ( 以降 Windows Server 2012 R2 DVD-ROM と呼ぶ) Windows Server 2012 R2 インストール補足説明書 ( 本書 ) NX7700x シリーズをお買い上げのときに添付されているもの EXPRESSBUILDER DVD ( 以降 EXPRESSBUILDER と呼ぶ ) Windows Server 2012 R2 をインストールした後に 添付の EXPRESSBUILDER や弊社 Web サイトで公開している Windows Server 2012 向けの Starter Pack を適用しないでください Windows Server 2012 向けの Starter Pack は Windows Server 2012 R2 ではご使用になれません 必ず ご購入された装置に対応した Windows Server 2012 R2 向けの Starter Pack をご使用ください Starter Pack は 3.4 差分モジュール (Starter Pack) のダウンロード を参照してください Starter Pack を DVD などにコピーする場合は必要なメディアをご用意ください ドキュメントは EXPRESSBUILDER に収められています EXPRESSBUILDER のメニュー画面から 説明書 を参照してください - 7 -

3.2 サポートしている大容量記憶装置コントローラー Starter Pack でサポートしている大容量記憶装置コントローラーは 以下になります A2010L-60 A2010M-60 A2010M-30 A2010M-15 OS インストールをサポートしている大容量記憶コントローラー NE3303-168 RAID コントローラ (1GB, RAID 0/1/5/6) NE3303-173 RAID コントローラ (512MB, RAID 0/1/5/6) その他のオプション NE3303-142 SAS コントローラ NE3303-H001 RAID コントローラ (1GB, RAID 0/1/5/6) NE3390-153 Fibre Channel コントローラ (8G FC, 1 port) NE3390-154 Fibre Channel コントローラ (8G FC, 2 port) NE3390-157 Fibre Channel コントローラ (16G FC, 1 port) NE3390-158 Fibre Channel コントローラ (16G FC, 2 port) : サポート対象 : サポート対象外 - 8 -

3.3 サポートしている LAN コントローラー Starter Pack でサポートしている LAN コントローラーは以下になります A2010L-60 A2010M-60 A2010M-30 A2010M-15 NE3304-128 10GBASE 接続基本ボード (SFP+/2port) NE3304-132 1000BASE-T 接続基本ボード (2port) NE3304-133 1000BASE-T 接続基本ボード (4port) NE3304-138 1000BASE-T 接続基本ボード (1port) : サポート対象 : サポート対象外 - 9 -

3.4 差分モジュール (Starter Pack) のダウンロード あらかじめ 本機対応の差分モジュール (Starter Pack) をダウンロードしてください 1. 差分モジュール (Starter Pack) を ダウンロードします http://jpn.nec.com/nx7700x/support/index.html 2. ダウンロード後 ハードディスク上の任意のフォルダー ( 例 :C: TEMP) に解凍します 解凍先のフォルダーには 2バイト文字や空白文字 ( スペース ) を含むフォルダーは指定できません フォルダーの階層が深すぎるとセットアッププログラムの解凍が正しく実行されないこと があります DVD などにコピーする場合は 解凍したファイル フォルダー構造のままコピーします DVD をご使用の場合は Windows でアクセスできる形式 (OS 標準機能など ) で書き込みし てください 3. モジュールのコピーが完了したら ハードディスクドライブ上へ解凍したファイル フォルダーはすべて削除してください - 10 -

4. インストール前の確認事項 インストールを始める前に ここで説明する注意事項について確認しておいてください ライセンス認証の手続き Windows Server 2012 R2 のライセンス認証を行う際に使用するプロダクトキーは COA(Certificate of Authenticity) ラベルに記載されたプロダクトキーと一致させる必要があります Windows Server 2012 R2 の COA ラベルは購入された OS インストールメディアのパッケージまたは 本体装置に貼付されています 8 ライセンス認証の手続き を参照し確認してください Starter Pack の適用 Starter Pack は NX7700x シリーズに必要なドライバーを適用します 必ず Starter Pack を適用してください BIOS の設定 再セットアップするときは BIOS 設定メニューの [Boot Priorities] で光ディスクドライブが [Windows Boot Manager] より上位に設定されていることを確認してください 正しい設定例 [Boot] [Boot Priorities] Boot Option #1 [UEFI: 光ディスクドライブ ] Boot Option #2 [Windows Boot Manager] OS インストールメディアから起動できます 誤った設定例 [Boot] [Boot Priorities] Boot Option #1 [Windows Boot Manager] Boot Option #2 [UEFI: 光ディスクドライブ ] OS インストールメディアから起動できません BIOS 設定メニューの表示前に OS インストールメディアを光ディスクドライブへセットしてから実施してください [Boot Priorities] に [Windows Boot Manager] が表示されていないときは 確認の必要はありません - 11 -

BIOS のアップデート本機で Windows Server 2012 R2 をサポートしている BIOS のバージョンは BIOS = 5.6.0132 以降です これよりも古いバージョンをお使いのときは http://jpn.nec.com/nx7700x/support/index.html から 対応のダウンロードモジュールを参照し BIOS のアップデートを行ってください アップデート手順に関しては BIOS ダウンロード時の紹介文を参照してください BMC ファームウェア本機で Windows Server 2012 R2 をサポートしている BMC ファームウェアのバージョンは BMC ファームウェア = 1.31 以降です これよりも古いバージョンをお使いのときは http://jpn.nec.com/nx7700x/support/index.html から 対応のダウンロードモジュールを参照し BMC ファームウェアのアップデートを行ってください アップデート手順に関しては BMC ファームウェアダウンロード時の紹介文を参照してください 注意すべきハードウェア構成次のようなハードウェア構成においては特殊な手順が必要となります 論理ドライブが複数存在するときのセットアップ Windows Server 2012 R2 をインストールするとき パーティション作成画面に表示されるディスクの順番および番号は 本機のスロット位置と一致しないことがあります インストール先は 表示されるハードディスクドライブの容量やパーティションのサイズで判別してください ハードディスクドライブの選択を誤った場合 意図せず既存のデータを削除する可能性があります 詳細については次の Microsoft 社の Web サイトを参照してください http://support.microsoft.com/kb/937251/ja ミラー化されているボリュームへの再インストール Windows の機能で作成したミラーボリュームへインストールするときは いったんミラーボリュームを無効にしてベーシックディスクに戻し インストール完了後に再度ミラー化してください ミラーボリュームの作成 解除 および削除は [ コンピュータの管理 ] [ ディスクの管理 ] を使います DAT や LTO 等のメディア インストール時 DAT や LTO 等のメディアはセットしないでください ダイナミックディスクへアップグレードしたハードディスクドライブへの再インストール ダイナミックディスクへアップグレードしたとき 既存のパーティションを残したままでの再インスト ールはできません この場合 新規インストールを行ってください - 12 -

大容量メモリ搭載時のセットアップ大容量のメモリを搭載するとインストールのときに必要なページングファイルサイズが大きくなり デバッグ情報 ( ダンプファイル ) 採取のためのパーティションサイズが確保できないことがあります ダンプファイルサイズを確保できないときは 新規インストールを実施し 次のようにダンプファイルの保存先を別のハードディスクドライブに割り当ててください 1. Windows をインストールするパーティションサイズを OS のサイズ + ページングファイルサイズ に設定する 2. 10. 障害処理のためのセットアップ を参照して デバッグ情報 ( ダンプファイルサイズ分 ) を別のハードディスクドライブに書き込むように設定する ダンプファイルを書き込む容量がハードディスクドライブにないときは OS のサイズ + ページング ファイルサイズ でインストール後 新しいハードディスクドライブを増設してください Windows をインストールするパーティションのサイズが OS のサイズ+ ページングファイルサイズ より小さいときは パーティションサイズを大きくするか ディスクを増設してください ページングファイルを確保できないときは 新規インストール後に 以下のいずれかを設定してください - メモリダンプの採取に使用するページングファイルをシステムドライブ以外のドライブに設定する システムドライブ以外のドライブに搭載メモリサイズ +400MB 以上のページングファイルを作成 します ドライブ文字 C D E の順に 最初に存在したページングファイルが メモリダンプを採取するために一時的に使用されます そのため 最初に存在するページングファイルのサイズは 搭載メモリサイズ+400MB 以上に設定してください ダイナミックボリュームのページングファイルはメモリダンプ採取に使用されません 設定を反映させるには再起動してください 正しい設定例 C: ページングファイルなし D: 搭載メモリサイズ+400MB 以上のページングファイル D ドライブのページングファイルが搭載メモリサイズ+400MB 以上であるため D ドライブのページングファイルを使用してメモリダンプを採取できます 誤った設定例 1 C: 搭載メモリサイズ未満のページングファイル D: 搭載メモリサイズ+400MB 以上のページングファイル C ドライブのページングファイルがメモリダンプ採取に使用されますが ページングファイルサイズが搭載メモリサイズ未満のためメモリダンプを採取できない場合があります - 13 -

誤った設定例 2 C: 搭載メモリサイズ 0.5 のページングファイル D: 搭載メモリサイズ 0.5 のページングファイル E:400MB のページングファイル 全ドライブのページングファイルの合計は搭載メモリサイズ+400MB ですが C ドライブのページングファイルのみメモリダンプ採取に使用されるため メモリダンプを採取できない場合があります 誤った設定例 3 C: ページングファイルなし D: 搭載メモリサイズ+400MB 以上のページングファイル ( ダイナミックボリューム ) D ドライブはダイナミックボリュームのため D ドライブのページングファイルはダンプ採取に使用されず メモリダンプを採取できません -システムドライブ以外のドライブに Dedicated Dump File を設定するレジストリエディタにて以下のレジストリを作成し Dedicated Dump File のファイル名を設定します < D ドライブに dedicateddumpfile.sys を設定するときの例 > キー : HKEY_LOCAL_MACHINE SYSTEM CurrentControlSet Control CrashControl 名前 種類 : DedicatedDumpFile : REG_SZ データ : D: dedicateddumpfile.sys Dedicated Dump File については 以下に注意のうえ設定してください レジストリの編集には十分にご注意ください 設定の反映には再起動が必要です 搭載メモリサイズ +400MB 以上の空き容量のあるドライブを指定してください ダイナミックボリュームに Dedicated Dump File は設定できません Dedicated Dump File はメモリダンプの採取のみに使用され 仮想メモリとして使用されません システム全体で十分な仮想メモリを確保できるようページングファイルを設定してください - 14 -

システムパーティションのサイズ Windows をインストールするパーティションサイズは 次の計算式から求めることができます OS のサイズ + ページングファイルサイズ + ダンプファイルサイズ + アプリケーションサイズ GUI 使用サーバーの場合 OS のサイズ = 9,200MB ページングファイルサイズ ( 推奨 ) = 搭載メモリサイズ 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ + 400MB アプリケーションサイズ = 任意 Server Core インストールの場合 OS のサイズ = 6,400MB ページングファイルサイズ ( 推奨 ) = 搭載メモリサイズ 1.5 ダンプファイルサイズ = 搭載メモリサイズ + 400MB アプリケーションサイズ = 任意 例えば 搭載メモリサイズが 1GB(1,024MB) アプリケーションのサイズが 100MB で GUI 使用サーバーを選択した場合 パーティションサイズは 前述の計算方法から 9,200MB + (1,024MB 1.5) + 1,024MB + 400MB + 100MB = 12,260MB となります 上記の計算方法から算出したサイズは Windows のインストールに必要な最小限のサイズです 安定した運用のため パーティションは余裕を持たせてインストールしてください 以下のサイズを推奨します GUI 使用サーバー : 32,768MB(32GB) 以上 Server Core インストール : 1GB = 1,024MB 32,768MB(32GB) 以上 上記ページングファイルサイズはデバッグ情報 ( ダンプファイル ) 採取のための推奨サイズです Windows パーティションには ダンプファイルを格納するのに十分な大きさの初期サイズを持つページングファイルが必要です また ページングファイルが不足すると仮想メモリ不足により正確なデバッグ情報を採取できないときがあるため システム全体で十分なページングファイルサイズを設定してください 搭載メモリサイズやデバッグ情報の書き込み ( メモリダンプ種別 ) に関係なく ダンプファイルサイズの最大は 搭載メモリサイズ+400MB です その他アプリケーションなどをインストールするときは 別途そのアプリケーションが必要とするディスク容量を追加してください - 15 -

Windows をインストールするパーティションのサイズが推奨サイズより小さい場合は パーティショ ンサイズを大きくするか ディスクを増設してください 新規にパーティションを作成するとき Windows OS がハードディスクドライブの先頭に次の3つのパーティションを作成します 回復パーティション :300MB EFI システムパーティション (ESP) :100MB 1 Microsoft 予約パーティション (MSR) :128MB 2 指定したパーティションサイズのうち 528MB が先頭の 3 つのパーティションに割り当てられます 例えば パーティションサイズを 61,440MB(60GB) と指定したとき 使用可能な領域は 61,440MB - (300MB + 100MB + 128MB) = 60,912MB となります 空き領域 回復パーティション (300MB) システムパーティション Microsoft 予約パーティション (MSR) 2 (128MB) EFI システムパーティション (ESP) 1 (100MB) 1 ハードディスクドライブの種類によって 260MB で作成されることがあります 2 [ ディスクの管理 ] には表示されません - 16 -

Windows Server 2012 R2 Hyper-V のサポート Windows Server 2012 R2 Hyper-V のサポートに関連する詳細情報は下記を参照してください http://jpn.nec.com/nx7700x/support/ws2012r2_hyper-v.html BitLocker の利用 BitLocker を使う場合 下記の点に注意してください 回復パスワードは BitLocker を使用するサーバー以外の安全な場所に 必ず保存 / 保管してください 回復パスワードがない場合 OS を起動させることができなくなり BitLocker で暗号化したパーティションの内容を二度と参照できなくなります 回復パスワードは 次の作業実施後の OS 起動時に必要となる場合があります マザーボードの交換 BIOS 設定の変更 TPM の初期化 ご利用の装置によりサポートしていない場合もあります ハードウェア関連のドキュメントをご確認ください BitLocker で暗号化したパーティションに OS を再インストールする場合 あらかじめ BitLocker で暗号化したパーティションを削除してください Windows Server 2012 R2 NIC チーミングのサポート従来ネットワークインターフェイスカード (NIC) ベンダにて提供されていた NIC チーミング機能を Windows Server 2012 R2 に標準搭載しています Windows Server 2012 R2 では 本機能を " 負荷分散とフェールオーバー (LBFO)" とも呼びます Windows Server 2012 R2 NIC チーミング (LBFO) の設定 を参照し 必要に応じて設定してください - 17 -

5. Windows Server 2012 R2 のインストール インストール前に 4. インストール前の確認事項 を参照してください 新規インストールの手順は 次の通りです 1. ディスプレイ 本機の順に電源を ON にします BIOS のアップデートが必要な場合は 4. インストール前の確認事項 - BIOS のアッ プデート を参照しアップデートを行ってください 2. バックアップ DVD または Windows Server 2012 R2 DVD-ROM を光ディスクドライブにセットします 3. システムを再起動します <Ctrl> + <Alt> + <Del> キーを押すか電源を OFF/ON して 再起動してください 4. OS インストールメディアから起動します OS がインストール済みの場合 画面上部に Press any key to boot from CD or DVD... が表示されます メディアからブートさせるため <Enter> キーを押してください ブートが進むと Windows is loading files のメッセージが現れます Windows セットアップ画面 ( 次の手順の画面 ) が表示されなかった場合は <Enter> キーが正 しく押されていません システムの電源を ON し直してから始めてください 5. そのまま [ 次へ ] をクリックします - 18 -

6. [ 今すぐインストール ] をクリックします Windows のセットアップを開始します 7. プロダクトキーを入力し [ 次へ ] をクリックします バックアップ DVD-ROM をご使用の場合は 入力画面は表示されません 次へ進んでください 8. インストールするオペレーティングシステムを選択し [ 次へ ] をクリックします 画面の内容は ご使用の OS インストールメディアによって異なります - 19 -

9. ライセンス条項の内容を確認します 同意する場合は [ 同意します ] をチェックし [ 次へ ] をクリックします 10. インストールの種類を選択します ここでは [ カスタム :Windows のみをインストールする ( 詳細設定 )] をクリックします 11. [ 新規 ] をクリックします - 20 -

パーティションの作成には十分ご注意ください 既に OS がインストール済みのディスクにインストールするときは あらかじめ OS がインストールされているパーティションを削除してください この時 削除するパーティションの内容は保持されません 必要なユーザーデータはバックアップしてから パーティションを削除してください パーティションサイズは 2TB(2,097,152MB) 以下の値を指定してください 12. サイズ入力ボックスにパーティションのサイズを入力し [ 適用 ] をクリックします 次の画面が表示されたら [OK] をクリックしてください 新規パーティションを作成する場合は ハードディスクの先頭に次の3つのパーティションが作成されます 回復パーティション EFI システムパーティション (ESP) Microsoft 予約パーティション (MSR) 13. 手順 12 で作成したパーティションを選択し [ フォーマット ] をクリックします - 21 -

14. 作成したパーティションを選択し [ 次へ ] をクリックします 画面に表示されるパーティション数は ご使用の環境によって異なります 次のメッセージが表示され 自動で Windows のインストールが開始します - 22 -

15. 手順 8 で選択したオペレーティングシステムに応じて 設定します GUI 使用サーバー パスワードを入力し [ 完了 ] をクリックします <Ctrl>+<Alt>+<Del> キーを押しサインインします パスワードを入力し <Enter> キーを押します - 23 -

Windows Server 2012 R2 が起動します Server Core インストール [OK] をクリックします 新しいパスワードを入力します - 24 -

[OK] をクリックします Windows Server 2012 R2 が起動します 詳細については 次の Microsoft 社の Web サイトを参照してください Server Core インストールの構成および管理 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj574091.aspx 2014.6.16 現在 16. 6. Starter Pack の適用 を参照し Starter Pack を適用します 17. 7. デバイスドライバーのセットアップ を参照し ドライバーのインストールと詳細設定をします 18. 8. ライセンス認証の手続き を参照し ライセンス認証済みか確認してください 19. 9. Windows Server 2012 R2 NIC チーミング (LBFO) の設定 を参照し 必要に応じてセットアップします 20. 10. 障害処理のためのセットアップ を参照し セットアップをします 以上で セットアップは完了です - 25 -

6. Starter Pack の適用 Starter Pack には本製品向けにカスタマイズされたドライバーなどが含まれています システム運用前に 対象モデル専用の Windows Server 2012 R2 対応差分モジュール (Starter Pack) を適用してください 対象モデル以外では使用できません また Windows Server 2012 向けの Starter Pack は使用できません Starter Pack をダウンロードしていない場合は 3.4 差分モジュール (Starter Pack) のダウンロード を参照してください 次の場合も必ず Starter Pack を適用してください ハードウェア構成を変更した場合 ( 内蔵オプションの取り付け / 取り外しをしたときは Starter Pack を適用してください ハードウェア構成を変更したあとに再起動を促すダイアログボックスが表示された場合は メッセージの指示に従って再起動し Starter Pack を適用してください ) 修復プロセスを使用してシステムをリストアした場合 バックアップツールを使用してシステムをリストアした場合 Starter Pack を適用すると Scalable Networking Pack(SNP) 機能は 無効 に設定され ます SNP 機能を有効にするときは 下記サイトを確認したうえで設定してください http://support.express.nec.co.jp/care/techinfo/snp.html 1. 本機にインストール済みの Windows へビルトイン Administrator( または管理者権限のあ るアカウント ) で サインインします Starter Pack を DVD にコピーして使用する場合は 光ディスクドライブにセットします 2. チャームから [ 検索 ] をクリックします ( または 画面の左下隅を右クリックして表示されるメニューより [ ファイル名を指定して実行 ] をクリックします ) [ 検索 ] の画面 [ ファイル名を指定して実行 ] 選択画面 - 26 -

3. 以下を入力し <Enter> キーを押します < ドライブレター >: winnt bin pkgsetup.vbs このとき指定するパスは 2 バイト文字や空白文字 ( スペース ) を フォルダー名などに入力しないでください [ 検索 ] の画面 [ ファイル名を指定して実行 ] 選択画面 例えば D ドライブの temp フォルダーに Starter Pack がある場合 GUI 使用サーバー D: temp winnt bin pkgsetup.vbs と入力し <Enter> キーを押します Server Core インストール (1) コマンドプロンプトより以下を入力し D ドライブを指定します cd /d D: temp winnt bin C: Users administrator>cd /d D: temp winnt bin (2) 以下を入力し <Enter> キーを押します pkgsetup.vbs D: temp winnt bin>pkgsetup.vbs ファイルのコピーが完了するまで しばらくお待ちください (1~3 分程度 ) GUI 使用サーバーのときは Starter Pack 適用中に次の進捗メッセージが表示されます - 27 -

4. 次の画面ではメッセージの内容を確認し [OK] をクリックします Starter Pack が適用されます 適用が完了するまで 何も操作せずしばらくお待ちください (3~5 分程度 ) Starter Pack の適用中に画面が一瞬暗くなったり 画面の解像度が変化するときがありま すが故障ではありません GUI 使用サーバーのときは Starter Pack 適用中に次の進捗メッセージが表示されます 5. 適用が完了すると 次のメッセージが表示されます Starter Pack を DVD などにコピーして使用した場合は メッセージに従って メディアを取り出してください 6. [OK] をクリックして再起動します 以上で Starter Pack の適用は完了です - 28 -

7. デバイスドライバーのセットアップ 必要に応じて各種ドライバーのインストールとセットアップを行います ここで記載されていないドライバーのインストールやセットアップについては ドライバーに添付の説明書を参照してください 7.1 LAN ドライバーのインストール 7.1.1 LAN ドライバーについて Starter Pack を適用することで LAN ドライバーがインストールされます システムの修復や再セットアップの際は Starter Pack を適用して下さい ネットワークアダプターのチーミングは サーバーマネージャーにて NIC チーミングを有効にすることで設定してください Wake On LAN は PCI スロット5または9に実装したネットワークアダプターのみサポートします LAN ドライバーに関する操作は 本機に接続されたコンソールから管理者 (Administrator など ) 権限でサインインした状態で実施してください OS のリモートデスクトップ機能 または その他の遠隔操作ツールを使用しての作業はサポートしておりません IP アドレスを設定する場合 [ インターネットプロトコル (TCP/IP)] のチェックボックスが外れているときは チェックを付けてから IP アドレスの設定をしてください 7.1.2 オプションの LAN ボード 本機に対応しているオプションの LAN ボードは下記になります オプションの LAN ボード : NE3304-128/132/133/138 オプション LAN ボードを追加で接続した場合は必ず 7.2 LAN ドライバーのセットアップ の各オプション LAN ボードの設定手順を実施してください - 29 -

7.1.3 ネットワークアダプター名 LAN ドライバーのインストール後 デバイスマネージャーで表示されるネットワークアダプター名は下記のようになります また 標準装備のネットワークアダプターはサポート対象外です オプション LAN ボード [NE3304-128] Broadcom BCM57711 NetXtreme Ⅱ 10 GigE (NDIS VBD Client) #xx( 1) [NE3304-132/133/138] Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet #xx( 1) 1 同一名のネットワークアダプターがある場合は xx の箇所に識別の番号が割り振られます NE3304-128 の場合 識別番号が 2 桁以上の大きい数字で表示されることがあります こ れは LAN ドライバーの仕様であるため 問題ではありません また この数字を変更す ることはできません 7.2 LAN ドライバーのセットアップ 7.2.1 リンク速度の設定ネットワークアダプターの転送速度とデュプレックスモードは 接続先スイッチングハブの設定と同じにする必要があります 以下の手順を参照し 転送速度とデュプレックスモードを設定してください NE3304-128 をご使用の場合 ネットワークアダプターの設定が 10 Gb Full 接続先スイッチングハブの設定が Auto Negotiation でも問題ありません 1. [ デバイスマネージャー ] を起動します 2. [ ネットワークアダプター ] を展開し 設定するネットワークアダプターをダブルクリックし ます ネットワークアダプターのプロパティが表示されます 3. [ 詳細設定 ] タブを選択し [Speed & Duplex] をスイッチングハブの設定値と同じ値に設定し ます 4. ネットワークアダプターのプロパティのダイアログボックスの [OK] をクリックします 5. システムを再起動します 以上で完了です - 30 -

7.2.2 NE3304-128 を使用する場合の設定本機にて NE3304-128 を使用する場合 下記の手順に従い設定してください 1. [ デバイスマネージャー ] を起動します 2. [ ネットワークアダプター ] を展開し [NE3304-128] のネットワークアダプターをダブルクリックします ネットワークアダプターのプロパティが表示されます 3. [ 詳細設定 ] を選択し 下記の設定を行ってください 設定項目 設定値 Flow Control Auto Maximum Number of RSS Queues 8 TCP Connection Offload (IPv4) TCP Connection Offload (IPv6) Enabled Enabled 4. [OK] をクリックし システムを再起動します 以上で完了です 7.2.3 NE3304-132/133/138 を使用する場合の設定本機にて NE3304-132/133/138 を使用する場合 下記の手順に従い設定してください 1. [ デバイスマネージャー ] を起動します 2. [ ネットワークアダプター ] を展開し [NE3108-007/008] のネットワークアダプターをダブルクリックします ネットワークアダプターのプロパティが表示されます 3. [ 詳細設定 ] を選択し 下記の設定を行ってください 4. [OK] をクリックします 設定項目 Receive Side Scaling 設定値 Disabled 5. 下記の Starter Pack 内の pgdyavd_disable.vbs をダブルクリックします < ドライブレター >: winnt ws2012r2 lan pgdyavd_disable.vbs 6. 次のメッセージが表示されるので [OK] をクリックしてください Configuration Completed [Option:PopUp RLV Disabled(Action:Done)] Reboot the system メッセージで Action:Non と表示される場合はすでに設定されています 7. システムを再起動します 以上で完了です - 31 -

7.3 グラフィックスアクセラレータドライバー 使用している環境が GUI 使用サーバーのときにインストールします 標準装備のグラフィックスアクセラレータドライバーは Starter Pack を適用するとインストールされます ドライバーを個別にインストールするときは 次の手順に従ってください 1. 下記の Starter Pack 内の install.bat をダブルクリックします < ドライブレター >: winnt ws2012r2 video install.bat 途中 End User License Agreement の確認が行われますが [ACCEPT] をクリックし 続行してください 2. システムを再起動します 以上で完了です 7.4 SAS コントローラー (NE3303-142) を使用する場合 SAS コントローラー (NE3303-142) を使用するときは Starter Pack を適用するとインストールされます ドライバーを個別にインストールするときは 次の手順に従ってください 1. 下記の Starter Pack 内の install.bat をダブルクリックします < ドライブレター >: winnt ws2012r2 lsi_sas2 update.vbs 2. システムを再起動します 以上で完了です 7.5 RAID コントローラー (NE3303-H001) を使用する場合 RAID コントローラー (NE3303-H001) を使用する場合 OS のプラグアンドプレイ機能が動作し ドライバーが自動でインストールされます 7.6 Fibre Channel コントローラー (NE3390-153/154/157/158) を使用する場合 Fibre Channel コントローラー (NE3390-153/154/157/158) を使用する場合 OS のプラグアンドプレイ機能が動作し ドライバーが自動でインストールされます - 32 -

8. ライセンス認証の手続き Windows Server 2012 R2 を使用するには ライセンス認証の手続きが必要です 次の手順に従って ライセンス認証済みか確認し 必要に応じて認証の手続きを行ってください 手続きはインターネットに接続した状態で行ってください インターネットに接続していないときは 電話でライセンス認証を行います 8.1 GUI 使用サーバーの場合 1. チャームから [ 設定 ] をクリックします 2. [ サーバー情報 ] をクリックします - 33 -

3. Windows ライセンス認証を確認します Windows はライセンス認証されています と表示されているとき 手続きの必要はありません Windows はライセンス認証されていません と表示されているとき ライセンス認証の手続きが必要です 次の手順に従ってライセンス認証をします [Windows のライセンス認証 ] をクリックします - 34 -

プロダクトキーを入力します 以降は メッセージに従ってライセンス認証の手続きを完了してください - 35 -

8.2 Server Core インストールの場合 1. ライセンス認証の確認をします コマンドプロンプトから次を入力し <Enter> キーを押します C: Users administrator>slmgr dli 認証の手続きが必要なときは 次へ進んでください ライセンス認証済みのときは 以降の手続きは必要ありません 2. プロダクトキーの入れ替えを行います バックアップ DVD を使用した場合次のコマンドを入力し <Enter> キーを押します C: Users administrator>slmgr ipk <COA ラベルのプロダクトキー > Windows Server 2012 R2 DVD-ROM を使用した場合プロダクトキーの入れ替えは 必要ありません 次へ進んでください 3. ライセンス認証を行います 4. インターネットに接続している場合インターネット経由でライセンス認証を行います 次のコマンドを入力し <Enter> キーを押します C: Users administrator> slmgr ato インターネットに接続していない場合電話でライセンス認証を行います 次のコマンドを入力し <Enter> キーを押します C: Users administrator> slmgr -dti ライセンス認証を行うためのインストール ID を取得します %systemroot% system32 sppui phone.inf を参照し マイクロソフトライセンス認証窓口の電話番号を確認します マイクロソフトライセンス認証窓口に電話し インストール ID を知らせます 受け取った確認 ID を次のコマンドを入力し <Enter> キーを押します C: Users administrator> slmgr atp < 確認 ID> 以上で完了です - 36 -

9. Windows Server 2012 R2 NIC チーミング (LBFO) の設定 ネットワークアダプターのチーミングの設定は 次のとおりです 9.1 NIC チーミング設定ツールの起動 1. [ サーバーマネージャー ] を起動します 2. [ ローカルサーバー ] を選択します 3. プロパティから NIC チーミング の 有効 または 無効 をクリックします NIC チーミング設定ツールが起動します [ ファイル名を指定して実行 ] から lbfoadmin を入力し <Enter> キーを押すことにより 設 定ツールを起動することもできます 9.2 チームの作成 起動した NIC チーミング設定ツールからチームを作成します 1. サーバー セクションから設定するサーバー名を選択します 1 台しかない場合は 自動的に選択されています 2. チーム セクションの タスク から[ チームの新規作成 ] を選択し チームの新規作成 を起動します 3. 作成するチーム名を入力し メンバーアダプター からチームに組み込むネットワークアダプターを選択します 4. 追加のプロパティ をクリックします 5. それぞれの内容について指定し [OK] をクリックします チーミングモード 静的チーミング スイッチに依存しない LACP NIC とスイッチ間で スタティックリンクアグリゲーションを構成します スイッチの設定に依存せずに NIC 側でチーミングを構成します NIC とスイッチ間で ダイナミックリンクアグリゲーションを構成します 負荷分散モード アドレスのハッシュ IP アドレス ポート番号を利用して負荷分散をおこないます Hyper-V ポート 仮想マシンが使用する仮想スイッチのポート毎に負荷分散をおこないます 動的 送信については IP アドレス ポート番号を利用して動的に負荷分散をおこないます 受信については Hyper-V ポート と同様に負荷分散をおこないます - 37 -

スタンバイアダプター チーム内のアダプターからスタンバイにするアダプターを 1 つ選択します すべてアクティブにすることも可能です プライマリチームインターフェイス プライマリのチームインターフェイスに 任意の VLAN ID を設定することができます 9.3 注意 制限事項 Hyper-V 環境において ゲスト OS 上での NIC チーミングは 現時点ではサポートしておりません Hyper-V 環境において ホスト OS 上の仮想 NIC を使用したチーミングはサポートしておりません チーミングを構成する各ネットワークアダプターと接続しているネットワークスイッチのポートでスパニングツリー (STP) が有効になっている場合 ネットワーク通信が阻害される可能性があります 該当ポートの STP を無効にするか PortFast や EdgePort 等の設定を実施してください ( 接続先のネットワークスイッチの設定方法については ネットワークスイッチのマニュアルを確認してください ) チーム内のすべての NIC は同一サブネットに接続する必要があります 異なる速度の NIC 同士のチーミングはサポートしておりません 異なるベンダの NIC 同士のチーミングはサポートしておりません - 38 -

10. 障害処理のためのセットアップ 問題が起きたとき より早く 確実に復旧できるように あらかじめ次のようなセットアップをしてください 10.1 メモリダンプ ( デバッグ情報 ) の設定 メモリダンプ ( デバッグ情報 ) を採取するための設定です メモリダンプの採取は保守サービス会社の保守員が行います お客様はメモリダンプの設定のみを行ってください メモリダンプを保存するために再起動すると 起動時に 仮想メモリが不足していることを示すメッセージが表示されることがあります この場合 そのまま起動してください リセットや再起動すると メモリダンプを正しく保存できない場合があります 次の手順に従って設定します 1. チャームから [ 設定 ] をクリックします 2. [ サーバー情報 ] をクリックします - 39 -

3. [ システムの詳細設定 ] をクリックします システムのプロパティが表示されます 4. [ 起動と回復 ] の [ 設定 ] をクリックします - 40 -

5. [ ダンプファイル ] にダンプファイルのパスを入力し [OK] をクリックします <D ドライブに MEMORY.DMP というファイル名で書き込む場合 > ダンプファイルは 以下に注意して設定してください デバッグ情報の書き込み は [ カーネルメモリダンプ ] を指定することを推奨します 搭載しているメモリサイズ +400MB 以上の空き容量のあるドライブを指定してください メモリを増設すると 採取されるデバッグ情報 ( メモリダンプ ) のサイズが変わります 増設時は ダンプファイルの書き込み先の空き容量も確認してください - 41 -

6. [ パフォーマンス ] の [ 設定 ] をクリックします [ パフォーマンスオプション ] ウィンドウが表示されます 7. [ 詳細設定 ] タブをクリックします - 42 -

8. [ 仮想メモリ ] の [ 変更 ] をクリックします 9. [ すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する ] のチェックを外し [ カスタムサイズ ] をクリックします - 43 -

10. [ 各ドライブのページングファイルのサイズ ] の [ 初期サイズ ] を推奨値以上に [ 最大サイズ ] を [ 初期サイズ ] 以上に変更し [ 設定 ] をクリックします ページングファイルは 以下に注意して設定してください ページングファイルはデバッグ情報 ( ダンプファイル ) 採取のために利用されます ブートボリューム ( 通常は C ドライブ ) には ダンプファイルを格納するのに十分な大きさの初期サイズ ( 搭載物理メモリサイズ + 400MB 以上 ) を持つページングファイルが必要です 搭載物理メモリサイズ + 400MB 以上を設定してください システム全体で十分なサイズのページングファイル ( 搭載物理メモリサイズ 1.5 以上を推奨 ) を設定してください 推奨値 については インストール前の確認事項 の システムパーティションのサイズ を参照してください メモリを増設したときは メモリサイズに合わせてページングファイルを再設定してください 11. [OK] をクリックします 変更内容によっては Windows を再起動するようメッセージが表示されます メッセージに従って再起動してください 以上で完了です - 44 -

10.2 ユーザーモードプロセスダンプの取得方法 ユーザーモードプロセスダンプは アプリケーションエラー発生時の情報を記録したファイルです アプリケーションエラーが発生したときは エラーのポップアップを終了させずに 以下の方法にてユーザーモードプロセスダンプを取得してください 1. 画面の左下隅を右クリックして [ タスクマネージャー ] をクリックするか <Ctrl> + <Shift> + <Esc> キーを押して タスクマネージャーを起動します 2. [ 詳細 ] をクリックします 3. [ プロセス ] タブをクリックします 4. ダンプを取得するプロセス名を右クリックし [ ダンプファイルの作成 ] をクリックします 5. 次のフォルダーにダンプファイルが作成されます C: Users ( ユーザー名 ) AppData Local Temp フォルダーが表示されないときは エクスプローラーの [ 表示 ] から [ 隠しファイル ] をチェッ クしてください 手順 5 に記載のフォルダーより ユーザーモードプロセスダンプを取得してください - 45 -

11. Windows システムの修復 何らかの原因で Windows が起動できなくなったときは OS インストールメディアの機能を使って修復することができます OS インストールメディアから起動し Windows のセットアップウィザードの コンピュータを修復する を選択してください この方法は 詳しい知識のあるユーザーや管理者のもとで実施してください 修復後 デバイスドライバーのセットアップ および Starter Pack の適用 を参照し 各種ドライバーおよび Starter Pack を適用してください ハードディスクドライブが認識できないときは Windows システムの修復はできません 12. トラブルシューティング 本機が思うように動作しないときは 修理に出す前にお手持ちのドキュメントを参照し 本機をチェックしてください リストに該当するような項目があるときは 記載の対処方法を試してみてください - 46 -

13. Windows イベントログ一覧 OS ログ ID ソース種類メッセージ ( 説明 ) イベントログが登録されるタイミング 対応 Windows Server 2012 R2 システムログ 4 b57nd60a 警告 OSインストール時 システム起動時 Starter Pack 適用時 Broadcom NetXtreme Gigabit Ethernet #xx: The network link is down. Check to make sure the network cable is properly connected. システム動作上問題ありません 4 l2nd 警告 OSインストール時 システム起動時 Starter Pack 適用時 Broadcom BCM57711 #xx: The network link is down. Check to make sure the network cable is properly connected. システム動作上問題ありません 11 Megasas エラー ドライバーは Device RaidPort(x) でコントローラーエラーを検出しました Starter Pack 適用時 Starter Pack 適用時に記録される場合 システム動作上問題ありません 46 volmgr エラークラッシュダンプを初期化できませんでした OS インストール時 詳細については次の Microsoft 社の Web サイトを参照してください http://support.microsoft.com/kb/2756313 129 megasas2 システム運用中 警告 デバイス Device RaidPort(x) にリセットが発行されました ( 以降省略 ) 本メッセージがログに登録されても OS でリトライに成功しているため問題はありません そのままご使用ください 134 Microsoft-Windows-Time- 警告 Service OS インストール時 システム起動時 Starter Pack 適用時 'time.windows.com,0x9' での DNS 解決エラーのため NtpClient でタイムソースとして使う手動ピアを設定できませんでした 15 分後に再試行し それ以降は 2 倍の間隔で再試行します インターネット接続後に登録されていなければ システム運用上問題ありません ディスクの論理ブロックアドレスで IO 操作が再試行されました 153 disk 警告 環境により多少表示が異なる場合があります また 本イベントの文字列が正しく表示されない場合がありますが 動作上問題ありません Universal RAID Utilityから論理ドライブを作成した時 Universal RAID Utility から論理ドライブ作成時に記録されたときは システム動作上問題はありません - 47 -

1500 SNMP OSインストール時 エラー レジストリキー SYSTEM CurrentControlSet Services SNMP Parameters TrapConfi guration をアクセスしているときに SNMP サービスはエラーを検出しました SNMP 有効時にのみ登録され 継続して同じイベントログが登録されなければ問題ありません 詳細については次の Microsoft 社の Web サイトを参照してください http://support.microsoft.com/kb/2002303/ 7023 Service Control Manager エラー IP Helper サービスは 次のエラーで終了しました : 指定されたサービスは無効であるか または有効なデバイスが関連付けられていないため 開始できません OS インストール時 OS インストール時のみに登録され 継続して同じイベントログが登録されていなければ 問題ありません 7030 Service Control Manager エラー 'Printer Extensions and Notifications サービスは 対話型サービスとしてマークされています しかし システムは対話型サービスを許可しないように構成されています このサービスは正常に機能しない可能性があります OS インストール時 OS インストール時のみに登録され 継続して同じイベントログが登録されていなければ 問題ありません Microsoft-Windows- WinRM 警告 WinRM サービスは WS-Management 要求をリッスンしていません 10149 OS インストール時 ID 7036 "Service Control Manager(Windows Remote Management (WS-Management) サービスは停止状態に移行しました ) と対になっているときは システム運用上問題ありません また イベントが対になっていない場合に加え WinRM イベント 10148 (WinRM サービスは WS-Management 要求をリッスンしています ) が直後に出力されたときも 問題ありません アプリケーションログ 1014 Microsoft-Windows- Security-SPP エラー ' エンドユーザーライセンスを取得できませんでした hr=0x80072ee7 OS インストール時 OS インストール時のみに登録され 継続して同じイベントログが登録されていなければ 問題ありません 1015 Microsoft-Windows- Security-SPP 警告 HRESULT の詳細情報 返された hr=0xc004f022 元の hr=0x80049e00 OS インストール時 OS インストール時のみに登録され 継続して同じイベントログが登録されていなければ 問題ありません 1058 Microsoft-Windows- Security-SPP エラー 購入の証明を ACPI テーブルからインストールできませんでした エラーコード : 0xC004F057 OS インストール時 システム運用上 問題ありません 1534 Microsoft-Windows- User Profiles Service 警告 コンポーネント {2c86c843-77ae-4284-9722-27d65366543c} のイベント Create のプロファイル通知は失敗しました エラーコードは実装されていませんです OS インストール時 OS インストール時のみに登録され 継続して同じイベントログが登録されていなければ 問題ありません - 48 -

8198 Microsoft-Windows- Security-SPP エラー ライセンス認証 (slui.exe) が失敗しました エラーコード :hr=0xc004f063 OS インストール時 ライセンス認証完了後 継続して登録されていなければ問題ありません 8200 Microsoft-Windows- Security-SPP エラー ライセンス取得の失敗に関する詳細 hr=0x80072ee7 OS インストール時 ライセンス認証完了後 継続して登録されていなければ問題ありません アプリケーションとサービスログ 200 Microsoft-Windows- DeviceSetupManager システム運用中 警告 Windows Update サービスへの接続を確立できませんでした インターネット接続後に登録されていなければ システム運用上問題ありません 201 Microsoft-Windows- DeviceSetupManager 警告 Windows Metadata and Internet Services (WMIS) への接続を確立できませんでした システム運用中 インターネット接続後に登録されていなければ システム運用上問題ありません 202 Microsoft-Windows- DeviceSetupManager 警告 ネットワークリストマネージャーは インターネットに接続していないことをレポートしています システム運用中 インターネット接続後に登録されていなければ システム運用上問題ありません 215 Microsoft-Windows- AppReadiness エラー Administrator の 'ART:ResolveStoreCategories' が失敗しました エラー : ' クラスが登録されていません ' (0.0469065 秒 ) OS インストール時 OS インストール後の初回サインイン時のみに登録され 継続して同じイベントログが登録されていなければ 問題ありません - 49 -